JP4647441B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
図1(a)(b)は本発明の実施の形態1に係る空気清浄機の斜視図及びその断面説明図である。空気清浄機10は、図1(a)に示されるように、本体11の例えば前面に形成された吸気口12と、本体11の上面に形成された排気口13とを備えている。また、本体11内部には、図1(b)に示されるように、吸気口12には集塵、脱臭等をするためのフィルタ21が設けられており、その上部には電子部品等が搭載された基板22が設けられている。本体11の中央部分にはシロッコファン23及びそれを駆動するモータ24が設けられており、このモータ24が回転することによりシロッコファン23が回転して、空気を吸引して排気口13に排気する。シロッコファン23はケーシング25により覆われている。シロッコファン23の前部には仕切板26が設けられおり、仕切板26のシロッコファン23に対向した部分は開口部が形成されており、この開口部に、シロッコファン23の吸入口に相当するベルマウス27が成されている。なお、この仕切板26をケーシング25の一部として構成してもよい。ケーシング25及び仕切板26の下部と本体11の底部との間には風路28を形成するための空間が設けられている。このようなケーシング25、仕切板26及び本体11の内壁により、フィルタ21を出た空気がシロッコファン23に至るまでの風路28が本体11内に形成されており、その風路28は断面U字状になっている。したがって、フィルタ21を出た空気は一旦下方に流れた後に、ベルマウス27側に向かって上方に流れることになる。そして、このベルマウス27の両側には、仕切板26と本体11の内壁とを接続するようにして1対の整流板29が取り付けられており、ベルマウス27側に向かって上方に流れた空気は、整流板29により整流されてベルマウス27を経由してシロッコファン23に吸い込まれる。この整流板29の詳細を図2に基づいて説明する。
図3は上記の整流板の変形例を示した説明図である。1対の整流板29がベルマウスの外側に配置されいるという点においては上記の実施の形態1と同じであるが、中間部分はベルマウス27と同心円状の円弧状29aに形成されており、また、上端部29bはベルマウス27側に曲がって形成されている。1対の整流板29としてこのような形状が採用されたことにより、ベルマウス27に流れ込む空気の抵抗が軽減され、円滑に流れ込むことになり、ベルマウス27に流れ込む空気の分布がより一層均一化されたものとなる。また、この図3の構造により、ベルマウス27の直径によらず整流板29の入口側の間隔を任意に設定することができるため、整流板29の高さ調整と合わせ、より柔軟にベルマウス27上方に導く流量を調整することができる。
図4(a)(b)は本発明の実施の形態3に係る除湿機の斜視図及びその断面説明図である。除湿機30は、図4(a)に示されるように、本体31の前面に形成された吸気口32と、本体31の上面に形成された排気口33とを備えている。また、本体31内部には、図4(b)に示されるように、吸気口32には集塵、脱臭等をするためのフィルタ41が設けられており、その背後には熱交換器42が設置されている。更に、この熱交換器42の背後には仕切板43が設けられており、仕切板43には開口部が形成され、その開口部にベルマウス44が形成されている。このベルマウス44に対向してシロッコファン45及びそれを駆動するモータ46が設けられており、シロッコファン45による排気は排気口33から排気される。ベルマウス44の両側には、上記の実施の形態1及び2で示されたのと同様な形態からなる1対の整流板29が立設して配置されており、この整流板29は熱交換器42を経由してベルマウス44側に吸引された空気の流れを整流(案内)する。なお、この1対の整流板29は、ベルマウス44の内、シロッコファン45により吸引された空気が流れ込む風路49に近い側(この例では上側)に配置されており、この例ではベルマウス44の上部側に配置されている。また、熱交換器42の下部には貯水タンク47及び圧縮機48が配置されており、貯水タンク47は熱交換器42により除湿されて生成された水を貯蔵し、圧縮機48は冷媒を圧縮して熱交換器42に供給する。なお、この除湿機30においても、熱交換器42から排気口33までの風路49は断面U字状に形成されている。
図5(a)(b)は本発明の実施の形態4に係る加湿機の斜視図及びその断面説明図である。この加湿機50は、実施の形態1の空気清浄機10と基本構成は同じであり、風路28の途中に気化フィルタ51及びそれに付随する部材(図示せず)が配置されている点が相違する。この加湿機50は、モータ24が回転するとそれによりシロッコファン23も回転し、シロッコファン23の回転により吸気口12から空気が吸引され、その吸引された空気はフィルタ21により浄化され、浄化された空気が風路28を経由して気化フィルタ51を通過する。乾燥した空気が気化フィルタ51を通過することにより水分を含んだものとなり、1対の整流板29により整流され(図2(b)参照)、ベルマウス27を介してシロッコファン23に引き込まれた後に、排気口13から排気されて室内を加湿する。加湿機50においてはこのようにして加湿を行うが、特に、1対の整流板29を設けたことにより、上記の実施の形態1及び2と同様な効果が得られる。
図6は本発明の実施の形態5に係る整流板の他の構成例を示した説明図である。上述の実施の形態では何れも1対の整流板29を設けた例について説明したが、整流板29は1枚であってもよい。ベルマウス27への空気の流入バランスをとるための整流板29の取付は任意ではあるが、ケーシング28の舌部25aと反対側に形成するのが好ましい。ケーシング28の舌部25a側は効率が良いので空気流入は少なくても良く、このため、舌部25aとは反対側により多くの空気を導くようにすることで、全体のバランスがとれる。
Claims (6)
- 吸気口と排気口とを有する本体内にケーシングで覆われたシロッコファンを備えた空気調和機において、
前記シロッコファンの吸入口が形成された面に立設し、且つ前記吸入口の周縁の外側に配置された少なくとも1枚の整流板を備え、
前記整流板は、前記シロッコファンにより前記吸気口から吸引された空気が前記吸入口に流れ込む風路に沿って配置されるとともに、前記整流板の前記吸入口に近い側の一端が、前記吸入口の略中心よりも前記ケーシングの舌部に近い側に配置されたことを特徴とする空気調和機。 - 前記整流板を前記吸入口の周縁の外側に1対配置したことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
- 前記1対の整流板は、吸気方向に平行に配置されたこと特徴とする請求項2記載の空気調和機。
- 前記整流板は、前記吸入口の曲線に沿った曲面を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気調和機。
- 前記整流板は、前記吸入口が形成された板部材と、その部材に対応して風路を形成する板部材とを接続したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の空気調和機。
- 前記整流板の前記吸入口に近い側の一端部が、前記吸入口の直径の1/2〜3/4の位置になるように設定されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の空気調和機。
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