JP4645870B2 - Sewing detachment detection device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主としてオーバーロックミシンによる縁かがり縫い縫製時において上下に重ね合わせられた2枚の被縫製生地のうち、少なくとも一方の生地の端縁部が所定の縫製位置から外れたか否かを光学的に検出し縫製作業者に報知するなどして縫製不良品の発生を防止するように用いられるミシンの縫外れ検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オーバーロックミシンによって上下に重ね合わせられた縫製生地の縁かがり縫いなどの縫製を行う場合、特に、下生地は縫製作業者が見づらくて縫製途中での位置修正が非常に難しいために、その端縁部が縫製進行方向と直交する生地幅方向に位置ずれして所定の縫製位置(縫目)から外れてしまう、いわゆる縫外れを発生しやすい。このような縫外れは縫製品にとって致命的な欠陥である。
【0003】
このような縫外れを光学的に検出して縫製不良品の発生を防止する装置として従来、例えば実公昭59−25349号公報などに開示されているように、光透過式の光電センサを用いて縫外れを検出するように構成されたものが知られている。上記公報などに開示されている従来の縫外れ検出装置は、縫製生地に対して光線を投光する投光器と該投光器に対応させて縫製生地を透過した光線を受光する受光器とからなる光透過式光電センサを用い、縫製生地の重なり枚数、つまり、上生地と下生地とが重なっているか否かによって変化する透過光量の増減を検出することによって縫外れを検出するように構成されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、光透過式光電センサを用いた従来の縫外れ検出装置の場合は、透過光量の増減により縫外れの有無を検知するものであるから、厚みや光透過特性が異なる縫製生地の種類の変更の度に、光電センサの感度調整(補正)といった面倒かつ手間のかかる作業を行う必要があり、少量多品種の生地の縫製に用いられるミシンの縫外れ検出装置としては実用性に欠けるという問題があった。
【0005】
本発明は上記の実情に鑑みてなされたもので、厚みや光透過特性が異なるいかなる種類の生地を縫製する場合でも、面倒な感度調整作業を要することなく、縫外れの発生を確実かつ正確に検出することができるミシンの縫外れ検出装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るミシンの縫外れ検出装置は、針板における針落ち部の近傍位置に設置されて、上下に重ね合わせられた縫製生地の端縁部が所定の縫製位置から外れたか否かを光学的に検出するように構成されているミシンの縫外れ検出装置であって、縫製生地の端縁を切揃え切断するメス機構よりも縫製進行方向の手前位置の針板の上方及び下方位置のそれぞれに、上生地の端縁部及び下生地の端縁部の有無を個別に検知する反射式光電センサが設けられているとともに、これら上下の光電センサからの投光光線をそれぞれ上方及び下方に向けて反射させる反射部が設けられ、かつ、上下の反射式光電センサによる両検知信号を処理して縫製生地の縫外れの有無を判定し、その判定結果を受けて動作する検出手段が設けられ、さらに、上下の反射式光電センサのうち、下側の光電センサは、メス機構の下メス台に支持されており、縫製進行方向に直交する方向へのメス機構の移動に伴う切揃え切断位置の調整に合わせて上下の反射式光電センサの位置を調整するに当たり、下側の光電センサは切揃え切断位置の調整のための下メス台の移動に伴い該下メス台と一体に位置調整可能に構成されていることを特徴とするものである。
【0007】
上記構成の本発明によれば、針板の上方及び下方位置にそれぞれ各別に設けられた反射式光電センサにより、上下に重ね合わせられている上生地及び下生地の端縁部の有無が個別に検知され、それら両検知信号の信号処理によって縫製生地の縫外れの有無が判定され、その判定結果に基づいて検出手段が動作するものであるから、縫製生地の厚み(厚薄)や生地固有の光透過特性が異なるいかなる種類の生地を縫製する場合も、面倒な光電センサの感度調整を行うことなく、上生地及び下生地のいずれか一方でも、その端縁部が所定の縫製位置から外れている縫外れを確実かつ正確に検出することが可能である。
【0008】
また、上下の反射式光電センサを、縫製生地の端縁を切揃え切断するメス機構よりも縫製進行方向の手前位置に設け、これら上下の反射式光電センサの位置を縫製進行方向に直交する方向へのメス機構の移動に伴う切揃え切断位置の調整に合わせて調整可能に構成することにより、メス機構の移動によるかがり幅の調整に伴って上下両光電センサをメス機構の切揃え切断位置に対応する所定の検知位置に位置調整することが可能であり、かがり幅の調整にかかわらず、所定の縫外れ検出機能を確実に保持することができる。
【0009】
その上、光電センサの位置調整のための構成として、下側の光電センサをメス機構の下メス台に支持させ、切揃え切断位置の調整のための下メス台の移動に伴い下側の光電センサを下メス台と一体に位置調整可能に構成することによって、かがり幅調整のために当然に行われる下メス台の移動量と下側の光電センサの位置調整量とを完全に一致させることが可能で、かがり幅の調整後に、下側の光電センサの位置を別途に調整する必要がなくなり、所定の縫外れ検出機能を確保したままでのかがり幅変更を容易かつ迅速に行うことができる。
なお、上側の光電センサは、下メス台の移動に伴い一体に位置調整された下側の光電センサからの投光光線を照準にして位置調整することで、かがり幅調整後の所定の検知位置に容易かつ正確に調整することができる。
【0010】
また、上記構成のミシンの縫外れ検出装置において、上下の光電センサからの投光光線をそれぞれ上方及び下方に向けて反射させる反射部を、請求項2に記載のように、上下の生地間に介在されて上下生地の縫製進行方向への移動を案内する縫製生地案内部材の上下面にそれぞれ形成する構成を採用することによって、薄い生地であっても、上下の生地を案内部材に沿わせて弛み等の生じないように移動案内しつつ、上方及び下方への投光光線の反射作用を確実にして上下両光電センサによる生地端縁部の有無の検知性能を高めることができる。
【0011】
上記のような上下反射面付き案内部材を備えたミシンの縫外れ検出装置において、請求項3に記載のように、案内部材を縫製生地案内作用位置と針板から離間した非案内作用位置との間に亘り位置変更自在に構成することにより、縫製対象物が筒状縫製物である場合でも、案内部材が所定の縫製の妨げになったり、縫製後の縫製物の取り出しの邪魔になったりすることがない。すなわち、筒状縫製物の縫製が進行してその縫い始め端部が針落ち部手前にきたとき、案内部材を非案内作用位置に位置変更(退避)させることにより、縫い始め端部が案内部材に引っ掛かることなく、縫い終わり端部まで確実に縫製することができるとともに、縫製後の筒状縫製物を案内部材に邪魔されることなく縫製箇所から取り出すことができる。
【0012】
さらに、上記構成のミシンの縫外れ検出装置において、請求項4に記載のように、上下の光電センサとして、その投光・受光素子の前面にそれぞれ偏光フィルタを有し、投光側では偏光フィルタを通過させて横方向もしくは縦方向の波の光線のみを投光し、かつ、受光側では偏光フィルタを通過させて縦方向もしくは横方向の波の反射光線のみを受光する回帰反射型の光電センサを使用するとともに、これら上下の光電センサからの投光光線を上方及び下方に向けて反射させる上記反射部の反射面として、投光される横方向もしくは縦方向の波のみの光線をあらゆる方向の波の光線に偏光して反射させる機能を持つ回帰反射テープを使用することによって、投光位置に光沢のある物体や部位が存在したり、生地そのものが光反射性の強いものであっても、それらからの反射光(外乱光)と反射テープからの反射光とを明確に区別することが可能であり、これによって、上下光電センサが上下生地の端縁部の有無のみを正確に検知し、誤検知、誤検出動作がなくなり、所定の縫外れ検出精度を著しく高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は本発明に係る縫外れ検出装置を備えたオーバーロックミシンMの要部の概略斜視図、図2は同ミシンMの要部の平面図である。このオーバーロックミシンMのクロスプレート1には、その上面がクロスプレート1の上面と面一になる状態で針板2が固定されている。この針板2の下部で、かつ、ミシンフレーム3に上下往復運動自在に支持された針棒4の下端部に針止め5を介して取り付けられているミシン針(図示省略する)の針落ち部6を挟んだ前後位置には、上下に重なり合わせられた縫製生地Wを矢印Yで示す縫製進行方向に送る前・後の送り歯(周知であるため、図示は省略する)が配設されているとともに、上記針板2の上部には被縫製生地Wを該針板2上面に押圧する押え金7が押え腕8を介して上下動可能に設けられており、送り歯によって縫製生地Wを縫製進行方向Yに送りながら、ミシン針と図示省略したルーパとの協働作用により縁かがり縫いを行うように構成されている。
【0014】
上記針板2における針落ち部6よりも縫製進行方向Yの手前位置には、クロスプレート1及び針板2の上面に沿い針落ち部6に向けて縫製進行方向Yに送られる縫製生地Wの端縁Weを切揃え切断するためのメス機構9が設置されている。このメス機構9は、平板状の上メス9Aと帯板状の下メス9Bとを備えており、該メス機構9の縫製進行方向Yと直交するX1−X2方向への移動により切揃え切断位置、つまり、かがり幅が調整可能に構成されている。このメス機構9の具体的な構成及びかがり幅の調整構造は次のとおりである。
【0015】
即ち、図5に明示するように、オーバーロックミシンの主軸(周知のため、図示省略)に連動された上メス軸10に固定されて揺動する上メス軸腕11にL字形状の上メスホルダー12が止ネジ13及び長孔14を介して矢印X1−X2方向に移動固定自在に取り付けられており、この上メスホルダー12の側面に押当ててボルト15及び長孔16を介して上下に位置調整可能な状態で平板状の上メス9Aが取り付けられている。
【0016】
一方、クロスプレート1の下部に配置し固定された下メス台取付台17には、この取付台17に内蔵のバネ18を介して縫製進行方向Yに対して直交するX1−X2方向で上メス9A側に弾性付勢させる状態で下メス台19が支持されており、この下メス台19に下メス押え20及び止ネジ21を介して帯板状の下メス9Bが固定保持されているとともに、下メス台19をバネ18の弾性付勢力に抗して下メス取付台17に締付け固定可能な止ネジ22が設けられている。なお、図5中の23は下メス台19の回り止め部材で、止ネジ24を介して下メス取付台17に固定されている。
【0017】
上記のごとき構成のメス機構9においては、止ネジ13を緩めて上メスホルダー12及び上メス9Aを長孔14に沿い縫製進行方向Yと直交するX1−X2方向に必要量だけ移動させ固定させると共に、止ネジ22を緩めて下メス台19及び下メス9Bをバネ18の付勢力によって、あるいは、バネ18の付勢力に抗して上記と同じX1−X2方向に移動させて上下両メス9A,9Bを弾性的に密着させることにより、かがり幅を調整可能としている。
【0018】
上記のようなメス機構9よりも縫製進行方向Yの手前位置の針板2の上方及び下方位置のそれぞれには、図3、図4にも明示するように、上生地Wu及び下生地Wdに向けてそれぞれ投光される光線の反射光を受光したか否かによって上生地Wu及び下生地Wdの端縁部の有無を個別に検知する反射式光電センサ25及び26が設けられている。これら上下の反射式光電センサ25,26のうち、下側の光電センサ26としては、上述したメス機構9の下メス台19等のメス機構用部品が存在して取り付けスペースに余裕がないために、ファイバーセンサを使用している。
【0019】
上側の反射式光電センサ25は、図1に示されているように、センサ取付腕板27に形成されている長孔28とそれに嵌合するボルト29を介して縫製進行方向Yと直交するX1−X2方向に移動固定自在な状態でミシンフレーム3に取り付けられており、上記メス機構9の切揃え切断位置(かがり幅)の調整に合わせてセンシング位置が調整可能に構成されている。
【0020】
一方、ファイバーセンサからなる下側の光電センサ26は、図2〜図4に示されているように、ファイバー支え30及びファイバー押え31を介してメス機構9における下メス台19に固定支持されており、上述したかがり幅調整のための下メス台19のX1−X2方向への移動に伴い、下メス9B及び下メス台19と一体にセンシング位置調整可能に構成されている。なお、下側の光電センサ26の検出端26aが臨む針板2部分には、かがり幅調整のために光電センサ26が下メス台19と一体にX1−X2方向のいずれの箇所に移動した場合でも、下生地Wdに対する所定のセンシング機能が保てるようにするための長孔状のガイド溝32が形成されている。
【0021】
また、上生地Wuと下生地Wdの間には、それら上、下生地Wu,Wdの縫製進行方向Yへの移動を案内する板状の縫製生地案内部材33が介在されており、この案内部材33の上下面にそれぞれ回帰反射テープ34,35を接着して上下の光電センサ25,26からの投光光線を上方及び下方に向けて反射させる反射面(反射部)が形成されている。
【0022】
この上下反射テープ34,35付きの案内部材33は、ミシンフレーム3に取付板36及び土台37を介して固定支持された伸縮(進退)シリンダ38の可動ロッド38a先端部に固定されており、シリンダ38の伸縮動作によって、その先端が針板2上に延出された縫製生地案内作用位置と針板2から離間した非案内作用位置との間に亘り位置変更自在に構成されている。
【0023】
図6は上記上下の反射式光電センサ25,26を含む縫外れ検出装置の回路構成を示すブロック図であり、上下の各光電センサ25,26による検知信号S1,S2は増幅器40,41で増幅されたのち、制御部42に入力される。この制御部42には、検知信号S1,S2のほかに、オーバーロックミシンMの例えば主軸(図示省略する)に取り付けられて回転の有無を検出する回転検出器44からの検知信号S3及び縫製進行方向Yに沿って一定長さ範囲の許容縫外れ量としての運針数を予め作業者によって数値入力する許容縫外れ設定器43からの許容縫外れ量(運針数)設定信号S4がそれぞれ入力されており、該制御部42は上下両光電センサ25,26による検知信号S1,S2のうちのいずれか一方の信号の入力継続時間に相当する運針数と設定信号S4の許容運針数とを比較して、検出運針数が許容運針数を越えたとき、縫外れ有りと判定して信号S5を出力する。
【0024】
上記制御部42には、ランプ、ブザーまたは表示画面の少なくとも一つからなる縫外れ報知手段45が接続されており、上記制御部42からの出力信号S5を受けて点灯、鳴動または表示動作して作業者に縫外れが発生したことを知らせるように構成されている。なお、上記許容縫外れ量は運針数の設定により任意に可変であるが、この運針数に代えて、上記両光電センサ25,26による検知信号S1,S2のうちのいずれか一方が制御部42に入力された時点から動作開始されるタイマーを用い、このタイマーの動作限時時間の設定により許容縫外れ量を可変としてもよい。
【0025】
次に、上記のような構成の縫外れ検出装置を備えたオーバーロックミシンMを用いて、例えばTシャツの袖付け縫製等を行なう際の縫外れ検出動作について、図7のフローチャート及び図8(A),(B)の作用図を参照して簡単に説明する。
【0026】
Tシャツの袖用生地と身頃用生地などのように、上生地Wuと下生地Wdとが上下に重ね合わせられた縫製生地Wは前・後の送り歯によってクロスプレート1及び針板2の上面に沿って縫製進行方向Yに送られ、針落ち部6の手前位置でメス機構9によりその端縁Weが切揃え切断された後、針落ち部6に送られてミシン針と図示省略したルーパとの協働作用により縁かがり縫いが行われる。
【0027】
上記のような縁かがり縫製時には、上下反射テープ34,35付きの案内部材33がシリンダ38を介してその先端を針板2上に延出させた縫製生地案内作用位置に位置されており、縫製生地Wが薄いものであっても、上下生地Wu,Wdを案内部材33に沿って弛み等の生じないように移動案内する。そして、メス機構9よりも手前の位置で縫製生地Wの上生地Wu及び下生地Wdの端縁部には上下の反射式光電センサ25,26からパルス状の光線が投光され、その反射光を受光するか否かによって上下生地Wu,Wdの端縁部の有無を検知している(ステップS11,S12)。
【0028】
ここで、上生地Wu及び下生地Wdの端縁部が共に、図8(A)のように、投光光線よりも右側にはみ出している状態では上下の光電センサ25,26が反射光を受光せず、これら光電センサ25,26から制御部42には生地端縁部有りの検知信号S1,S2が入力されるため、これら生地端縁部有りの検知信号S1,S2が入力される制御部42では、それら検知信号S1,S2の信号処理によって縫外れ無しと判定され(ステップS13)、次のステップに移行することなく、そのまま所定の縁かがり縫製が続行される。
【0029】
一方、図8(B)のように、上生地Wu及び下生地Wdのうち、いずれか一方の端縁部、例えば上生地Wuの端縁部が投光光線よりも左側にずれている状態では、上側の光電センサ25からの投光光線が案内部材33の上面に接着されている反射テープ34から上方へ向けて反射され、その反射光を上側の光電センサ25が受光して、この上側の光電センサ25から制御部42には生地端縁部無しの検知信号S1が、また、下側の光電センサ26から制御部42には生地端縁部有りの検知信号S2が入力され、それら検知信号S1,S2の信号処理によって縫外れ有りと判定される(ステップS13)。
【0030】
上記制御部42には、作業者によって許容縫外れ設定器43に予め数値入力されている縫製進行方向Yに沿う長さの許容縫外れ量としての運針数設定信号S4が入力されており、この設定信号S4の許容運針数M1と検知信号S1(またはS2)の入力継続時間に相当する検出運針数M2とが比較され(ステップS14)、検出運針数M2が許容運針数M1よりも小さいとき、信号S5は出力されず、検出運針数M2が許容運針数M1を越えたとき、縫外れが発生したと判定して制御部42から信号S5が出力される(ステップS15)。この制御部42からの出力信号S5が縫外れ報知手段45に入力されることによってランプが点灯したり、ブザーが鳴動したりして作業者に縫外れの発生が報知されることになる。
【0031】
上記のように、針板2の上方及び下方位置にそれぞれ各別に設けられた反射式光電センサ25,26により、上下に重ね合わせられている上生地Wu及び下生地Wdの端縁部の有無を個別に検知し、それら両検知信号の信号処理によって縫製生地Wの縫外れの有無を判定して、その判定結果に基づいて放置手段44を動作させることにより、縫製生地Wの厚み(厚薄)や生地固有の光透過特性が異なるいかなる種類の生地を縫製する場合も、光電センサ25,26の感度調整を行う必要がなく、上生地Wu及び下生地Wdのいずれか一方でも、その端縁部が所定の縫製位置から外れている縫外れが発生したならば、それを確実かつ正確に検出することが可能である。
【0032】
なお、本実施の形態のように、下側の光電センサ26をメス機構9の下メス台19に支持させ、切揃え切断位置の調整のための下メス台19の移動に伴い下側の光電センサ26を下メス台19と一体にX1−X2方向に位置調整可能に構成することによって、かがり幅調整のために当然に行われる下メス台19の移動量とかがり幅調整に対応して必要となる下側の光電センサ26の位置調整量とを完全に一致させることが可能で、かがり幅の調整後に、下側の光電センサ26の位置を別途に調整しなくても、所定の縫外れ検知機能を確保したままでのかがり幅調整を容易かつ迅速に行うことができる。ここで、上側の光電センサ25は、下メス台19の移動に伴い一体に位置調整された下側の光電センサ26からの投光光線を照準にしてセンサ取付腕板27に形成されている長孔28とそれに嵌合するボルト29を介して縫製進行方向Yと直交するX1−X2方向に移動固定させてセンシング位置を調整することで、かがり幅調整後の所定の検知位置に容易かつ正確に調整することができる。
【0033】
また、案内部材33を上述したような縫製生地案内作用位置と針板2から離間した非案内作用位置との間に亘り位置変更自在に構成することにより、縫製対象物が筒状縫製物である場合でも、その筒状縫製物の縫製が進行してその縫い始め端部が針落ち部6手前にきたとき、シリンダ38を介して案内部材33を非案内作用位置に位置変更(退避)させることで、縫い始め端部が案内部材33に引っ掛かることなく、縫い終わり端部まで確実に縫製することができるとともに、縫製後の筒状縫製物を案内部材33に邪魔されることなく縫製箇所から容易に取り出すことができる。
【0034】
さらに、上下の光電センサ25,26として、その投光・受光素子の前面にそれぞれ偏光フィルタ(図示省略する)を有し、投光側では偏光フィルタを通過させて横方向(もしくは縦方向)の波の光線のみを投光し、かつ、受光側では偏光フィルタを通過させて縦方向(もしくは横方向)の波の反射光線のみを受光する回帰反射型の光電センサを使用するとともに、これら上下の光電センサ25,26からの投光光線を上方及び下方に向けて反射させるための回帰反射テープ34,35として、投光される横方向(もしくは縦方向)の波のみの光線をあらゆる方向の波の光線に偏光して反射させる機能を持つ回帰反射テープを使用することによって、投光位置に光沢のある物体や部位が存在したり、縫製生地Wそのものが光反射性の強いものであっても、それらからの反射光(外乱光)と反射テープ34,35からの反射光とを明確に区別することが可能であり、これによって、上下光電センサ25,26は上下生地Wu,Wdの端縁部の有無のみを正確に検知し、誤検知、誤検出動作がなくなり、所定の縫外れ検出精度を著しく高めることができる。
【0035】
なお、本発明における反射部としては、上記した偏光機能を有する回帰反射テープ34,35により形成することが最も好ましいが、そのような偏光機能のない反射テープを用いても、また、案内部材33の上下面を鏡面加工して反射面を形成してもよい。
【0036】
また、本発明は、基本的に縫外れがあったことを作業者が認識することで縫製不良品の発生を防げればよいものであるから、ランプやブザー、表示画面などの報知手段44を設けたものについて説明したが、このほかに、縫外れ検出に伴ってミシンMの作動を自動停止するような構成を付加してもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、上下に重ね合わせられている上生地及び下生地の端縁部の有無を個別に検知し、それら両検知信号の信号処理によって縫製生地の縫外れの有無を判定し、その判定結果に基づいて検出手段を動作させるようにしたので、縫製生地の厚み(厚薄)や生地固有の光透過特性が異なるいかなる種類の生地を縫製する場合も、面倒な光電センサの感度調整を行う必要がなく、上生地及び下生地のいずれか一方の端縁部が所定の縫製位置から外れているような縫外れの発生を確実かつ正確に検出することができるという効果を奏する。
【0038】
また、メス機構の移動によるかがり幅の調整に伴って上下両光電センサをメス機構の切揃え切断位置に対応する所定の検知位置に位置調整することが可能であり、かがり幅の調整にかかわらず、所定の縫外れ検出機能を確実に保持することができる。
【0039】
その上、かがり幅調整のために当然に行われる下メス台の移動量と下側の光電センサの位置調整量とを完全に一致させることが可能で、かがり幅の調整後に、下側の光電センサの位置を別途に調整する手間を要することなく、所定の縫外れ検出機能を確保したままでのかがり幅調整を容易かつ迅速に行うことができる。
【0040】
また、請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加えて、薄い生地であっても、上下の生地を案内部材に沿わせて弛み等の生じないように移動案内しつつ、上方及び下方への投光光線の反射作用を確実にして上下両光電センサによる生地端縁部の有無の検知性能を高めることができる。
【0041】
さらに、請求項3に記載の発明によれば、上記効果に加えて、筒状縫製物であっても、案内部材が所定の縫製の妨げになったり、縫製後の縫製物の取り出しの邪魔になったりすることがなく、当該縫外れ検出装置を筒状縫製物にも有効に適用することができる。
【0042】
さらにまた、請求項4に記載の発明によれば、外乱光と正規の反射光とを明確に区別することが可能であり、これによって、誤検知、誤検出動作をなくして、所定の縫外れ検出精度を著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る縫外れ検出装置を備えたオーバーロックミシンの要部の概略斜視図である。
【図2】 同上ミシンの要部の平面図である。
【図3】 同上ミシンの要部の正面図である。
【図4】 同上ミシンの要部の右側面図である。
【図5】 同上ミシンにおけるメス機構の詳細構成を示す要部の分解斜視図である。
【図6】 上下の反射式光電センサを含む縫外れ検出装置の回路構成を示すブロック図である。
【図7】 かがり縫い時における縫外れ検出動作を説明するフローチャートである。
【図8】 (A),(B)はかがり縫い時における上下生地の端縁部の検知状況を説明する概略側面図である。
【符号の説明】
2 針板
6 針落ち部
9 メス機構
9A 上メス
9B 下メス
19 下メス台
25,26 反射式光電センサ
33 縫製生地案内部材
34,35 回帰反射テープ
45 縫外れ報知手段
M オーバーロックミシン
W 縫製生地
Wu 上生地
Wd 下生地
S1,S2 光電センサによる検知信号
Y 縫製進行方向
X1−X2 かがり幅調整方向[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention optically determines whether or not the edge of at least one of the two fabrics to be sewn up and down at the time of edge overlock sewing mainly by an overlock sewing machine has deviated from a predetermined sewing position. The present invention relates to a sewing-off detection device for a sewing machine that is used so as to prevent the occurrence of defective sewing products by, for example, automatically detecting and informing a sewing manufacturer.
[0002]
[Prior art]
When performing sewing such as over-the-edge stitching of the sewing fabric that is overlaid by the overlock sewing machine, the edge of the lower fabric is particularly difficult to adjust because it is difficult for the sewing manufacturer to see. The portion is displaced in the fabric width direction orthogonal to the sewing progress direction and is likely to deviate from a predetermined sewing position (stitch). Such a detachment is a fatal defect for a sewn product.
[0003]
As a device for optically detecting such a detachment and preventing the occurrence of defective sewing products, as disclosed in, for example, Japanese Utility Model Publication No. 59-25349, a light transmission type photoelectric sensor is used. There are known ones that are configured to detect detachment. The conventional detachment detection device disclosed in the above publications and the like is a light transmission device that includes a light projector that projects light onto a sewing fabric and a light receiver that receives light transmitted through the sewing fabric corresponding to the light projector. This type of sensor is designed to detect the sewn-off by detecting the increase or decrease of the amount of transmitted light that changes depending on whether the upper fabric and the lower fabric overlap, using the type photoelectric sensor. is there.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of a conventional detachment detection device using a light transmission type photoelectric sensor, the presence or absence of detachment is detected by increasing or decreasing the amount of transmitted light. Each time, it is necessary to perform troublesome and time-consuming work such as sensitivity adjustment (correction) of the photoelectric sensor, and there is a problem that it is not practical as a sewing machine slippage detection device used for sewing a small amount of various kinds of fabrics. there were.
[0005]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and even when sewing any kind of fabric having different thicknesses and light transmission characteristics, it is possible to reliably and accurately prevent occurrence of detachment without requiring troublesome sensitivity adjustment work. An object of the present invention is to provide a sewing-separation detection device for a sewing machine that can detect the sewing machine.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, a sewing-separation detecting device for a sewing machine according to the present invention is installed at a position near a needle drop portion in a needle plate, and the edge portions of the sewing fabric that are superposed on each other are set to a predetermined sewing position. A sewing-off detection device for a sewing machine configured to optically detect whether or not the position is off, The position in front of the sewing direction is longer than the knife mechanism that cuts the edges of the sewing fabric. Reflective photoelectric sensors that individually detect the presence or absence of the edge of the upper fabric and the edge of the lower fabric are provided at the upper and lower positions of the needle plate, and the projections from the upper and lower photoelectric sensors are provided. Reflecting parts are provided to reflect light rays upward and downward, respectively, and both detection signals from the upper and lower reflective photoelectric sensors are processed to determine whether or not the sewing fabric is dislodged. Detection means to operate In addition, of the upper and lower reflective photoelectric sensors, the lower photoelectric sensor is supported by the lower knife base of the knife mechanism, and the cut-and-cut is accompanied by the movement of the knife mechanism in the direction perpendicular to the sewing progress direction. When adjusting the position of the upper and lower reflective photoelectric sensors according to the adjustment of the position, the lower photoelectric sensor is adjusted with the lower knife base as the lower knife base moves to adjust the cut and cut position. Can be configured It is characterized by that.
[0007]
According to the present invention having the above-described configuration, the presence or absence of the edge portions of the upper and lower fabrics, which are superimposed one above the other, is individually determined by the reflective photoelectric sensors respectively provided above and below the needle plate. Since it is detected and the presence or absence of the sewing fabric is determined by signal processing of both detection signals, and the detection means operates based on the determination result, the thickness (thickness) of the sewing fabric and the light unique to the fabric When sewing any type of fabric with different transmission characteristics, the edge of either the upper fabric or the lower fabric is out of the predetermined sewing position without the troublesome sensitivity adjustment of the photoelectric sensor. It is possible to reliably and accurately detect detachment.
[0008]
Also, The upper and lower reflective photoelectric sensors are provided in front of the sewing mechanism with respect to the knife mechanism for trimming and cutting the edges of the sewing fabric, and the positions of the upper and lower reflective photoelectric sensors are set in a direction perpendicular to the sewing progress direction. By configuring it so that it can be adjusted according to the adjustment of the cut and cut position associated with the movement of the knife mechanism, both the upper and lower photoelectric sensors correspond to the cut and cut position of the knife mechanism as the overhang width is adjusted by moving the knife mechanism. It is possible to adjust the position to a predetermined detection position, and it is possible to reliably maintain a predetermined stitch-off detection function regardless of the adjustment of the overburden width.
[0009]
Moreover, Configuration for photoelectric sensor position adjustment and The lower side The photoelectric sensor is supported on the lower knife base of the knife mechanism, and the lower photoelectric sensor is configured so that the position of the lower photoelectric sensor can be adjusted integrally with the lower knife stage as the lower knife base moves to adjust the cut and cut position. Therefore, the amount of movement of the lower knife base, which is naturally performed for adjusting the overburden width, and the position adjustment amount of the lower photoelectric sensor can be completely matched. It is not necessary to adjust the position separately, and the overhang width can be changed easily and quickly while maintaining a predetermined detachment detection function.
The upper photoelectric sensor is positioned with the projected light beam from the lower photoelectric sensor adjusted in position as the lower knife base moves, so that the predetermined detection position after adjusting the overburden width is adjusted. Can be adjusted easily and accurately.
[0010]
Further, in the sewing-separation detecting device having the above-described configuration, a reflection portion that reflects the light beams projected from the upper and lower photoelectric sensors upward and downward, respectively. 2 Even if it is a thin fabric, by adopting the configuration formed on the upper and lower surfaces of the sewing fabric guide members that are interposed between the upper and lower fabrics and guide the movement of the upper and lower fabrics in the sewing progress direction, as described in The upper and lower fabrics are guided along the guide member so as not to loosen, and the upper and lower photoelectric sensors are used to check the presence or absence of the edge of the fabric while ensuring the upward and downward reflection of the projected light beam. Detection performance can be improved.
[0011]
In the sewing-separation detection device of a sewing machine provided with the guide member with the vertical reflection surface as described above, 3 Even if the sewing target object is a cylindrical sewing object, the guide member is configured to be freely changeable between the sewing material guiding action position and the non-guide action position spaced from the needle plate. The guide member does not obstruct the predetermined sewing and does not obstruct the removal of the sewn product after the sewing. That is, when the sewing of the tubular sewing product proceeds and the sewing start end portion comes before the needle drop portion, the guide member is moved to the non-guide operation position (retracted) so that the sewing start end portion becomes the guide member. It is possible to reliably sew to the end of the sewing without being caught by the sewing machine, and it is possible to take out the tubular sewn product after sewing from the sewing location without being obstructed by the guide member.
[0012]
Furthermore, in the sewing-separation detection device of the sewing machine configured as described above, 4 As described above, the upper and lower photoelectric sensors have polarizing filters on the front surface of the light projecting and receiving elements, respectively, and on the light projecting side, only the light beams in the horizontal or vertical direction are projected through the polarizing filter. The light receiving side uses a retro-reflective photoelectric sensor that passes through a polarizing filter and receives only reflected light in the vertical or horizontal direction on the light receiving side, and projects light beams from these upper and lower photoelectric sensors. As a reflection surface of the reflection part to be reflected upward and downward, a retroreflective tape having a function of polarizing and reflecting the light beam of only the horizontal or vertical wave to be projected to the wave beam of any direction. By using it, even if there is a shiny object or part at the projection position, or even if the fabric itself is highly light reflective, the reflected light (disturbance light) from them and the reflection tape It is possible to distinguish clearly from the incident light, so that the upper and lower photoelectric sensors accurately detect only the presence or absence of the edges of the upper and lower fabrics, eliminating false detection and false detection operations, and the specified sewing detection accuracy Can be significantly increased.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic perspective view of a main part of an overlock sewing machine M provided with a sewing-off detecting device according to the present invention, and FIG. 2 is a plan view of the main part of the sewing machine M. A needle plate 2 is fixed to the
[0014]
The sewing fabric W to be fed in the sewing progress direction Y toward the
[0015]
That is, as clearly shown in FIG. 5, an L-shaped upper knife is fixed to the upper
[0016]
On the other hand, the lower knife
[0017]
In the
[0018]
As shown clearly in FIGS. 3 and 4, the upper fabric Wu and the lower fabric Wd are respectively disposed at the upper and lower positions of the needle plate 2 in the front position in the sewing progress direction Y with respect to the
[0019]
As shown in FIG. 1, the upper reflective
[0020]
On the other hand, the lower
[0021]
Further, between the upper fabric Wu and the lower fabric Wd, there is interposed a plate-shaped sewing
[0022]
The
[0023]
FIG. 6 is a block diagram showing a circuit configuration of the detachment detecting device including the upper and lower reflective
[0024]
The
[0025]
Next, with reference to the flowchart shown in FIG. 7 and FIG. 8 (FIG. 8), for example, an overlock detection operation when performing over-sleeve sewing of a T-shirt using the overlock sewing machine M having the above-described configuration of the overlock sewing device. This will be briefly described with reference to the operation diagrams of A) and (B).
[0026]
The sewing fabric W in which the upper fabric Wu and the lower fabric Wd are vertically overlapped, such as a T-shirt sleeve fabric and a garment fabric, is the upper surface of the
[0027]
At the time of edge stitching as described above, the
[0028]
Here, the upper and lower
[0029]
On the other hand, as shown in FIG. 8B, in the state where either one of the upper fabric Wu and the lower fabric Wd, for example, the edge of the upper fabric Wu is shifted to the left side from the projection light beam. The projected light beam from the upper
[0030]
The
[0031]
As described above, the presence or absence of the edge portions of the upper fabric Wu and the lower fabric Wd, which are superimposed one above the other, are reflected by the reflective
[0032]
As in the present embodiment, the lower
[0033]
Moreover, the sewing target object is a cylindrical sewing object by configuring the
[0034]
Further, as the upper and lower
[0035]
The reflecting portion in the present invention is most preferably formed by the above-described
[0036]
In addition, the present invention basically only requires that the operator recognizes that the sewing has been dislodged, thereby preventing the occurrence of defective sewing products. Therefore, the notification means 44 such as a lamp, a buzzer, or a display screen is provided. Although what was provided was demonstrated, you may add the structure which stops automatically the operation | movement of the sewing machine M in addition to this in connection with detection of detachment.
[0037]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the presence or absence of the edge portions of the upper fabric and the lower fabric that are superposed on each other is individually detected, and the presence or absence of the sewing fabric being sewn off by signal processing of both detection signals. Since the detection means is operated based on the determination result, a troublesome photoelectric sensor can be used when sewing any kind of fabric having different thickness (thickness) of the sewing fabric or light transmission characteristics peculiar to the fabric. This makes it possible to reliably and accurately detect the occurrence of sewing disengagement in which the edge of either the upper fabric or the lower fabric deviates from the predetermined sewing position. Play.
[0038]
Also , Female It is possible to adjust the position of the upper and lower photoelectric sensors to a predetermined detection position corresponding to the cut-and-cut position of the knife mechanism in accordance with the adjustment of the overburden width due to the movement of the mechanism. The sewing detection function can be reliably maintained.
[0039]
Besides, overburden The amount of movement of the lower knife base, which is naturally performed for width adjustment, and the position adjustment amount of the lower photoelectric sensor can be perfectly matched.After adjusting the overburden width, the position of the lower photoelectric sensor can be adjusted. It is possible to easily and quickly adjust the overburden width while securing a predetermined stitch-off detection function without requiring separate adjustment.
[0040]
Claims 2 According to the invention described above, in addition to the above-described effect, even when the fabric is thin, the upper and lower fabrics are projected along the guide member so that the upper and lower fabrics do not loosen and the like. It is possible to improve the detection performance of the presence / absence of the fabric edge by the upper and lower photoelectric sensors by ensuring the light reflecting effect.
[0041]
And claims 3 According to the invention described in the above, in addition to the above-described effects, even in the case of a tubular sewn product, the guide member may interfere with predetermined sewing, or may interfere with the removal of the sewn product after sewing. In addition, the sewn-off detection device can be effectively applied to a tubular sewn product.
[0042]
Furthermore, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view of a main part of an overlock sewing machine provided with a detachment detecting device according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a main part of the sewing machine.
FIG. 3 is a front view of an essential part of the sewing machine.
FIG. 4 is a right side view of the main part of the sewing machine.
FIG. 5 is an exploded perspective view of a main part showing a detailed configuration of a knife mechanism in the sewing machine.
FIG. 6 is a block diagram showing a circuit configuration of a detachment detection device including upper and lower reflective photoelectric sensors.
FIG. 7 is a flowchart for explaining an operation of detecting a detachment during overlock sewing.
FIGS. 8A and 8B are schematic side views for explaining the state of detection of the edge portions of the upper and lower fabrics during over stitching.
[Explanation of symbols]
2 Needle plate
6 Needle drop
9 Female mechanism
9A Upper knife
9B Lower knife
19 Lower knife stand
25, 26 Reflective photoelectric sensor
33 Sewing material guide member
34, 35 Retroreflective tape
45 Non-sewing notification means
M Overlock sewing machine
W Sewing fabric
Wu top fabric
Wd under fabric
S1, S2 Photoelectric sensor detection signal
Y Sewing direction
X1-X2 Overhead width adjustment direction
Claims (4)
縫製生地の端縁を切揃え切断するメス機構よりも縫製進行方向の手前位置の針板の上方及び下方位置のそれぞれに、上生地の端縁部及び下生地の端縁部の有無を個別に検知する反射式光電センサが設けられているとともに、
これら上下の光電センサからの投光光線をそれぞれ上方及び下方に向けて反射させる反射部が設けられ、
かつ、上下の反射式光電センサによる両検知信号を処理して縫製生地の縫外れの有無を判定し、その判定結果を受けて動作する検出手段が設けられ、
さらに、上下の反射式光電センサのうち、下側の光電センサは、メス機構の下メス台に支持されており、縫製進行方向に直交する方向へのメス機構の移動に伴う切揃え切断位置の調整に合わせて上下の反射式光電センサの位置を調整するに当たり、下側の光電センサは切揃え切断位置の調整のための下メス台の移動に伴い該下メス台と一体に位置調整可能に構成されていることを特徴とするミシンの縫外れ検出装置。A sewing machine that is installed in the vicinity of the needle drop portion of the throat plate and configured to optically detect whether or not the edge of the sewing fabric that is superposed vertically deviates from a predetermined sewing position. A disengagement detecting device,
The presence or absence of the edge of the upper fabric and the edge of the lower fabric individually on the upper and lower positions of the needle plate in the front of the sewing progressing direction relative to the knife mechanism that trims and cuts the edge of the sewing fabric. A reflective photoelectric sensor to detect is provided,
Reflecting portions are provided to reflect the projected light beams from the upper and lower photoelectric sensors upward and downward, respectively.
And processes the two detection signals produced reflection photoelectric sensor vertically to determine the sewing whether out of sewing fabric, is provided et been detected device operated in accordance with the determination result,
Further, of the upper and lower reflective photoelectric sensors, the lower photoelectric sensor is supported by the lower knife base of the knife mechanism, and the position of the cut-and-cut position associated with the movement of the knife mechanism in the direction orthogonal to the sewing progress direction. When adjusting the position of the upper and lower reflective photoelectric sensors according to the adjustment, the lower photoelectric sensor can be adjusted with the lower knife base as the lower knife base moves to adjust the cut and cut position. A sewing-off detection device for a sewing machine, characterized in that it is configured .
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