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JP4641529B2 - バンドクリップ - Google Patents

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本発明は、バンドとクリップ本体とを備えるバンドクリップに関し、詳しくは、ワイヤハーネスを車両から取り外す際に解体可能となるバンドクリップに関する。
図7において、車両に配索されるワイヤハーネス1は、合成樹脂製のクリップ2を用いて車両のパネル部材3に取り付け固定されている。ワイヤハーネス1とクリップ2との固定は、テープ巻き4によって行われている。また、クリップ2とパネル部材3との固定は、クリップ2の係止部5をパネル部材3の係止穴6に引っ掛けて係止させることにより行われている(下記特許文献1参照)。
図7及び図8を参照しながらクリップ2の構造について説明をする。クリップ2は、上記の係止部5と、ワイヤハーネス1に接触してテープ巻き4が二箇所において行われるハーネス接触板部7と、支柱部8と、破断部9と、パネル当接部10とを有して図示のような形状に形成されている。支柱部8の一端には、係止部5が連成されている。また、支柱部8の他端には、破断部9が介在する状態でハーネス接触板部7が連成されている。破断部9は、ハーネス接触板部7の肉厚に比べて十分に薄肉となる部分であって、支柱部8の他端の側部全周にわたって形成されている。破断部9は環状に形成されている。尚、支柱部8の他端の端面とワイヤハーネス1との間には、若干の隙間が生じるような構造になっている。
上記構成において、ワイヤハーネス1にクリップ2のハーネス接触板部7を沿わせてテープ巻き4を二箇所施し、この状態からクリップ2の係止部5をパネル部材3の係止穴6に差し込んで係止させると、ワイヤハーネス1はパネル部材3に対して取り付け固定される。クリップ2は、パネル当接部10や係止部5によってパネル部材3を挟み込む構造であることから、後述する破断がない限りワイヤハーネス1の取り付け固定状態は保持される。
ワイヤハーネス1を車両から取り外す解体の際には、図7(b)の矢印方向に力を加える。この時、クリップ2のハーネス接触板部7に形成される凸部11が支点になると、クリップ2の破断部9に力が集中して破断が生じる。破断部9の全周にわたって破断が生じると、クリップ2は破断部9の位置で支柱部8とハーネス接触板部7とが分離し、これによってワイヤハーネス1の取り外しが完了する。
尚、ワイヤハーネスをパネル部材に対して取り付け固定する他の技術としては、下記特許文献2の技術も知られている。下記特許文献2においては、ワイヤハーネスに巻き付きこれを保持するためのバンドと、パネル部材に対し係止されるクリップ本体とを備えてなるバンドクリップの技術が開示されている。このバンドクリップには、上記破断部9に相当する部分がないことから、ワイヤハーネスを車両から取り外す解体は容易に行えないようになっている。
特開2002−364779号公報 特開平9−100953号公報
ところで、上記従来技術のクリップ2にあっては、ワイヤハーネス1をパネル部材3に対し取り付け固定する際に、係止部5をパネル部材3の係止穴6に差し込んで係止させる作業があることから、次のような問題点を有している。すなわち、クリップ2の構造上、作業者による押し込みの力が破断部9に掛かってしまい、この押し込みの力が強い場合には、破断部9に破断が生じてしまうことになる。従って、ワイヤハーネス1を固定するという機能を場合によっては十分に維持することができないという問題点を有している。
また、上記従来技術のクリップ2にあっては、破断部9をこの全周にわたって破断させないとワイヤハーネス1を車両から取り外すことができない構造になっていることから、次のような問題点を有している。すなわち、ワイヤハーネス1の取り外しの際に破断部9を全周にわたって破断させることが容易に行えないこともあり、これが作業性に係る問題点となっている。
さらに、上記従来技術のクリップ2にあっては、破断部9を破断させるとこの位置で支柱部8とハーネス接触板部7とが分離する構造であることから、次のような問題点を有している。すなわち、ワイヤハーネス1を車両から取り外すとハーネス接触板部7が一緒について行ってしまうことから、解体の際に材質毎に分離するという面で支障を来すという問題点を有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、ワイヤハーネスの取り付け固定時に破断が生じることなく、また、ワイヤハーネスの取り外し時には破断がし易くなるという相反する二つの命題を十分に解決することが可能なバンドクリップを提供することを課題とする。また、解体時にバンドとクリップ本体とを容易に分離させることが可能なバンドクリップを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のバンドクリップは、ワイヤハーネスに巻き付きこれを保持するためのバンドと、前記ワイヤハーネスの取り付け対象となる取付部材に対し係止されるクリップ本体とを備え、これらは部品として別体であるものの前記ワイヤハーネスを前記取付部材に取り付け固定する際には一体化してなるバンドクリップにおいて、
前記クリップ本体は、前記ワイヤハーネスに接触するハーネス接触部と前記取付部材に対し係止される係止部との間の部分に前記バンドを通すためのバンド通し穴を貫通形成するとともに、該バンド通し穴の形成により生じる一対の穴壁の少なくとも一つに前記ワイヤハーネスの取り外し方向の力によって破断する切り込み部を形成してなり,
記切り込み部を外に向かって次第に間隔の広がる形状に形成し、前記切り込み部の開口縁部には、間隔を狭める方向に凸となる突起を形成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、先ず、クリップ本体のバンド通し穴にバンドを挿通し、この挿通したバンドをワイヤハーネスに巻き付けてワイヤハーネスを保持する。バンドによるワイヤハーネスの保持が完了すると同時に、バンドとクリップ本体との一体化も完了する。バンドはバンド通し穴に挿通状態であることから、この時点でのバンドとクリップ本体との分離は不能となる。次に、クリップ本体の係止部を取付部材に係止すると、ワイヤハーネスの取付部材に対する取り付け固定が完了する。クリップ本体のバンド通し穴の穴壁には、切り込み部が形成されているが、ワイヤハーネスを取り付け固定する作業の過程で取り外しの方向の力が作用しないことから、切り込み部の位置で破断は生じることがない。ワイヤハーネスの取り付け固定の状態は確実に維持される。
切り込み部は、クリップ本体のバンド通し穴の穴壁自体に形成され、当然に穴壁の外側に連続するような環状薄肉の部分でないことから、クリップ本体の係止部を取付部に差し込む際の作業者による押し込みの力、言い換えればワイヤハーネスの取り付け方向の力が作用しても破断(この場合では挫屈)することはない。尚、バンド通し穴をバンドとほぼ同じ大きさに貫通形成すれば、上記の押し込みの力を受ける面積が実質的に広がることになる。従って、より一層良好な状態になる。
ワイヤハーネスの取り外し方向の力が切り込み部に作用した時に破断し易い形状として、外に向かって次第に間隔の広がる形状が挙げられ、切り込み部の開口縁部に突起を形成することで、ワイヤハーネスの取り付け方向の力が作用した時に挫屈し難い形状となる。また、開口縁部に突起を形成することで、切り込み部の内部に異物が入り込まないようになる。
ワイヤハーネスを車両から取り外す解体の際においては、ワイヤハーネスを持って引き上げるような力、すなわち取り外しの方向の力を掛けると、クリップ本体の切り込み部の位置で破断が生じる。そして、切り込み部が破断した状態でバンドがこの破断部分の割れ目を通過するようにクリップ本体をスライドさせると、バンドとクリップ本体との分離が完了する。ワイヤハーネス側にはバンドが残り、取付部材側にはクリップ本体が残る。尚、クリップ本体の一部がワイヤハーネス側に残るようなことはない。完全分離となる。バンドとクリップ本体との分離が完了すると、バンドはワイヤハーネスとの間にクリップ本体の一部が挟み込まれてない状態になることから、ワイヤハーネスの端末まで容易にスライドさせて取り外すことができるようになる。若しくは、スライドさせずにハサミ等で取り外すことも容易である。
この他、本発明によれば、バンドとクリップ本体とが別体の部品であることから、別材料、別色にすることが可能になる。リサイクルを容易にすることが可能なバンドクリップになる。
請求項記載の本発明のバンドクリップは、請求項1に記載のバンドクリップにおいて、前記バンドの保持位置と前記係止部の係止位置とを略同一直線上に合わせる場合、前記ハーネス接触部と前記係止部との間の部分を直線的な支柱状の形状に形成し、前記保持位置と前記係止位置とをずらす場合には、前記バンド通し穴と前記係止部との間に位置ずらし部分を設けて略クランク形状に形成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、バンドの保持位置とクリップ本体の係止部の係止位置とに自由度を持たせることが可能になる。これにより、ワイヤハーネスの配索に係る自由度が高まることになる。
請求項1に記載された本発明によれば、ワイヤハーネスの取り付け固定時に破断が生じることなく、また、ワイヤハーネスの取り外し時(解体時)には破断がし易くなるバンドクリップを提供することができるという効果を奏する。また、ワイヤハーネスの取り外し時(解体時)にバンドとクリップ本体とが容易に分離するようなバンドクリップを提供することができるという効果を奏する。さらに、より一層良好な形状の切り込み部にすることができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、ワイヤハーネスの配索に係る自由度を高めることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のバンドクリップの一実施の形態を示す構成図である。また、図2はクリップ本体の正面図、図3はクリップ本体の斜視図、図4はバンドクリップの解体作業を示す図である。
図1において、引用符号21は車両に配索されるワイヤハーネス22を車両の例えばパネル部材23(取付部材)に取り付け固定するために用いられるバンドクリップを示している。バンドクリップ21は、ワイヤハーネス22に巻き付きこれを保持するためのバンド24と、パネル部材23に対し係止されるクリップ本体25とを備えて構成されている。バンドクリップ21を構成するバンド24及びクリップ本体25は、部品として別体であるものの、ワイヤハーネス22をパネル部材23に取り付け固定する際には一体化するようになっている。また、バンドクリップ21は、ワイヤハーネス22を車両から取り外す際に解体可能な構造となるようになっている。
以下、図1ないし図3を参照しながらクリップ本体25について説明する(バンド24は公知の結束バンドを用いるものとし説明を省略する)。クリップ本体25は、合成樹脂製の部品であって、係止部26と、パネル当接部27と、バンド通し穴28が貫通する支柱部29とを有して構成されている。
係止部26は、支柱部29の一端に連成されている。係止部26には、可撓性を有する係止羽根30が複数形成されている。係止羽根30は、この先端がパネル部材23の係止穴に引っ掛かるように形成されている。係止部26は、係止穴に差し込まれてパネル部材23の裏面側に突出するようになっている。パネル当接部27は、支柱部29の一端側の側部に形成されている。パネル当接部27は、環状の部分であって、この環状の部分の先端がパネル部材23の表面に当接するようになっている。係止部26及びパネル当接部27は、従来同様の形状に形成されている。
支柱部29は、断面略長方形状(一例であり円形でも良いものとする)となる形状に形成されている。また、支柱部29は、バンド24の保持位置と係止部26の係止位置とが略同一直線上となるような直線的な支柱状の形状に形成されている。支柱部29は、ワイヤハーネス22をパネル部材23から所定の間隔で離すことができるように形成されている。支柱部29の他端の端面は、平坦な面となるように形成されている。この端面は、ワイヤハーネス22に接触するハーネス接触面31(ハーネス接触部)となっている(バンドクリップ21は、バンド24を構成に含むことから、従来例のようなテープ巻き及びハーネス接触板部をクリップ本体25に形成する必要がなく、支柱部29にハーネス接触面31を形成するだけで十分である)。
このような支柱部29に貫通するバンド通し穴28は、支柱部29の軸に対して直交する方向に貫通形成されている。バンド通し穴28は、バンド24の形状に合わせて形成されている。特に限定するものではないが、本形態においてバンド通し穴28は、この開口面積がバンド24の断面積よりも若干大きくなる程度の図示のような形状に形成されている。
支柱部29は、バンド通し穴28の存在により、図面の紙面、上下左右に穴壁がそれぞれ形成されている。本明細書ではこれらを区別するために、バンド通し穴28の左右両側で一対ある部分を特許請求の範囲の穴壁に相当する左穴壁32、右穴壁33とし、ワイヤハーネス22とバンド24とに挟み込まれる部分を上穴壁34、係止部26側を下穴壁35とするものとする。支柱部29は、上記の如く断面略長方形状であり、本形態において左穴壁32及び右穴壁33は、長方形の一つの対角線上に位置するように形成されている。
左穴壁32及び右穴壁33には、ワイヤハーネス22の取り外し方向(図1の矢印A参照)の力によって破断する切り込み部36がそれぞれ形成されている(どちらか一方に形成しても良いものとする)。各切り込み部36は、左穴壁32及び右穴壁33の肉厚中間位置から外面にかけて形成されている。各切り込み部36は、外に向かって次第に間隔の広がる形状に形成されている。各切り込み部36の開口縁部には、間隔を狭める方向(図では上方)に凸となる突起37が形成されている。
各切り込み部36は、左穴壁32及び右穴壁33と、上穴壁34とが連続する位置(図2のB面参照)に形成されている。各切り込み部36は、B面に一致する水平方向の部分と斜め下方向の部分とで、次第に間隔の広がる形状に形成されている。突起37は、斜め下方向の部分に形成されている。突起37は、例えば図示の如くの三角形状であって、この頂部がB面から僅かに離れる程度となるように形成されている。突起37は、左穴壁32及び右穴壁33にワイヤハーネス22の取り付け方向の力(係止部26を差し込む方向の力)が大きく作用した時に、頂部がB面に当接して挫屈を防止するような機能を有している。また、突起37は、切り込み部36の内部に異物が入り込まないようにするための機能も有している。
次に、上記構成及び構造に基づいてワイヤハーネス22の取り付け作業と、取り外し作業(解体作業)とを順に説明する。尚、ワイヤハーネス22の取り付け作業は図1を参照し、取り外し作業(解体作業)は図1及び図4を参照するものとする。
ワイヤハーネス22の取り付け作業は、先ず、クリップ本体25のバンド通し穴28にバンド24を挿通し、この挿通したバンド24をワイヤハーネス22に巻き付けてワイヤハーネス22を保持する。バンド24によるワイヤハーネス22の保持が完了すると、これと同時にバンド24とクリップ本体25との一体化も完了する。バンド24はバンド通し穴28に挿通状態であることから、この時点でのバンド24とクリップ本体25との分離は不能となる。次に、クリップ本体25の係止部26をパネル部材23に差し込み係止すると、ワイヤハーネス22のパネル部材23に対する取り付け固定が完了する。
ワイヤハーネス22を取り付け固定する作業の過程において、取り外しの方向(図1の矢印A参照)の力は作用しないことから、切り込み部36の位置での破断はなく、結果、ワイヤハーネス22の取り付け固定の状態が確実に維持される。
ワイヤハーネス22の取り外し作業は、解体などの必要性によりワイヤハーネス22を車両から取り外す際に行われる作業であって、ワイヤハーネス22を持って引き上げるような力、すなわち取り外しの方向(図1の矢印A参照)の力を掛けると、図4(a)に示す如くクリップ本体25の一方の切り込み部36の位置で破断が生じる。そして、一方の切り込み部36が破断した状態でバンド24を、この破断部分の割れ目を通過するようにクリップ本体25をスライドさせると、バンド24とクリップ本体25との分離が完了する。ワイヤハーネス22側にはバンド24が残り、パネル部材23側にはクリップ本体25が残る。この時、クリップ本体25の一部がワイヤハーネス22側に残るようなことはない。バンド24とクリップ本体25は、完全に分離する。
バンド24とクリップ本体25との分離が完了すると、バンド24はワイヤハーネス22との間にクリップ本体25の一部(上穴壁34)が挟み込まれてない状態になることから、ワイヤハーネス22の端末まで容易にスライドさせて取り外すことができるようになる(スライドさせずにハサミ等で取り外すことも可能)。
以上、図1ないし図4を参照しながら説明してきたように、本発明のバンドクリップ21は、ワイヤハーネス22の取り付け固定時に破断が生じることなく、また、ワイヤハーネス22の取り外し時(解体時)には破断がし易くなるようなものとなっている。また、本発明のバンドクリップ21は、ワイヤハーネス22の取り外し時(解体時)にバンド24とクリップ本体25とが容易に分離するようなものとなっている。従って、本発明のバンドクリップ21は、従来の問題点を解消することができるという効果を奏する。
図5は切り込み部の変形例を示す図である。図5に示すクリップ本体25の切り込み部36′は、上記突起37が存在しない点で異なっている。切り込み部36′は、異物の入り込みの可能性を有するものの形状が単純であるという利点を有する。
図6はクリップ本体の変形例を示す斜視図である。図6に示すクリップ本体41は、バンド通し穴28と係止部26との間に位置ずらし部分42を設けて略クランク形状に形成している点が上記クリップ本体25と異なっている。図6の例は、バンド24の保持位置と係止部26の係止位置とがずれる場合に有用なクリップ本体41となっている。尚、引用符号43は第一支柱部、引用符号44は第二支柱部を示している。第一支柱部43と第二支柱部44は、位置ずらし部分42によって連結されている。第一支柱部43には、バンド通し穴28、ハーネス接触面31、左穴壁32、右穴壁33、切り込み部36等が形成されている。第二支柱部44には、係止部26及びパネル当接部27が形成されている。位置ずらし部分42は板状に形成されているが、これは一例であるものとする。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明のバンドクリップの一実施の形態を示す構成図である。 クリップ本体の正面図である。 クリップ本体の斜視図である。 バンドクリップの解体作業を示す図であり、(a)は引き上げた方向の穴壁だけが破断した状態を示す図、(b)は破断した割れ目からバンドを取り外す状態を示す図である。 切り込み部の変形例を示す図である。 クリップ本体の変形例を示す斜視図である。 従来例のクリップ及びワイヤハーネスの説明図であり、(a)はワイヤハーネスをパネル部材に取り付け固定した状態を示す図、(b)はワイヤハーネスを取り外す途中の状態を示す図、(c)はワイヤハーネスを取り外して分離が完了した状態を示す図である。 図7のクリップの図であり、(a)はワイヤハーネスに接触する側から見た時の斜視図、(b)は(a)のC−C線断面図である。
符号の説明
21 バンドクリップ
22 ワイヤハーネス
23 パネル部材(取付部材)
24 バンド
25 クリップ本体
26 係止部
27 パネル当接部
28 バンド通し穴
29 支柱部(ハーネス接触部と係止部との間の部分)
30 係止羽根
31 ハーネス接触面
32 左穴壁(穴壁)
33 右穴壁(穴壁)
34 上穴壁
35 下穴壁
36、36′ 切り込み部
37 突起
41 クリップ本体
42 位置ずらし部分
43 第一支柱部
44 第二支柱部
A ワイヤハーネス取り外し方向

Claims (2)

  1. ワイヤハーネスに巻き付きこれを保持するためのバンドと、前記ワイヤハーネスの取り付け対象となる取付部材に対し係止されるクリップ本体とを備え、これらは部品として別体であるものの前記ワイヤハーネスを前記取付部材に取り付け固定する際には一体化してなるバンドクリップにおいて、
    前記クリップ本体は、前記ワイヤハーネスに接触するハーネス接触部と前記取付部材に対し係止される係止部との間の部分に前記バンドを通すためのバンド通し穴を貫通形成するとともに、該バンド通し穴の形成により生じる一対の穴壁の少なくとも一つに前記ワイヤハーネスの取り外し方向の力によって破断する切り込み部を形成してなり,
    記切り込み部を外に向かって次第に間隔の広がる形状に形成し、前記切り込み部の開口縁部には、間隔を狭める方向に凸となる突起を形成する
    ことを特徴とするバンドクリップ。
  2. 請求項1に記載のバンドクリップにおいて、
    前記バンドの保持位置と前記係止部の係止位置とを略同一直線上に合わせる場合、前記ハーネス接触部と前記係止部との間の部分を直線的な支柱状の形状に形成し、前記保持位置と前記係止位置とをずらす場合には、前記バンド通し穴と前記係止部との間に位置ずらし部分を設けて略クランク形状に形成する
    ことを特徴とするバンドクリップ。
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