JP4641137B2 - 溶接機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶接機に関し、特に溶接負荷に供給する電流が小さいときに、パルス電流を溶接負荷に供給するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
小型の電子部品を溶接する場合、レーザーを使用することが多かった。しかしレーザー発生装置には、特殊な装置が必要で、かつ、それに使用する電源装置も高価であった。そこで、小電流によってTIG溶接することが近年望まれている。
【0003】
図4にTIG溶接機の一例を示す。入力端子2a乃至2cに供給された三相商用交流電源からの交流電圧は、整流器4に供給され、ここで整流される。整流出力は、平滑用コンデンサ6によって平滑され、直流電圧に変換される。この直流電圧は、インバータ8に供給され、高周波電圧に変換される。この高周波電圧は、変圧器10に供給され、所定の電圧の高周波電圧に変換される。これは、整流ダイオード12、12によって整流され、平滑リアクトル14によって平滑されて、出力端子16a、16bから母材18aとトーチ18bとに供給される。母材18a、トーチ18bに供給される電流が電流検出器20によって検出される。電流検出器20からの電流検出信号は、制御回路22に供給される。制御回路22には基準電源24からの基準電流信号も供給されている。制御回路22は、電流検出信号と基準電流信号との差が零になるように、制御信号を駆動回路26に供給する。駆動回路26は、この制御信号に基づいてインバータ8の半導体スイッチング素子の導通期間を制御して、基準電流に対応する負荷電流を母材18a、トーチ18bに供給する。出力端子16bと平滑リアクトル14との間には、高周波発生器28がカップリングコイル30を介して接続されている。高周波発生器28は、母材18aとトーチ18bとの間のギャップを破壊し、アークをスタートさせるためのもので、この電源装置の起動時に、1乃至3MHzで5乃至20kVの高周波電圧を短時間だけ母材18aとトーチ18bとの間に印加する。符号31で示すコンデンサは、高周波発生器28からの高周波をバイパスするためのものである。
【0004】
上述したように小型の電子部品を小電流、例えば1A程度でTIG溶接することがユーザーによって望まれることがある。ところが、図5に示すように、アークの特性上、アークを維持するためには、負荷電流として0.5A以上の電流を流す必要があり、それよりも小さい電流ではアーク切れが生じる。また、電流検出器20として、例えば直流変流器を使用した場合、例えば300Aのような大電流から1Aのような小電流まで、1台の変流器によって検出させると、小電流では、電流検出信号の直線性が得られず、精度が悪くなる。そこで、直線性を確保するために、ホール変流器を用いることがあるが、小電流では電流検出信号にドリフトが生じやすく、その調整が必要になる。この調整を不要にするために、直流電源32と減流抵抗器34と開閉器36との直列回路を、出力端子16a、16b間に設け、開閉器36を閉じて、母材18aとトーチ18bとに小電流例えば1A程度の電流を流している。直流電源32は、商用交流電源を整流したり、変圧器10に別の二次巻線を巻回し、この二次巻線に誘起した電圧を整流したりして形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、直流電源32を設けるためには、少なくとも整流器が必要である。変圧器10に別の二次巻線を巻回した場合には、別の二次巻線をダイオード12が接続されている二次巻線と絶縁する必要があり、変圧器10を絶縁変圧器とする必要がある。また、大電流を母材18aとトーチ18bとに供給している場合、直流電源32から電流を供給する必要が無く、そのために開閉器36が設けられている。このように小電流を流している場合、回路構成が複雑になる。
【0006】
また、TIG溶接機では、不活性ガスの供給等を開始するためのシーケンス回路が設けられており、このシーケンス回路を制御するために、母材18aやトーチ18bに電流が流れたことを検出し、シーケンス回路を作動させるシーケンサ制御装置38が設けられている。しかし、負荷電流が、小電流、例えば1A程度になると、検出信号が充分に得られず、確実にシーケンス回路を動作させることができなかった。
【0007】
本発明は、小電流時にも、シーケンス回路を正常に動作させることができる上に、簡単な回路構成で小電流でのTIG溶接が可能なTIG溶接機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による溶接機は、直流電源を有している。この直流電源は、例えば交流電源、具体的には商用交流電源を整流、平滑して直流信号を生成するものとできる。この直流電源からの直流信号を高周波変換手段が高周波信号に変換する。高周波変換手段としては、例えばインバータ等の高周波スイッチング手段を使用することができる。高周波変換手段からの高周波信号を変声期が編成する。この変成器からの変成高周波信号を変換した負荷電流を、直流化手段が溶接負荷に供給する。前記負荷電流が基準信号に対応したものとなるように制御手段が制御信号を生成する。この制御信号に基づいて駆動手段が前記高周波変換手段を制御する。前記基準信号が予め定めた値以下に設定されたとき、パルス電流供給手段が前記制御信号に周期的に発生するパルス信号を重畳して、前記駆動手段に供給する。これによって、前記予め定めた値以下に設定された前記基準信号に対応する電流よりも大きいピーク値を有するパルス電流が、前記パルス信号に対応して、前記負荷電流に周期的に重畳させられる。前記パルス信号の発生に対応して前記直流化手段を流れるパルス電流によって充電され、前記パルス信号の非発生時に放電する充放電手段を、前記直流化手段の出力側に設けてある。
【0009】
このように構成された溶接機では、基準信号が予め定めた値以下のとき、基準信号よりもピーク値が大きいパルス電流が流れる。またパルス信号の非発生時には、充放電手段に充電された電荷が放電されるので、パルス電流の非発生時の負荷電流の値を大きくすることができ、アーク切れが生じることを防止できる。
【0014】
前記パルス信号の発生に対応して前記直流化手段にパルス電流が流れたとき、これに応動して動作するシーケンス制御装置を設けることもできる。
【0015】
このように構成すると、シーケンス制御装置が、パルス電流の発生によって動作するので、このシーケンス制御装置が制御する、不活性ガスの供給等を行うシーケンス回路を確実に動作させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の1実施形態の溶接機は、TIG溶接機であって、図1に示すように、入力端子102a乃至102cを有している。これら入力端子102a乃至102cには、交流電源、例えば三相商用交流電源が接続されている。三相商用交流電源に代えて、単相商用交流電源を使用することもできる。三相商用交流電源からの交流電圧は、整流手段、例えば整流器104に供給され、ここで整流される。整流器104は、例えばブリッジ接続された複数、例えば4つの整流ダイオードから構成されている。整流器104からの整流出力は、平滑用コンデンサ106によって平滑され、直流電圧に変換される。整流器104と平滑用コンデンサ106とによって直流電源が構成されている。
【0017】
この直流電源からの直流電圧は、高周波変換手段、例えばインバータ108に供給され、高周波電圧に変換される。インバータ108としては、フルブリッジ型またはハーフブリッジ型を使用することができる。また、インバータ108以外にも、IGBTや電力FET、バイポーラトランジスタ、サイリスタ等の半導体スイッチング素子を用いた高周波スイッチング回路を使用することができる。
【0018】
インバータ108からの高周波電圧は、変成器、例えば変圧器110の一次巻線110Pに供給される。変圧器110の二次巻線110Sに、所定の電圧に変圧された高周波電圧が誘起される。
【0019】
変圧器110の二次巻線110Sの両端に整流ダイオード112、112のアノードが接続され、カソードが出力端子116aに接続されている。また二次巻線110Sの中間タップは、平滑手段、例えば平滑リアクトル114を介して出力端子116bに接続されている。出力端子116aは、溶接負荷の一部をなす母材118aに接続され、出力端子116bは、溶接負荷の残りの部分をなすトーチ118bに接続されている。従って、母材118aとトーチ118b間のギャップの絶縁が破壊されている状態では、変圧器110の二次巻線110Sに誘起された高周波電圧がダイオード112、112によって整流され、且つ平滑用リアクトル114によって平滑されて、母材118aとトーチ118bとに印加され、母材118aからトーチ118bに向けて直流負荷電流が流れる。即ち、整流ダイオード112、112及び平滑用リアクトル114が、直流化手段として機能する。
【0020】
この負荷電流を定電流化するために、母材118aに供給される電流が電流検出器120によって検出される。電流検出器120は、母材118aに供給される電流を表す電流検出信号を生成する。電流検出器120としては、例えばホール変流器や直流変流器を使用することができる。電流検出器120からの電流検出信号は、パルス電流検出手段、例えばパルス電流検出器121を介して制御手段、例えば制御回路122に供給される。パルス電流検出器121については、後述する。
【0021】
制御回路122には基準電源124からの基準電流信号も供給されている。この基準電源124は、基準電流信号を可変することができるものである。制御回路122は、電流検出信号と基準電流信号との差が零になるように、制御信号を駆動回路126に供給する。駆動回路126は、この制御信号に基づいてインバータ108の半導体スイッチング素子の導通期間を制御して、例えばPWM制御して、基準電流に対応する負荷電流が母材118a、トーチ118bに流れるようにする。従って、基準電流信号の値を変化させることによって、母材118a、トーチ118bに流れる負荷電流の値を変更することができ、例えば300Aの大電流から1Aの小電流まで負荷電流の値を変更することができる。
【0022】
出力端子116bと平滑リアクトル114との間には、高周波発生器128がカップリングコイル130を介して接続されている。高周波発生器128は、母材118aとトーチ118bとの間のギャップの絶縁を破壊し、アークをスタートさせるためのもので、このTIG溶接機の起動時に、例えば1乃至3MHzで5乃至20kVの高周波電圧を短時間だけ母材118aとトーチ118bとの間に印加する。符号131で示すコンデンサは、高周波発生器128からの高周波をバイパスするためのものである。
【0023】
パルス電流検出器121は、図2に示すように、電流検出器120からの電流検出信号を増幅する増幅器132、134を有している。増幅器134の出力信号は、制御回路122に供給されている。また増幅器134の出力信号は、サンプルホールド回路136に供給される。増幅された電流検出信号が制御回路122やサンプルホールド回路136に供給されるので、例えば1Aのような小電流を検出した電流検出信号であっても、大きな値として制御回路122やサンプルホールド回路136に供給される。このサンプルホールド回路136の出力信号は、シーケンス制御手段、例えばシーケンサ制御装置138に供給されている。シーケンサ制御装置138は、サンプルホールド回路136の出力信号に応じて、このTIG溶接機において使用されている不活性ガスの制御等を行っているシーケンス回路(図示せず)を制御するものである。
【0024】
このTIG溶接機では、パルス電流供給手段が設けられている。即ち、パルス電流設定用電源139と開閉手段、例えば開閉器140との直列回路が、ダイオード142、144からなるオア回路を介して制御回路122の出力側に接続されている。開閉器140は、パルス電流切替器146からの指令信号に応じて所定周波数、例えば100乃至250Hz、所定デュティ比、例えば10乃至80パーセントで開閉を繰り返す。パルス電流切替器146には、基準電源124からの基準信号が供給され、この基準信号が予め定めた設定電流値、例えば5A以下の負荷電流に対応するものとなったとき、指令信号を開閉器140に供給する。従って、指令信号の発生時には、駆動回路126への制御信号には、周波数が100乃至250Hz、デュティ比が10乃至80パーセントのパルス信号が重畳される。このパルス重畳制御信号に基づいてインバータ108が制御されるので、負荷電流は、図3に示すようにベース電流IB1またはIB2にパルス電流IPが周期的に重畳したものとなる。
【0025】
また、ダイオード112、112のカソードの相互接続点と、平滑リアクトル114とカップリングコイル130との相互接続点との間には、充放電手段、例えば充放電回路が設けられている。即ち、ダイオード112、112のカソードの相互接続点には充電用ダイオード148のアノードが接続され、それのカソードは充電用コンデンサ150の一端に接続されている。このコンデンサ150の他端は、平滑リアクトル114とカップリングコイル130との相互接続点に接続されている。また、充電用ダイオード148に並列に放電用抵抗器152が接続されている。この充電用コンデンサ150は、図3に示したようなパルス電流IPが流れているとき、充電用ダイオード148によって充電される。またパルス電流IPが流れていないとき、充電された電荷を充電用コンデンサ150は、放電用抵抗器152を介して放電する。この放電時定数は、パルス電流の周波数との関係から決定され、例えば10乃至30msに選択されている。
【0026】
このように構成されたTIG溶接機では、例えば負荷電流が5Aよりも大きな値になるように基準電源124が設定されている状態では、パルス電流切替器146は、開閉器140を開放している。出力端子116a、116bに直流電圧が供給されている状態で、高周波発生器128が作動すると、母材118aとトーチ118bとの間のギャップの絶縁が破壊され、アーク電圧が発生し、直流の負荷電流が母材118a、トーチ118bに流れる。
【0027】
この負荷電流を表した電流検出信号が電流検出器120からパルス電流検出器121の増幅器132、134に供給されて、増幅され、制御回路122に供給される。これによって制御回路122は、増幅された電流検出信号が基準信号と等しくなるように制御信号を駆動回路126に供給する。これによって負荷電流は、基準信号に対応した一定電流に制御される。このとき、負荷電流は5Aよりも大きな値であり、かつ一定値であるので、パルス電流検出器121のサンプルホールド回路136の動作は無く、シーケンサ制御装置138は正規に動作し、負荷電流が流れたことに応じて、シーケンス回路を動作させ、不活性ガスの供給等の制御を開始する。
【0028】
同時に、負荷電流によって充電用コンデンサ150が充電用ダイオード148を介して充電され、出力端子116a、116b間の電圧よりも充電用コンデンサ150の両端間電圧が高くなったとき、放電用抵抗器152を介して放電が行われるが、負荷電流が5Aよりも大きな値であり、放電電流の値は負荷電流に比較して小さな値であるので、負荷電流には殆ど影響を与えない。
【0029】
負荷電流の平均値が5A以下、例えば1A(図3に一点鎖線で示す。)になるように、基準電源124からの基準信号を設定した状態では、パルス電流切替器146の指令信号によって開閉器140が開閉を繰り返す。開閉器140が閉成されている期間中、駆動回路126には、制御回路122からの制御信号にパルス電流設定用電源139からの信号が重畳されている。その結果、開閉器140が閉成されている期間中、変圧器110の二次巻線110Sに誘起される高周波電圧は上昇し、これがダイオード112、112、平滑リアクトル114によって平滑されるが、全体を平滑できないため、そのピーク電圧によって充電用コンデンサ150が充電される。このとき、負荷にはパルス電流IPが流れる。
【0030】
一方、負荷電流が5A以下の値、例えば1Aになるように基準電源124が設定されているので、電流検出器120を流れる負荷電流が平均して1Aとなるように制御回路122は制御信号を発生している。そのため、パルス電流IPが例えば5Aであると、パルス電流IPの間のベース電流は、図3にIB1として示すように1Aよりも小さな値になる。そのため、アーク切れが生じやすくなる。しかし、パルス電流IPが流れていない間、充電用コンデンサ150の両端間電圧は、出力端子116a、116b間の電圧よりも大きな値であるので、充電用コンデンサ150は放電用抵抗器152を介して放電し、出力端子116aから出力端子116bに向かって流れる。この結果、負荷電流は、符合IB2で示すように、放電電流によって嵩上げされ、ベース電流の均一化が行われ、アーク切れを防止することができる。
【0031】
従って、アーク切れを生じることなく、小型の電子部品等を小電流で溶接することができる。しかも、この小電流を流す際のパルス電流の発生は、インバータ108の駆動回路126側にパルス電流設定用電源139や開閉器140、パルス電流切替器146を設けるだけで行える。
【0032】
また、パルス電流IPが始めて流れたとき、電流検出器120からの電流検出信号にもパルス電流IPに対応してパルス状になっているが、これが増幅器134で充分に増幅された後、サンプルホールド回路136に供給されるので、サンプルホールド回路136でのサンプルホールドが容易になり、シーケンス制御回路を動作させるのに充分に大きい信号をシーケンス制御装置138に供給することができる。
【0033】
上記の実施の形態では、本発明をTIG溶接機に実施したが、他の溶接機に実施することもできる。また、上記の実施の形態では、パルス電流IPの値を5Aとしたが、これに限ったものではなく、他の値にすることもできるし、或いは例えば基準電源124の基準信号に応じて可変させることもできる。上記の実施の形態では、制御回路122からの制御信号にパルス電流設定用電源139からのパルス電流設定用の基準信号を重畳したが、制御回路122に供給されるパルス電流検出器121からの信号または基準電源124からの基準信号にパルス電流設定用の基準信号を重畳してもよい。上記の実施の形態では、出力端子116a側に母材118aを接続し、出力端子116bにトーチ118bを接続したが、逆に出力端子116aにトーチ118bを接続し、出力端子116bに母材118aを接続してもよい。また、開閉器140は、機械的な開閉器だけでなく、電子式の開閉器も使用できる。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、負荷電流が小電流のとき、ピーク値が上記小電流よりも大きいパルス電流を供給するように構成しているので、シーケンス回路を確実に作動させることができるし、ピーク値が設定されている小電流よりも大きいパルス電流が流れているとき、確実にアークも維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態のTIG溶接機のブロック図である。
【図2】図1のTIG溶接機において使用するパルス電流検出器の詳細なブロック図である。
【図3】図1のTIG溶接機において負荷電流が小電流であるときの負荷電流を示す図である。
【図4】従来のTIG溶接機のブロック図である。
【図5】図4のTIG溶接機における負荷電圧と負荷電流との関係を示す図である。
【符号の説明】
104 整流器(直流電源)
106 平滑用コンデンサ(直流電源)
108 インバータ(高周波変換手段)
110 変圧器(変成器)
112 整流ダイオード(直流化手段)
114 平滑用リアクトル(直流化手段)
120 電流検出器(電流検出手段)
122 制御回路(制御手段)
139 パルス電流設定用電源(パルス電流供給手段)
140 開閉器(パルス電流供給手段)
146 パルス電流切替器(パルス電流供給手段)
148 充電用ダイオード(充放電手段)
150 充電用コンデンサ(充放電手段)
152 放電用抵抗器(充放電手段)
Claims (2)
- 直流電源と、
この直流電源からの直流信号を高周波信号に変換する高周波変換手段と、
前記高周波信号を変成する変成器と、
この変成器からの変成高周波信号を変換した負荷電流を、溶接負荷に供給する直流化手段と、
前記負荷電流が基準信号に対応したものとなるように制御信号を生成する制御手段と、
この制御信号に基づいて前記高周波変換手段を制御する駆動手段と、
前記基準信号が予め定めた値以下に設定されたとき、前記制御信号に周期的に発生するパルス信号を重畳して前記駆動手段に供給し、前記予め定めた値以下に設定された前記基準信号に対応する電流よりも大きいピーク値を有するパルス電流を、前記パルス信号に対応して、前記負荷電流に周期的に発生させるパルス電流供給手段と、
具備し、
前記パルス信号の発生に対応して前記直流化手段を流れるパルス電流によって充電され、前記パルス信号の非発生時に放電する充放電手段を、前記直流化手段の出力側に設けた溶接機。 - 請求項1記載の溶接機において、前記パルス信号の発生に対応して前記直流化手段にパルス電流が流れたとき、これに応動して動作するシーケンス制御装置が設けられているTIG溶接機。
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