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JP4538601B2 - 流体ディスペンサ装置用のドーズインジケータ - Google Patents

流体ディスペンサ装置用のドーズインジケータ Download PDF

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JP4538601B2
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Description

本発明はドーズインジケータに関し、さらに、そうしたインジケータを有する流体ディスペンサ装置に関する。
ドーズ(dose)とは流体ディスペンサ装置の1回の駆動による投与量を表す単位であって、複数ドーズを投与する流体ディスペンサ装置の分野、特にスプレーの分野では、投与済みドーズ数または未投与ドーズ数を示すためのシステムが数多く開発されてきた。
そうしたシステムの大部分には多くの問題点が見られる。それらの基礎になっているものは、一般的に、ギヤを形成する複数の歯付き回転板であり、その回転板の数がカウント対象のドーズの数量に応じて決められる、という形になっている。その結果、カウンタまたはインジケータは非常に複雑でかさばったものとなる場合があり、そうなると、製造および組立のコストが高くなる。加えて、インジケータには数字を用いるのが一般的であるが、ユーザが数字を読み取るのが困難な場合も多い(特に、ディスペンサ装置の投与するドーズの数が大きく設計されている場合(例えば、最高で200ドーズ))。さらに、現在のドーズカウンタ/インジケータシステムは全て、視覚障害者(特に盲人)による使用には不適当である。もう一つの主要な問題は、既存のカウンタの場合は一般に、カウンタ自体の存在によってディスペンサ装置の組立のための組立手順を変更する必要が生じ、そのために手順が通常の組立手順とは異なるものになってしまう、という点にある。これは、装置の複雑さを増し、そのためにコストが高くなることを意味する。
本発明は、流体ディスペンサ装置を対象とし、上記の問題点を持たないドーズインジケータを提供することを目的とする。
具体的には、本発明は、単純で製造および組立のコストが低く、さらには、既存のあらゆる流体ディスペンサ装置に使用でき、その際にも組立手順を変更することにはならない、というドーズインジケータを提供することを目的とする。
さらに本発明は、ディスペンサ装置に格納されたドーズの数に関わりなく小型である、というドーズインジケータを提供することを目的とする。
さらに本発明は、それ自体で完成した別個のユニットを形成している、具体的には、インジケータを駆動する駆動手段を有している、というドーズインジケータを提供することを目的とする。
さらに本発明は、ユーザが容易に読み取ることができ、視覚障害者(特に盲人)にも使用が可能である、というドーズインジケータを提供することを目的とする。
さらに本発明は、過少カウント(すなわち、投与されたドーズのカウント漏れ)の危険性を排除することができる、というドーズインジケータを提供することを目的とする。より具体的に言えば、本発明は、組み合わされたディスペンサ装置の駆動ストロークの第1部分の間にカウントを行う、というドーズインジケータを提供することを目的とする。
そこで、本発明は、流体ディスペンサ装置のためのドーズインジケータであって、特徴となるのは、回転の形で移動する回転計数板と並進の形で移動するスライド部材とを有すること、前記計数板はインジケータ手段を有し、当該手段は、投与済みドーズ数または未投与のドーズ数を示し、前記スライド部材に設けられた表示開口部と協働するものであること、前記回転計数板は、前記スライド部材の突起部と協働する中空プロフィールを有し、前記中空プロフィールの形状は、前記回転計数板が少なくとも数回回転運動することで前記スライド部材が並進の形で移動することになり、それによって、前記計数板に対する前記スライド部材の相対位置が変化させられる、というものになっていること、である、という前記インジケータを提供する。
また、効果的な構成として、前記インジケータ手段は、少なくとも部分的に、前記中空プロフィールに従って並んでいること、とする。
また、効果的な構成として、前記中空プロフィールの形状は、ドーズ表示が漸進的になるように、不規則にされていること、とする。
また、効果的な構成として、前記中空プロフィールは、少なくとも部分的には、螺旋状に形成されていること、とする。
また、効果的な構成として、前記回転計数板と前記スライド部材とはカバーの中に配置され、当該カバーは、スライド部材の表示開口部と協働する表示ウィンドウを有すること、とする。
また、効果的な構成として、前記回転計数板は一連の歯を有する薄いディスクであって、前記一連の歯は、前記回転ディスクを回転させるように設計されたアクチュエータ手段と協働すること、とする。
また、効果的な構成として、前記アクチュエータ手段は、前記一連の歯を囲むリングに固定されたドライブ要素を有し、前記ドライブ要素は、1ドーズが投与される度に、前記一連の歯と協働する状態になること、とする。
また、効果的な構成として、前記リングは戻り防止手段を有し、当該手段は、前記回転ディスクが、前記ドライブ要素によって回転させられる際の方向と反対の方向に回転するのを防止すること、とする。
また、効果的な構成として、前記アクチュエータ手段は、可撓性タブを少なくとも1つ有すること、とする。
また、効果的な構成として、前記アクチュエータ手段は、前記流体ディスペンサ装置が駆動される度に前記装置と協働するように設計された伝達要素を有し、前記伝達要素はまた、前記ドライブ要素とも協働して前記回転ディスクを回転させること、とする。
また、効果的な構成として、前記伝達手段は、前記ドライブ要素に固定された肩であり、流体ディスペンサ装置のうち駆動の間に移動する部分と協働すること、とする。
また、効果的な構成として、回転計数板、スライド部材、アクチュエータ手段、そしてカバーは、流体ディスペンサ装置に組み入れることの可能な1つのユニットを形成していること、とする。
また、効果的な構成として、アクチュエータ手段は可撓性タブを有し、当該タブは、第1の可撓性タブ部分と、当該第1のタブ部分よりも硬い第2の可撓性タブ部分とを有し、第1のタブ部分にはアクチュエータピンが支持されており、当該ピンは、装置が駆動される度に前記回転計数板の一連の歯と協働するように設計されていること、とする。
また、効果的な構成として、前記リングは受け部を有し、当該受け部は、前記可撓性タブに固定されたブロック要素と協働することで前記回転計数板の回転を制限するように設計されていること、とする。
また、効果的な構成として、より硬い方の第2のタブ部分は、リングの受け手段によってブロック要素がブロックされると直ちに撓むように設計されていること、とする。
また、効果的な構成として、回転計数板は、流体ディスペンサ装置の駆動ストロークの第1の部分によって回転させられ、より硬い方の第2のタブ部分の撓みによって、流体ディスペンサ装置の前記駆動ストロークは、ブロック要素が受け手段によってブロックされているにもかかわらず、継続することが可能となること、とする。
また、効果的な構成として、前記インジケータ手段は、数字および/または記号および/または色であること、とする。
また、本発明は、流体貯蔵器と、当該貯蔵器に設置されたポンプまたは弁などのディスペンサ部材とを有し、さらに、上で規定したような記載のドーズインジケータを有する、という流体ディスペンサ装置を提供する。
また、効果的な構成として、ドーズインジケータは貯蔵器の一部分によって駆動され、当該部分は、装置が駆動されている間に移動させられ、前記インジケータの伝達要素と協働すること、とする。
本発明に関する他の特徴および効果については、非限定的な例として示す本発明に関する特定の実施の形態について、添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を読めば、より明らかになるであろう。
本発明のドーズインジケータAは、どのような型の流体ディスペンサ装置にも用いられる。ただし、中でも特に用いられるのは、スプレー、そして効果的なものとしては噴霧器であり、投与対象の流体と推進ガスとを格納した容器に設置される定量弁を有するものである。
図1、2はディスペンサ装置Bを概略的に示しており、これに、本発明のドーズインジケータAを特に適合させてある。装置は本体50および貯蔵器51を有し、そこに定量弁52が組み付けられている。装置Bは、本体50内部での貯蔵器51の軸方向移動によって駆動されるが、前記移動によって弁52のロッドが圧縮され、その結果、1ドーズ分の内容物がマウスピース55を通って放出されることになる。当然のことながら、本発明は他の種類のディスペンサ装置にも使用できる。具体的には、鼻用の種類のスプレー装置、あるいは、弁ではなくポンプを有する装置である。
図3〜10にドーズインジケータAを示す。これは特に、上での述べた流体ディスペンサ装置Bと共に使用することができる。ドーズインジケータは回転計数板10を有する。これは、好ましい構成として、回転ディスクの形で作られており、ディスク10に対してほぼ垂直な回転軸を中心に回転するように設計されている。回転ディスク10は、薄いものとするのが好ましく、中空のプロフィール18を備えている。プロフィールについては、効果的な構成として、リブによって形成することができる。効果的な構成として、ディスク10はさらに一連の歯19を有し、歯の位置はディスクの周縁とするのが好ましい。前記の一連の歯19は、アクチュエータ手段と協働するように設計されている。そのアクチュエータ手段は、前記ディスク10を回転させるように設計されており、これについては後で詳細に説明する。ディスクまたは計数回転板10はインジケータ手段15をさらに有する。当該手段15は、数字および/または記号および/または色とすることができ、投与済みドーズ数または未投与ドーズ数を示すように設計されている。インジケータ手段15は、効果的な構成として、少なくとも部分的には前記中空のプロフィール18に従って並ぶ形となっている。異なるインジケータ手段15を組み合せることも考えられる。
図に示すインジケータAは、並進移動するように設計されたスライド部材20を更に有する。スライド部材20は、回転ディスク10の前記中空プロフィール18と協働する突起部28(または、他の何らかの等価手段)を有する。スライド部材20は、好ましい構成として、薄いプレートの形で作られており、回転ディスク10のインジケータ手段15と協働するように設計された表示開口部25を有する。
計数回転板10を回転させると、中空プロフィール18の形状によって、スライド部材20を並進の形で移動させることができる。プロフィール18は、効果的な構成として、表示が漸進的かつ不規則となるように作られている。たとえば、図3〜9におけるインジケータは、約200ドーズを数えることができ、最後の50は、スライド部材20の表示開口部25に、5の間隔で表示される。この実施の形態での中空プロフィール18は、最初の方では、ディスク10の中央に螺旋状に形成されており、そのため、前記ディスク10が回転するたびに前記スライド部材20が並進の形で移動することになる。未投与のドーズが50しかない状況になると、そこからプロフィール18は円筒形に延び、この位置からはもう、ディスク10の回転によってスライド部材20が移動することはない。そうして、インジケータの数字15は、装置が駆動されると表示開口部25に表示される。最終ドーズの後には特定記号17があり、これによって、未投与の残ドーズのないことを示すことができる。図10は変形例の実施の形態を示し、ここでのインジケータは120ドーズを数えることができる。最初のドーズから60番目のドーズまでの間は10間隔で、その後は5間隔で漸進的な表示がなされる。表示の進め方については別の形も考えられる。
計数回転板10およびスライド部材20は、効果的な構成として、カバー40の中に配置されている。カバーについては、やはり薄い構造とするのが好ましく、さらには表示ウィンドウ45を有し、当該ウィンドウ45がスライド部材20の表示開口部25と協働することで、計数回転板10のインジケータ手段15はユーザの目に見えるようになる。
インジケータA(そして具体的には、回転計数板10)は、効果的な構成として、前記インジケータA内に組み入れられた駆動手段によって駆動することができるようになっている。ここで図3〜10を参照する。アクチュエータ手段は、効果的な構成として、ドライブ要素31を、回転ディスク10が有する前記の一連の歯19を囲むリング30に固定された状態で有する、という形にすることができる。ドライブ要素31は、1ドーズが投与されるたびに、好ましくは駆動ピン35によって、前記の一連の歯19と協働するように設計されている。また、効果的な構成として、戻り防止手段36、37が設けられており、これは、前記回転ディスク10が、駆動の間にドライブ要素31によって回転させられる際の方向とは反対の方向に回転するのを防ぐことを目的としている。戻り防止手段については、可撓性タブ36を有し、ここに、一連の歯19と協働する戻り防止ピン37が支持されている、という形が可能である。
効果的な構成として、アクチュエータ手段はさらに、駆動のたびに流体ディスペンサ装置Bと協働するように設計された伝達要素34を有し、前記伝達要素34もまた前記ドライブ要素31と協働して前記回転ディスク10を回転させる。さらに言えば、図1に具体的に示すように、前記伝達要素34とは、ドライブ要素31に固定された肩であり、その肩は、流体ディスペンサ装置Bのうち駆動中に移動する部分54と協働する。図に示す実施の形態の場合、前記部分54とは、定量弁52を貯蔵器51上に固定する固定リングである。当然のことながら、そして、さらに一般的に言えば、装置Bの駆動中に移動させられるものであれば、どの部分でも、肩34と協働してドーズインジケータAを駆動させるのに適したものと言える。
次いで図3〜5を参照する。アクチュエータ手段については、ドライブ要素を形成している少なくとも1枚の可撓性タブ31を有し、前記可撓性タブ31は可撓性の程度の異なる2つの可撓性部分32、33(部分32が部分33よりも可撓性が高い)を備える、という形にすることができる。たとえば、部分33を部分32より広くする。可撓性タブ31には前記肩34が支持されており、スプレー装置Bが駆動されると、最初に、貯蔵器の固定リング54によって、アーム31のうち可撓性の大きい方の部分32が、回転ディスク10と並行に撓み、それによって、前記ディスク10は、一連の歯19と協働するアクチュエータピン35からのドライブで回転させられることになる。可撓性タブ31は、効果的な構成として、ブロッキング要素38を有し、当該要素38は、リング30に固定された突出受け部39と協働するように設計されている。効果的な構成として、ブロッキング要素38と受け部39との間の径方向距離は、一連の歯19の歯に対応している。よって、駆動中には、肩34はディスペンサ装置Bによって、図における下側方向に移動させられ、可撓性の大きい方のアーム部分32は、ブロック要素38が受け部39と接触する状態になるまで撓む(やはり、図における下側方向に)。これによって、計数回転板10は、歯1つ分だけ回転することになる。そこで、可撓性の大きい方のアーム部分32はブロックされる。そして、ディスペンサ装置Bの駆動ストロークは、可撓性の小さい方のアーム部分33が撓むことによって、その後も継続することができる。こうして、ドーズインジケータは、前記駆動ストロークの第1の部分において駆動することができる。これにより、ディスペンサ装置Bが部分的に駆動される事態が生じた際にも、すでに(部分的にまたは完全に)投与されたドーズがカウントされない、という事態が生じる危険は排除され、その一方で、カウント後に駆動ストロークを継続させることが可能となる。受け部39および戻り防止手段36、37によって、各ドーズが1回しかカウントされないことが保証される。
カバー40は、効果的な構成として、レールやリブなどのガイド手段41を有し、これはスライド部材20と協働して、並進で移動するように導く。
したがって、一連の歯19の歯数および計数回転板10の中空プロフィール18の形状によって、ドーズインジケータの特徴(具体的には、インジケータがカウントすることのできるドーズ数)が決定される。そうして、図3〜9に示す実施の形態には、約200ドーズをカウントするように設計されたドーズインジケータを示してあり、そのうち最後の50は、スライド部材の表示開口部25に、5の間隔で数値的に表示される。言うまでもなく、ドーズの最大数および表示方法については、プロフィール18(インジケータ手段)の構造または一連の歯19の歯数を変更することにより、必要に応じて変えることができる。すなわち、本発明によれば、形状やサイズを変更しなくてもあらゆるドーズ数をカウントできる、という設計のドーズインジケータを製造することができる。上述したように、本インジケータの寸法構造は、特に厚みに関して、非常に小さくなっており、そのため、インジケータAは、図1、2に示すように、既存の流体ディスペンサ装置Bに非常に簡単に組み入れることができる。
本発明のドーズインジケータによれば、すでに装置から投与されたドーズの数または今後投与されるドーズの数を、簡単かつ低コスト、そして漸進的な様態で表示することが可能となる。インジケータの構造は、それが示す必要のあるドーズの数に関わりなく、非常に薄くなっており、さらに、設置対象の装置に改造を施す必要が生じる原因の突出部分を有していない。図1に示すように、本発明のドーズインジケータAは、どんな既存の装置にでも非常に簡単に適用することができ、前記装置に改造を加える必要がない。さらに、インジケータAの存在が原因となって、装置Bを組み立てる組立工程を変更する必要が生じることもない。例えば、インジケータを装置Bの所定位置に設置する作業は、そのために装置の本体50の正面部分に設けられた開口部を通して行うことができる。そして、本発明のインジケータのもう1つの効果として、インジケータのアクチュエータ手段がインジケータ自体の中に組み入れられている、ということがある。これによって、インジケータは自律的な独立のユニットを形成することになり、事前に組み立てておくことが可能で、どのような流体ディスペンサ装置にも簡単に組み入れることができる。
以上、本発明について、特定の実施の形態を図面に示し、それを参照しながら説明した。しかし、当然のことながら、本発明は、いかなる形であれ、その特定の実施の形態に限定はされない。それどころか、当業者であれば、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲を逸脱しない形で、そこにいかなる修正でも施すことが可能であろう。
本発明の効果的な実施の形態を構成するドーズインジケータを含んだ流体ディスペンサ装置の概略側面図であって、部分的に切り欠いた形で示す図である。 図1と同じ装置の正面図である。 本発明の効果的な実施の形態を構成するドーズインジケータの分解図である。 図3と同様の図であり、別の角度から見た図である。 図3および図4に示すインジケータの概略背面図である。 図3および図4に示すインジケータの概略正面図である。 残り10ドーズの状態でのカウンタを示す部分切り欠き概略図である。 図7と同様の図であり、残ドーズが0の状態でのカウンタを示す図である。 図3乃至8における計数回転板を示す概略図である。 本発明に関する別の形の実施の形態を構成する計数回転板を示す概略図である。

Claims (17)

  1. 流体ディスペンサ装置(B)のためのドーズインジケータ(A)であって、
    ドーズとは流体ディスペンサ装置の1回の駆動による投与量を表す単位であり、
    回転の形で移動する回転計数板(10)と並進の形で移動するスライド部材(20)と、前記回転計数板(10)を回転させるアクチュエータ手段とを備え、
    前記回転計数板(10)は、
    前記スライド部材(20)に設けられた表示開口部(25)と協働して、投与済みドーズ数または未投与のドーズ数を示すインジケータ手段と、
    前記スライド部材(20)の突起部(28)と協働する中空プロフィール(18)を有し、
    当該中空プロフィール(18)の形状は、前記回転計数板(10)が少なくとも数回回転運動することで前記スライド部材(20)が並進の形で移動することになり、それによって、前記回転計数板(10)に対する前記スライド部材(20)の相対位置が変化させられるように形成されており、
    前記アクチュエータ手段は、
    第1の可撓性タブ部分(32)と、第1の可撓性タブ部分(32)よりも硬い第2の可撓性タブ部分(33)を有する少なくとも1枚の可撓性タブ(31)を備え、
    前記第1の可撓性タブ部分(32)によって前記回転計数板(10)をディスペンサ装置(B)の駆動ストロークの開始時に回転させることが可能であると共に、前記第2の可撓性タブ部分(33)によって、前記回転計数板(10)が回転運動を終えた後も前記駆動ストロークを継続させることが可能であり、
    前記第1の可撓性タブ部分(32)にはアクチュエータピン(35)が支持されており、当該アクチュエータピン(35)は、流体ディスペンサ装置が駆動される度に前記回転計数板(10)の一連の歯(19)と協働するように構成されてなる
    ことを特徴とするドーズインジケータ。
  2. 前記インジケータ手段(15)は、少なくとも部分的に、前記中空プロフィール(18)に従って並んでいること、
    を特徴とする請求項1に記載のドーズインジケータ。
  3. 前記中空プロフィール(18)の形状は、ドーズ表示が漸進的になるように、不規則にされていること、
    を特徴とする請求項1または2に記載のドーズインジケータ。
  4. 前記中空プロフィール(18)は、少なくとも部分的には、螺旋状に形成されていること、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のドーズインジケータ。
  5. 前記回転計数板(10)と前記スライド部材(20)とはカバー(40)の中に配置され、当該カバーは、スライド部材(20)の表示開口部(25)と協働する表示ウィンドウ(45)を有すること、
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のドーズインジケータ。
  6. 前記回転計数板(10)は一連の歯(19)を有する薄いディスクであって、前記一連の歯(19)は、前記回転計数板(10)を回転させるように設計されたアクチュエータ手段と協働すること、
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のドーズインジケータ。
  7. 前記アクチュエータ手段は、前記一連の歯(19)を囲むリング(30)に固定されたドライブ要素(31)を有し、前記ドライブ要素(31)は、1ドーズが投与される度に、前記一連の歯(19)と協働する状態になること、
    を特徴とする請求項6に記載のドーズインジケータ。
  8. 前記リング(30)は戻り防止手段(36,37)を有し、当該手段(36,37)は、前記回転計数板(10)が、前記ドライブ要素(31)によって回転させられる際の方向と反対の方向に回転するのを防止すること、
    を特徴とする請求項7に記載のドーズインジケータ。
  9. 前記アクチュエータ手段は、前記流体ディスペンサ装置(B)が駆動される度に前記流体ディスペンサ装置(B)と協働するように設計された伝達要素(34)を有し、前記伝達要素(34)はまた、前記ドライブ要素(31)とも協働して前記回転計数板(10)を回転させること、
    を特徴とする請求項7または8に記載のドーズインジケータ。
  10. 前記伝達手段(34)は、前記ドライブ要素(31)に固定された肩であり、流体ディスペンサ装置(B)のうち駆動の間に移動する部分(54)と協働すること、
    を特徴とする請求項に記載のドーズインジケータ。
  11. 回転計数板(10)、スライド部材(20)、アクチュエータ手段(31,34,35)、そしてカバー(40)は、流体ディスペンサ装置(B)に組み入れることの可能な1つのユニットを形成していること、
    を特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載のドーズインジケータ。
  12. 前記リング(30)は受け部(39)を有し、当該受け部は、前記可撓性タブ(31)に固定されたブロック要素(38)と協働することで前記回転計数板(10)の回転を制限するように設計されていること、
    を特徴とする請求項11に記載のドーズインジケータ。
  13. より硬い方の第2の可撓性タブ部分(33)は、リング(30)の受け部(39)によってブロック要素(38)がブロックされると直ちに撓むように設計されていること、
    を特徴とする請求項12に記載のドーズインジケータ。
  14. 回転計数板(10)は、流体ディスペンサ装置(B)の駆動ストロークの第1の部分によって回転させられ、
    より硬い方の第2の可撓性タブ部分の撓みによって、流体ディスペンサ装置(B)の前記駆動ストロークは、ブロック要素(38)が受け部(39)によってブロックされているにもかかわらず、継続することが可能となること、
    を特徴とする請求項12または13に記載のドーズインジケータ。
  15. 前記インジケータ手段(15)は、数字および/または記号および/または色であること、
    を特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載のドーズインジケータ。
  16. 流体貯蔵器(51)と、当該貯蔵器(51)に設置されたポンプまたは弁などのディスペンサ部材(52)と、を有する流体ディスペンサ装置(B)であって、
    請求項1乃至15のいずれかに記載のドーズインジケータ(A)を更に有することを特徴とする流体ディスペンサ装置。
  17. ドーズインジケータ(A)は貯蔵器(51)の一部分(54)によって駆動され、当該部分(54)は、流体ディスペンサ装置(B)が駆動されている間に移動させられ、前記インジケータ(A)の伝達要素(34)と協働すること、
    を特徴とする請求項16に記載の流体ディスペンサ装置。
JP2006500591A 2003-01-20 2004-01-19 流体ディスペンサ装置用のドーズインジケータ Expired - Fee Related JP4538601B2 (ja)

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