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JP4528058B2 - コイル封入圧粉磁心 - Google Patents

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Description

本発明は、金属コイルを軟磁性合金粉末の圧密体で覆った構造のコイル封入圧粉磁心に関するものである。
電子機器の小型化、軽量化が進められるにつれて、電子機器に搭載される小型で高性能の圧粉コアが要求されるようになってきている。この圧粉コアとは、フェライト粉末などの飽和磁束密度の高い軟磁性合金粉末を圧密して目的の形状に成型したものである。
また、この圧粉コアを備えたインダクタを更に小型高性能とするために、軟磁性合金粉末の中に金属のコイルを埋設した状態で全体を加圧成型することにより、圧粉コアの内部に金属のコイルを封入した構造とすることが提案されている。
前記構造のインダクタをコイル封入圧粉磁心と称することができるが、この種のコイル封入圧粉磁心の製造方法の一例として図10に示すように、上部型枠100と下部型枠101から構成される型枠102の内側に上パンチ103と下パンチ104を備えた加圧装置を用い、前記型枠102と上パンチ103と下パンチ104により囲まれた空間の内部に軟磁性合金粉末を収容して圧密し、一旦下部コア106を成型し、その後にこの下部コア106の上に金属のコイル107を配置し、このコイル107を埋めるように軟磁性合金粉末を再充填してから図11に示すように再度上パンチ103と下パンチ104で全体を圧密して圧粉コア109の内部に金属のコイル107を封入した構造のインダクタ110を製造する技術が知られている。(特許文献1参照)
この特許文献1に記載された製造方法により、予め成型された下部コア106を一体化して含む圧粉コア109の内部にコイル107を埋設した構造のインダクタ110を得ることができる。
次に、前記コイル封入圧粉磁心の他の構造例およびその製造方法として、図12に示すように平角線の長辺を巻き軸に対して垂直に巻くエッジワイズ縦巻きしてコイル部111を形成し、その両端部側に端子部112、113を延出させて設けた構造のコイル115を用い、このコイル115の端子部112、113を図13に示すように上金型116と下金型117の間に挟持してそのコイル部111を金型116、117の内部に収容し、金型116、117の内部空間に軟磁性合金粉末118を充填してから上パンチ120と下パンチ121により軟磁性合金粉末118を圧密する方法が知られている。(特許文献2参照)
この特許文献2に記載された製造方法により、図14に示すようにコイル部111を圧粉コア122で覆い、圧粉コア122の両側に端子部112、113を突出させた構造のインダクタ123を得ることができる。このインダクタ123においては、配線基板などへの実装を考慮し、端子部112、113を圧粉コア122の底面側に折り曲げ装着して完成される。
更に、前記構造のコイル封入圧粉磁心とは異なる種類のチョークコイルの一構造例として図15に示すように、平角導線または箔状導線からなる板状導線130をそれらの表裏面同士を重ねるように渦巻き状に巻き付けて形成した空芯コイル131と、それを装着する端子台132と、それらを上下から挟む軟磁性合金板134、135と絶縁シート136とからなる構造が知られている。
特開2001−267260号公報 特開2004−153068号公報 特開平10ー125545号公報
先に図10と図11を基に説明した従来のインダクタ110の構造を採用すると、上下のパンチ103、104を用いて1回目の成型で下部コア106を形成してから、2回目の成型で再度全体の圧粉コア109を成型するというように、2回の成型作業が必要となり、製造が容易ではない問題を有していた。
また、従来のインダクタ110の構造では、コイル107の両端107a、107bをその外部側に引き出し、上部型枠100と下部型枠101との間に挟持した状態でコイル107の周囲に軟磁性合金粉末を充填して圧密する構造のために、上下のパンチ103、104で軟磁性合金粉末を圧密する際、コイル107の両端を引きちぎらないように、上下のパンチ103、104の位置制御を精密に行う必要があり、金型自体も上下の型枠100、101に分割構成する必要があり、型枠の構成が複雑になり、設備が高価になって製造が複雑になるので、コストダウンが容易ではないという問題がある。また、この問題は図12〜図14を基に先に説明した構造と製造方法においても同様であり、1回の圧密では製造が難しいという問題があった。
次に、図14に示す左右の端子部112、113を備えた構造では、図14に示す如く端子部112、113の厚さ方向上下に十分な肉厚の圧密コア122が存在する構造であれば問題ないが、電子機器の小型化の要求に応じて、厚さ5mm程度、あるいはそれ以下の数mm程度の厚さ、及び、幅5mm程度の大きさの電子製品となり、端子部112、113の厚さ方向上下に十分な肉厚で圧密コア122を設けることができなくなった場合、左右の端子部112、113を折り曲げ加工する場合に圧密コア122の端部に負荷がかかり、圧密コア端部の欠けや割れを生じるおそれがあった。
例えば、コイル部111の下部側から引き出した端子部113の付け根の部分の下側に存在する圧粉コア部分が特に肉薄のために、端子部113の折り曲げ加工の際にこの肉薄部分に割れや欠けを生じさせるおそれが高いものであった。特にこの種のインダクタにおいて圧粉コア122の部分が5mm角程度の大きさになるようであると、圧粉コア122の全体の厚みも数mm程度となるので、先の肉薄部分は特に弱く脆い部分となるおそれがある。
なお、図15を基に先に説明した構造の板状導線130を備えた空芯コイル131の構造では、空芯コイル131の内周側の板状導線130の端部を下側に引き出して内側端子部137として構成し、空芯コイル131の外周側の板状導線130の端部を下側に引き出して外側端子部138として構成し、この空芯コイル131の上下を軟磁性合金板134、135で挟んだ構成としているので、この構造を単に圧粉コア構造とすることはできない問題がある。例えば、前記構造の空芯コイル131を図10あるいは図13に示す上下パンチと上下の型を備えた装置に装着して上下方向から加圧しようとしても、上下のパンチで加圧する方向に沿って板状導線130の幅方向を揃えて配置した形状となるため、上下のパンチから高圧で圧密すると、巻き付け構成とされた板状導線130を部分的に座屈させるおそれがあり、コイルの形を正確に保持したまま圧密すること自体が困難な問題があった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、コイルの周囲に軟磁性合金粉末の圧粉体を備えた構成のコイル封入圧粉磁心において、例えば5mm程度以下の大きさに形成された小型化されたコイル封入圧粉磁心においても、軟磁性合金粉末の圧密体部分の圧密状態を良好にすることができ、圧粉コアの内部でのコイルの変形を防止できるとともに、コイルの端子部分の引き出し部分周りの圧密体部分に亀裂や割れなどが生じにくい構成としたコイル封入圧粉磁心の提供を目的とする。
更に本発明は、コイル本体を包んだ軟磁性合金粉末を圧密して製造する構成のコイル封入圧粉磁心において、1度の圧密処理により製造が可能であり、コイル本体を変形させるおそれも少ない構造のコイル封入圧粉磁心の提供を目的とする。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、平面部を有する平角導線を該平面部を巻軸に対して略垂直にして巻く縦巻き構造としてなる薄型のコイル本体と、前記コイル本体の一端側に位置する前記平角導線の端部を該コイル本体の巻軸に並行に導出してなる一側端子部と、前記コイル本体の他端側に位置する前記平角導線の端部を該コイル本体の巻軸に並行に導出してなる他側端子部と、前記一側端子部を延出して形成された一側引出端子部と、前記他側端子部を延出して形成された他側引出端子部とを有するコイル成形体と、該コイル成形体のコイル本体と一側端子部と他側端子部を覆って形成された軟磁性合金粉末の圧密体からなる薄型の圧粉コアとを具備してなり、前記コイル本体の巻軸方向に位置する前記圧粉コアの一方の面あるいは他方の面に前記一側端子部と前記他側端子部が圧粉コアの側面よりも内側から引き出されてなることを特徴とする。
平角導線を縦巻きしてなるコイル本体を具備し、平角導線の一端側と他端側をいずれも巻軸に並行に導出することで、コイル本体の外部に軟磁性合金粉末を充填して圧密する場合に、コイル本体を構成する平角導線の厚さ方向に加圧して軟磁性合金粉末を圧密化することが可能となる。軟磁性合金粉末を圧密化する場合、前述のように平角導線の厚さ方向に圧密することができると、平角導線の幅方向に圧密する場合に比べて平角導線を曲げたり座屈させることなく圧密化ができるので、コイル本体の本来の形を正確に保持しながら圧粉コア内に設けることができる。
また、軟磁性合金粉末の圧密化の際、コイル本体を構成する平角導線の厚さ方向に加圧できることから、粉末の流動性に応じて圧密過程で粉末が流動しながら圧密化された場合であっても、平角導線の面に沿って軟磁性合金粉末が良好に流動できるので、圧密過程における軟磁性合金粉末の流動性が阻害されることがなくなり、コイル本体周囲の隅々まで軟磁性合金粉末が良好に流動できる結果として、圧密ムラの無い均一な圧密度の圧粉コアを得やすい構造を具備する、という特徴を有する。
本発明はコイル本体と圧粉コアがいずれも薄型化されていても、平角導線を縦巻きしてなるコイル本体を具備することで、圧密ムラの無い均一な圧密度の圧粉コアを有する構成を提供できる。また、圧粉コアの一方の面あるいは他方の面から一側端子部と他側端子部が引き出されてなることにより、回路基板等に装着してハンダ付けなどにより実装する場合の接合なども容易となる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、前記圧粉コアの一方の面あるいは他方の面に引き出された前記一側端子部に延出形成されている前記一側引出端子部が、前記圧粉コアの面に沿って該圧粉コアの隅部側に延出されるとともに折り曲げられて一側引出端子部が形成されてなることを特徴とする。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、前記圧粉コアの一方の面あるいは他方の面に引き出された前記他側端子部に延出形成されている前記他側引出端子部が、前記圧粉コアの面に沿って圧粉コアの隅部側に延出されるとともに折り曲げられて他側引出端子部が形成されてなることを特徴とする。
これらの構成により、圧粉コアの隅部に端子部を有する構成を採用できるので、基板実装などの際にハンダ接合などの接合が容易な構成を提供できる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、前記一側端子部と他側端子部がいずれも前記圧粉コアの一つの面に引き出されるとともに、前記他側端子部が前記圧粉コアの内部側において前記コイル本体の外周部と離間しながら前記圧粉コアの一つの面に引き出され、前記コイル本体の外周部と前記他側端子部との間に前記軟磁性合金粉末の圧密体の一部が充填されてなることを特徴とする。
これにより、コイル本体の外周部と他側端子部との間に軟磁性合金粉末を密に充填することができる。
また、本発明は前記軟磁性合金粉末の圧密方向が前記平角導線の厚さ方向とされてなることを特徴とすることができる。
本発明により、コイル本体を構成する平角導線を曲げたり潰すことなく圧密化ができ、形の整ったコイル本体を圧粉コアの内部に有するコイル封入圧粉磁心を提供できるとともに、軟磁性合金粉末の圧密時にコイル本体周囲の隅々まで軟磁性合金粉末を良好に流動させることができる構造を採用した結果として、圧密ムラの無い均一な圧密度の圧粉コアを有するコイル封入圧粉磁心を得ることができるという特徴を有する。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明するが、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は本発明に係るコイル封入圧粉磁心の第1の実施の形態を示す平面図、図2は図1に示すコイル封入圧粉磁心におけるIIーII線に沿う断面図である。
この実施形態のコイル封入圧粉磁心Aは、軟磁性合金粉末を圧密してなる平面視正方形状の薄板状の圧粉コア1とこの圧粉コア1の内部に封入されているCuなどの導電体からなるコイル本体2と、該コイル本体2の両端を延出して圧粉コア1の底面(一方の面)1A側の隅部に個々に延出形成された端子部3、4とを具備して構成されている。この形態のコイル封入圧粉磁心Aにおいて圧粉コア1の縦幅と横幅は、例えば40mm程度あるいはそれ以下の数mm程度の大きさ、圧粉コア1の厚さは、10mm以下、例えば数mm程度の厚さとされる。
前記コイル本体2は、平面部6Aを有する平角導線6を該平面部6Aを巻軸7に対して略垂直にして巻く縦巻き構造とされてなり、このコイル本体2と、該コイル本体2の最下層側に位置する前記平角導線6の端部6Bを該コイル本体2の巻軸7と並行に下向きに導出してなる最下層側(一側)端子部9と、前記コイル本体2の最上層に位置する前記平角導線6の端部6Cを該コイル本体2の巻軸7と並行に下向きに導出してなる最上層側(他側)端子部10と、前記一側端子部9を延出して形成された一側引出端子部3と、前記他側端子部10を延出して形成された他側引出端子部4とを具備してコイル成形体8が構成されている。
前記正方形板状の圧粉コア1の厚さは、例えば先のコイル本体2の上面側と下面側を少なくとも各々コイル本体2の厚さの半分程度以上覆う厚さに形成され、正方形板状の圧粉コア1の幅は、例えば先のコイル本体2の外周側を少なくともコイル本体2の厚さ程度覆うことができる幅に形成されている。
前記コイル本体2の最下層側に設けられている一側端子部9は、コイル本体2の最下層に位置する平角導線6を下向きに折曲して圧粉コア1をその厚さ方向に貫通し、圧粉コア1の底面1A側に引き出して設けられている。そして、先の底面1Aから下向きに露出された一側端子部9の先端部分に、一側引出端子部3が一体に接続されていて、この一側引出端子部3は圧粉コア1の底面1Aに沿って圧粉コア1の角隅部側まで、コイル本体2の接線を延長する如く延出され、その先端部3Aは上側に折り返されて圧粉コア1の側面1Bに沿わせられている。
前記コイル本体2の最上層側に設けられている他側端子部10は、コイル本体2の最上層側外側に延出された平角導線6の一部6aの先端から図2の下向きに折曲されてコイル本体2の外側に沿ってコイル本体2の周面と離間しながら圧粉コア2をその厚さ方向に貫通して圧粉コア1の底面1A側に引き出され、底面1Aから露出された部分に他側引出端子部4が一体接続されていて、この他側引出端子部4は圧粉コア1の底面1Aに沿って圧粉コア1の他の角隅部1C側までコイル本体2の接線を延長するように形成され、その先端部4Aは上側に折り返されて圧粉コア1の側面1Dに沿わせられている。なお、この形態において圧粉コア1の上面(他方の面)1E側には特に端子部が形成されていない。
次に、この形態の圧粉コア1の好ましい構造例として、軟磁性合金粉末が結着材によって固化成形されてなるとともにブチラールフェノール樹脂などの樹脂からなる保護層により全体が被覆されてなる構成を例示できる。また、前記軟磁性合金粉末として、ΔTx=Tx−Tg(ただしTxは結晶化開始温度、Tgはガラス遷移温度を示す。)の式で表される過冷却液体の温度間隔ΔTxが20K以上を示す非晶質相からなり、主成分としてのFeに加え、Cr、Mo、W、V、Nb、Ta、Ti、Zr、Hf、Pt、Pd、Auの中から選択される1種以上の元素Mと、P、C、Bを少なくとも含む軟磁性合金(金属ガラス合金)粉末を例示することができる。
次に、前記軟磁性合金粉末の望ましい組成例を記載する。
Fe100−x−y−z−w−tSi
ただし、MはCr、Mo、W、V、Nb、Ta、Ti、Zr、Hf、Pt、Pd、Auより選ばれる1種または2種以上の元素であり、組成比を示すx、y、z、w、tは、0.5原子%≦x≦8原子%、2原子%≦y≦15原子%、0原子%<z≦8原子%、1原子%≦w≦12原子%、0原子%≦t≦8原子%、70原子%≦(100−x−y−z−w−t)≦79原子%である。また、これら組成系の軟磁性合金粉末の他に、FeNiSnPCBなる組成系の軟磁性合金粉末を用いることもできる。
なお、本発明で用いる軟磁性合金粉末は上述のものに限らず、TM-Al-Ga-P-C-B-Si系等(TMはFe、Co、Ni等の遷移金属元素)の組成からなる合金であり、合金溶湯を急冷することにより得た非晶質軟磁性合金粉末(金属ガラス合金粉末)などであっても良い。勿論、前記圧粉コア1は、パーマロイ粉末やフェライト粉末などの軟磁性合金粉末の圧密体からなるものでも良い。
また、圧粉コアの構成材料として上記の各種の金属ガラス合金を用いる場合、通常、粉末状の金属ガラス合金を結着材などとともに固化成形して圧粉コアとするために、結着材として、ブチラール樹脂やブチラールフェノール樹脂、アクリル樹脂あるいはシリコーン樹脂などを用いることが好ましい。
結着剤として用いる樹脂は、前記ブチラール樹脂、ブチラールフェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂の他に、シリコーンゴム、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、PVA(ポリビニルアルコール)等の液状又は粉末状の樹脂あるいはゴムや、水ガラス、酸化物ガラス粉末、ゾルゲル法により生成するガラス状物質等を挙げることができる。また、結着材として各種のエラストマー(ゴム)を用いてもよい。
次に、結着材とともにステアリン酸塩(ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム等)のうちから選択される潤滑剤を同時に用いることが好ましい。
図1と図2に示す構造のコイル封入圧粉磁心Aは、その端子部3、4を回路基板の端子部に半田付け等の手段で接合して実装される。ここで端子部3、4が圧粉コア1の底面側の対角位置の両隅部に位置し、取り扱いが容易であるので、回路基板への接合作業は容易に行うことができる。
次に、図1に示す構造のコイル封入圧粉磁心Aにあっては、図2の断面構造に示す如く、一側端子部9を圧粉コア1の底面1A側であって、その角隅部(隅部側)1aよりも十分に離れた位置から引き出しているので、一側端子部9から引出端子部3に至る部分の折り曲げ箇所を底面1Aの角隅部1aよりも十分に離れた箇所に位置させることができる。従って、一側端子部9から引出端子部3に至る部分を折り曲げる際に圧粉コア1に部分的に亀裂や欠けを生じさせることがない。
また、図1に示す構造のコイル封入圧粉磁心Aにあっては、図2の断面構造に示す如く、他側端子部10を圧粉コア1の底面1A側であって、圧粉コア1の側面1Dよりも内側の位置から引き出しているので、他側端子部10から引出端子部4に至る部分の折り曲げ箇所を底面1Aの角隅部1cよりも若干離れた箇所に位置させることができる。
ここで図1と図2に示す構造のコイル封入圧粉磁心Aにおいて、他側端子部10を圧粉コア1の側面1D側に直接引き出して折り曲げようとすると、折り曲げの際にコイル本体2の上面側に位置する薄い部分の圧粉コア1に負荷をかけてこの部分に亀裂や欠けを生じさせてしまうおそれがある。特にこの形態のコイル封入圧粉磁心Aが厚さ数mmの小型部品である場合にこのおそれが高い。
これは、コイル本体2の最上面位置から他側端子部10を側面1D側に直に引き出そうとすると、他側端子部10の上側の圧粉コア部分が特に薄くなることに起因する。これに対して図2に示す構造の如く他側端子部10を下向きに延出させて圧粉コア1の底面側から引き出す構造とすると、他側端子部10の外側の側面1D側に存在する圧粉コアの肉厚をコイル本体2の最上層の上側に存在する圧粉コア1の肉厚よりも大きくできるので、強度的に有利となり、割れや欠けに強い構造となる。なお、ここで、他側端子部10の外側の側面1D側に存在する圧粉コアの肉厚を大きくできるのは、10mm角、厚さ数mm程度の正方形板状の圧粉コア1を設計する場合に、圧粉コア1の厚さ方向の寸法的な制約よりも圧粉コア1の幅方向の寸法的な制約の方が緩く、薄型のコイル本体2を圧粉コア1で覆う場合に、幅方向の圧粉コア1の被覆厚さを大きくできやすいことに起因する。
なお、コイル本体2の最上層の上側の圧粉コア部分を特に厚く形成すれば強度的には問題を生じないが、機器の小型化に合わせてコイル封入圧粉磁心の総厚を制限され、コイル本体2の周囲に形成する圧粉コア部分の被覆厚さをあまり大きくできない場合に、図1と図2に示す構造が有利となる。
図3は本発明に係るコイル封入圧粉磁心の第2の実施の形態を示す平面図、図4は図3におけるIVーIV線に沿う断面図である。
これらの図に示すコイル封入圧粉磁心Bにおいて、先の形態のコイル封入圧粉磁心Aと同一の部分には同一の符号を付し、それら同一部分の説明を簡略化する。
この形態の構造においても先の形態と同様に、軟磁性合金粉末の圧密体からなる圧粉コア1の内部に導電体のコイル本体2が埋設されている基本構造は同等である。
この形態においてコイル本体2が平角導線6を縦巻き構造としている点と、コイル本体2と他側端子部10と引出端子部4とを具備してなる点については先の形態と同等であるが、この形態では端子部9に対して延出形成された引出端子部15が先の形態の引出端子部3と逆向きに、すなわち、引出端子15が圧粉コア1の側面1D側に延出されてその先端部15Aを側面1Dに沿って上向きに折り曲げた形状とされてコイル成形体17が構成されている。
この第2実施形態の構造においても先の形態の構造と同様な作用効果を得ることができる。なお、この第2実施形態のコイル封入圧粉磁心Bにおいては、圧粉コア1の側面1D側に2つの端子部4A、15Aを有しているので、回路基板等に実装する場合に、近接配置した端子部4A、15Aにおいて接合ができる特徴を有する。
図5はコイル封入圧粉磁心の参考例を示す平面図、図6は図5におけるVIーVI線に沿って圧粉コア部分のみを断面とした部分断面図である。
これらの図に示すコイル封入圧粉磁心Cにおいて、先の形態のコイル封入圧粉磁心Aと同一の部分には同一の符号を付し、それら同一部分の説明を簡略化する。
この参考例の構造においても先の形態と同様に、軟磁性合金粉末の圧密体からなる圧粉コア1の内部にCuなどの導電体の平角導線6からなるコイル本体20が埋設されている基本構造については同等である。
この参考例のコイル本体20において最下層の平角導線6の端部を一側端子部として巻軸7と並行な向きに延出し、更に一側引出端子部6Dとしてコイル本体20の外側に延出して圧粉コア1の側面1B側に露出させて下向きに折り曲げて引出端子部21が形成され、最上層の平角導線6の端部を他側端子部として巻軸7と並行な向きに延出し、更に他側引出端子部6Eとしてコイル本体20の外側に延出して圧粉コア1の側面1D側に露出させて下向きに折り曲げて引出端子部22が形成されている。この参考例の如くコイル本体20を構成する平角導線6の端部を一端巻軸7と並行に延出し更にコイル本体20の外側向きに延出させた形状とすることもできる
この参考例の構造においても先の形態の構造と基本的には同様な作用効果を得ることができる。しかし、この参考例の構造では平角導線6の端部6Dの下面側の圧粉コア1の厚さと、平角導線6の端部6Eの上面側の圧粉コア1の厚さが若干薄いので、端子部を折り曲げる際に先に説明した問題を生じる可能性を有するが、圧密コア1の肉厚を十分に確保できるサイズの構成では特に問題を有しない構造であり、その他の作用効果については先の形態の構造の場合と同様である。
次に、先の図1と図2、および図3と図4を基に説明した構造のコイル封入圧粉磁心A、Bを製造する方法の一例について説明する。
これらのコイル封入圧粉磁心A、Bは、基本的には平角導線6を縦巻き型としたコイル本体2の下側に、下向きに端子部を延出形成し、このコイル本体2を囲むように圧粉コア1を形成し、圧粉コア1から突出した端子部を圧粉コア1に沿って折り曲げ加工し、各引出端子部を形成することで製造することができる。
以上説明した構造のコイル封入圧粉磁心A、Bを製造する場合に適用することができる装置の一例を図7に示す。
図7に示す装置は、架台30の上に下パンチ31が設置され、この下パンチ31の上方に上下に移動自在に上パンチ32が設けられ、これら上下パンチ31、32を囲むように中空のダイ33が設置され、これら上下パンチ31、32の間、並びに、それらの周囲を囲むダイ33との間に形成される空間に軟磁性合金粉末を充填し、上パンチ32を下降させて下パンチ31との間の軟磁性合金粉末を圧密できるように構成されている。
この形態の装置では、下パンチ31の内部に上下方向に個々に離間して形成された収納穴35、35が形成され、これら収納穴35の内部にバネなどの弾性部材36とピン37とが収容され、収容穴35においてピン37の上方側には、コイル封入圧粉磁心A、Bを製造するためのコイル成形体の2本の端子片38を収容可能な大きさの穴が形成されている。
図7に示す装置を用いてコイル封入圧粉磁心Aを製造するには、平面部6Aを有する平角導線6を該平面部6Aを巻軸7に対して略垂直にして縦巻きし、コイル本体2を形成し、コイル本体2を構成する平角導線6の最上層の部分を下向きに折り曲げて一方の端子片38を形成し、コイル本体2を構成する平角導線6の最下層の部分を下向きに折り曲げて他方の端子片38を形成する。そして、この状態のコイル本体2の一方の端子片38を下パンチ31の一方の収容穴35の穴に収容し、他方の端子片38を下パンチ31の他方の収容穴36の穴に収容し、この状態からその周囲に軟磁性合金粉末を充填し、その後に上パンチ32を下降させて下パンチ31とともに軟磁性合金粉末を圧密し、圧粉コア1を成型する。
この圧密処理の際、コイル本体2の下側に位置して下パンチ31の上面とコイル本体2の下面との間に挟まれて圧密される軟磁性合金粉末は多少の流動性をもってコイル本体2の下面側の隅々にコイル本体2の底面(平角導線6の平面)に沿って良好に回り込み、この部分に軟磁性合金粉末が行き渡らなくなることなく軟磁性合金粉末の圧密ができる。ここでコイル本体2の下側に位置する軟磁性合金粉末が良好に流動できない場合、コイル本体2の下面側において部分的に軟磁性合金粉末が不足し、目的よりも薄肉の被覆量となってしまい、コイル本体2の周囲に目的厚さの軟磁性合金粉末圧密部を形成できないおそれがある。この点においても平角導線6を縦巻としてなる構造が有利となる。
圧密コア1を成型したならば、上パンチ32を上昇させて圧密コア1を下パンチ31から取り出し、圧密コア1の底面側に突出されている各端子片38、38を圧密コア1の底面に沿って折り曲げ、更にそれらの先端部を圧密コア1の側面に沿って折り曲げることで図1に示す構成のコイル封入圧粉磁心Aを得ることができる。
また、圧密コア1を成型する場合に前記装置にセットするコイルの形状を図3と図4に示すコイル成形体17とするとともに、圧密後の端子片の折り曲げ方向を変更することで図3に示す構成のコイル封入圧粉磁心Bを得ることができる。
これまで説明した装置を用いてコイル封入圧粉磁心A、Bを製造するならば、1回の圧密操作で圧粉コア1を得ることができるので、コイル封入圧粉磁心A、Bの製造も容易に行うことができる。
また、図7に示す装置を用いてコイル本体2を圧密する場合、コイル本体2を構成する平角導線6を縦巻き構造としてその厚さ方向に重ね、その厚さ方向に上下のパンチ31、32から圧密するならば、平角導線6の厚さ方向に加圧力を作用させることとなるので、平角導線6が潰れたり座屈することがなく、コイル形状を正確に保持したまま軟磁性合金粉末を圧密できる。これに対して仮に図15に示すように平角導線を横巻き構造としたコイル本体形状の場合、平角導線を座屈させる方向に加圧力が作用することになり、コイル本体の本来の形状を正確に保持できなくなるおそれがある。また、仮に、コイル本体2の端子部9、10が圧粉コア1の下面側に突出された構造ではなく、圧密コア1の両側面側に突出された構造であると、1回の圧密操作では圧粉コア1を圧密することが困難となり易く、図10と図11を基に先に説明した従来構造の如く2回の圧密工程が必要となり、型も上下に2分割する必要があるなどの問題を生じる。
これらに対して本発明に係る構造のコイル封入圧粉磁心A、Bであるならば、1回の圧密工程で製造可能であり、型を上下2分割する必要もなく、コイル本体2の変形のおそれもない状態で製造できるので、極めて容易に製造できる効果がある。
なお、以上の例では図7に示す構造の装置を用いてコイル封入圧粉磁心A、Bを製造する方法について説明したが、コイル封入圧粉磁心A、Bを製造するために、先に説明した特許文献1、2などに示されているその他の方法で製造しても良いのは勿論である。
即ち、本発明は、前記したコイル封入圧粉磁心A、B、Cの製造方法について何ら規制や制限を行うものではなく、従来公知の製造方法の如く2回の圧密処理を行い、上下2分割した型を用いてコイル封入圧粉磁心A、B、Cを製造しても良いのは勿論である。なお、コイル封入圧粉磁心Cについては、先の図7に示す装置では製造できないので、上下2分割の型を用いるか、2回に分けて圧密するなどの方法を用いればよい。また、コイル封入圧粉磁心Cは平角導線6を縦巻とした構造を有するので、コイル封入圧粉磁心Cを圧密により製造する場合にコイル導体20の下側の軟磁性合金粉末が良好に流動して緻密に圧密できるという特徴については先の他の形態のコイル封入圧粉磁心A、Bと同様である。
また、本発明に係る構造のコイル封入圧粉磁心において、端子部の取り出し方向は圧粉コア1のいずれの方向でも差し支えない。
例えば図8に示す第4実施形態の如く、一方の端子部3、3Aを第2図に示す第1実施形態の構造と同等とし、他方の端子部40を下向きではなく上向きとして圧粉コア1の上面側に到達させ、圧粉コア1の上面に沿って引出端子部41を形成し、その先端部41Aを圧粉コア1の側面1Dと下面に沿って折り曲げることで端子部41Bを形成して圧粉コア1の上下両側に端子部を形成した構造としても良い。
更に図9に示す第5実施形態の如く、一方の端子部3、3Aを第2図に示す第1実施形態の構造と同等ではあるが引出位置を若干変更し、他方の端子部40を上向きとして圧粉コア1の上面側に到達させ、圧粉コア1の上面に沿って引出端子部41を形成し、その先端部41Aを圧粉コア1の側面1Dと下面に沿って折り曲げることで端子部41Bを形成して圧粉コア1の上下両側に端子部を形成した構造としても良い。
以上説明の如く本発明において端子部の引出位置や方向は特に限定するものではなく、実装する基板や回路に合わせて要求される位置とすることができる。また、上下に端子部を分けて延出させて設ける場合は、図7に示す上パンチと下パンチのそれぞれに収容穴を形成して上下方向に伸びるコイル本体2の各端子片を収容してから軟磁性合金粉末を充填し圧密するなどの適宜の変更を装置に加えることで容易に実施できる。
Fe74.9NiSn1.510.88.8の組成を有する軟磁性合金粉末95.7wt%、アクリル樹脂4wt%、潤滑剤0.3wt%の割合で混合した混合粉末を用いた。ここで用いた軟磁性合金粉末は前記組成比のものを合金溶湯から急冷して製造した非晶質状態の粉末であって、粒径3〜150μmのものを用いた。
また、厚さ0.4mm、幅1.5mmのCuからなる平角導線を5ターン縦巻きして内径4.1mm、外形7.9mmのコイル本体を形成し、コイル本体の上層型端部の平角導線を下向きに折り曲げ、最下層端部の平角導線を下向きに折り曲げて図7に示す装置にセットし、その周囲に上述の混合粉末を充填して上パンチから10t/cm(≒1GPa)の加圧力をかけて圧密し、図1と図2に示す構成のコイル封入圧粉磁心を製造した。
コイル本体の最上層から上に位置する圧粉コア部分の厚さ0.75mm、コイル本体の最下層から下に位置する圧粉コア部分の厚さ0.75mm、コイル本体外周部から圧密コアの側面までの圧粉コア部分の厚さ1.05mmであり、同じ形状のものを複数個作成したが、いずれの試料においても圧粉コア部分に亀裂やカケは発生しなかった。
また、得られた各コイル封入圧粉磁心に通電試験したところ、設計値どおりの磁界を発生させることができ、その磁界分布を検査したところ、磁界分布に特に異常な乱れを生じていなかったので、目的の設計値どおりのコイル形状を確保したまま、軟磁性合金粉末の圧密ができたと思われる。
図1は本発明に係るコイル封入圧粉磁心の第1実施形態を示す平面図。 図2は図1のコイル封入圧粉磁心のIIーII線に沿う断面図。 図3は本発明に係るコイル封入圧粉磁心の第2実施形態を示す平面図。 図4は図3のコイル封入圧粉磁心のIVーIV線に沿う断面図。 図5はコイル封入圧粉磁心の参考例を示す平面図。 図6は図5のコイル封入圧粉磁心において圧粉コアの部分をVIーVI線に沿って断面とした部分断面図。 図7は本発明に係るコイル封入圧粉磁心を製造するために用いて好適な装置の一例を示す断面図。 図8は本発明に係るコイル封入圧粉磁心の第4実施形態を示す断面図。 図9は本発明に係るコイル封入圧粉磁心の第5実施形態を示す断面図。 図10は従来のコイル封入圧粉磁心の製造方法において1回目の圧密を行った状態を示す断面図。 図11は従来のコイル封入圧粉磁心の製造方法において2回目の圧密を行った状態と得られたコイル封入圧粉磁心の一例を示す断面図。 図12は従来の他の例のコイル封入圧粉磁心を製造するために適用されるコイル本体の斜視図。 図13は図12に示すコイル本体の周囲に粉末を充填して圧密している状態を示す断面図。 図14は図13に示す状態から圧密して得られたコイル封入圧粉磁心の透視図。 図15は従来のコイル封入圧粉磁心の更に別の例を示す分解斜視図。
符号の説明
A、B、C、D、E…コイル封入圧粉磁心、1…圧粉コア、1A…底面、1a…角隅部、2…コイル本体、3…一側引出端子部、4、15…他側引出端子部、6…平角導線、6A…平面部、7…巻軸、8…コイル成形体、9…一側端子部、10…他側端子部。


Claims (5)

  1. 平面部を有する平角導線を該平面部を巻軸に対して略垂直にして巻く縦巻き構造としてなる薄型のコイル本体と、前記コイル本体の一端側に位置する前記平角導線の端部を該コイル本体の巻軸に並行に導出してなる一側端子部と、前記コイル本体の他端側に位置する前記平角導線の端部を該コイル本体の巻軸に並行に導出してなる他側端子部と、前記一側端子部を延出して形成された一側引出端子部と、前記他側端子部を延出して形成された他側引出端子部とを有するコイル成形体と、該コイル成形体のコイル本体と一側端子部と他側端子部を覆って形成された軟磁性合金粉末の圧密体からなる薄型の圧粉コアとを具備してなり、前記コイル本体の巻軸方向に位置する前記圧粉コアの一方の面あるいは他方の面に前記一側端子部と前記他側端子部が圧粉コアの側面よりも内側から引き出されてなることを特徴とするコイル封入圧粉磁心。
  2. 前記圧粉コアの一方の面あるいは他方の面に引き出された前記一側端子部に延出形成されている前記一側引出端子部が、前記圧粉コアの面に沿って該圧粉コアの隅部側に延出されるとともに折り曲げられて一側引出端子部が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載のコイル封入圧粉磁心。
  3. 前記圧粉コアの一方の面あるいは他方の面に引き出された前記他側端子部に延出形成されている前記他側引出端子部が、前記圧粉コアの面に沿って圧粉コアの隅部側に延出されるとともに折り曲げられて他側引出端子部が形成されてなることを特徴とする請求項1または2に記載のコイル封入圧粉磁心。
  4. 前記一側端子部と他側端子部がいずれも前記圧粉コアの前記コイル本体の巻軸方向に位置する一つの面に引き出されるとともに、前記他側端子部が前記圧粉コアの内部側において前記コイル本体の外周部と離間しながら前記一つの面に引き出され、前記コイル本体の外周部と前記他側端子部との間に前記軟磁性合金粉末の圧密体の一部が充填されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコイル封入圧粉磁心。
  5. 前記軟磁性合金粉末の圧密方向が前記平角導線の厚さ方向とされてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコイル封入圧粉磁心。
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