JP4527655B2 - フォーマー容器入り洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
特に、皮膚洗浄剤として使用した場合には、簡便性に加え、弾力性のあるきめ細かなクリーミーな泡質を有し、洗浄後にしっとりとした肌感触を与えるものが好まれる傾向にある。
即ち、本発明は、泡質がクリーミーで弾力性を有し、かつクラフト点が20℃以上の界面活性剤を含むにもかかわらず低温における安定性に優れ、洗浄後にしっとりとした肌感触を与えるフォーマー容器入り洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
<1> N−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤(A)と、該N−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤(A)以外のクラフト点20℃以上のアニオン界面活性剤(B)と、両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選択される少なくともいずれかの化合物(C)と、洗浄剤組成物に対する含有量が22〜50質量%の多価アルコール(D)とを含み、かつフォーマー容器に充填されていることを特徴とするフォーマー容器入り洗浄剤組成物である。
<2> N−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤(A)が、N−ラウロイル−β−アラニン及びその塩、N−ミリスチル−β−アラニン及びその塩、N−ココイル−β−アラニン及びその塩、N−ラウロイルグルタミン酸及びその塩、並びにN−ココイルグリシン及びその塩から選択される少なくとも1種である前記<1>に記載のフォーマー容器入り洗浄剤組成物である。
<3> N−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤(A)の洗浄剤組成物における含有量が0.1〜20質量%である前記<1>から<2>のいずれかに記載のフォーマー容器入り洗浄剤組成物である。
<4> クラフト点20℃以上のアニオン界面活性剤(B)が、ミリスチン酸カリウム、パルミチン酸カリウム、ミリスチン酸ナトリウム、N−パルミトイルメチルタウリンナトリウム、ラウリルスルホ酢酸カリウム、ポリオキシエチレン(1)スルホコハク酸ラウリル2Na、及びN−ココイルメチルタウリンNaから選択される少なくとも1種である前記<1>から<3>のいずれかに記載のフォーマー容器入り洗浄剤組成物である。
<5> クラフト点20℃以上のアニオン界面活性剤(B)の洗浄剤組成物における含有量が1〜10質量%である前記<1>から<4>のいずれかに記載のフォーマー容器入り洗浄剤組成物である。
<6> 両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選択される少なくともいずれかの化合物(C)の洗浄剤組成物における含有量が、0.5〜20質量%である前記<1>から<5>のいずれかに記載のフォーマー容器入り洗浄剤組成物である。
<7> 多価アルコール(D)の洗浄剤組成物における含有量が25〜35質量%である前記<1>から<6>のいずれかに記載のフォーマー容器入り洗浄剤組成物である。
<8> ノニオン界面活性剤(E)を更に含む前記<1>から<7>のいずれかに記載のフォーマー容器入り洗浄剤組成物である。
<9> ノニオン界面活性剤(E)が、下記一般式(1)で表される前記<8>に記載のフォーマー容器入り洗浄剤組成物である。
本発明のフォーマー容器入り洗浄剤組成物は、N−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤(A)と、該N−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤(A)以外のクラフト点20℃以上のアニオン界面活性剤(B)と、両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選択される少なくともいずれかの化合物(C)と、多価アルコール(D)とを含み、かつフォーマー容器に充填されており、さらに必要に応じてノニオン界面活性剤(E)、及び適宜選択したその他の成分を含む。
前記N−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤(A)としては、例えば、N−ラウロイル−β−アラニン又はその塩、N−ミリスチル−β−アラニン又はその塩、N−ココイル−β−アラニン又はその塩、N−ラウロイルグルタミン酸又はその塩、N−ココイルグリシン又はその塩、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン又はその塩、N−ミリストイル−N−メチル−β−アラニン又はその塩、N−ラウロイル−N−メチルグリシン又はその塩、N−ミリストイルグルタミン酸又はその塩、N−ラウロイルアスパラギン酸又はその塩、N−ココイルアラニン又はその塩などが挙げられる。これらは、それぞれ単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。また、N−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤には、L体、D体、ラセミ体があるが、本発明においては、これらのいずれをも使用することができる。
前記塩としては、アルカリ金属塩、アルカノールアミン塩などが挙げられる。
前記アルカリ金属塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩などが挙げられ、前記アルカノールアミン塩としては、例えば、モノエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩などが挙げられる。
前記N−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤(A)のより好ましい例としては、N−ラウロイル−β−アラニンカリウム、N−ミリスチル−β−アラニンカリウム、N−ココイル−β−アラニントリエタノールアミン、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン、N−ミリストイル−N−メチル−β−アラニン、N−ラウロイル−N−メチルグリシン、N−ラウロイルグルタミン酸、N−ミリストイルグルタミン酸、N−ラウロイルアスパラギン酸、N−ココイルグリシン、及びこれらのカリウム塩、トリエタノールアミン塩などが挙げられる。
前記N−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤(A)の、前記フォーマー容器入り洗浄剤組成物における含有量は、0.1〜20質量%が好ましく、2〜15質量%がより好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、低温時の安定性の向上効果が充分に発揮できないことがあり、20質量%を超えると、すすぎ時にヌルツキが生じ、使用感を損なうことがある。
ここで、前記クラフト点とは、イオン性界面活性剤の溶解度が臨界ミセル濃度(cmc)に等しくなる温度として定義される。通常のイオン性界面活性剤では、水に対する溶解度がクラフト点以下では非常に低く、難溶性物質とみなされる。また、臨界ミセル濃度(cmc)以上の濃度では、イオン性界面活性剤の溶存状態が同一である限り、界面活性剤の溶解温度はクラフト点と大きく変わらないことが知られている。したがって、本発明において、クラフト点は次の測定法によって測定される値とした。
濃度1.0質量%のアニオン界面活性剤溶液を試験管に注入し、−20℃の恒温槽に1日保存し、アニオン界面活性剤溶液を凍結させた。この試料を5℃のウォーターバスに入れ、1時間1℃ずつ昇温を行い、不溶物のない場合は、クラフト点を5℃以下とし、不溶物のある場合はその溶解する温度をクラフト点とした。なお、pH依存性の高い界面活性剤については、通常洗浄剤として用いられるpHに調整し、測定を行うこととした。具体的には、水酸化カリウムなどのアルカリを用いてpH10.0に調整し、それ以外の中和型の界面活性剤については、市販されているものを精製水にて、1.0質量%溶液に希釈したものを用い、pHは調整せずに測定を行った。
前記クラフト点20℃以上のアニオン界面活性剤(B)の、前記フォーマー容器入り洗浄剤組成物における含有量は、1〜10質量%が好ましく、2〜8質量%がより好ましい。前記含有量が、1質量%未満であると、泡の弾力性が充分でないことがあり、10質量%を超えると、低温時に、フォーマー容器に充填された洗浄液の粘度が上昇し、泡が不均一になったり、押し出しが不可能になることがある。
前記両性界面活性剤及び半極性界面活性剤(C)としては、一般に使用されるこれらの界面活性剤の中から適宜選択することができるが、例えば、イミダゾリン型(アミドアミン型)、アミドアミノ酸塩、カルボベタイン型(アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン)、スルホベタイン型(アルキルスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン)、ホスホベタイン型、アシル第3級アミンオキサイド、アシル第3級ホスフォンオキシドなどが挙げられる。これらの中でも、特に、カルボベタイン型、アシル第3級アミンオキサイドが好ましく、安定性の観点から脱塩処理したものがより好ましい。また、これらは、それぞれ単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記イミダゾリン型としては、例えば、ヤシ油アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインなどが挙げられる。
前記カルボベタイン型としては、例えば、アルキルベタインとして、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどが挙げられ、アルキルアミドベタインとして、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインなどが挙げられる。
前記スルホベタイン型としては、例えば、アルキルスルホベタインとして、ヤシ油脂肪酸ジメチルアミノヒドロキシスルホベタインなどが挙げられる。
前記ホスホベタイン型としては、例えば、ラウリルジメチルアミンオキサイドなどが挙げられる。
前記アシル第3級アミンオキサイドとしては、例えば、ラウリルジメチルアミンオキサイドなどが挙げられる。
前記アシル第3級ホスフォンオキサイドとしては、例えば、ラウリルジメチルホスフォンオキサイドなどが挙げられる。
前記硫酸エステル塩としては、高級アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩などが挙げられる。
前記アルキルリン酸エステル塩としては、モノラウリルリン酸トリエタノールアミン、モノラウリルリン酸ジカリウムなどが挙げられる。
前記スルホン酸塩としては、N−アシルアミノスルホン酸塩、ポリオキシエチレンスルホコハク酸塩などが挙げられ、ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸ナトリウムなどが挙げられる。
前記両性界面活性剤及び半極性界面活性剤(C)の、前記フォーマー容器入り洗浄剤組成物における含有量は、0.5〜20質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましい。0.5質量%未満であると、低温時の安定性の向上効果が充分に発揮できないことがあり、20質量%を超えると、すすぎ時にヌルツキが生じ、使用感を損なうことがある。
前記多価アルコール(D)としては、例えば、下記一般式(2)で表されるものなどが挙げられる。
前記一般式(2)で表される具体的な多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、イソプレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ヘキサグリセリン、デカグリセリン、1,3−ブチレングリコール、トリメチルプロパノール、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、グルコース、マンノース、ガラクトース、ショ糖、フルクトース、マルトース、マルチトール、キシリトール、イノシトール、ソルビタン、ソルビトール、これらの多価アルコールのEO付加物などが挙げられる。これらの中でも、特に、洗い流した後のしっとり感、保湿の観点から、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ソルビトールが好ましい。また、これらは、それぞれ単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記多価アルコールの含有量(D)の、前記フォーマー容器入り洗浄剤組成物における含有量は、22〜50質量%が好ましく、25〜35質量%がより好ましい。22質量%に満たないと、低温時の安定性の向上効果が充分に発揮できないことがあり、50質量%を超えると、すすぎ時にヌルツキが生じ、使用感を損なうことがある。
本発明のフォーマー容器入り洗浄剤組成物は、洗浄後の良好な肌感触を得る目的で、適宜選択したノニオン界面活性剤を含んでいてもよい。
前記ノニオン界面活性剤としては、一般にノニオン界面活性剤として使用される化合物の中から適宜選択することができるが、例えば、ポリオキシアルキレン付加型のノニオン界面活性剤、モノあるいはジエタノールアミド系ノニオン界面活性剤、糖系ノニオン界面活性剤、グリセリン系ノニオン界面活性剤などが挙げられる。これらは、それぞれ単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記1種のポリオキシアルキレン付加型としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などが挙げられる。
前記2種以上のポリオキシアルキレン付加型としては、ポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどが挙げられる。
前記アルキルサッカライド系としては、例えば、下記一般式(3)で表されるものが挙げられる。
前記ソルビタン脂肪酸エステル系としては、例えば、モノイソステアレン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタンなどが挙げられる。
前記ショ糖脂肪酸エステル系としては、例えば、ラウリン酸ショ糖エステル、ショ糖モノステアレート、POPショ糖モノラウレートなどが挙げられる。
前記ノニオン界面活性剤の中でも、特に、下記一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましい。
前記ノニオン界面活性剤の、前記フォーマー容器入り洗浄剤組成物における含有量は、0.1〜5質量%が好ましい。
前記ノニオン界面活性剤の含有量が0.1質量%未満であると、洗浄後にしっとりとした肌感触が得られないことがあり、5質量%を超えるとすすぎ時にヌルツキが生じ、使用感を損なうことがある。
本発明の前記フォーマー容器入り洗浄剤組成物は、目的に応じて適宜選択したその他の成分を含有していてもよい。
前記その他の成分としては、洗浄剤において一般に使用されているものであれば、前記フォーマー容器入り洗浄剤組成物の物性を損なわない限り特に制限はなく、例えば、高級アルコール、シリコーン油などの油分、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、水溶性高分子化合物、アクリル樹脂分散液、ビタミンなどの薬剤、殺菌剤、防腐剤、pH調製剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、色素、香料、顔料などが挙げられる。
前記その他の成分として使用される香料の原料としては、例えば、特開2002−128658号公報の段落番号〔0036〕〜〔0037〕に記載されているものなどが挙げられる。
なお、前記その他の成分は、本発明の目的を妨げない範囲で使用されることが好ましい。
前記フォーマー容器入り洗浄剤組成物の粘度は、該組成物をフォーマー容器に充填して使用するために、100mPa・s以下であることが好ましく、50mPa・s以下であることが好ましい。
前記フォーマー容器入り洗浄剤組成物を充填するフォーマー容器としては、例えば、以下の容器が挙げられる。
すなわち、一定量の洗浄剤組成物を一定量の空気と混合して発泡させ、シート状多孔質体(メッシュ)を通して均一できめ細かい泡を吐出する容器として、例えば、ポンプ機能を備えたキャップの頭を手指で押圧することにより泡を吐出するフォーマーポンプ、軟質容器の胴部を手指で押圧することにより泡を吐出するスクイズ容器などが挙げられる。
また、特定口径の噴射口を通して洗浄剤組成物を均一できめ細かい泡沫状態で吐出する種類の容器として、ノズル部を押し下げて泡沫状の泡を吐出するミストディスペンサーや、泡噴出ノズルを有し、トリガーで内容液を加圧することにより泡沫状の泡を吐出するトリガー式のスプレー容器などが挙げられる。
前記シート状多孔質体(メッシュ)は、100メッシュ以上であり、100〜400メッシュが好ましく、泡形成の観点から、200〜350メッシュがより好ましい。また、同様の観点から、その枚数も2枚以上であることが好ましい。
前記フォーマー容器の好ましい具体例としては、例えば、特開平7−315463号公報、及び特開平8−230961号公報に、それぞれ記載されたフォーマー容器などが挙げられる。
本発明の前記フォーマー容器入り洗浄剤組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記フォーマー容器入り洗浄剤組成物の用途としては、泡質がクリーミィで弾力性を有し、低温における安定性に優れ、洗浄後にしっとりとした肌感触を与えるため、例えば、皮膚用洗浄剤として好適に使用される。
下記表1及び表2(実施例1〜3及び参考例1)、表3及び表4(実施例4〜5及び参考例2〜3)、表5及び表6(比較例1〜5)に示す配合組成で常法によりフォーマー容器充填用液状洗浄剤組成物を調製し、フォーマー容器から吐出された泡の弾力性、低温時の安定性、及び洗浄後の肌感触を下記方法により評価した。これらの結果を下記表7及び表8に示す。
パネラー10名が、各フォーマー容器入り洗浄剤組成物を使用後、下記評価基準に基づいて泡の弾力性を評価し、パネラー10名の平均値を求めた。
[評価基準]
5:非常によい
4:かなりよい
3:ややよい
2:悪い
1:非常に悪い
各フォーマー容器入り洗浄剤組成物を無色透明な容器に入れ、0℃で1ヶ月保存し、結晶の有無を視覚により評価した。
○:結晶の析出が認められない
×:結晶の析出が認められる
パネラー10名が、各フォーマー容器入り洗浄剤組成物を使用後、下記評価基準に基づいて洗浄後の肌感触を官能的に評価し、パネラー10名の平均値を求めた。
5:しっとり感がある
4:ややしっとり感がある
3:どちらともいえない
2:ややしっとり感に欠ける
1:しっとり感に欠ける
a:特開平7−315463号公報に記載されたフォーマー容器
b:2004年11月現在市販されている、ライオン株式会社製「キレイキレイ泡ハンドソープ」に使用されているフォーマー容器
また、※を付したものはそれぞれ以下の市販品を表す。
※1 アミライトACT−12(味の素社製)
※2 アミソフトLK−11(味の素社製)
※3 アミライトGCK−12(味の素社製)
※4 NIKKOLPMT(日光ケミカルズ社製)
※5 TEXIN SS−1(コグニスジャパン社製)
※6 ネオスコープCTS−25(東邦化学工業社製)
※7 KC−1293−K(東邦化学工業社製)
※8 トーホーCT(東邦化学工業社製)
※9 パーソフトEF(日本油脂社製)
※10 NIKKOLLMT(日光ケミカルズ社製)
※11 オバゾリンLB−SF(東邦化学工業社製)
※12 ソフダゾリンLPB−R(川研ファインケミカル社製)
※13 ソフダゾリンAHS−103(東邦化学工業社製)
※14 アロモックスDM12D−W(ライオン化学社製)
※15 オバゾリン 552(東邦化学工業社製)
※16 EMALEX BHA−30(日本エマルジョン社製)
※17 EMALEX 611(日本エマルジョン社製)
※18 EMALEX 125(日本エマルジョン社製)
※19 EMALEX OD−20(日本エマルジョン社製)
※20 EMALEX 730(日本エマルジョン社製)
※21 NIKKOL HCO−20(日光ケミカルズ社製)
※22 NIKKOL TMGO−5(日光ケミカルズ社製)
※23 ニューポールPE−61(三洋化成社製)
※24 EMALEX GWIS−103(日本エマルジョン社製)
※25 NIKKOL TS−30(日光ケミカルズ社製)
※26 プランタケア2000UP(ヘンケルジャパン社製)
※27 サンソフトSE−16P(太陽化学社製)
※28 アミゾールLME(川研ファインケミカル社製)
※29 ホームリードCD(ライオン化学社製)
※30 SフェイスIS−1002(阪本薬品工業社製)
※31 Sフェイス L−401(阪本薬品工業社製)
※32 SY−DP14(阪本薬品工業社製)
表7及び表8の結果から、実施例1〜5のフォーマー容器入り液状洗浄剤組成物は、泡の弾力性に優れると共に、低温時の安定性にも優れ、更に洗浄後の肌感触も良好なことが判った。これに対して、比較例1〜5の液状洗浄剤組成物は、泡の弾力性、低温時の安定性、及び洗浄後の肌感触が悪く、本発明の効果を達成できないことが判った。
(実施例6)
[配合組成]
・N−ラウロイル−β−アラニン(LMA−H、三井化学株式会社製) 3%
・ミリスチン酸(NAA−142、日本油脂株式会社製) 2%
・ラウリルジメチルアミンオキシド 1.5%
・POE(10)ステアリルエーテル 1%
(BLAUNON SR−710、青木油脂工業社製)
・プロピレングリコール 30%
・ローズマリーエキス(ローズマリー水、丸善製薬社製) 1%
・ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1%
・香料A 0.1%
・水酸化カリウム pH10.0に調整
・精製水 残部
合計 100.0%
なお、フォーマー容器としては、特開平7−315463号公報に記載されたフォーマー容器を使用した。
[配合組成]
・N−ラウロイル−グルタミン酸カリウム 3%
・ラウリン酸カリウム 8%
・ミリスチン酸カリウム 2%
・ラウリルヒドロキシスルホベタイン 4%
・POE(30)ベヘニルエーテル 0.5%
(EMALEX、BHA−30、日本エマルジョン株式会社製)
・プロピレングリコール 20%
・グリセリン 15%
・ホホバ油 1%
・エデト酸四ナトリウム四水塩 0.1%
・イソプロピルメチルフェノール 0.1%
・ラフィノース 0.01%
・香料B 0.2%
・精製水 残部
合計 100.0%
なお、フォーマーポンプとしては、2004年11月現在市販されている、ライオン株式会社製「キレイキレイ泡ハンドソープ」に使用されているフォーマー容器を使用した。
[配合組成]
・N−ココイルグリシンカリウム 10%
・ミリスチン酸カリウム 2%
・モノ−N−ラウリルリンゴ酸アミドカリウム 3%
・ラウリン酸アミドプロピルベタイン 5%
・POE(20)オクチルドデシルエーテル 1.5%
・POE(2)ラウリン酸モノエタノールアミド 1%
(アミゼット2LY、川研ファインケミカル社製)
・プロピレングリコール 10%
・1,3−ブチレングリコール 20%
・ソルビトール 12%
・エラグ酸 0.05%
・エデト酸四ナトリウム 0.1%
・香料C 0.5%
・精製水 残部
合計 100.0%
なお、フォーマー容器としては、スクイズ容器(東洋製罐株式会社製)を使用した。
[配合組成]
・N−ココイルアルギニン 5%
・N−ココイルメチルダウリンナトリウム 0.3%
(ネオスコープCTS−25、東邦化学社製)
・ヤシ油脂肪酸 2%
・ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 1.5%
・POE(25)セチルエーテル 1.5%
(EMALEX 125、日本エマルジョン社製)
・POE(2)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 3%
(アミゼット2C、川研ファインケミカル社製)
・ジプロピレングリコール 20%
・ソルビトール 10%
・シリコーンエマルジョン 2%
(BY22−020、東レ・ダウコーティング・シリコーン社製)
・ピロクトンオラミン 1%
・ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.2%
・カミツレエキス(カモミラエキス、一丸ファルコス社製) 0.1%
・トリエタノールアミン pH9.2に調整
・香料D 0.7%
・精製水 残部
合計(%) 100.0%
なお、フォーマー容器としては、トリガー式スプレー容器(YT−87L、吉野工業所製)を使用した。
Claims (2)
- N−ラウロイル−β−アラニンカリウム、N−ミリスチル−β−アラニン及びその塩、N−ココイル−β−アラニン及びその塩、並びにN−ココイルグリシン及びその塩から選択される少なくとも1種であるN−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤(A)と、該N−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤(A)以外のクラフト点20℃以上のアニオン界面活性剤(B)と、両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選択される少なくともいずれかの化合物(C)と、洗浄剤組成物に対する含有量が22〜50質量%の多価アルコール(D)と、ノニオン界面活性剤(E)とを含み、
前記N−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤(A)以外のクラフト点20℃以上のアニオン界面活性剤(B)が、ミリスチン酸カリウム、パルミチン酸カリウム、ミリスチン酸ナトリウム、N−パルミトイルメチルタウリンナトリウム、ラウリルスルホ酢酸カリウム、ポリオキシエチレン(1)スルホコハク酸ラウリル2Na、及びN−ココイルメチルタウリンNaから選択される少なくとも1種であり、
前記ノニオン界面活性剤(E)が、下記一般式(1)で表される化合物であり、
かつシート状多孔質体を通して泡を吐出するフォーマー容器に充填されていることを特徴とするフォーマー容器入り液状洗浄剤組成物。
- N−アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤(A)以外のクラフト点20℃以上のアニオン界面活性剤(B)の、洗浄剤組成物における含有量が1〜10質量%である請求項1に記載のフォーマー容器入り液状洗浄剤組成物。
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