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JP4527529B2 - 動的にバランスのとれたシートの組み立て - Google Patents

動的にバランスのとれたシートの組み立て Download PDF

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JP4527529B2 JP2004512551A JP2004512551A JP4527529B2 JP 4527529 B2 JP4527529 B2 JP 4527529B2 JP 2004512551 A JP2004512551 A JP 2004512551A JP 2004512551 A JP2004512551 A JP 2004512551A JP 4527529 B2 JP4527529 B2 JP 4527529B2
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Description

本発明は、一般的には、オフィス環境でよく見受けられる形式のシート組立体に関するものであり、特に、可動シート及び可動背もたれを持つシート組立体、及びそのうえ、ユーザーを支えるための方法に関するものである。
長時間座っていることを必要とする仕事に従事する人たちによる使用に、人間工学的によく適したシート組立体又は椅子の開発に、かなりの労力が向けられた。このような応用例の典型的なものは、タイピング、読書、及びコンピュータの使用のような作業のためにオフィス又は家庭で使われるシート又は椅子である。
このようなシート組立体又は椅子が、そのシートを上向きに凹のアーチ型の経路、又はそれにかなり近いものに沿って動かすことを可能にする形態で組み立てられることが非常に望まれているということが、近年認識された。このようなアーチ型の動きは、そのシートに座る人の重心近傍に曲率中心を持つほぼアーチ型の経路を動くようにシートを取り付けることによって、最も望ましく実装される。ユーザーが様々な姿勢で複数の平衡位置を持つことができるように、この形状は、ユーザーの体の生体力学を椅子の動きと動的に均衡させる。この設計原理は、ユーザーの重心を前後方向のシートの動きの角力で釣り合わせる平衡化動作の1つである。
私の前の米国特許第5,244,252号、5,460,427号、5,558,399号、及び5,735,574号は、シートに座る人の重心近傍に曲率中心を持つ上向きに凹の経路に沿って動くようにシートを取り付ける利点を、より詳細に説明している。これらの特許は、引用により本出願に組み入れられる。このようなシート組立体はまた、自動車が急な減速又はクラッシュに巻き込まれたときに生成される動的な力を放散するために自動車で使用するのに、特によく適している。
アーチ型に動くように椅子のシートを取り付けることに加えて、動くように、又は腰のサポート部のような背面の一部が動くように、シート組立体の背面を取り付けることもまたよく知られている。背面を動かすための様々な機構もまた、上述の引用特許で開示される。これら可動背面取り付けシステムの殆どは、背面をシートに連結し、主に自動車の動的な減速のために設計されているが、オフィスの椅子の角度を変えることにも使用可能である。
米国特許第5,261,732号、5,366,269号、5,437,494号、5,577,802号、5,961,073号、5,979,984号、及び6,334,648号は、背面及びシートの一方又は双方が動くように取り付けられた椅子又はシート組立体を開示している。例えば、米国特許第5,975,634号及び第6,086,153号で示すような背もたれ角度調節機構に備えることもまた、オフィスの椅子等でよく知られている。
しかしながら、一般的には、ユーザーの体の生体力学と合った多くの釣り合いの取れた又は平衡位置を提供すると同時に、広範囲にわたる着席姿勢に対応する、可動に取り付けられたシート及び背もたれを持つ、長期間使用することのできる椅子又はシート組立体の必要性がまだ残っている。従って、椅子を使用する人は、前伸姿勢(机のような支持面で手作業を行う場合)、又は直立姿勢(タイピングのような作業の場合)、又は快適さ向上のために片側にもたれかかった姿勢、のような様々な姿勢をとりたいであろう。シート及び背もたれは、長時間の使用の間最大の快適さを提供するために、ほぼ、ユーザーの重心のまわりでユーザーの体及びシート組立体の動的な微小調節が可能である平衡位置に動かすことができるべきである。
本発明のシート組立体は、簡単には、シート、背もたれ、及びシートに座っている人の重心近傍に曲率中心を持つ上向きに凹のアーチ型のシートの経路に沿った動きが可能なようにほぼ水平な向きにシートを取り付ける取付用組立体、から構成される。シート取付用組立体は、さらに、シートとは独立して、またそのシートに座っている人の重心近傍に曲率中心を持つ前向きに凹のアーチ型の背もたれの経路に沿った動きが可能なようにほぼ垂直な向きに、背もたれを取り付ける。最も好ましいのは、シートの経路の曲率中心、及び背もたれの経路の曲率中心が同心であることである。シート組立体はまた、さらに、水平面について前後に傾くようにシートを取り付け、シート及び背もたれの曲率中心の相対位置を変えることなく、動きの背もたれの経路の曲率の半径の調整を可能にするように形成された調整用組立体を含むことが望ましい。肘掛け調整用機構と同様に、背もたれ傾斜機構もまた提供される。
背もたれ組立体の位置の自己調整サポート及び配置の方法は、簡単には、シートに座っているユーザーの重心近傍の軸のまわりを旋回可能なようにシートを取り付けるステップ、及びシートとは独立して、ユーザーの重心近傍の軸のまわりを旋回又は回転するように背もたれを取り付けるステップ、から構成される。
(本発明を実行する最適な態様)
本発明のシート組立体は、そのシートに座っているユーザー又は人の重心近傍に中心を持つ上向きに凹のアーチ型の経路に沿ってシートが動くことを可能にする、シート取付用組立体を用いる。上で示すように、これは従来技術で広く知られており、ユーザーが、アーチ型の様々な位置においてシート上でユーザーの重みを中心、又は釣り合いの取れた、又は平衡状態に保つと同時に、定期的にシート位置を調整することを可能にする。本発明の椅子組立体もまた、長時間にわたるシート組立体の使用のために更に釣り合いのとれた快適さを提供するように、シートとは独立して、同じ重心のまわりで可動である背もたれを用いる。
図1を参照すると、一般的には21で示される本発明の椅子又はシート組立体は、一般的には24で示されるシート取付用組立体で支えられるシート22及び背もたれ23、を含むことがわかる。シート取付用組立体24は、放射状に伸びた脚27に取り付けられた、従来技術において通常かつよく知られた複数のローラー要素28によって回転しながら支えられる、通常の垂直方向に調整可能な入れ子形式の柱脚26を含むことができる。他の支柱構造が柱脚26の代わりになり得ることも、また注目すべきである。例えば、本発明のシート組立体は、曲がった管状ベースの標準の3又は4本の脚の付いた土台に取り付けることができる。
図面に示す実施形態では、取付用組立体24はまた、柱脚26の上に取り付けられたU字形フレーム31を含み、このフレームは、その上に肘掛け34が取り付けられた、上方に伸びるフレームアーム32を持つ。シート22は、U字形フレーム31の内側に配置されたU字形架台36に取り付けられ、アーム32の上端近傍のピボット取付部37においてそれにピボット取付される。架台36は、それにシート22を固定することができるプレート38を取り付けたシートを含むことができる。
図3から図5でわかるように、シート22は、架台36によって、シート22に座っている人又はユーザー41の重心39近傍の軸37のまわりを旋回可能なように取り付けられる。図3,4,及び5を比較することにより、ユーザー41の重心39は、図3から図5に示す全姿勢において、シート架台36の旋回の中心37の近傍のままであることがわかる。
本発明の改善されたシート組み立てでは、取付用組立体24はさらに、シート22とは独立して、またシートに座っている人の重心39近傍に曲率中心を持つ前向きに凹のアーチ型の経路に沿った動きが可能なようにほぼ垂直な向きに、背もたれ23を取り付ける。最も望ましいのは、アーチ型の背もたれの経路の曲率中心が、アーチ型のシートの経路の曲率中心37と一致する、又は同心であることである。
取付用組立体24による背もたれ23の取り付けは、図2及び図6を参照することにより最もよく理解することができる。このように、本発明の取付用組立体24はまた、一般的には43で示されるU字形の背面支持組立体を含み、これは、例えば溶接することによってスリーブ46を固定された一対のスタブアーム44、及びストラップ端48がスリーブ46の内側でスライドして伸縮するU字形の背面ストラップ部材47を含むことができる。図6で最もよくわかるように、背面支持組立体43のスタブアーム部分44は、フレームアーム32の上端にピボット取付部37においてピボット取付される。一方の端がアームスタブ44上の突起部又は歯52に連結し、反対の端が回転可能に取り付けられたカム53で支えられる圧縮バネ51もまた、フレーム部材31に取り付けられる。図7で最もよくわかるように、カムの軸54は、回転するようにフレームアーム32に固定される。従ってバネ51は、基本的には図6に示す位置、すなわちスタブアーム44がU字型フレームアームの上端部材56に連結する点について、背面支持組立体43を付勢する。
従って、背もたれ23の図6における反時計回りの回転は圧縮バネ51によって抵抗され、その回転角は、ユーザーによって背もたれ23に加えられた体重、及びバネ51の弾性力に依存するであろう。バネ51の弾性力の調整は、手動で係合可能なハンドル57を回すことによりユーザーが回転させる長方形カム53により、遂行される。従って、ユーザーが背もたれ23の反時計回りの回転に対する抵抗を増大させたい場合には、ハンドル57を反時計回りに回転させることができ、これは四角形カム53を、図6の位置からバネ51の最大圧縮を生み出す位置まで90度回転させる。ユーザーが弾性力を減らしたい場合には、ハンドル57を時計方向に90度回転させて、バネ51が伸び、背面支持組立体43上の上向きに付勢する力を減らすことができるようになる。これは、背もたれのアーチ型の動きに対する抵抗を和らげる。
双方とも独立して、椅子に座っている人の重心近傍に曲率中心を持つアーチ型の経路に沿って動くことが可能な背もたれ23及びシート22を持つことの利点は、図3、4、及び5で実現され得る姿勢を比較することによってわかる。図3では、下方に傾いたシート及びほぼ垂直な背もたれでの直立姿勢が実現される。図4では、シートは後ろにピボット取付され、それと同時に、背もたれもまた下方にピボット取付される。図5では、シートが一部分だけ後方にピボット取付され、それと同時に、背もたれもまた一部分だけ下方にピボット取付される。どの姿勢においても、重心39は、シート及び背もたれのピボット取付けの中心近傍の釣り合いのとれた位置のままである。またわかるように、シートと背もたれの間の間隔は、快適さ向上のため、各姿勢によって変わる。
本発明のもう1つの特徴は、背もたれ23の曲率中心の半径を調節できることである。従って、背もたれ支持組立体43は、一般的には61で示される調節組立体を含み、これは、背もたれ23とピボット取付部37の間の背面支持組立体の長さを調節するように形成される。図6で、シート支持ストラップ47の端48は、その中に一対の横方向に伸びるピン63を収容することができるラック構造62を含むことがわかる。ピン63は、回転するようにスリーブ46に取り付けられた回転可能ノブ組立体64によって支えられる(図8参照)。ノブ組立体64の時計回りの回転は、ピンをラック62に沿って少しずつ移動させ、ストラップ47をU字形フレーム31に向かって前方に変位させる。ノブ64の反時計回りの回転は、ピン63がラック62に沿って少しずつ動くにつれて、ストラップ47及び背もたれ23を後ろ向きに変位させる。ユーザーが背もたれ23にもたれかかる時、その背もたれに後ろ向きの力が加わるときの、ノブ64及びピン63の不必要な回転に抵抗するために、突起部65及び切り込み55の形での回転止めを、調整用組立体61上に提供することができる。
背面支持組立体43の長さの変化は、異なるサイズのユーザーの重心39がシート22及び背もたれ23のピボット取付けの中心37の近傍のままであるという結果で、シートが、異なるサイズのユーザーに対応することを可能にする。さらに、背もたれ23の動きの経路の曲率の半径の変化は、シートの曲率中心及び背もたれの曲率中心の相対位置の変化に付随しない。同じサイズのユーザーの場合でさえも、背もたれの曲率の半径の調節は、特定のユーザーのための向上した快適さのレベルを生み出すことができ、さらに、ユーザーの重心39を、全ての背もたれ23及びシート22の位置においてピボット点37の近傍に位置付けるという結果になるであろう。
シート及び背もたれの相対位置を変えることなく、シート22の旋回の半径を変えることはまた、有利となり得る。従って、長さ変更組立体61を、ピボット取付部37とシート取り付けプレート38の間のシート架台36に取り付けることができる。これは、ユーザーがシート22の回転の半径を変えることを可能にするであろう。
図6及び図2aで最もよくわかる、一般的には71で示される背もたれ傾斜調節を含むことが、本発明のシート組み立てにおいてさらに望ましい。背もたれ傾斜調節組立体71は、背面支持組立体43と背もたれ23の間につながれ、背もたれ支持組立体43に対する背もたれの角度を手動で調節するように形成される。図示する実施形態では、背もたれ23は、その下側の近傍で、弾力性のあるブッシング72によって背面支持ストラップ47に取り付けられる。ストラップ47はまた、弾力性のあるブッシング72の上の位置まで伸びる背面取り付けプレート73を支える。背もたれの背面プレート74は、留め具79により、レバープレート76をそこに固定される。レバー77は、ピボット点78において、プレート76にピボット取付される。そのうえに、穴のあいた背面86を持つウェッジ部材81が、レバー77に動くように溶接される。レバー77はまた、レバープレート76の穴のあいたフランジ84で提供される一連の歯83と相互にかみ合う掛け金歯82(図2及び図2a)を支える。(掛け金歯82及びラック83は図6には示されていない)図2aからわかるように、ウェッジスロット86は、背面ストラップ47で支えられる、上向きに伸びるプレート73に固定されたボルト又は留め具87を収容する。矢印88で示すようなピボット87のまわりのレバー77の旋回が、図6の矢印89で示すようなウェッジ部材81の上向き又は下向きの変位という結果になるように、スロット86は、留め具87のまわりで係合をスライドさせるような大きさにされる。
従って、レバー77が下向きにピボット取付されるとき、弾力性のあるブッシング72について前向きに背もたれ23を傾斜させるために、ウェッジ81は、部材73と背もたれの間に食い込む。逆に、レバー77をピボット点78について上向きに回転させることにより、背もたれを選択的に角度調節することができる。
また肘掛け34をU字形フレーム部品31に調節可能に取り付けることが、本発明のシート組み立てでは望ましい。従って、図6及び図9でもっともよくわかるように、肘掛け34を、U字形フレームのアーム32の内側に固定された結合スリーブ93にスライドして収容される下向きにぶら下がった支柱92に固定されたプレート91上に、取り付けることができる。スリーブ93の内側の支柱92をスライドさせることによる肘掛け34の上下調節は、より詳細には説明しないが、従来技術でよく知られるように、解除レバー95によって解除され、そのレバーを離すことにより所定の位置にロックされることができる。
肘掛け34の左右調節機構90は、図6及び図9を参照することにより最も良く理解できる。ばね94は、端96において帽子形のプレート部材98の一方の端に固定され、反対側97において支柱92上に取り付けられたプレート91に固定される。ばね94は、矢印99で示すようにプレート91に対して前向きに帽子形部材を引く傾向があるような張力ばねである。肘掛けクッション組立体34は、留め具101及び102により帽子形部材98上に取り付けられる。プレート91は2つの切り抜き領域103及び104を与えられ、これは、その間にボルト106及び107を収容するような大きさの複数のラック構成の歯105を定める。従って、そのように構成されるので、ユーザーは肘掛け34を手で掴むことができ、かつ付勢する力99に逆らって後方にそれを引いて、歯105がなくなり、切り抜き103及び104の開口部分の中に入るまで、帽子形部材98及びボルト106及び107を後ろ向きにスライドさせることができる。歯がなくなると、肘掛け34を左右から横方向に調節することができる。次に、ユーザーは肘掛けを解除すると、ばね94が肘掛けを前に付勢し、ボルト106及び107を歯105と再び係合させ、肘掛けを所定の位置にロックさせるであろう。図9でわかるように、どの肘掛けも、ボルト106及び107を前向きには調整されていない歯105で定められる切り抜き103及び104のポケットに収容することにより、前方向からある角度まで、内側又は外側のいずれかに曲げることが可能である。
従って、このように構成されるので、肘掛け調整用組立体は、それぞれの肘掛けの向きを独立して角度調節するのと同様に、肘掛けの一方又は双方の横方向の移動を可能にする。
椅子組立体21が、シート22を後ろ向きに回転するように付勢する付勢用組立体110を提供され得ることが、本発明の更なる特徴である。図6でわかるように、シート架台36とフレームアーム32の間の各フレームアームにおいて取り付けられたねじりばね115によって、このような付勢を遂行することができる。示されていないが、例えば、脚120とフレームアーム壁の間にカム53のようなカムを取り付けることにより、付勢調整用組立体もまた提供することができる。また、ばね115をピボット点37から半径の距離の他の位置に配置して、そのピボット点のまわりの動きを変えることができるであろう。シート22を後方に付勢することは、椅子21に座っている間、ユーザーが前かがみになる又はユーザーの腰を前方に回転させる傾向に抗するものである。
最終的には、椅子組立体21はまた、一般的には111で示される(図2及び図6)掛け金又は歯止め組立体を含むことができ、これは、ユーザーがアーチ型の動きに逆らって望まれた位置にシート22を選択的にロックすることを可能にする。歯止め又は掛け金組立体111は、シート支持架台36からぶら下がる歯112、及び複数のポケット114を歯112を収容するような大きさにされた掛け金又は歯止めのラック113により提供することができる。手動で係合可能なハンドル116(図2)は、矢印117で示すようにラックを外側に引くことにより、ラック113を変位させて歯112と係合させるために使用することができる。ラックの解放は、ハンドル116を内側に押すことによって遂行される。台座の高さを調節するために、矢印118で示すように、同じハンドル116を上下に往復運動させることができ、この台座調節は、業界でよく知られている。
本発明の方法が、重心39近傍の軸37のまわりを旋回又は回転するようにシート22を取り付けるステップ、及び、シート22とは独立して、重心39近傍の軸、望ましくは軸37のまわりを回転するように背もたれ23を取り付けるステップから構成されることを、理解するであろう。
本発明に従って構成されたシート組立体の上部透視図である。 シート、及び背もたれ、及び選択されたフレームパネルを取り除いた、図1のシート組立体のわずかに拡大した図である。 図2に示す背もたれ傾斜機構の断片的な背面図である。 様々な姿勢をとりながらそのシート組立体にユーザーが座っている状態の、図1のシート組立体の概略的な側面図である。 様々な姿勢をとりながらそのシート組立体にユーザーが座っている状態の、図1のシート組立体の概略的な側面図である。 様々な姿勢をとりながらそのシート組立体にユーザーが座っている状態の、図1のシート組立体の概略的な側面図である。 図1のシート組立体の拡大された断片的な側面図である。 実質的に図6の線7-7の面に沿って見た断面図である。 実質的に図6の線8-8の面に沿って見た上部断面図である。 図6の肘掛け組立体の上部平面図である。

Claims (23)

  1. (a)シート、
    (b)背もたれ、及び
    (c)前記シートに座っている人の重心近傍に曲率中心を持つ上向きに凹のアーチ型のシート移動経路に沿った使用中の動きが可能なようにほぼ水平な向きに、前記シートを曲率中心を中心に旋回可能に取り付ける取付用組立体、
    を備え、前記取付用組立体が、さらに、前記シートとは独立して、前記シートに座っている人の重心近傍に曲率中心を持つ前向きに凹のアーチ型の背もたれ移動経路に沿った動きが可能なようにほぼ垂直な向きに、前記背もたれを曲率中心を中心に旋回可能に取り付け、前記取付組立体は、使用中、人の上体をほぼ垂直な向きに平衡させる圧縮バネを含む付勢用組立体を備えることを特徴とするシート組立体。
  2. 前記シート移動経路の曲率中心、及び前記背もたれ移動経路の曲率中心が同心である、
    請求項1記載のシート組立体。
  3. 前記取付用組立体上に設けられ、前記シート及び前記背もたれの曲率中心の相対位置を変えることなく、前記背もたれ移動経路の曲率の半径の調整を可能にするように形成された調整用組立体を更に備える請求項1に記載のシート組立体。
  4. 前記取付用組立体が、柱脚、一対の上方に伸びるフレームアームで前記柱脚に取り付けられたU字形フレーム、及び、前記フレームアーム間にピボット取付され、前記フレームアームの頂上の近傍から下向きに吊り下がるU字形の架台を含み、前記シートが、前記フレームアームに対して旋回して動くように前記架台で支えられており、
    前記取付用組立体がさらに、前記フレームアームにピボット取付され、そこから後方に伸びるU字形の背面支持組立体、及び、前記背面支持組立体をほぼ水平な向きに付勢する付勢用組立体を含み、前記背もたれが前記背面支持組立体に取り付けられている、
    請求項1記載のシート組立体。
  5. 前記背面支持組立体が、前記背もたれと前記フレームアームのピボット取付部との間の前記背面支持組立体の長さを調整するように形成された調整用組立体を含む、
    請求項4記載のシート組立体。
  6. 前記背面支持組立体が、一方の端において前記フレームアームについてピボット取付けされ、他方の端においてスリーブに取り付けられた一対のスタブアーム、及び、端部が前記スリーブに対して伸縮可能になった背面ストラップ部材を含み、
    前記調整用組立体が、前記背面ストラップ部材内に設けられたラック、及び、前記ラック内に受けられるような大きさの複数のピンを有する回転部材を含み、前記回転部材は、前記スリーブに取り付けられており、かつ、前記回転部材を回転させて、前記ピンを前記ラックに沿って動かし、それによって前記スタブアームに対して背面ストラップ部材を変位させるための手動で係合可能なノブを含む、
    請求項5記載のシート組立体。
  7. 前記付勢用組立体が、前記背面支持組立体を上方に付勢する力について調整可能である、
    請求項4記載のシート組立体。
  8. 前記付勢用組立体が、各々が一方の端において前記フレームアームに結合され、他方の端において前記背面支持組立体に結合された一対の圧縮ばね、前記圧縮ばねの変位が前記背面支持組立体に加わる力を増大及び減少させるように取り付けられた一対のカム、及び、前記カムに結合され、ユーザーが掴み、回転させることによって、前記背面支持組立体の上方への付勢の増大及び減少の少なくとも一方を生み出す形態で前記カムを変位させるように取り付けられた手動で係合可能なハンドルを含む、
    請求項7記載のシート組立体。
  9. 前記背もたれが、垂直面に対して前記背もたれの角度を前後調節するように形成された背もたれ傾斜調整用組立体を含む、
    請求項1記載のシート組立体。
  10. 前記背面支持組立体に結合され、前記背面支持組立体に対する前記背もたれの結合の角度を手動で調整するように形成された背もたれの傾斜調整用組立体を、前記背もたれが含む、
    請求項4記載のシート組立体。
  11. 前記傾斜調整用組立体が、動くように可動レバーに固定された可動ウェッジを含み、前記可動レバーが前記背もたれにピボット取付され、前記背面支持組立体で支えられるプレートに逆らってスライドするように配置され、前記傾斜調節用組立体は、前記背面支持組立体に対して前記背もたれを傾斜させるようにする形態で、前記背もたれを前記背面支持組立体に結合する弾性のある結合部を含む、
    請求項10記載のシート組立体。
  12. 前記弾性のある結合部は、一対の弾性のあるブッシングによって提供される、
    請求項11記載のシート組立体。
  13. 前記シートを後方に旋回させるように付勢する力を加えるように取付用組立体に結合された付勢用組立体を含む、請求項1記載のシート組立体。
  14. 前記取付用組立体が、上方に伸びるフレームアームを持つU字形フレームを含み、
    前記フレームアームの上端の近傍でピボット取付された架台により、前記シートが、前記フレームアームにピボット取り付けされ、
    前記付勢用組立体が、前記フレームアームと前記架台の間に取り付けられたばねを含む、
    請求項13記載のシート組立体。
  15. 前記取付用組立体が、上方に伸びるフレームアームを持つU字形フレームを含み、
    前記フレームアームの上端の近傍でピボット取付された架台によって、前記シートが、前記フレームアームにピボット取付された、
    請求項1記載のシート組立体。
  16. 前記フレームアームの上端が、肘掛けをさらに含み、
    肘掛け調整用組立体が、前記肘掛けで支えられ、前記フレームアームに対して前記肘掛けの横方向の位置を調整するように形成された、
    請求項15記載のシート組立体。
  17. 肘掛け調整用組立体が、前記フレームアームに対する肘掛けの左右及び角度の位置を独立して調整するようにさらに形成された、
    請求項14記載のシート組立体。
  18. 前記肘掛け調整用組立体の各々が、肘掛け、フレームアームで支えられ、かつ複数の歯を持つラックを有するプレート、前記肘掛けと前記プレートの間に結合され、前記肘掛けをラックに係合する位置に向かって付勢するばね、及び、前記ばねの付勢を受けてラックに係合した状態の前記肘掛けを解除できるようにラックに係合するように配置されたボルトを含む、
    請求項16記載のシート組立体。
  19. 前記付勢用組立体が、ばねの取付位置からの距離を変更可能な付勢調整組立体を含み、それにより、前記シートを後方に付勢する力について調整可能である、
    請求項14記載のシート組立体。
  20. 前記シートを固定された位置にロックするように、前記取付用組立体に結合された歯止め組立体を含み、
    前記取付用組立体が、上方に伸びるフレームアームを持つフレームを含み、前記シートが、前記フレームアームの上端の近傍でピボット取付された架台によって前記フレームアームにピボット取付され、
    前記歯止め組立体は、前記フレームアームと前記架台の間で前記シートを選択的にロックするように、架台からぶらさがる歯と、歯を受け入れるラックと、ラックを移動させるハンドルとを含む、
    請求項1記載のシート組立体。
  21. 請求項1から20のいずれか1項に記載のシート組立体を用いて、シート組立体の背もたれとそこに座るユーザーの自己調整サポート、及び位置合わせの方法であって、
    人が前記シートに座っている間、その人の重心の近傍に配置された軸のまわりを回転するようにシートを取り付け、
    人が前記シートに座っている間、その人の重心の近傍に配置された軸のまわりを、前記シートとは独立して回転するように背もたれを取り付ける
    ステップを含むことを特徴とする、シート組立体の背もたれとそこに座るユーザーの自己調整サポート、及び位置合わせの方法。
  22. 前記背もたれを取り付けるステップが、垂直面に対して前記背もたれの角度を選択的に前後調整するように形成された背もたれを取り付けることによって遂行される、
    請求項21記載の方法。
  23. 前記背もたれを取り付けるステップが、旋回軸のまわりで実質的に垂直な向きに向けて付勢される背もたれを取り付けることによって遂行される、
    請求項21記載の方法。
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