JP4526174B2 - High-rise apartment house and pressurized smoke prevention method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、火災時の安全性が確保された高層集合住宅及び、この高層集合住宅に用いられる加圧防排煙方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高層集合住宅には、火災時の安全性、すなわち、万一の火災にも安全に避難できる建物であることが要求される。
【0003】
そして、避難時の安全性を確保するには、廊下、附室、エレベータシャフト等が、以下に挙げる条件を具備していることが必要である。
【0004】
1.廊下:火災室の住人及び火災階他の住人が避難用階段まで逃げられること。火災室から廊下への煙の流入が防げられること。扉の開閉障害が生じないこと。煙の流れと住人の避難方向が逆になること。
【0005】
2.附室:附室に煙が流入しないこと。附室の扉の開閉障害がないこと。排煙装置が停止したときも、圧力差が保たれ附室内の安全性を確保できること。
【0006】
3.エレベータシャフト:他階への漏煙を防ぐために煙がエレベータシャフトへ流入しないこと。ケージの移動時にエレベータシャフトに煙を流入させないこと。
【0007】
4.その他:住戸の玄関以外の通路で避難用階段までの避難が可能であること。
【0008】
一方、高級感の演出といった観点から建物の外観に美を求める要求が高まっている。このため、建物の外側に外廊下を配置した外廊下型の高層集合住宅から、建物中央に中廊下を持つ中廊下型の高層集合住宅が主流になりつつある。
【0009】
このような中廊下型の高層集合住宅の加圧防排煙システムとして、図8及び図9に示すものがある(特開2000−145176号公報参照)。
【0010】
上記構成では、中廊下70の一部を防火扉72で区画することで、中廊下70と避難用階段78との間に附室74が形成されている。中廊下70の要所には排煙口75が設けられており、火災時には排煙ダクト76を通じて強制排煙が行なわれるようになっている。
【0011】
また、非常用エレベータロビー82には、加圧給気ダクト84が設けられており、火災時には排煙ファンと同時に加圧給気ファンが稼動して、非常用エレベータロビー82を加圧し、天井チャンバー84を通じて附室74へも給気することで、中廊下70から附室74への煙の流入を阻止している。
【0012】
この加圧防排煙システムでは、前述した避難時の安全性を確保する条件をほぼ満たすと考えられるが、中廊下70の途中に附室74を配置したため、例えば、日常生活上において、住戸80Aの住人が住戸80Bへ行く場合、4枚の防火扉72を開閉して通過するか、中廊下70を遠回りして行くしかない。
【0013】
また、避難用階段78へのアクセスが矢印方向の2箇所しかなく、防火扉72の前に住人が滞留する恐れがある。
【0014】
さらに、火災時に、排煙ファンと加圧給気ファンが同時に稼動すると、圧力差のバランスが崩れて、火災室から中廊下への漏煙を助長する可能性がある。
【0015】
また、他階への漏煙を防ぐために煙がエレベータシャフトへ流入しない工夫がなされておらず、さらに、住戸の玄関90以外の通路で避難用階段78までの避難が可能となっていない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮して、避難用階段へのアクセスが容易で、火災室からの漏煙がなく、且つ、エレベータシャフトへ煙を流入させないことを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、中央部に避難用階段や非常用エレベータが配設されたコア部を備えている。このコア部の外周部を回廊が周回しており、回廊の外側に配置された複数の住戸の住人は、回廊を使用して最短距離で住戸間を移動でき、また、この回廊が避難通路ともなる。
【0018】
このように、建物中央部に回廊を設けることで、建物外周部の自由なデザインが可能となり、高級感を演出できる。
【0019】
一方、コア部には回廊と隣接する附室が設けられている。この附室は、火災時に給気手段で給気され加圧される。また、コア部を間において排煙手段が附室と向い合うように配置され、この排煙手段は附室から離れた位置にある。そして、火災時には、排気手段が作動して、回廊の煙を排気する。
【0020】
この構成では、回廊の排煙時に附室を通じて回廊が給気されるので、住戸の玄関扉の開閉障害が生ぜず、火災室からの漏煙を助長することもない。また、附室は加圧され附室への漏煙が解消されると共に、煙が附室と反対側へ流れるので、煙の流れと避難方向が逆になり、住人は避難階段まで安全に逃げられる。
【0021】
また、仮に、排煙手段が停止しても、給気手段で圧力差を保つことで、附室内の安全性を確保できる。
【0022】
さらに、コア部を間において排煙手段を向い合うように配置し、且つ、附室から離して配置することで、効率良く回廊内の漏煙を排煙でき、また、漏煙の広がりを最小限に抑えることができる。
【0023】
請求項2に記載の発明では、回廊と外界をつなぐ通気路が各階に設けられている。このため、排煙手段が停止しても排煙機能を失わない。また、火災階で煙を逃がすので、他の階に影響を与えない。
【0024】
請求項3に記載の発明では、住戸に隣戸間の退避が可能なバルコニーが設けられている。このため、玄関付近で火災が発生しても、バルコニーから隣戸を通じて避難可能となる。
【0025】
請求項4に記載の発明では、最上階と最下階の両側からエレベータシャフトへ給気するシャフト給気手段が設けられている。このように、エレベータシャフトの上下から給気して、エレベータシャフト内を正圧とすることで、ケージが昇降することで生じる圧力変化によって、エレベータシャフトに煙が流入することがない。
【0026】
請求項5に記載の発明では、火災検知手段が、火災を検知すると、第1制御手段が火災検知手段からの検知信号に基づき、火災階の給気手段を作動させる。これにより、先ず、附室及び回廊が加圧され、火災室からの漏煙が防止される。
【0027】
次に、煙検知手段が、回廊内の煙を検知すると、第2制御手段が、煙検知手段からの検知信号に基づき、火災階の回廊の排煙手段を作動させる。これにより、回廊内の煙が排煙される。
【0028】
このように、火災検知と同時に、給気手段と排煙手段を同時に稼動させないことで、先ず給気ルートが確保されるので、排煙手段によって、火災室からの漏煙を助長する恐れがない。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本形態に係る高層集合住宅を説明する。
【0030】
図1〜図3に示すように、本形態に係る高層集合住宅10は、建築計画に自由度を持たせ建物外観を重視したもので、上部が大きいデザインとなっている。従って、外周部に設けられたバルコニー12が上下方向に不連続となっており、バルコニー12から上下階への避難が困難な形態となっている。
【0031】
中央部にはコア部18が設けられており、避難用階段60や非常用エレベータ22が配設されている。また、コア部18の角部には、附室16が対向して設けられている。この附室16は、コア部18の外周部を周回する回廊14と隣接している。この構成では、回廊14を防火扉で仕切って附室16を設ける必要がなくなるので、防火扉が不要となる。従って、設備コストを削減することができる。
【0032】
回廊14及びエレベータホールEHには、防火扉が設けられておらず、回廊14の外側に配置された8つの住戸20の住人は、回廊14を利用して防火扉を開閉することなしに、最短距離で住戸間を自由に移動でき、また、回廊14を避難通路として使用できる。
【0033】
また、附室16と回廊14を仕切る壁にはリークダンパ24が設けられている。さらに、附室16の壁面下方には、給気口26が設けられており、給気ファン30から給気ダクト28を通じて附室16内が加圧給気される。このため、附室16には、排煙設備が不要となる。このため、ダクトスペース、排煙機が不要となり、建物全体の発電機容量も小さくできる。また、リークダンパ24は、附室16から漏れる空気を乱流が生じないように、回廊14へ流すので、回廊14の煙を乱して煙の下端高さを1.8m以下としない。
【0034】
また、回廊14の天井には、排煙口32が設けられている。排煙口32には排煙ダクト34が接続されており、屋上に配置された排煙ファン36を稼動させることで、排煙口32を通じて回廊14内の煙が外界へ排煙される。
【0035】
この排煙口32は、コア部18の角部付近、すなわち、コア部18を間において対向配置されており、附室16の入口と向き合うように配置されている。これにより、附室16から排煙口32に向う気流が発生して煙の拡散が防止される。また、排煙口32の数も少なくて済む。
【0036】
また、エレベータホールEHには、外界とつながるバイパスダンパ38が各階に設けられており、回廊14と外界をつないでいる。これにより、排煙ファン36が故障したとき、回廊14の排煙機能を担保している。また、排煙口32は、煙の温度が280℃以上になると閉鎖され煙が回廊14に充満して消化活動の妨げになるが、バイパスダンパ38を設けることで、このような状態での煙の制御が可能となる。
さらに、住戸20の外周壁の角部には、隣戸間をつなぐバルコニー12が配置されている。このバルコニー12は、例えば、玄関付近で火災が発生しても、隣戸を通じての避難を保証している。
【0037】
一方、図4に示すように、エレベータシャフト40の最上階と最下階には、給気ダクト42、44が配置されており、火災時には給気ファン46、48が上下から給気して、エレベータシャフト40内を正圧とする。これにより、ケージ50が昇降することで生じる圧力変化によってエレベータシャフト40に煙が流入することがない。
【0038】
次に、本形態に係る高層集合住宅に用いられた加圧防排煙方法について説明する。
【0039】
図5に示すように、各住戸20には火災検知器62が配設されており、煙や異常な熱を検知すると制御部64へ信号を出力する構成である。また、回廊14の天井には煙検知器66及び煙の温度を検出する温度センサ65が備えられており、煙を検知すると制御部64へ信号を出力する。
【0040】
ここで、図6に示すフローチャートを参照して加圧防排煙の手順を説明する。
【0041】
住戸20に火災が発生すると、ステップ100で火災検知器62から制御部64へ火災信号が出力される。制御部64は、ステップ102で、給気ファン30を駆動して附室16に新鮮な空気を給気する。そして正圧となった附室16からリークダンパ24を通じて回廊14が加圧される。
【0042】
このように、避難ルートとなる附室16及び回廊14を優先して加圧することで、避難路が確保され、また、火災室からの漏煙を助長する恐れがない。
【0043】
また、制御部64は給気ファン46、48を駆動させて、エレベータシャフト40内を正圧とすることで、エレベータシャフト40に煙を流入させない。
【0044】
次に、ステップ104で煙検知器66が煙を検知したか否かが判断され、肯定されると、制御部64へ煙信号が出力される。ステップ106では、制御部64が排煙ファン36を駆動させ、回廊14の煙を外部へ排出する。このとき、給気ルートは既に確保されているので、気密性が高くなって玄関扉の開閉障害が生じることがない。また、火災室から回廊14へ積極的に煙を吸って拡散させることもない。
【0045】
なお、温度センサ65によって、煙層の温度が280℃以上になったことが検出されると、制御部64は、排煙口34の防火ダンパーを閉鎖し、バイパスダンパによって煙を制御する。
【0046】
また、排煙量、給気量、リークダンパの開口面積、バイパスダンパの開口面積は、図7に示すようなフローの煙流動解析に基づき、扉の差圧条件を設定することで決定される。また、夏期・冬期によって火災室のガラスが熱で破壊する時間が異なるため、煙の流動解析条件を変える必要がある。
【0047】
なお、煙の温度が280℃以上になると排煙口が閉鎖されるのは、以下の理由によるものである。
【0048】
すなわち、通常の防火ダンパ(72℃で閉じるダンパ)を設置すると、火災時に火がくる前に煙の温度で防火ダンパが閉まってしまい排煙が行なわれなくなる。そこで、ある程度の煙温度に耐えられるように防火ダンパの温度ヒューズの設定温度を72℃から280℃に上げ、排煙が行なえるようにしている。そして、火災がさらに進んで火がきたときに、ダクトを閉じた他階への延焼を防ぐために排煙口を閉じるようにしている。
【0049】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、避難用階段へのアクセスが安全で容易となる。で、火災室からの漏煙がなく、且つ、エレベータシャフトへ煙が流入しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る高層集合住宅の外観斜視図である。
【図2】本形態に係る高層集合住宅の平面図である。
【図3】本形態に係る高層集合住宅を一部切断した正面斜視図である。
【図4】本形態に係る高層集合住宅を一部切断した正面図である。
【図5】本形態に係る高層集合住宅のセンサの配置を示す概念図である。
【図6】本形態に係る高層集合住宅の火災時の加圧防排煙方法を示すフローチャートである。
【図7】煙の流動解析フローを示す図である。
【図8】従来の高層集合住宅の平面図である。
【図9】従来の高層集合住宅を一部切断した正面図である。
【符号の説明】
12 バルコニー
14 回廊
18 コア部
16 附室
20 住戸
26 給気口(給気手段)
28 給気ダクト(給気手段)
30 給気ファン(給気手段)
32 排煙口(排煙手段)
34 排煙口(排煙手段)
36 排煙ファン(排煙手段)
38 バイパスダンパ(通気路)
40 エレベータシャフト
46 給気ファン(シャフト給気手段)
48 給気ファン(シャフト給気手段)
62 火災検知器(火災検知手段)
64 制御部(第1制御手段、第2制御手段)
66 煙検知器(煙検知手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a high-rise apartment house in which safety at the time of a fire is ensured and a pressurized smoke prevention method used for the high-rise apartment house.
[0002]
[Prior art]
High-rise apartments are required to be safe in the event of a fire, that is, a building that can safely evacuate in the event of a fire.
[0003]
And in order to ensure the safety at the time of evacuation, it is necessary for the hallway, ancillary room, elevator shaft, etc. to have the following conditions.
[0004]
1. Hallway: Residents in the fire room and other residents on the fire floor can escape to the stairs for evacuation. Prevent smoke from entering the hallway from the fire room. There should be no door opening and closing problems. The flow of smoke and the evacuation direction of residents are reversed.
[0005]
2. Annex: No smoke should enter the annex. There are no obstacles to opening or closing the doors of the annex. Even when the smoke evacuator stops, the pressure difference is maintained and the safety in the attached room can be secured.
[0006]
3. Elevator shaft: Smoke should not enter the elevator shaft to prevent smoke leakage to other floors. Do not allow smoke to enter the elevator shaft when the cage is moving.
[0007]
4). Other: Evacuation to the stairs for evacuation is possible in a passage other than the entrance of the dwelling unit.
[0008]
On the other hand, there is an increasing demand for beauty in the exterior of buildings from the viewpoint of producing a high-class feeling. For this reason, from a high-rise apartment house with an outer corridor arranged outside the building, a high-rise apartment house with a central corridor in the center of the building is becoming mainstream.
[0009]
As a pressurized smoke prevention system for such a high-rise apartment in the middle corridor type, there is one shown in FIGS. 8 and 9 (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-145176).
[0010]
In the above configuration, a part of the
[0011]
The
[0012]
In this pressurized smoke prevention system, it is considered that the above-mentioned conditions for ensuring safety at the time of evacuation are almost satisfied. However, since the
[0013]
In addition, there are only two places in the direction of the arrow to access the
[0014]
Furthermore, if a smoke exhaust fan and a pressurized air supply fan are operated at the same time during a fire, there is a possibility that the balance of the pressure difference will be lost and the smoke leakage from the fire room to the corridor will be promoted.
[0015]
Further, in order to prevent smoke from leaking to other floors, no contrivance is made so that smoke does not flow into the elevator shaft, and further, evacuation to the
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above facts, it is an object of the present invention to provide easy access to the stairs for evacuation, no smoke leakage from the fire chamber, and no smoke flowing into the elevator shaft.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
The invention described in claim 1 includes a core portion in which an evacuation staircase and an emergency elevator are disposed in the central portion. A corridor circulates around the outer periphery of the core, and residents of a plurality of dwelling units arranged outside the corridor can move between the dwelling units at the shortest distance using the corridor. Become.
[0018]
Thus, by providing a corridor in the center of the building, it is possible to freely design the outer periphery of the building and produce a high-class feeling.
[0019]
On the other hand, a supplementary room adjacent to the corridor is provided in the core part. This ancillary room is supplied with air and supplied with pressure in the event of a fire. Further, the smoke exhausting means is disposed so as to face the attached room with the core portion interposed therebetween, and the smoke exhausting means is located away from the attached room. In the event of a fire, the exhaust means is activated to exhaust the smoke from the corridor.
[0020]
In this configuration, the corridor is supplied through the ancillary room when smoke is exhausted from the corridor, so that there is no obstruction of the entrance door of the dwelling unit, and no leakage from the fire room is promoted. In addition, the annex is pressurized and the leakage to the annex is eliminated, and the smoke flows to the opposite side of the annex, so the smoke flow and evacuation direction are reversed, and residents can escape safely to the evacuation stairs. It is done.
[0021]
Even if the smoke exhausting means stops, the safety in the attached room can be secured by maintaining the pressure difference with the air supply means.
[0022]
Furthermore, by arranging the core part so that the smoke exhaust means face each other and away from the attached room, it is possible to efficiently exhaust the smoke in the corridor and minimize the spread of the smoke To the limit.
[0023]
In the second aspect of the present invention, an air passage connecting the corridor and the outside world is provided on each floor. For this reason, even if the smoke exhausting means is stopped, the smoke exhausting function is not lost. Also, smoke is released on the fire floor, so it does not affect other floors.
[0024]
In the invention of Claim 3, the balcony which can evacuate between adjacent doors is provided in the dwelling unit. For this reason, even if a fire occurs near the entrance, it is possible to evacuate from the balcony through the adjacent door.
[0025]
In the invention described in claim 4, there is provided shaft air supply means for supplying air to the elevator shaft from both sides of the uppermost floor and the lowermost floor. Thus, by supplying air from the top and bottom of the elevator shaft and making the inside of the elevator shaft a positive pressure, smoke does not flow into the elevator shaft due to a pressure change caused by raising and lowering the cage.
[0026]
In the invention according to claim 5, when the fire detection means detects a fire, the first control means activates the air supply means on the fire floor based on the detection signal from the fire detection means. Thereby, first, the attached room and the corridor are pressurized, and smoke leakage from the fire room is prevented.
[0027]
Next, when the smoke detection means detects smoke in the corridor, the second control means activates the smoke exhaust means of the corridor on the fire floor based on the detection signal from the smoke detection means. Thereby, the smoke in the corridor is exhausted.
[0028]
Thus, since the air supply route is secured by not simultaneously operating the air supply means and the smoke exhausting means at the same time as the fire detection, there is no risk of promoting smoke leakage from the fire room by the smoke exhausting means. .
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a high-rise apartment house according to the present embodiment will be described with reference to the drawings.
[0030]
As shown in FIGS. 1 to 3, the high-
[0031]
A
[0032]
The
[0033]
In addition, a
[0034]
A
[0035]
The
[0036]
Further, in the elevator hall EH,
Furthermore, the
[0037]
On the other hand, as shown in FIG. 4,
[0038]
Next, the pressurized smoke prevention method used for the high-rise apartment building according to this embodiment will be described.
[0039]
As shown in FIG. 5, each
[0040]
Here, the procedure of pressurized smoke prevention will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
[0041]
When a fire occurs in the
[0042]
Thus, by preferentially pressurizing the
[0043]
Further, the
[0044]
Next, in
[0045]
When the
[0046]
Further, the smoke exhaust amount, the air supply amount, the opening area of the leak damper, and the opening area of the bypass damper are determined by setting the door differential pressure condition based on the flow smoke flow analysis as shown in FIG. In addition, it is necessary to change the smoke flow analysis conditions because the time during which the glass in the fire room is broken by heat differs depending on the summer and winter seasons.
[0047]
The smoke outlet is closed when the smoke temperature reaches 280 ° C. or more for the following reason.
[0048]
That is, if a normal fireproof damper (damper closed at 72 ° C.) is installed, the fireproof damper closes at the temperature of the smoke before the fire comes out in the event of a fire, and smoke is not exhausted. Therefore, the set temperature of the temperature fuse of the fireproof damper is increased from 72 ° C. to 280 ° C. so that smoke can be exhausted so that it can withstand a certain smoke temperature. Then, when the fire progresses further, the smoke exhaust port is closed to prevent the fire from spreading to other floors where the duct is closed.
[0049]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, access to the stairs for evacuation is safe and easy. Thus, there is no leakage from the fire room and no smoke flows into the elevator shaft.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of a high-rise apartment house according to the present embodiment.
FIG. 2 is a plan view of a high-rise apartment house according to the present embodiment.
FIG. 3 is a front perspective view in which a part of a high-rise apartment house according to the present embodiment is cut.
FIG. 4 is a front view of the high-rise apartment house according to the present embodiment, partly cut away.
FIG. 5 is a conceptual diagram showing the arrangement of sensors in a high-rise apartment house according to the present embodiment.
FIG. 6 is a flowchart showing a pressurized smoke prevention method at the time of a fire in a high-rise apartment house according to the present embodiment.
FIG. 7 is a diagram showing a flow analysis flow of smoke.
FIG. 8 is a plan view of a conventional high-rise apartment building.
FIG. 9 is a front view in which a conventional high-rise apartment is partially cut.
[Explanation of symbols]
12
28 Air supply duct (air supply means)
30 Air supply fan (air supply means)
32 Smoke vent (smoke exhaust means)
34 Smoke exhaust (smoke exhaust means)
36 Smoke exhaust fan (smoke exhaust means)
38 Bypass damper (ventilation passage)
40
48 Air supply fan (shaft air supply means)
62 Fire detector (fire detection means)
64 control unit (first control means, second control means)
66 Smoke detector (smoke detection means)
Claims (5)
前記コア部の外周部を周回する回廊と、
前記回廊の外側に配置された複数の住戸と、
前記コア部に設けられ前記回廊と隣接する附室と、
前記附室に給気する給気手段と、
前記回廊に配置されると共に、前記コア部を間において向い合い、前記附室から離れた位置にある排煙手段と、
を有することを特徴とする高層集合住宅。A core part located in the center and provided with evacuation stairs and emergency elevators;
A corridor orbiting the outer periphery of the core portion;
A plurality of dwelling units arranged outside the corridor;
An auxiliary room provided in the core portion and adjacent to the corridor;
An air supply means for supplying air to the annex room;
The smoke exhaust means disposed in the corridor, facing the core portion in between, and located away from the attached chamber;
High-rise apartment house characterized by having.
火災を検知する火災検知手段と、
前記火災検知手段からの検知信号に基づき、火災階の前記給気手段を作動させる第1制御手段と、
前記回廊に配置された煙検知手段と、
前記煙検知手段からの検知信号に基づき、前記排煙手段を作動させる第2制御手段と、
を有することを特徴とする加圧防排煙方法。In the pressurization smoke prevention method used for the high-rise apartment house in any one of Claims 1-4,
A fire detection means for detecting a fire;
First control means for operating the air supply means on the fire floor based on a detection signal from the fire detection means;
Smoke detection means disposed in the corridor;
Second control means for operating the smoke exhausting means based on a detection signal from the smoke detecting means;
A pressurized smoke prevention method characterized by comprising:
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