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JP4523782B2 - 携帯端末による経路案内 - Google Patents

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JP4523782B2 JP2004072094A JP2004072094A JP4523782B2 JP 4523782 B2 JP4523782 B2 JP 4523782B2 JP 2004072094 A JP2004072094 A JP 2004072094A JP 2004072094 A JP2004072094 A JP 2004072094A JP 4523782 B2 JP4523782 B2 JP 4523782B2
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Description

本発明は、携帯端末において経路案内とその他の機能とを使い分けるための制御に関する。
近年、携帯電話を利用して、ユーザに対する経路案内を行う技術が普及しつつある。この経路案内では、携帯電話のディスプレイに地図、経路および現在位置を表示するとともに、進行すべき方向を表示や音声で表すことでユーザを誘導する。携帯電話は、ますます多機能になっており、経路案内の他、例えば、電子メールの送受信、動画像を見ながら通話するテレビ電話機能などを備えているものもある。従来、携帯電話は、通話も含めた多様な機能のいずれかを選択的に実行していた。例えば、経路案内中に通話を開始すると、経路案内はその時点で中止されていた。
特開2003−51896号公報
しかし、経路案内については、通話との二者択一的な実行では、利便性に欠ける場合があった。例えば、ユーザが通話しながら歩行している場合には、何の案内も提供されないまま、進行方向を変えるべき地点(以下、案内地点と称する)を通過してしまう可能性があった。かかる弊害は、通話に限らず、電子メールの送受信など、携帯電話を含む種々の携帯端末において経路案内以外の機能を実行中に共通である。本発明は、かかる課題に鑑み、携帯端末において経路案内とその他の機能とを両立させることによって、利便性を向上させることを目的とする。
本発明は、第1の構成として、携帯電話としての通話機能を有する経路案内装置として構成することができる。この経路案内装置は、通話時および経路案内時に、情報を表示するための表示装置、および音声を出力するための音声出力装置とを備える。以下、表示装置および音声出力装置の双方を単に出力装置と総称することもある。通話機能は、表示装置および音声出力装置の少なくとも一方を制御することで提供される。「通話」には、一般的には音声が利用されるが、本明細書では、例えば、テレビ電話機能を利用して手話で意思疎通を行うものも広義の通話に含めるものとする。経路案内機能は、表示装置および音声出力装置の少なくとも一方を制御することで提供される。本発明は、かかる経路案内装置において、経路案内機能と通話機能の双方を並行して提供する際には、通話機能および経路案内機能が表示装置および音声出力装置を占有する占有度を制御する。こうすることで、表示装置および音声出力装置を双方の機能で共用し、各機能で求められる情報をユーザに提供することができる。
占有度は、種々の態様で制御することができる。例えば、経路案内機能が表示装置を占有し、通話機能が音声出力装置を占有するというように、機能ごとに出力装置を使い分けるようにしてもよい。また、表示装置に対する占有度は、表示可能面積に対する表示画面の割合の変更によって制御するようにしてもよい。例えば、経路案内機能用と通話機能用に画面分割し、各画面の大きさを変更することで占有度を制御するようにしてもよい。音声出力装置に対する占有度は、経路を音声で案内する際の割り込み可否によって制御するようにしてもよい。例えば、通話機能の占有度が高い場合には、音声での経路案内は割り込みが禁止され、低い場合には、割り込みが許可されるという態様で制御する方法を採ることができる。音声については、機能ごとにボリュームを変えることで、占有度を制御してもよい。
経路案内装置は、表示装置および音声出力装置とは別に、ユーザに対して経路を案内可能な代替出力装置を備えてもよい。代替出力装置としては、例えば、ユーザが進行すべき方向に応じて多様な態様で振動可能な振動機構や、LED等の点灯装置が挙げられる。経路案内装置は、例えば、経路案内部による表示装置および音声出力装置の占有度の低下を補償するように代替出力装置を制御してもよい。こうすることで、経路案内に要求される情報を補うことができ、ユーザが経路を誤る可能性を抑制することができる。
占有度の制御は、固定的である必要はなく、種々の制御モードを使い分けることが望ましい。一例として、通話中と、通話のための着信呼出中とで、異なる制御モードを設けてもよい。一般に、着信呼出中には、発呼者は応答を待っている状態にあるから、経路案内機能を優先させやすい状態にある。従って、通話中と着信呼出中で制御モードを変えることにより、それぞれの状況に適した占有度で出力装置を使用し、経路案内と通話の両機能を提供することができる。
経路案内装置が、現在位置を検出可能である場合には、現在位置に応じて制御モードを切り換えるようにしてもよい。例えば、ユーザが自宅近傍など地理的に熟知した地域にいる場合には、経路案内の占有度を低下させた制御モードを適用し、旅行先など不慣れな地域にいる場合には、経路案内の占有度を高めた制御モードを用いるようにしてもよい。また、ユーザが踏み切りや交差点などを渡ろうとしている状況など、比較的危険度の高い場所にいる場合には、ユーザの注意を喚起するように、通話の占有度を低下させ、経路案内の占有度を向上させる制御モードを用いることもできる。
現在位置に応じた制御モードの使い分けの一態様として、経路案内装置が、案内すべき経路中においてユーザが進行すべき方向が変化する案内地点において、ユーザに注意を喚起する案内を提供可能である場合には、経路上における案内地点とその他の区間とで、異なる制御モードを設けてもよい。こうすることにより、例えば、案内地点では、その他の区間よりも、経路案内機能による占有度を高めるという制御が可能となり、通話を過度に妨げることなく、適切な経路案内を提供することができる。
経路案内装置が、更に、経路上において案内地点の手前の所定の報知地点で、案内地点への接近を報知することが可能な場合には、報知地点用に、更に、異なる制御モードを設けても良い。こうすることで、より適切な経路案内を提供することが可能となる。
上述した制御モードは、種々の組み合わせで設けることができる。例えば、通信中/着信呼出中と、案内地点/報知地点/その他の区間の組み合わせで6通りの制御モードを設けても良い。更に異なる分類によって多彩な制御モードを設けることも可能である。
本発明は、第2の構成として、以下に示す携帯端末として構成された経路案内装置として構成してもよい。携帯端末は、携帯電話に限らず、出力装置、即ち表示装置および音声出力装置を備える種々の端末が含まれる。通信機能を備えている必要もない。経路案内装置は、出力装置の少なくとも一方を制御して経路案内機能を提供する。経路案内機能には、案内地点において、ユーザに注意を喚起する案内も含まれる。また、経路案内装置は、出力装置の少なくとも一方を制御して、経路案内機能とは異なる所定の機能を提供することができる。この機能には、例えば、電子メールの送受信、スケジュールの管理、ゲームなどが含まれる。
経路案内装置は、経路案内機能とこれらの機能の双方を並行して提供する際には、第1の構成と同様、各機能が出力装置を占有する占有度を制御する。経路案内装置は、現在位置に応じて異なる制御モードで占有度を制御する。こうすることにより、ユーザの状況に応じて適切な経路案内を提供することができる。制御モード切り換えの一態様としては、例えば、経路上における案内地点とその他の区間とで異なる制御モードで占有度を制御してもよい。こうすることにより、例えば、案内地点では、その他の区間よりも、経路案内機能による占有度を高めるという制御が可能となり、通話を過度に妨げることなく、適切な経路案内を提供することができる。
第2の経路案内装置については、先に説明した報知地点に対して、更に異なる制御モードを設けても良い。第2の経路案内装置についても、占有度は、先に説明した種々の態様で制御可能である。また、先に説明した代替出力装置を備え、これによって、経路案内部による表示装置および音声出力装置の占有度の低下を補償してもよい。
本発明は、上述した特徴部分を全て備えている必要はなく、一部を省略しても構わない。また、第1、第2の経路案内装置の特徴を組み合わせてもよい。本発明は、上述した経路案内装置の他、経路案内装置の制御方法、かかる制御を実現するためのコンピュータプログラム、このコンピュータプログラムを記録した記録媒体などの形式で構成することもできる。記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。
本発明の実施例について以下の順序で説明する。
A.システム構成:
B.制御モード:
C.通話/経路案内処理:
D.変形例:
A.システム構成:
図1は実施例としての経路案内システムの全体構成を示す説明図である。経路案内システムは、経路案内装置として機能する携帯電話200とサーバ100を有する。両者はインターネットINTなどのネットワークを介して接続されている。経路案内装置として携帯電話200に限らず、携帯型の情報端末を利用してもよい。
サーバ100は、携帯電話200からの指示に従って、目的地までの経路を探索し、その結果を携帯電話200に出力する機能を奏する。この機能を実現するための機能ブロックを図中に併せて示した。サーバ100には、経路探索用の地図データベース(DB)106が備えられている。通信部102は、ネットワークを介した通信を実現するネットワークインタフェースである。経路探索部104は、地図DB106を参照して、指定された出発地から目的地までの経路探索を行い、その結果を出力する。経路探索は、ダイクストラ法など既知の方法で行うことができるため、ここでは詳細な説明を省略する。本実施例では、経路探索部104は、これらの機能を実現するコンピュータプログラムをサーバ100にインストールすることでソフトウェア的に構成するが、ハードウェア的に構成することも可能である。
携帯電話200の内部構造を併せて示した。携帯電話200には、動作を制御するためにCPU、RAM、ROMを内蔵した主制御部210が搭載されており、経路案内部212、メーラ214はこの制御ユニット上で稼働するアプリケーションプログラムによってソフトウェア的に構成される。これらの機能ブロックはハードウェア的に構成することも可能である。その他の機能ブロックは、それぞれハードウェアで構成されている。
GPS201は、全地球測位システム(Global Positioning System)によって現在位置を検知するためのセンサである。表示パネル202は、種々の情報を表示するための液晶パネルである。本実施例では、通話中も、テレビ電話機能によって相手の画像を表示する。音声出力部203は、通話時の音声や、経路の音声案内を出力するスピーカである。
通信部205は、ネットワークを介した通信を実現するための回路である。通信される情報には、例えば、サーバ100に対して送信される経路探索用のコマンド、サーバ100から受信される経路探索結果などが含まれる。通信部205は、更に、通話時の音声信号の送受信も行う。
コマンド入力部206は、ユーザからの指示を入力する機構であり、携帯電話200のボタンなどが相当する。振動機構204は、多様な周波数、振幅で振動可能な機構であり、圧電セラミックスなどの電歪素子や小型のモータなどを用いて構成することができる。本実施例では、振動機構204は、経路案内用の刺激をユーザに与えるために用いられる。本実施例では、振動の周波数で方位を表すものとした。振動機構204は、携帯電話200の呼び出し用のバイブレーション機能に兼用してもよい。
通話制御部220は、通話時の発呼、着信呼出、音声/電気信号の変換などを行う回路である。経路案内部212は、経路案内時に携帯電話200の各部位を制御する。GPS201の検出結果を受け取り、ユーザの現在位置に応じて、地図表示や音声出力を制御する。進行方向に応じて振動機構204を振動させる場合もある。メーラ214は、電子メールの送受信を行うアプリケーションである。
本実施例では、次の手順で経路探索が行われる。まず、ユーザは、携帯電話200のボタン等を操作して、経路探索の目的地を入力する。携帯電話200は、GPS201で検出された現在位置と、目的地の情報をサーバ100に送信する。サーバ100は、地図DB106により、現在位置を出発地として、目的地に至るまでの経路を探索し、結果を携帯電話200に送信する。携帯電話200は、この結果に基づいて、地図表示、音声案内、振動によってユーザを誘導する。本実施例の携帯電話200は、いわゆるマルチタスクで動作可能であり、経路案内中にも通話や電子メールの送受信を行うことが可能である。経路案内のみを行う場合には、表示パネル、音声出力、振動機構は完全に経路案内用に占有される。一方、通話や電子メールの送受信と並行して経路案内を行う場合には、状況に応じて制御モードを切り換えることにより、表示パネル等の経路案内による占有度は変化する。
B.制御モード:
図2は制御モードを例示する説明図である。通話と経路案内とを並行して行う場合の例を示した。電子メールの場合も同様の制御モードを設けることができる。
図の上方には、経路案内の例を示した。駅STから目的地Dまで、交差点A,B,Cを経由して到達する経路を案内する場合を考える。以下の説明では、交差点A,B,Cのように、ユーザが進行方向を変えるべき地点を案内地点と称し、ここでの経路案内を地点案内と称する。地点案内では、表示および音声によって、ユーザに対して、案内地点に到達しているという注意を喚起し、およびユーザが進むべき進行方向を知らせる案内を行う。
案内地点の手前、数百mの地点を、報知地点と称し、ここでの経路案内を事前報知と称する。事前報知では、表示および音声によって、ユーザに対して、案内地点に接近していることを報知する。報知地点は、各案内地点の手前、複数箇所に設定しても構わない。案内地点、報知地点を除く経路上の区間における案内を、区間案内と称する。この区間では、ユーザが進むべき経路および現在位置の表示を行う。
経路案内時の表示、音声、振動に対する制御モードは、区間案内、事前報知、地点案内のそれぞれについて、通話中/着信呼出中に分けて、6通り設定されている。通話中とは、ユーザが携帯電話200で会話をしている状態のことを意味し、着信呼出中とは、経路案内中に着信があり、ユーザの応答を待っている状態を意味する。
区間案内モード/通話中では、ユーザが経路を誤る可能性が比較的低いため、通話優先で占有度を設定し、経路案内による表示、音声出力の占有度を下げる。即ち、図示するように、相手の画像を主として表示し、経路案内用の地図表示は、縮小した画面で表示する。音声については通話が占有し、経路案内用の音声出力は行わない。地図表示が縮小される分を補償するため、振動機構についてはオンとする。もっとも、区間案内中は、振動機構については、ユーザが経路からそれない限り、振動しない。
区間案内モード/着信中でも同様に通話優先で占有度を設定する。着信時は、ユーザがまだ応答していない状態であるため、相手の画像は表示されず、図示する通り、経路案内用の地図の一部に着信を知らせる画面が表示される。音声については通話が占有するとともに、通話中と同様、振動機構についてはオンとなる。
事前報知モード/通話中では、案内地点に接近していることをユーザに喚起するため、区間モードに比較して、経路案内による表示、音声出力の占有度を上げる。即ち、図示するように、相手の画像を主として表示し、経路案内用の地図表示は、縮小した画面で表示しつつ、画面を点滅させるなど、注意を喚起するよう表示態様を変化させる。音声については、案内優先に設定される。即ち、通話中であっても、通話に割り込んで音声案内を行う。もっとも、事前報知では、ユーザが案内地点を誤って通過する可能性が比較的低いため、音声案内については、通話への割り込みを禁止する設定としてもよい。地図表示が縮小される分を補償するため、振動機構についてはオンとする。事前報知時に振動機構が振動することにより、ユーザの注意を喚起することができる。
事前報知モード/着信中では、通話中と同様、区間モードに比較して、経路案内による表示、音声出力の占有度を上げる。着信時は、ユーザがまだ応答していない状態であるため、相手の画像は表示されず、図示する通り、経路案内用の地図の一部に着信を知らせる画面が表示される。音声についてはユーザに着信を知らせるため、事前報知をキャンセルする。音声案内については、事前報知を行う設定としてもよいし、事前報知を行うタイミングをずらすようにしてもよい。この制御は、例えば、報知地点の位置を、案内地点寄りに移動させることにより容易に実現することができる。ユーザが移動後の報知地点に到達した場合には、事前報知モード/通話中の設定に従って制御を行うことができる。また、振動機構については通話中と同様、オンとなる。
地点案内モード/通話中では、案内地点であることをユーザに喚起するため、通話よりも経路案内による表示、音声出力の占有度を上げる。即ち、図示するように、相手の画像を縮小し、経路案内用の地図表示を主として表示する。音声も案内優先に設定され、通話に割り込んで音声案内を行う。案内優先で設定されているため、振動機構についてはオフとする。もっとも、ユーザの注意をより確実に喚起するため、振動機構をオンとしてもよい。
地点案内モード/着信中でも、通話中と同様、経路案内による表示、音声出力の占有度を上げる。図示する通り、経路案内用の地図の一部に着信を知らせる画面が表示される。音声については着信音を鳴動させず、音声案内を優先的に行う。振動機構についてはオフとする。もっとも、ユーザの注意をより確実に喚起するため、振動機構をオンとしてもよい。
以上の制御モードは例示に過ぎず、更に多くの制御モードを設けても良いし、各制御モードは上述と異なる設定としてもよい。例えば、地点案内モードでは、経路案内による音声の占有度を高めるだけで十分と考え、表示については、その他の制御モードと共通の設定としてもよい。
図3は経路案内過程における占有度の変化を模式的に示す説明図である。通話を行いながら、図2に示した経路、即ち駅STから目的地Dに至る経路の案内を行う場合に相当する例である。案内地点に相当する交差点A,B,Cの手前には、報知地点A1、B1、C1が設定されている。
駅STから経路案内を開始して、交差点Aの手前、報知地点A1に至るまでは、区間案内モードで占有度が制御される。従って、表示装置および音声出力ともに、通話機能による占有度が経路案内による占有度よりも高くなる。一方、振動機構についてはオンとなる。図の例では、音声出力は、通話によって100%占有される場合を例示したが、経路案内の占有度を許容してもよい。例えば、バックグラウンドで、通話の妨げとならない程度の大きさ、頻度で経路案内の情報を出力する態様が挙げられる。
報知地点A1に至ると、制御モードは、事前報知モードに切り替わる。この結果、経路案内による占有度が、区間案内モードよりも高まる。振動機構については、引き続きオンとなっている。
案内地点Aに至ると、制御モードは、地点案内モードに切り替わる。この結果、経路案内による占有度が、通話機能による占有度よりも高くなる。振動機構については、オフとされる。案内地点Aを通り過ぎると、報知地点B1に至るまでは、制御モードは、再び区間案内モードに切り替わる。以下、同様にして、各モードを使い分けながら経路案内を行うことにより、経路上の各地点で、表示装置、音声出力に対する占有度および振動機構のオン・オフは、図示するように変化する。
C.通話/経路案内処理:
図4は通話/経路案内制御処理のフローチャートである。携帯電話200の主制御部210が実行する処理である。この処理が開始されると、主制御部210は、経路探索のための情報として、出発地、目的地の指定を入力する(ステップS10)。出発地は、GPS201の検出結果を利用する。主制御部210は、この情報をサーバ100に送信し、経路探索結果をサーバ100から取得して(ステップS11)、経路案内を開始する。
まず、主制御部210は、GPS201から現在位置を入力し(ステップS12)、通話状態に応じて、制御モードの設定を行う。通話有り、即ち通話中または着信呼出中である場合には(ステップS13)、図2に示した6通りの制御モードのいずれかを設定する(ステップS14)。通話無しの場合には(ステップS13)、経路案内によって表示、音声出力を占有するモードを設定する(ステップS15)。
次に、主制御部210は、設定された制御モードに従って、表示、音声および振動の出力を制御する(ステップS16)。以上の処理を、主制御部210は、ユーザが目的地に到着するまで繰り返し実行する(ステップS17)。
以上で説明した実施例の経路案内装置によれば、表示、音声に対する占有度の制御により、経路案内と通話とを両立させることができ、携帯電話200を利用した経路案内の利便性を向上することができる。
D.変形例:
(1) 実施例では、通話と経路案内の両立を例示したが、実施例中の通話機能を電子メールの送受信、スケジュール管理その他の機能に置き換えることにより、これらの機能と経路案内との両立を実現することもできる。
(2) 実施例では、携帯電話200を利用しているが、経路案内装置として利用する携帯端末は、必ずしも通信機能を有していなくても良い。サーバ100の機能の一部を携帯端末に搭載することにより、スタンドアロンで経路案内可能とするとともに、スケジュール管理など通信を要しない種々の機能との両立を図る装置として構成してもよい。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。
実施例としての経路案内システムの全体構成を示す説明図である。 制御モードを例示する説明図である。 経路案内過程における占有度の変化を模式的に示す説明図である。 通話/経路案内制御処理のフローチャートである。
符号の説明
100...サーバ
102...通信部
104...経路探索部
106...地図データベース
200...携帯電話
201...GPS
202...表示パネル
203...音声出力部
204...振動機構
205...通信部
206...コマンド入力部
210...主制御部
212...経路案内部
214...メーラ
220...通話制御部

Claims (15)

  1. 携帯電話としての通話機能を有する経路案内装置であって、
    通話時および経路案内時に、情報を表示するための表示装置と、
    通話時および経路案内時に、音声を出力するための音声出力装置と、
    前記表示装置および音声出力装置の少なくとも一方を制御することで、通話機能を提供する通話制御部と、
    前記表示装置および音声出力装置の少なくとも一方を制御して、経路案内機能を提供する経路案内部と、
    前記経路案内機能と通話機能の双方を並行して提供する際に、前記表示装置および音声出力装置に対する前記通話制御部および経路案内部の占有度を制御する占有度制御部とを備える経路案内装置。
  2. 請求項1記載の経路案内装置であって、
    前記占有度制御部は、通話中と、通話のための着信呼出中とで、異なる制御モードで、前記占有度を制御する経路案内装置。
  3. 請求項1記載の経路案内装置であって、
    現在位置を検出する現在位置検出部を有しており、
    前記占有度制御部は、前記現在位置に応じて、異なる制御モードで前記占有度を制御する経路案内装置。
  4. 請求項3記載の経路案内装置であって、
    前記経路案内部は、案内すべき経路においてユーザが進行すべき方向が変化する案内地点において、ユーザに注意を喚起する案内を提供し、
    前記占有度制御部は、前記経路上における前記案内地点とその他の区間とで、異なる制御モードで前記占有度を制御する経路案内装置。
  5. 請求項4記載の経路案内装置であって、
    前記経路案内部は、前記経路上において前記案内地点の手前の所定の報知地点で、前記案内地点への接近を報知し、
    前記占有度制御部は、更に、前記報知地点において、前記その他の区間とは異なる制御モードで前記占有度を制御する経路案内装置。
  6. 携帯端末として構成された経路案内装置であって、
    通話時および経路案内時に、情報を表示するための表示装置と、
    通話時および経路案内時に、音声を出力するための音声出力装置と、
    前記表示装置および音声出力装置の少なくとも一方を制御して、経路案内機能を提供する経路案内部と、
    前記表示装置および音声出力装置の少なくとも一方を制御して、前記経路案内機能とは異なる所定の機能を提供する機能提供部と、
    前記経路案内機能と前記所定の機能の双方を並行して提供する際に、前記表示装置および音声出力装置に対する前記機能提供部および経路案内部の占有度を制御する占有度制御部と、
    現在位置を検出する現在位置検出部とを備え、
    前記占有度制御部は、前記現在位置に応じて、異なる制御モードで前記占有度を制御する経路案内装置。
  7. 請求項6記載の経路案内装置であって、
    前記経路案内部は、案内すべき経路においてユーザが進行すべき方向が変化する案内地点において、ユーザに注意を喚起する案内を提供し、
    前記占有度制御部は、前記経路上における前記案内地点とその他の区間とで、異なる制御モードで前記占有度を制御する経路案内装置。
  8. 請求項7記載の経路案内装置であって、
    前記経路案内部は、前記経路上において前記案内地点の手前の所定の報知地点で、前記案内地点への接近を報知し、
    前記占有度制御部は、更に、前記報知地点において、前記その他の区間とは異なる制御モードで前記占有度を制御する経路案内装置。
  9. 請求項1または6記載の経路案内装置であって、
    前記表示装置に対する前記占有度は、表示可能面積に対する表示画面の割合の変更によって制御する経路案内装置。
  10. 請求項1または6記載の経路案内装置であって、
    前記音声出力装置に対する前記占有度は、経路を音声で案内する際の割り込み可否によって制御する経路案内装置。
  11. 請求項1または6記載の経路案内装置であって、
    前記表示装置および音声出力装置とは別に、ユーザに対して経路を案内可能な代替出力装置を備え、
    前記占有度制御部は、経路案内部に対する前記表示装置または音声装置の占有度の低下を補償するように前記代替出力装置を制御する経路案内装置。
  12. 通話時および経路案内時に、情報を表示するための表示装置、および音声を出力するための音声出力装置を備え、携帯電話としての通話機能を有する経路案内装置の制御方法であって、
    前記表示装置および音声出力装置の少なくとも一方を制御することで、前記通話機能を提供する通話制御工程と、
    前記表示装置および音声出力装置の少なくとも一方を制御して、経路案内機能を提供する経路案内工程と、
    前記経路案内機能と通話機能の双方を並行して提供する際に、前記表示装置および音声出力装置に対する前記通話制御工程および経路案内工程の占有度を制御する占有度制御工程とを実行する制御方法。
  13. 通話時および経路案内時に、情報を表示するための表示装置と、音声を出力するための音声出力装置とを備える携帯端末として構成された経路案内装置の制御方法であって、
    前記表示装置および音声出力装置の少なくとも一方を制御して、経路案内機能を提供する経路案内工程と、
    前記表示装置および音声出力装置の少なくとも一方を制御して、前記経路案内機能とは異なる所定の機能を提供する機能提供工程と、
    前記経路案内機能と前記所定の機能の双方を並行して提供する際に、前記表示装置および音声出力装置に対する前記機能提供工程および経路案内工程の占有度を制御する占有度制御工程と、
    現在位置を検出する現在位置検出工程とを実行し、
    前記占有度制御工程は、前記現在位置に応じて、異なる制御モードで前記占有度を制御する制御方法。
  14. 通話時および経路案内時に、情報を表示するための表示、および音声を出力するための音声出力を備え、携帯電話としての通話機能を有する経路案内装置の制御コンピュータを、
    前記表示および音声出力の少なくとも一方を制御することで、通話機能を提供するための通話機能提供手段
    前記表示および音声出力の少なくとも一方を制御して、経路案内機能を提供するための経路案内提供手段
    前記経路案内機能と通話機能の双方を並行して提供する際に、前記表示および音声出力に対する前記通話機能提供手段および経路案内提供手段の占有度を制御するための占有度制御手段として機能させるためのプログラム。
  15. 通話時および経路案内時に、情報を表示するための表示と、音声を出力するための音声出力とを備える携帯端末として構成された経路案内装置を制御するための制御コンピュータを、
    前記表示および音声出力の少なくとも一方を制御して、経路案内機能を提供するための経路案内手段、
    前記表示および音声出力の少なくとも一方を制御して、前記経路案内機能とは異なる所定の機能を提供する機能提供手段、
    現在位置を検出する現在位置検出手段、
    前記経路案内機能と前記所定の機能の双方を並行して提供する際に、前記表示部および音声出力部に対する前記機能提供手段および経路案内手段の占有度を、前記現在位置に応じて、異なる制御モードで制御する占有度制御手段として機能させるためのプログラム。
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