JP4517677B2 - Grinding equipment - Google Patents
Grinding equipment Download PDFInfo
- Publication number
- JP4517677B2 JP4517677B2 JP2004056120A JP2004056120A JP4517677B2 JP 4517677 B2 JP4517677 B2 JP 4517677B2 JP 2004056120 A JP2004056120 A JP 2004056120A JP 2004056120 A JP2004056120 A JP 2004056120A JP 4517677 B2 JP4517677 B2 JP 4517677B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workpiece
- data
- coherence
- grinding
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 42
- 238000004513 sizing Methods 0.000 claims description 16
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 14
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 claims description 7
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 7
- 238000013500 data storage Methods 0.000 claims description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 6
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 3
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 3
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 2
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 2
- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Description
本発明は機上で工作物の真円度を正確に求めることのできる研削装置に関する。 The present invention relates to a grinding apparatus that can accurately determine the roundness of a workpiece on a machine.
一般に、円筒状の工作物の研削加工においては、加工途中若しくは加工終了時に加工した研削箇所の寸法から真円度を求め、その真円度の結果をもとに不良品の判定や研削条件の変更、砥石車の切り込み量の補正等が行われている。 In general, in grinding a cylindrical workpiece, the roundness is obtained from the dimensions of the grinding part machined during or at the end of machining, and defective products are judged and grinding conditions are determined based on the roundness result. Changes, correction of the cutting amount of the grinding wheel, etc. are performed.
その際、従来は、工作物を一旦機械から取り外し、作業者が機外の真円度測定器まで運んで真円度を測定して、得られた真円度の結果をもとにして不良品の判定や補正データの作成等を行っていた。 At that time, in the past, the work piece was once removed from the machine, and the operator carried it to the roundness measuring device outside the machine to measure the roundness, and based on the obtained roundness result, Judgment of good products and creation of correction data were performed.
しかしながら、上述のように機外で測定する方法は、作業に多大な時間を要してしまうため、機械の生産性が低下するという問題があった。 However, the method of measuring outside the machine as described above has a problem that the productivity of the machine is lowered because a long time is required for the work.
そこで、最近では、機上に設置された定寸装置によって、加工途中若しくは加工が終了した工作物の寸法を機上で測定し、その測定結果をもとに真円度の算出や不良品の判定、補正データの作成等が行われるようになった。その結果、工作物を機外に取り外して測定する手間が省けたので、真円度不良の判定を直ちに行うことができるようになり、また、得られた真円度をもとに直ちに補正データを作成することができるようになり、機械の生産性が向上した。 Therefore, recently, the sizing device installed on the machine measures the dimensions of the workpiece during or after machining on the machine, and based on the measurement results, calculates roundness and determines defective products. Judgment, creation of correction data, etc. are now performed. As a result, the labor of removing the workpiece from the machine and saving it can be saved, so that it is possible to immediately determine the roundness failure, and the correction data is immediately corrected based on the obtained roundness. The machine productivity is improved.
しかしながら、機上に設置された定寸装置によって、加工途中若しくは加工を終了した工作物の寸法を測定する場合、工作物に付着したクーラントや細かい切屑、また機械の動作による振動やノイズ等の外乱により測定を精度良く行うことができないことがある。その結果、真円度を正確に求めることができず、真円度不良ではない工作物を誤って真円度不良と判定したり、或いは、誤った補正データを作成する可能性があった。 However, when measuring the dimensions of a workpiece that has been or has been processed by a sizing device installed on the machine, coolant and fine chips adhering to the workpiece, and disturbances such as vibration and noise due to machine operation Therefore, measurement may not be performed with high accuracy. As a result, the roundness cannot be accurately determined, and there is a possibility that a workpiece which is not defective in roundness is erroneously determined to be defective in roundness, or erroneous correction data is created.
本発明は、以上のような問題を解決することを目的としており、機上で工作物の真円度を正確に求めることのできる研削装置を提供することを目的としている。 The object of the present invention is to solve the above-described problems, and to provide a grinding apparatus that can accurately determine the roundness of a workpiece on the machine.
本発明の請求項1に記載の発明は、砥石車を支承して回転駆動する砥石台と、工作物を支持して回転駆動する主軸と、前記砥石台を進退移動する送り装置と、研削途中若しくは研削終了後の前記工作物の外径寸法を工作物を回転させながら連続的に測定する定寸装置とを備え、前記砥石車を前記工作物に対して接近離間する方向に相対移動させて前記工作物を研削する研削装置において、前記定寸装置によって測定される工作物の複数回転分の測定データを記憶する測定データ記憶手段と、前記記憶した測定データを前記工作物の1回転毎についてフーリエ変換を行い、該フーリエ変換によって変換された各1回転分変換データについて次数毎にコヒーレンスを算出するコヒーレンス算出手段と、前記コヒーレンス算出手段によって算出した前記各1回転分の次数毎のコヒーレンスと予め設定した所定値とをそれぞれ比較して、該コヒーレンスが所定値未満の前記次数の変換データを除去し、コヒーレンスが所定値以上の前記次数の変換データを前記複数回転分について次数毎に平均化する変換データ平均化手段と、前記変換データ平均化手段によって平均化された変換データについてフーリエ逆変換を行い前記測定データの正規データを算出する正規データ算出手段と、前記正規データ作成手段によって作成された正規データより真円度を算出する真円度算出手段と、を備えたことを特徴とするものである。
The invention according to
本発明の請求項1によれば、定寸装置によって測定された工作物の複数回転分の測定データを1回転毎にフーリエ変換して、各1回転分変換データについて次数毎にコヒーレンスを算出して、該コヒーレンスが所定値未満の前記次数の変換データを除去し、コヒーレンスが所定値以上の前記次数の変換データを前記複数回転分について次数毎に平均化し、平均化された変換データについてフーリエ逆変換を行い前記測定データの正規データを算出するようにしたので、測定値の信頼性が向上し、工作物の真円度を正確に求めることができる。
According to
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1及び図2に示すように、研削装置10のベッド11上には左右方向(Z方向)移動可能に案内支持した工作物テーブル12が設置されている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIGS. 1 and 2, a work table 12 that is guided and supported so as to be movable in the left-right direction (Z direction) is installed on a
工作物テーブル12は、ベッド11に設けたエンコーダ51付きのサーボモータ50によって制御駆動され、Z軸送りねじ装置48を介してZ方向に移動する。サーボモータ50は、数値制御装置30にインターフェース34を介して接続される駆動回路39により制御される。エンコーダ51はサーボモータ50の回転角度を介して工作物テーブル12の移動位置を検出し、この検出値は数値制御装置30に入力される。
The workpiece table 12 is controlled and driven by a
また、工作物テーブル12上には、主軸15を軸承する主軸台14と心押台16が左右方向に対向して同軸的に設けられ、工作物Wは主軸15と心押台16に設けたセンタ15a,16aにより両端が支持されている。
On the workpiece table 12, a
主軸15は、主軸台14に内蔵されたエンコーダ53付きサーボモータ52によって回転駆動され、工作物Wは主軸15と共に回転される。サーボモータ52は数値制御装置30にインターフェース34を介して接続される駆動回路38により制御される。エンコーダ53は、サーボモータ52の回転角度を検出し、この検出値は数値制御装置30に入力される。
The
また、ベッド11上には、Z方向と直交する水平なX方向に移動可能に砥石台13が案内支持され、この砥石台13にはCBN砥石等の砥石車17が主軸15と平行な砥石軸により軸承され、砥石台13に内蔵されたモータ18により回転駆動される。
A
砥石台13は、ベッド11に設けたエンコーダ55付きのサーボモータ54によって制御駆動され、X軸送りねじ装置49を介してX方向に移動する。サーボモータ54は、数値制御装置30にインターフェース34を介して接続される駆動回路37により制御される。エンコーダ55はサーボモータ54の回転角度を介して砥石台13の移動位置を検出し、この検出値は数値制御装置30に入力される。
The
また、工作物テーブル12上には定寸装置20が設置されている。定寸装置20には、工作物Wの外周部に係合するための上下一対の測定子21を有する測定部22を備えている。測定部22は、その本体内に図略の差動トランスを備え、測定信号(アナログ信号)を生成して数値制御装置30に出力する。以上の構成の定寸装置20により工作物Wの寸法を連続的に測定することができる。なお、測定部22はシリンダ23により「待機位置」から「測定位置」との間で移動できるように構成されている。「測定位置」とは工作物Wの外径寸法を測定する位置であり、「待機位置」とは測定子21を工作物Wの外周部から離間させて、X軸方向に工作物Wから遠ざかる方向に移動させた位置である。
A
数値制御装置30は、中央処理装置(CPU)31、メモリ32、インタフェース33、34、A−Dコンバータ35から構成されている。前記定寸装置20によって出力された測定信号(アナログ信号)はA−Dコンバータ35によってディジタル信号に変換される。そして、このディジタル信号に変換された測定データにもとづいてCPU31が後述する工作物Wに関する周波数解析(フーリエ変換・フーリエ逆変換)やコヒーレンス、真円度の算出等を行う。なお、インタフェース33には、制御データ等を入力するキーボード等の入力装置40が接続されている。また、メモリ32は、工作物Wを加工するための加工プログラム、定寸装置20によって測定された測定データ及びその他のデータ等を格納する。
The
以上のような構成の研削装置10において、工作物Wの真円度算出方法について図3のフローチャートをもとに説明する。なお、以下の説明では研削が終了した工作物を測定する場合を例に挙げて説明する。
A method for calculating the roundness of the workpiece W in the
まず、工作物Wの研削加工が終了すると(ステップ100)、砥石台13を後退させるとともに、定寸装置20をX軸方向に前進させて定寸装置20の測定子21が工作物Wの外周面に当接させる(ステップ110)。定寸装置20の測定子21が当接されると、工作物Wは主軸15によって所定回転数で回転され、工作物Wの回転位相に対応する測定データのサンプリングを行い、数値制御装置30のA−Dコンバータ35によってディジタル信号に変換されて、メモリ32に記憶される(ステップ120)。なお、本実施形態においては、例として工作物Wの三回転分の測定データのサンプリングし、図4(a)、(b)、(c)に示すような測定結果が得られたとする。
First, when grinding of the workpiece W is completed (step 100), the grindstone table 13 is moved backward, and the
図4(a)、(b)、(c)は、それぞれ工作物一回転目に測定した測定データ(図4(a))と工作物二回転目に測定したデータ(図4(b))、工作物三回転目に測定した測定データ(図4(c))を極座標で示したものである。なお、今後の説明では、工作物一回転目に測定した測定データをp1(t)、工作物二回転目に測定したデータをp2(t)、工作物三回転目に測定した測定データをp3(t)とする。 4A, 4B, and 4C show measurement data measured at the first rotation of the workpiece (FIG. 4A) and data measured at the second rotation of the workpiece (FIG. 4B). The measurement data (FIG. 4C) measured at the third rotation of the workpiece is shown in polar coordinates. In the following explanation, the measurement data measured at the first rotation of the workpiece is p 1 (t), the data measured at the second rotation of the workpiece is p 2 (t), and the measurement data measured at the third rotation of the workpiece. Is p 3 (t).
続いて、メモリ32に記憶された工作物Wの複数回転分の測定データについて、工作物一回転数毎の測定データをそれぞれ抽出して周波数解析(フーリエ変換)を行う(ステップ130)。
Subsequently, with respect to the measurement data for a plurality of rotations of the workpiece W stored in the
すなわち、本実施形態では、メモリ32に記憶されている工作物三回転分の測定データを、工作物一回転目に測定した測定データp1(t)、工作物二回転目に測定したデータp2(t)、工作物三回転目に測定した測定データp3(t)ごとに抽出し、それぞれの工作物Wの回転毎の測定データについてフーリエ変換を行う。 That is, in the present embodiment, measurement data p 1 (t) measured for the first rotation of the workpiece, measurement data p 1 (t) measured for the first rotation of the workpiece, and data p measured for the second rotation of the workpiece. 2 (t), extracted for each measurement data p 3 (t) measured at the third rotation of the workpiece, and Fourier transform is performed on the measurement data for each rotation of the workpiece W.
その結果、各測定データは時間領域から周波数領域のデータに変換され、空間周波数に対して実部と虚部からなる値で表される。ここで、空間周波数ωにおけるフーリエ変換された値をP(ω)とし、工作物一回転目に測定したデータp1(t)をフーリエ変換した値のうち空間周波数ωにおける値をP1(ω)とすると、P1(ω)は
P1(ω)=a1(ω)+b1(ω)i (式1)
となる。ここで、a1(ω)はP1(ω)の実部、b1(ω)はP1(ω)の虚部を表す。同様に、工作物二回転目に測定したデータをフーリエ変換した値のうち空間周波数ωにおける値をP2(ω)とすると、P2(ω)は
P2(ω)=a2(ω)+b2(ω)i (式2)
となる。また、工作物三回転目に測定したデータをフーリエ変換した値のうち空間周波数ωにおける値をP3(ω)とすると、P3(ω)は
P3(ω)=a3(ω)+b3(ω)i (式3)
となる。
As a result, each measurement data is converted from data in the time domain to data in the frequency domain, and is represented by a value composed of a real part and an imaginary part with respect to the spatial frequency. Here, a value subjected to Fourier transform at the spatial frequency ω is defined as P (ω), and a value at the spatial frequency ω among values obtained by performing Fourier transform on the data p 1 (t) measured at the first rotation of the workpiece is defined as P 1 (ω ), P 1 (ω) is P 1 (ω) = a 1 (ω) + b 1 (ω) i (Equation 1)
It becomes. Here, a 1 (ω) represents the real part of P 1 (ω), and b 1 (ω) represents the imaginary part of P 1 (ω). Similarly, when the value in the spatial frequency omega of the workpiece two data measured in th rotation was Fourier transform values and P 2 (ω), P 2 (ω) is P 2 (ω) = a 2 (ω) + B 2 (ω) i (Formula 2)
It becomes. Further, if the value measured at the spatial frequency ω among the values obtained by Fourier transform of the data measured at the third rotation of the workpiece is P 3 (ω), P 3 (ω) is P 3 (ω) = a 3 (ω) + b 3 (ω) i (Formula 3)
It becomes.
なお、今後の説明では上記のP1(ω)、P2(ω)、P3(ω)を変換データと呼ぶ。また、空間周波数ωは、山数、若しくは、次数といった用語で表現することがあり、今後の説明では次数(山数)ωと表記する。 In the following description, the above P 1 (ω), P 2 (ω), and P 3 (ω) will be referred to as conversion data. The spatial frequency ω may be expressed by terms such as the number of peaks or the order, and will be expressed as the order (mount number) ω in the future description.
続いて、ステップ130にて求めた工作物Wの回転毎にフーリエ変換された変換データについてコヒーレンスを求める。(ステップ140)
さて、ここで、ステップ140の具体的な説明に移る前にコヒーレンスについて説明する。コヒーレンスとは2つの信号の間の相関度合いを表す値であって0から1の間の値をとる。今、ある入力信号xに対する出力信号yのコヒーレンスをγとすると、コヒーレンスγは以下の(式4)で表すことができる。
Subsequently, coherence is obtained for the transformed data obtained by Fourier transform for each rotation of the workpiece W obtained in
Now, the coherence will be described before proceeding to a specific description of
ここで、|<Sxy(ω)>M|は入力信号xと出力信号yのM回平均のクロスパワースペクトルを表し、<Sxx(ω)>Mは入力信号xのM回平均のパワースペクトルを表し、<Syy(ω)>Mは出力信号yのM回平均のパワースペクトルを表す。 Here, | <S xy (ω)> M | represents the M times average cross power spectrum of the input signal x and the output signal y, and <S xx (ω)> M is the M times average power of the input signal x. <S yy (ω)> M represents a power spectrum of M times average of the output signal y.
そして、例えば、ある入力信号と出力信号のコヒーレンスを求めた際、空間周波数ω1においてコヒーレンスが1となった場合は、入力信号と出力信号とが空間周波数ω1において一致していることを意味しており、2つの信号が空間周波数において相関関係があることを示している。また、空間周波数ω2においてコヒーレンスが0となった場合は、入力信号と出力信号とが空間周波数ω2において全く一致していないことを示しており、相関関係がないことを示している。 For example, when the coherence of an input signal and an output signal is obtained and the coherence becomes 1 at the spatial frequency ω 1 , this means that the input signal and the output signal are coincident at the spatial frequency ω 1 . The two signals are correlated in spatial frequency. Further, when the coherence becomes 0 at the spatial frequency ω 2 , it indicates that the input signal and the output signal do not coincide at all at the spatial frequency ω 2 , indicating that there is no correlation.
したがって、コヒーレンスを求めることによって、空間周波数内に全く関係のない無関係な信号(例えば系内部で発生しているノイズ、系の非直線性または系の時間遅延等)が含まれているかどうかを調べることができる。 Therefore, by determining the coherence, it is checked whether or not there is an irrelevant signal (for example, noise generated inside the system, system nonlinearity or system time delay) in the spatial frequency. be able to.
さて、本実施形態の説明にもどり、図3のステップ140のコヒーレンスの算出について図5のフローチャートにより詳細に説明する。まず、本実施形態においては、ステップ130において求めた工作物Wの三回転分の測定データのフーリエ変換された変換データP1(ω)、P2(ω)、P3(ω)について、工作物一回転目の測定データをフーリエ変換した変換データP1(ω)を入力としてP2(ω)及びP3(ω)を出力とした時のコヒーレンスγ1(ω)を求める(ステップ142)。次に、工作物二回転目の測定データをフーリエ変換した変換データP2(ω)を入力としてP1(ω)及びP3(ω)を出力とした時のコヒーレンスγ2(ω)を求める(ステップ142)。そして、最後に、工作物三回転目の測定データをフーリエ変換した変換データP3(ω)を入力としてP 1 (ω)及びP 2 (ω)を出力とした時のコヒーレンスγ3(ω)を求める(ステップ143)。そして、このステップ141からステップ143を全ての次数について行う。
Now, returning to the description of the present embodiment, the calculation of the coherence in
図6はステップ140によって算出したコヒーレンスγ1(ω)、γ2(ω)、γ3(ω)の結果を示したものである。図6は、縦軸にコヒーレンスをとり、横軸に次数(山数)をとり、20次までのコヒーレンスを求めた結果を示している。図6に示すとおり、コヒーレンスγ1(ω)、γ2(ω)、γ3(ω)は3次を境にして、それ以降急激に低下していることがわかる。
FIG. 6 shows the results of coherences γ 1 (ω), γ 2 (ω), and γ 3 (ω) calculated in
さて、次のステップでは、ステップ140で求めたコヒーレンスγ1(ω)、γ2(ω)、γ3(ω)についてある所定値を設けて、コヒーレンスが所定値以上であるものについてその入力側の変換データを平均化する処理を行う(ステップ150)。
In the next step, a predetermined value is provided for the coherences γ 1 (ω), γ 2 (ω), and γ 3 (ω) obtained in
ここで、図3のステップ150の詳細について図7のフローチャートにより詳細に説明する。まず、次数ωについて、コヒーレンスγ1(ω)、γ2(ω)、γ3(ω)がそれぞれ所定値以上であるか否かを判定する(ステップ152〜154)。なお、ここでは所定値を0.95と設定するが、この値は任意に設定することができる。そして、コヒーレンスの値が0.95以上であったものについてはその入力側の変換データを平均化する。
The details of
例えば、次数ωにおいて、コヒーレンスγ1(ω)、γ2(ω)、γ3(ω)のすべての値が0.95以上であった場合には、変換データP1(ω)、P2(ω)、P3(ω)を平均化する。また、コヒーレンスγ1(ω)が0.95未満で、コヒーレンスγ2(ω)、γ3(ω)が0.95以上であった場合には、変換データP1(ω)は除去し、変換データP2(ω)、P3(ω)を平均化する。 For example, when all values of coherences γ1 (ω), γ2 (ω), and γ3 (ω) are 0.95 or more at the order ω, conversion data P1 (ω), P2 (ω), P3 Average (ω). When the coherence γ1 (ω) is less than 0.95 and the coherence γ2 (ω) and γ3 (ω) are 0.95 or more, the conversion data P1 (ω) is removed and the conversion data P2 ( ω) and P3 (ω) are averaged.
本実施形態では、図6に示すように、コヒーレンスγ1(ω)、γ2(ω)、γ3(ω)は2次、3次については全て0.95以上となっているが4次以降について0.95未満となっているので、2次及び3次におけるフーリエ変換されたP1(ω)、P2(ω)、P3(ω)を平均化し、4次以降についてはそれぞれの信号に相関がないとして除去する。なお、今後の説明では平均化した変換データをPt(ω)とする。 In this embodiment, as shown in FIG. 6, coherences γ1 (ω), γ2 (ω), and γ3 (ω) are all 0.95 or more for the second and third orders, but 0 for the fourth and subsequent orders. Since it is less than .95, the Fourier transforms P1 (ω), P2 (ω), and P3 (ω) in the second and third orders are averaged, and the signals after the fourth order are not correlated. Remove. In the following description, the averaged conversion data is assumed to be Pt (ω).
続いて、ステップ150で平均化され変換データPt(ω)に対してフーリエ逆変換を行う(ステップ160)。その結果、周波数領域から時間領域のデータに変換された値が得られる。なお、このフーリエ逆変換された値をpa(t)とし、今後の説明ではpa(t)を正規データと呼ぶ。その後、正規データpa(t)をもとに真円度を算出して(ステップ170)、不良品の判定や補正データの作成が行われる。 Subsequently, the inverse Fourier transform is performed on the converted data Pt (ω) averaged in step 150 (step 160). As a result, a value converted from frequency domain to time domain data is obtained. Note that this inverse Fourier transformed value is referred to as p a (t), and in the following description, pa (t) will be referred to as normal data. Thereafter, normal data p a (t) of calculate the roundness based on (step 170), the creation of the determination and correction data of defective products is performed.
以上、ステップ100からステップ170において処理された結果を図8に示す。図8は、機外の真円度測定器で本実施形態の工作物を測定した結果(a)と、機上にて測定された工作物Wの全データp(t)を各位相毎に平均化した結果(b)と、機上にて測定された全データp(t)をステップ130からステップ170までの処理を行った結果(c)とを極座標で示したものである。
The results processed from
まず、図8(b)に示すとおり、本発明のステップ130からステップ170の処理を行う前は、工作物にクーラントや細かい切屑、大気中のゴミの付着や機械の動作による振動、ノイズ等の外乱による影響によって、機外で測定した図8(a)と比べて工作物を精度良く測定できていないことが分かる。
しかしながら、図8(c)に示すとおり、本発明による処理を行うことによって、機外の真円度測定器で測定した図8(a)の結果と略同一の結果が得られることが分かる。
First, as shown in FIG. 8 (b), before performing the processing from
However, as shown in FIG. 8 (c), it can be seen that by performing the processing according to the present invention, a result substantially the same as the result of FIG. 8 (a) measured by the roundness measuring device outside the machine is obtained.
以上の結果より、測定データに信頼性の低いデータが含まれている場合でも、測定データよりコヒーレンスを求めて、コヒーレンスの結果より信頼性の高いデータのみを採用し、信頼性の低いデータを除去することによって、測定データの信頼性が高くなり、工作物Wの真円度を正確に求めることができる。 Based on the above results, even when measurement data contains data with low reliability, the coherence is obtained from the measurement data, and only data with higher reliability than the result of coherence is used, and data with low reliability is removed. By doing so, the reliability of measurement data becomes high and the roundness of the workpiece W can be calculated | required correctly.
なお、本実施形態においては、研削後の工作物についての真円度を求めるようにしたが、それに限らず、例えば研削途中の工作物の真円度を測定するようにしてもよい。 In this embodiment, the roundness of the workpiece after grinding is obtained. However, the present invention is not limited to this. For example, the roundness of the workpiece during grinding may be measured.
10:研削装置
20:定寸装置
30:数値制御装置
γ1(ω)、γ2(ω)、γ3(ω):次数ωにおけるコヒーレンス
W:工作物
10: Grinding device 20: Sizing device 30: Numerical control device γ 1 (ω), γ 2 (ω), γ 3 (ω): Coherence in order ω W: Workpiece
Claims (1)
前記定寸装置によって測定される工作物の複数回転分の測定データを記憶する測定データ記憶手段と、
前記記憶した測定データを前記工作物の1回転毎についてフーリエ変換を行い、該フーリエ変換によって変換された各1回転分変換データについて次数毎にコヒーレンスを算出するコヒーレンス算出手段と、
前記コヒーレンス算出手段によって算出した前記各1回転分の次数毎のコヒーレンスと予め設定した所定値とをそれぞれ比較して、該コヒーレンスが所定値未満の前記次数の変換データを除去し、コヒーレンスが所定値以上の前記次数の変換データを前記複数回転分について次数毎に平均化する変換データ平均化手段と、
前記変換データ平均化手段によって平均化された変換データについてフーリエ逆変換を行い前記測定データの正規データを算出する正規データ算出手段と、
前記正規データ作成手段によって作成された正規データより真円度を算出する真円度算出手段と、を備えたことを特徴とする研削装置。 A grinding wheel base that supports and rotates the grinding wheel, a spindle that rotates and supports the workpiece, a feed device that moves the grinding wheel table back and forth, and an outer diameter of the workpiece during or after grinding. A sizing device for continuously measuring the workpiece while rotating the workpiece, and grinding the workpiece by relatively moving the grinding wheel in a direction approaching and separating from the workpiece,
Measurement data storage means for storing measurement data for a plurality of rotations of the workpiece measured by the sizing device;
A coherence calculating means for performing a Fourier transform on the stored measurement data for each rotation of the workpiece, and calculating a coherence for each degree of the converted data for each rotation converted by the Fourier transform;
Compared before Symbol coherence of each order of each one rotation calculated by the coherence calculation means preset with a predetermined value, respectively, the coherence removes converted data of the order of less than a predetermined value, a predetermined coherence Conversion data averaging means for averaging the conversion data of the order equal to or greater than a value for each order for the plurality of rotations ;
Normal data calculating means for performing inverse Fourier transform on the converted data averaged by the converted data averaging means and calculating normal data of the measurement data;
Grinding apparatus being characterized in that and a roundness calculating means for calculating a roundness than the normal data created by the normal data producing means.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004056120A JP4517677B2 (en) | 2004-03-01 | 2004-03-01 | Grinding equipment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004056120A JP4517677B2 (en) | 2004-03-01 | 2004-03-01 | Grinding equipment |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005246494A JP2005246494A (en) | 2005-09-15 |
JP4517677B2 true JP4517677B2 (en) | 2010-08-04 |
Family
ID=35027474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004056120A Expired - Lifetime JP4517677B2 (en) | 2004-03-01 | 2004-03-01 | Grinding equipment |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4517677B2 (en) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101998889B (en) * | 2008-04-11 | 2012-11-14 | 本田技研工业株式会社 | Method and device for boring non-round hole |
JP4790749B2 (en) * | 2008-04-11 | 2011-10-12 | 本田技研工業株式会社 | Non-circular drilling machine |
JP5284199B2 (en) * | 2008-07-08 | 2013-09-11 | 本田技研工業株式会社 | Non-round hole drilling method and non-round hole drilling apparatus |
JP5332507B2 (en) | 2008-10-28 | 2013-11-06 | 株式会社ジェイテクト | Grinding machine and grinding method |
JP5278758B2 (en) * | 2009-05-15 | 2013-09-04 | 本田技研工業株式会社 | Cam drive device and processing method |
JP7230546B2 (en) * | 2018-07-25 | 2023-03-01 | 株式会社ジェイテクト | Grinding Machine Operation Command Data Adjustment Model Generating Device and Grinding Machine Operation Command Data Update Device |
JP7383994B2 (en) * | 2019-11-18 | 2023-11-21 | 株式会社ジェイテクト | Chatter evaluation system |
JP7491048B2 (en) | 2019-11-18 | 2024-05-28 | 株式会社ジェイテクト | Surface Texture Estimation System |
JP7380119B2 (en) * | 2019-11-18 | 2023-11-15 | 株式会社ジェイテクト | Chatter evaluation system |
CN110834242A (en) * | 2019-11-27 | 2020-02-25 | 科德数控股份有限公司 | Gantry grinding machine |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001041739A (en) * | 1999-04-06 | 2001-02-16 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | Automatic size measuring device with circularity measurement function |
JP2001212757A (en) * | 2000-02-03 | 2001-08-07 | Nippei Toyama Corp | Grinding method and grinding device |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59230492A (en) * | 1983-06-13 | 1984-12-25 | Nippon Atom Ind Group Co Ltd | Monitoring method of rotary electric machine |
JPH076832B2 (en) * | 1989-05-31 | 1995-01-30 | 株式会社東芝 | Method and apparatus for vibration analysis of rotating equipment |
JPH06201452A (en) * | 1992-12-28 | 1994-07-19 | Hitachi Ltd | Abnormality decision system for machine |
JPH08168957A (en) * | 1994-09-30 | 1996-07-02 | Toyoda Mach Works Ltd | Grinding device |
-
2004
- 2004-03-01 JP JP2004056120A patent/JP4517677B2/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001041739A (en) * | 1999-04-06 | 2001-02-16 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | Automatic size measuring device with circularity measurement function |
JP2001212757A (en) * | 2000-02-03 | 2001-08-07 | Nippei Toyama Corp | Grinding method and grinding device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005246494A (en) | 2005-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5766755B2 (en) | In a wire electric discharge machine, a method for correcting the rotation touch of a rotary tool attached to a rotary shaft, and a wire electric discharge machine having a correction function | |
US9222769B2 (en) | High speed metrology with numerically controlled machines | |
JP5793200B2 (en) | Machine tool cutting force detection device, cutting force detection method, machining abnormality detection method, and machining condition control system | |
US8014903B2 (en) | Method for suppressing vibration and device therefor | |
JP4517677B2 (en) | Grinding equipment | |
CN102854841A (en) | Shape and position error in-situ compensating and processing method for curved surface parts | |
JP2019053598A (en) | Numeric control device and numeric control method of machine tool | |
CN109531274A (en) | The Z-direction datum plane of vertical knee-type milling machine detects and setting method | |
JP4891150B2 (en) | Vibration suppressor for machine tools | |
Barton et al. | Retrofittable vibration-based monitoring of milling processes using wavelet packet transform | |
JP2007257606A (en) | Method for correcting tool alignment error | |
JP5807437B2 (en) | Chatter vibration detector | |
JP4940904B2 (en) | Bulk quantity measuring device | |
JP3660920B2 (en) | Machine tool and processing method | |
JP2919754B2 (en) | Backlash measurement and correction device for spherical or circular surface machining | |
JP3162936B2 (en) | Edge position correction device for rotary tools | |
US20120238184A1 (en) | Method for providing an edge preparation on a cutting edge of a tool and a control and a processing machine for carrying out the method | |
JPS61213713A (en) | Apparatus for measuring plural places of machine tool | |
WO2022163348A1 (en) | Onboard measurement system | |
JP7455488B2 (en) | Method and device for diagnosing calibration values of reference instruments | |
JP2022114886A (en) | Surface property estimation system | |
JP5326608B2 (en) | Grinding equipment | |
JP2001341049A (en) | Method for correcting thermal deformation of machine tool | |
JP3714162B2 (en) | Machine tool control system and recording medium | |
JP7491048B2 (en) | Surface Texture Estimation System |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051228 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20060228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080710 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080722 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080917 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090908 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090918 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100427 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100510 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4517677 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528 Year of fee payment: 4 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |