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JP4517587B2 - Coolant pump device - Google Patents

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JP4517587B2
JP4517587B2 JP2003136091A JP2003136091A JP4517587B2 JP 4517587 B2 JP4517587 B2 JP 4517587B2 JP 2003136091 A JP2003136091 A JP 2003136091A JP 2003136091 A JP2003136091 A JP 2003136091A JP 4517587 B2 JP4517587 B2 JP 4517587B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドリルなどにクーラントを供給するクーラントポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばドリル用のクーラントポンプ装置としては、略先端にクーラント吐出孔を有するドリルにクーラントを供給するポンプと、このポンプからのクーラントの吐出流量を検出する流量計と、上記ポンプを駆動するモータと、上記モータへの供給電力の周波数を変更するインバータ装置とを備えたものがある。(特開平7−19162号公報:特許文献1)。
【0003】
上記従来のクーラントポンプ装置は、上記ポンプ内部の摩耗が進行して容積効率が低下し、このポンプからのクーラントの吐出流量が減少した場合、この吐出流量の減少を上記流量計の視認により検知した操作者が、上記インバータ装置を操作して、上記モータへの供給電力の周波数を増大させる。上記操作者は、上記流量計の検出流量が所定流量になるまで、上記周波数を増大させる。これによって、上記ポンプ内部の摩耗が進行して容積効率が低下しても、上記ドリルに所定流量のクーラントを供給し続けて、上記ポンプの交換頻度を少なくするようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−19162号公報(第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のクーラントポンプ装置は、上記ポンプの摩耗の進行に対応するインバータ装置の操作を何度も繰り返した場合、上記ポンプの摩耗が異常な程度に達していても、その摩耗が異常であることを検知できなくて、クーラントの漏れ量が異常であることが検知できないという問題がある。また、クーラント流路の目詰まりのような異常を検知できないという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、クーラントの異常な漏れや、クーラント流路の目詰まりを検知できるクーラント装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明のクーラントポンプ装置は、
工具にクーラントを供給するポンプと、
上記ポンプを駆動するモータと、
上記工具に供給されるクーラントの圧力を検出する圧力センサと、
上記圧力センサからの信号に基いて、上記クーラントの圧力を所定圧力に保持する定圧力運転を行なうように、上記モータを制御する制御手段と
を備え、
上記モータは、回転数が検出され、
その検出された上記モータの回転数のうち、運転の初期における上記モータの回転数である初期回転数を自動的に記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された初期回転数と、上記運転の初期の後の運転において検出された上記モータの回転数との差に基いて異常を検知する異常検知手段と
を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項1のクーラントポンプ装置によれば、上記ポンプを駆動するモータが、上記圧力センサからの信号に基いて制御手段によって制御されて、上記工具に供給されるクーラントの圧力が所定圧力に保持される。このクーラントポンプ装置の運転の初期において、上記モータが駆動される際の回転数である初期回転数が、上記記憶手段に記憶される。このクーラントポンプ装置の運転が行なわれるにつれて、上記ポンプ内部の摩耗が進行し、このポンプの容積効率が低下した場合、上記制御装置によって定圧力運転を行なうために上記モータの回転数が増大される。上記異常検知手段によって、上記増大した回転数と上記初期回転数との差に基いて、例えば、この差が所定の閾値を越えたか否かを判断することなどにより、異常が検知される。したがって、このクーラントポンプ装置は、異常を効果的に検知できる。
【0009】
なお、上記運転の初期とは、クーラントポンプ装置が製造されて最初に運転を行なった時に限られず、例えば、クーラントポンプ装置の運転が長時間行なわれた後、修理などによって製造時と同様の状態となった後に最初に運転を行なった時も含まれる。また、互いに異なる複数の設定条件の下で運転が行なわれる場合、各設定条件について、最初に運転が行なわれる時も、運転の初期に含まれる。
【0010】
また、本発明において、上記工具とは、例えばドリル、フライス、エンドミルあるいはバイトなど、クーラントの供給が必要な工具であれば、どのような工具でもよい。
【0011】
請求項2の発明のクーラントポンプ装置は、請求項1に記載のクーラントポンプ装置において、
上記異常検知手段は、上記モータの回転数が、上記初期回転数から所定回転数以上減少したときに、上記クーラントの流路の目詰まりを検知することを特徴としている。
【0012】
請求項2のクーラントポンプ装置によれば、上記クーラントの流路に目詰まりが生じた場合、クーラントの圧力が上昇する。このクーラントの圧力の上昇を検出したセンサからの信号に基いて、上記制御装置によって、上記モータの回転数が、上記圧力の上昇に応じた所定回転数だけ上記初期回転数から減少される。これによって、上記クーラントの圧力が所定圧力に保持される。このとき、上記異常検知手段によって、上記目詰まりに対応する所定回転数の減少が検出されるので、上記クーラントの目詰まりが確実に検知される。
【0013】
請求項3の発明のクーラントポンプ装置は、請求項1または2に記載のクーラントポンプ装置において、
上記異常検知手段は、上記モータの回転数が、上記初期回転数から所定回転数以上増大したときに、上記クーラントの漏れを検知することを特徴としている。
【0014】
請求項3のクーラントポンプ装置によれば、上記クーラントの流路やポンプなどでクーラントの漏れが生じた場合、クーラントの圧力が低下する。このクーラントの圧力の低下を検出したセンサからの信号に基いて、上記制御装置によって、上記モータの回転数が、上記圧力の低下に応じた所定回転数だけ上記初期回転数から増大される。これによって、上記クーラントの圧力が所定圧力に保持される。このとき、上記異常検知手段によって、上記クーラントの漏れに対応する所定回転数の増大が検出されるので、上記クーラントの漏れが確実に検知される。
【0015】
請求項4の発明のクーラントポンプ装置は、請求項1乃至3のいずれか1つに記載のクーラントポンプ装置において、
上記記憶手段は、上記制御手段が定圧力運転を行なう際に保持されるクーラントの圧力の設定圧力毎に、上記初期回転数を記憶することを特徴としている。
【0016】
請求項4のクーラントポンプ装置によれば、異なる工具にクーラントを供給する場合、保持すべきクーラントの圧力として設定する圧力が、工具に応じて異なる場合がある。この異なる設定圧力毎に、上記記憶手段に、上記初期回転数が記憶される。したがって、このクーラントポンプ装置がクーラントを供給する工具が変更された場合においても、この変更された工具に対応する初期回転数からの回転数の変化が検出される。その結果、複数の工具に各々クーラントを供給する場合においても、各工具について、上記初期回転数に対する回転数の差が確実に検出されるので、クーラント漏れなどの異常が効果的に検知される。
【0017】
請求項5の発明のクーラントポンプ装置は、
ドリル本体と、
上記ドリル本体の先端に設けられたクーラント吐出孔と、
上記ドリル本体にクーラントを供給するポンプと、
上記ポンプを駆動するモータと、
上記ドリル本体に供給されるクーラントの圧力を検出する圧力センサと、
上記モータに供給する電力の周波数を変更するインバータ部と、上記圧力センサからの信号に基いて、上記クーラントの圧力を所定圧力に保持する定圧力運転を行なうように、上記インバータ部を制御する制御部とを有する制御手段と
を備え、
上記モータは、回転数が検出され、
その検出された上記モータの回転数のうち、運転の初期における上記モータの回転数である初期回転数を自動的に記憶する記憶手段と、
上記運転の初期の後の運転において検出された上記モータの回転数が、上記初期回転数から所定回転数以上減少したときに、上記クーラントの流路の目詰まりを検知する一方、上記モータの回転数が、上記初期回転数から所定回転数以上増大したときに、上記クーラントの漏れを検知する異常検知手段と
を備えることを特徴としている。
【0018】
請求項5のクーラントポンプ装置によれば、上記ドリル本体に供給されるクーラントの圧力が上記圧力センサで検出される。この圧力センサからの信号に基いて、上記制御部によって、上記クーラントの圧力を所定圧力に保持する定圧力運転を行なうように、上記インバータ部が制御される。このインバータ部は、上記モータに供給する電力の周波数を変更し、これによって上記モータの回転数が変更されてポンプのクーラント吐出量が変更されて、上記ドリル本体に供給されるクーラントの圧力が所定圧力に保持される。
【0019】
ここで、上記クーラントの流路に目詰まりが生じてクーラントの圧力が上昇した場合、上記センサからの信号を受けた上記制御装置によって、上記クーラントの圧力の上昇に応じて、上記モータの回転数が初期回転数から所定回転数だけ減少される。このとき、上記異常検知手段によって、上記目詰まりに対応する所定回転数の減少が検出されるので、このクーラント流路の目詰まりが確実に検知される。
【0020】
一方、上記クーラントの流路やポンプなどにクーラントの漏れが生じてクーラントの圧力が低下した場合、上記センサからの信号を受けた上記制御装置によって、上記クーラント圧力の低下に応じて、上記モータの回転数が初期回転数から所定回転数だけ増大される。このとき、上記異常検知手段によって、上記クーラントの漏れに対応する所定回転数の増大が検出されるので、このクーラントの漏れが確実に検知される。
【0021】
請求項6の発明のクーラントポンプ装置は、ドリル本体と、
上記ドリル本体の先端に設けられたクーラント吐出孔と、
上記ドリル本体にクーラントを供給するポンプと、
上記ポンプを駆動するモータと、
上記ドリル本体に供給されるクーラントの圧力を検出する圧力センサと、
上記ドリル本体に供給されるクーラントの流量を検出する流量センサと、
上記モータに供給する電力の周波数を変更するインバータ部と、上記圧力センサからの信号に基いて、上記クーラントの圧力を所定圧力に保持する定圧力運転を行なうように、上記インバータ部を制御する制御部とを有する制御手段と、
運転の初期において上記流量センサが出力した信号に基づいて、上記流量センサが検出するクーラントの流量である初期流量を自動的に記憶する記憶手段と、
上記運転の初期の後の運転において上記流量センサが検出する流量が、上記初期流量よりも所定量減少したときに、上記クーラントの流路の目詰まりを検知する一方、上記流量センサが検出する流量が、上記初期流量よりも所定量増大したときに、上記クーラントの漏れを検知する異常検知手段と
を備えることを特徴としている。
【0022】
請求項6のクーラントポンプ装置によれば、上記ドリル本体に供給されるクーラントの圧力が上記圧力センサで検出される。この圧力センサからの信号に基いて、上記制御部によって、上記クーラントの圧力を所定圧力に保持する定圧力運転を行なうように、上記インバータ部が制御される。このインバータ部は、上記モータに供給する電力の周波数を変更し、これによって上記モータの回転数が変更されてポンプのクーラント吐出量が変更されて、上記ドリル本体に供給されるクーラントの圧力が所定圧力に保持される。
【0023】
ここで、上記クーラントの流路に目詰まりが生じてクーラントの圧力が上昇した場合、上記センサからの信号を受けた上記制御部によって、上記クーラントの圧力の上昇に応じて、上記モータの回転数が減少される。これによって、上記ドリル本体に供給される流量が、初期流量よりも所定流量減少する。このとき、上記異常検知手段によって、上記目詰まりに対応する所定流量の減少が検出されるので、このクーラント流路の目詰まりが確実に検知される。
【0024】
一方、上記クーラントの流路やポンプなどにクーラントの漏れが生じてクーラントの圧力が低下した場合、上記センサからの信号を受けた上記制御部によって、上記クーラントの圧力の低下に応じて、上記モータの回転数が増大される。これによって、上記ドリル本体に供給される流量が、初期流量よりも所定流量増大する。このとき、上記異常検知手段によって、上記クーラントの漏れに対応する所定流量の増大が検出されるので、このクーラントの漏れが確実に検知される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明の実施形態のクーラントポンプ装置を示すブロック図である。
【0027】
このクーラントポンプ装置は、工具としてのドリル1にクーラントを供給するものであり、上記ドリル1は、先端にクーラントの吐出孔2を有する。
【0028】
上記クーラントポンプ装置は、タンク8内に保持されたクーラントを吸引、吐出する固定容量型ポンプ4と、このポンプ4を駆動する可変速型のモータ5とを備え、このモータ5への供給電力を、制御手段としての制御装置14で制御している。上記モータ5には、このモータ5の回転数を検出するエンコーダ13を設けている。
【0029】
上記ポンプ4の吐出ライン6には、上記ドリル1に供給するクーラントの圧力を検出する圧力センサ9を設けている。また、上記吐出ライン6には、異常高圧時にクーラントをタンク8内にバイパスするためのリリーフ弁12と、上記制御装置14からの信号に基いてクーラントをタンク8内に戻すアンロード弁7とを接続している。上記ドリルの吐出孔2から吐出されてワークの加工に用いられたクーラントは、回収されてタンク8内に戻されるようになっており、このタンク8に、上記回収されたクーラントに含まれる切粉などを濾過する図示しない濾過装置を設置している。
【0030】
上記制御装置14は、マイクロコンピュータからなる制御部と、インバータ部を有する。上記制御部は、上記圧力センサ9の検出値に基いて、所定の演算を行なって制御信号を生成する。この制御信号を受けた上記インバータ部は、上記モータ5に供給する電力の周波数を変更する。これによって、上記モータ5の回転数を変更して、上記ポンプ4からのクーラントの吐出流量を制御するようにしている。また、上記制御装置14では、交流電源15から受けた交流電力を、図示しないコンバータで平滑な直流電力に変換し、この直流電力を、上記インバータに供給すると共に、低圧にして上記制御部に供給している。また、上記制御装置14の制御部は、上記モータ5に設けられたエンコーダ13からの信号を受けて、上記モータ5の回転数を検知するようになっている。上記モータ5の回転数のうち、クーラントポンプ装置の運転の初期に検出された初期回転数を、上記制御装置14が有する記憶部に記憶するようになっている。
【0031】
図2(a)は、上記制御装置14によるポンプ4の動作の制御の下で、上記ドリル1に供給されるクーラントがなす圧力−流量特性を示した図である。図2(a)において、横軸はクーラントの圧力Pであり、縦軸はクーラントの流量Qである。上記圧力−流量特性は、設定圧力P1に向って圧力を上昇する過程である昇圧直線(1)と、設定圧力P1を保持した状態で流量を制御する定圧直線(2)とを有する。
【0032】
上記設定圧力P1は、上記ドリル1の種類に応じて設定されるクーラントの圧力であり、特に、上記ドリルの吐出孔2の径に応じて設定される。
【0033】
図2(b)は、図2(a)の圧力−流量特性をなすように制御が行なわれる際、上記クーラントの圧力Pとモータ5の回転数Nとの間に生じる圧力−回転数特性を示す図である。図2(b)において、横軸はクーラントの圧力Pであり、縦軸はモータ5の回転数Nである。上記圧力−回転数特性は、図2(a)の圧力−流量特性と同様に、昇圧直線(1)と低圧直線(2)とを有する。
【0034】
このクーラントポンプ装置は、上記ドリル1によるワークの加工の開始に伴って、上記ドリル1へのクーラントの供給を開始する。すなわち、上記制御装置14の制御部は、起動を指令する信号を受け取ると、上記アンロード弁7を操作して、上記ポンプ4の吐出配管6をドリル1側に接続する。これと共に、上記設定圧力P1に応じて、所定の周波数の電力を上記モータ5に供給する。このモータ5は、上記周波数に対応する回転数N1で上記固定容量型のポンプ4を回転駆動する。このポンプ4は、上記回転数N1に対応する所定流量のクーラントを吐出し、この所定流量のクーラントは、上記吐出配管6を経てドリル1に供給される。上記圧力センサ9で検出されるクーラント圧力が昇圧直線(1)に沿って昇圧し、P1に達すると、図2(a)に示すように、起動時の流量Q1よりも少ない流量Q2となり、この圧力P1のクーラントが安定してドリル1に供給される。この運転が、上記設定圧力P1が設定されて最初に行なわれる運転である場合、上記クーラント圧力がP1になったときに検出されるモータ5の回転数を、P1の初期回転数として、上記記憶部に記憶する。
【0035】
このクーラントポンプ装置の運転時間が長時間になると、ワークの加工でクーラントに混入した微粒子などによって、ポンプ4の内部に摩耗が生じる。この摩耗によってポンプ4の容積効率が低下し、上記ドリル1に供給されるクーラントの圧力が、上記設定圧力P1よりも低下する。このクーラントの圧力の低下を、上記センサ9からの信号によって検知した制御部は、上記モータ5に供給する電力の周波数を増加して、上記モータ5の回転数を増加させる。これによって、上記ポンプ4の吐出流量が増大し、上記ドリル1に供給されるクーラントの圧力が増大して設定圧力P1に保持される。
【0036】
ここで、上記制御装置14の制御部は、本発明の異常検知手段として機能する。すなわち、上記制御部は、上記エンコーダ13が検出するモータ5の回転数と、上記記憶部に記憶された初期回転数との差を求める。この回転数の差が、予め定められた値よりも大きくなった場合、上記制御装置14は、クーラントの漏れを検知する。このクーラントの漏れの検知に基いて、警告を発し、あるいは、クーラントポンプ装置を停止する。このようにして、上記モータ5の回転数の初期回転数に対する差を求めることによって、異常なクーラント漏れを効果的に検知できる。
【0037】
また、上記クーラントの流路に目詰まりが生じた場合、上記ドリル1に供給されるクーラントは、流量が減少して圧力が設定圧力P1よりも増大する。このクーラントの圧力の増大を、上記圧力センサ9からの信号によって検知した制御部は、上記モータ5に供給する電力の周波数を減少して、上記モータ5の回転数を減少させる。これによって、上記ポンプ4の吐出流量が減少し、上記ドリル1に供給されるクーラントの圧力が減少して設定圧力P1に保持される。
【0038】
ここで、上記制御部は、上記エンコーダ13が検出するモータ5の回転数と、上記記憶部に記憶された初期回転数との差を求める。この回転数の差が、予め定められた値よりも大きくなった場合、上記制御部は、クーラントの流路の目詰まりを検知する。この目詰まりの検知に基いて、警告を発し、あるいは、クーラントポンプ装置を停止する。このようにして、上記モータ5の回転数の初期回転数に対する差を求めることによって、クーラント流路の目詰まりを効果的に検知できる。
【0039】
ところで、このクーラントポンプ装置がクーラントを供給するドリル1が他のドリル1に交換されて、ドリルのクーラント吐出孔2の径が変わった場合、この吐出孔2から吐出されるクーラントの圧力が変化する。これに伴って、上記制御部に設定されるクーラントの設定圧力を、P1からP2に変更する。この設定圧力がP2に変更されて初めて運転が行なわれるとき、上記制御部は、クーラント圧力がP2に達した際のモータ5の回転数を、設定圧力P2の初期回転数として記憶部に記憶する。そして、この後のクーラントポンプ装置の運転時に、上記初期回転数に対するモータ5の回転数の差を算出し、この回転数の差に応じて、クーラントの漏れやクーラント流路の目詰まりを検知する。このようにして、上記ドリル1に供給するクーラントの設定圧力毎に初期回転数を設定し、各設定圧力のクーラントを供給する運転を行なう毎に、各初期回転数に対するモータ5の回転数の差を検出するので、異常を正確に検知することができる。
【0040】
上記実施形態では、上記制御部は、エンコーダ13によってモータ5の回転数を検出したが、上記インバータ部が出力する電力の周波数から直接モータ5の回転数を検出してもよい。
【0041】
上記実施形態において、初期回転数に対するモータ5の回転数の比較は、所定の運転時間が経過する毎に行なってもよい。
【0042】
また、上記実施形態では、固定容量型ポンプを用いたが、流量の上限値が変更できる可変容量型ポンプを用いてもよい。
【0043】
図3は、他の実施形態のクーラントポンプ装置を示す図である。このクーラントポンプ装置は、ドリル1に供給されるクーラントの流量を検出する流量センサ10を備え、この流量センサ10からの信号に基いて異常を検知する点のみが、図1のクーラントポンプ装置と異なる。図3において、図1と同一の機能を有する部分には同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
【0044】
本実施形態のクーラントポンプ装置は、制御部およびインバータ部を有する制御装置114を備え、この制御装置114は、上記制御部が、クーラントの流量に基いて異常を検知する点のみが、図1の制御装置14と異なる。この制御装置114の制御部は、上記流量センサ10に接続されている。上記制御装置114は、設定圧力P1のクーラントをドリル1に供給する運転を最初に行なう際、上記クーラントの流量を初期流量として記憶部に記憶する。そして、圧力センサ9で検出されるクーラントの圧力が設定圧力P1になるようにモータ4の回転数を制御して、ポンプ4の吐出量を制御する。このとき、上記ドリル1に供給されるクーラント流量が、上記初期流量よりも所定流量増大したとき、上記制御部はクーラントの漏れを検知する。一方、上記ドリル1に供給されるクーラント流量が、上記初期流量よりも所定流量減少したとき、上記制御部はクーラント流路の目詰まりを検知する。また、上記ドリル1の径が変更されて、クーラントの設定圧力がP1からP2に変更された場合、この変更された設定圧力P2で最初に運転が行なわれた際の流量を、設定圧力P2に対応する初期流量として上記記憶部に記憶する。そして、上記設定圧力P2の下でクーラントポンプ装置を運転する際、流量センサ10が検出する流量と、上記初期流量との差に基いて、クーラント漏れおよび目詰まりなどの異常を検知する。
【0045】
本実施形態のクーラントポンプ装置によれば、設定圧力のクーラントを供給しつつ、異常を正確に検知することができる。
【0046】
上記実施形態において、上記初期流量に対するクーラント流量の比較は、所定の運転時間が経過する毎に行なうようにしてもよい。
【0047】
また、上記実施形態では、固定容量型ポンプを用いたが、流量の上限値が変更できる可変容量型ポンプを用いてもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1のクーラントポンプ装置によれば、工具にクーラントを供給するポンプと、上記ポンプを駆動するモータと、上記工具に供給されるクーラントの圧力を検出する圧力センサと、上記圧力センサからの信号に基いて、上記クーラントの圧力を所定圧力に保持する定圧力運転を行なうように、上記モータを制御する制御手段と、運転の初期における上記モータの回転数である初期回転数を自動的に記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された初期回転数と、上記モータの回転数との差に基いて異常を検知する異常検知手段とを備えるので、例えば上記ポンプ内部の摩耗の進行に応じて上記制御装置でモータの回転数が増大された場合、上記異常検知手段によって、上記増大した回転数と上記初期回転数との差に基いて、異常を効果的に検知できる。
【0049】
請求項2のクーラントポンプ装置によれば、請求項1に記載のクーラントポンプ装置において、上記異常検知手段は、上記モータの回転数が、上記初期回転数から所定回転数以上減少したときに、上記クーラントの流路の目詰まりを検知するので、上記クーラントの目詰まりを確実に検知できる。
【0050】
請求項3のクーラントポンプ装置によれば、請求項1または2に記載のクーラントポンプ装置において、上記異常検知手段は、上記モータの回転数が、上記初期回転数から所定回転数以上増大したときに、上記クーラントの漏れを検知するので、上記クーラントの漏れを確実に検知できる。
【0051】
請求項4のクーラントポンプ装置によれば、請求項1乃至3のいずれか1つに記載のクーラントポンプ装置において、上記記憶手段は、上記制御手段が定圧力運転を行なう際に保持されるクーラントの圧力の設定圧力毎に、上記初期回転数を記憶するので、上記工具の種類が変更された場合においても、この変更された工具に対応して初期回転数からの回転数の変化を検出できるから、クーラント漏れなどの異常を効果的に検知できる。
【0052】
請求項5のクーラントポンプ装置によれば、ドリル本体と、上記ドリル本体の先端に設けられたクーラント吐出孔と、上記ドリル本体にクーラントを供給するポンプと、上記ポンプを駆動するモータと、上記ドリル本体に供給されるクーラントの圧力を検出する圧力センサと、上記モータに供給する電力の周波数を変更するインバータ部と、上記圧力センサからの信号に基いて、上記クーラントの圧力を所定圧力に保持する定圧力運転を行なうように、上記インバータ部を制御する制御部とを有する制御手段と、運転の初期における上記モータの回転数である初期回転数を自動的に記憶する記憶手段と、上記モータの回転数が、上記初期回転数から所定回転数以上減少したときに、上記クーラントの流路の目詰まりを検知する一方、上記モータの回転数が、上記初期回転数から所定回転数以上増大したときに、上記クーラントの漏れを検知する異常検知手段とを備えるので、上記異常検知手段によって、上記クーラント流路の目詰まりと、上記クーラントの漏れとを確実に検知できる。
【0053】
請求項6のクーラントポンプ装置によれば、ドリル本体と、上記ドリル本体の先端に設けられたクーラント吐出孔と、上記ドリル本体にクーラントを供給するポンプと、上記ポンプを駆動するモータと、上記ドリル本体に供給されるクーラントの圧力を検出する圧力センサと、上記ドリル本体に供給されるクーラントの流量を検出する流量センサと、上記モータに供給する電力の周波数を変更するインバータ部と、上記圧力センサからの信号に基いて、上記クーラントの圧力を所定圧力に保持する定圧力運転を行なうように、上記インバータ部を制御する制御部とを有する制御手段と、運転の初期において上記流量センサが検出するクーラントの流量である初期流量を自動的に記憶する記憶手段と、上記流量センサが検出する流量が、上記初期流量よりも所定量減少したときに、上記クーラントの流路の目詰まりを検知する一方、上記流量センサが検出する流量が、上記初期流量よりも所定量増大したときに、上記クーラントの漏れを検知する異常検知手段とを備えるので、上記異常検知手段によって、上記クーラント流路の目詰まりと、上記クーラントの漏れとを確実に検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のクーラントポンプ装置を示すブロック図である。
【図2】 図2(a)は、クーラントの圧力−流量特性を示す図であり、図2(b)は、クーラントが図2(a)の圧力−流量特性を示す際、クーラント圧力とモータ回転数との間に生じる圧力−回転数特性を示す図である。
【図3】 他の実施形態のクーラントポンプ装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ドリル
2 クーラント吐出孔
4 ポンプ
5 モータ
6 吐出ライン
7 アンロード弁
8 タンク
9 圧力センサ
10 流量センサ
12 リリーフ弁
14 制御装置
15 交流電源
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a coolant pump device that supplies coolant to a drill or the like. In place Related.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, for example, as a coolant pump device for a drill, a pump that supplies coolant to a drill having a coolant discharge hole at a substantially tip, a flow meter that detects a coolant discharge flow rate from the pump, and a motor that drives the pump And an inverter device that changes the frequency of power supplied to the motor. (Unexamined-Japanese-Patent No. 7-19162: patent document 1).
[0003]
The conventional coolant pump device detects the decrease in the discharge flow rate by visual recognition of the flow meter when the internal wear of the pump progresses to reduce the volumetric efficiency and the coolant discharge flow rate decreases. An operator operates the inverter device to increase the frequency of power supplied to the motor. The operator increases the frequency until the detected flow rate of the flow meter reaches a predetermined flow rate. As a result, even if wear inside the pump progresses and volumetric efficiency decreases, a predetermined flow rate of coolant is continuously supplied to the drill, so that the frequency of replacement of the pump is reduced.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-19162 (FIG. 1)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the operation of the inverter device corresponding to the progress of the wear of the pump is repeated many times, the conventional coolant pump device has an abnormal wear even if the wear of the pump reaches an abnormal level. There is a problem in that it cannot be detected that the coolant leakage amount is abnormal. There is also a problem that an abnormality such as clogging of the coolant channel cannot be detected.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a coolant device that can detect abnormal leakage of coolant and clogging of a coolant flow path.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the coolant pump device of the invention of claim 1 comprises:
A pump for supplying coolant to the tool;
A motor for driving the pump;
A pressure sensor for detecting the pressure of the coolant supplied to the tool;
Control means for controlling the motor so as to perform a constant pressure operation for maintaining the pressure of the coolant at a predetermined pressure based on a signal from the pressure sensor;
With
The motor has a rotational speed detected,
Of the detected rotational speeds of the motor, an initial rotational speed that is the rotational speed of the motor at the initial stage of operation Automatically Memory means to remember,
An abnormality detecting means for detecting an abnormality based on a difference between the initial rotational speed stored in the storage means and the rotational speed of the motor detected in the operation after the initial stage of the operation;
It is characterized by having.
[0008]
According to the coolant pump device of the first aspect, the motor for driving the pump is controlled by the control means based on the signal from the pressure sensor, and the pressure of the coolant supplied to the tool is maintained at a predetermined pressure. The At the initial stage of operation of the coolant pump device, an initial rotational speed that is the rotational speed when the motor is driven is stored in the storage means. As the coolant pump device is operated, the internal wear of the pump progresses, and when the volumetric efficiency of the pump decreases, the rotation speed of the motor is increased to perform constant pressure operation by the control device. . The abnormality is detected by the abnormality detecting means, for example, by determining whether or not the difference exceeds a predetermined threshold based on the difference between the increased rotational speed and the initial rotational speed. Therefore, this coolant pump device can detect abnormalities effectively.
[0009]
The initial stage of the operation is not limited to the time when the coolant pump device is first manufactured and is operated for the first time. For example, after the coolant pump device is operated for a long time, it is in a state similar to that at the time of manufacture after repair. It also includes the first driving after becoming. In addition, when the operation is performed under a plurality of different setting conditions, the initial operation is also included when the operation is first performed for each setting condition.
[0010]
In the present invention, the tool may be any tool as long as it requires a coolant supply, such as a drill, a mill, an end mill, or a tool.
[0011]
The coolant pump device according to claim 2 is the coolant pump device according to claim 1,
The abnormality detecting means detects clogging of the coolant flow path when the rotational speed of the motor is decreased by a predetermined rotational speed or more from the initial rotational speed.
[0012]
According to the coolant pump device of the second aspect, when clogging occurs in the coolant flow path, the pressure of the coolant increases. Based on the signal from the sensor that has detected the increase in the coolant pressure, the control device reduces the rotational speed of the motor from the initial rotational speed by a predetermined rotational speed corresponding to the increase in the pressure. Thereby, the pressure of the coolant is maintained at a predetermined pressure. At this time, since the decrease in the predetermined rotation speed corresponding to the clogging is detected by the abnormality detection means, the clogging of the coolant is reliably detected.
[0013]
The coolant pump device according to claim 3 is the coolant pump device according to claim 1 or 2,
The abnormality detecting means detects the coolant leakage when the rotational speed of the motor increases from the initial rotational speed by a predetermined rotational speed or more.
[0014]
According to the coolant pump device of the third aspect, when the coolant leaks in the coolant flow path or the pump, the pressure of the coolant decreases. Based on the signal from the sensor that detects the decrease in the coolant pressure, the control device increases the rotational speed of the motor from the initial rotational speed by a predetermined rotational speed corresponding to the pressure decrease. Thereby, the pressure of the coolant is maintained at a predetermined pressure. At this time, since the abnormality detecting means detects an increase in the predetermined rotational speed corresponding to the coolant leakage, the coolant leakage is reliably detected.
[0015]
The coolant pump device of the invention of claim 4 is the coolant pump device according to any one of claims 1 to 3,
The storage means stores the initial rotational speed for each set pressure of a coolant pressure held when the control means performs a constant pressure operation.
[0016]
According to the coolant pump device of the fourth aspect, when supplying coolant to different tools, the pressure set as the pressure of the coolant to be held may differ depending on the tool. The initial rotational speed is stored in the storage means for each different set pressure. Therefore, even when the tool for supplying the coolant to the coolant pump device is changed, a change in the rotational speed from the initial rotational speed corresponding to the changed tool is detected. As a result, even when coolant is supplied to each of the plurality of tools, the difference in the rotational speed with respect to the initial rotational speed is reliably detected for each tool, so that abnormalities such as coolant leakage are effectively detected.
[0017]
Invention of Claim 5 Coolant pump equipment The position is
A drill body;
A coolant discharge hole provided at the tip of the drill body;
A pump for supplying coolant to the drill body;
A motor for driving the pump;
A pressure sensor for detecting the pressure of the coolant supplied to the drill body;
An inverter that changes the frequency of the power supplied to the motor, and a control that controls the inverter so as to perform a constant pressure operation that maintains the coolant pressure at a predetermined pressure based on a signal from the pressure sensor. A control means having a section;
With
The motor has a rotational speed detected,
Of the detected rotational speeds of the motor, an initial rotational speed that is the rotational speed of the motor at the initial stage of operation Automatically Memory means to remember,
When the rotation speed of the motor detected in the operation after the initial stage of the operation is decreased from the initial rotation speed by a predetermined rotation speed or more, the clogging of the coolant flow path is detected, while the rotation of the motor is detected. An abnormality detecting means for detecting leakage of the coolant when the number increases from the initial rotational speed by a predetermined rotational speed or more;
It is characterized by having.
[0018]
Claim 5 Coolant pump equipment According to the arrangement, the pressure of the coolant supplied to the drill body is detected by the pressure sensor. Based on a signal from the pressure sensor, the inverter unit is controlled by the control unit so as to perform a constant pressure operation for maintaining the pressure of the coolant at a predetermined pressure. This inverter unit changes the frequency of the electric power supplied to the motor, thereby changing the rotation speed of the motor and changing the coolant discharge amount of the pump, so that the pressure of the coolant supplied to the drill body is predetermined. Held in pressure.
[0019]
Here, when the coolant flow path is clogged and the coolant pressure rises, the control device that receives the signal from the sensor causes the motor rotation speed to be increased according to the coolant pressure increase. Is reduced from the initial rotational speed by a predetermined rotational speed. At this time, the abnormality detecting means detects a decrease in the predetermined number of rotations corresponding to the clogging, so that the clogging of the coolant channel is reliably detected.
[0020]
On the other hand, when coolant leaks in the coolant flow path, pump, etc. and the coolant pressure decreases, the control device that receives a signal from the sensor causes the motor to change according to the coolant pressure decrease. The rotational speed is increased by a predetermined rotational speed from the initial rotational speed. At this time, an increase in the predetermined rotational speed corresponding to the coolant leakage is detected by the abnormality detection means, so that the coolant leakage is reliably detected.
[0021]
Invention of Claim 6 Coolant pump equipment The place is the drill body,
A coolant discharge hole provided at the tip of the drill body;
A pump for supplying coolant to the drill body;
A motor for driving the pump;
A pressure sensor for detecting the pressure of the coolant supplied to the drill body;
A flow rate sensor for detecting a flow rate of coolant supplied to the drill body;
An inverter that changes the frequency of the power supplied to the motor, and a control that controls the inverter so as to perform a constant pressure operation that maintains the coolant pressure at a predetermined pressure based on a signal from the pressure sensor. A control means having a section;
An initial flow rate that is a coolant flow rate detected by the flow rate sensor based on a signal output by the flow rate sensor in the initial stage of operation. Automatically Memory means to remember,
When the flow rate detected by the flow sensor in the operation after the initial stage of the operation is reduced by a predetermined amount from the initial flow rate, the flow rate detected by the flow sensor is detected while detecting the clogging of the coolant flow path. Is an abnormality detection means for detecting leakage of the coolant when a predetermined amount is increased from the initial flow rate.
It is characterized by having.
[0022]
According to the coolant pump device of the sixth aspect, the pressure of the coolant supplied to the drill body is detected by the pressure sensor. Based on a signal from the pressure sensor, the inverter unit is controlled by the control unit so as to perform a constant pressure operation for maintaining the pressure of the coolant at a predetermined pressure. This inverter unit changes the frequency of the electric power supplied to the motor, thereby changing the rotation speed of the motor and changing the coolant discharge amount of the pump, so that the pressure of the coolant supplied to the drill body is predetermined. Held in pressure.
[0023]
Here, when the coolant flow path is clogged and the coolant pressure rises, the control unit that receives a signal from the sensor causes the motor rotation speed to be increased according to the coolant pressure increase. Is reduced. As a result, the flow rate supplied to the drill body is reduced by a predetermined flow rate from the initial flow rate. At this time, since the abnormality detecting means detects a decrease in the predetermined flow rate corresponding to the clogging, the clogging of the coolant passage is reliably detected.
[0024]
On the other hand, when coolant leaks in the coolant flow path or pump, and the coolant pressure decreases, the control unit that receives a signal from the sensor causes the motor to respond to the coolant pressure decrease. The number of rotations is increased. As a result, the flow rate supplied to the drill body is increased by a predetermined flow rate from the initial flow rate. At this time, since the abnormality detecting means detects an increase in the predetermined flow rate corresponding to the coolant leakage, the coolant leakage is reliably detected.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the illustrated embodiments.
[0026]
FIG. 1 is a block diagram showing a coolant pump device according to an embodiment of the present invention.
[0027]
This coolant pump device supplies coolant to a drill 1 as a tool, and the drill 1 has a coolant discharge hole 2 at its tip.
[0028]
The coolant pump device includes a fixed displacement pump 4 that sucks and discharges the coolant held in the tank 8 and a variable speed motor 5 that drives the pump 4, and supplies electric power to the motor 5. Control is performed by a control device 14 as a control means. The motor 5 is provided with an encoder 13 that detects the rotational speed of the motor 5.
[0029]
The discharge line 6 of the pump 4 is provided with a pressure sensor 9 that detects the pressure of the coolant supplied to the drill 1. The discharge line 6 includes a relief valve 12 for bypassing the coolant into the tank 8 at an abnormally high pressure, and an unload valve 7 for returning the coolant into the tank 8 based on a signal from the control device 14. Connected. The coolant discharged from the discharge hole 2 of the drill and used for machining the workpiece is collected and returned to the tank 8, and the chips contained in the collected coolant are stored in the tank 8. A filtration device (not shown) is installed to filter etc.
[0030]
The control device 14 includes a control unit composed of a microcomputer and an inverter unit. The control unit performs a predetermined calculation based on the detection value of the pressure sensor 9 to generate a control signal. The inverter unit that has received this control signal changes the frequency of the electric power supplied to the motor 5. Accordingly, the rotational speed of the motor 5 is changed to control the coolant discharge flow rate from the pump 4. In the control device 14, the AC power received from the AC power source 15 is converted into smooth DC power by a converter (not shown), and the DC power is supplied to the inverter and supplied to the control unit at a low pressure. is doing. In addition, the control unit of the control device 14 receives a signal from the encoder 13 provided in the motor 5 and detects the rotational speed of the motor 5. Of the rotational speeds of the motor 5, the initial rotational speed detected in the initial stage of the operation of the coolant pump device is stored in the storage unit of the control device 14.
[0031]
FIG. 2A is a diagram showing the pressure-flow rate characteristic of the coolant supplied to the drill 1 under the control of the operation of the pump 4 by the control device 14. In FIG. 2A, the horizontal axis is the coolant pressure P, and the vertical axis is the coolant flow rate Q. The pressure-flow rate characteristic has a pressure increase line (1) which is a process of increasing the pressure toward the set pressure P1, and a constant pressure line (2) which controls the flow rate while maintaining the set pressure P1.
[0032]
The set pressure P1 is a coolant pressure set in accordance with the type of the drill 1, and is set in particular in accordance with the diameter of the discharge hole 2 of the drill.
[0033]
FIG. 2B shows the pressure-rotational speed characteristic generated between the coolant pressure P and the motor 5 rotational speed N when control is performed so as to achieve the pressure-flow characteristic of FIG. FIG. In FIG. 2B, the horizontal axis is the coolant pressure P, and the vertical axis is the rotational speed N of the motor 5. The pressure-rotational speed characteristic has a pressure-up straight line (1) and a low-pressure straight line (2) similarly to the pressure-flow rate characteristic of FIG.
[0034]
The coolant pump device starts supplying coolant to the drill 1 as the workpiece is processed by the drill 1. That is, when the control unit of the control device 14 receives a signal for starting, it operates the unload valve 7 to connect the discharge pipe 6 of the pump 4 to the drill 1 side. At the same time, electric power having a predetermined frequency is supplied to the motor 5 in accordance with the set pressure P1. The motor 5 rotationally drives the fixed displacement pump 4 at a rotational speed N1 corresponding to the frequency. The pump 4 discharges a coolant having a predetermined flow rate corresponding to the rotational speed N 1, and the coolant having the predetermined flow rate is supplied to the drill 1 through the discharge pipe 6. When the coolant pressure detected by the pressure sensor 9 increases along the pressure increasing straight line (1) and reaches P1, as shown in FIG. 2 (a), the flow rate Q2 becomes smaller than the flow rate Q1 at the time of activation. The coolant having the pressure P1 is stably supplied to the drill 1. When this operation is the first operation performed when the set pressure P1 is set, the number of rotations of the motor 5 detected when the coolant pressure becomes P1 is set as the initial number of rotations of P1. Store in the department.
[0035]
When the operating time of the coolant pump device becomes long, wear occurs inside the pump 4 due to fine particles mixed in the coolant during workpiece processing. This wear reduces the volumetric efficiency of the pump 4, and the pressure of the coolant supplied to the drill 1 is lower than the set pressure P1. The control unit that detects the decrease in the coolant pressure based on the signal from the sensor 9 increases the frequency of the electric power supplied to the motor 5 to increase the rotation speed of the motor 5. As a result, the discharge flow rate of the pump 4 increases, the pressure of the coolant supplied to the drill 1 increases, and the set pressure P1 is maintained.
[0036]
Here, the control unit of the control device 14 functions as an abnormality detection means of the present invention. That is, the control unit obtains a difference between the rotational speed of the motor 5 detected by the encoder 13 and the initial rotational speed stored in the storage unit. When the difference in the rotation speed becomes larger than a predetermined value, the control device 14 detects coolant leakage. Based on the detection of the leakage of the coolant, a warning is issued or the coolant pump device is stopped. Thus, by obtaining the difference between the rotational speed of the motor 5 and the initial rotational speed, abnormal coolant leakage can be detected effectively.
[0037]
Further, when clogging occurs in the coolant flow path, the coolant supplied to the drill 1 has a reduced flow rate and a pressure higher than the set pressure P1. The control unit that detects the increase in the pressure of the coolant based on a signal from the pressure sensor 9 decreases the frequency of the electric power supplied to the motor 5 and decreases the rotational speed of the motor 5. As a result, the discharge flow rate of the pump 4 decreases, the pressure of the coolant supplied to the drill 1 decreases, and is maintained at the set pressure P1.
[0038]
Here, the control unit obtains a difference between the rotational speed of the motor 5 detected by the encoder 13 and the initial rotational speed stored in the storage unit. When the difference in the rotational speed becomes larger than a predetermined value, the control unit detects clogging of the coolant flow path. Based on this clogging detection, a warning is issued or the coolant pump device is stopped. In this way, the clogging of the coolant flow path can be effectively detected by obtaining the difference between the rotational speed of the motor 5 and the initial rotational speed.
[0039]
By the way, when the drill 1 that supplies the coolant by the coolant pump device is replaced with another drill 1 and the diameter of the coolant discharge hole 2 of the drill changes, the pressure of the coolant discharged from the discharge hole 2 changes. . Along with this, the set pressure of the coolant set in the control unit is changed from P1 to P2. When the operation is performed for the first time after the set pressure is changed to P2, the control unit stores the rotation number of the motor 5 when the coolant pressure reaches P2 in the storage unit as the initial rotation number of the set pressure P2. . Then, during the subsequent operation of the coolant pump device, the difference in the rotational speed of the motor 5 with respect to the initial rotational speed is calculated, and the leakage of the coolant and the clogging of the coolant flow path are detected according to the difference in the rotational speed. . In this way, the initial rotational speed is set for each set pressure of the coolant supplied to the drill 1, and the difference in the rotational speed of the motor 5 with respect to each initial rotational speed is performed every time the coolant is supplied at each set pressure. Therefore, the abnormality can be detected accurately.
[0040]
In the above embodiment, the control unit detects the number of rotations of the motor 5 by the encoder 13. However, the number of rotations of the motor 5 may be detected directly from the frequency of the electric power output from the inverter unit.
[0041]
In the above embodiment, the comparison of the rotational speed of the motor 5 with respect to the initial rotational speed may be performed every time a predetermined operation time elapses.
[0042]
Moreover, in the said embodiment, although the fixed displacement pump was used, you may use the variable displacement pump which can change the upper limit of flow volume.
[0043]
FIG. 3 is a diagram illustrating a coolant pump device according to another embodiment. This coolant pump device includes a flow sensor 10 that detects the flow rate of the coolant supplied to the drill 1 and differs from the coolant pump device of FIG. 1 only in that an abnormality is detected based on a signal from the flow sensor 10. . 3, parts having the same functions as those in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
[0044]
The coolant pump device of the present embodiment includes a control device 114 having a control unit and an inverter unit, and this control device 114 is only shown in FIG. 1 in that the control unit detects an abnormality based on the coolant flow rate. Different from the control device 14. The control unit of the control device 114 is connected to the flow sensor 10. When the controller 114 first performs the operation of supplying the coolant having the set pressure P1 to the drill 1, the controller 114 stores the coolant flow rate as an initial flow rate in the storage unit. Then, the number of revolutions of the motor 4 is controlled so that the coolant pressure detected by the pressure sensor 9 becomes the set pressure P1, and the discharge amount of the pump 4 is controlled. At this time, when the coolant flow rate supplied to the drill 1 increases by a predetermined flow rate from the initial flow rate, the control unit detects coolant leakage. On the other hand, when the coolant flow rate supplied to the drill 1 decreases by a predetermined flow rate from the initial flow rate, the control unit detects clogging of the coolant flow path. When the diameter of the drill 1 is changed and the set pressure of the coolant is changed from P1 to P2, the flow rate when the operation is first performed at the changed set pressure P2 is changed to the set pressure P2. The corresponding initial flow rate is stored in the storage unit. When operating the coolant pump device under the set pressure P2, abnormalities such as coolant leakage and clogging are detected based on the difference between the flow rate detected by the flow sensor 10 and the initial flow rate.
[0045]
According to the coolant pump device of this embodiment, it is possible to accurately detect an abnormality while supplying a coolant having a set pressure.
[0046]
In the above embodiment, the coolant flow rate may be compared with the initial flow rate every time a predetermined operation time elapses.
[0047]
Moreover, in the said embodiment, although the fixed displacement pump was used, you may use the variable displacement pump which can change the upper limit of flow volume.
[0048]
【The invention's effect】
As is clear from the above, according to the coolant pump device of claim 1, the pump that supplies the coolant to the tool, the motor that drives the pump, and the pressure sensor that detects the pressure of the coolant supplied to the tool, Based on a signal from the pressure sensor, a control means for controlling the motor so as to perform a constant pressure operation for maintaining the pressure of the coolant at a predetermined pressure, and an initial value which is the rotational speed of the motor at the initial stage of the operation Rotational speed Automatically Storage means for storing, and abnormality detection means for detecting an abnormality based on the difference between the initial rotational speed stored in the storage means and the rotational speed of the motor. Accordingly, when the rotational speed of the motor is increased by the control device, the abnormality detection means can effectively detect the abnormality based on the difference between the increased rotational speed and the initial rotational speed.
[0049]
According to a coolant pump device of a second aspect, in the coolant pump device according to the first aspect, the abnormality detection means is configured such that when the rotational speed of the motor is decreased from the initial rotational speed by a predetermined rotational speed or more. Since the clogging of the coolant channel is detected, the clogging of the coolant can be reliably detected.
[0050]
According to a coolant pump device of a third aspect, in the coolant pump device according to the first or second aspect, the abnormality detection means is configured such that when the rotational speed of the motor is increased from the initial rotational speed by a predetermined rotational speed or more. Since the coolant leakage is detected, the coolant leakage can be reliably detected.
[0051]
According to a coolant pump device of a fourth aspect, in the coolant pump device according to any one of the first to third aspects, the storage means is a coolant that is held when the control means performs a constant pressure operation. Since the initial rotational speed is stored for each set pressure, even when the type of the tool is changed, a change in the rotational speed from the initial rotational speed can be detected corresponding to the changed tool. Abnormalities such as coolant leakage can be detected effectively.
[0052]
Claim 5 Coolant pump equipment The drill body, the coolant discharge hole provided at the tip of the drill body, the pump that supplies the coolant to the drill body, the motor that drives the pump, and the coolant that is supplied to the drill body A pressure sensor that detects the pressure of the coolant, an inverter that changes the frequency of the power supplied to the motor, and a constant pressure operation that maintains the coolant pressure at a predetermined pressure based on a signal from the pressure sensor. Control means having a control part for controlling the inverter part, and an initial rotational speed which is the rotational speed of the motor at the initial stage of operation Automatically When the rotational speed of the storage means and the motor is reduced from the initial rotational speed by a predetermined rotational speed or more, clogging of the coolant flow path is detected, while the rotational speed of the motor is the initial rotational speed. And an abnormality detection means for detecting leakage of the coolant when the number of revolutions increases by a predetermined number of revolutions or more, so that the abnormality detection means reliably detects clogging of the coolant flow path and leakage of the coolant. it can.
[0053]
Claim 6 Coolant pump equipment The drill body, the coolant discharge hole provided at the tip of the drill body, the pump that supplies the coolant to the drill body, the motor that drives the pump, and the coolant that is supplied to the drill body A pressure sensor for detecting the pressure of the coolant, a flow sensor for detecting the flow rate of coolant supplied to the drill body, an inverter for changing the frequency of power supplied to the motor, and a signal from the pressure sensor A control means having a control unit for controlling the inverter unit so as to perform a constant pressure operation for maintaining the coolant pressure at a predetermined pressure, and an initial flow rate of the coolant detected by the flow sensor at the initial stage of the operation. Flow rate Automatically The storage means and the flow rate detected by the flow rate sensor detect clogging of the coolant flow path when the flow rate detected by the flow rate sensor decreases by a predetermined amount from the initial flow rate, while the flow rate detected by the flow rate sensor An abnormality detecting means for detecting leakage of the coolant when a predetermined amount is increased from the initial flow rate, so that the abnormality detecting means reliably detects clogging of the coolant flow path and leakage of the coolant. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a coolant pump device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 (a) is a diagram showing the pressure-flow rate characteristic of the coolant, and FIG. 2 (b) is a graph showing the coolant pressure and the motor when the coolant shows the pressure-flow rate characteristic of FIG. 2 (a). It is a figure which shows the pressure-rotation speed characteristic produced between rotation speeds.
FIG. 3 is a block diagram showing a coolant pump device according to another embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Drill
2 Coolant discharge hole
4 Pump
5 Motor
6 Discharge line
7 Unload valve
8 tanks
9 Pressure sensor
10 Flow sensor
12 Relief valve
14 Control device
15 AC power supply

Claims (6)

工具(1)にクーラントを供給するポンプ(4)と、
上記ポンプ(4)を駆動するモータ(5)と、
上記工具(1)に供給されるクーラントの圧力を検出する圧力センサ(9)と、
上記圧力センサ(9)からの信号に基いて、上記クーラントの圧力を所定圧力に保持する定圧力運転を行なうように、上記モータ(5)を制御する制御手段(14)と
を備え、
上記モータ(5)は、回転数が検出され、
その検出された上記モータ(5)の回転数のうち、運転の初期における上記モータ(5)の回転数である初期回転数を自動的に記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された初期回転数と、上記運転の初期の後の運転において検出された上記モータ(5)の回転数との差に基いて異常を検知する異常検知手段と
を備えることを特徴とするクーラントポンプ装置。
A pump (4) for supplying coolant to the tool (1);
A motor (5) for driving the pump (4);
A pressure sensor (9) for detecting the pressure of the coolant supplied to the tool (1);
Control means (14) for controlling the motor (5) so as to perform a constant pressure operation for maintaining the pressure of the coolant at a predetermined pressure based on a signal from the pressure sensor (9),
The rotation speed of the motor (5) is detected,
Of the rotation speed of the detected said motor (5), a storage means for automatically remembers the initial rotational speed is the rotational speed of the motor (5) in the initial operation,
And an abnormality detecting means for detecting an abnormality based on a difference between the initial rotational speed stored in the storage means and the rotational speed of the motor (5) detected in the operation after the initial stage of the operation. A featured coolant pump device.
請求項1に記載のクーラントポンプ装置において、
上記異常検知手段は、上記モータ(5)の回転数が、上記初期回転数から所定回転数以上減少したときに、上記クーラントの流路の目詰まりを検知することを特徴とするクーラントポンプ装置。
The coolant pump device according to claim 1,
The coolant pump device according to claim 1, wherein the abnormality detecting means detects clogging of the coolant flow path when the rotational speed of the motor (5) is decreased from the initial rotational speed by a predetermined rotational speed or more.
請求項1または2に記載のクーラントポンプ装置において、
上記異常検知手段は、上記モータ(5)の回転数が、上記初期回転数から所定回転数以上増大したときに、上記クーラントの漏れを検知することを特徴とするクーラントポンプ装置。
In the coolant pump device according to claim 1 or 2,
The coolant pump device according to claim 1, wherein the abnormality detecting means detects leakage of the coolant when the rotational speed of the motor (5) is increased from the initial rotational speed by a predetermined rotational speed or more.
請求項1乃至3のいずれか1つに記載のクーラントポンプ装置において、
上記記憶手段は、上記制御手段が定圧力運転を行なう際に保持されるクーラントの圧力の設定圧力毎に、上記初期回転数を記憶することを特徴とするクーラントポンプ装置。
In the coolant pump device according to any one of claims 1 to 3,
The said storage means memorize | stores the said initial rotation speed for every set pressure of the pressure of the coolant hold | maintained when the said control means performs a constant pressure driving | operation, The coolant pump apparatus characterized by the above-mentioned.
ドリル本体(1)と、
上記ドリル本体(1)の先端に設けられたクーラント吐出孔(2)と、
上記ドリル本体(1)にクーラントを供給するポンプ(4)と、
上記ポンプ(4)を駆動するモータ(5)と、
上記ドリル本体(1)に供給されるクーラントの圧力を検出する圧力センサ(9)と、
上記モータ(5)に供給する電力の周波数を変更するインバータ部と、上記圧力センサ(9)からの信号に基いて、上記クーラントの圧力を所定圧力に保持する定圧力運転を行なうように、上記インバータ部を制御する制御部とを有する制御手段(14)と
を備え、
上記モータ(5)は、回転数が検出され、
その検出された上記モータ(5)の回転数のうち、運転の初期における上記モータ(5)の回転数である初期回転数を自動的に記憶する記憶手段と、
上記運転の初期の後の運転において検出された上記モータ(5)の回転数が、上記初期回転数から所定回転数以上減少したときに、上記クーラントの流路の目詰まりを検知する一方、上記モータ(5)の回転数が、上記初期回転数から所定回転数以上増大したときに、上記クーラントの漏れを検知する異常検知手段と
を備えることを特徴とするクーラントポンプ装置。
The drill body (1);
A coolant discharge hole (2) provided at the tip of the drill body (1);
A pump (4) for supplying coolant to the drill body (1);
A motor (5) for driving the pump (4);
A pressure sensor (9) for detecting the pressure of the coolant supplied to the drill body (1);
Based on the inverter unit that changes the frequency of the electric power supplied to the motor (5) and the signal from the pressure sensor (9), the constant pressure operation for maintaining the pressure of the coolant at a predetermined pressure is performed. And a control means (14) having a control part for controlling the inverter part,
The rotation speed of the motor (5) is detected,
Of the rotation speed of the detected said motor (5), a storage means for automatically remembers the initial rotational speed is the rotational speed of the motor (5) in the initial operation,
When the rotation speed of the motor (5) detected in the operation after the initial stage of the operation is decreased from the initial rotation speed by a predetermined rotation speed or more, the clogging of the coolant flow path is detected. A coolant pump device comprising: an abnormality detection means for detecting leakage of the coolant when the rotational speed of the motor (5) increases by a predetermined rotational speed or more from the initial rotational speed.
ドリル本体(1)と、
上記ドリル本体(1)の先端に設けられたクーラント吐出孔(2)と、
上記ドリル本体(1)にクーラントを供給するポンプ(4)と、
上記ポンプ(4)を駆動するモータ(5)と、
上記ドリル本体(1)に供給されるクーラントの圧力を検出する圧力センサ(9)と、
上記ドリル本体(1)に供給されるクーラントの流量を検出する流量センサ(10)と、
上記モータ(5)に供給する電力の周波数を変更するインバータ部と、上記圧力センサ(9)からの信号に基いて、上記クーラントの圧力を所定圧力に保持する定圧力運転を行なうように、上記インバータ部を制御する制御部とを有する制御手段(114)と、
運転の初期において上記流量センサ(10)が出力した信号に基づいて、上記流量センサ(10)が検出するクーラントの流量である初期流量を自動的に記憶する記憶手段と、
上記運転の初期の後の運転において上記流量センサ(10)が検出する流量が、上記初期流量から所定流量以上減少したときに、上記クーラントの流路の目詰まりを検知する一方、上記流量センサ(10)が検出する流量が、上記初期流量から所定流量以上増大したときに、上記クーラントの漏れを検知する異常検知手段と
を備えることを特徴とするクーラントポンプ装置。
The drill body (1);
A coolant discharge hole (2) provided at the tip of the drill body (1);
A pump (4) for supplying coolant to the drill body (1);
A motor (5) for driving the pump (4);
A pressure sensor (9) for detecting the pressure of the coolant supplied to the drill body (1);
A flow rate sensor (10) for detecting a flow rate of coolant supplied to the drill body (1);
Based on the inverter unit that changes the frequency of the electric power supplied to the motor (5) and the signal from the pressure sensor (9), the constant pressure operation for maintaining the pressure of the coolant at a predetermined pressure is performed. Control means (114) having a control part for controlling the inverter part;
In the initial operation on the basis of a signal output the flow sensor (10) comprises a storage means for automatically remembers the initial flow rate is the flow rate of the coolant to the flow sensor (10) detects,
When the flow rate detected by the flow sensor (10) in the operation after the initial stage of the operation is decreased by a predetermined flow rate or more from the initial flow rate, the flow path of the coolant is detected. 10) A coolant pump device comprising: an abnormality detecting means for detecting leakage of the coolant when the flow rate detected by 10) increases by a predetermined flow rate or more from the initial flow rate.
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