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JP4512465B2 - 電気泳動装置 - Google Patents

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JP4512465B2 JP2004298336A JP2004298336A JP4512465B2 JP 4512465 B2 JP4512465 B2 JP 4512465B2 JP 2004298336 A JP2004298336 A JP 2004298336A JP 2004298336 A JP2004298336 A JP 2004298336A JP 4512465 B2 JP4512465 B2 JP 4512465B2
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Description

本発明は核酸やタンパク質等を電気泳動により分離分析する技術、例えば、キャピラリアレイ電気泳動装置に関する。
近年、DNAの塩基配列決定に際し、高速化・高スループット化を目的として、ゲルを充填したキャピラリを多数本並べて計測するキャピラリアレイ方式の電気泳動装置が提案されている。例えば、特許文献1には、複数のキャピラリを使用し、キャピラリ末端のバッファ溶液中にレーザを照射して検出を行うシースフロー方式が開示されている。特許文献2には、ゲルが予め充填されたキャピラリと、キャピラリの下端部に設けられたバッファー槽とを有し、蛍光検出をキャピラリの下端面から行うキャピラリ電気泳動装置が開示されている。また、文献3では、キャピラリの末端を格子状に配列し、1つまたは複数の分光素子(回折格子,プリズム)を用いて、2次元検出器上に、スペクトル分解された検出像を集光している。
特開平8−193976号公報 特開平10−19846号公報 特表2002−520616号公報
本発明者が鋭意検討した結果、キャピラリの末端を格子状に配列した場合、2次元検出器上における各キャピラリの検出像が格子状とならない為、2次元検出器上のデータ取得を高速に行うことが難しいことを発見した。
文献3に示される分光素子を用いた検出系を用いると、スペクトル線の湾曲が生じ、2次元検出器上の像は、長波長側に湾曲する。また、集光レンズの特性より、ディストーションなどの収差が生じるため、2次元検出器上に各キャピラリの発光スペクトルは、歪み,格子状に写像されない。2次元検出器上に写像される各キャピラリの発光スペクトルが格子状に配置されていない為、2次元検出器上のデータ取得を、高速に行うことは困難である。
本発明の目的は、多数のキャピラリを用いた高感度同時計測、及び計測結果の高速処理に関する。
本発明は、複数のキャピラリ末端から放出される光を検出器により検出する電気泳動装置において、複数のキャピラリ末端の配置形状を調整し、検出器上における結像を制御することに関する。これにより、例えば、検出器における光学素子の配置に合わせた結像とすることができ、検出器からのデータ取得を高速に行うことができる。
また、本発明は、複数のキャピラリ末端から放出される光を検出器により検出し、この複数のキャピラリ末端からキャピラリ内に泳動媒体を充填する電気泳動装置において、複数のキャピラリ末端を固定部材により固定することに関する。これにより、例えば、泳動媒体をキャピラリ内に充填しても、複数のキャピラリ末端の配置精度を維持でき、計測感度を保持できる。
本発明により、多数のキャピラリを用いた高感度同時計測及び計測結果の高速処理が可能となる。
以下、上記及びその他の本発明の新規な特徴と利益を、図面を参酌して説明する。ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
図1に、電気泳動装置の概略斜視図を示す。図2に、キャピラリヘッドの概略斜視図を示す。図5に、ポリマ充填ブロック近傍の概略断面図を示す。図6に、分析手順の概略フロー図を示す。以下、これら図面を参照して、電気泳動装置の概略を示す。
本実施例における電気泳動装置(以下、「本装置」)は、泳動媒体が充填された複数本のキャピラリを用い、各キャピラリに試料を導入し、試料中の試料成分を電気泳動分離し、分析する。例えば、DNA含有試料を複数サンプル同時に分析し、塩基配列を解析できる。本装置の基本的構成は、キャピラリアレイ,照射光学ユニット,検出光学ユニット、オートサンプラユニット,泳動媒体充填ユニット,電源ユニット、及び温度制御ユニットである。
キャピラリアレイ101は、複数本のキャピラリ102より構成される着脱可能な交換部材であり、所定回数の分析により品質が劣化し、分離能が低下した際に、新品に交換される。また、測定手法を変更する場合、キャピラリ102の長さが異なるキャピラリアレイ102に交換することにより、キャピラリ102の長さを調節できる。キャピラリアレイ101は、試料をキャピラリ102内に導入する試料導入部104,泳動分離された試料に励起光を照射する照射部103,複数本のキャピラリを束ねるキャピラリヘッド107を有する。
キャピラリ102は、内径数十〜数百ミクロン,外形数百ミクロンの細管であり、強度を向上させるために表面がコーティングされている。キャピラリ102の内部に泳動媒体を充填することにより、泳動路を形成する。泳動路の両端に電圧を印加することにより、試料を電気泳動分離できる。
本実施例では、キャピラリ102内にて生じた光が、その内部を伝播するように、外表面をフッ素コーティングした石英パイプを用いる。尚、試料導入部104から少し離れた照射部103では、キャピラリ102内の試料に、レーザ光112を効率的に照射する為に、フッ素被膜が除去されている。このキャピラリ102を複数本束ねて、キャピラリアレイ101を構成している。尚、キャピラリ102の本数は、例えば、384本,192本,96本,16本,8本等である。また、必要に応じ、キャピラリ102をポリイミドによりコーティングしても良い。
試料導入部104は、キャピラリ102の試料導入端105を、サンプル容器147のウェルに合わせて配置しており、各ウェルに保持された複数の試料を泳動路に導入できる。
本実施例では、キャピラリ102の先端を中空電極106に挿入して試料導入端105を形成し、試料導入端105を24行16列に配置し、試料導入部104を構成している。試料導入端105において、キャピラリ102の先端は、中空電極106から少し突出した状態となっている。ステンレス製パイプから構成される中空電極106は、高圧電源162に電気的に接続されている。試料導入端105を試料に浸し、電圧を印加することにより、試料を電気泳動し、キャピラリ内に導入できる。尚、試料導入の方法は、電気泳動に限定されず、圧力や分注により試料を泳動路に導入してもよい。
照射部103は、励起光であるレーザ光122を、キャピラリ102に充填された泳動媒体に照射する箇所であり、電気泳動分離された試料成分に励起光を照射することができる。試料成分に標識された蛍光体は、試料成分に依存した波長の光を放出する。
本実施例では、複数のキャピラリ102を複数の組に分け、複数のガラス基板上に複数のキャピラリ102をそれぞれ並べ、いくつかのキャピラリ配列を形成する。尚、キャピラリ配列の組数は、1組,2組,3組,4等である。各ガラス基板上では、各キャピラリ102が互いに実質的に平行、かつガラス基板に実質的に平行に配列されている。また、各々のキャピラリ102におけるフッ素皮膜の除去部分が、一直線上に配列されている。ここでキャピラリ102が互いに実質的に平行、及びガラス基板に平行であるとは、精度誤差程度に収まる程度の平行度であることを指す。照射光学ユニットにより、各ガラス基盤の両側から照射された複数のレーザ光122は、複数のキャピラリ102におけるポリイミド皮膜除去部をそれぞれ伝播し、各キャピラリ102内の試料を同時に励起する。
キャピラリヘッド107は、複数のキャピラリを束ねて保持し、装置本体と着脱することができる。図2に示すように、本実施例のキャピラリヘッド107は、キャピラリの終端部108をマトリックス状となるように保持している。照射部103において試料成分から生じた蛍光の一部は、キャピラリ102の内表面で全反射してキャピラリ102の内部を伝播し、終端部108から放出され、検出光学ユニットにより検出される。また、キャピラリヘッド107は、ポリマ充填ブロック152に耐圧気密で接続できる。そして、泳動媒体充填ユニットにより、終端部108より、キャピラリ102内に、新しい泳動媒体を充填することができる。尚、終端部108は、必要に応じ、96行4列,64行6列、または48行8列のマトリックス状に配列したり、単に一つに収束させてもよい。
照射光学ユニットは、キャピラリアレイ102の照射部103に、励起光であるレーザ光122を照射する機構である。本実施例の照射光学ユニットは、レーザ光源112,ビームスプリッタA124,ミラーA125,ビームスプリッタB126,ミラーB127、及び集光レンズ128を有する。
レーザ光源112は、試料成分を励起する励起光であるレーザ光を発振することができる。ビームスプリッタA124とミラーA125は、照射部103のキャピラリ配列をその両側から照射可能とする為に、レーザ光122は二手に分ける。複数のビームスプリッタB126と、複数のミラーB127、および集光レンズ128は、複数のレーザ光122をそれぞれ調節し、照射部103にレーザ光122を照射する。各キャピラリ配列に照射されたレーザ光122は、隣接するキャピラリ102に次々に伝播する。
尚、レーザ光源112としては、液体レーザ,気体レーザ,半導体レーザを適宜使用でき、必要に応じLEDで代用しても良い。例えば、アルゴンイオンレーザであり、波長
488nm、及び514.5nm ,出力100mWのレーザ光122を発振するマルチラインである。また、マルチラインのみならず、シングルラインでも良く、2種類以上のレーザ光源を組み合わせても良い。また、レーザ光122の波長は、532nmや633
nmも適宜使用できる。さらに、キャピラリ配列の片側からのみレーザ光122を照射したり、時分割でレーザ光122を照射しても良い。
検出光学ユニット131は、試料成分から放出された光を検出する機構である。図5に示すように、本実施例の検出光学ユニット131は、第1カメラレンズ118,光学プリズム134,第2カメラレンズ135,2次元検出器136を含む。
終端部108を有するキャピラリヘッド107の端面は、泳動媒体で満たされポリマ流路154を介し、無蛍光石英ガラス製の検出窓132に対面するように配置されている。終端部108から放出された光は、ポリマ流路154内の泳動媒体を透過し、検出窓132から放射され、第1カメラレンズ133に入射し、平行光束とされる。この平行光束は、光学プリズム134により波長分散され、第2カメラレンズ135により、CCDカメラである2次元検出器136上に結像される。そして、CCDカメラからの信号を、コンピュータにより演算処理して、試料を分析する。
尚、光学プリズム134に代えて、回折格子やフィルタを適宜組み合わせて波長分散手段を構成してもよい。また、2次元検出器136としては、一次元検出器,フォトマル,フォトダイオード等と、光学機構を適宜組み合わせて構成してもよい。オートサンプラユニットは、サンプル容器147をはじめとする電気泳動分析に用いる各容器を、試料導入部104の直下等の所定位置に搬送し、保持する機構である。本実施例のオートサンプラユニットは、爪143を備えたロボットアーム142により、サンプル容器147,バッファ容器144,洗浄容器145、及び廃液容器146を搬送する。
ロボットアーム142は、各容器をその上に固定する爪143を備え、3次元的に移動できる。これにより、所定の場所に保管されている各容器を、試料導入部104の直下に搬送し、その場所にて各容器を所定時間保持し、所定の場所に返却できる。
バッファ容器144は、試料導入端105を浸す緩衝液を保持する容器である。泳動分析時、緩衝液が試料導入端105を浸すように、バッファ容器144は試料導入部104の直下に搬送される。また、装置待機中も、泳動分析時と同様に搬送され、試料導入端
105を緩衝液に浸し、キャピラリ102内の泳動媒体の乾燥を防止している。
洗浄容器145は、試料導入端105を洗浄する洗浄液を保持する容器であり、泳動媒体充填,予備泳動、及び試料導入の後に試料導入部104の直下に搬送される。試料導入端105を、洗浄容器中の洗浄液に浸すことにより、試料導入端105を洗浄し、コンタミネーションを回避できる。
廃液容器146は、使用済の泳動媒体を保持する容器であり、泳動媒体充填時に試料導入部104の直下に搬送され、泳動媒体充填時に試料導入端105から排出される使用済の泳動媒体を受け止める。
サンプル容器147は、複数の微量試料を保持する容器であり、試料導入時に試料導入部104の直下に搬送される。本実施例では、数10μlの試料を保持できるウェルを
24行16列備えたサンプルプレートに、樹脂製のシートであるセプタを乗せ、それをホルダとクリップで挟むことにより、サンプル容器147を構成している。試料としては、例えば、4種類のヌクレオシド塩基分子を識別するように蛍光標識され、多数の適当な長さ(大きさ)の核酸を含む溶液である。セプタは、ウェルに対応する位置に通常は密閉状態の貫通孔を有しており、ウェル中の試料の蒸発を防止しつつ、試料導入時に試料導入端105と試料の接触を可能としている。また、セプタ上面に保護フィルムを貼り付け、試料蒸発を防止することもできる。また、ホルダとクリップは、その間にサンプルプレートやセプタを挟み、一体化することにより、ロボットアーム142にて搬送可能なサンプル容器107を形成する。
図1及び図3に示す泳動媒体充填ユニットは、泳動媒体であるポリマをキャピラリ102内に充填する機構である。本実施例の泳動媒体充填ユニットは、ポリマ充填ブロック152,シリンジ153,チューブ155,電磁弁156とを含み、分析開始前に新しい泳動媒体をキャピラリ102内に自動的に充填できる。
ポリマ充填ブロック152は、ポリマ流路154と検出窓132を有し、シリンジ153とチューブ155に接続し、キャピラリヘッド110を着脱できる。キャピラリヘッド
110は、耐圧気密を維持しながらポリマ充填ブロック152に装着される。キャピラリヘッド107の終端部108は、検出窓132に対向するように配置され、キャピラリヘッド107と検出窓132に挟まれた領域はポリマ流路154の一部を形成する。ポリマ流路154は、泳動媒体により満たされたシリンジ153と、電磁弁156を備えたチューブ155と連通している。チューブ155の他端は、陽極バッファ容器163に保持された緩衝液に浸されている。
キャピラリ102内に泳動媒体を充填する際には、試料導入部104の直下に廃液容器146を配置し、電磁弁156を閉じ、シリンジ153のプランジャを押す。これにより、シリンジ153内の泳動媒体が、ポリマ流路154を経由して、終端部108からキャピラリ102内に流入する。また、キャピラリ102内の使用済泳動媒体は、試料導入端105から排出され、廃液容器146にて受け止められる。
電源ユニットは、キャピラリ102内の泳動媒体から構成される泳動路に電圧を印加する機構であり、試料を電気泳動できる。本実施例の電源ユニットは、中空電極106と陽極電極164に電気的接続され、15kV前後の高電圧を発生できる高圧電源162を含む。
試料導入時は、キャピラリ102、ポリマ流路154及びチューブ155の内部を泳動媒体で満たし、サンプル容器147のウェルに保持された試料に試料導入端105を浸し、電磁弁156を開く。これにより、中空電極106,ウェル中の試料,キャピラリ102,ポリマ流路154,チューブ155,陽極バッファ容器163内の緩衝液、及び陽極電極164からなる通電路が形成される。そして、中空電極106を負電位、陽極電極164を正電位として、この通電路にパルス電圧を印加する。これにより、ウェル内に存在する負に帯電する試料成分、例えばDNAが、試料導入端105から泳動路に導入される。
また、泳動分析時は、試料導入時と異なり、バッファ容器144に保持された緩衝液に試料導入端105を浸す。これにより、中空電極106,バッファ容器144中の緩衝液、キャピラリ102,ポリマ流路154,チューブ155,陽極バッファ容器163内の緩衝液、及び陽極電極164からなる通電路が形成される。そして、試料導入時と異なり、15kV前後の高電圧を印加する。これにより、照射部103から試料導入部104の方向に電界が生じ、泳動路に導入された負に帯電する試料成分が、照射部103の方向に電気泳動する。
温度制御ユニットは、試料成分の泳動速度に影響を与える泳動路の温度を制御する機構である。本実施例における温度制御ユニットは、図示しない恒温槽内にキャピラリ102を収容する。そして、ペルチェ等の温度制御機構により一定温度に保たれた空気を、ファン等の送風機構により恒温槽内を循環させ、キャピラリ102を所定温度に保つ。
以下、主に図4を参照して、電気泳動分析の基本的手順について説明する。
電気泳動分析の基本的手順は、事前準備201,泳動媒体充填203,予備泳動204,試料導入205、及び泳動分析206に大別できる。本装置のオペレータは、分析開始前の事前準備として、試料や試薬を本装置にセットする(201)。より具体的には、まず、バッファ容器144と陽極バッファ容器163に、通電路の一部を形成する緩衝液を満たす。緩衝液は、例えば、各社から電気泳動用として市販されている電解質液である。
また、サンプル容器147のウェル内に、分析対象である試料を分注する。試料は、例えば、DNAのPCR産物である。また、洗浄容器145に、試料導入部104を洗浄する為の洗浄溶液を分注する。洗浄溶液は、例えば、純水である。また、シリンジ153内に、試料を電気泳動する為の分離媒体を注入する。泳動媒体は、例えば各社から電気泳動用として市販されているポリアクリルアミド系分離ゲルである。さらに、キャピラリ102の劣化が予想される場合や、キャピラリ102の長さを変更する場合、キャピラリアレイ101を交換する。そして、事前準備が完了した後、オペレータは本装置を操作して、分析を開始する(202)。泳動媒体充填203とは、キャピラリ102内に新しい泳動媒体を充填し、泳動路を形成する手順である。
本実施例における泳動媒体充填203では、まず、オートサンプラユニットにより廃液溶液146を試料導入部104の直下に運び、試料導入端105から排出される使用済の泳動媒体を受け止められるようにする(211)。そして、シリンジ153を駆動して、キャピラリ102内に新しい泳動媒体を充填し、使用済の泳動媒体を廃棄する(212)。最後に、洗浄容器145内の洗浄溶液に試料導入端105を浸し、泳動媒体により汚れた試料導入端105を洗浄する(213)。予備泳動204とは、泳動媒体に所定の電圧を印加し、泳動媒体を電気泳動に適した状態にする手順である。本実施例における予備泳動204では、まず、オートサンプラユニットにより、バッファ容器144内の緩衝液に試料導入端105を浸し、通電路を形成する(214)。そして、電源ユニットにより、泳動媒体に数〜数十キロボルト程度の電圧を数〜数十分間加え、泳動媒体を電気泳動に適した状態とする(215)。最後に、洗浄容器145内の洗浄溶液に試料導入端105を浸し、緩衝液により汚れた試料導入端105を洗浄する(216)。試料導入205とは、試料成分を泳動路に導入する手順である。
本実施例における試料導入205では、まず、オートサンプラユニットにより、サンプル容器147のウェル内に保持された試料に試料導入端105を浸す。これにより、通電路が形成され、泳動路に試料成分を導入することが状態となる(217)。そして、電源ユニットによりパルス電圧を通電路に印加し、泳動路に試料成分を導入する(218)。最後に、洗浄容器145内の洗浄溶液に試料導入端105を浸し、試料により汚れた試料導入端105を洗浄する(219)。泳動分析206とは、電気泳動により、試料中に含まれる各試料成分を分離分析する手順である。本実施例における泳動分析206では、まず、オートサンプラユニットにより、バッファ容器144内の緩衝液に試料導入端105を浸し、通電路を形成する(220)。
そして、電源ユニットにより、通電路に15kV前後の高電圧を印加し、泳動路に電界を発生させる(221)。発生した電界により、泳動路内の各試料成分は、各試料成分の性質に依存した速度で照射部103へ移動する。つまり、試料成分は、その移動速度の差により分離される。そして、照射部103に到達した試料成分から順番に検出される。例えば、試料が、塩基長の異なるDNAを多数含む場合は、その塩基長により移動速度に差が生じ、塩基長の短いDNAから順に照射部103に到達する。各DNAに、その末端塩基配列に依存した蛍光物質を取り付けておけば、照射部103に到達した順に、その末端塩基配列を検出できる。
そして、予定していたデータを取り終えたら電圧印加を停止し、泳動分析を終了する
(213)。
以上が、一連の分析手順である。さらに分析を実施する場合は、泳動媒体充填203から分析手順を進める。
以下、図5〜図10を参照して、本実施例の特徴的機構について説明する。
本実施例では、分光素子を用いた検出方法によるスペクトル線の湾曲を補正するようにキャピラリ末端を配置し、2次元検出器上の各キャピラリの発光スペクトルを格子状に写像する。キャピラリ末端の2次元配列に関して、波長分散及びキャピラリ位置方向をX軸、キャピラリの位置方向のみをY軸とした場合、X軸に対して短波長側に凸に湾曲してキャピラリの末端を配置する。
また、本実施例では、キャピラリ末端を精度良く配列し、ポリマー充填機構によるポリマー充填を可能としている。具体的には、キャピラリアレイの末端のフェラル部分に、スペーサ部材が挿入され、キャピラリの末端部の位置を固定している。スペーサには、キャピラリ外径と同じ穴が、配列ピッチ間隔で設けられている。スペーサ部材にてキャピラリ末端の配置を精度良く位置決めを行い、接着剤にて固定している。各キャピラリの末端の配列精度を確保することにより、2次元検出器上に写像される発光スペクトル像の歪を消去している。各キャピラリは、2次元検出器上に、精度良く格子状に写し出される。2次元検出器上に格子状に撮像された各キャピラリのスペクトル分解像から、分析に必要な波長域の情報を一括に取得及び処理する。
図5,図6を用いて、キャピラリアレイの末端部におけるキャピラリの配列方法を示す。
キャピラリアレイの終端部は、波長方向6列,キャピラリ配列方向8列の計48本のキャピラリが束ねられ、キャピラリアレイヘッドを形成している。各キャピラリの位置決めには、スペーサ501を用いる。スペーサ501には、キャピラリの末端を高精度に配置するため、キャピラリ外径と同じ穴を設ける。穴の外径及び配置精度を公差数μmで確保されている。例えば、穴の作製には金属エッチングを用いる。金属エッチングにより、安価なスペーサを、品質良く、大量に製作することができる。
本実施例におけるポリマーの充填機構により、キャピラリ末端には数100MPaの圧力がかかる。そのためキャピラリヘッドの構造は、キャピラリの配列精度を確保しつつ、耐圧構造である。キャピラリヘッドにおいてキャピラリ503,スペーサ501,フェラル502は、接着剤504によって固定される。本実施例では、エポキシ系接着剤(アラルダイト)を使用した。ここで、各キャピラリ検出端面及び接着剤の表面はほぼ実質的に平面に並び、検出平面を形成する。図6に示すように、検出平面上で各キャピラリ検出端面は6×8の湾曲した格子状に配列する。キャピラリ末端の2次元配列については、分光素子を用いた検出方法によるスペクトル線の湾曲を補正するため、キャピラリ末端の2次元配列に関して、波長分散及びキャピラリ位置方向をX軸、キャピラリの位置方向のみをY軸とした場合、X軸に対して短波長側に凸に湾曲してキャピラリの末端を配置する。
キャピラリ末端の配列の湾曲具合を図7を用いて定式化する。
分光素子(例えばプリズム)を用いた検出系において、2次元検出器上に湾曲した像の曲率半径ρP は、次式(1)で表せる。
Figure 0004512465
N=n′/nは、プリズムの対空気屈折率、Aはプリズムの頂角、f′はカメラレンズの焦点。
(参考文献:光の鉛筆)
また、Nは、波長の関数であり、プリズムへの入射角に依存する値となる。
そこで、この曲率半径を補正するため、短波長側に凸湾曲したキャピラリ末端の配置を提案する。使用する波長領域の中心波長にて、上記式を用いて、キャピラリ末端の湾曲具合を決定する。例えば、使用波長領域が500〜700nmの場合、600nmの波長から、2次元検出器上の湾曲半径を算出し、最小にするようなキャピラリ末端の湾曲配置を決定する。
Y軸方向のキャピラリ配列中心から距離DのキャピラリX軸のズレは、次式(2)で表せる。
Figure 0004512465
その検出末端を用いて、キャピラリ末端の蛍光検出を行うと、2次元検出器には、図8に示すように波長及びキャピラリ配列方向に6つ×キャピラリ配列方向8つの発光スペクトルを格子状に取得することが可能となる。キャピラリ末端が精度良く配列されていることで、各キャピラリの蛍光成分が重なることなく、分析に必要な蛍光波長成分を得ることができる。
図9を用いて2次元検出器上の取得データ処理を示す。本実施例では、512×512ピクセルCCD素子を用いる。CCDは、キャピラリ配列方向、もしくは波長方向のデータ逐次バッファ領域に転送し、処理を行う構造である(図9は、キャピラリ配列方向に順次データ転送する模式図である。)。
CCD素子は、図8に対応して、各キャピラリの発光スペクトル情報を取得する。素子は、格子状に配置されているので、CCD上の発光スペクトル画像が、各キャピラリごとに格子状になっていれば、素子上の情報をキャピラリごとにまとめて情報として取得できる。
各キャピラリのスペクトル情報を取得した素子間(波長方向85ピクセル)の中で、分析に必要な蛍光波長のデータを取得した素子のみをバッファ領域にて処理するだけで良い。例えば、4蛍光色素の波長データ分のみの処理で、分析を行うことができる。本発明により、波長方向及び配列方向に各キャピラリの情報が揃っているので、スペクトル画像取得の際、波長方向及び配列方向ともに、分析に必要なピクセル領域の処理だけを行えば良い。そのため、データ処理を高速化することが可能である。
さらに、あらかじめ各キャピラリの位置が固定されているので、初期にキャピラリを取付け作業を行う際、48本のキャピラリ位置及び波長のキャリブレーション作業を容易に行うことができる。
本実施例では、同時に計測するキャピラリの本数が48本であったが、本発明を用いた装置では、より多数のキャピラリを同時かつ高感度に検出でき、上記キャピラリ配列方向を64列並べたキャピラリアレイを用いれば、384本のキャピラリの同時計測が可能となる。
本発明の効果を、図10を用いて模式的に説明する。図10(a)に示すように、キャピラリ末端を一列に配列した場合、カメラレンズや回折格子(プリズム)を用いた検出器では、2次元検出器上の各キャピラリごとの蛍光スペクトル画像は、湾曲する。本発明によるキャピラリ配列では、図10(b)に示すように、2次元検出器上の各キャピラリごとの蛍光スペクトル画像は、直線上に配置される。そのため、検出器上でのデータ処理が高速化できる。
本実施例では、キャピラリヘッド組み立て作業の簡略化を目的とし、図5におけるキャピラリ配列用穴付きスペーサを、緩やかな凸面を有する板状スペーサや(図11(a))、V溝付きスペーサ(図11(b))としている。図11(a)では、複数の板状スペーサを等間隔に並べ、それらと略直行するように凸面を有する板状スペーサを複数並べる。スペーサにより仕切られた各領域に、キャピラリをそれぞれ配置し、固定している。また、図11(b)では、断面がV形状であるV溝をスペーサに複数設け、このV溝に各キャピラリを嵌め込み、このスペーサを複数積層している。また、V溝はキャピラリを高精度に保持できるが、この他、凹溝,丸溝等を適宜利用できる。これらスペーサは、シリコン基板をエッチングすることにより、高精度に大量生産できる。本実施例により、単純に板状のスペーサ上にキャピラリを配列し、そのままフェラル部材及び接着剤で固定するという製造方法行うことが可能となる。
本実施例は、検出部に使用するレンズの特性による収差による2次元検出器上のスペクトル像の歪みを補正する配列方法を説明する。実施例1によるキャピラリ末端配列のみでは、レンズ特性により図12(a)(b)に示すような、ディストーションが生じる場合がある。そこで、ディストーションを補正するため、図12(a)のような糸巻き型の場合は、図12(c)に示すように、樽型に調整してキャピラリ末端の配列する。その逆に、図12(b)のようなたる型の場合は、図12(d)に示すように、糸巻き型に調整してキャピラリ末端の配列する。
以上、実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは当業者にて理解される。例えば、各実施例を適宜組み合わせることは、当然可能である。
電気泳動装置の概略斜視図。 キャピラリヘッドの概略斜視図。 ポリマ充填ブロック近傍の概略断面図。 分析手順の概略フロー図。 実施例1によるキャピラリ末端部の概略図。 実施例1による2次元配列の概略図。 実施例1による2次元配列の定式化の図。 実施例1による2次元検出器上の画像。 実施例1による2次元検出器の処理の図。 実施例1によるスペクトル湾曲防止効果を示す図。 実施例2による2次元配列の概略図。 実施例3による2次元検出器上の画像。
符号の説明
101…キャピラリアレイ、102,503…キャピラリ、103…照射部、104…試料導入部、105…試料導入端、106…中空電極、107…キャピラリヘッド、108…終端部、121…照射光学ユニット、122…レーザ光、123…レーザ光源、124…ビームスプリッタA、125…ミラーA、126…ビームスプリッタB、127…ミラーB、131…検出光学ユニット、132…検出窓、133…第1カメラレンズ、134…光学プリズム、135…第2カメラレンズ、136…2次元検出器、141…オートサンプラユニット、142…ロボットアーム、143…ツメ、144…バッファ容器、145…洗浄容器、146…廃液容器、147…サンプル容器、151…泳動媒体充填ユニット、152…ポリマ充填ブロック、153…シリンジ、154…ポリマ流路、155…チューブ、156…電磁弁、161…電源ユニット、162…高圧電源、163…陽極バッファ容器、164…陽極電極、、501…スペーサ、502…フェラル、504…接着剤。


Claims (9)

  1. 泳動媒体を充填できる複数のキャピラリと;
    泳動媒体中の試料を電気泳動する電源と;
    泳動分離された試料に励起光を照射する励起光学系と;
    略行列状に配置されている複数のキャピラリ端から放出された光を検出する、レンズと2次元検出器を含む受光光学系と;
    を含む電気泳動装置であって、
    波長分散方向と垂直方向に、少なくとも3つ以上のキャピラリ端が曲線状に配置されている電気泳動装置。
  2. 請求項1記載の電気泳動装置おいて、行又は列に対応する複数のキャピラリ端が、凸湾曲状に配置されていることを特徴とする電気泳動装置。
  3. 請求項1記載の電気泳動装置において、略行列状に配置されている複数のキャピラリ端が、中心部に集まるように配置されていることを特徴とする電気泳動装置。
  4. 請求項1記載の電気泳動装置において、略行列状に配置されている複数のキャピラリ端が、外側に膨らむように配置されていることを特徴とする電気泳動装置。
  5. 請求項1記載の電気泳動装置において、2次元検出器において、行又は列に対応する複数のキャピラリ端から発光が略直線状となることを特徴とする電気泳動装置。
  6. 請求項1記載の電気泳動装置において、受光光学系が波長分散手段を含むことを特徴と
    する電気泳動装置。
  7. 請求項1記載の電気泳動装置において、受光光学系が、集光レンズ,回折格子及び結像レンズを含むことを特徴とする電気泳動装置。
  8. 請求項1記載の電気泳動装置において、複数のキャピラリ端を固定するスペーサを有することを特徴とする電気泳動装置。
  9. 請求項1記載の電気泳動装置において、上記レンズによる収差を補正する手段を有する電気泳動装置。
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