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JP4504933B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明はスタジオワイヤレスカメラの映像伝送用のアンテナ装置に係わり、特にアンテナの高さが変わった場合においても一定の通信エリアを確保するためのアンテナ装置に関するものである。
テレビ局のスタジオにおいて、テレビカメラにより撮影した映像は、カメラに接続されているケーブルによって編集装置等の主装置、例えばホストコンピュータに伝送されている。この場合、カメラマンの動きの邪魔にならないようにケーブルを裁く人間が必要であることから、ケーブルで伝送している信号を無線で伝送するワイヤレスカメラが注目されている。
図7は、テレビ局のスタジオにおいて、ワイヤレスカメラで撮影した映像を無線で主装置に伝送する場合のシステム構成を示している。図7において、11はテレビスタジオで、その床面12上にワイヤレスカメラ13が配置されている。このワイヤレスカメラ13は、無線通信用のアンテナ14を備えたもので、搬送基台15上に設置され、床面12上を移動できるようになっている。
また、テレビスタジオ11の天井16には、支持構体17が支柱18により吊り下げられている。上記支持構体17には、多数の照明装置19が取付金具21により取付けられる。また、支柱18と支持構体17との取付部には、該支持構体17を上下方向に移動させる支持機構22及びこの支持機構22を駆動制御する照明高さ制御部23が設けられる。この制御部23は、制御装置(図示せず)から信号線24により送られてくる制御信号に従って支持構体17を上下方向に移動させ、照明装置19の位置(高さ)を調整する。
上記支持構体17には、アンテナ25がアンテナ取付金具26により取付けられる。上記アンテナ25は、ワイヤレスカメラ13のアンテナ14との間で信号の送受信を行うためのもので、図示しないが給電線を介してホストコンピュータに接続される。すなわち、ワイヤレスカメラ13で撮影された映像は、アンテナ14、25間で無線伝送され、更に給電線を介してホストコンピュータへ送られる。
また、本発明に関連する公知技術として、表面にスパイラル導体パターンを配置した誘電体基板及びこの誘電体基板の後方に配置した金属反射板を備え、使用周波数の波長に応じて前記誘電体基板と金属反射板との間隔を1/4波長、または1/4波長の奇数倍となるように金属反射板の位置を移動するようにした駆動反射板付平面スパイラルアンテナが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、近年においては、人口媒質を伝わる電磁波に対する有効的な誘電率(ε)と透磁率(μ)が共に負で、その結果屈折率も負となる左手系メタマテリアルと液晶を用いて広範囲例えば−42度から+34度の範囲で任意の方向にビーム走査を可能とする技術が研究されている(例えば、非特許文献1参照。)。
特開平11−122029号公報 日経エレクトロニクス2006年1月2日号、75頁"左手系メタマテリアル"
上記図7に示した映像伝送システムによれば、ワイヤレスカメラ13で撮影された映像を無線でホストコンピュータへ伝送することができ、従来必要としていた映像伝送用のケーブルを無くすことができる。
しかし、上記支持構体17は、スタジオ内の明るさなどを調整するために上下移動制御信号により上下に移動する。そのため無線通信用のアンテナ25も照明装置19と共に上下することになる。アンテナ25の位置が上下すると通信エリアの広さが変動し、アンテナ25とワイヤレスカメラ13との間の通信状態が不安定になるという問題がある。
この場合、アンテナ25とワイヤレスカメラ13との間の通信エリアは、アンテナ25の指向性の幅により決まる。すなわち、照明装置19の高さが低い場合、アンテナ25が床面12方向の通信エリアを見込む角度は広くなるため、幅の広い指向性が必要になる。一方、照明装置19の高さが高い場合は見込み角が狭くなる。幅の広い指向性を持つアンテナ25をそのまま使った場合、不要に電波が広がり誤通信を起こす可能性がある。
このような問題を解決するため、従来では予め指向性の異なる複数のアンテナを支持構体17に取付けておき、照明装置19の高さ、すなわちアンテナの高さに応じて最適の指向性を持つアンテナに切替える方法が一般に用いられている。
上記のアンテナ切替方法を用いることにより、アンテナの高さが変わった場合においても一定の通信エリアを確保することが可能になる。
しかし、上記の方法では、高さに応じて最適な指向性を有するアンテナを複数個設置する必要があり、アンテナの設置が面倒であると共に高さに応じてアンテナを切替えなければならず、システムが複雑になるという問題があった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、高さが変わる場合であっても常に最適な指向性を形成することができ、1つのアンテナで一定の通信エリアを確保することができるアンテナ装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上下する照明固定用支持構体に固定されたアンテナ装置において、前記照明固定用支持構体の上下移動制御信号や上下位置情報に基づき指向性を可変することを特徴とする。
第2の発明は、前記第1の発明に係るアンテナ装置において、アンテナ素子と電波を反射する反射板と反射板駆動部を備え、制御信号により前記反射板駆動部を駆動制御し、前記アンテナ素子と反射板との距離を可変して指向性を可変することを特徴とする。
第3の発明は、前記第1の発明に係るアンテナ装置において、アンテナ素子と電波を反射する反射板と反射板駆動部を備え、制御信号により前記反射板駆動部を駆動制御し、前記アンテナ素子に対する反射板の角度を可変して指向性を可変することを特徴とする。
第4の発明は、上下する照明固定用支持構体に固定されたアンテナ装置において、複数のアンテナ素子と分配回路を備え、制御信号により前記複数のアンテナ素子に対する分配回路の分配比を可変して指向性を可変することを特徴とする。
本発明によれば、照明装置の位置調整に伴ってアンテナの高さが変化する場合においても最適な指向性を形成することができ、1つのアンテナで一定の通信エリアを確保することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るアンテナ装置をテレビ局のスタジオに設置し、ワイヤレスカメラで撮影した映像を無線で編集装置等の主装置を構成するホストコンピュータに伝送する場合のシステム構成例を示している。
図1に示すように、テレビスタジオ11の床面12上にワイヤレスカメラ13が配置される。このワイヤレスカメラ13は、無線通信用のアンテナ14を備えたもので、搬送基台15上に設置され、床面12上を移動できるようになっている。上記ワイヤレスカメラ13のアンテナ14としては、例えば2.4〜2.5GHz帯で動作するターンスタイルアンテナや円形型マイクロストリップパッチアンテナ等が使用される。
また、テレビスタジオ11の天井16には、支持構体17が支柱18により吊り下げられている。上記支持構体17には、複数の照明装置19が取付金具21により取付けられる。また、支柱18には、支持構体17を上下方向に移動させる支持機構22及びこの支持機構22を駆動制御する照明高さ制御部23が設けられる。この照明高さ制御部23は、制御装置(図示せず)から信号線24により送られてくる上下移動制御信号に従って支持構体17を上下方向に移動させ、照明装置19の位置(高さ)を調整する。
上記支持構体17には、アンテナ取付金具30により中継用のアンテナ31が取付けられる。上記アンテナ31は、例えばパッチアンテナやダイポール等のアンテナ素子32及び板状の反射板33からなり、アンテナ素子32の給電点が図示しないが給電線を介してホストコンピュータに接続される。すなわち、アンテナ31は、ワイヤレスカメラ13とホストコンピュータとの間を中継する無線LANのアンテナであり、ワイヤレスカメラ13からアンテナ14を介して送られてくる映像信号を受信し、ホストコンピュータへ伝送する。上記無線LANのアンテナ31とワイヤレスカメラ13のアンテナ14との間は、例えば2.4〜2.5GHz帯、ミリ波帯等の電波を使用して信号の送受信が行われる。
上記アンテナ31は、アンテナ取付金具30の下端部にアンテナ素子32が取付けられ、その上方位置に所定距離dを保って反射板33が取付けられる。この場合、反射板33は、支持機構34を介してアンテナ取付金具30に取付けられる。また、支持機構34には、反射板制御部35が設けられ、上記制御装置から信号線24を介して照明高さ制御部23に与えられる上下移動制御信号が反射板制御部35にも入力される。上記反射板制御部35は、上記上下移動制御信号に従って支持機構34を駆動し、反射板33の位置を上下方向に移動させる。すなわち、上記支持機構34及び反射板制御部35により反射板駆動部を構成しており、反射板制御部35は、上下移動制御信号によって照明装置19が低い位置に移動する場合にはアンテナ素子32と反射板33との距離dが0.5λ(λは使用周波数における波長)以内で大きくなるように、照明装置19が高い位置に移動する場合にはアンテナ素子32と反射板33との距離dが0.5λ以内で小さくなるように支持機構34を駆動制御して反射板33の位置を調整する。
上記アンテナ31は、アンテナ素子32と反射板33との距離dを大きくした場合には幅の広い指向性となり、アンテナ素子32と反射板33との距離dを小さくした場合には幅の狭い指向性となる。従って、照明装置19が低い位置に移動する場合にはアンテナ31の通信エリアの見込み角が大きくなるように、また、照明装置19が高い位置に移動する場合にはアンテナ31の通信エリアの見込み角が小さくなるようにアンテナ素子32と反射板33との距離dが調整される。
上記のように照明装置19と共にアンテナ31の位置が上下動した場合に、アンテナ素子32と反射板33との距離dを可変することにより、アンテナ31の指向性を変えて一定の通信エリアを確保するように構成している。
図2は、アンテナ素子32と反射板33との距離dを変えた場合の垂直面指向性の一例を示したものである。図2において、実線aで示す指向性はアンテナ素子32と反射板33との距離dを0.25λに設定した場合、破線bで示す指向性はアンテナ素子32と反射板33との距離dを0.35λに設定した場合を示している。なお、アンテナ素子32と反射板33との距離dが0.5λ以上になると、真下(270°方向)へ放射される以外に真横方向にも放射されて室内での乱反射の原因となるので、アンテナ素子32と反射板33との距離dは上記したように0.5λ以内で設定する。
上記図2からも明らかなようにアンテナ素子32と反射板33との距離dを小さくした場合には幅の狭い指向性となり、アンテナ素子32と反射板33との距離dを大きくした場合には幅の広い指向性となる。
上記図1に示したテレビスタジオ11において、制御装置から信号線24を介して照明高さ制御部23に上下移動制御信号を与え、支持構体17を移動させて照明装置19を上下方向に移動させた場合、照明装置19と共にアンテナ31が上下方向に移動する。反射板制御部35は、照明装置19を下方に移動させる制御信号を受けた場合、アンテナ31の位置が低くなるので、アンテナ素子32と反射板33との距離dが0.5λ以内で大きくなるように支持機構34を駆動して反射板33の位置を調整し、アンテナ31の指向性の幅を広くして所定の通信エリアを確保する。
また、反射板制御部35は、照明装置19を上方に移動させる制御信号を受けた場合、アンテナ31の位置が高くなるので、アンテナ素子32と反射板33との距離dが0.5λ以内で小さくなるように支持機構34を駆動して反射板33の位置を調整し、アンテナ31の指向性の幅を狭くして所定の通信エリアを確保する。
従って、照明装置19の位置調整に伴ってアンテナ31の位置が上下方向に移動しても、アンテナ素子32と反射板33との距離dを可変することにより、アンテナ31の指向性を変えて一定の通信エリアを確保でき、ワイヤレスカメラ13で撮影した映像を常に安定した状態でホストコンピュータに送信することができる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について図3を参照して説明する。
図3は、本発明の第2実施形態に係るアンテナ装置をテレビ局のスタジオに設置した場合の要部の構成例を示している。
この第2実施形態に係るアンテナ装置は、図3に示すように上記第1実施形態における反射板33に代えてコーナレフレクタ型の反射板37を使用し、アンテナ素子32に対する反射板37の角度を変えてアンテナ31Aの指向性を可変するように構成したものである。その他の構成は第1実施形態と同様であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
上記アンテナ31Aは、アンテナ素子32とコーナレフレクタ型の反射板37により構成している。反射板37は、例えば2枚の導体板37a、37bを使用してコーナレフレクタ型に構成したもので、導体板37a、37bの角度αが支持機構34aによって可変できるようになっている。導体板37a、37bは、頂部から前端まで間隔が例えば約1.4λ、頂部からアンテナ素子32までの距離dが約0.4λに設定される。
上記支持機構34aは、反射板制御部35aによって駆動制御される。反射板制御部35aは、制御装置から与えられる上下移動制御信号によって支持機構34aを駆動し、照明装置19を低い方向に駆動する制御信号が与えられた場合には導体板37a、37bの角度α、すなわち反射板37の角度αを大きくし、アンテナ31Aの指向性の幅を広くして所定の通信エリアを確保する。また、反射板制御部35aは、照明装置19を低い方向に駆動する制御信号が与えられた場合には反射板37の角度αを小さくし、アンテナ31Aの指向性の幅を狭くして所定の通信エリアを確保する。上記反射板37の角度αは、例えば90°を基準とし、照明装置19の位置に応じて調整する。
上記第2実施形態によれば、照明装置19の位置調整に伴ってアンテナ31Aの位置が上下方向に移動しても、アンテナ31Aの高さに応じて反射板37の角度αを可変することにより、アンテナ31Aの指向性を変えて一定の通信エリアを確保でき、ワイヤレスカメラ13で撮影した映像を常に安定した状態でホストコンピュータに送信することができる。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について図4を参照して説明する。
図4は、本発明の第3実施形態に係るアンテナ装置をテレビ局のスタジオに設置した場合の要部の構成例を示している。
この第3実施形態の係るアンテナ装置は、図4に示すように第1実施形態における反射板33の代わりに分配回路40を使用して複数個のアンテナ素子32a、32b、…、32nからなるアンテナ31Bに分配給電し、照明装置19の高さに応じて分配回路40の分配比を変えることで、一定の通信エリアを確保するように指向性を可変設定するように構成したものである。その他の構成は第1実施形態と同様であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
上記分配回路40には、制御装置から照明高さ制御部23に与えられている上下移動制御信号を入力し、照明装置19の高さに応じてアンテナ素子32a、32b、…、32nの分配比を可変するようにしたもので、例えば図5に示すように構成される。なお、図5は、給電信号を4分配する場合の分配回路40について構成例を示している。
図5において、41は制御装置からの上下移動制御信号が入力される制御信号入力端子で、この入力端子41には分配比を可変制御する制御部42が接続される。また、43は給電線を介してホストコンピュータに接続される給電端子で、この給電端子43に与えられる給電信号は2分配されてアッテネータ(ATT)44a、44bに入力される。アッテネータ44a、44bの出力信号は、それぞれ2分配されてアッテネータ45a〜45dに入力される。アッテネータ45a、45bの出力信号は、それぞれ移相器46a、46bを介して分配端子47a、47bに出力される。また、アッテネータ45c、45dの出力信号は、それぞれ移相器46c、46dを介して分配端子47c、47dに出力される。上記分配端子47a〜47dには、それぞれ図4におけるアンテナ素子32a〜32dが接続される。
上記制御部42は、制御装置から与えられる上下移動制御信号に基づいて各アッテネータ44a、44b、45a〜45dの減衰量及び移相器46a〜46dの移相量を制御し、アンテナ素子32a〜32dに対する分配比を可変する。
上記制御部42は、照明装置19を低い方向に駆動する制御信号が与えられた場合には、アンテナ素子32a、32b、…の分配数を少なくし、すなわち、給電するアンテナ素子数を減らし、アンテナ31Bの指向性の幅を広くして所定の通信エリアを確保する。また、制御部42は、照明装置19を高い方向に駆動する制御信号が与えられた場合には、アンテナ素子32a、32b、…の分配数を大きくし、すなわち、給電するアンテナ素子数を増加し、アンテナ31Bの指向性の幅を狭くして所定の通信エリアを確保する。
上記第3実施形態によれば、照明装置19の位置調整に伴ってアンテナ31Bの位置が上下方向に移動しても、アンテナ31Bの高さに応じて分配回路40の分配比を可変することにより、アンテナ31Bの指向性を変えて一定の通信エリアを確保でき、ワイヤレスカメラ13で撮影した映像を常に安定した状態でホストコンピュータに送信することができる。
(第4実施形態)
次に本発明の第4実施形態について図6を参照して説明する。
図6は、本発明の第4実施形態に係るアンテナ装置をテレビ局のスタジオに設置した場合のシステム構成例を示している。
上記第1実施形態は、照明高さ制御部23に与えられる上下移動制御信号を反射板制御部35等に入力してアンテナの指向性を制御するように構成したが、この第4実施形態は、図6に示すように支持構体17に高さ検出器51を設けて支持構体17の高さを検出し、その検出信号を反射板制御部35に入力してアンテナの指向性を制御するように構成している。その他の構成は第1実施形態と同様であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
上記高さ検出器51は、例えば超音波センサーや赤外線センサー、あるいはGPSや無線タグといった電波の応答、画像処理により床面12から支持構体17までの高さを検出するもので、その検出信号を反射板制御部35に入力する。反射板制御部35は、高さ検出器51により検出された信号に基づき、アンテナ素子32と反射板33との距離dを可変し、第1実施形態で説明したようにアンテナ31の指向性を最適値に設定する。
上記第4実施形態によれば、照明装置19の位置調整に伴ってアンテナ31の位置が上下方向に移動しても、照明高さ制御部23に入力されている上下移動制御信号を用いることなく、アンテナ素子32の高さに応じた最適な指向性を実現することができる。
なお、上記第4実施形態では、高さ検出器51を支持構体17に装着した場合について示したが、高さ検出器51を支持構体17以外の場所、例えばアンテナ取付金具26や反射板33等に装着し、その装着部位の高さを検出するようにしても良い。
また、上記第4実施形態では、高さ検出器51で検出した高さ信号によりアンテナ31と反射板33の距離dを変えて指向性を最適値に設定する場合について示したが、その他、第2実施形態に示したように反射板37の角度αを変えて指向性を最適値に設定する場合や、第3実施形態に示したように分配回路40の分配比を変えて指向性を最適値に設定する場合においても、高さ検出器51で検出した高さ信号を反射板制御部35aあるいは分配回路40に入力して指向性を最適値に設定することが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
本発明の第1実施形態に係るアンテナ装置をテレビ局のスタジオに設置した場合のシステム構成例を示す図である。 同実施形態において、アンテナ素子と反射板との距離dを変えた場合の垂直面指向性を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るアンテナ装置をテレビ局のスタジオに設置した場合の要部の構成例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るアンテナ装置をテレビ局のスタジオに設置した場合の要部の構成例を示す図である。 同実施形態における分配回路の構成例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るアンテナ装置をテレビ局のスタジオに設置した場合のシステム構成例を示す図である。 従来のアンテナ装置をテレビ局のスタジオに設置した場合のシステム構成例を示す図である。
符号の説明
11…テレビスタジオ、12…床面、13…ワイヤレスカメラ、14…ワイヤレスカメラのアンテナ、15…搬送基台、16…天井、17…支持構体、18…支柱、19…照明装置、21…取付金具、22…支持機構、23…制御部、24…信号線、30…アンテナ取付金具、31、31A、31B…無線LANのアンテナ、32、32a〜32n…アンテナ素子、33、37…反射板、34、34a…支持機構、35、35a…反射板制御部、37…反射板、37a.37b…導体板、40…分配回路、41…入力端子、42…制御部、43…給電端子、44a、44b、45a〜45d…アッテネータ、46a〜46d…移相器、47a〜47d…分配端子、51…検出器。

Claims (4)

  1. 上下する照明固定用支持構体に固定されたアンテナ装置において、前記照明固定用支持構体の上下移動制御信号や上下位置情報に基づき指向性を可変するアンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置において、アンテナ素子と電波を反射する反射板と反射板駆動部を備え、制御信号により前記反射板駆動部を駆動制御し、前記アンテナ素子と反射板との距離を可変して指向性を可変することを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1に記載のアンテナ装置において、アンテナ素子と電波を反射する反射板と反射板駆動部を備え、制御信号により前記反射板駆動部を駆動制御し、前記アンテナ素子に対する反射板の角度を可変して指向性を可変することを特徴とするアンテナ装置。
  4. 上下する照明固定用支持構体に固定されたアンテナ装置において、複数のアンテナ素子と分配回路を備え、制御信号により前記複数のアンテナ素子に対する分配回路の分配比を可変して指向性を可変することを特徴とするアンテナ装置。
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