JP4504875B2 - 光ピックアップ用対物レンズおよび光ピックアップ装置 - Google Patents
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Description
第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数NA1、第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数NA2、第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数NA3、は、NA1≧NA2>NA3の関係にあり、
第一から第三の波長の光束はいずれも略平行光として対物レンズに入射し、
該対物レンズは、少なくとも一面に、第三の光ディスクに対する情報の記録または再生に必要な開口数を確保するための第一領域と、該第一領域の外側に位置する第二領域を有し、
第一領域は、光軸近傍の内側領域と、該内側領域の外側に位置し第三の波長の光を第三の光ディスクの記録面上に略無収差に収束させる外側領域と、から構成され、
第一領域の有効半径をh1、内側領域の有効半径をh1aとした場合、以下の条件(1)、
0.75<h1a/h1<0.87・・・(1)
を満たすことを特徴とする。
f1×NA1>f2×NA2・・・(2)
但し、f1は、第一の光ディスク使用時における焦点距離を、
f2は、第二の光ディスク使用時における焦点距離を、それぞれ表す。
f1×NA1<f2×NA2・・・(3)
λ1/(n1-1):λ3/(n3-1)≒1:2・・・(4)
を満たすような三種類の光束を照射する光源を備える光ピックアップ装置に搭載される(請求項7)。このような光ピックアップ装置は、少なくとも二種類の保護層厚を持つ複数の光ディスクのいずれに対しても、情報の記録または再生を行うことができる。
t1≦t2<t3
NA1≧NA2>NA3
つまり、最も記録密度の高い第一の光ディスクD1に対する情報の記録または再生時には、より小径なスポットの形成が要求されるため、必要なNAが高くなる。
0.75<h1a/h1<0.87・・・(1)
但し、h1は、第一領域1の有効半径を、
h1aは、内側領域11の有効半径を、それぞれ表す。
f1×NA1>f2×NA2・・・(2)
が成立する場合、第三領域3は、該領域3を透過した第一のレーザー光が第一の光ディスクD1の記録面上において略無収差で良好に収束するような回折構造を有する。条件(2)が成立する場合に形成される第三領域3は、第二領域2とは異なり、第二のレーザー光の収束には寄与しない。換言すれば、第三領域3は、第二のレーザー光に対する開口制限機能を有する。そのため、該回折構造は、第一のレーザー光について回折効率が最大となる回折次数が、第二領域2における第一のレーザー光について回折効率が最大となる回折次数(本実施形態では三次)とは異なるように設計される。該設計時には、第三領域3は、第一のレーザー光に対する回折効率が最大となるようにブレーズ化される。
f1×NA1<f2×NA2・・・(3)
が成立する場合、第三領域3は、該領域3を透過した第二のレーザー光が第二の光ディスクD2の記録面上において略無収差で良好に収束するような回折構造を有する。条件(3)が成立する場合に形成される第三領域3は、第二領域2とは異なり、第一のレーザー光の収束には寄与しない。換言すれば、第三領域3は、第一のレーザー光に対する開口制限機能を有する。そのため、該回折構造は、第二のレーザー光について回折効率が最大となる回折次数が、第二領域2における第二のレーザー光について回折効率が最大となる回折次数(本実施形態では二次)とは異なるように設計される。該設計時には、第三の領域33は、第二のレーザー光に対する回折効率が最大となるようにブレーズ化される。
λ1/(n1-1):λ3/(n3-1)≒1:2・・・(4)
第一内側領域11…h≦1.15、
第一外側領域12…1.15<h≦1.40、
第二領域2…1.40<h≦1.86、
第三領域3…1.86<h≦1.95、となる。
第一内側領域11…h≦1.20、
第一外側領域12…1.20<h≦1.46、
第二領域2…1.46<h≦1.95、となる。
第一内側領域11…h≦1.11、
第一外側領域12…1.11<h≦1.46、
第二領域2…1.46<h≦1.95、となる。
D1〜D3 光ディスク
1A、1B、1C 光源
2A、2B、2C 回折素子
3A、3B、3C カップリングレンズ
41、42 ビームスプリッタ
100 光ピックアップ装置
Claims (6)
- 少なくとも二種類の保護層厚を持つ複数の光ディスクに対して第一から第三の波長をもつ三種類の光束を使い分けることにより、各光ディスクに対する情報の記録または再生を行う光ピックアップ装置における対物レンズであって、
前記第一から第三の波長のうち最も短い第一の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第一の光ディスクの保護層厚をt1、前記第一の波長よりも長い第二の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第二の光ディスクの保護層厚をt2、前記第一から第三の波長のうち最も長い第三の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第三の光ディスクの保護層厚をt3、とすると、
t1≦t2<t3
であり、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA1、前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA2、前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA3、とすると、
NA1≧NA2>NA3
であり、
第一から第三の波長の光束はいずれも略平行光として前記対物レンズに入射し、
前記対物レンズは、少なくとも一面に、
前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生に必要な開口数を確保するための第一領域と、
前記第一領域の外側に、前記第一の波長の光束および前記第二の波長の光束をそれぞれ前記第一の光ディスクおよび前記第二の光ディスクの記録面上に収束させ、かつ前記第三の波長の光束の収束には寄与しないような回折構造を持つ第二領域と、
前記第二領域の外側に、前記第二の波長の光束のみを収束させる第三領域と、
を有し、
前記第一領域は、光軸近傍の内側領域と、該内側領域の外側に位置し前記第三の波長の光を前記第三の光ディスクの記録面上に略無収差に収束させる外側領域と、から構成され、
前記第一領域の有効半径をh1、前記内側領域の有効半径をh1aとした場合、以下の条件(1)、
0.75<h1a/h1<0.87・・・(1)
を満たし、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時における焦点距離をf1、前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時における焦点距離をf2とすると、以下の条件(2)、
f1×NA1>f2×NA2・・・(2)
を満たし、
前記第三領域において、前記第一の波長の光束に対する回折効率が最大になる回折次数は、前記第二領域において前記第一の波長の光束に対する回折効率が最大になる回折次数とは異なることを特徴とする光ピックアップ用対物レンズ。 - 少なくとも二種類の保護層厚を持つ複数の光ディスクに対して第一から第三の波長をもつ三種類の光束を使い分けることにより、各光ディスクに対する情報の記録または再生を行う光ピックアップ装置における対物レンズであって、
前記第一から第三の波長のうち最も短い第一の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第一の光ディスクの保護層厚をt1、前記第一の波長よりも長い第二の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第二の光ディスクの保護層厚をt2、前記第一から第三の波長のうち最も長い第三の波長の光束を用いて情報の記録または再生が行われる第三の光ディスクの保護層厚をt3、とすると、
t1≦t2<t3
であり、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA1、前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA2、前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要な開口数をNA3、とすると、
NA1≧NA2>NA3
であり、
第一から第三の波長の光束はいずれも略平行光として前記対物レンズに入射し、
前記対物レンズは、少なくとも一面に、
前記第三の光ディスクに対する情報の記録または再生に必要な開口数を確保するための第一領域と、
前記第一領域の外側に、前記第一の波長の光束および前記第二の波長の光束をそれぞれ前記第一の光ディスクおよび前記第二の光ディスクの記録面上に収束させ、かつ前記第三の波長の光束の収束には寄与しないような回折構造を持つ第二領域と、
前記第二領域の外側に、前記第二の波長の光束のみを収束させる第三領域と、
を有し、
前記第一領域は、光軸近傍の内側領域と、該内側領域の外側に位置し前記第三の波長の光を前記第三の光ディスクの記録面上に略無収差に収束させる外側領域と、から構成され、
前記第一領域の有効半径をh1、前記内側領域の有効半径をh1aとした場合、以下の条件(1)、
0.75<h1a/h1<0.87・・・(1)
を満たし、
前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時における焦点距離をf1、前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時における焦点距離をf2とすると、以下の条件(3)、
f1×NA1<f2×NA2・・・(3)
を満たし、
前記第三領域において、前記第二の波長の光束に対する回折効率が最大になる回折次数は、前記第二領域において前記第二の波長の光束に対する回折効率が最大になる回折次数とは異なることを特徴とする光ピックアップ用対物レンズ。 - 請求項1または請求項2に記載の光ピックアップ用対物レンズにおいて、
前記内側領域は、該内側領域を透過した前記第二の波長の光束が前記第二の光ディスクの記録面上で略無収差で収束するように構成されることを特徴とする光ピックアップ用対物レンズ。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の光ピックアップ用対物レンズにおいて、
前記外側領域は、前記第二の波長の光束および前記第三の波長の光束をそれぞれ前記第二の光ディスクおよび前記第三の光ディスクの記録面上に収束させる回折構造を有し、
前記外側領域において回折効率が最大になる回折次数は、前記第二の波長および前記第三の波長の光束ともに一次であることを特徴とする光ピックアップ用対物レンズ。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の光ピックアップ用対物レンズにおいて、
前記第二領域の回折効率が最大になる回折次数は、前記第一の波長の光束が三次、前記第二の波長の光束が二次であることを特徴とする光ピックアップ用対物レンズ。 - 少なくとも二種類の保護層厚を持つ複数の光ディスクに対して第一から第三の波長をもつ三種類の光束を使い分けることにより、各光ディスクに対する情報の記録または再生を行う光ピックアップ装置であって、
請求項1から請求項5のいずれかに記載の光ピックアップ用対物レンズと、
前記各光束を照射する光源と、
を有し、
前記第一の波長をλ1、前記第三の波長をλ3、前記第一の波長λ1に対する前記対物レンズの屈折率をn1、前記第三の波長λ3に対する前記対物レンズの屈折率をn3、とすると、以下の式(4)、
λ1/(n1-1):λ3/(n3-1)≒1:2・・・(4)
を満たすことを特徴とする光ピックアップ装置。
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