JP4502600B2 - Storage furniture - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に家具等に適用できるラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、物品を収納可能な空間を内在させる筐体に観音開き式の扉を取り付けてなる収納家具では、下記特許文献にも記載されているように、筐体の頂壁及び底壁の前面に開口を形成したラッチ受けを設け、かつ扉の内面側に鎌状のラッチを取り付けて、ラッチ受けの開口にラッチを掛け止めることで筐体に扉を係留することが一般的である。また、ラッチには、ばね等の付勢手段により、予め開口に掛け止められる方向の力(付勢力)が加えられている。
【0003】
扉が閉じているとき、扉の外面に配置された操作桿を引くと、該操作桿に加えられた操作力がラッチに伝達され、ラッチが付勢力に抗してラッチ受けの開口縁より外れようとする方向に回転する。結果、ラッチ受けとラッチとの係合が解除され、扉の開放が許容される。
【0004】
【特許文献1】
特開平09−013775号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、通常の観音開き式の扉を有する収納家具では、操作桿の右方より手指をかけてこれを手前に引くように操作することで、言い換えるならば、右手で操作桿を回転操作することで扉を開けることが可能であるように構成されており、操作桿の左方より手指をかけて操作桿を操作し扉を開けられるようにはなっていない。従って、左利きのユーザや、右手にハンディキャップを負っているユーザ等にとっては、必ずしも使い勝手のよいものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決すべく、本発明では、種々の物品を収納可能な空間を内在させている家具本体と、前記空間を開放または閉止する蓋体とを具備する収納家具であって、前記蓋体に、起動位置より所定の範囲内で該蓋体に対し相対的に変位可能であるように操作桿を支持させるとともに、前記起動位置にある前記操作桿の一方側に、その側から手指を差し入れて操作桿を操作するための第一の手指挿入空間を設けてあり、かつ、前記起動位置にある前記操作桿の他方側に、その側から手指を差し入れて同操作桿を操作するための第二の手指挿入空間を設けてあり、前記蓋体の外面に凹陥を設け、前記操作桿の少なくとも一部を前記凹陥の内に収容し得るように配置することで、該凹陥を利用して単一の蓋体に前記第一の手指挿入空間及び前記第二の手指挿入空間の双方を構成し、前記家具本体に前記蓋体を係留するラッチを駆動するための操作軸を、その軸心周りに所定の角度内で回転可能であるように蓋体に支持させ、該操作軸に前記操作桿を取り付けていることを特徴とする収納家具を構成した。
【0007】
このようなものであれば、操作桿の両側に存在する手指挿入空間の何れかを経由して手指を差し入れ、操作桿を操作することができる。即ち、何れの側より操作桿に手指をかけることが可能となる。よって、例えば、右利きのユーザであっても左利きのユーザであっても簡便に扉等の開閉操作を行い得る収納家具を実現することができる。また、ハンディキャップを有するユーザにとっても、より使い勝手のよいものとなる。
【0008】
ここで、蓋体とは、家具本体に対して相対移動可能な部材一般を言い、典型的には家具本体が有する収納空間を開放あるいは閉止する扉等が該当する。但し、収納家具がキャビネット若しくはワゴン等である場合、引き出しを出し入れ可能に収納し得る筐体が家具本体に、該筐体より引き出される引き出しの鏡板が蓋体に、それぞれ該当することとなる。
【0009】
前記蓋体の外面に凹陥を設け、前記操作桿の少なくとも一部を前記凹陥の内に収容し得るように配置することで、該凹陥を利用して前記手指挿入空間を構成しているものであれば、起動位置にある操作桿を蓋体の外面より大きく飛び出させることなく手指挿入空間を確保できる。つまり、操作桿を操作しないとき、即ち扉等を閉めてあるときに起動位置にある操作桿が邪魔とならない。
【0010】
前記起動位置にある操作桿の背面と、該背面に対向する前記凹陥の底面との間に、前記手指挿入空間に連通する空隙を存在させていれば、手指挿入空間を経由して手指を操作桿の背面に回り込ませ、操作桿を把持することが可能となる。従って、操作桿を確実に操作することができる。
【0011】
そして、前記家具本体に前記蓋体を係留するラッチを駆動するための操作軸を、その軸心周りに所定の角度内で回転可能であるように蓋体に支持させ、該操作軸に前記操作桿を取り付けているならば、操作軸の回転操作ひいてはラッチの駆動操作を操作桿を介して行い得、しかも何れの側より操作桿に手指をかけても操作可能となる。なお、ラッチは、本発明に係る収納家具を構成する要素である家具本体と蓋体とのうち一方に設けられ、該ラッチと係わり合うラッチ受けは他方に設けられる。
【0012】
より具体的には、前記操作桿が、支持体を介して操作軸より離間させて取り付けられ、前記操作軸の軸心方向に略平行に延伸する形状のものであって、前記起動位置にある前記操作桿と前記操作軸との間に前記手指挿入空間の一方を存在させ、かつ操作桿の反操作軸側に手指挿入空間の他方を存在させているものとする。このような構成により、操作軸と操作桿との間に十分な空隙が形成され、操作桿を把持しやすく自然な操作で操作軸の回転、ひいてはラッチの駆動を行い得る。
【0013】
加えて、前記操作桿が前記起動位置より一方向に変位することで、前記操作軸が一方向に回転し、該操作軸を介して前記ラッチが一方向に駆動されるものであれば、ユーザがどのように操作桿に手指をかけているかによらず回転軸及びラッチが同一方向に駆動されることとなるため、ラッチを駆動する駆動機構を複雑なものとする必要がない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1、図2に、本実施形態における収納家具1を示す。該収納家具1は、その前面側に開口する収納空間21を内在させている筐体状の家具本体2と、収納空間21を開閉する位置にヒンジを介して取り付けた観音開き式の蓋体たる扉31、32とを具備する。本実施形態における左側の扉32は、閉止した状態において、その上から右側の扉31の縁部をオーバーラップさせることにより開閉動作が禁止される。右側の扉31にはラッチ装置4が実装されており、該ラッチ装置4の働きにより家具本体2に係留される。そして、右側の扉31に設けた操作体6をユーザが操作することで、ラッチ装置4による右側の扉31の係留の解消を行い得るようにしている。
【0015】
より具体的には、ラッチ受け5を家具本体2に設けるとともに、該ラッチ受け5に掛け止められるラッチ手段41(後述する)を右側の扉31に設ける。ラッチ受け5は、ラッチ43と係わり合う縁部を有する部材であって、該縁部がラッチ手段41を掛け止めるための係留部52となる。ラッチ受け5の形状は特に限定されないが、通常、ラッチ受け5は開口51を有し、その周縁部に係留部52が設定される。但し、ラッチ受け5に開口51が形成されているとは限られない。本実施形態におけるラッチ受け5は、家具本体2の収納空間21を包囲する周壁(図2に示す例では、家具本体2の底壁)の近傍に成形した前向きの鉛直面22に設けてあり、周縁が閉じた開口51を有する。そして、ラッチ手段41を掛け止めるための係留部52を、その周縁部に設定している。なお、開口51は、その周縁が閉じていない切り欠きであっても構わない。
【0016】
ラッチ手段41は、ラッチ支持体42及びラッチ43を主要な構成要素とするもので、扉31の内面側における、ラッチ受け5に対応する位置より突出させて設けてある。扉31を閉じると、このラッチ支持体42が家具本体2に設けたラッチ受け5の開口51に挿入される。ラッチ43は、操作体6に対する操作に連動して変位する。そして、ラッチ受け5の開口51にラッチ支持体42を挿入した状態でラッチ43を変位させて、ラッチ受け5とラッチ43との係合あるいはその解除を行うものとなっている。このものは、扉31を閉めた状態での扉31の遊びを小さくすることを可能とし、ラッチ43の比較的小さな動作で扉31の係留を精度よく行い得る。また、既存の鎌状のラッチを用いる場合のように、ラッチ受け5に(鎌状のラッチが回転できるための)広大な開口51を形成する必要がない。因みに、ラッチ受け5及びラッチ手段41は複数、とりわけ一対に設けておくことができる。例えば、家具本体2の底壁及び頂壁(図示せず)の近傍にそれぞれラッチ受け5を設けておき、かつこれらラッチ受け5に対して挿脱可能なラッチ手段41を扉31の内面側に上下一対に設けておくことができる。
【0017】
ラッチ43を駆動するべく操作される操作体6は、図3ないし図6に示すように、操作軸61と、該操作軸61の所要の部位に取り付けた操作桿62とを有してなる。操作軸61は、蓋体たる扉31の外面に対して略平行に、例えば上下方向に延伸するもので、軸心周りに回転可能であるように扉31に支持させてある。操作桿62は、ユーザの手指により直接に操作される部材であり、扉31の外面に露出する。操作桿62は、操作軸61の軸心方向に略平行に延伸する形状のもので、その延伸方向に対して略垂直に延出する支持体63を介して操作軸61に固定されている。図示例では、操作桿62の両端部を互いに略平行な一対の支持体63で支持させており、操作桿62、支持体63及び操作軸61の一部がちょうど環状をなす。他方、扉31の外面には凹陥311を形成してあり、この凹陥311の略中央部に操作桿62を配置することで、操作桿62の両側より手指を差し入れて操作桿62を操作可能とする手指挿入空間312、313を確保してある。また、図3、図5に示す起動位置に操作桿62がある状態で、操作桿62の背面と該背面に対向する凹陥311の底面との間に、前記手指挿入空間312に連通する空隙を存在させている。
【0018】
操作桿62は、起動位置より一方向に変位する。即ち、操作桿62は、操作軸61を中心とし、起動位置より一方向に回転する。操作桿62を前方に引き出すように操作するとき、即ち、図3、図5に示す起動位置にある操作桿62を操作軸61を中心として平面視反時計回り方向に回転操作するとき、操作桿62より右側にある手指挿入空間312に手指を挿入し(同時に、離間している操作軸61と操作桿62との間に手指を挿入し)、操作桿62の背面に手指をかけることで、該操作桿62を把持して回転操作することができる。一方で、操作桿62より左側にある手指挿入空間313に手指を挿入し、操作桿62の背面に手指をかけて、該操作桿62を把持して回転操作することもできる。なお、起動位置にある操作桿62の前面が、扉31の前面よりも前方に飛び出さないようにしている。
【0019】
以降、ラッチ装置4に関して詳述する。ラッチ装置4は、ラッチ支持体42及びラッチ43を要素とするラッチ手段41と、ラッチ43を駆動する駆動機構44とを具備してなる。ラッチ支持体42は、例えば扁平な板状をなすもので、ラッチ受け5に設定した係留部52に係合するラッチ43を変位可能に支持している。ラッチ支持体42とラッチ43とは、別個の部材であってもよく、または単一の部材であってもよいが、本実施形態におけるラッチ43はラッチ支持体42とは別体をなす。通常、ラッチ支持体42は変形せず、該ラッチ支持体42を設けている部材即ち扉31に対し固定されている。つまり、ラッチ支持体42は、扉31とともに家具本体2ひいてはラッチ受け5に対して相対移動し、扉31が閉じられるときにはラッチ受け5の開口51に挿入されて、ラッチ受け5に設定した係留部52に臨むように位置づけられる。
【0020】
なお、ラッチ支持体42を係留部52に臨むように位置づけたときにラッチ支持体42の外面の少なくとも一部がラッチ受け5と係わり合うように構成してあれば、ラッチ支持体42及びラッチ受け5を利用して閉じた扉31の家具本体2に対する位置決めを行うことができる。具体的に述べると、本実施例において、開口51の開口形状及び寸法と、ラッチ支持体42の基部の外形形状及び寸法とを略一致させることで位置決めがなされるようにできる。さらに、図示例では、扉31を閉じた状態でラッチ受け5の開口51縁と係わり合うラッチ支持体42の基部より先端側の部位が、該基部と比較して先細り形状となっている。よって、扉31を閉止する際、ラッチ支持体42が開口51に対して必ずしも適切な位置になくとも、先細り形状の先端部位がまず開口51に挿入され、しかる後ラッチ支持体42が開口51縁によって適切な位置に誘導されながらその基部まで挿入される。このように、ラッチ支持体42がラッチ受け5に対して適切に位置決めされるため、比較的小さなラッチ43であっても好適にラッチ支持体42をラッチ受け5に係留できる。特に、本実施例の場合には、扉31の面方向の位置決めが好適になされる。なお、扉31を閉じた状態で、ラッチ支持体42の外面とラッチ受け5の開口51縁との間に若干の隙間が形成されている(図3、図5、図6参照)。
【0021】
ラッチ43は、図5及び図6の平面図に模式的に示すように、ラッチ受け5の係留部52に当接する当接面43aを有し、ラッチ支持体42の相対移動方向に対して非平行な方向に突没する。図示例では、ラッチ支持体42より側方に突没するものとなっている。但し、ラッチ43を、ラッチ支持体42より上方にまたは下方に突没させることを妨げない。本実施形態では、ラッチ支持体42の内に空洞が存在しており、その空洞にラッチ43を配置している。かつ、ラッチ支持体42の端面(図示例では、側端面)に、ラッチ支持体42内の空洞に連通するスロット(溝穴)42aを形成してある。ラッチ43がラッチ支持体42に対して変位する際には、ラッチ43の一部がスロット42aより突没する。よって、ラッチ43は、少なくともその一部をラッチ支持体42内の空洞に収容可能な程度の厚み寸法を有する板状体とする。ラッチ43は、同じくラッチ支持体42内の空洞に配置した回転軸42bを介してラッチ支持体42に支持させてあり、該回転軸42bを中心にラッチ支持体42に対して相対的に回転させることができる。回転軸42bは、ラッチ支持体42の比較的先端寄りの位置に配置してある。図3、図5ないし図7に示すように、ラッチ支持体42をラッチ受け5の開口51に挿入したとき、回転軸42bがラッチ受け5の開口51縁よりも内奥に位置づけられる。即ち、回転軸42bが、係留部52(または、後述する作用点P)と比較して、ラッチ支持体42がラッチ受け5に対して進入する方向(図3、図5ないし図7上では、上方向)に向かって先方に、言い換えるならばラッチ支持体42の先端側に位置づけられる。
【0022】
しかして、ラッチ43は、ラッチ支持体42を係留部52に臨ませた状態で、即ち、ラッチ支持体42をラッチ受け5の開口51に挿入した状態で該係留部52に係合して前記ラッチ受け5にラッチ支持体42を掛け止める展開位置S(図3、図5に示す)と前記係留部52に係合せず前記ラッチ受け5よりラッチ支持体42が脱離することを許容する退避位置E(図6に示す)との間で変位可能である。ラッチ43のラッチ支持体42に対する相対的な変位は、回転を含む運動となっており、その回転の中心は回転軸42bである。但し、ラッチ43の運動の軌跡は特に限定されない。ラッチ43の運動の軌跡としては、直線運動、回転運動若しくはこれらの組み合わせ、その他が考えられる。
【0023】
その上で、ラッチ43を係留部52に係合させた状態でラッチ手段41(または、扉31)を脱離させるようにラッチ受け5に対して相対移動させる場合にラッチ43に作用する反作用力Fが、展開位置Sより退避位置Eへ変位する際のラッチ43の運動の方向、即ち展開位置Sにあるラッチ43が退避位置Eに向けて回転する方向に沿った方向成分の分力を持ち得ないように構成する。そのために、ラッチ受け5の係留部52よりラッチ43の当接面43aに作用する反作用力Fがラッチ43と係留部52との係合を解除する方向とは逆の方向に作用するように、当接面43aの角度を設定している。また、係留部52にラッチ43を係合させた状態にあって、ラッチ43のラッチ支持体42に対する回転の中心が、係留部52がラッチ43に作用する作用点Pよりもラッチ支持体42の相対移動方向に沿って内奥にあるようにしている。即ち、ラッチ43の回転の中心たる回転軸42bが、作用点Pと比較して、ラッチ支持体42がラッチ受け5に対して進入する方向に向かって先方に位置する(言い換えるならば、ラッチ43の回転の中心が、作用点Pから見て、該作用点Pにおいてラッチ受け5よりラッチ43に作用する力Fの方向に沿って先方にある)。この作用点Pが当接面43a上に存在していることは言うまでもない。
【0024】
上記の反作用力Fは、図7に示すように、作用点Pより回転の中心に向かう成分F1と、作用点Pより当接面43aに平行な方向に向かう成分F2との合力と見なすことができる。そして、作用点Pより当接面43aに平行な方向に向かう成分F2は、ラッチ43を退避位置Eより展開位置Sに向かわせるような方向に作用する力である。よって、ラッチ43と係留部52との間の摩擦が十分に大きくラッチ43が係留部52に対して滑らなければ、ラッチ43を係留部52に係合させたままラッチ手段41をラッチ受け5より脱離させようとする場合にあって、ラッチ43がラッチ支持体42よりさらに突き出ようとする。即ち、ラッチ43が展開位置Sを越えてさらに回転しようとするが、ラッチ43の所定の部位(当たり部43c)がラッチ支持体42の内壁面等に当接することで、またはラッチ43と係わり合う駆動機構44がラッチ43を制止することで、それ以上の変位が抑止される。結果として、ラッチ43と係留部52との係合がより強まるため、不用意にラッチ手段41がラッチ受け5より脱離するようなことがない。
【0025】
さらに本実施形態では、作用点P近傍におけるラッチ43の外縁、言い換えるならば当接面43aの面形状を、ラッチ支持体42に対する回転の軌跡に略対応する部分円弧状(部分円筒曲面状)としており、展開位置Sと退避位置Eとの間でラッチ43をスムーズに変位させることが可能でありながら、しかもラッチ43を係留部52に係合させたときのラッチ手段41とラッチ受け5との間の遊び、がたつきを極小にすることが可能となっている。また、当接面43aが回転の中心たる回転軸42bと作用点Pとを結ぶ線分を径とした円筒曲面であるということは、上記の反作用力Fの分力のうち作用点Pより回転の中心に向かう成分F1がラッチ43を回転させるようには作用しないということを意味する。従って、ラッチ43と係留部52との間の摩擦が小さくラッチ43が係留部52に対する滑りの発生が想定されるとしても、ラッチ43が展開位置Sより退避位置Eに向けて回転してしまうようなことは起こりにくい。即ち、ラッチ43と係留部52との間の静止摩擦係数に特段の配慮をする必要がない。
【0026】
駆動機構44は、蓋体たる扉31に実装され、操作体6に対する操作に連動してラッチ手段41のラッチ43を変位させる役割を担う。既に述べたように、ユーザは、操作桿62を介して操作軸61を回転操作することができる。本実施形態における駆動機構44は、図4に示すように、操作軸61の端部に固定したフック部材44を主体としてなる。このフック部材44は、操作桿62が操作されることにより、操作軸61を中心に水平面上で回転する。フック部材44の先端部はラッチ支持体42内に収容されており、ラッチ43(より上向きにまたは下向きに突出するピン43b)と係合する。そして、操作桿62及び操作軸61に加えられた操作力を、ラッチ43に伝達する。
【0027】
総じて言えば、図3、図5に示すように扉31を閉じている状態で、ユーザが操作桿62を引くと、操作桿62が起動位置より所定の範囲内で、言い換えるならば図6に示す終端位置まで扉31に対して変位し、操作桿62の変位に伴い操作軸61がその軸心周りに所定の角度内で回転する。同時に、フック部材44が、操作軸61に連動して該操作軸61を中心に回転する。そして、ラッチ43(のピン43b)に係合し、操作桿62に加えられた操作力をラッチ43に伝達する。その結果、ラッチ43が展開位置Sより退避位置Eに向けて変位する。つまり、駆動機構44の要素であるフック部材44が、操作体6に対する操作に連動してラッチ43を駆動し、これを退避位置Eまで退避させる。ユーザは、操作体6を駆動操作することを通じ、ラッチ43と係留部52との係合を解除して扉31の開放を行い得る。しかる後、図6に示す終端位置まで操作桿62を扉31に対して相対的に変位させた状態でさらに操作桿62を前方へ引くことで、扉31が収納空間21を開放する方向に家具本体2に対して相対移動する。即ち、ヒンジを介して扉31が回転する。なお、既に述べたように、操作桿62が終端位置にあるとき、ラッチ43は展開位置Sにあってそれ以上の変位が抑止されている。従って、終端位置にある操作桿62をさらに扉31より引き出そうとしても、変位し得ないラッチ43によりフック部材44及び操作軸61の回転が禁止されるため、操作桿62を引き出すことはできない。
【0028】
因みに、ラッチ43が退避位置Eより展開位置Sへと向かう方向の付勢力を、該ラッチ43に直接にまたは間接に加えておくことが好ましい。ラッチ43に付勢力を加えるための付勢手段45は、典型的には、ねじりコイルばねや板ばね等のばねに代表される弾性付勢手段である。付勢手段45は、ラッチ支持体42の内に配置してもよく、ラッチ支持体42の外に配置してもよい。また、操作体6または駆動機構44を構成する部材に対して付勢力を加えることで、間接的にラッチ43を付勢することとしても構わない。
【0029】
本実施形態によれば、種々の物品を収納可能な空間21を内在させている家具本体1と、前記空間21を開放または閉止する蓋体たる扉31とを具備する収納家具1において、前記扉31に、起動位置から終端位置までの間で該扉31に対し相対的に変位可能であるように操作桿62を支持させるとともに、前記起動位置にある前記操作桿62の両側に、手指を差し入れて操作桿62を操作するための手指挿入空間312、313を設けたため、操作桿62の両側に存在する手指挿入空間312、313の何れかを経由して手指を差し入れ、操作桿62を操作することができる。即ち、左右両側より操作桿62に手指をかけることが可能となる。よって、右利きのユーザであっても左利きのユーザであっても簡便に扉31の開閉操作を行い得るものとなり、ハンディキャップを有するユーザにとってもより使い勝手のよいものとなる。
【0030】
前記扉31の外面に凹陥311を設け、前記操作桿62の少なくとも一部を前記凹陥311の内に収容し得るように配置することで、該凹陥311を利用して前記手指挿入空間312、313を構成しているため、起動位置にある操作桿62を扉31の外面より大きく飛び出させることなく手指挿入空間312、313を確保できる。つまり、操作桿62を操作しないとき、即ち扉31を閉めてあるときに起動位置にある操作桿62が邪魔とならない。
【0031】
前記起動位置にある操作桿62の背面と、該背面62に対向する前記凹陥311の底面との間に、前記手指挿入空間312、313に連通する空隙を存在させているため、手指挿入空間312、313を経由して手指を操作桿62の背面に回り込ませ、操作桿62を把持することが可能となる。従って、操作桿62を確実に操作することができる。
【0032】
そして、前記家具本体1に前記扉31を係留するラッチ43を駆動するための操作軸61を、その軸心周りに所定の角度内で回転可能であるように扉31に支持させ、該操作軸61に前記操作桿62を取り付けているため、操作軸61の回転操作ひいてはラッチ43の駆動操作を操作桿62を介して行い得、しかも何れの側より操作桿62に手指をかけても操作可能となる。
【0033】
前記操作桿62は、支持体63を介して操作軸61より離間させて取り付けられ、前記操作軸61の軸心方向に略平行に延伸する形状のものであって、前記起動位置にある前記操作桿62と前記操作軸61との間に前記手指挿入空間の一方312を存在させ、かつ操作桿62の反操作軸61側に手指挿入空間の他方313を存在させているため、自然な操作で操作軸61の回転、ひいてはラッチ43の駆動を行い得る。
【0034】
加えて、前記操作桿62が前記起動位置より一方向に変位することで、前記操作軸61が一方向に回転し、該操作軸61を介して前記ラッチ43が展開位置Sより退避位置Eに向けて一方向に駆動されるものであり、ユーザが左右両側の何れより操作桿62に手指をかけているかによらず、回転軸61、フック部材44及びラッチ43が同一方向に駆動されることとなる。従って、ラッチ43を駆動する駆動機構44の構成が徒に複雑化しない。
【0035】
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。特に、操作桿や手指挿入空間の態様は、上記実施形態におけるものには限られない。
【0036】
ラッチを変位させるための駆動機構の構成は、上記実施形態以外にも種々のものが考えられる。また、ラッチは、ラッチ支持体の内に配置されるとは限られない。例えば、ラッチをラッチ支持体の外面に回転軸を介して回転可能に支持させることで、ラッチ装置を構成することが可能である。
【0037】
さらに、ラッチ装置4は、キャビネットまたはワゴン等の筐体に、出し入れ可能な引き出しを係留するためにも用いることができる。例えば、図8に示すように、家具本体たる筐体7にラッチ受け5を、引き出し8にラッチ装置4をそれぞれ設けた収納家具を構成することが可能である。このとき、蓋体たる引き出し8の鏡板81に操作桿62、操作軸61を設けることができる。本図示例において、操作桿62、操作軸61はそれぞれ略水平方向に延伸するものとする。また、操作桿62(特に、その両端部)より下方に延出する支持体63を形成しており、その先端部を操作軸61に固定するようにしている。このとき、操作桿62の上側及び下側にそれぞれ手指挿入空間812、813が構成され、操作桿62を上手で把持しても下手で把持しても該操作桿62を手前に引き出す操作を行い得るものとなる。なお、鏡板81に形成する凹陥811、ラッチ43を駆動する駆動機構、その他は、上記実施形態と同様に構成し得るため、ここでは説明を省略する。
【0038】
その他各部の具体的構成は上記実施形態には限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上に詳述した本発明によれば、操作桿を使用して扉等を開ける操作をより簡便に行い得る収納家具を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における収納家具の斜視図。
【図2】同要部斜視図。
【図3】本実施形態における操作桿、操作軸を示す水平断面図。
【図4】本実施形態における操作桿、操作軸及び駆動機構を示す部分斜視図。
【図5】本実施形態におけるラッチ装置を模式的に示す平面図。
【図6】本実施形態におけるラッチ装置を模式的に示す平面図。
【図7】本実施形態におけるラッチの作用を説明する図。
【図8】本発明の変形例の一を示す要部側面図。
【符号の説明】
1…収納家具
2、7…家具本体
31、81…蓋体
312、313、812、813…手指挿入空間
43…ラッチ
62…操作桿[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a latch device that can be applied particularly to furniture and the like.
[0002]
[Prior art]
For example, in storage furniture in which a double door is attached to a housing that houses a space in which articles can be stored, as described in the following patent document, openings are made in front of the top and bottom walls of the housing. In general, a latch receiver is formed, and a sickle-like latch is attached to the inner surface of the door, and the door is moored by hanging the latch on the opening of the latch receiver. The latch is preliminarily applied with a force (biasing force) in a direction to be latched on the opening by an urging means such as a spring.
[0003]
When the door is closed, pulling the operating rod arranged on the outer surface of the door pulls the operating force applied to the operating rod to the latch, and the latch disengages from the opening edge of the latch receiver against the biasing force. Rotate in the direction you want. As a result, the engagement between the latch receiver and the latch is released, and the door can be opened.
[0004]
[Patent Document 1]
JP 09-013775 A
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in storage cabinets with ordinary double doors, you can operate your finger from the right side of the operating rod and pull it toward you.In other words, you can rotate the operating rod with your right hand. The door can be opened, and it is not possible to open the door by operating the operating rod with a finger from the left side of the operating rod. Therefore, it is not always convenient for a left-handed user or a user who has a handicap in the right hand.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides storage furniture including a furniture body having a space in which various articles can be stored, and a lid that opens or closes the space. The body is supported by the body so as to be displaceable relative to the lid within a predetermined range from the activation position, and the operation pole at the activation position is supported. A first finger insertion space is provided on one side for inserting a finger from that side to operate the operation rod, and the finger is inserted from the other side of the operation rod at the start position. A second finger insertion space is provided for operating the operating rod, and a recess is provided on the outer surface of the lid, so that at least a part of the operating rod can be accommodated in the recess. Thus, both the first finger insertion space and the second finger insertion space are formed in a single lid using the recess, and a latch for mooring the lid on the furniture body is driven. An operation shaft for supporting the operation shaft is supported by the lid so as to be rotatable within a predetermined angle around the axis, and the operation rod is attached to the operation shaft. The storage furniture is characterized by that.
[0007]
With such a configuration, it is possible to operate the operating rod by inserting the finger through any of the finger insertion spaces existing on both sides of the operating rod. In other words, it is possible to place a finger on the operating rod from either side. Thus, for example, it is possible to realize a storage furniture that can be easily opened and closed by a right-handed user or a left-handed user. Further, it is more convenient for a user having a handicap.
[0008]
Here, the lid means a general member that can move relative to the furniture body, and typically corresponds to a door or the like that opens or closes the storage space of the furniture body. However, when the storage furniture is a cabinet, a wagon, or the like, the housing that can be stored in the drawer is applicable to the furniture body, and the end plate of the drawer that is pulled out from the housing corresponds to the lid.
[0009]
The finger insertion space is configured using the recess by providing a recess on the outer surface of the lid and disposing at least a part of the operating rod in the recess. If so, a finger insertion space can be secured without causing the operating rod in the starting position to jump out of the outer surface of the lid. That is, when the operating rod is not operated, that is, when the door is closed, the operating rod in the starting position does not get in the way.
[0010]
If there is a gap communicating with the finger insertion space between the back surface of the operating rod in the starting position and the bottom surface of the recess facing the back surface, the finger is operated via the finger insertion space. It is possible to wrap around the back of the heel and grip the operation heel. Therefore, the operating rod can be reliably operated.
[0011]
An operation shaft for driving a latch for mooring the lid body to the furniture body is supported by the lid body so as to be rotatable within a predetermined angle around the axis, and the operation shaft is operated on the operation shaft. If the scissors are attached, the operation shaft can be rotated and the latch can be driven via the control scissors, and can be operated by placing a finger on the control scissors from either side. In addition, a latch is provided in one of the furniture main body and a cover body which are the elements which comprise the storage furniture which concerns on this invention, and the latch receptacle related with this latch is provided in the other.
[0012]
More specifically, the operating rod is attached to be separated from the operating shaft via a support and has a shape extending substantially parallel to the axial direction of the operating shaft, and is in the starting position. It is assumed that one of the finger insertion spaces exists between the operation rod and the operation shaft, and the other finger insertion space exists on the non-operation shaft side of the operation rod. With such a configuration, a sufficient gap is formed between the operation shaft and the operation rod, and the operation shaft can be rotated and the latch can be driven by a natural operation that is easy to grip the operation rod.
[0013]
In addition, if the operation rod is displaced in one direction from the activation position, the operation shaft is rotated in one direction, and the latch is driven in one direction via the operation shaft. However, the rotating shaft and the latch are driven in the same direction regardless of how the finger is put on the operating rod, so that the driving mechanism for driving the latch does not need to be complicated.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The
[0015]
More specifically, the
[0016]
The latch means 41 includes the
[0017]
As shown in FIGS. 3 to 6, the operating
[0018]
The operating
[0019]
Hereinafter, the
[0020]
If the
[0021]
As schematically shown in the plan views of FIGS. 5 and 6, the
[0022]
Thus, the
[0023]
In addition, when the
[0024]
As shown in FIG. 7, the reaction force F can be regarded as a resultant force of a component F1 that is directed from the action point P toward the center of rotation and a component F2 that is directed from the action point P in a direction parallel to the
[0025]
Furthermore, in the present embodiment, the outer edge of the
[0026]
The
[0027]
Generally speaking, when the user pulls the operating
[0028]
Incidentally, it is preferable to apply an urging force in a direction in which the
[0029]
According to the present embodiment, in the
[0030]
By providing a
[0031]
Since a gap communicating with the
[0032]
An
[0033]
The operating
[0034]
In addition, when the operating
[0035]
The present invention is not limited to the embodiment described in detail above. In particular, the manner of the operating rod and finger insertion space is not limited to that in the above embodiment.
[0036]
Various configurations of the drive mechanism for displacing the latch are conceivable in addition to the above embodiment. Also, the latch is not necessarily disposed within the latch support. For example, the latch device can be configured by rotatably supporting the latch on the outer surface of the latch support via a rotation shaft.
[0037]
Furthermore, the
[0038]
Other specific configurations of the respective parts are not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
[0039]
【The invention's effect】
According to the present invention described in detail above, it is possible to realize storage furniture that can more easily perform an operation of opening a door or the like using an operating rod.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of storage furniture according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the main part.
FIG. 3 is a horizontal sectional view showing an operating rod and operating shaft in the present embodiment.
FIG. 4 is a partial perspective view showing an operation rod, an operation shaft, and a drive mechanism in the present embodiment.
FIG. 5 is a plan view schematically showing a latch device in the present embodiment.
FIG. 6 is a plan view schematically showing a latch device in the present embodiment.
FIG. 7 is a diagram for explaining the operation of a latch in the present embodiment.
FIG. 8 is a side view of a main part showing one modification of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 ... Storage furniture
2, 7 ... Furniture itself
31, 81 ... Lid
312, 313, 812, 813 ... finger insertion space
43 ... Latch
62 ... operation
Claims (4)
前記蓋体に、起動位置より所定の範囲内で該蓋体に対し相対的に変位可能であるように操作桿を支持させるとともに、
前記起動位置にある前記操作桿の一方側に、その側から手指を差し入れて操作桿を操作するための第一の手指挿入空間を設けてあり、
かつ、前記起動位置にある前記操作桿の他方側に、その側から手指を差し入れて同操作桿を操作するための第二の手指挿入空間を設けてあり、
前記蓋体の外面に凹陥を設け、前記操作桿の少なくとも一部を前記凹陥の内に収容し得るように配置することで、該凹陥を利用して単一の蓋体に前記第一の手指挿入空間及び前記第二の手指挿入空間の双方を構成し、
前記家具本体に前記蓋体を係留するラッチを駆動するための操作軸を、その軸心周りに所定の角度内で回転可能であるように蓋体に支持させ、該操作軸に前記操作桿を取り付けていることを特徴とする収納家具。A storage furniture comprising a furniture body having a space in which various articles can be stored, and a lid for opening or closing the space,
While supporting the operating rod so that the lid can be displaced relative to the lid within a predetermined range from the activation position,
A first finger insertion space is provided on one side of the operating rod at the start position to insert a finger from that side to operate the operating rod;
And, on the other side of the operating rod at the starting position, a second finger insertion space for operating the operating rod by inserting a finger from that side is provided,
A recess is provided on the outer surface of the lid, and at least a part of the operating rod is disposed so as to be accommodated in the recess, so that the first finger is formed on the single lid using the recess. insertion space and constitutes both the second finger insertion space,
An operation shaft for driving a latch for mooring the lid body to the furniture body is supported by the lid body so as to be rotatable within a predetermined angle around the axis, and the operation rod is attached to the operation shaft. Storage furniture characterized by being attached .
前記起動位置にある前記操作桿と前記操作軸との間に前記手指挿入空間の一方が存在し、かつ操作桿の反操作軸側に手指挿入空間の他方が存在している請求項1又は2記載の収納家具。The operating rod is attached to be separated from the operating shaft via a support, and has a shape extending substantially parallel to the axial direction of the operating shaft,
3. One of the finger insertion spaces exists between the operating rod at the starting position and the operating shaft, and the other finger insertion space exists on the opposite side of the operating rod to the operating shaft side. Storage furniture as described.
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