JP4593726B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ズーミングまたはフォーカシング調整を行う光学系を有するレンズ鏡筒、さらに詳しくはその光学系を直進移動させる構造を有するレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
市場ではより高倍率でコンパクトなズームレンズ鏡筒が求められており、その結果、内部構造の集積度も高くなっている。そして、焦点調整および変倍操作を行うための光学ユニットの移動は、光学ユニットより延出する複数の係合コロおよび該光学ユニットに周設された円筒上に形成された係合溝により、該光学ユニットの保持、位置出し、駆動が行われてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のように光学ユニットに周設された複数のコロにより駆動を行う方法であると、コロどうしが独立しているため、コロの相対関係にズレが生じ、その結果、光学ユニットの中心位置のずれや傾きが生じるなど光学性能に悪影響が生じることや、光学ユニットの作動時もひっかかりが生じるなど、作動にも悪影響が生じる問題があった。そこで、取付け精度を維持しながらも、コストのかからない光学素子の保持および駆動構造が求められてきた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、光学素子の保持部材および駆動のための係合部材を一体の構成とし、プレス加工等でも容易に加工できる構成することにより、前述の課題を解決した。
【0005】
すなわち、ズーミングまたはフォーカシング調整を行う際、光学素子枠を直進移動させるレンズ鏡筒において、リング形状の板材に一体に形成された複数キー部を有するキー部材で該光学素子枠を保持するようにしたものである。
【0006】
【実施例】
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。
【0007】
図1は本発明を適用したレンズ鏡筒の断面図、図2はその要部を示す分解斜視図である。
【0008】
図1に示したレンズ鏡筒は自動合焦一眼レフカメラに用いるレンズ鏡筒で、さらに詳しく言えば、合焦動作によりレンズ鏡筒の全長が変わらない、いわゆるインナーフォーカス式のズームレンズ鏡筒である。
【0009】
図において、上側が無限遠時、下側が近距離時である。また、図面に対して左側が被写体側、右側がカメラ側を示している。
【0010】
レンズ鏡筒の光学系は光学素子L1、L2、L3からなる第1群G1、レンズ素子L4、L5,L6,L7、L8からなる第2群G2、レンズ素子L9、L10、L11からなる第3群G3、光学素子L12、L13からなる第4群G4により構成され、変倍作用は第1群G1,第2群G2,第3群G3,第4群G4のそれぞれの位置が移動することにより行われる。合焦作用は第2群G2のみの位置変化により行われる。
【0011】
変倍操作はズームリング22を回転すると、不図示のカメラに対して固定された固定筒11に対して、第1カム筒12、第2カム筒13、スラストリング15、第3カム筒14および1群筒17が不図示のカム機構により相対変位し、1群筒17に固設された1群鏡室18、第2カム筒13に固設されたフォーカス筒16と一体的に移動する2群鏡室19、固定筒11に光軸方向に対して平行に形成された不図示の縦溝に移動可能に嵌合された3群コロ26を介してスラストリング15に締結されている3群鏡室20、そして4群コロ27に固設された4群鏡室21が光軸方向に移動する。
【0012】
次に図2の分解斜視図により、2群ユニット機構の構成を説明する。
【0013】
2群鏡室19に固設された2群板10より放射方向に延出する3つの係合部10a、10b、10cが図1に示すスラストリング15の内径側に、光軸方向に対して平行に形成された縦溝に光軸方向に移動可能に係合されている。
【0014】
さらに該2群鏡室19の外周にはフォーカス筒16が移動可能に嵌合されており、該2群鏡室19より延出するコロ19a,19b,19cがフォーカス筒16上に形成されたフォーカスカム16a,16b,16cに係合している。そして、該フォーカス筒16は第2カム筒13に締結されている。
【0015】
該第2カム筒13には縦溝13aが形成されており、図1に示すスケールギヤ23に固設されたスケールレバー24に移動可能に嵌合されている。
【0016】
自動合焦操作を行う場合、駆動機構を経て連動ギヤ25が回転し、スケールギヤ23を駆動する。これにより第2カム筒13が回転する。スラストリング15は変倍操作時を含めて回転動作は行われないため、係合部10a,10b,10cを介して、2群鏡室19は回転不能に支持されるため、第2カム筒13と締結されたフォーカス筒16は回転し、2群鏡室19と相対角度移動が生じ、光軸方向に移動することになる。これにより、合焦作動が行われる。
【0017】
なお、本実施例では、2群板10を中心から放射方向に延出する係合部10a,10b,10cで構成しているが、係合部を中心方向に延出させ、中心側に位置する円筒に係合させてもよいことはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の構成によれば、光学ユニットを簡単な構造で高精度に保持、駆動できるほか、わずかなスペースで鏡室と駆動側部材を係合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したズームレンズ鏡筒の断面図である。
【図2】本発明の要部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 2群板
10a,b,c 係合部
11 固定筒
12 第1カム筒
13 第2カム筒
13a 縦溝
14 第3カム筒
15 スラストリング
16 フォーカス筒
16a,b,c フォーカスカム
17 1群筒
18 1群鏡室
19 2群鏡室
19a,b,c コロ
20 3群鏡室
21 4群鏡室
22 ズームリング
23 スケールギヤ
24 スケールレバー
25 連動ギヤ
26 3群コロ
27 4群コロ
Claims (1)
- インナーフォーカスの機能を有したレンズ鏡筒において、前記レンズ鏡筒はスケールギヤ、スケールレバー、連動ギヤ、リング状板材、フォーカス用鏡室、フォーカス筒、フォーカス用カム筒、コロ、スラストリングを有し、
前記スケールギヤは前記連動ギヤに歯合し、
前記スケールレバーは前記スケールギヤに固設され、
前記リング状板材には放射方向に係合部A及び光軸方向と平行に係合部Bが延出され、
前記フォーカス用鏡室の外周側の側面には前記係合部Bが係合する溝Bが穿設され、
前記フォーカス筒にはフォーカス用カム溝が貫通して穿設され、
前記フォーカス用カム筒には縦溝が穿設され、
前記スラストリングの内径側には前記係合部Aが係合する溝Aが穿設され、
前記フォーカス用鏡室は前記溝Bに前記係合部Bを係合させることにより前記リング状板材に保持されるように装着され、
前記フォーカス筒は前記フォーカス用鏡室の外周側に嵌合するように前記リング状板材に装着され、
前記コロは前記フォーカス筒上に穿設された前記フォーカス用カム溝に摺動可能であるように前記フォーカス用鏡室に嵌挿され、
前記フォーカス筒は前記フォーカス用カム筒に締結され、
前記スケールレバーは前記縦溝に嵌合され、
前記係合部Aは前記溝Aに係合し、
前記スケールギヤは前記連動ギヤの回転に伴って回転し、
前記縦溝に嵌合した前記スケールレバーは前記スケールギヤの回転に伴って前記スケールギヤと同方向に前記フォーカス用カム筒を回転させ、
前記フォーカス筒は前記フォーカス用カム筒の回転に伴って前記フォーカス用カム筒と同方向に回転し、
前記フォーカス用鏡室は前記フォーカス筒の回転に伴って移動し、合焦作動が行われ、
ただし前記係合部Aと前記溝Aとの摺動により前記フォーカス用鏡室の移動が光軸方向に規制される
ことを特徴とするレンズ鏡筒。
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