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JP4586343B2 - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、より正確にユーザの嗜好度を算出し、より適切な番組をユーザに提供することができるようにした情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
従来、例えば、テレビジョン受信装置で番組を視聴する場合、視聴者(ユーザ)は、電源を入れた時に選択されたチャンネル(例えば、電源投入前の電源遮断時に選択されていたチャンネル)の番組をそのまま視聴したり、視聴者の記憶に基づいてチャンネルを選択して所望の番組を視聴したり、チャンネルを次々と切り換える(所謂、ザッピングを行う)ことにより所望の番組を検索して視聴したり、新聞や雑誌に掲載されている番組表、または放送やネットワークによって配布されたEPG(Electronic Program Guide:電子番組表)を参考にして所望の番組を選択して視聴したりしていた。なお、ユーザが予め好みのチャンネルを登録することができ、その登録チャンネルのグループ内に絞って番組を選択することも可能なテレビジョン受信装置もあった。
また、このようなテレビジョン受信装置を介して受信されたテレビジョン信号(テレビ番組)を記録(録画)する録画装置を用いて録画処理を行う場合、ユーザは、録画装置に対して、番組受信中に直接録画操作を行ったり、番組の放送日時および放送チャンネルを事前に指定(録画予約)したり、事前にGコードを用いて録画予約を行ったり、事前にEPGから番組を選択して録画予約を行ったりすることにより、録画装置に録画処理を実行させていた。また、ユーザが予めキーワードを登録することができ、その登録されたキーワードに基づいて、EPG等より録画する番組を自動的に選択し、その番組を録画する録画装置も存在した。
しかしながら、近年、デジタル放送の普及に伴い、テレビジョン放送の多チャンネル化が進み、さらに放送時間も長くなっており、放送される番組数が増大している。従って、ユーザが、これらの全てのチャンネルをザッピングして目的の番組を検索したり、EPG等より目的の番組を検索したりすることは、多大な手間と時間を必要とし、効率的でない。
ところで、近年、ハードディスク等の大容量の記録媒体を用いてテレビジョン放送番組を録画する録画装置(ハードディスクレコーダ)が普及しだしている。このハードディスクレコーダは、数十ギガバイト乃至数百ギガバイトの容量のハードディスクに番組を録画することにより、合計100時間を越える長さの大量の番組を録画することも可能なものも存在する。
そこで、このように記憶容量が大きいことを生かして、ハードディスクレコーダが、ユーザが具体的に指定した番組を録画するだけでなく、例えば、ユーザが実際に視聴したテレビジョン放送番組の履歴(または視聴時間や操作回数等)からユーザの嗜好を分析し、その嗜好情報を用いて、ユーザの好みと思われる番組(テレビジョン放送される番組)を自動的に録画する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003-23589号公報
しかしながら、以上のような方法においては、ハードディスクレコーダは、録画された番組の視聴時間に基づいた嗜好度の算出と、録画された番組の再生中に行われた操作(例えば、早送りや巻き戻し等)の回数に基づいた嗜好度の算出をそれぞれ個別に行っている。従って、例えば、録画された番組を再生中にユーザがその番組に対して興味を持たず、席を外してしまい、その番組を視聴していないような場合であっても、ハードディスクレコーダは、ユーザが視聴しているものと判断し、その番組(または、その番組のジャンル等)に対する嗜好度を増加させてしまうので、ユーザの本当の嗜好度に応じた録画処理を行うことができない場合があるという課題があった。
また、ハードディスクレコーダは、録画された番組の再生中に行われた操作(例えば、早送りや巻き戻し等)の回数に応じて嗜好度を調整するが、実際には、ユーザが番組に対して興味があるので操作するとは限らない。従って、例えば、ユーザが番組に対する興味が無くて行った早送り操作も、ハードディスクレコーダは、ユーザがその番組に対して興味があると判断し、その番組(または、その番組のジャンル等)に対する嗜好度を増加させてしまうので、ユーザの本当の嗜好度に応じた録画処理を行うことができない場合があるという課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、より正確にユーザの嗜好度を算出し、より適切な番組をユーザに提供することができるようにするものである。
本発明の情報処理装置は、番組またはコンテンツの記録を制御する記録制御手段と、記録制御手段により記録された番組またはコンテンツの再生を制御する再生制御手段と、番組またはコンテンツの再生時間に関する情報を取得する第1の取得手段と、番組またはコンテンツの削除が行われた場合、削除がユーザの指示に基づくものであるか否かを判定する第1の判定手段と、1の判定手段による判定結果により、ユーザの指示に基づいて削除されたと判定した番組またはコンテンツに対して、第1の取得手段により取得された再生時間に関する情報が一定値以下であるか否かを判定する第2の判定手段と、第2の判定手段による判定結果により、再生時間に関する情報が一定値以下であると判定した場合、番組またはコンテンツに対するユーザの嗜好度を低下させるように嗜好情報を更新する第1の更新手段とを備えることを特徴とする。
前記再生時間に関する情報は、番組またはコンテンツの前回の再生における再生時間の、番組またはコンテンツの全時間に対する割合を示す情報であるようにすることができる。
前記更新手段により更新された嗜好情報に基づいて、番組またはコンテンツを選択して記録する処理を制御する自動記録制御手段をさらに備えることができる。
前記番組またはコンテンツの再生中にユーザが操作を行った回数に関する情報である操作回数に関する情報を取得する第2の取得手段と、第2の取得手段により取得された操作回数に関する情報に基づいて、ユーザが実際に番組またはコンテンツを視聴したか否かを判定する第3の判定手段と、第3の判定手段による判定結果により、ユーザが実際に視聴したと判定した番組またはコンテンツに対して、第1の取得手段により取得された再生時間に関する情報が一定値以上であるか否かを判定する第4の判定手段と、第4の判定手段による判定結果により、再生時間に関する情報が一定値以上であると判定した場合、番組またはコンテンツに対するユーザの嗜好度を増加させるように嗜好情報を更新する第2の更新手段とをさらに備えることができる。
前記操作回数に関する情報は、番組またはコンテンツの前回の再生中にユーザが操作を行った回数に関する情報であるようにすることができる。
前記第2の更新手段は、番組またはコンテンツに対するユーザの嗜好度を示す嗜好データを作成し、嗜好情報に追加することにより、嗜好情報を更新することができる。
前記番組またはコンテンツに基づいて、嗜好情報を更新したか否かを判定する第5の判定手段をさらに備え、第2の更新手段は、第5の判定手段の判定結果により、番組またはコンテンツに基づいて、嗜好情報を更新していないと判定した場合、嗜好情報を更新することができる。
本発明の情報処理方法は、番組またはコンテンツの記録を制御する記録制御ステップと、記録制御ステップの処理により記録された番組またはコンテンツの再生を制御する再生制御ステップと、番組またはコンテンツの再生時間に関する情報を取得する第1の取得ステップと、番組またはコンテンツの削除が行われた場合、削除がユーザの指示に基づくものであるか否かを判定する第1の判定ステップと、第1の判定ステップの処理による判定結果により、ユーザの指示に基づいて削除されたと判定した番組またはコンテンツに対して、第1の取得ステップの処理により取得された再生時間に関する情報が一定値以下であるか否かを判定する第2の判定ステップと、第2の判定ステップの処理による判定結果により、再生時間に関する情報が一定値以下であると判定した場合、番組またはコンテンツに対するユーザの嗜好度を増加させるように嗜好情報を更新する更新ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の記録媒体は、番組またはコンテンツの記録を制御する記録制御ステップと、記録制御ステップの処理により記録された番組またはコンテンツの再生を制御する再生制御ステップと、番組またはコンテンツの再生時間に関する情報を取得する第1の取得ステップと、番組またはコンテンツの削除が行われた場合、削除がユーザの指示に基づくものであるか否かを判定する第1の判定ステップと、第1の判定ステップの処理による判定結果により、ユーザの指示に基づいて削除されたと判定した番組またはコンテンツに対して、第1の取得ステップの処理により取得された再生時間に関する情報が一定値以下であるか否かを判定する第2の判定ステップと、第2の判定ステップの処理による判定結果により、再生時間に関する情報が一定値以下であると判定した場合、番組またはコンテンツに対するユーザの嗜好度を増加させるように嗜好情報を更新する更新ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、番組またはコンテンツの記録を制御する記録制御ステップと、記録制御ステップの処理により記録された番組またはコンテンツの再生を制御する再生制御ステップと、番組またはコンテンツの再生時間に関する情報を取得する第1の取得ステップと、番組またはコンテンツの削除が行われた場合、削除がユーザの指示に基づくものであるか否かを判定する第1の判定ステップと、第1の判定ステップの処理による判定結果により、ユーザの指示に基づいて削除されたと判定した番組またはコンテンツに対して、第1の取得ステップの処理により取得された再生時間に関する情報が一定値以下であるか否かを判定する第2の判定ステップと、第2の判定ステップの処理による判定結果により、再生時間に関する情報が一定値以下であると判定した場合、番組またはコンテンツに対するユーザの嗜好度を増加させるように嗜好情報を更新する更新ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、番組またはコンテンツの記録が制御され、記録された番組またはコンテンツの再生が制御され、番組またはコンテンツの再生時間に関する情報が取得され、番組またはコンテンツの削除が行われた場合、削除がユーザの指示に基づくものであるか否かが判定され、その判定結果により、ユーザの指示に基づいて削除されたと判定した番組またはコンテンツに対して、取得された再生時間に関する情報が一定値以下であるか否かが判定され、その判定結果により、再生時間に関する情報が一定値以下であると判定された場合、番組またはコンテンツに対するユーザの嗜好度が増加されるように嗜好情報が更新される。
本発明によれば、情報を処理することができる。特に、より正確にユーザの嗜好度を算出し、より適切な番組をユーザに提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用したネットワークシステムの構成例を表している。この構成例においては、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)などにより構成されるネットワーク1に、サーバ2−1,2−2(以下、これらのサーバを個々に区別する必要がない場合、単にサーバ2と称する)が接続されている。ここで、サーバ2の台数は任意であり、3台以上であってもよいことは言うまでもない。
サーバ2−1、および、サーバ2−2は、放送番組情報(EPG(Electric Program Guide)情報)や、ネットワーク配信されるコンテンツデータを、それぞれユーザ装置3にネットワーク1を介して提供する。
ユーザの家庭に配置されているユーザ装置3は、映像記録再生装置11、表示装置12、アンテナ13、および、アンテナ14により構成されている。
映像記録再生装置11は、例えば、ハードディスクビデオレコーダ等であり、アンテナ13を介して放送電波を受信し、復調して得られた信号を、内蔵する補助記憶装置40(後述する図2参照)に記憶させるとともに、後段の表示装置12に提供し、表示させる。表示装置12は、例えばテレビジョン受像機やモニタなどにより構成される。
映像記録再生装置11は、例えば、図2に示されるように構成される。チューナ31は、アンテナ13により受信された地上波のテレビジョン放送、もしくは、アンテナ14により受信された衛星波のテレビジョン放送の放送電波、ネットワーク1を介して供給されるコンテンツデータ、または、ケーブルネットワーク4を介して図示せぬ放送局より供給されるケーブルテレビジョン放送に対応する放送信号を復調し、映像信号成分と音声信号成分をエンコーダ32に出力する。アンテナ13が受信する地上波のテレビジョン放送信号の垂直ブランキング期間には、EPG情報が含まれている場合がある。また、アンテナ14が受信する衛星波のテレビジョン信号にも、対応するEPG情報が含まれている場合がある。そのような場合、チューナ31は、このEPG情報を抽出し、EPG取得モジュール34に出力する。
また、ネットワークインタフェース37は、ネットワーク1またはケーブルネットワーク4を介して、コンテンツデータまたはケーブルテレビジョン放送番組を取得し、バス52を介してそれらをエンコーダ32に供給する。更にネットワークインタフェース37は、ネットワーク1またはケーブルネットワーク4を介して、EPG情報(ネットワーク1またはケーブルネットワーク4を介して取得されるコンテンツデータやケーブルテレビジョン放送番組のEPG情報のみならず、アンテナ13またはアンテナ14により受信される地上波または衛星波のテレビジョン放送番組のEPG情報であっても良い)を取得して、それを、バス52を介してEPG取得モジュール34に供給する。
エンコーダ32は、チューナ31またはネットワークインタフェース37より入力された映像信号と音声信号を、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)方式でエンコードし、それを、バス52を介して補助記憶装置40に供給して記憶させる。補助記憶装置40は、例えば、ハードディスク、磁気テープ、リムーバブルディスク、またはフラッシュメモリ等の、記憶容量が十分な大きさの記録媒体を有しており、バス52を介して供給された情報をその記憶領域に記憶する。また、補助記憶装置40は、後述するドライブ41に装着されたリムーバブルメディア42より読み出され、供給されたプログラムやデータ等を記憶し、CPU(Central Processing Unit)35等の要求に基づいてそれらを主記憶装置36または39等に供給する。
補助記憶装置40に記憶された映像信号と音声信号は、例えばCPU35等の、補助記憶装置40の外部からの要求に基づいて、バス52を介してデコーダ33に出力され、MPEG方式でデコードされた後、表示装置12に供給される。なお、エンコーダ32とデコーダ33は、受信された映像信号と音声信号を補助記憶装置40に記憶させない場合、チューナ31より出力された信号を、そのまま表示装置12に出力してもよい。
バス52には、さらに、例えば、CPU35、RAM(Random Access Memory)などよりなる主記憶装置39、およびROM(Read Only Memory)38が接続されている。主記憶装置39には、CPU35が各種の処理(例えば、映像記録再生装置全体を制御する処理)を実行する上において必要なプログラム、データ、またはパラメータが適宜記憶される。ROM38には、CPU35が実行するプログラムが記憶されている。
バス52には、更に、ネットワーク1およびケーブルネットワーク4とのインタフェース処理を実行するネットワークインタフェース37が接続されている。
CPU35は、また、エンコーダ32、デコーダ33、EPG取得モジュール34、および主記憶装置36とともに、バス51に接続されている。主記憶装置36は、RAMなどよりなり、例えば、EPGに基づく録画予約等、録画に関する制御処理等の、CPU35が各種の処理を実行する上において必要なプログラム、データ、またはパラメータが適宜記憶される。
また、バス52には必要に応じてドライブ41が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または、半導体メモリなどのリムーバブルメディア42が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて補助記憶装置40にインストールされる。
映像記録再生装置11のソフトウェアを中心とした機能的構成は、図3に示されるようになる。
ライブ放送再生部61は、チューナ31により、そのとき受信されている信号、ネットワークインタフェース37により、そのとき取得されている信号、または、図示せぬ外部入力端子から入力された信号の処理を実行する。録画タイトル再生部62は、補助記憶装置40に記憶された番組やコンテンツ(補助記憶装置40に記憶された番組やコンテンツを、以下、タイトルと総称する)の再生処理を実行する。録画制御部63は、補助記憶装置40に対する信号の記録処理を実行する。アプリケーション管理部64は、視聴制御アプリケーション72、嗜好情報管理部68、および録画予約アプリケーション73を始めとする、それぞれの機能(アプリケーション)の起動、終了、および動作状態の監視処理を実行する。
視聴制御アプリケーション72は、ユーザからの指令に基づいて、ライブ放送再生部61、録画タイトル再生部62、または、録画タイトル管理部65を制御し、そのとき受信または入力されている信号を再生させたり、補助記憶装置40に記憶されているタイトルの再生を行ったりする。また、視聴制御アプリケーション72は、ライブ放送再生部61を制御し、チューナ31にユーザから指定されたチャンネルの放送番組を受信させるときに、放送番組情報管理部69に記憶されている放送番組情報(EPG情報)や、嗜好情報管理部68に記憶されている嗜好情報データベース等を適宜参照する。
また、視聴制御アプリケーション72は、ライブ放送再生部61を制御してネットワークインタフェース37を介してユーザから選択された放送番組やコンテンツを取得させるときや、録画タイトル再生部62を制御して補助記憶装置40に記憶されている番組を再生するときに、録画タイトル管理部65に記憶されているタイトルを適宜参照する。
ネットワーク通信部71は、ネットワーク1を介してサーバ2−1,2−2と通信したり、ケーブルネットワーク4を介して図示せぬサーバと通信したりして、放送番組情報(EPG)やコンテンツデータを取得する。放送番組情報管理部69は、EPG取得モジュール34により取得された放送番組情報(EPG)を管理する。録画予約管理部67は、録画予約アプリケーション73または自動録画予約制御部74からの要求に基づいて録画制御部63を制御し、録画予約処理を実行する。自動録画予約制御部74は、嗜好情報管理部68により管理される嗜好情報データベース等に基づいて録画予約処理を実行する。
嗜好情報管理部68は、ユーザの嗜好情報である嗜好情報データをデータベース(嗜好情報データベース)として記憶し、管理する。録画予約アプリケーション73は、ユーザからの指令に基づいて、録画予約処理を実行する。また、録画予約アプリケーション73は、ユーザからの操作に基づいて録画予約を行うとき、録画予約管理部67を制御して、録画予約処理を実行させる。
録画タイトル管理部65は、放送番組情報管理部69が管理するEPGに含まれる番組識別情報等に基づいて、補助記憶装置40に記憶されているタイトルに関する情報を作成し、管理する。例えば、録画タイトル管理部65は、補助記憶装置40にタイトルが記録されると、そのタイトルに関する番組識別情報を放送番組情報管理部69に要求する。番組識別情報を要求された放送番組情報管理部69は、管理しているEPGよりその番組識別情報を抽出し、録画タイトル管理部65に供給する。録画タイトル管理部65は、放送番組情報管理部69より供給された番組識別情報を用いてタイトルに関する情報(録画タイトル情報)を作成する。嗜好情報更新部66は、例えば、録画タイトル管理部65により管理されている録画タイトル情報に基づいて嗜好情報データベースの情報を更新するか否かを判定し、必要に応じて嗜好情報データベースの更新処理を行う。
サーバ2−1は、例えば、図4に示されるように構成される。図4において、CPU221は、ROM222に記憶されているプログラム、または記憶部228からRAM223にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM223にはまた、CPU221が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU221、ROM222、およびRAM223は、バス224を介して相互に接続されている。このバス224にはまた、入出力インタフェース225も接続されている。
入出力インタフェース225には、キーボード、マウスなどよりなる入力部226、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部227、ハードディスクなどより構成される記憶部228、モデムなどより構成される通信部229が接続されている。記憶部228には、ユーザ装置3に提供するEPG情報やコンテンツデータが記憶されている。通信部229は、インターネットを含むネットワーク1を介して、ユーザ装置3との通信処理を行う。
入出力インタフェース225にはまた、必要に応じてドライブ230が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または、半導体メモリなどのリムーバブルメディア231が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部228にインストールされる。
なお、図示は省略するが、サーバ2−2も、図4に示したサーバ2−1と基本的に同様の構成である。
ユーザ装置3の放送番組情報管理部96や視聴制御アプリケーション72は、ネットワーク通信部71を制御し、ネットワーク1を介してサーバ2にアクセスする。そして、放送番組情報管理部96は、ネットワーク通信部71を制御して、EPG情報の転送を、視聴制御アプリケーション72は、ネットワーク通信部71を制御して、コンテンツデータの転送を、サーバ2に要求する。この要求を受けたサーバ2は、EPG情報やコンテンツデータを、ネットワーク1を介して送信する。そこで、放送番組情報管理部96は、ネットワーク通信部71を介して、サーバ2からネットワーク1を介して送信されてきたEPG情報を受信して記憶し、視聴制御アプリケーション72は、ネットワーク通信部71を介して、サーバ2からネットワーク1を介して送信されてきたコンテンツデータを、ライブ放送再生部61を制御して再生させたり、録画制御部63を制御して、補助記憶装置40に記憶させる。
すなわち、サーバ2のCPU221は、映像記録再生装置11から、ネットワーク1を介してのアクセスを受け付け、EPG情報やコンテンツデータの転送の要求を受け付ける。そして、CPU221は、記憶部228に記憶されているEPG情報やコンテンツデータを読み出し、通信部229を制御して、ネットワーク1を介して映像記録再生装置11に送信する。
以上のようにして、ユーザ装置3の映像記録再生装置11は、サーバ2からEPG情報を予め取得し、補助記憶装置40に記憶させる。
なお、補助記憶装置40が、例えばリムーバブルディスク、フラッシュメモリなどで構成される場合、サーバ2の管理者から、EPG情報が記録されたそれらのメディアの提供を受けることで、それらの情報を補助記憶装置40に保持させるようにすることも可能である。
次に、録画タイトル管理部65により作成される、補助記憶装置40に記憶されているタイトルに関する情報である録画タイトル情報について説明する。番組やコンテンツ(タイトル)が補助記憶装置40に記憶されると、録画タイトル管理部65は、そのタイトルに対応する番組識別情報を放送番組情報管理部69に要求する。放送番組情報管理部69が管理するEPGには、放送予定に含まれる番組ごとに、図5に示されるような番組に関する情報である番組識別情報が含まれている。なお、映像記録再生装置11がネットワーク1を介して供給されるコンテンツデータを録画する場合、放送番組情報管理部69は、そのコンテンツデータとともに供給される、番組識別情報と同様のコンテンツデータに関する情報を管理する。録画タイトル管理部65および放送番組情報管理部69は、このコンテンツデータに関する情報も、番組識別情報として同様に処理するので、以下において、特に分けて説明する必要が無い場合、番組識別情報の説明は、コンテンツデータに関する情報に対する説明も含むものとする。
図5において、番組識別情報301は、情報の種類を示す「属性」と、その「内容」の2つの項目により構成される、番組に関する各種の情報群である。番組識別情報301には、例えば、図5に示されるように、番組ID(識別コード)311、放送開始日時312、放送終了日時313、再生開始終了位置314、配信元315、ジャンル316、タイトル317、内容318、および内容319等の属性の情報が含まれる。
番組ID311は、放送予定の番組を識別するためのIDである。例えば、図5に示される番組識別情報301の番組ID311の内容は、「00000001」である。放送開始日時312および放送終了日時313は、その番組の放送スケジュールを示す情報である。例えば、図5に示される番組識別情報301の放送開始日時312の内容は「2001/01/01 01:00:00」であり、放送終了日時313の内容は「2001/01/01 01:30:00」である。なお、コンテンツデータに関する情報の場合、この放送開始日時312および放送終了日時313は、空欄であってもよいし、またはサーバにおいてそのコンテンツデータが公開されるスケジュールを示す情報であってもよい。
再生開始終了位置314は、サーバよりコンテンツデータの一部をダウンロードする場合の、その再生開始位置や終了位置を示す情報である。例えば、図5に示される番組識別情報301の再生開始終了位置314の内容は、「non(実放送)」である。これは、この番組識別情報301に対応するタイトルが、放送された番組であり、再生開始終了位置の情報が必要がないことを示している。
配信元315は、タイトルの配信元を示す情報である。例えば、図5に示される番組識別情報301の配信元315の内容は、「地上波放送、XXch、YYY局」であり、このタイトルがYYY局より、地上波放送のXXchにおいて放送された番組であることを示している。なお、タイトルがコンテンツデータである場合、配信元315には、コンテンツデータを公開しているサーバのアドレス等が示される。
ジャンル316は、タイトルの内容のジャンル(種類)を示す情報であり、例えば、図5に示される番組識別情報301のジャンル316の内容は、「ニュース」である。タイトル317は、タイトルの名称を示す情報であり、例えば、図5に示される番組識別情報301のタイトル317の内容は「ZZZニュース」である。また、内容318および内容319は、このタイトルの内容を示す特徴的なキーワードの情報であり、例えば、図5に示される番組識別情報301の内容318の内容は「AAA」であり、内容319の内容は「BBB」である。
なお、番組識別情報301が以上に示される情報以外の情報を含むようにしても良いし、上述した情報の一部により構成されるようにしてももちろんよい。また、番組識別情報301を構成する各情報が階層化されていてもよい。
放送番組情報管理部69は、録画タイトル管理部65の要求に対応する番組識別情報を録画タイトル管理部65に供給する。録画タイトル管理部65は、この供給された番組識別情報に基づいて、図6に示されるような、録画されたタイトルに対応する情報である録画タイトル情報を作成する。
図6において、録画タイトル情報351は、情報の種類を示す「属性」と、その「内容」の2つの項目により構成される、録画されたタイトルに関する各種の情報群である。録画タイトル情報351には、例えば、図6に示されるように、録画タイトルID361、番組タイトル362、ジャンル363、視聴時間率364、操作回数365、および嗜好情報更新フラグ366等の属性の情報が含まれる。
録画タイトルID361は、録画されたタイトルを識別するIDである。例えば、図6に示される録画タイトル情報351の録画タイトルID361の内容は、「00000001」である。この情報は、番組識別情報301の番組ID311に基づいて設定されるようにしてもよいし、番組識別情報301の番組ID311とは独立して設定されるようにしてもよい。
タイトル362は、タイトルの名称を示す情報であり、図5に示される番組識別情報301のタイトル317に基づいて設定される。例えば、図6に示される録画タイトル情報351のタイトル362の内容は「ZZZニュース」である。ジャンル363は、タイトルの内容のジャンル(種類)を示す情報であり、図5に示される番組識別情報301のジャンル316に基づいて設定される。例えば、図6に示される録画タイトル情報351のジャンル363の内容は、「ニュース」である。
視聴時間率364は、このタイトルが1回再生された際の、タイトル全体に対する視聴時間(再生時間)の割合を示す情報である。この視聴時間率364は、後述するようにこのタイトルが再生される度に視聴時間が計測され、その計測された視聴時間の、タイトル全体の再生時間(番組識別情報301の放送開始日時312と放送終了日時313の情報より算出されるタイトル全体を再生した場合の時間)に対する割合であり、再生される度に算出されて更新される。すなわち、この視聴時間率364は、再生が開始された際に初期化されるので、直前の再生処理における視聴時間率が記録される。例えば、図6に示される録画タイトル情報351の視聴時間率364の内容は「75%」であり、前回再生された部分がタイトル全体の75%であることを示す。
操作回数365は、このタイトルが1回再生された際の、ユーザにより入力された操作(早送りや巻き戻し等)の回数を示す情報である。この操作回数365は、後述するようにこのタイトルが再生される度に操作回数がカウントされ、そのカウントされた再生回数により更新される。なお、この操作回数365は、再生が開始された際に初期化されるので、直前の再生処理における操作回数の情報が記録される。例えば、図6に示される録画タイトル情報351の操作回数365の内容は「6」であり、前回の視聴において6回操作されたことを示す。
嗜好情報更新フラグ366は、この録画タイトル情報351の内容に基づいて嗜好情報データベースの内容が更新されたか否かを示すフラグである。例えば、図6に示される録画タイトル情報351の嗜好情報更新フラグ366の内容は「NON(未反映)」であり、この録画タイトル情報351の内容に基づいて嗜好情報データベースの内容が更新されていないことが示されている。
なお、録画タイトル情報351は、上述した以外の情報を含むようにしても良いし、上述した情報の一部により構成されるようにしてももちろんよい。また、録画タイトル情報351を構成する各情報が階層化されていてもよい。
録画タイトル管理部65は、作成した、このような録画タイトル情報351を、例えば主記憶装置36または39等に保持し、管理する。すなわち、この主記憶装置36または39には、補助記憶装置40に記録されているタイトルの数だけ、録画タイトル情報351が記憶されている。なお、録画タイトル管理部65は、これらの録画タイトル情報351の情報を一覧として保持しており、この一覧を用いることにより、主記憶装置36または39に記憶されている複数の録画タイトル情報351の中から、目的の録画タイトル情報351を検索して読み出すことができる。そして、上述したように、録画タイトル管理部65は、補助記憶装置40に記憶されているタイトルの再生が指示されると、録画タイトル情報更新処理を実行し、再生されるタイトルの録画タイトル情報351を更新する。
図7のフローチャートを参照して、録画タイトル情報更新処理について説明する。
録画タイトル情報更新処理が開始されると、最初に、ステップS1において、録画タイトル管理部65は、初期化処理を行い、再生されるタイトルに対応する録画タイトル情報351を、上述した録画タイトル情報351の一覧を用いることにより、録画タイトル情報351が記憶されている主記憶装置36または39等より検索して読み出し、視聴時間率364の値を「0%」に設定したり、操作回数365のカウント数を「0」に設定したりする等の、録画タイトル情報に含まれる情報の設定を行ったり、カウンタやタイマ等の設定値を初期値に設定したりする。
初期化処理が終了すると、録画タイトル管理部65は、ステップS2に処理を進め、図示せぬタイマの動作を開始させ、視聴時間の計測を、タイトルの再生開始タイミングに合わせて開始する。視聴時間の計測を開始した録画タイトル管理部65は、ステップS3に処理を進め、図示せぬ操作ボタンやリモートコントローラ等よりなる入力部を介してユーザによる再生処理に関する操作(再生、一時停止、巻き戻し、または早送り等)が入力されたか否かを判定し、入力されたと判定した場合、ステップS4に処理を進め、操作回数をカウントする図示せぬカウンタの値を「+1」カウントアップさせる。カウンタの値をカウントアップさせた録画タイトル管理部65は、ステップS5に処理を進める。
なお、ステップS3において、ユーザによる操作が入力されていないと判定した場合、録画タイトル管理部65は、ステップS4の処理を省略し、ステップS5に処理を進める。ステップS5において、録画タイトル管理部65は、タイトルの再生が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した場合、ステップS3に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
また、ステップS5において、例えば、ユーザがリモートコントローラの停止ボタンを操作する等して、タイトルの再生が終了したと判定した場合、録画タイトル管理部65は、ステップS6に処理を進め、図示せぬタイマの動作を停止させ、視聴時間の計測を終了し、ステップS7において、図示せぬカウンタよりその時点のカウント値を取得し、ステップS8において、それらの、視聴時間およびカウント値に基づいて、再生されたタイトルに対応する録画タイトル情報351の内容を更新する。例えば、録画タイトル管理部65は、録画タイトル情報351の視聴時間率364の値をタイトル全体の再生時間で除算して今回の再生における視聴時間率を算出し、視聴時間率364の値を更新する。また、録画タイトル管理部65は、録画タイトル情報351の操作回数365の値に今回カウントして得られたカウント値を代入して更新する。以上のようにして録画タイトル情報351を更新すると、録画タイトル管理部65は、録画タイトル情報更新処理を終了する。
以上のように録画タイトル情報を更新することにより、録画タイトル管理部65は、タイトルの再生処理1回に対する操作回数を記録することができる。従って、この操作回数の情報から、再生されたタイトルをユーザが実際に視聴していたか否かを判定することができるので、映像記録再生装置11は、後述するように、録画タイトル情報の内容を嗜好情報データベースに反映させることにより、より正確にユーザの嗜好度を算出し、より適切な番組をユーザに提供することができる。
また、以上のように録画タイトル情報を更新することにより、録画タイトル管理部65は、タイトルの再生処理1回における視聴時間率を記録することができる。従って、さらに、この視聴時間率の情報を利用することにより、ユーザが実際に視聴したときの視聴時間率を測定することができるので、映像記録再生装置11は、後述するように、録画タイトル情報の内容を嗜好情報データベースに反映させることにより、より正確にユーザの嗜好度を算出し、より適切な番組をユーザに提供することができる。
以上のように生成された録画タイトル情報に基づいて、嗜好情報データベースのデータが更新される。次に、図8を参照して、嗜好情報管理部68に管理されている嗜好情報データベース401について説明する。嗜好情報データベース401には、例えば、タイトル名をキーとして管理される嗜好情報データであるタイトルキーワード嗜好情報411、タイトルの内容をキーとして管理される嗜好情報データであるキーワード嗜好情報412、タイトルのジャンルをキーとして管理される嗜好情報データであるジャンル嗜好情報413、タイトルの放送時間帯をキーとして管理される放送時間帯嗜好情報414、および、タイトルが放送されたチャンネル(コンテンツデータの場合、そのコンテンツが公開されたサーバ等)をキーとして管理される嗜好情報データであるチャンネル嗜好情報415がある。すなわち、タイトルキーワード嗜好情報411乃至チャンネル嗜好情報415は、上述した番組識別情報に含まれる属性をキーとして管理されるレコード群からなるテーブルであり、レコード毎にユーザの嗜好度を示すスコアが付加されている。
すなわち、タイトルキーワード嗜好情報411は、図5に示されるタイトル317の内容をキーとするテーブルであり、キーワード(タイトル317の内容)とそれらのキーワードに対するスコア(ユーザの嗜好度)とで構成されている。キーワード嗜好情報412は、図5に示される内容318や内容319の内容、すなわち、EPG情報に含まれる番組の詳細説明(内容の説明や、出演者など)を構成する単語をキーとするテーブルであり、キーワード(内容318や内容319の内容)とそれらに対するスコアとにより構成される。ジャンル嗜好情報413は、図5に示されるジャンル316の内容(例えば、バラエティー、報道、ドラマ、ドキュメンタリー、スポーツ、音楽、教育等)をキーとするテーブルであり、キーワード(ジャンル316の内容)とそれらに対するスコアとにより構成される。
放送時間帯嗜好情報414は、図5に示される放送開始日時312や放送終了日時313の内容をキーとするテーブルであり、放送開始日時312や放送終了日時313の内容より求められるタイトルの放送時間帯とそれらに対するスコアとにより構成される。特に放送番組においては、放送時間帯によって番組の構成に特徴があることから、このような放送時間帯に関する情報が、ユーザの嗜好を検出するために用いられる。
チャンネル嗜好情報415は、図5に示される配信元315の内容をキーとするテーブルであり、配信元315の内容より求められる、タイトルが放送されたチャンネル等(コンテンツデータの場合、そのコンテンツデータが公開されたサーバ名等)の情報とそれに対するスコアとにより構成される。特に、放送番組においては、放送局(チャンネル)毎に、番組編成に特徴を有していることから、ユーザの嗜好を検出するために用いられる情報であり、チャンネルを分類として、チャンネルとそれらのチャンネル毎のスコアとで構成される。
これらのスコアは、ユーザが視聴したり、録画を指令したりした番組コンテンツに対応するEPG情報に含まれているタイトル、キーワード、ジャンル、放送時間帯、および、チャンネルの値が高く、ユーザが視聴しなかったコンテンツに対応するEPG情報に含まれているタイトル、キーワード、ジャンル、放送時間帯、および、チャンネルの値が低くなるように設定される。
例えば、ユーザが選択したコンテンツに対応するEPG情報に含まれている構成要素に対応するスコアが1増加され、ユーザが選択しなかったコンテンツに対応するEPG情報に含まれている構成要素に対応するスコアが増加されないように設定されている場合、スコアが高ければ高いほど、対応する項目の嗜好度が高いということになる。
なお、スコアの算出方法は、上述した以外の、いかなる方法であっても良く、例えば、ユーザが選択しなかったコンテンツに対応するEPG情報に含まれている各項目のスコアを減少するようにしたり、項目ごとに重み付けを施すようにしたりしても良い。また、嗜好情報管理部68は、ユーザの操作履歴を取得して、自分自身で嗜好情報データを生成して、上述した嗜好情報データベース401を更新するようにしても、他の装置で生成された嗜好情報データを取得し、それを用いて嗜好情報データベース401を更新するものとしても良い。
このような嗜好情報データベース401について、嗜好情報更新部66は、映像記録再生装置11が起動された後電源がON状態である間、所定の間隔で追加反映処理を繰り返し実行し、上述した録画タイトル情報に基づいて、嗜好情報データベース401の更新を行う。
図9のフローチャートを参照して、追加判定処理を説明する。なお、必要に応じて、図10を参照して説明する。
最初に、ステップS21において、嗜好情報更新部66は、録画タイトル管理部65が保持している録画タイトル情報351の一覧を取得する。一覧を取得した嗜好情報更新部66は、ステップS22に処理を進め、その一覧を参照し、全ての録画タイトル情報351を処理したか否かを判定する。一覧にまだ未処理の録画タイトル情報351が存在すると判定した場合、嗜好情報更新部66は、ステップS23に処理を進め、次の録画タイトル情報351を選択し、録画タイトル管理部65を介して、主記憶装置36および主記憶装置39の内、録画タイトル情報351が記憶されている方よりその録画タイトル情報351を取得する。なお、まだ録画タイトル情報351を選択していない場合、嗜好情報更新部66は、一覧の先頭の録画タイトル情報351(1番目の録画タイトル情報351)を選択して取得する。
録画タイトル情報351を取得した嗜好情報更新部66は、ステップS24に処理を進め、その取得した録画タイトル情報351の嗜好情報更新フラグ366を参照し、その録画タイトル情報351について嗜好情報データの追加が既に行われたか否かを判定する。嗜好情報更新フラグ366がたっており(例えば、嗜好情報フラグ366の内容が「YES」であり)、この録画タイトル情報351が、嗜好情報データの追加が既に行われた録画タイトル情報であると判定した場合、嗜好情報更新部66は、ステップS22に処理を戻してそれ以降の処理を繰り返すことにより、次の録画タイトル情報に対する処理を行う。
嗜好情報更新フラグ366がたっておらず(例えば、嗜好情報フラグ366の内容が「NON」であり)、この録画タイトル情報351が、嗜好情報データの追加がまだ行われていない録画タイトル情報であると判定した場合、嗜好情報更新部66は、ステップS25に処理を進め、録画タイトル情報351の操作回数365を参照し、その操作回数が所定の閾値(例えば、5回)以上であるか否かを判定する。操作回数が所定の閾値より小さく、実際にはユーザがこのタイトルを視聴していないと判定した場合(例えば、閾値が5回の場合に操作回数が4回以下であるとき)、嗜好情報更新部66は、処理をステップS22に戻してそれ以降の処理を繰り返すことにより、次の録画タイトル情報に対する処理を行う。
また、ステップS25において、操作回数が所定の閾値以上であり、実際にユーザがこのタイトルを視聴したと判定した場合(例えば、閾値が5回の場合に操作回数が5回以上であるとき)、嗜好情報更新部66は、処理をステップS26に進め、録画タイトル情報351の視聴時間率364を参照し、その視聴時間率の値が所定の閾値(例えば、50%)以上であるか否かを判定する。視聴時間率の値が所定の閾値より小さく、ユーザがこのタイトルに興味を持っていないと判定した場合(例えば、閾値が50%の場合に視聴時間率が50%より小さいとき)、嗜好情報更新部66は、処理をステップS22に戻してそれ以降の処理を繰り返すことにより、次の録画タイトル情報に対する処理を行う。
また、ステップS26において、視聴時間率の値が所定の閾値以上であり、ユーザがこのタイトルに興味を持っていると判定した場合(例えば、閾値が50%の場合に視聴時間率が50%以上であるとき)、嗜好情報更新部66は、処理をステップS27に進め、この録画タイトル情報351に基づいて図10に示されるような、この番組に対するユーザの嗜好度の設定を増加させるような嗜好情報データを作成し、それを嗜好情報管理部68に供給し、嗜好情報データベース401に追加登録する。
図10は、嗜好情報データの構成例を示す模式図である。
図10において、嗜好情報データ451は、情報の種類を示す「属性」と、その「内容」の2つの項目により構成される、録画タイトル情報に対応するユーザの嗜好に関する情報である。嗜好情報データ451には、例えば、図10に示されるように、番組タイトルID461、配信元462、放送日463、放送開始時刻464、放送終了時刻465、実放送嗜好度466、および再生嗜好度467等の属性の情報が含まれる。
番組タイトル461は、この嗜好情報データ451が対応するタイトルの名前を示す情報であり、図6に示される録画タイトル情報351の番組タイトル461に基づいて設定される。例えば、図10に示される嗜好情報データ451の番組タイトル461の内容は、「ZZZニュース」である。
配信元462は、タイトルの配信元を示す情報である。例えば、図10に示される嗜好情報データ451の配信元462の内容は、「地上波放送、XXch、YYY局」であり、このタイトルがYYY局より、地上波放送のXXchにおいて放送された番組であることを示している。この情報は、嗜好情報管理部68が有する番組識別情報301の配信元315に基づいて設定されるようにしてもよいし、録画タイトル情報351にこの配信元に関する情報を含めるようにし、その録画タイトル情報351に基づいて設定されるようにしてもよい。なお、タイトルがコンテンツデータである場合、配信元462には、コンテンツデータを公開しているサーバのアドレス等が示される。
放送日463は、タイトルが放送された日を示す情報である。例えば、図10に示される嗜好情報データ451の放送日463の内容は、「毎日」であり、このタイトルが毎日放送される番組であることを示している。この情報は、嗜好情報管理部68が管理するEPGに基づいて設定されるようにしてもよいし、録画タイトル情報351にこの放送日に関する情報を含めるようにし、その録画タイトル情報351に基づいて設定されるようにしてもよい。なお、タイトルがコンテンツデータである場合、放送日463は、コンテンツデータの公開される日程等が示される。
放送開始時刻464および放送終了時刻465は、その番組の放送スケジュールを示す情報である。例えば、図10に示される嗜好情報データ451の放送開始時刻464の内容は「01:00:00」であり、放送終了時刻465の内容は「01:30:00」である。これらの情報は、図5の番組識別情報301に基づいて設定されるようにしてもよいし、録画タイトル情報351にこれらの放送開始または放送終了の時刻に関する情報を含めるようにし、その録画タイトル情報351に基づいて設定されるようにしてもよい。なお、コンテンツデータに関する情報の場合、この放送開始時刻464および放送終了時刻465は、空欄であってもよいし、またはサーバにおいてそのコンテンツデータが公開されるスケジュールを示す情報であってもよい。
実放送嗜好度466は、この嗜好情報データが、タイトルの放送時のユーザの操作等により作成される場合に設定される嗜好度に関する情報である。すなわち、ユーザが録画されたタイトルの再生時でなく、そのタイトルが放送された時点で操作した回数が所定の閾値以上であり、かつ、そのとき視聴した時間の全体に対する割合が所定の閾値以上である場合、算出された嗜好度は、この実放送嗜好度466に設定される。例えば、図10の嗜好情報データ451の実放送嗜好度466の内容は、「qqqq」である。
再生嗜好度467は、この嗜好情報データが、録画されたタイトルの再生時のユーザの操作等により作成される場合に設定される嗜好度に関する情報である。すなわち、ユーザが録画されたタイトルの再生時に操作した回数が所定の閾値以上であり、かつ、そのとき視聴した時間の全体に対する割合が所定の閾値以上である場合、算出された嗜好度は、この再生嗜好度467に設定される。例えば、図10の嗜好情報データ451の再生嗜好度467の内容は、「rrrr」である。
なお、嗜好情報データ451は、上述した以外の情報を含むようにしても良いし、上述した情報の一部により構成されるようにしてももちろんよい。また、嗜好情報データ451を構成する各情報が階層化されていてもよい。
嗜好情報更新部66は、図10に示されるような嗜好情報データ451を嗜好情報データベース401に追加することにより、嗜好情報データベース401における、この録画タイトル情報に対応する番組に対するユーザの嗜好度の設定が増加するように嗜好情報データベース401を更新する。
嗜好情報データベース401を更新し、この番組に対するユーザの嗜好度を増加させた嗜好情報更新部66は、ステップS28に処理を進め、録画タイトル情報351の嗜好情報更新フラグ366のフラグをたて(内容を「YES」に設定し)、ステップS22に処理を戻してそれ以降の処理を繰り返すことにより、次の録画タイトル情報に対する処理を行う。
以上のようにステップS22乃至ステップS28の処理を繰り返すことにより、嗜好情報更新部66は、ステップS21において録画タイトル管理部65より取得した録画タイトル情報の一覧に含まれる全ての録画タイトル情報に対して追加反映処理を行う。そして、ステップS22において、全ての録画タイトル情報を処理したと判定した場合、嗜好情報更新部66は、ステップS29に処理を進め、終了処理を行い、追加反映処理を終了する。
以上のように録画タイトル情報に基づいて嗜好度を増加させる追加反映処理を定期的に実行することにより、嗜好情報更新部66は、より正確にユーザの嗜好度を算出し、より適切な番組をユーザに提供することができる。
また、以上のように、嗜好情報更新フラグ366の内容が「YES」の録画タイトル情報に対応する嗜好情報データの追加を行わないので、嗜好情報更新部66は、同じ録画タイトル情報に対して何度も嗜好情報データを追加することを防止することができ、より正確にユーザの嗜好度を算出し、より適切な番組をユーザに提供することができる。
次に、録画されていたタイトルが削除された場合について説明する。タイトルの削除は、ユーザが指示した場合と、補助記憶装置40の空き容量が不足した場合(例えば、空き容量が次の録画予約情報より算出される必要な容量より少ない場合)等に行われる。
録画されたタイトルの削除が行われると、図11に示されるような、その削除に関するイベントが嗜好情報更新部66に供給される。
図11において、イベント501は、嗜好情報更新部66に供給される、タイトルの削除に関する情報であり、情報の種類を示す「属性」と、その「内容」の2つの項目により構成され、録画タイトルID511およびユーザ指示フラグ512等の属性の情報が含まれる。
録画タイトルID511は、削除されたタイトルを識別するIDである。例えば、図11に示されるイベント501の録画タイトルID511の内容は、「00000001」であり、この録画タイトルIDのタイトルが削除されたことを示す。
ユーザ指示フラグ512は、その削除がユーザの指示に基づいて行われたものであるか否かを示す情報である。例えば、図11に示されるイベント501のユーザ指示フラグ512の内容は「YES」であり、この削除がユーザの指示であることが示されている。なお、削除処理が補助記憶装置40の空き容量に基づいて行われた場合、このユーザ指示フラグ512の内容は「NON」となる。
このようなイベント501を取得すると嗜好情報更新部66は、削除更新処理を実行し、この削除がユーザの指示に基づくものであるか否かを判定し、ユーザの指示に基づく削除である場合、嗜好情報管理部68が管理している嗜好情報データベース401の、このタイトルに対する嗜好情報データの嗜好度を低下させ、ユーザのこのタイトルに対する嗜好度を低下させる。
図12のフローチャートを参照して、削除更新処理について説明する。
イベント501を取得した嗜好情報更新部66は、ステップS41において、イベント501のユーザ指示フラグ512を参照し、ユーザにより録画タイトル情報が削除されたか否かを判定する。ユーザ指示フラグ512の内容が「YES」であり、この削除がユーザの指示に基づいて行われたものであると判定した場合、嗜好情報更新部66は、ステップS42に処理を進め、録画タイトル管理部65より、削除されたタイトルに対応する録画タイトル情報351を取得する。なお、録画タイトル管理部65は、タイトルが削除されても、そのタイトルに対応する録画タイトル情報351を所定の期間削除せずに管理している。嗜好情報更新部66は、そのように管理されている録画タイトル情報351を、録画タイトル管理部65を介して取得する。
録画タイトル情報351を取得した嗜好情報更新部66は、ステップS43に処理を進め、その録画タイトル情報351の視聴時間率364を参照し、その視聴時間率の値が、予め定められた所定の閾値(例えば、10%)以下であるか否かを判定し、閾値以下であると判定した場合、ステップS44に処理を進め、嗜好情報の録画タイトルに関するパラメータ(嗜好度)を減少させる。
すなわち、ユーザがこの番組に対して興味を持っておらず(視聴時間率が低い)、不必要であると判断して削除を行ったと判定した場合、嗜好情報更新部66は、そのタイトルに対する嗜好度を低下させる。
ステップS44の処理を終了した嗜好情報更新部66は、ステップS45に処理を進める。
また、ステップS41において、イベント501のユーザ指示フラグ512の値が「NON」であり、この削除が補助記憶装置40の空き容量に基づいて行われたものであると判定した場合、嗜好情報更新部66は、ユーザがそのタイトルに興味を持っているか否かを判定することができないので、ステップS42乃至ステップS44の処理を省略し、ステップS45に処理を進める。
また、ステップS43において、このタイトルの視聴時間率364の値が所定の閾値より大きいと判定した場合、嗜好情報更新部66は、ユーザがこのタイトルに興味を持っているが、何らかの都合により削除を行ったと判定し、ステップS44の処理を省略し、ステップS45に処理を進める。
ステップS45において、嗜好情報更新部66は、終了処理を行い、削除更新処理を終了する。
以上のようにして削除更新処理を行うことにより、タイトルの削除処理を、嗜好情報に反映させることができるので、嗜好情報更新部66は、より正確にユーザの嗜好度を算出し、より適切な番組をユーザに提供することができる。また、その削除がユーザの指示に基づくものであるか否かを判定し、さらに、その視聴時間率を判定することにより、嗜好情報更新部66は、ユーザがそのタイトルに対して興味を持っているか否かをより正確に判定することができるので、より正確にユーザの嗜好度を算出し、より適切な番組をユーザに提供することができる。
以上のように、映像記録再生装置11は、録画されたタイトルをユーザが実際に視聴しているか否かを判定することができ、その判定結果に基づいて嗜好情報を増加させるので、より正確にユーザの嗜好度を算出し、より適切な番組をユーザに提供することができる。また、映像記録再生装置11は、削除されたタイトルについて、ユーザが興味を持たずに削除を指示したタイトルを特定し、その特定されたタイトルに対する嗜好度を減少させるので、より正確にユーザの嗜好度を算出し、より適切な番組をユーザに提供することができる。
なお、その際に、特別なセンサなどを用いずに上述した嗜好度の更新を行うことができるので、映像記録再生装置11は、容易に、より正確にユーザの嗜好度を算出し、より適切な番組をユーザに提供することができる。
なお、以上において説明した閾値の値は、一例であり、それ以外の値であってももちろんよい。また、以上においては、嗜好度の更新を判断するために、前回の再生時の操作回数と視聴時間率を用いるように説明したが、これに限らず、例えば、前回の視聴時間率の代わりに、これまでの視聴時間率の平均値を算出し、用いるようにしてもよいし、これまでの視聴時間率の最大値を用いるようにしてもよい。また、視聴時間率の代わりに、視聴時間(前回の視聴時間、視聴時間の平均値、または合計視聴時間等)を用いるようにしてもよい。なお、操作回数についても同様であり、合計値や平均値を算出するようにしてもよい。また、これらの平均値や合計値等の値を併用するようにしてもよい。
さらに操作回数として、その操作内容に重み付けを行い、操作回数が同じでも、例えば、早送りの場合、ユーザの興味が低いものとして小さい値にし、一時停止や巻き戻しはユーザの興味が高いものとして大きい値にするようにし、その操作内容によって、値が異なるようにしてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図2に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア42により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM38や、補助記憶装置40に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用したネットワークシステムの構成を示す図である。 図1の映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。 図2の映像記録再生装置の機能ブロック図である。 図1のサーバの構成を示すブロック図である。 番組識別情報の構成例を示す模式図である。 録画タイトル情報の構成例を示す模式図である。 録画タイトル情報更新処理を説明するフローチャートである。 嗜好情報データベースについて説明する模式図である。 追加反映処理を説明するフローチャートである。 嗜好情報データの構成例を示す模式図である。 イベントの構成例を示す模式図である。 削除更新処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
3 ユーザ装置, 11 映像記録再生装置 12 表示装置, 13および14 アンテナ, 31 チューナ, 32 エンコーダ, 33 デコーダ, 34 EPG取得モジュール, 35 CPU, 36 主記憶装置, 37 ネットワークインタフェース, 38 ROM, 39 主記憶装置, 40 補助記憶装置, 41 ドライブ, 42 リムーバブルメディア, 51および52 バス, 61 ライブ放送再生部, 62 録画タイトル再生部, 63 録画制御部, 64 アプリケーション管理部, 65 録画タイトル管理部, 66 嗜好情報更新部, 67 録画予約管理部, 68 嗜好情報管理部, 69 放送番組情報管理部, 71 ネットワーク通信部, 72 視聴制御アプリケーション, 73 録画予約アプリケーション, 74 自動録画予約制御部

Claims (10)

  1. 組またはコンテンツに対するユーザの嗜好情報を記憶している情報処理装置において、
    前記番組または前記コンテンツの記録を制御する記録制御手段と、
    前記記録制御手段により記録された前記番組または前記コンテンツの再生を制御する再生制御手段と、
    前記番組または前記コンテンツの再生時間に関する情報を取得する第1の取得手段と、
    前記番組または前記コンテンツの削除が行われた場合、前記削除が前記ユーザの指示に基づくものであるか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段による判定結果により、前記ユーザの指示に基づいて削除されたと判定した前記番組または前記コンテンツに対して、前記第1の取得手段により取得された前記再生時間に関する情報が一定値以下であるか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段による判定結果により、前記再生時間に関する情報が一定値以下であると判定した場合、前記番組または前記コンテンツに対する前記ユーザの嗜好度を低下させるように前記嗜好情報を更新する第1の更新手段と
    を備える報処理装置。
  2. 前記再生時間に関する情報は、前記番組または前記コンテンツの前回の再生における再生時間の、前記番組または前記コンテンツの全時間に対する割合を示す情報である
    求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の更新手段により更新された前記嗜好情報に基づいて、前記番組または前記コンテンツを選択して記録する処理を制御する自動記録制御手段をさらに備える
    求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記番組または前記コンテンツの再生中に前記ユーザが操作を行った回数に関する情報である操作回数に関する情報を取得する第2の取得手段と、
    前記第2の取得手段により取得された前記操作回数に関する情報に基づいて、前記ユーザが実際に前記番組または前記コンテンツを視聴したか否かを判定する第3の判定手段と、
    前記第3の判定手段による判定結果により、前記ユーザが実際に視聴したと判定した前記番組または前記コンテンツに対して、前記第1の取得手段により取得された前記再生時間に関する情報が一定値以上であるか否かを判定する第4の判定手段と、
    前記第4の判定手段による判定結果により、前記再生時間に関する情報が一定値以上であると判定した場合、前記番組または前記コンテンツに対する前記ユーザの嗜好度を増加させるように前記嗜好情報を更新する第2の更新手段と
    をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記操作回数に関する情報は、前記番組または前記コンテンツの前回の再生中に前記ユーザが操作を行った回数に関する情報である
    求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第の更新手段は、前記番組または前記コンテンツに対する前記ユーザの嗜好度を示す嗜好データを作成し、前記嗜好情報に追加することにより、前記嗜好情報を更新する
    求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記番組または前記コンテンツに基づいて、前記嗜好情報を更新したか否かを判定する第の判定手段をさらに備え、
    前記第の更新手段は、前記第の判定手段の判定結果により、前記番組または前記コンテンツに基づいて、前記嗜好情報を更新していないと判定した場合、前記嗜好情報を更新する
    求項に記載の情報処理装置。
  8. 組またはコンテンツに対するユーザの嗜好情報を記憶している情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記番組または前記コンテンツの記録を制御する記録制御ステップと、
    前記記録制御ステップの処理により記録された前記番組または前記コンテンツの再生を制御する再生制御ステップと、
    前記番組または前記コンテンツの再生時間に関する情報を取得する第1の取得ステップと、
    前記番組または前記コンテンツの削除が行われた場合、前記削除が前記ユーザの指示に基づくものであるか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップの処理による判定結果により、前記ユーザの指示に基づいて削除されたと判定した前記番組または前記コンテンツに対して、前記第1の取得ステップの処理により取得された前記再生時間に関する情報が一定値以下であるか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記第2の判定ステップの処理による判定結果により、前記再生時間に関する情報が一定値以下であると判定した場合、前記番組または前記コンテンツに対する前記ユーザの嗜好度を増加させるように前記嗜好情報を更新する更新ステップと
    を含む報処理方法。
  9. 組またはコンテンツに対するユーザの嗜好情報を用いて、録画する前記番組または前記コンテンツを選択する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記番組または前記コンテンツの記録を制御する記録制御ステップと、
    前記記録制御ステップの処理により記録された前記番組または前記コンテンツの再生を制御する再生制御ステップと、
    前記番組または前記コンテンツの再生時間に関する情報を取得する第1の取得ステップと、
    前記番組または前記コンテンツの削除が行われた場合、前記削除が前記ユーザの指示に基づくものであるか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップの処理による判定結果により、前記ユーザの指示に基づいて削除されたと判定した前記番組または前記コンテンツに対して、前記第1の取得ステップの処理により取得された前記再生時間に関する情報が一定値以下であるか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記第2の判定ステップの処理による判定結果により、前記再生時間に関する情報が一定値以下であると判定した場合、前記番組または前記コンテンツに対する前記ユーザの嗜好度を増加させるように前記嗜好情報を更新する更新ステップと
    を含むことを特徴とするプログラムが記録された、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
  10. 組またはコンテンツに対するユーザの嗜好情報を用いて、録画する前記番組または前記コンテンツを選択する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記番組または前記コンテンツの記録を制御する記録制御ステップと、
    前記記録制御ステップの処理により記録された前記番組または前記コンテンツの再生を制御する再生制御ステップと、
    前記番組または前記コンテンツの再生時間に関する情報を取得する第1の取得ステップと、
    前記番組または前記コンテンツの削除が行われた場合、前記削除が前記ユーザの指示に基づくものであるか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップの処理による判定結果により、前記ユーザの指示に基づいて削除されたと判定した前記番組または前記コンテンツに対して、前記第1の取得ステップの処理により取得された前記再生時間に関する情報が一定値以下であるか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記第2の判定ステップの処理による判定結果により、前記再生時間に関する情報が一定値以下であると判定した場合、前記番組または前記コンテンツに対する前記ユーザの嗜好度を増加させるように前記嗜好情報を更新する更新ステップと
    を含むことを特徴とする処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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