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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、剥離テープが積層された印字テープ上に沿って入力された印字情報を繰り返し印字するとともに、剥離テープを残して印字テープのみを切断することで、前記印字情報が印字された複数枚のラベルを作成する印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、テープ部材に印字を行うことによりラベルを作成する印字装置には、作成するラベルの枚数を指定して印字を指示すると、入力された印字情報をテープ部材に沿って指定されたラベルの枚数分だけ繰り返して印字する連続印字機能を備えるものがある。この印字装置では、テープ部材として、剥離テープが積層された接着剤付の印字テープが使用され、前記連続印字機能によって複数枚のラベルを作成する場合には、各ラベルに対応する印字情報の印字領域の境界で切断装置によりテープ部材を切除してラベルとして切り出している。この切断装置は印字装置の印字機構のテープ搬送下流側に設置されており、前記印字装置に設置される切断装置としては、前記テープ部材の印字テープと剥離テープを共に切断する全切断機能(以下、フルカット機能ともいう。)を備えるもの、あるいは更に前記テープ部材のうちの印字テープのみを切断する部分切断機能(以下、ハーフカット機能ともいう。)を備えるものがある。そして、連続印字では、印字情報のテープ部材への印字と、前記切断装置によるテープ部材の全切断(以下、フルカットともいう。)あるいは部分切断(以下、ハーフカットともいう。)の処理とが繰り返し行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の印字装置において、連続印字の途中で、指定した印字枚数の錯誤に気づいて印字を中断し再度印字をやり直したり、何らかの都合で印字を中止した後に再開することがある。従来の前記印字装置では、連続印字中にラベルの印字が1枚づつ進行する毎にインクリメントされる印字枚数表示機能を備えている。従って、印字中止時に表示されている印字枚数を確認しておき、後に印字を再開するときに、中止前の印字済枚数と最終的に所望する印字枚数とに基づいて新たに印字枚数を追加指定して連続印字を行うことになるが、前記印字枚数表示は一時的であり、すぐに消失してしまうものであるため、その確認を怠りやすく、このため、印字済のラベルの枚数を1枚づつ数えた上で再開時の必要印字枚数の指定を行う必要があった。特に、多数のラベルが印字された後に中止する場合にはラベル枚数の計数に手間取るという不都合があった。
【0006】
本発明は、従来の前記印字装置の問題点を解決するものであり、複数枚のラベルの印字途中でその印字が中止された場合に、印字再開時に必要とする印字枚数の把握が容易にできるように、印字中止時までに印字されたラベルの数をいつでも容易に確認できる印字処理が可能な印字装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る印字装置は、印字すべき印字情報を入力する入力手段と、印字テープと剥離テープとが積層されたテープ部材を搬送する搬送手段と、前記印字テープの長手方向に前記印字情報を印字する印字手段と、前記印字情報が印字された印字領域の境界で前記テープ部材の印字テープのみを幅方向に切断してラベルを形成する切断手段と、枚数を指定して複数枚のラベルの印字を指示する印字指示手段と、前記搬送手段、前記印字手段及び前記切断手段を制御して前記印字指示手段で指示された複数枚のラベルを作成する制御手段と、前記印字手段の印字回数に応じて計数を行う計数手段と、前記制御手段に印字動作の中止を指示する印字中止指示手段とを備え、前記制御手段は、前記印字指示手段の指示に基づく複数枚のラベルの印字途中で前記印字中止指示手段によって印字動作の中止の指示があったときに、前記搬送手段及び前記印字手段を制御して前記計数手段の計数値を印字してから印字動作を終了するとともに、前記切断手段を制御して前記印字情報が印字された印字領域と前記計数値が印字された印字領域の境界で前記印字テープを切断することを特徴とする。
【0016】
このような構成によれば、複数枚のラベルの印字途中で印字動作の中止の指示があったときに、そのときまでに印字テープ上に印字された印字情報の印字回数を示す数値、すなわちラベルの枚数の数値が付加印字情報とは切断分離された印字テープ上の領域に印字される。これにより、印字中止時までに印字されたのラベルの枚数を前記数値によっていつでも確認することができる。従って、例えば、印字中止後に再度所望数の残りのラベルを作成したい場合に、既に作成されたラベル数を逐一計数しなくとも追加印字したいラベルの枚数を容易に確認することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0018】
図1は本発明の印字装置の外観構成を示す斜視図であり、図2はその印字装置に設けられた印字機構とその印字機構に装着されるテープカセットの斜視図である。
【0019】
図1に示すように、印字装置1の装置本体2の上面には、入力部3、表示部4が設けられる。入力部3には、キーボードからなり、装置の電源を操作する電源キー、文字や記号を入力する文字・記号入力キー、入力した文字や記号などを削除する削除キー、表示画面上でカーソルを上下左右に移動操作するカーソル移動キーや、印字を指示する印字キーなど、印字装置1の印字処理に必要な各種のキーが設けられる。表示部4は、例えば液晶表示装置からなり、入力文字の表示や各種メニュー画面の表示を行うものである。
【0020】
また、この印字装置1の装置本体2の上面には蓋5が開閉自在に取り付けられており、この蓋5の下部にはカセット収容部6が設けられている。前記カセット収容部6には、熱転写印字を行う印字機構が設けられ、印字用のテープ部材10と熱転写用のインクリボン11とを収容したテープカセット12が装着される。
【0021】
図2に示すように、前記印字機構は、インクリボン11を介してテープ部材10に印字を行うサーマルヘッド7と、テープ部材10をインクリボン11とともに搬送するプラテンローラ8と、使用されたインクリボン11をテープカセット12内に巻き取るリボン巻取軸9とを備える。
【0022】
サーマルヘッド7は、印字部材10の幅方向に1列に配列された複数個の発熱体7aを備え、プラテンローラ8に対して接離可能に設けられている。
【0023】
プラテンローラ8は、サーマルヘッド7の1ラインの印字毎に回転駆動されてテープ部材10及びインクリボン11を所定の距離だけ搬送する。このプラテンローラ8の回転駆動とともにリボン巻取軸9も回転駆動されて、使用済のインクリボン11が巻き取られる。
【0024】
また、前記カセット収容部6に装着されるテープカセット12は、カセットケース13と、印字部材10を巻装したテープ供給リール14と、インクリボン11を巻装したリボン供給リール15と、リボン巻取軸9により回転駆動されるリボン巻取リール16とを備える。カセットケース13の一部にはサーマルヘッド7が収容されるヘッド挿入部17が設けられ、このヘッド挿入部17にカセットケース13から印字部材10及びインクリボン11が重ねて引き出されて、サーマルヘッド7とプラテンローラ8の間に供給される。
【0025】
図3にテープ部材10の構成を示す。
【0026】
テープ部材10はテープカセット12にインクリボン11とともに収納されている。このテープ部材10は印字面の裏面に接着剤10bが塗布された印字テープ10aと、その印字テープ10aの裏面側の剥離テープ10cとからなり、これらが積層されて構成されている。
【0027】
この印字装置1では、テープ部材10とインクリボン11とがプラテンローラ8の回転駆動により搬送され、また使用済みのインクリボン11がリボン巻取軸9の回転駆動により巻き取られつつ、サーマルヘッド7の発熱駆動により熱転写印字が行なわれて、テープ部材10の長手方向に順次印字がなされる。印字が済んだテープ部材10は装置本体2の側面に設けられた排出口20から排出される。
【0028】
また、前記排出口20と前記印字機構の間のテープ排出路には、印字されたテープ部材10を切断するテープ切断装置21が配設されている。テープ切断装置21は、印字テープ10aと剥離テープ10cとを含んでテープ部材10の全体を切断する全切断機能(フルカット機能)と、剥離テープ10cを残して印字テープ10aのみを切断する部分全切断機能(ハーフカット機能)とを備えた構成を有している。
【0029】
図4は印字機構部部及びテープ切断装置を示す平面図、図5はテープ切断装置を示す斜視図であり、図5(a)はテープ切断装置を分解した状態、図(b)はテープ切断装置の組立状態を示している。
【0030】
図4に示すように、テープ切断装置21は、前記全切断機能を有する第1の切断機構22及び前記部分切断機能を有する第2の切断機構23を備えるとともに、これらの切断機構の駆動源であるカッターモータ24と、このカッターモータ24の駆動力により前記第1の切断機構22及び前記第2の切断機構23を駆動する駆動機構25とを備える。
【0031】
第1の切断機構22は、テープ部材10の印字テープ10aと剥離テープ10cを切断するものであって、固定刃31とこの固定刃31に対して移動可能な可動刃32とを備える。図5に示すように、この第1の切断機構22の固定刃31は装置本体2のシャーシ2aに固定され、固定刃31の下端部には可動刃32が軸34によって軸着されている。可動刃32の下端部にはアーム部33が連設されており、そのアーム部33の端部には駆動機構25から伝達される駆動力を受けて可動刃32を作動させるための作動突起35が設けられている。なお、可動刃32は不図示のバネにより固定刃31から離間する方向に常に付勢されている。
【0032】
一方、第2の切断機構23は、受台41とこの受台41に対して接離可能な可動刃46を備える。図5に示すように、受台41はL字型の水平断面形状を有し、可動刃42と対向する平面状の受部41aを備えている。この受台41は装置本体2のシャーシ2aに固定されてテープの搬送経路上に設けられ、その受部41aで幅方向を垂直に向けて搬送される印字部材10の剥離テープ10c側のテープ面を受ける。可動刃46は可動刃支持部42に取付けられており、可動刃支持部42は受台41の下端部に軸44によって軸着されている。可動刃支持部42の下端部にはアーム部43が連設されており、そのアーム部43の端部には駆動機構25から伝達される駆動力を受けてアーム部43を作動させるための作動ピン45が設けられている。なお、可動刃支持部42は不図示のバネにより常に受台41から離間する方向に付勢されている。
【0033】
ここで、可動刃46は受台41に当接したときに、テープ部材10の印字テープ10aだけを切断する切断刃構造を有している。すなわち、可動刃46は、可動刃支持部42に着脱可能に取り付けられるホルダー47に支持されており、このホルダー47の両側には凸部48a,48bが設けられている。この凸部48a,48bの先端は可動刃46の刃先の先端よりもテープ部材10の剥離テープ10cの厚みに相当する分だけ突出している。したがって、この凸部48a,48bが受台41に当接することで、可動刃46と受台41の間には剥離テープ10cの厚みに相当する寸法分の隙間が形成され、可動刃46によりテープ部材10の剥離テープ10caのみを切断することができる。
【0034】
また、駆動機構25は、カッターモータ24の正逆両方向の回転駆動を伝達するための伝達機構26と、この伝達機構26中に介挿されるトルクリミッター27と、回動刃移動機構として用いられるカム28とを備えている。
【0035】
伝達機構26は複数の減速ギア列からなり、カッターモータ24の正逆両方向の回動駆動を伝達する。この伝達機構71中にトルクリミッター27が介挿されている。トルクリミッター27は、ある一定のトルクがカッターモータ24にかかったときに空転を生じさせるものである。
【0036】
カム28は伝達機構26のギア列の最終端に設けられる。カム28の端面上には、カッターモータ24の正転又は逆転に応じて、第1の切断機構22のアーム部33に設けられた作動突起35と係合し、又は第2の切断機構23のアーム部43に設けられた作動ピン45と係合する突起部29が設けられる。
【0037】
また、装置本体2のシャーシ2aには、カム28の側面に対向させるようにして第1のセンサ51及び第2のセンサ52が設置されている。この第1のセンサ51及び第2のセンサ52はマイクロスイッチからなり、フルカット時及びハーフカット時におけるカム28の回転角度に応じてON/OFF動作する。この2つのセンサ51、52のON/OFFの組み合わせにより、第1の切断機構22及び第2の切断機構23の初期位置と、それぞれの切断終了位置が検知される。
【0038】
このような構成のテープ切断装置21において、初期状態では、第1の切断機構22及び第2の切断機構23は共に初期位置に設定されている。すなわち、第1の切断機構22の可動刃32はバネにより固定刃31から離間した位置にあり、第2の切断機構23の可動刃46もバネにより受台41から離間した位置にある。このとき、第1のセンサ51はON、第2のセンサ52はOFFの状態にある。
【0039】
初期状態からカッターモータ24が正転駆動すると、カム28が駆動機構25を介してその正方向の回転駆動を受けて図5に向かって反時計回りに回転し、それに伴ってカム28の突起部29もカム28の円弧軌道上を移動し、第1の切断機構22のアーム部33の端部に設けられた作動突起35に当接する。これにより、アーム部33が突起部29に押され、バネの力に抗して固定刃31に向かって移動する。カッターモータ24がさらに正転駆動することで、可動刃32と固定刃31とが交差し、印字部材10の印字テープ10aと剥離テープ10cが切断(フルカット)される。
【0040】
このとき、第1のセンサ51はOFF、第2のセンサ52はONとなり、そのセンサ信号に基づきフルカットが終了したと判断されてカッターモータ24が逆転駆動され、第1の切断機構22の可動刃32が初期位置に戻される。
【0041】
一方、初期状態からカッターモータ24が逆転駆動すると、カム28が図5に向かって時計回りに回転し、それに伴ってカム28の突起部29もカム28の円弧軌道上を移動し、第2の切断機構23のアーム部43の端部の作動ピン45に当接する。これにより、アーム部43が突起部29に押され、バネの力に抗して受台41に向かって移動する。カッターモータ24がさらに逆転駆動すると、ホルダー47の凸部48a,48bが受台41の受部41aに当接する。上述したように、凸部48a,48bの先端は可動刃46の刃先より剥離テープ10cの厚みに相当する寸法だけ突出しており、受台41の受部41aと可動刃42の間には前記寸法分のすき間が形成されるため、剥離テープ10cを残して印字テープ10aのみが切断(ハーフカット)される。
【0042】
このとき、第1のセンサ51及び第2のセンサ52は共にONとなり、そのセンサ信号に基づきハーフカットが終了したと判断されてカッターモータ24が逆転駆動され、第2の切断機構23の可動刃46が初期位置に戻される。
【0043】
図6は前記構成のテープ切断装置21が搭載された印字装置1の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0044】
この印字装置1の電子回路には、CPUからなる制御部61が備えられる。制御部(CPU)61は、入力部3からのキー操作信号に応じてROM62に予め記憶されているシステムプログラムを起動させ、RAM63をワークメモリとして回路各部の動作を制御する。この制御部(CPU)61には、入力部3、ROM62、RAM63が接続される他、表示のためのフォントのパターンデータを記憶する表示用キャラクタジェネレータ(表示用CG)64、印字のためのフォントのパターンデータを記憶する印字用キャラクタジェネレータ(印字用CG)65が接続される。
【0045】
入力部3には、印字装置1の印字処理に必要な各種のキーが設けられており、ここではラベルの印字に関わるキーとして、ラベル印字を行う場合に操作される印字キー3a、その印字動作の開始を指示する印字開始キー3b、その印字動作の中止を指示する印字中止キー3cが設けられている。
【0046】
ROM62には、印字装置1の全体の動作を司るシステムプログラムが予め記憶されると共に、文字列データの入力処理、表示処理、印字処理等をそれぞれ司る種々のサブプログラムなどが予め記憶される。
【0047】
RAM63は、制御部(CPU)61の処理に必要な各種の情報を記憶するものであり、ここでは図7に示すように、入力された印字情報を格納する入力バッファ63a、その印字情報に対応した印字パターンを格納する印字バッファ63b、ユーザが指定した印字枚数nを保持する印字枚数レジスタ63c、ユーザが指定した飛び数の間隔mを保持する飛び数間隔レジスタ63dを備えている。また、前記RAM63には、印字枚数を計数する印字枚数カウンタK、印字開始が指示されたか否か示す印字中フラグP、印字中止が指示されたか否かを示す印字中止フラグQが設けられている。
【0048】
また、前記制御部(CPU)61には、入力された文字列データや印字に関する情報等を表示部4に表示させるための表示駆動回路66や、サーマルヘッド7の発熱体を印字情報に応じて発熱駆動するヘッド駆動回路67、プラテンローラ8及びリボン巻取軸9を回転駆動するためのステップモータ68のステップモータ駆動回路69、テープ切断装置21のカッターモータ24を駆動するためのカッターモータ駆動回路70が接続される。
【0049】
カッターモータ24はDCモータからなり、テープ切断装置21の駆動源であり、制御部(CPU)61の制御の下でカッターモータ駆動回路70により正逆両方向に駆動される。駆動機構25は、このカッターモータ24の正逆両方向の回転駆動を伝達して第1の切断機構22及び第2の切断機構23を駆動するものであり、ここではカッターモータ24が正方向に回転駆動されたときに第1の切断機構22を駆動し、カッターモータ24が逆方向に回転駆動されたときに第2の切断機構23を駆動する。
【0050】
また、前記駆動機構25に設けられたカム28の回転角度に応じて、第1の切断機構22及び第2の切断機構23の初期位置と、それぞれの切断終了位置を検知するための第1のセンサ51及び第2のセンサ52が制御部61に接続されている。
【0051】
次に、前記印字装置1の印字動作について、各実施形態に分けて説明する。
【0052】
(第1の実施形態)
図8は第1の実施形態におけるラベルの印字処理を示すフローチャート、図9は第1の実施形態における印字例を示す図である。
【0053】
なお、図9において、「ABC」は入力部3から入力されテープ部材10(印字テープ10a)に印字された印字情報、「No.1」,「No.2」,「No.3」…はテープ部材10(印字テープ10a)に印字された付加情報を示している。また、サーマルヘッド7の位置、第1の切断機構22の位置(フルカット位置)及び第2の切断機構23の位置(ハーフカット位置)はテープ搬送方向の下流側(図9の右側)に向けて順に並んでいる。図9に示すように、印字開始時にはテープ部材10の先端がフルカット位置にあり、この状態からテープ部材10が右方向に向けて搬送されつつ印字が行われて図9の印字結果が得られる。
【0054】
ここで、サーマルヘッド7と第2の切断機構23(ハーフカット位置)との間隔はa、サーマルヘッド7と第1の切断機構22(フルカット位置)との間隔はbであり、a>bである。また、入力された印字情報が印字されるテープ(ラベル)の長さはL1、そこに印字される文字列「ABC」の印字長はD1、その文字列の前後に設定される余白の長さは夫々M1であり、付加情報が印字されるテープの長さはL2、その付加情報の印字幅はD2、付加情報の前後の余白の長さはM2である。このうち、L1は文字数に応じて変化し、その他は固定値とする。また、M1+L2<a、M1+D1>a>M1、2M1>aの関係にあるものとする。
【0055】
入力部3の印字キー3aの操作により、図8に示すようなラベルの印字処理が制御部61によって実行される。なお、RAM63の入力バッファ63aには、入力部3からラベル文字列として入力された印字情報が保持されているものとする。
【0056】
まず、表示部4に印字枚数の入力設定画面が表示され、この入力設定画面上でユーザが所望するラベルの印字枚数の数値を入力設定する。入力された印字枚数nは図7に示すRAM63の印字枚数レジスタ63cに設定される(ステップS1)。
【0057】
ここで、入力部3の印字開始キー3bの操作により印字の開始が指示されると(ステップS2)、初期設定として、RAM63の印字枚数カウンタKが1にセットされる(ステップS3)。
【0058】
次に、印字枚数カウンタKの値が1か否かが判断され(ステップS4)、そのKの値に基づいて付加情報の印字パターン(No.にKの数値を付したもの)がRAM63の印字バッファ63bに展開される(ステップS5)。この場合、初期時にはK=1である。したがって、図9に示すように「No.1」といった付加情報が印字される(ステップS6)。印字開始時にはサーマルヘッド7はテープ部材10の先端からbの距離にあり、この位置から付加情報の印字が行われる。
【0059】
付加情報の印字後(ステップS7のYes)、RAM63の入力バッファ63aから印字情報が読み出され、その印字情報に対応した印字パターン(ABC)がRAM63の印字バッファ63bに展開される(ステップS8)、
ここで、サーマルヘッド7を付加情報の印字終了位置から印字情報の印字開始位置に対応させるべく、M2+M1の距離だけテープ部材10が搬送される(ステップS9)。この搬送後、前記印字バッファ63bに展開された印字パターンに基づき1枚目の印字情報の印字が開始される(ステップS10)。
【0060】
その印字中にテープ部材10が印字テープ10aの長手方向にa−M1の距離だけ進んだ時点で(ステップS11)、テープ印字とテープ送りが一時中断され(ステップS12)、第2の切断機構23の駆動により、1枚目の付加情報の印字領域の後端と1枚目の印字情報の印字領域の前端との境界でハーフカットが行なわれる(ステップS13)。
【0061】
このときのハーフカットは、図9のHCa1で示される。前述したように、予めM1+D1>a>M1の関係にあるため、ハーフカットHCa1は1枚目の印字情報の印字を中断して行われることになる。
【0062】
ハーフカット後、ステップS12で中断されていた1枚目の印字情報の印字が再開され(ステップS14)、当該印字情報が最後まで印字される(ステップS15)。
【0063】
印字が終了すると(ステップS15のYes)、印字枚数カウンタKの値が前記印字枚数レジスタ63cに設定された印字枚数nに達したか否かが判断され(ステップS16)、印字枚数nに達していなければ、印字枚数カウンタKの値がインクリメントされ(ステップS17)、ステップS4に戻り、続いて2枚目以降の印字処理が行われる。
【0064】
すなわち、ステップS16で印字枚数カウンタKの値が印字枚数nに達しておらず、かつ、印字枚数カウンタKの値が2以上であれば(ステップS16のNo、ステップS4のNo)、ステップS17でインクリメントされた印字枚数カウンタKの値に基づいて付加情報の印字パターン(Kの値にNo.を付したもの)が印字バッファ63bに展開される(ステップS18)。そして、M1+M2の距離だけテープ部材10が搬送されたときに(ステップS19)、前記印字バッファ63bに展開された印字パターンに基づいて付加情報の印字が行なわれる(ステップS20)。
【0065】
付加情報の印字後(ステップS21のYes)、前記印字情報の印字パターンが印字バッファ63bに展開される(ステップS22)。そして、M2+M1の距離だけテープ部材10が搬送されたときに(ステップS23)、印字バッファ63bに展開された印字パターンに基づいてK枚目の印字情報の印字が開始される(ステップS24)。
【0066】
その印字情報の印字開始位置からa−(M1+L2)の距離だけ印字が進んだところで(ステップS25のYes)、テープ印字とテープ送りが一時中断され(ステップS26)、第2の切断機構23の駆動により、K−1枚目の印字情報の印字領域の後端とK枚目の付加情報の印字領域の前端との境界でハーフカットが行われる(ステップS27)。
【0067】
このときのハーフカットは、例えばK=2であるときに、図9のHCa2で示される。前述したように、予めM1+L2<aの関係にあるため、ハーフカットHCa2は2枚目の印字情報を中断して行われることになる。
【0068】
ハーフカット後、ステップS26で中断されていたK枚目の印字が再開され(ステップS28)、さらに、その印字再開後にテープ部材10がL2まで進んだときに(ステップS29のYes)、テープ印字とテープ送りが一時中断され(ステップS30)、第2の切断機構23の駆動により、K枚目の付加情報の印字領域の後端とK枚目の印字情報の印字領域の前端との境界でハーフカットが行われる(ステップS31)。
【0069】
このときのハーフカットは、例えばK=2であるときに、図9のHCa3で示される。前述のように、M1+D1>a>M1の関係があるため、ハーフカットHCa3はK枚目の印字情報の印字途中で行われることになる。
【0070】
ハーフカット後に、ステップS30で中断されていたK枚目の印字情報の印字が再開され(ステップS32)、当該印字情報が最後まで印字される(ステップS33)。
【0071】
このK枚目の印字情報の印字が終了すると(ステップS33のYes)、印字枚数カウンタKの値が印字枚数レジスタ63cに設定された印字枚数nに達したか否かが判断される(ステップS16)。その結果、印字枚数カウンタKの値が印字枚数nに達していなければ、印字枚数カウンタKの値がインクリメントされ(ステップS17)、ステップS4に戻り、前記同様の処理が繰り返されて、付加情報及び印字情報の印字が行われ、これらの印字領域の境界でハーフカットが行われる。
【0072】
一方、印字枚数カウンタKの値が印字枚数nに達すると(ステップS16のYes)、M1+bの距離だけテープ部材10が搬送されたときに(ステップS34)、第1の切断機構22の駆動により、K枚目の印字情報の後端でフルカットが行われて(ステップS35)、ここでの処理が終了する。
【0073】
このときのフルカットは、図9のFCaで示される。このフルカットFCaでテープ部材10の印字済み部分が切り離され、複数枚のラベルを有する印字物として排出口20から装置外に排出される。
【0074】
このようにして得られた印字物には、印字テープ上に連続して印字される印字情報に対応させて連続数を示す数値が付加情報として各印字領域の間にハーフカットを交えながら印字されている。したがって、前記連続数を示す数値により、印字テープ10a上に形成された複数枚のラベルの枚数を知ることができ、必要枚数分のラベルを作成した際にこれらのラベルを管理する上で便利である。
【0075】
このハーフカットを形成することで、その切り込みを手掛かりに印字テープ10a上のラベル部分のみを剥離テープ10cから容易に剥離して使用することができる。
【0076】
図9の印字例は50枚分のラベルを作成するべく印字枚数n=50と設定して連続印字を行った場合を示している。このような場合には、印字情報の1回の印字毎に、例えば「No.1」、「No.2」、「No.3」…「No.50」といった連続数が付加情報として印字テープ10a上に印字される印字情報の領域間にハーフカットを交えながら付加されていく。この場合、前記付加情報は前記印字情報が印字される領域とはハーフカットにより区切られた別領域に印字されるので、印字テープ10a上のラベル部分の情報が損なわれることはない。
【0077】
なお、前記第1実施形態では、連続数の数値を昇順に印字するようにしたが、その変形例として、連続数の数値を降順に印字することも可能である。その場合には、図8のステップS3で印字枚数カウンタKの初期値として入力設定された印字枚数nを設定し、ステップS4ではK=nか否かを判断し、ステップS16ではK=1か否かを判断し、ステップS17でKの値をディクリメントするといった処理を行えば良い。
【0078】
このような処理により、例えば印字枚数n=50として設定された場合には、最初に「No.50」といった付加情報が印字された後、以後1枚分の印字毎に「No.49」、「No.48」…「No.1」といったように1ずつディクリメントされて印字されることになる。このように付加情報を連続数の数値で降順に印字することでも、前記同様の効果が得られるものである。
【0079】
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、付加情報として印字枚数に対応する数値を、指定された間隔の飛び数で印字情報に対応させて印字するものである。なお、飛び数の設定に係わらず、1枚目の印字情報にはそれに対応する付加情報を印字するものとする。
【0080】
図10及び図11は第2の実施形態におけるラベルの印字処理を示すフローチャート、図12は第2の実施形態における印字例を示す図である。ここでは、前記第1実施形態での条件に加えて、2M1<aであるとする。図12のように、印字開始時にはテープ部材10の先端がフルカット位置にあり、この状態からテープ部材10が右方向に向けて搬送されつつ印字が行われて図12の印字結果が得られる。
【0081】
入力部3の印字キー3aの操作により、図10及び図11に示すようなラベルの印字処理が制御部61によって実行される。なお、RAM63の入力バッファ63aには、入力部3からラベル文字列として入力された印字情報が保持されているものとする。
【0082】
まず、表示部4に表示される入力設定画面上でユーザが所望するラベルの印字枚数及び付加情報としての飛び数の間隔を入力設定する。入力された印字枚数nはRAM63の印字枚数レジスタ63cに設定され、飛び数の間隔mはRAM63の飛び数間隔レジスタ63dに設定される(ステップT1)。なお、図12の印字例では、n=50、m=5を設定した場合を表している。
【0083】
ここで、入力部3の印字開始キー3bの操作により印字の開始が指示されると(ステップT2)、初期設定として、RAM63の印字枚数カウンタKが1にセットされる(ステップT3)。
【0084】
次に、印字枚数カウンタKの値が1か否かが判断され(ステップT4)、そのKの値に基づいて付加情報の印字パターン(Kの数値にNo.を付したもの)がRAM63の印字バッファ63bに展開される(ステップT5)。この場合、初期時にはK=1である。したがって、「No.1」といった付加情報が印字される(ステップT6)。印字開始時にはサーマルヘッド7はテープ部材10の先端からbの距離にあり、この位置から付加情報の印字が行われる。
【0085】
付加情報の印字後(ステップT7のYes)、RAM63の入力バッファ63aから印字情報が読み出され、その印字情報に対応した印字パターン(ABC)がRAM63の印字バッファ63bに展開される(ステップT8)。
【0086】
ここで、サーマルヘッド7を付加情報の印字終了位置から印字情報の印字開始位置に対応させるべく、M2+M1の距離だけテープ部材10が搬送される(ステップT9)。この搬送後に、前記印字バッファ63bに展開された印字パターンに基づき1枚目の印字情報の印字が開始される(ステップT10)。
【0087】
その印字中にテープ部材10が印字テープ10aの長手方向にa−M1の距離だけ進んだ時点で(ステップT11)、テープ印字とテープ送りが一時中断され(ステップT12)、第2の切断機構23の駆動により、1枚目の付加情報の印字領域の後端と1枚目の印字情報の印字領域の前端との境界でハーフカットが行なわれる(ステップT13)。このときのハーフカットは、図12のHCb1で示される。
【0088】
ハーフカット後、ステップT12で中断されていた1枚目の印字情報の印字が再開され(ステップT14)、当該印字情報が最後まで印字される(ステップT15)。
【0089】
印字が終了すると(ステップT15のYes)、印字枚数カウンタKの値が前記印字枚数レジスタ63cに設定された印字枚数nに達したか否かが判断され(ステップT16)、印字枚数nに達していなければ、印字枚数カウンタKの値がインクリメントされ(ステップT17)、ステップT4に戻り、続いて2枚目以降の印字処理が行われる。
【0090】
すなわち、ステップT16で印字枚数カウンタKの値が設定印字枚数nに達しておらず、かつ印字枚数カウンタKの値が2以上であれば(ステップT16のNo、ステップT4のNo)、印字枚数カウンタKの値がRAM63の飛び数間隔レジスタ63dに設定された飛び数の間隔mの倍数か否かが判断される(ステップT18)。
【0091】
印字枚数カウンタKの値が飛び数の間隔mの倍数でなければ(ステップTのNo)、付加情報の印字はしないので、その場合には2M1の距離だけ印字部材10が搬送されたときに(ステップT19)、前記印字情報の印字が行われる(ステップT20)。
【0092】
その印字情報の印字開始位置からa−M1の距離だけ印字が進んだところで(ステップT21)、テープ印字とテープ送りが一時中断され(ステップT22)、第2の切断機構23の駆動により、K−1枚目の印字情報の印字領域の後端とK枚目の印字情報の印字領域の前端との境界でハーフカットが行われる(ステップT23)。このときのハーフカットは、例えばK=2であるときに、図11のHCb2で示される。
【0093】
ハーフカット後、ステップT22で中断されていたK枚目の印字情報の印字が再開され(ステップT24)、当該印字情報が最後まで印字される(ステップT25)。
【0094】
このK枚目の印字情報の印字が終了すると(ステップT25のYes)、印字枚数カウンタKの値が印字枚数レジスタ63cに設定された印字枚数nに達したか否かが判断される(ステップT16)。その結果、印字枚数カウンタKの値が印字枚数nに達していなければ、印字枚数カウンタKの値がインクリメントされ(ステップT17)、ステップT4に戻り、継続して印字が行われる。
【0095】
また、ステップT18で印字枚数カウンタKの値がmの倍数であると判断されると、印字枚数カウンタKの値に基づいて付加情報の印字パターン(Kの値にNo.を付したもの)が印字バッファ63bに展開される(ステップT26)。そして、M1+M2の距離だけテープ部材10が搬送されたときに(ステップT27)、前記印字バッファ63bに展開された印字パターンに基づいて付加情報の印字が行なわれる(ステップT28)。
【0096】
付加情報の印字後(ステップT29のYes)、前記印字情報の印字パターンが印字バッファ63bに展開される(ステップT30)。そして、M2+M1の距離だけテープ部材10が搬送されたときに(ステップT31)、印字バッファ63bに展開された印字パターンに基づいてK枚目の印字情報の印字が開始される(ステップT32)。
【0097】
その印字情報の印字開始位置からa−(M1+L2)の距離だけ印字が進んだところで(ステップT33のYes)、テープ印字とテープ送りが一時中断され(ステップT34)、第2の切断機構23の駆動により、K−1枚目の印字情報の印字領域の後端とそれに続くK枚目の付加情報の印字領域の前端との境界でハーフカットが行われる(ステップT35)。このときのハーフカットは、例えばK=5であるとすると、図12のHCb3で示される。
【0098】
ハーフカット後、ステップT34で中断されていたK枚目の印字が再開され(ステップT36)、さらに、その印字再開後にテープ部材10がL2まで進んだときに(ステップT37のYes)、テープ印字とテープ送りが一時中断され(ステップT38)、第2の切断機構23の駆動により、K枚目の付加情報の印字領域の後端とK枚目の印字情報の印字領域の前端との境界でハーフカットが行われる(ステップT39)。このときのハーフカットは、例えばK=5であるとすると、図12のHCb4で示される。
【0099】
ハーフカット後に、ステップT30で中断されていたK枚目の印字情報の印字が再開され(ステップT40)、当該印字情報が最後まで印字される(ステップT41)。
【0100】
このK枚目の印字情報の印字が終了すると(ステップT41のYes)、印字枚数カウンタKの値が印字枚数レジスタ63cに設定された印字枚数nに達したか否かが判断される(ステップT16)。その結果、印字枚数カウンタKの値が印字枚数nに達していなければ、印字枚数カウンタKの値がインクリメントされ(ステップT17)、ステップT4に戻り、前記同様の処理が繰り返され、印字情報の印字とともに飛び数の間隔m毎に付加情報の印字が行われ、これらの印字領域の境界でハーフカットが行われる。
【0101】
一方、印字枚数カウンタKの値が印字枚数nに達すると(ステップT16のYes)、M1+bの距離だけテープ部材10が搬送されたときに(ステップT42)、第1の切断機構22の駆動により、K枚目の印字情報の後端でフルカットが行われて(ステップT43)、ここでの処理が終了する。
【0102】
このときのフルカット、例えば図12のFCbで示される。このフルカットFCbでテープ部材10の印字済み部分が切り離され、複数枚のラベルを有する印字物として排出口20から装置外に排出される。
【0103】
このようにして得られた印字物には、印字テープ10a上に連続して印字される印字情報に対応させて所定の間隔で飛び数を示す数値が付加情報として各印字領域の間にハーフカットを交えながら印字されている。したがって、その数値が付されたラベルについては勿論のこと、2個の飛び数の間の数値が付されていないラベルについてもそれらの数値を目安にして枚数の確認ができ、ラベル作成後の管理に便利である。
【0104】
また、前記第1の実施形態は印字情報を印字する毎に付加情報を印字するものであったが、この第2の実施形態ではラベルを構成する印字情報に所定の間隔で付加情報を印字するものであるため、より少ない付加情報でラベルの枚数管理ができるとともに、テープ部材の消費をより少なくすることができる。
【0105】
図12の印字例は50枚分のラベルを作成するべく印字枚数n=50と設定するとともに飛び数の間隔m=5と設定して連続印字を行った場合を示している。
このような場合には、例えば「No.1」、「No.5」、「No.10」…「No.50」といったように5回の印字毎にラベルの枚数を示す飛び数が付加情報として印字テープ10a上に印字される印字情報の領域間にハーフカットを交えながら付加されていく。この場合、前記付加情報は前記印字情報が印字される領域とは区切られた別の領域に印字されるので、印字テープ10a上のラベル部分の情報が損なわれることはない。
【0106】
なお、前記第2実施形態では、飛び数の数値を昇順に印字するようにしたが、その変形例として、飛び数の数値を降順に印字することも可能である。その場合には、図10のステップT3で印字枚数カウンタKの初期値として入力設定された印字枚数nを設定し、ステップT4ではK=nか否かを判断し、ステップS16ではK=1か否かを判断し、ステップS17でKの値をディクリメントするといった処理を行えば良い。
【0107】
このような処理により、例えば印字枚数n=50、飛び数の間隔m=5として設定された場合には、「No.50」、「No.45」、「No.40」…といったように飛び数を示す数値が設定印字枚数から5ずつディクリメントされて付加されることになる。このように付加情報を飛び数の数値で降順に印字することでも、前記同様の効果が得られるものである。
【0108】
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、複数枚のラベルを連続して印字する途中で、その印字を中止する指示があったときに、最後に印字したラベルの枚数を付加情報として印字するものである。
【0109】
図13は第3の実施形態における印字の際のフラグのセット処理を示すフローチャートである。
【0110】
入力部3の印字開始キー3bが操作されると(ステップU1のYes)、RAM63に印字中フラグPがセット(=1)される(ステップU2)。また、印字中止キー3cが操作されると(ステップU3のYes)、印字中フラグPがセットされているか否かが判断される(ステップU4)。印字中フラグPがセットされていれば(ステップU4のYes)、印字中止フラグQがセット(=1)される(ステップU5)。なお、印字中フラグP及び印字中止フラグQは印字終了時にリセットされる。
【0111】
図14は第3の実施形態におけるラベルの印字処理を示すフローチャート、図15は第3の実施形態における印字例を示す図である。
【0112】
入力部3の印字キー3aの操作により、図14に示すようなラベルの印字処理が制御部61によって実行される。なお、RAM63の入力バッファ63aには、入力部3からラベル文字列として入力された印字情報が保持されているものとする。
【0113】
まず、表示部4に印字枚数の入力設定画面が表示され、この入力設定画面上でユーザが所望するラベルの印字枚数の数値を入力設定する。入力された印字枚数nは図7に示すRAM63の印字枚数レジスタ63cに設定される(ステップV1)。
【0114】
入力部3の印字開始キー3bの操作により印字が開始されると(ステップV2)、初期設定として、RAM63の印字枚数カウンタKが1にセットされる(ステップV3)。
【0115】
次に、印字枚数カウンタKの値が1か否かが判断される(ステップV4)。この場合、初期時にはK=1である。したがって、入力バッファ63aから印字情報が読み出され、その印字情報に対応した印字パターン(ABC)がRAM63の印字バッファ63bに展開され(ステップV5)、その印字が開始される(ステップV6)。
【0116】
その印字中にテープ部材10が印字テープ10aの長手方向にb−M1の距離だけ進んだ時点で(ステップV7)、テープ印字とテープ送りが一時中断され(ステップV8)、第1の切断機構22の駆動によりフルカットが行われる(ステップV9)。なお、b−M1<D1である。このフルカットにより、テープの先端の不要部分が除去されて1枚目の印字情報の前部にM1の長さの余白が確保される。図15のFCc1はステップV9の処理によるフルカットを示す。
【0117】
このフルカットの後に、ステップ8で中断されていた1枚目の印字情報の印字が再開され(ステップV10)、当該印字情報が最後まで印字される(ステップV11)。
【0118】
次に、印字中止フラグQがセットされているか否かが判断される(ステップV12)。印字中止フラグQがセットされていなければ、印字枚数カウンタKの値が前記印字枚数レジスタ63cに設定された印字枚数nに達したか否かが判断され(ステップV13)、印字枚数nに達していなければ、印字枚数カウンタKの値がインクリメントされ(ステップV14)、ステップV4に戻り、続いて2枚目以降の印字処理が行われる。
【0119】
2枚目以降の印字では、まず、2M1の距離だけ印字部材10が搬送されて、印字が終了したK−1枚目の印字情報の後部とそれに続いて印字が行われるK枚目の印字情報の前部に夫々M1の余白ができた状態で(ステップV15)、K枚目の印字情報の印字が開始される(ステップV17)。
【0120】
その印字途中で、印字開始からa−M1の距離だけ進んだところでテープ印字とテープ送りが一時中断され(ステップV17、V18)、第2の切断機構23の駆動により、K−1枚目の印字情報の後端とK枚目の印字情報の前端でハーフカットが行われる(ステップV19)。図15のHCc1はそのハーフカットを示す。
【0121】
このハーフカットの後に、ステップV18で中断されていたK枚目の印字情報の印字が行われる(ステップV20、V21)。このK枚目の印字情報の印字の終了後、印字中止フラグQがセットされているか否かが判断され(ステップV12)、印字中止フラグQがセットされていなければ、印字枚数カウンタKの値が前記印字枚数レジスタ63cに設定された印字枚数nに達したか否かが判断され(ステップV13)、印字枚数nに達していなければ、印字枚数カウンタKの値がインクリメントされ(ステップV14)、ステップV4に戻り、続いてK+1枚目以降の印字が行われる。
【0122】
また、ステップV12で印字中止キー3cの操作があって印字中止フラグQがセットされていることが判断されると、印字枚数カウンタKの値に基づいて付加情報の印字パターン(Kの数値にNo.を付したもの)がRAM63の印字バッファ63bに展開される(ステップV22)。
【0123】
ここで、印字中止前に印字された印字情報の印字終了位置からM1+M2の距離だけ印字部材10が搬送されるときに(ステップV23)、前記印字バッファ63bに展開された印字パターンに基づき付加情報の印字が行われる(ステップV24、V25)。
【0124】
付加情報の印字が終了すると、a−(D2−M2)の距離だけテープ部材10を搬送が搬送される(ステップV26)。これは、第2の切断機構23のフルカット位置を印字中止の指示に基づく最後の印字情報の印字領域とそれに対応する付加情報の印字領域の境界位置に対応させるためである。この搬送後に第2の切断機構23の駆動によりハーフカットが行われる(ステップV27)。図15のHCcpはハーフカットを示す。
【0125】
ハーフカットの後に、L2−(a−b)の距離ないし適当な距離だけ印字部材10が搬送されたときに、第1の切断機構22の駆動によりフルカットが行われる(ステップV28、V30)。図15のFCc2はこのフルカット位置を示す。
【0126】
また、印字途中で印字中止キー3cの操作による印字中止の指示がなければ、ステップV4〜V21の処理が繰り返され、印字枚数カウンタKの値が設定枚数nに達したところで(ステップV13)、最後に印字した印字情報の後部に余白M1を確保するべくM1+bの距離のテープ送りが行われた後、第2の切断機構23の駆動によりフルカットを行う(ステップV29、V30)。
【0127】
図15の印字例は印字枚数nとして50枚を設定した印字中において、25枚目の印字中でユーザが印字中止キーの操作により印字中止を指示した場合である。このような場合、例えば、ユーザは当初50枚のラベルの作成を意図してその印字枚数を設定し印字を開始したが、その印字中に何らかの都合で途中で印字を中止し、後刻に続けて印字したい場合、あるいは枚数の設定を40枚とすべきところを50枚とし印字途中でそれに気づいて印字を中止したような場合において、その中止時までの印字枚数が印字されるため、その印字枚数の情報を参照することで、後刻に続けて印字するときに最終的な必要枚数を容易に得ることができる。
【0129】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、複数枚のラベルの印字途中で印字動作の中止の指示があったときに、そのときまでに印字テープ上に印字された印字情報の印字回数を示す数値が印字情報とは切断分離された印字テープ上の領域に印字されるため、印字中止時までに印字されたラベルの枚数をその数値によっていつでも確認することができる。そして、印字中止後に再度所望数の残りのラベルを作成したい場合に、既に作成されたラベル数を逐一数えなくとも追加印字したいラベルの枚数を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印字装置の外観構成を示す斜視図。
【図2】前記印字装置に設けられたテープカセット収容部とテープカセットの斜視図。
【図3】テープ部材の構成を示す断面図。
【図4】印字機構部部及びテープ切断装置を示す平面図。
【図5】テープ切断装置を示す斜視図であり、図5(a)はテープ切断装置を分解した状態、図(b)はテープ切断装置の組立状態を示す図。
【図6】前記テープ切断装置が搭載された印字装置の電子回路の構成を示すブロック図。
【図7】RAMの内容を示す図。
【図8】第1の実施形態におけるラベルの印字処理を示すフローチャート。
【図9】第1の実施形態における印字例を示す図。
【図10】第2の実施形態におけるラベルの印字処理を示すフローチャート。
【図11】第2の実施形態におけるラベルの印字処理を示すフローチャート。
【図12】第2の実施形態における印字例を示す図。
【図13】第3の実施形態における印字の際のフラグのセット処理を示すフローチャート。
【図14】第3の実施形態におけるラベルの印字処理を示すフローチャート。
【図15】第3の実施形態における印字例を示す図。
【符号の説明】
1…印字装置
2…装置本体
3…入力部
4…表示部
5…蓋
6…テープカセット収容部
7…サーマルヘッド
8…プラテンローラ
9…リボン巻取軸
10…テープ部材
10a…印字テープ
10b…接着剤
10c…剥離テープ
11…インクリボン
12…テープカセット
13…カセットケース
14…テープ供給リール
15…リボン供給リール
16…リボン巻取リール
17…ヘッド挿入部
20…排出口
21…テープ切断装置
22…第1の切断機構(フルカット機構)
23…第2の切断機構(ハーフカット機構)
24…カッターモータ
25…駆動機構
26…伝達機構
27…トルクリミッター
28…カム
29…突起部
31…固定刃
32…可動刃
33…アーム部
34…軸
35…作動突起
41…受台
42…可動刃支持部
43…アーム部
44…軸
45…作動ピン
46…可動刃
47…ホルダー
48a,48b…凸部
51,52…センサ
K…印字枚数カウンタ
P…印字中フラグ
Q…印字中止フラグ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention repeatedly prints the print information input along the print tape on which the release tape is laminated, and cuts only the print tape while leaving the release tape, whereby a plurality of sheets on which the print information is printed The present invention relates to a printing apparatus for creating a label.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a printing apparatus that creates a label by printing on a tape member, when the number of labels to be created is designated and printing is instructed, the number of labels designated along the tape member is input to the inputted print information. Some have a continuous printing function that repeats printing for as many minutes as possible. In this printing apparatus, as a tape member, a printing tape with an adhesive layered with a peeling tape is used, and when a plurality of labels are created by the continuous printing function, printing information corresponding to each label is printed. The tape member is cut out as a label by a cutting device at the boundary of the region. This cutting device is installed on the downstream side of the tape transport of the printing mechanism of the printing device. The cutting device installed in the printing device has a full cutting function (hereinafter referred to as “cutting tape”) for cutting both the printing tape and the release tape of the tape member. , Or a full cut function), or a partial cut function (hereinafter also referred to as a half cut function) for cutting only the print tape of the tape member. In continuous printing, the printing information is printed on the tape member and the tape member is completely cut (hereinafter also referred to as full cut) or partially cut (hereinafter also referred to as half cut) by the cutting device. Repeatedly.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In a conventional printing device,In the middle of continuous printing, the user may notice an error in the specified number of prints, stop printing and restart printing, or resume printing after stopping printing for some reason. The conventional printing apparatus is provided with a print number display function that is incremented each time a label is printed one by one during continuous printing. Therefore, confirm the number of printed pages displayed when printing is stopped, and when printing is resumed later, a new number of printed pages is specified based on the number of printed pages before the cancellation and the desired number of printed pages. However, since the number of printed sheets is temporary and disappears quickly, it is easy to neglect the confirmation. For this reason, the number of printed labels is one sheet. It was necessary to specify the number of prints required for restart after counting. In particular, when stopping after a large number of labels have been printed, there is a problem in that it takes time to count the number of labels.
[0006]
The present invention solves the problems of the conventional printing device,Easily check the number of printed labels at any time before printing is stopped so that when printing is stopped in the middle of printing multiple labels, the number of prints required when printing resumes can be easily grasped. An object of the present invention is to provide a printing apparatus capable of performing printing processing.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
Claim 1The printing apparatus according to the present invention includes an input means for inputting print information to be printed, a transport means for transporting a tape member in which a print tape and a release tape are laminated, and prints the print information in the longitudinal direction of the print tape. Printing means; cutting means for forming a label by cutting only the printing tape of the tape member in the width direction at the boundary of the printing area where the printing information is printed; and printing a plurality of labels by specifying the number of sheets According to the number of times of printing by the printing instruction means, the control means for controlling the conveying means, the printing means and the cutting means to create a plurality of labels designated by the printing instruction means, A counting unit for counting, and a printing stop instruction unit for instructing the control unit to stop the printing operation. The control unit is in the middle of printing a plurality of labels based on an instruction from the printing instruction unit. When the printing stop instruction means instructs to stop the printing operation, the conveying means and the printing means are controlled to print the count value of the counting means, and then the printing operation is terminated, and the cutting means The print tape is cut at the boundary between the print area where the print information is printed and the print area where the count value is printed.
[0016]
According to such a configuration, when there is an instruction to stop the printing operation in the middle of printing a plurality of labels, a numerical value indicating the number of times of printing information printed on the printing tape up to that time, that is, a label The numerical value of the number of prints is printed in an area on the print tape that is separated from the additional print information. Thereby, the number of labels printed by the time when printing is stopped can be confirmed at any time by the numerical value. Therefore, for example, when a desired number of remaining labels are to be created again after printing is stopped, the number of labels to be additionally printed can be easily confirmed without counting the number of already created labels one by one.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0018]
FIG. 1 is a perspective view showing an external configuration of a printing apparatus according to the present invention, and FIG. 2 is a perspective view of a printing mechanism provided in the printing apparatus and a tape cassette attached to the printing mechanism.
[0019]
As shown in FIG. 1, an
[0020]
A
[0021]
As shown in FIG. 2, the printing mechanism includes a
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
FIG. 3 shows the configuration of the
[0026]
The
[0027]
In this
[0028]
A
[0029]
4 is a plan view showing the printing mechanism and the tape cutting device, FIG. 5 is a perspective view showing the tape cutting device, FIG. 5A is an exploded view of the tape cutting device, and FIG. The assembly state of the apparatus is shown.
[0030]
As shown in FIG. 4, the
[0031]
The
[0032]
On the other hand, the
[0033]
Here, the
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
The
[0037]
Further, a
[0038]
In the
[0039]
When the
[0040]
At this time, the
[0041]
On the other hand, when the
[0042]
At this time, both the
[0043]
FIG. 6 is a block diagram showing a configuration of an electronic circuit of the
[0044]
The electronic circuit of the
[0045]
The
[0046]
The
[0047]
The
[0048]
The control unit (CPU) 61 displays a
[0049]
The
[0050]
Further, the first position for detecting the initial positions of the
[0051]
Next, the printing operation of the
[0052]
(First embodiment)
FIG. 8 is a flowchart showing label printing processing in the first embodiment, and FIG. 9 is a diagram showing a printing example in the first embodiment.
[0053]
In FIG. 9, “ABC” is print information inputted from the
[0054]
Here, the interval between the
[0055]
By operating the print key 3 a of the
[0056]
First, an input setting screen for the number of prints is displayed on the
[0057]
Here, when the start of printing is instructed by operating the print start key 3b of the input unit 3 (step S2), the print number counter K of the
[0058]
Next, it is determined whether or not the value of the print number counter K is 1 (step S4), and based on the value of K, a print pattern of additional information (No. with a numerical value of K) printed in the
[0059]
After printing the additional information (Yes in step S7), the print information is read from the
Here, in order to make the
[0060]
During the printing, when the
[0061]
The half cut at this time is indicated by HCa1 in FIG. As described above, since the relationship of M1 + D1> a> M1 is established in advance, the half-cut HCa1 is performed by interrupting the printing of the print information of the first sheet.
[0062]
After the half cut, the printing of the first printing information that was interrupted in step S12 is resumed (step S14), and the printing information is printed to the end (step S15).
[0063]
When printing is completed (Yes in step S15), it is determined whether or not the value of the print number counter K has reached the print number n set in the
[0064]
That is, if the value of the print sheet counter K has not reached the print sheet number n in step S16 and the value of the print sheet counter K is 2 or more (No in step S16, No in step S4), in step S17. Based on the incremented value of the number of printed sheets counter K, a print pattern of additional information (a value obtained by adding No. to the value of K) is developed in the
[0065]
After the additional information is printed (Yes in step S21), the print pattern of the print information is developed in the
[0066]
When printing progresses a distance of a− (M1 + L2) from the printing start position of the printing information (Yes in step S25), tape printing and tape feeding are temporarily interrupted (step S26), and the
[0067]
The half cut at this time is indicated by HCa2 in FIG. 9 when K = 2, for example. As described above, since the relationship of M1 + L2 <a is established in advance, the half cut HCa2 is performed by interrupting the printing information for the second sheet.
[0068]
After the half-cut, the printing of the Kth sheet interrupted in step S26 is resumed (step S28), and when the
[0069]
The half cut at this time is indicated by HCa3 in FIG. 9 when K = 2, for example. As described above, since there is a relationship of M1 + D1> a> M1, the half cut HCa3 is performed during the printing of the print information of the Kth sheet.
[0070]
After the half cut, printing of the K-th printing information that was interrupted in step S30 is resumed (step S32), and the printing information is printed to the end (step S33).
[0071]
When the printing of the printing information for the Kth sheet is completed (Yes in step S33), it is determined whether or not the value of the printing sheet counter K has reached the printing sheet number n set in the
[0072]
On the other hand, when the value of the print sheet counter K reaches the print sheet number n (Yes in step S16), when the
[0073]
The full cut at this time is indicated by FCa in FIG. The printed portion of the
[0074]
On the printed matter obtained in this way, a numerical value indicating the continuous number corresponding to the print information continuously printed on the print tape is printed as additional information with a half cut between each print area. ing. Therefore, it is possible to know the number of a plurality of labels formed on the
[0075]
By forming this half cut, only the label portion on the
[0076]
The printing example of FIG. 9 shows a case where continuous printing is performed with the number of printed sheets set to n = 50 in order to create 50 labels. In such a case, for each printing of the printing information, a continuous number such as “No. 1”, “No. 2”, “No. 3”. 10a is added with a half cut between areas of print information printed on 10a. In this case, since the additional information is printed in a separate area separated from the area where the print information is printed by half-cutting, the information on the label portion on the
[0077]
In the first embodiment, the numerical value of the continuous number is printed in ascending order. However, as a modified example, the numerical value of the continuous number can be printed in descending order. In that case, the number n of prints input and set as the initial value of the print number counter K is set in step S3 in FIG. 8, and it is determined whether or not K = n in step S4, and K = 1 in step S16. It may be determined whether or not and a process of decrementing the value of K in step S17 may be performed.
[0078]
By such processing, for example, when the number of printed sheets n is set to 50, after additional information such as “No. 50” is printed first, “No. 49”, “No. 48”... “No. 1” is decremented one by one and printed. Thus, the same effect as described above can be obtained by printing the additional information in the descending order of the numerical value of the continuous number.
[0079]
(Second Embodiment)
In the second embodiment, a numerical value corresponding to the number of prints is printed as additional information in correspondence with the print information at a specified interval. Regardless of the setting of the number of skips, the additional information corresponding to the print information of the first sheet is printed.
[0080]
FIGS. 10 and 11 are flowcharts showing label printing processing in the second embodiment, and FIG. 12 is a diagram showing a printing example in the second embodiment. Here, in addition to the conditions in the first embodiment, it is assumed that 2M1 <a. As shown in FIG. 12, at the start of printing, the tip of the
[0081]
By operating the print key 3 a of the
[0082]
First, on the input setting screen displayed on the
[0083]
Here, when the start of printing is instructed by operating the print start key 3b of the input unit 3 (step T2), the print number counter K of the
[0084]
Next, it is determined whether or not the value of the printed sheet counter K is 1 (step T4), and based on the value of K, a print pattern of additional information (K number added with No.) is printed on the
[0085]
After printing the additional information (Yes in step T7), the print information is read from the
[0086]
Here, in order to make the
[0087]
During the printing, when the
[0088]
After the half cut, the printing of the first printing information that was interrupted in step T12 is resumed (step T14), and the printing information is printed to the end (step T15).
[0089]
When printing is completed (Yes in step T15), it is determined whether or not the value of the print number counter K has reached the print number n set in the
[0090]
That is, if the value of the print sheet counter K does not reach the set print sheet number n in step T16 and the value of the print sheet counter K is 2 or more (No in step T16, No in step T4), the print sheet counter It is determined whether the value of K is a multiple of the interval m of the skip count set in the
[0091]
If the value of the printed sheet counter K is not a multiple of the jump interval m (No in Step T), the additional information is not printed. In this case, when the
[0092]
When printing proceeds a distance a-M1 from the printing start position of the printing information (step T21), tape printing and tape feeding are temporarily interrupted (step T22), and the
[0093]
After the half cut, printing of the K-th printing information that was interrupted in step T22 is resumed (step T24), and the printing information is printed to the end (step T25).
[0094]
When printing of the print information of the Kth sheet is completed (Yes in step T25), it is determined whether or not the value of the print sheet counter K has reached the print sheet number n set in the
[0095]
If it is determined in step T18 that the value of the print sheet counter K is a multiple of m, a print pattern of additional information (a value obtained by adding No. to the value of K) is based on the value of the print sheet counter K. The data is developed in the
[0096]
After printing the additional information (Yes in step T29), the print pattern of the print information is developed in the
[0097]
When printing proceeds a distance a− (M1 + L2) from the printing start position of the printing information (Yes in Step T33), tape printing and tape feeding are temporarily suspended (Step T34), and the
[0098]
After half-cutting, printing of the Kth sheet interrupted in step T34 is resumed (step T36), and when the
[0099]
After the half cut, printing of the K-th printing information that was interrupted in step T30 is resumed (step T40), and the printing information is printed to the end (step T41).
[0100]
When the printing of the printing information of the Kth sheet is completed (Yes in step T41), it is determined whether or not the value of the printing sheet counter K has reached the printing sheet number n set in the
[0101]
On the other hand, when the value of the print sheet counter K reaches the print sheet number n (Yes in Step T16), when the
[0102]
A full cut at this time, for example, FCb in FIG. The printed part of the
[0103]
In the printed matter obtained in this way, a numerical value indicating the number of skips at a predetermined interval corresponding to the print information continuously printed on the
[0104]
In the first embodiment, additional information is printed every time print information is printed. In the second embodiment, additional information is printed at predetermined intervals on the print information constituting the label. Therefore, the number of labels can be managed with less additional information, and consumption of the tape member can be reduced.
[0105]
The printing example in FIG. 12 shows a case where the number of printed sheets n is set to 50 to create 50 labels and the interval m of the number of skips is set to 5 to perform continuous printing.
In such a case, for example, “No. 1”, “No. 5”, “No. 10”... “No. 50”, the number of jumps indicating the number of labels every five prints is added information. Are added with a half cut between areas of print information printed on the
[0106]
In the second embodiment, the numerical value of the number of skips is printed in ascending order. However, as a modified example, the numerical value of the number of skips can also be printed in descending order. In this case, the number n of prints input and set as the initial value of the print number counter K is set in step T3 in FIG. 10, and it is determined whether or not K = n in step T4 and K = 1 in step S16. It may be determined whether or not, and a process of decrementing the value of K in step S17 may be performed.
[0107]
For example, when the number n of printed sheets is set to n = 50 and the interval m of the number of skips is set to 5 by such processing, the jump is performed as “No. 50”, “No. 45”, “No. 40”. A numerical value indicating the number is decremented by 5 from the set number of prints and added. In this way, the same effect as described above can be obtained by printing the additional information in descending order of the number of skips.
[0108]
(Third embodiment)
In the third embodiment, when there is an instruction to stop printing while printing a plurality of labels continuously, the number of labels printed last is printed as additional information.
[0109]
FIG. 13 is a flowchart showing a flag setting process at the time of printing in the third embodiment.
[0110]
When the printing start key 3b of the
[0111]
FIG. 14 is a flowchart showing label printing processing in the third embodiment, and FIG. 15 is a diagram showing a printing example in the third embodiment.
[0112]
By operating the print key 3 a of the
[0113]
First, an input setting screen for the number of prints is displayed on the
[0114]
When printing is started by operating the print start key 3b of the input unit 3 (step V2), the print number counter K of the
[0115]
Next, it is determined whether or not the value of the printed sheet counter K is 1 (step V4). In this case, K = 1 at the initial stage. Accordingly, print information is read from the
[0116]
During the printing, when the
[0117]
After this full cut, printing of the first print information that was interrupted in
[0118]
Next, it is determined whether or not the print stop flag Q is set (step V12). If the print stop flag Q is not set, it is determined whether or not the value of the print number counter K has reached the print number n set in the
[0119]
In the second and subsequent printing, first, the printing
[0120]
During the printing, tape printing and tape feeding are temporarily interrupted at a distance a-M1 from the start of printing (steps V17 and V18), and the
[0121]
After this half-cut, printing of the K-th printing information that was interrupted in step V18 is performed (steps V20 and V21). After the printing of the print information of the Kth sheet is completed, it is determined whether or not the print stop flag Q is set (step V12). If the print stop flag Q is not set, the value of the print sheet counter K is set. It is determined whether or not the number n of prints set in the
[0122]
If it is determined in step V12 that the print cancel key 3c is operated and the print cancel flag Q is set, the additional information print pattern (K numerical value is .) Is developed in the
[0123]
Here, when the
[0124]
When the printing of the additional information is completed, the
[0125]
After the half cut, when the
[0126]
If there is no instruction to stop printing by operating the print stop key 3c during printing, the processes in steps V4 to V21 are repeated, and when the value of the print sheet counter K reaches the set number n (step V13), the last After the tape is fed at a distance of M1 + b so as to ensure the margin M1 at the rear of the print information printed on the sheet, full cutting is performed by driving the second cutting mechanism 23 (steps V29 and V30).
[0127]
The printing example of FIG. 15 is a case in which, during printing in which 50 is set as the number of prints n, the user instructs the print stop by operating the print stop key during the 25th print. In such a case, for example, the user initially intended to create 50 labels, set the number of prints, and started printing. However, during the printing, the printing was interrupted for some reason, and continued at a later time. If you want to print, or if you want to set the number of prints to 40, and if you notice that during printing and stop printing, the number of prints up to that time will be printed. By referring to this information, the final required number of sheets can be easily obtained when printing is performed subsequently.
[0129]
【The invention's effect】
As detailed aboveAccording to the present invention, when there is an instruction to stop the printing operation in the middle of printing a plurality of labels, the numerical value indicating the number of times of printing information printed on the printing tape up to that timeIsSince the character information is printed on the cut and separated area on the printing tape, the number of labels printed before the stop of printing can be confirmed at any time by the numerical value. When a desired number of remaining labels are to be created again after printing is stopped, the number of labels to be additionally printed can be easily confirmed without counting the number of already created labels one by one.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an external configuration of a printing apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a tape cassette housing portion and a tape cassette provided in the printing apparatus.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a configuration of a tape member.
FIG. 4 is a plan view showing a printing mechanism section and a tape cutting device.
5A is a perspective view showing the tape cutting device, FIG. 5A is an exploded view of the tape cutting device, and FIG. 5B is a view showing an assembled state of the tape cutting device.
FIG. 6 is a block diagram showing a configuration of an electronic circuit of a printing apparatus on which the tape cutting device is mounted.
FIG. 7 is a view showing the contents of a RAM.
FIG. 8 is a flowchart illustrating a label printing process according to the first embodiment.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of printing in the first embodiment.
FIG. 10 is a flowchart illustrating label printing processing according to the second embodiment.
FIG. 11 is a flowchart illustrating label printing processing according to the second embodiment.
FIG. 12 is a diagram illustrating an example of printing in the second embodiment.
FIG. 13 is a flowchart showing flag setting processing during printing in the third embodiment.
FIG. 14 is a flowchart illustrating a label printing process according to the third embodiment.
FIG. 15 is a diagram illustrating an example of printing in the third embodiment.
[Explanation of symbols]
1 ... Printing device
2 ... Main unit
3 ... Input section
4 ... Display section
5 ... Lid
6 ... Tape cassette housing
7 ... Thermal head
8 ... Platen roller
9 ... Ribbon take-up shaft
10: Tape member
10a ... Printing tape
10b: Adhesive
10c ... peeling tape
11 ... Ink ribbon
12 ... Tape cassette
13 ... Cassette case
14 ... Tape supply reel
15 ... Ribbon supply reel
16 ... Ribbon take-up reel
17 ... Head insertion part
20 ... outlet
21 ... Tape cutting device
22 ... 1st cutting mechanism (full cut mechanism)
23. Second cutting mechanism (half-cut mechanism)
24 ... Cutter motor
25 ... Drive mechanism
26: Transmission mechanism
27 ... Torque limiter
28 ... Cam
29 ... Protrusions
31 ... Fixed blade
32 ... Movable blade
33 ... Arm part
34 ... axis
35 ... Actuation protrusion
41 ... Reception stand
42 ... movable blade support
43 ... Arm part
44 ... axis
45 ... Actuation pin
46 ... Movable blade
47 ... Holder
48a, 48b ... convex part
51, 52 ... Sensor
K: Number of printed sheets counter
P: Printing flag
Q ... Printing stop flag
Claims (1)
印字テープと剥離テープとが積層されたテープ部材を搬送する搬送手段と、
前記印字テープの長手方向に前記印字情報を印字する印字手段と、
前記印字情報が印字された印字領域の境界で前記テープ部材の印字テープのみを幅方向に切断してラベルを形成する切断手段と、
枚数を指定して複数枚のラベルの印字を指示する印字指示手段と、
前記搬送手段、前記印字手段及び前記切断手段を制御して前記印字指示手段で指示された複数枚のラベルを作成する制御手段と、
前記印字手段の印字回数に応じて計数を行う計数手段と、
前記制御手段に印字動作の中止を指示する印字中止指示手段とを備え、
前記制御手段は、
前記印字指示手段の指示に基づく複数枚のラベルの印字途中で前記印字中止指示手段によって印字動作の中止の指示があったときに、前記搬送手段及び前記印字手段を制御して前記計数手段の計数値を印字してから印字動作を終了するとともに、前記切断手段を制御して前記印字情報が印字された印字領域と前記計数値が印字された印字領域の境界で前記印字テープを切断することを特徴とする印字装置。An input means for inputting print information to be printed;
Conveying means for conveying a tape member in which a printing tape and a release tape are laminated;
Printing means for printing the printing information in the longitudinal direction of the printing tape;
Cutting means for forming a label by cutting only the print tape of the tape member in the width direction at the boundary of the print area where the print information is printed;
Print instruction means for designating the number of labels and instructing the printing of a plurality of labels;
Control means for controlling the conveying means, the printing means and the cutting means to create a plurality of labels instructed by the printing instruction means;
Counting means for counting according to the number of printing times of the printing means;
Printing stop instruction means for instructing the control means to stop the printing operation,
The control means includes
When the printing stop instruction means instructs to stop the printing operation during printing of a plurality of labels based on the instructions from the printing instruction means, the transport means and the printing means are controlled to count the counting means. The printing operation is terminated after the numerical value is printed, and the cutting means is controlled to cut the printing tape at the boundary between the printing area where the printing information is printed and the printing area where the count value is printed. Characteristic printing device.
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