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JP4579468B2 - Inflator with cap - Google Patents

Inflator with cap Download PDF

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Publication number
JP4579468B2
JP4579468B2 JP2001263335A JP2001263335A JP4579468B2 JP 4579468 B2 JP4579468 B2 JP 4579468B2 JP 2001263335 A JP2001263335 A JP 2001263335A JP 2001263335 A JP2001263335 A JP 2001263335A JP 4579468 B2 JP4579468 B2 JP 4579468B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inflator
cap
diffuser
airbag
gas discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001263335A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2003072510A (en
Inventor
信行 勝田
雅之 中安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP2001263335A priority Critical patent/JP4579468B2/en
Publication of JP2003072510A publication Critical patent/JP2003072510A/en
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等のカーテン用インフレータ、サイドエアバッグ用インフレータ等として好適なキャップ付きインフレータ、前記キャップ付きインフレータを用いたエアバッグ装置、前記キャップ付きインフレータを用いたエアバッグ装置の組み立て法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
自動車両の膨張式安全システム用のインフレータには、運転席、助手席等の車両内の座席位置等に応じて最適な乗員保護ができるよう、運転席のエアバッグ用インフレータ、助手席のエアバッグ用インフレータ、サイドエアバッグ用インフレータ、カーテン用インフレータ、ニーボルスター用インフレータ、インフレータブルシートベルト用インフレータ、チューブラーシステム用インフレータ、プリテンショナー用インフレータ等の各種インフレータが知られている。これらのインフレータの中でカーテン用インフレータは、車両が横方向からの衝撃を受けたときに、瞬時に車両の窓側に厚さが数cm程度のカーテン状のエアバックを膨張展開させるものである。
【0003】
関連する先行技術としては、次のものが知られている。例えば、USP5,527,066号明細書には、ヘリウムと水素を併用し、フレキシブル容器を膨張させる装置が開示されており、同5,782,486号明細書には、加圧された不活性ガスを用いたエアバッグ用のガス流装置が開示されており、同3,680,886号明細書には、窒素又はヘリウムでエアバッグを膨張させるエアバッグ装置が開示されており、同5,803,493号明細書には、加圧ガスとガス発生剤を併用したエアバッグ用サイドインフレータハウジングが開示されており、登録実用新案公報第3031246号には、加圧ガスとしてアルゴンや窒素を用いた加圧ガスインフレータが開示されている。
【0004】
各種インフレータには、車両自体の軽量化の要請から小型軽量化が求められており、作業性の向上、製造工程の簡略化、作動時における安全性の向上も合わせて求められているが、上記した従来技術では、これらの全てを十分に満足できるものはない。
【0005】
例えば、カーテン用インフレータを用いてエアバッグ装置を組み立てる際、インフレータとエアバッグとを接続する必要があるが、従来技術では下記の問題点があるため、改善の余地がある。次に、この問題点を図3により説明する。図3は、インフレータ10とエアバッグ50とを接続する方法を説明するための断面図である。
【0006】
インフレータ10は、インフレータハウジング12とディフュザー部20とが接続されたものであり、内部空間16には不活性ガスからなる加圧媒質が高圧充填されている。ディフュザー部20には、破裂板19を破壊するための点火器26、点火器26に連結されたコネクタ30、コネクタ30に接続され、外部電源に接続するためのリードワイヤ32が備えられている。
【0007】
インフレータ10とエアバッグ50との接続は、エアバッグ50の開口部52においてディフュザー部20を包み込んで行き、ガス排出口22までを包み込んだ後、バンド状の締め付け具で締め付けて固定する方法が適用される。このとき、図3に示すように、リードワイヤ32は固定されておらず、ぶらぶらした状態であるため、そのままではリードワイヤ32がエアバッグ50内に引き込まれ、エアバッグ50の取付作業に支障を来すことにもなる。そこで、通常は作業者がリードワイヤ32を手で押さえた状態で作業をすることになるが、そのとき、リードワイヤ32がガス排出口22と重ならないように注意を払う必要もある。このため、作業が繁雑となり、作業者に対する負担も大きくなる。また、インフレータ10とエアバッグ50との接続部分にリードワイヤ32が存在することになるため、接続部分は平面にはならず、年月の経過と共に気密性が損なわれる恐れもある。
【0008】
本発明は、小型軽量化を達成でき、作業性を向上し、製造工程を簡略化できるキャップ付きインフレータ、それを用いたエアバッグ装置、エアバッグ装置の組み立て法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題の解決手段として、一端側は閉塞され、他端側は開口部を有している、内部に加圧媒質が充填された筒状インフレータハウジングと、インフレータハウジングの開口部側に固着され、作動時に開口部から流出する加圧媒質を外部に放出するための第1ガス排出口を備えたディフュザー部とを有し、インフレータハウジングの開口部とディフュザー部との間の加圧媒質の流出経路が破裂板で閉塞され、更にディフューザー部には前記破裂板の破壊手段が備えられているインフレータであり、ディフュザー部の外表面の一部又は実質的に全部がキャップにより覆われているキャップ付きインフレータ(以下「インフレータ」という)を提供する。
【0010】
この発明で「実質的に全部」とは、インフレータとしての機能を維持するため、第1ガス排出口から噴出される加圧媒質の噴出経路を確保した上で、残りの全部との意味である。
【0011】
このようにしてディフュザー部の外表面をキャップで覆うことにより、ディフュザー部を構成する各部品が脱落しないように保持できる。なお、前記作用をなすための要件として、キャップの内部形状は、ディフュザー部の外部形状と一致又は近似するものであることが望ましい。
【0012】
上記発明のインフレータにおいて、キャップが弾性部材からなるもので、ディフュザー部の外表面の一部又は実質的に全部がキャップにより外側から押圧された状態で覆われているものにすることができる。
【0013】
このようにキャップを弾性部材にすることにより、キャップのディフュザー部への取付も容易となり、弾性に伴う外側からの押圧力により、ディフュザー部を構成する部品が脱落しないように保持することが容易となる。
【0014】
上記発明のインフレータにおいて、キャップが第2ガス排出口となる開口部を有し、第2ガス排出口とディフュザー部の第1ガス排出口とが連通されており、第1ガス排出口から噴出したガスが第2ガス排出口から噴出されるものにすることができる。このような場合、第1ガス排出口の中心軸と第2ガス排出口の中心軸が一致していることが望ましい。
【0015】
キャップに第1ガス排出口と連通する第2ガス排出口となる開口部を設けることにより、ディフュザー部の第1ガス排出口からの加圧媒質の噴出が円滑になされる。
【0016】
上記発明のインフレータにおいて、一つの第1ガス排出口から噴出したガスが一つの第2ガス排出口から噴出されるとき、前記第1ガス排出口の径が前記第2ガス排出口の径よりも小さいものにすることができる。
【0017】
更に上記発明のインフレータにおいて、第1ガス排出口の総開口面積が第2ガス排出口の総開口面積よりも小さいものにすることができる。
【0018】
このように第1ガス排出口と第2ガス排出口の径及び/又は総開口面積を規定することにより、第1ガス排出口により、加圧媒質の噴出圧力を制御することができる。
【0019】
更に上記発明のインフレータにおいて、第1ガス排出口が複数設けられており、複数の第1ガス排出口の内の少なくとも2つが、互いに幅方向に対称となる位置乃至はそれに近似する位置に配置されているものにすることができる。
【0020】
この発明では、ディフュザー部の幅方向への断面が円形であり、第1ガス排出口を2つ又は3つ以上設けるとするとき、少なくとも2つの第1ガス排出口の位置が幅方向(半径方向)に対称乃至は対称に近くなるように配置するものである。インフレータの運搬・保管時において火災等が発生し、インフレータが誤作動するという不測の事態が生じたとき、第1ガス排出口が1つのみであると、そこから噴出した加圧媒質により、インフレータがロケットのように勢いよく飛び出して非常に危険である。しかし、上記のとおり、少なくとも2つの第1ガス排出口の配置を調整すると、前記のような異常事態の発生が防止される。
【0021】
上記発明のインフレータにおいて、ディフュザー部の外表面が凹凸部を有しており、キャップの内周面の前記凹凸部に対向する部分に、前記凹凸部に対応する凹凸部を有しているものにすることができる。
【0022】
このようにディフュザー部の外表面の凹凸部と、キャップ内表面の凹凸部とを関連づけることにより、キャップが脱落し難くなる。
【0023】
上記発明のインフレータにおいて、ディフュザー部に備えられた破壊手段が、インフレータハウジングの中心軸と平行又は同軸上に取り付けられているものにすることができる。
【0024】
更に上記発明のインフレータにおいて、ディフュザー部に備えられた破壊手段が、点火器と、点火器に接続されたコネクタとを有しており、コネクタがキャップ内表面により押圧固定されているものにすることができる。
【0025】
このようにキャップを用いることにより、外部から加えられる振動等によって点火器とコネクタとの接続不良やコネクタの脱落等が生じることがなく、作動不能となることが防止される
上記発明のインフレータにおいて、ディフュザー部に備えられた破壊手段が、点火器と、点火器に接続されたコネクタと、コネクタに接続されたリードワイヤを有しており、キャップ内表面とディフュザー部外表面で押圧支持されることにより、リードワイヤの延伸方向が規制されているものにすることができる。
【0026】
図3に示すように、コネクタに接続したリードワイヤが固定されず、ぶらぶらした状態であると、インフレータとエアバッグとの接続の際に邪魔になってしまう。更に、リードワイヤがディフュザー部のガス排出口と重ならないようにすることにも気を遣うことになり、これらが作業者に対する負担の増加にもなっている。
【0027】
このため、上記したとおり、キャップとディフュザー部とでリードワイヤを挟み付けるように保持することで、リードワイヤの延伸方向を所望方向に規制することができる。そして、作業の実状を考慮して、リードワイヤの延伸方向が、インフレータハウジング側方向であること、延伸されたリードワイヤが、ディフュザー部の第1ガス排出口及びキャップの第2ガス排出口と重ならないように規制することができる。よって、インフレータとエアバッグとの接続時においてリードワイヤに対しては格別注意を払う必要がなくなるため、作業性が大幅に向上される。また、キャップとエアバッグとを平面で接続することができるので、年月の経過と共に気密性が低下することがない。
【0028】
上記発明のインフレータにおいて、キャップは、ゴム、樹脂等の弾性を有する材料からなるものが望ましいが、アルミニウム等の金属からなるものであってもよい。
【0029】
また本発明は、上記課題の他の解決手段として、衝撃センサ及びコントロールユニットからなる作動信号出力手段と、ケース内に上記のインフレータとエアバックが収容されたモジュールケースとを備えたエアバック装置を提供する。
【0030】
また本発明は、上記課題の別の解決手段として、衝撃センサ及びコントロールユニットからなる作動信号出力手段と、ケース内に上記のインフレータとエアバックが収容されたモジュールケースとを備えたエアバック装置の組み立て法であり、前記インフレータとエアバッグとを接続するに際し、前記インフレータのディフュザー部の外表面の一部又は実質的に全部を覆ったキャップの周囲にエアバッグの開口部を被せ、紐状締付手段で締め付けてエアバッグを固定するエアバッグ装置の組み立て法を提供する。
【0031】
上記の発明の組み立て法において、ディフュザー部に被せたキャップ外表面の周囲に溝が形成されており、少なくとも前記溝を覆うようにエアバッグの開口部を被せ、前記溝に紐状締付手段が当接するようにして締め付けることが望ましい。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の一実施形態を説明する。図1は、本発明のインフレータ10の長さ方向への断面図であり、図2は、図1のインフレータ10とエアバッグ50との接続方法を説明するための断面図である。
【0033】
インフレータハウジング12は、一端側に開口部14を有し、他端側は閉塞されており、内部空間16には、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガス、窒素ガスからなる加圧媒質が最大圧70,000kPa程度で充填されている。インフレータハウジング12は幅方向の断面が円形であり、開口部14も同様に円形である。
【0034】
インフレータハウジング12は、パイプをスエージ加工又はスピニング加工して製造することができ、既製のガスボンベをそのまま利用することもできる。パイプをスエージ加工又はスピニング加工する場合は、一端側を加圧媒質の充填孔となる細孔を残した状態でほぼ閉塞させる。加圧媒質は、インフレータハウジング12にディフュザー部20を接続した後、前記細孔に嵌入したシールピン17の隙間から充填し、その後、シールピン17の部分でインフレータハウジング12を溶接して完全に閉塞する。
【0035】
インフレータハウジング12の開口部14側には、ディフュザー部20が接続されており、ディフュザー部20は、加圧媒質を外部に流出させるための第1ガス排出口22を有している。
【0036】
インフレータハウジング12とディフュザー部20は、図1に示すように溶接(溶接部25)により接続してもよいし、インフレータハウジング12端部外周面に雄ネジ部を設け、ディフュザー部20の端部内周面に雌ネジ部を設けて、雄ネジ部と雌ネジ部において螺じ合わせて接続してもよい。
【0037】
インフレータハウジング12の開口部14と、ディフュザー部20との間の加圧媒質の流出経路18は、椀状の破裂板19で閉塞されており、作動前においては、インフレータハウジング12の内部空間16は高圧の気密状態に維持されている。図1では、破裂板19はディフュザー部20側に取り付けられているが、インフレータハウジング12の開口部14側に取り付けてもよい。ディフュザー部20のガス排出口22は閉塞されていない。
【0038】
ディフュザー部20には、破裂板19の破壊手段として、点火薬を備えた点火器26が設けられている。この点火器26は、インフレータハウジング12とディフュザー部20とを接続した後に取り付けられており、ディフュザー部20の一端開口部から破裂板19に向かう方向に嵌入され、嵌入後において、ディフュザー部20の一端開口部の周縁28をかしめることで固定されている。点火器26は、インフレータハウジング12の中心軸と同軸上に取り付けられている。30は、点火器26に接続されたコネクタ、32はコネクタ30に接続されたリードワイヤである。
【0039】
ディフュザー部20の第1ガス排出口22を除く全部は、合成ゴム製のキャップ40により覆われている。キャップ40は、ディフュザー部20にキャップ40を被せるか、又はキャップ40にディフュザー部20を嵌め込むことにより、取り付けられており、ディフュザー部20はキャップ40により外側から押圧された状態となっている。
【0040】
キャップ40は、第2ガス排出口42となる開口部を有しており、第1ガス排出口22の中心軸と第2ガス排出口42の中心軸が一致しているので、作動時において、加圧媒質は第1ガス排出口22と第2ガス排出口42を通って噴出される。なお、図示した第1ガス排出口22は一つであるが、第1ガス排出口22を複数設けたときには、図1と同様にして第2ガス排出口42も同数だけ設ける。
【0041】
第1ガス排出口22の径は、第2ガス排出口42の径よりも小さくされており、それぞれを複数個設けたときにも同様である。このため、第1ガス排出口22の総開口面積は、第2ガス排出口42の総開口面積よりも小さくなる。
【0042】
図1、2では第1ガス排出口22を1つしか設けていないが、誤作動時においてインフレータ10がロケット状に飛び出すことを防止する観点から、図示した第1ガス排出口22とは半径方向に対称となる位置にもう1つの第1ガス排出口を設けることもできる。そのときキャップ40には、対応する位置にもう1つの第2ガス排出口を設ける。
【0043】
キャップ40の内部形状は、ディフュザー部20の外部形状に対応した形状となっているが、溶接部25は盛り上がった凸部となっているため、溶接部25に対応するキャップ40の内表面を凹部にして互いに噛み合わせることで、キャップ40の取付作業を容易にすると共に、キャップ40の脱落防止作用も高められる。
【0044】
点火器26に接続されたコネクタ30は、キャップ40の底面(閉塞端面)で押圧された状態になっているので、点火器26からコネクタ30が脱落することが防止される。
【0045】
コネクタ30に接続されたリードワイヤ32は、キャップ40の内表面とディフュザー部20の外表面で押圧支持されることで延伸方向が規制されており、第1ガス排出口22及び第2ガス排出口42と重ならないように、インフレータハウジング12方向側に延伸されている。
【0046】
次に、インフレータ10を用いたエアバッグ装置及びその組み立て法について説明する。
【0047】
車両搭載時、インフレータ10は、衝撃センサ及びコントロールユニットからなる作動信号出力手段と、ケース内に前記のインフレータ10とカーテン状のエアバッグ50が収容されたモジュールケース等と組み合わせたエアバッグ装置として設置される。
【0048】
このインフレータ10とエアバッグ50は、図2に示す状態で接続されるが、リードワイヤ32は、キャップ40により固定され、かつ延伸方向が規制されているので、接続時において、図3に示すような状態になることはない。このため、インフレータ10とエアバッグ50との接続作業は容易であり、図3の場合と比べると、作業者の負担は大幅に軽減される。
【0049】
図2では、ゴム製、金属製のベルトのような紐状締付手段54で締め付けることで、インフレータ10(キャップ40)とエアバッグ50との接続部分が固定され、作動前及び作動時においてエアバッグ50がインフレータ10から外れることが防止されている。なお、紐状締付手段54が当接するキャップ40の周囲に、前記紐状締付手段54の幅と同程度の溝を設けておき、紐状締付手段54を溝に当接するように取付けた後で締め付けることにより、エアバッグ50をより強固に接続固定できる。特にキャップ40が弾性部材からなるものの場合には、紐状締付手段54により強固に締め付けることで、エアバッグ50の開口部周縁がキャップ40に食い込んだ状態で取り付けることができるため、エアバッグ50とキャップ40との接続部分の隙間がなく、前記接続部分からの加圧媒質の漏れが防止できるので望ましい。
【0050】
次に、図2により、インフレータ10を用いたエアバッグ装置の動作を説明する。
【0051】
車両が衝撃を受けた場合、衝撃センサからの信号を受けて点火器26が作動し、点火薬が着火燃焼することで破裂板19が破壊される。破裂板19の破壊によって開口部14が開放されるため、内部空間16内の加圧媒質は第1ガス排出口22と第2ガス排出口42を通って流出し、エアバッグを膨張させる。
【0052】
なお、インフレータ10又はインフレータ10を組み込んだエアバッグ装置は、キャップ40によりディフュザー部20が包み込まれて保持されているため、外部から加えられる振動等により、点火器26とコネクタ30との接続及びコネクタ30とリードワイヤ32との接続が不良となったり、コネクタ30及びリードワイヤ32が脱落したりすることがない。更に、キャップ40でリードワイヤ32も固定されているため、外部から加えられる振動等により、リードワイヤ32の位置がずれて、第1ガス排出口22及び第2ガス排出口42と重なったり、エアバッグ50の気密性を損なったりすることがない。
【0053】
【発明の効果】
本発明のインフレータは、キャップによりディフュザー部が保持されているため、ディフュザー部を構成するコネクタの脱落等が防止される。
【0054】
また本発明のインフレータを用いてエアバッグ装置を組み立てる際、組み立て作業が容易で、作業者の負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインフレータの軸方向の断面図。
【図2】図1のインフレータとエアバッグとの接続法を説明するための断面図。
【図3】従来技術におけるインフレータとエアバッグとの接続法を説明するための断面図。
【符号の説明】
10 インフレータ
12 インフレータハウジング
19 破裂板
20 ディフュザー部
22 第1ガス排出口
26 点火器
30 コネクタ
32 リードワイヤ
40 キャップ
42 第2ガス排出口
50 エアバッグ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an inflator with a cap suitable as an inflator for a curtain of an automobile or the like, an inflator for a side airbag, an airbag device using the inflator with a cap, and a method for assembling an airbag device using the inflator with a cap.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
The inflator for an inflatable safety system of an automatic vehicle has an airbag inflator for a driver's seat and an airbag for a passenger's seat so that optimal occupant protection can be provided according to the seat position in the vehicle such as the driver's seat and passenger seat. Various inflators such as an inflator for a vehicle, an inflator for a side airbag, an inflator for a curtain, an inflator for a knee bolster, an inflator for an inflatable seat belt, an inflator for a tubular system, and an inflator for a pretensioner are known. Among these inflators, the curtain inflator instantly inflates and deploys a curtain-like airbag having a thickness of several centimeters on the window side of the vehicle when the vehicle receives an impact from the lateral direction.
[0003]
The following are known as related prior art. For example, US Pat. No. 5,527,066 discloses an apparatus for expanding a flexible container using helium and hydrogen together, and US Pat. No. 5,782,486 discloses a pressurized inert gas. A gas flow device for an airbag using gas is disclosed, and the specification of 3,680,886 discloses an airbag device for inflating an airbag with nitrogen or helium. No. 803,493 discloses a side inflator housing for an air bag in which a pressurized gas and a gas generating agent are used together. In registered utility model publication No. 3031246, argon or nitrogen is used as a pressurized gas. A pressurized gas inflator was disclosed.
[0004]
Various inflators are required to be smaller and lighter due to the demand for weight reduction of the vehicle itself, and are also required to improve workability, simplify the manufacturing process, and improve safety during operation. None of the prior arts can satisfactorily satisfy all of these.
[0005]
For example, when assembling an airbag device using a curtain inflator, it is necessary to connect the inflator and the airbag. However, the conventional technique has the following problems, so there is room for improvement. Next, this problem will be described with reference to FIG. FIG. 3 is a cross-sectional view for explaining a method of connecting the inflator 10 and the airbag 50.
[0006]
The inflator 10 includes an inflator housing 12 and a diffuser portion 20 connected to each other, and the internal space 16 is filled with a pressurized medium made of an inert gas at a high pressure. The diffuser unit 20 includes an igniter 26 for destroying the rupturable plate 19, a connector 30 connected to the igniter 26, and a lead wire 32 connected to the connector 30 and connected to an external power source.
[0007]
The inflator 10 and the airbag 50 are connected by a method in which the diffuser portion 20 is wrapped in the opening 52 of the airbag 50, the gas exhaust port 22 is wrapped, and then tightened with a band-shaped fastening tool. Is done. At this time, as shown in FIG. 3, the lead wire 32 is not fixed and is in a hung state, so that the lead wire 32 is pulled into the airbag 50 as it is, and the installation work of the airbag 50 is hindered. It will come. Therefore, an operator usually works with the lead wire 32 held by hand, but at that time, care must be taken so that the lead wire 32 does not overlap the gas discharge port 22. For this reason, the work becomes complicated and the burden on the worker increases. Moreover, since the lead wire 32 exists in the connection part of the inflator 10 and the airbag 50, a connection part does not become a plane, and there exists a possibility that airtightness may be impaired with progress of years.
[0008]
It is an object of the present invention to provide an inflator with a cap that can achieve a reduction in size and weight, improve workability, and simplify a manufacturing process, an airbag device using the inflator, and an assembly method of the airbag device.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
As a means for solving the above-mentioned problems, the present invention provides a cylindrical inflator housing in which one end side is closed and the other end side has an opening, the inside of which is filled with a pressurized medium, and the opening side of the inflator housing And a diffuser portion having a first gas discharge port for discharging a pressurized medium flowing out from the opening portion during operation to the outside, and pressurization between the opening portion of the inflator housing and the diffuser portion The medium outflow path is blocked by a rupturable plate, and the diffuser portion is provided with a means for breaking the rupturable plate. A part or substantially all of the outer surface of the diffuser portion is covered with a cap. An inflator with a cap (hereinafter referred to as an “inflator”) is provided.
[0010]
In the present invention, “substantially all” means the entire remaining after securing the ejection path of the pressurized medium ejected from the first gas discharge port in order to maintain the function as an inflator. .
[0011]
Thus, by covering the outer surface of the diffuser part with the cap, each component constituting the diffuser part can be held so as not to fall off. In addition, as a requirement for performing the above-described operation, it is desirable that the internal shape of the cap is identical or approximate to the external shape of the diffuser portion.
[0012]
In the inflator of the above invention, the cap is made of an elastic member, and a part or substantially all of the outer surface of the diffuser portion can be covered with being pressed from the outside by the cap.
[0013]
By using the cap as an elastic member in this way, it is easy to attach the cap to the diffuser part, and it is easy to hold the components constituting the diffuser part so that they do not fall off due to the pressing force from the outside due to elasticity. Become.
[0014]
In the inflator of the present invention, the cap has an opening serving as the second gas discharge port, and the second gas discharge port communicates with the first gas discharge port of the diffuser portion, and the jet is ejected from the first gas discharge port. The gas can be ejected from the second gas outlet. In such a case, it is desirable that the central axis of the first gas exhaust port coincides with the central axis of the second gas exhaust port.
[0015]
By providing the cap with an opening serving as a second gas discharge port communicating with the first gas discharge port, the pressurized medium is smoothly ejected from the first gas discharge port of the diffuser portion.
[0016]
In the inflator of the above invention, when the gas ejected from one first gas exhaust port is ejected from one second gas exhaust port, the diameter of the first gas exhaust port is larger than the diameter of the second gas exhaust port. Can be small.
[0017]
Furthermore, in the inflator of the above invention, the total opening area of the first gas discharge port can be made smaller than the total opening area of the second gas discharge port.
[0018]
Thus, by defining the diameter and / or the total opening area of the first gas outlet and the second gas outlet, the ejection pressure of the pressurized medium can be controlled by the first gas outlet.
[0019]
Further, in the inflator of the present invention, a plurality of first gas discharge ports are provided, and at least two of the plurality of first gas discharge ports are arranged at positions that are symmetrical to each other in the width direction or at positions that approximate to them. Can be what you have.
[0020]
In the present invention, when the cross section in the width direction of the diffuser portion is circular and two or more first gas discharge ports are provided, the positions of at least two first gas discharge ports are the width direction (radial direction). ) Or close to symmetry. When an unexpected situation occurs in which an inflator malfunctions when a fire or the like occurs during transportation or storage of the inflator, if there is only one first gas discharge port, the inflator It is very dangerous to jump out like a rocket. However, as described above, when the arrangement of at least two first gas discharge ports is adjusted, the occurrence of the abnormal situation as described above is prevented.
[0021]
In the inflator according to the invention, the outer surface of the diffuser portion has a concavo-convex portion, and the concavo-convex portion corresponding to the concavo-convex portion is provided on a portion of the inner peripheral surface of the cap facing the concavo-convex portion. can do.
[0022]
In this way, the cap becomes difficult to fall off by associating the uneven portion on the outer surface of the diffuser portion with the uneven portion on the inner surface of the cap.
[0023]
In the inflator of the present invention, the breaking means provided in the diffuser portion may be attached in parallel or coaxially with the central axis of the inflator housing.
[0024]
Further, in the inflator of the present invention, the breaking means provided in the diffuser section has an igniter and a connector connected to the igniter, and the connector is pressed and fixed by the inner surface of the cap. Can do.
[0025]
By using the cap in this way, in the inflator of the invention described above, the connection between the igniter and the connector is not poor due to vibration applied from the outside, the connector is not dropped, etc., and it is prevented from becoming inoperable. The breaking means provided in the diffuser part has an igniter, a connector connected to the igniter, and a lead wire connected to the connector, and is pressed and supported by the inner surface of the cap and the outer surface of the diffuser part. Thus, the extending direction of the lead wire can be regulated.
[0026]
As shown in FIG. 3, when the lead wire connected to the connector is not fixed and is in a hanging state, it becomes an obstacle when the inflator and the airbag are connected. Furthermore, care must be taken not to overlap the lead wire with the gas outlet of the diffuser, which increases the burden on the operator.
[0027]
For this reason, as described above, by holding the lead wire so as to be sandwiched between the cap and the diffuser portion, the extending direction of the lead wire can be regulated to a desired direction. In consideration of the actual work, the lead wire extension direction is the inflator housing side direction, and the extended lead wire overlaps with the first gas discharge port of the diffuser section and the second gas discharge port of the cap. It can be regulated not to become. Therefore, it is not necessary to pay special attention to the lead wire when connecting the inflator and the airbag, so that workability is greatly improved. Further, since the cap and the airbag can be connected in a plane, the airtightness does not deteriorate with the passage of time.
[0028]
In the inflator of the present invention, the cap is preferably made of a material having elasticity such as rubber or resin, but may be made of metal such as aluminum.
[0029]
According to another aspect of the present invention, there is provided an air bag apparatus comprising: an operation signal output means comprising an impact sensor and a control unit; and a module case in which the inflator and the air bag are housed in the case. provide.
[0030]
According to another aspect of the present invention, there is provided an airbag apparatus including an operation signal output unit including an impact sensor and a control unit, and a module case in which the inflator and the airbag are accommodated in the case. When the inflator and the airbag are connected, the opening of the airbag is covered around a cap that covers part or substantially all of the outer surface of the diffuser portion of the inflator, and the string-like tightening is performed. Provided is an assembling method of an airbag device in which an airbag is fixed by fastening with an attaching means.
[0031]
In the assembling method of the present invention, a groove is formed around the outer surface of the cap that covers the diffuser portion, the opening of the airbag is covered so as to cover at least the groove, and a string-like fastening means is provided in the groove. It is desirable to tighten it so that it abuts.
[0032]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a cross-sectional view in the length direction of the inflator 10 of the present invention, and FIG. 2 is a cross-sectional view for explaining a method of connecting the inflator 10 and the airbag 50 of FIG.
[0033]
The inflator housing 12 has an opening 14 on one end side and is closed on the other end side. In the internal space 16, a pressurized medium made of an inert gas such as argon or helium or nitrogen gas has a maximum pressure of 70. It is filled at about 1,000 kPa. The inflator housing 12 has a circular cross section in the width direction, and the opening 14 is also circular.
[0034]
The inflator housing 12 can be manufactured by swaging or spinning a pipe, and a ready-made gas cylinder can be used as it is. When the pipe is swaged or spun, the one end is almost closed with the pores to be filled with the pressurized medium remaining. After the diffuser portion 20 is connected to the inflator housing 12, the pressurized medium is filled from the gap between the seal pins 17 fitted into the pores, and then the inflator housing 12 is welded at the seal pins 17 to completely close the pressure medium.
[0035]
A diffuser portion 20 is connected to the opening 14 side of the inflator housing 12, and the diffuser portion 20 has a first gas discharge port 22 for allowing the pressurized medium to flow outside.
[0036]
As shown in FIG. 1, the inflator housing 12 and the diffuser portion 20 may be connected by welding (welded portion 25), or a male screw portion is provided on the outer peripheral surface of the end portion of the inflator housing 12, and the inner periphery of the end portion of the diffuser portion 20. A female screw portion may be provided on the surface, and the male screw portion and the female screw portion may be screwed together to be connected.
[0037]
The pressurized medium outlet path 18 between the opening 14 of the inflator housing 12 and the diffuser part 20 is closed by a bowl-shaped rupturable plate 19, and the internal space 16 of the inflator housing 12 is It is maintained in a high-pressure airtight state. In FIG. 1, the rupturable plate 19 is attached to the diffuser portion 20 side, but may be attached to the opening portion 14 side of the inflator housing 12. The gas discharge port 22 of the diffuser unit 20 is not closed.
[0038]
The diffuser unit 20 is provided with an igniter 26 including an igniting agent as a means for destroying the rupturable plate 19. The igniter 26 is attached after the inflator housing 12 and the diffuser portion 20 are connected. The igniter 26 is fitted in a direction from one end opening of the diffuser portion 20 toward the rupturable plate 19, and after insertion, one end of the diffuser portion 20 is fitted. It is fixed by caulking the peripheral edge 28 of the opening. The igniter 26 is attached coaxially with the central axis of the inflator housing 12. Reference numeral 30 denotes a connector connected to the igniter 26, and 32 denotes a lead wire connected to the connector 30.
[0039]
All of the diffuser portion 20 except the first gas discharge port 22 is covered with a cap 40 made of synthetic rubber. The cap 40 is attached by covering the diffuser portion 20 with the cap 40 or by fitting the diffuser portion 20 into the cap 40, and the diffuser portion 20 is pressed from the outside by the cap 40.
[0040]
The cap 40 has an opening that becomes the second gas discharge port 42, and the central axis of the first gas discharge port 22 and the central axis of the second gas discharge port 42 coincide with each other. The pressurized medium is ejected through the first gas outlet 22 and the second gas outlet 42. Although the illustrated number of first gas discharge ports 22 is one, when a plurality of first gas discharge ports 22 are provided, the same number of second gas discharge ports 42 are provided as in FIG.
[0041]
The diameter of the first gas discharge port 22 is smaller than the diameter of the second gas discharge port 42, and the same applies when a plurality of each is provided. For this reason, the total opening area of the first gas discharge port 22 is smaller than the total opening area of the second gas discharge port 42.
[0042]
Although only one first gas discharge port 22 is provided in FIGS. 1 and 2, from the viewpoint of preventing the inflator 10 from jumping out in a rocket shape during malfunction, the first gas discharge port 22 is in a radial direction. It is also possible to provide another first gas discharge port at a position that is symmetrical with respect to. At this time, the cap 40 is provided with another second gas discharge port at a corresponding position.
[0043]
Although the internal shape of the cap 40 is a shape corresponding to the external shape of the diffuser portion 20, the welded portion 25 is a raised convex portion, and therefore the inner surface of the cap 40 corresponding to the welded portion 25 is recessed. Thus, the cap 40 can be easily attached and the cap 40 can be prevented from falling off.
[0044]
Since the connector 30 connected to the igniter 26 is pressed by the bottom surface (closed end surface) of the cap 40, the connector 30 is prevented from falling off from the igniter 26.
[0045]
The lead wire 32 connected to the connector 30 is pressed and supported by the inner surface of the cap 40 and the outer surface of the diffuser portion 20 so that the extending direction is regulated, and the first gas outlet 22 and the second gas outlet It extends to the inflator housing 12 direction side so as not to overlap with 42.
[0046]
Next, an airbag device using the inflator 10 and an assembly method thereof will be described.
[0047]
When mounted on a vehicle, the inflator 10 is installed as an airbag device combined with an operation signal output means including an impact sensor and a control unit, a module case in which the inflator 10 and the curtain-like airbag 50 are accommodated in the case, and the like. Is done.
[0048]
The inflator 10 and the airbag 50 are connected in the state shown in FIG. 2, but the lead wire 32 is fixed by the cap 40 and the extending direction is restricted. It ’s never going to happen. For this reason, the connection operation | work of the inflator 10 and the airbag 50 is easy, and compared with the case of FIG. 3, an operator's burden is reduced significantly.
[0049]
In FIG. 2, the connecting portion between the inflator 10 (cap 40) and the airbag 50 is fixed by fastening with a string-like fastening means 54 such as a rubber or metal belt, and the air before and during operation is fixed. The bag 50 is prevented from being detached from the inflator 10. A groove having the same width as the width of the string-like fastening means 54 is provided around the cap 40 with which the string-like fastening means 54 abuts, and the string-like fastening means 54 is attached so as to contact the groove. After tightening, the airbag 50 can be connected and fixed more firmly. In particular, in the case where the cap 40 is made of an elastic member, the airbag 50 can be attached with the periphery of the opening of the airbag 50 biting into the cap 40 by being firmly tightened by the string-like tightening means 54. This is desirable because there is no gap in the connection portion between the cap and the cap 40 and leakage of the pressurized medium from the connection portion can be prevented.
[0050]
Next, the operation of the airbag apparatus using the inflator 10 will be described with reference to FIG.
[0051]
When the vehicle receives an impact, the igniter 26 is activated in response to a signal from the impact sensor, and the rupturable plate 19 is destroyed by igniting and burning the igniting agent. Since the opening 14 is opened by the destruction of the rupturable plate 19, the pressurized medium in the internal space 16 flows out through the first gas discharge port 22 and the second gas discharge port 42 to inflate the airbag.
[0052]
The inflator 10 or the airbag device incorporating the inflator 10 has the diffuser portion 20 wrapped and held by the cap 40. Therefore, the connection and connector between the igniter 26 and the connector 30 due to vibration applied from the outside, etc. The connection between the lead wire 32 and the connector 30 does not become poor, and the connector 30 and the lead wire 32 do not fall off. Further, since the lead wire 32 is also fixed by the cap 40, the position of the lead wire 32 is displaced due to vibration applied from the outside, and overlaps with the first gas discharge port 22 and the second gas discharge port 42, or air The airtightness of the bag 50 is not impaired.
[0053]
【The invention's effect】
In the inflator of the present invention, since the diffuser portion is held by the cap, the connector constituting the diffuser portion is prevented from dropping off.
[0054]
Further, when assembling the airbag device using the inflator of the present invention, the assembling work is easy and the burden on the operator can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an axial sectional view of an inflator of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view for explaining a method of connecting the inflator and the airbag of FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view for explaining a method of connecting an inflator and an airbag in the prior art.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Inflator 12 Inflator housing 19 Rupture plate 20 Diffuser part 22 1st gas exhaust port 26 Igniter 30 Connector 32 Lead wire 40 Cap 42 2nd gas exhaust port 50 Air bag

Claims (10)

一端側は閉塞され、他端側は開口部を有している、内部に加圧媒質が充填された筒状インフレータハウジングと、インフレータハウジングの開口部側に固着され、作動時に開口部から流出する加圧媒質を外部に放出するための第1ガス排出口を備えたディフュザー部とを有し、インフレータハウジングの開口部とディフュザー部との間の加圧媒質の流出経路が破裂板で閉塞され、更にディフューザー部には前記破裂板の破壊手段が備えられているインフレータであり、
ディフュザー部の外表面の一部又は実質的に全部がキャップにより覆われており、
ディフュザー部に備えられた破壊手段が、点火器と、点火器に接続されたコネクタと、コネクタに接続されたリードワイヤを有しており、キャップ内表面とディフュザー部外表面で押圧支持されることにより、リードワイヤの延伸方向が規制されているキャップ付きインフレータ。
One end side is closed, the other end side has an opening, a cylindrical inflator housing filled with a pressurized medium inside, and fixed to the opening side of the inflator housing, and flows out from the opening during operation A diffuser part having a first gas discharge port for discharging the pressurized medium to the outside, and the outlet path of the pressurized medium between the opening part of the inflator housing and the diffuser part is blocked by a rupture disk, Furthermore, the diffuser part is an inflator provided with means for breaking the rupturable plate,
A part or substantially all of the outer surface of the diffuser is covered with a cap ,
The breaking means provided in the diffuser part has an igniter, a connector connected to the igniter, and a lead wire connected to the connector, and is pressed and supported by the inner surface of the cap and the outer surface of the diffuser part. The inflator with a cap by which the extending | stretching direction of a lead wire is controlled by .
キャップが弾性部材からなるもので、ディフュザー部の外表面の一部又は実質的に全部がキャップにより外側から押圧された状態で覆われている請求項1記載のキャップ付きインフレータ。  The inflator with a cap according to claim 1, wherein the cap is made of an elastic member, and a part or substantially all of the outer surface of the diffuser portion is covered with the cap pressed from the outside. キャップが第2ガス排出口となる開口部を有し、第2ガス排出口とディフュザー部の第1ガス排出口とが連通されており、第1ガス排出口から噴出した加圧媒質が第2ガス排出口から噴出される請求項1又は2記載のキャップ付きインフレータ。  The cap has an opening serving as a second gas discharge port, the second gas discharge port communicates with the first gas discharge port of the diffuser portion, and the pressurized medium ejected from the first gas discharge port is the second gas discharge port. The inflator with a cap according to claim 1, which is ejected from a gas discharge port. ディフュザー部の外表面が凹凸部を有しており、キャップの内表面の前記凹凸部に対向する部分に、前記凹凸部に対応する凹凸部を有している請求項1〜のいずれか1記載のキャップ付きインフレータ。The outer surface of the diffuser portion has an uneven portion, the portion facing the uneven portion of the inner surface of the cap, claim 1-3 having an uneven portion that corresponds to the uneven portion 1 Inflator with cap as described. ディフュザー部に備えられた破壊手段が、インフレータハウジングの中心軸と平行又は同軸上に取り付けられている請求項1〜のいずれか1記載のキャップ付きインフレータ。The inflator with a cap according to any one of claims 1 to 4 , wherein the breaking means provided in the diffuser portion is attached in parallel or coaxially with the central axis of the inflator housing. リードワイヤの延伸方向が、インフレータハウジング側方向である請求項1〜5のいずれか1記載のキャップ付きインフレータ。The inflator with a cap according to any one of claims 1 to 5 , wherein an extending direction of the lead wire is an inflator housing side direction. 延伸されたリードワイヤが、ディフュザー部の第1ガス排出口及びキャップの第2ガス排出口と重なっていない請求項1〜6のいずれか1記載のキャップ付きインフレータ。The inflator with a cap according to any one of claims 1 to 6, wherein the extended lead wire does not overlap the first gas exhaust port of the diffuser part and the second gas exhaust port of the cap. 衝撃センサ及びコントロールユニットからなる作動信号出力手段と、ケース内に請求項1〜のいずれか1記載のキャップ付きインフレータとエアバックが収容されたモジュールケースとを備えたエアバック装置。An air bag apparatus comprising: an operation signal output means comprising an impact sensor and a control unit; and a module case in which the inflator with a cap according to any one of claims 1 to 7 and an air bag are accommodated in the case. 衝撃センサ及びコントロールユニットからなる作動信号出力手段と、ケース内に請求項1〜のいずれか1記載のキャップ付きインフレータとエアバックが収容されたモジュールケースとを備えたエアバック装置の組み立て法であり、前記インフレータとエアバッグとを接続するに際し、前記インフレータのディフュザー部の外表面の一部又は実質的に全部を覆ったキャップの周囲にエアバッグの開口部を被せ、紐状締付手段で締め付けてエアバッグを固定するエアバッグ装置の組み立て法。An assembly method of an airbag apparatus comprising: an operation signal output means comprising an impact sensor and a control unit; and a module case in which the inflator with a cap according to any one of claims 1 to 7 and an airbag are housed in the case. And, when connecting the inflator and the airbag, cover the cap covering the part or substantially the entire outer surface of the diffuser portion of the inflator and cover the opening of the airbag with a string-like fastening means. An assembly method for an airbag device that fastens and fixes an airbag. ディフュザー部に被せたキャップ外表面の周囲に溝が形成されており、少なくとも前記溝を覆うようにエアバッグの開口部を被せ、前記溝に紐状締付手段が当接するようにして締め付ける請求項のエアバッグ装置の組み立て法。A groove is formed around the outer surface of the cap that covers the diffuser portion, and the opening of the airbag is covered so as to cover at least the groove, and the string-like fastening means is in contact with the groove and tightened. 9. Assembly method of 9 airbag devices.
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