JP4577736B2 - Flame retardant resin composition - Google Patents
Flame retardant resin composition Download PDFInfo
- Publication number
- JP4577736B2 JP4577736B2 JP2000141708A JP2000141708A JP4577736B2 JP 4577736 B2 JP4577736 B2 JP 4577736B2 JP 2000141708 A JP2000141708 A JP 2000141708A JP 2000141708 A JP2000141708 A JP 2000141708A JP 4577736 B2 JP4577736 B2 JP 4577736B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- flame retardant
- organopolysiloxane
- weight
- retardant resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Silicon Polymers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、環境面で好ましい難燃化樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
易燃性合成樹脂の難燃化としては、一般には従来よりハロゲン系化合物、リン系化合物、およびこれらの併用やさらには三酸化アンチモンとを添加する等の難燃化手法が用いられてきた。
しかしながら、これら従来よりの難燃剤は有害であると言われており、最近では特に環境面からハロゲン、アンチモン、リンなどを含有しない難燃性樹脂組成物が求められている。
【0003】
環境に好ましい難燃性樹脂組成物としては、従来より金属水酸化物を多量に配合した材料が開発されているが材料の比重が大幅にアップするだけでなく、耐衝撃性や成形流動性の低下が大きく実用性に乏しいのが現状である。
【0004】
一方、特公昭62−60421号公報、登録特許第1684119号、登録特許第1935582号、特開平10−139964号公報、特開平11−140294号公報、特開平11−222559号公報等には特定のシリコーン化合物を配合することにより難燃化された樹脂組成物が開示されている。さらに、シリコーン化合物を添加しても難燃性が得られ難いために、登録特許第2719486号、登録特許第2746519号、特開平11−217494号公報等には、シリコーン化合物とパーフルオロアルカンスルホン酸金属塩とを併用したポリカーボネート樹脂系の難燃性樹脂組成物が開示されている。しかしながら、パーフルオロアルカンスルホン酸金属塩はフッ素を含んでおり、ハロゲンを用いない難燃性樹脂組成物とは言えないだけでなく、ポリカーボネート樹脂以外では難燃効果がほとんど見られない。
【0005】
ポリカーボネート樹脂以外のハロゲン系難燃剤を含まない代表的難燃樹脂として、リン系難燃剤を添加したポリフェニレンエーテルおよびそれとポリスチレンとのポリマーブレンド物が知られている。ポリフェニレンエーテル系樹脂においてもシリコーン化合物を配合した難燃樹脂組成物が登録特許第1935582号に開示されているが、難燃性は満足できるものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ハロゲン化合物やリン化合物を含まずに、環境上好ましく、樹脂本来の特性を損なわずに、かつ高度の難燃性を有するポリフェニレンエーテル系の難燃化樹脂組成物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を達成する技術を鋭意検討した結果、芳香環を含有する特定の合成樹脂に、シリコーン化合物および環状窒素化合物を併用添加する新たな難燃化手法によって、優れた難燃化樹脂組成物が得られることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち本発明は、ポリフェニレンエーテル単独またはポリフェニレンエーテルとスチレン系樹脂との混合物であるポリフェニレンエーテル系樹脂(A)100重量部に対し、重量平均分子量2,000〜10,000であるオルガノポリシロキサン(B)0.1〜10重量部、およびメラミンの誘導体である環状窒素化合物(C)0.5〜15重量部の割合で含有し、オルガノポリシロキサン(B)が式RSiO1.5(T単位)と式R3SiO0.5(M単位)で示されるシロキサン単位を含有し、且つ、オルガノポリシロキサン(B)におけるT単位とM単位との合計が80モル%以上であり、前記Rで示される結合全炭化水素基としてフェニル基を結合全炭化水素基の20〜80モル%含有し、ならびに難燃剤としてのハロゲン化合物およびリン化合物を含まないことを特徴としてなる難燃化樹脂組成物に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明で用いられるポリフェニレンエーテル樹脂とは、一般式(I)及び/または(II)で表される繰り返し単位を有する単独重合体、あるいは共重合体である。
【0010】
【化1】
【0011】
【化2】
【0012】
(ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6は独立に炭素1〜4のアルキル基、アリール基、ハロゲン、水素を表す。但し、R5、R6は同時に水素ではない。)
ポリフェニレンエーテル樹脂の単独重合体の代表例としては、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−n−プロピル−1,4−フェニレン)エーテルポリ(2,6−ジ−n−プロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−n−ブチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−イソプロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−クロロエチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−ヒドロキシエチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−クロロエチル−1,4−フェニレン)エーテル等のホモポリマーが挙げられる。
【0013】
この中で、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルが好ましく、特開昭63−301222号公報等に記載されている、2−(ジアルキルアミノメチル)−6−メチルフェニレンエーテルユニットや2−(N−アルキル−N−フェニルアミノメチル)−6−メチルフェニレンエーテルユニット等を部分構造として含んでいるポリフェニレンエーテルは特に好ましい。
【0014】
ここでポリフェニレンエーテル共重合体とは、フェニレンエーテル構造を主単量単位とする共重合体である。その例としては、2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェノールとの共重合体、2,6−ジメチルフェノールとo−クレゾールとの共重合体あるいは2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェノール及びo−クレゾールとの共重合体等がある。
【0015】
本発明においてはポリフェニレンエーテル樹脂の一部又は全部を、特開平2−276823号公報、特開昭63−108059号公報、特開昭59−59724号公報等に記載されている、炭素−炭素二重結合を持つ化合物により変性したポリフェニレンエーテルに置き換えて用いることができる。
本発明で用いられるスチレン系樹脂とは、スチレン系化合物、スチレン系化合物と共重合可能な化合物をゴム質重合体存在または非存在下に重合して得られる重合体である。
【0016】
スチレン系化合物の具体例としては、スチレン、α−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、モノクロロスチレン、p−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、エチルスチレン等が挙げられ、最も好ましいのはスチレンである。また、スチレン系化合物と共重合可能な化合物としては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル化合物類;無水マレイン酸等の酸無水物等が挙げられ、スチレン系化合物とともに使用される。共重合可能な化合物の使用量は、スチレン系化合物との合計量に対して20重量%以下が好ましく、さらに好ましくは15重量%以下である。
【0017】
また、ゴム質重合体としては共役ジエン系ゴムあるいは共役ジエンと芳香族ビニル化合物との共重合体あるいはエチレン−プロピレン共重合体系ゴム等が挙げられる。具体的には特に、ポリブタジェンおよびスチレン−ブタジェン共重合体が好ましい。また、不飽和ゴム質重合体を用いる場合に、部分的に水添したゴムを用いることが好ましい。該スチレン系樹脂の具体例としては、ポリスチレンおよびゴム補強ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体(AS樹脂)およびゴム補強スチレン−アクリロニトリル共重合体(ABS樹脂)、その他のスチレン系共重合体等が挙げられる。特に好ましいのは、ポリスチレンおよびゴム変性ポリスチレンである。
【0018】
本発明における(A)成分として特に好ましいものは、ポリフェニレンエーテル単独またはポリフェニレンエーテルとスチレン系樹脂との混合物である。ポリフェニレンエーテルとスチレン系樹脂との混合比率は、重量比で100/0〜10/90、好ましくは90/10〜30/70である。
一般に難燃剤として用いられるシリコーン化合物は、4種のシロキサン単位(M単位:R3SiO0.5、D単位:R2SiO1.0、T単位:RSiO1.5、Q単位:SiO2.0)のいずれかが重合してなるオルガノポリシロキサンである。
【0019】
本発明で用いられるオルガノポリシロキサン(B)は、式RSiO1.5(T単位)と式R3SiO0.5(M単位 )示されるシロキサン単位を含有し、 T単位とM単位との合計が、好ましくは80モル%以上、特に好ましくは90モル%以上有し、残りの結合は D単位およびまたはQ単位からなる。
本発明で用いられるオルガノポリシロキサン(B)は、T単位とM単位とのモル比率が20/80〜99/1の範囲、好ましくは30/70〜95/5の範囲のものである。
【0020】
本発明で用いられるオルガノポリシロキサン(B)は、前記Rで示される側鎖結合基としてフェニル基を含有し、結合全炭化水素基の20〜80モル%、好ましくは30〜70モル%がフェニル基であり、残りが炭素数1〜3のアルキル基である。
本発明で用いられるオルガノポリシロキサン(B)のシラノール末端基(SiOH)は、ヒドロキシル基(OH)としてのの含有量が0.5重量%未満であることが好ましく、全てM単位で封止されていることがより好ましい。またM単位に結合した炭化水素基は、全てが炭素数1〜3のアルキル基であることが好ましい。
【0021】
本発明で用いられるオルガノポリシロキサン(B)は、重量平均分子量が400〜500,000のものが用いられ、好ましくは1,000〜100,000、より好ましくは2,000〜10,000である。重量平均分子量が2,000以下のオルガノポリシロキサンは、ポリフェニレンエーテル系樹脂への分散性がよく本樹脂組成物の透明性に優れ、流動性にも優れるが耐熱性が劣る。重量平均分子量が100,000以上のオルガノポリシロキサンは、ポリフェニレンエーテル系樹脂への分散性が低下し、本樹脂組成物中に約0.5〜1μm程度に分散しているため、樹脂組成物は白濁し透明性が損なわれ、流動性が低下する。
【0022】
本発明における環状窒素化合物(C)は、基本的に分子中にハロゲンやリンを含まないトリアジン骨格を有する化合物およびメラミン誘導体である。その具体例としては、メラミン、アンメリド、アンメリン、ベンゾグアナミン、サクシノグアナミン、メラミンシアヌレート、メラム、メレム、メトン、メロン等のトリアジン骨格を有する化合物およびこれらの硫酸塩等が挙げられるが、メラム、メレム、メトン、メロンがより好ましく、メレムが特に好ましい。環状窒素化合物(C)は、難燃性樹脂組成物の性能の為には微粉化されたものが好ましい。微粉化された粒子径は、好ましくは平均粒子径30μm以下、より好ましくは0.05〜5μmに微粉化されたものである。微粉化された粒子を高級脂肪酸の金属塩や脂肪酸アミド類などの分散剤や滑剤で分散処理したもの、或いはシランカップリング剤、チタンカップリング剤、アルミニウムキレート剤等で表面処理したものは、本発明難燃性樹脂組成物の機械物性や表面外観においてさらに好ましい。
【0023】
シリコーン化合物(B)と環状窒素化合物(C)とを併用添加することにより、燃焼時の滴下を防止するだけでなく、燃焼時間においても大幅に短縮され、両成分の相乗効果が発揮される。また、添加量を抑制できるために樹脂本来の特性を犠牲にすることなく、経済的にも有利であり、ハロゲンガスやホスフィンガスの発生もないため安全環境面に優れた材料を提供することができる。
オルガノポリシロキサン(B)と環状窒素化合物(C)との添加量は、ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)100重量部に対し、オルガノポリシロキサン(B)が0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜10重量部、環状窒素化合物(C)が0〜15重量部、好ましくは0.5〜10重量部である。これらの添加量および併用比率は、ベース樹脂本来の特性を損なわなければ特に制限されるものではなく、適宜必要性能を満足する量を選択すればよいが、経済的には極力制限されるべきである。
【0024】
本発明の難燃性樹脂組成物には、ガラス繊維、ガラスフレーク、カオリンクレー、タルク等の無機充填剤やその他の繊維状補強剤等を配合し、流動性と耐熱性に優れた高強度複合体を得ることができる。また、耐衝撃付与剤としてゴム状重合体、例えばスチレン−ブタジェンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体およびそれらの水素添加エラストマーが好適に用いられる。
【0025】
本発明の難燃性樹脂組成物には、更に他の特性を付与するため、または本発明の効果を損なわない範囲で他の添加剤、例えば可塑剤、酸化防止剤、及び紫外線吸収剤などの安定剤、帯電防止剤、離型剤、染顔料、あるいはその他の樹脂を添加することができる。また、従来より知られた各種難燃剤および難燃助剤、例えば結晶水を含有する水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウム等のアルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物、ホウ酸亜鉛化合物、スズ酸亜鉛化合物、さらにはシリカ、カオリンクレー、タルクなどの無機ケイ素化合物を添加して更なる難燃性の向上も可能である。
【0026】
本発明の難燃性組成物の製造方法は、特に規定するものではなく、押出機、加熱ロール、ニーダー、バンバリーミキサー等の混練機を用いて混練製造することができる。その中でも押出機による混練りが、生産性の面で好ましい。混練り温度は、ベース樹脂の好ましい加工温度に従えばよく、目安としては200〜360℃の範囲、好ましくは240〜320℃の範囲である。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
得られた樹脂組成物の物性評価は、以下の方法及び条件で行った。
【0027】
(1)難燃性
A.UL−94: Underwriters LaboratoriesのUL−94垂直燃焼試験に基ずき、厚み1.6mmの射出成形試験片を用いて燃焼時間を測定し、合計10回の平均燃焼時間で評価した。難燃性のレベルは、V−0が最も優れ、V−1、V−2のランクになるにしたがって劣り、燃焼時間が30秒を越えた場合はランク外である。
B.酸素指数: JIS K7201(酸素指数法による高分子材料の燃焼試験方法)に基づき評価した。燃焼し続ける最低酸素濃度(容量%)で表し、酸素指数値が高いほど難燃性に優れる。
【0028】
(2)耐熱温度
ASTM D648に基づき荷重1.83MPa にて荷重たわみ温度を測定し、耐熱性の尺度とした。
(3)アイゾッド衝撃強度
ASTM D256に基づき測定した。
【0029】
【参考例1〜3および比較例1〜3】
30℃のクロロホルム溶液で測定したηsp/cが0.43のポリ−2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル90重量部、重量平均分子量25万のポリスチレンを10重量部、および表1に示すオルガノポリシロキサンを5重量部の割合で混合し、加熱シリンダーの最高温度を320℃に設定したスクリュー直径25mmの二軸押出機に供給して、スクリュー回転数300rpmで溶融混練りし、ストランドを冷却裁断して難燃性樹脂組成物ペレットを得た。
【0030】
得られた樹脂組成物ペレットを、加熱シリンダー温度320℃、金型温度80℃に設定された型締め圧80トンの射出成形機を用いて物性試験片を成形し、上記試験法により物性試験を行い、表1の結果を得た。
【0031】
【表1】
【0032】
【実施例1、2および比較例4〜7】
30℃のクロロホルム溶液で測定したηsp/cが0.54のポリ−2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル、ゴム含量12%、30℃、トルエン溶液で測定したマトリックスポリスチレンのηsp/cが0.64、体積平均ゴム粒子径が1.5μmのゴム補強ポリスチレン、表2に示すオルガノポリシロキサン、および環状窒素化合物としての平均粒径約1.8μmのメレムを表2に示す割合で混合し、加熱シリンダーの最高温度を320℃に設定したスクリュー直径25mmの二軸押出機に供給して、スクリュー回転数300rpmで溶融混練りし、ストランドを冷却裁断して難燃性樹脂組成物ペレットを得た。
【0033】
得られた樹脂組成物ペレットを、加熱シリンダー温度300℃、金型温度80℃に設定された型締め圧80トンの射出成形機を用いて物性試験片を成形し、上記試験法により物性試験を行い、表2の結果を得た。
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】
本発明は、ハロゲン化合物ややリン化合物を含まずに、環境上好ましく、樹脂本来の特性を損なわずに、かつ高度の難燃性を有する難燃性樹脂組成物を提供する。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a flame retardant resin composition that is preferable in terms of environment.
[0002]
[Prior art]
In general, flame retarding techniques such as adding halogen-based compounds, phosphorus-based compounds, combinations thereof, and further antimony trioxide have been used for flame-retardant synthetic resins.
However, these conventional flame retardants are said to be harmful, and recently flame retardant resin compositions containing no halogen, antimony, phosphorus or the like have been demanded particularly from the environmental viewpoint.
[0003]
As a flame retardant resin composition suitable for the environment, a material containing a large amount of metal hydroxide has been developed so far, but not only the specific gravity of the material is greatly increased, but also impact resistance and molding fluidity are improved. At present, the decline is large and the practicality is poor.
[0004]
On the other hand, Japanese Patent Publication No. 62-60421, registered patent No. 1684119, registered patent No. 1935582, JP-A-10-139964, JP-A-11-140294, JP-A-11-222559, etc. A resin composition that has been made flame retardant by blending a silicone compound is disclosed. Further, since it is difficult to obtain flame retardancy even if a silicone compound is added, registered patent No. 2719486, registered patent No. 2746519, Japanese Patent Laid-Open No. 11-217494, etc. include a silicone compound and perfluoroalkanesulfonic acid. A flame retardant resin composition based on polycarbonate resin in combination with a metal salt is disclosed. However, perfluoroalkanesulfonic acid metal salts contain fluorine, and are not only flame retardant resin compositions that do not use halogens, but they hardly exhibit flame retardant effects other than polycarbonate resins.
[0005]
As typical flame retardant resins not containing halogen flame retardants other than polycarbonate resins, polyphenylene ethers added with phosphorus flame retardants and polymer blends thereof with polystyrene are known. A flame retardant resin composition containing a silicone compound in a polyphenylene ether resin is disclosed in Japanese Patent No. 1935582, but the flame retardancy was not satisfactory.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides a flame-retardant resin composition based on polyphenylene ether that does not contain a halogen compound or a phosphorus compound, is environmentally preferable, does not impair the original characteristics of the resin, and has a high degree of flame retardancy. is there.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of earnestly examining the technology for achieving the above-mentioned problems, the present inventors have achieved excellent flame resistance by a new flame-retarding technique in which a silicone compound and a cyclic nitrogen compound are added in combination to a specific synthetic resin containing an aromatic ring. The inventors have found that a curable resin composition can be obtained, and have completed the present invention.
[0008]
That is, the present invention relates to an organopolysiloxane (B) having a weight average molecular weight of 2,000 to 10,000 with respect to 100 parts by weight of polyphenylene ether resin (A) which is polyphenylene ether alone or a mixture of polyphenylene ether and styrene resin. ) 0.1 to 10 parts by weight, and 0.5 to 15 parts by weight of a cyclic nitrogen compound (C) which is a melamine derivative, and the organopolysiloxane (B) has the formula RSiO 1.5 (T unit) and formula It contains siloxane units represented by R 3 SiO 0.5 (M units), and the total of T units and M units in the organopolysiloxane (B) is at least 80 mol%, and the bond total carbonization represented by R Containing a phenyl group as a hydrogen group in an amount of 20 to 80 mol% of the total bonded hydrocarbon groups, and halogen compounds and flame retardants; The present invention relates to a flame retardant resin composition characterized by not containing a phosphorus compound.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The polyphenylene ether resin used in the present invention is a homopolymer or copolymer having a repeating unit represented by the general formula (I) and / or (II).
[0010]
[Chemical 1]
[0011]
[Chemical 2]
[0012]
(Here, R1, R2, R3, R4, R5, and R6 independently represent an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms, an aryl group, halogen, and hydrogen, provided that R5 and R6 are not hydrogen at the same time.)
Representative examples of the homopolymer of polyphenylene ether resin include poly (2,6-dimethyl-1,4-phenylene) ether, poly (2-methyl-6-ethyl-1,4-phenylene) ether, poly (2 , 6-Diethyl-1,4-phenylene) ether, poly (2-ethyl-6-n-propyl-1,4-phenylene) ether poly (2,6-di-n-propyl-1,4-phenylene) Ether, poly (2-methyl-6-n-butyl-1,4-phenylene) ether, poly (2-ethyl-6-isopropyl-1,4-phenylene) ether, poly (2-methyl-6-chloroethyl-) 1,4-phenylene) ether, poly (2-methyl-6-hydroxyethyl-1,4-phenylene) ether, poly (2-methyl-6-chloroethyl-1,4-pheny) Homopolymers of emissions) ether.
[0013]
Of these, poly (2,6-dimethyl-1,4-phenylene) ether is preferable, and 2- (dialkylaminomethyl) -6-methylphenylene ether described in JP-A-63-301222 and the like is preferable. A polyphenylene ether containing a unit or a 2- (N-alkyl-N-phenylaminomethyl) -6-methylphenylene ether unit as a partial structure is particularly preferred.
[0014]
Here, the polyphenylene ether copolymer is a copolymer having a phenylene ether structure as a main monomer unit. Examples thereof include a copolymer of 2,6-dimethylphenol and 2,3,6-trimethylphenol, a copolymer of 2,6-dimethylphenol and o-cresol, or 2,6-dimethylphenol and 2 , 3,6-trimethylphenol and a copolymer with o-cresol.
[0015]
In the present invention, a part or all of the polyphenylene ether resin is converted into a carbon-carbon bisphenol described in JP-A-2-276823, JP-A-63-108059, JP-A-59-59724 and the like. It can be used in place of polyphenylene ether modified with a compound having a heavy bond.
The styrene resin used in the present invention is a polymer obtained by polymerizing a styrene compound or a compound copolymerizable with the styrene compound in the presence or absence of a rubbery polymer.
[0016]
Specific examples of the styrenic compound include styrene, α-methylstyrene, 2,4-dimethylstyrene, monochlorostyrene, p-methylstyrene, p-tert-butylstyrene, ethylstyrene, and the most preferable is styrene. It is. Examples of the compound copolymerizable with the styrene compound include methacrylic acid esters such as methyl methacrylate and ethyl methacrylate; unsaturated nitrile compounds such as acrylonitrile and methacrylonitrile; and acid anhydrides such as maleic anhydride. And used with styrenic compounds. The amount of the copolymerizable compound used is preferably 20% by weight or less, more preferably 15% by weight or less, based on the total amount with the styrene compound.
[0017]
Examples of rubbery polymers include conjugated diene rubbers, copolymers of conjugated dienes and aromatic vinyl compounds, and ethylene-propylene copolymer rubbers. Specifically, polybutadiene and styrene-butadiene copolymer are particularly preferable. When using an unsaturated rubbery polymer, it is preferable to use a partially hydrogenated rubber. Specific examples of the styrene resin include polystyrene and rubber-reinforced polystyrene, styrene-acrylonitrile copolymer (AS resin), rubber-reinforced styrene-acrylonitrile copolymer (ABS resin), other styrene copolymers, and the like. It is done. Particularly preferred are polystyrene and rubber-modified polystyrene.
[0018]
Particularly preferred as the component (A) in the present invention is polyphenylene ether alone or a mixture of polyphenylene ether and styrene resin. The mixing ratio of the polyphenylene ether and the styrenic resin is 100/0 to 10/90, preferably 90/10 to 30/70, by weight.
Generally, a silicone compound used as a flame retardant polymerizes any of four types of siloxane units (M unit: R 3 SiO 0.5 , D unit: R 2 SiO 1.0 , T unit: RSiO 1.5 , Q unit: SiO 2.0 ). Is an organopolysiloxane.
[0019]
The organopolysiloxane (B) used in the present invention contains a siloxane unit represented by the formula RSiO 1.5 (T unit) and the formula R 3 SiO 0.5 (M unit), and the total of the T unit and the M unit is preferably 80 mol% or more, particularly preferably 90 mol% or more, and the remaining bonds consist of D units and / or Q units.
The organopolysiloxane (B) used in the present invention has a molar ratio of T units to M units in the range of 20/80 to 99/1, preferably in the range of 30/70 to 95/5.
[0020]
The organopolysiloxane (B) used in the present invention contains a phenyl group as the side chain bonding group represented by R, and is 20 to 80 mol%, preferably 30 to 70 mol% of the total bonded hydrocarbon group. And the remainder is an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms.
The silanol end group (SiOH) of the organopolysiloxane (B) used in the present invention preferably has a hydroxyl group (OH) content of less than 0.5% by weight, and is all sealed in M units. More preferably. The hydrocarbon groups bonded to the M unit are preferably all alkyl groups having 1 to 3 carbon atoms.
[0021]
The organopolysiloxane (B) used in the present invention has a weight average molecular weight of 400 to 500,000, preferably 1,000 to 100,000, more preferably 2,000 to 10,000. . Organopolysiloxanes having a weight average molecular weight of 2,000 or less have good dispersibility in polyphenylene ether resins, excellent transparency of the resin composition, excellent fluidity, but poor heat resistance. The organopolysiloxane having a weight average molecular weight of 100,000 or more has a low dispersibility in the polyphenylene ether resin and is dispersed in the resin composition to about 0.5 to 1 μm. It becomes cloudy, transparency is impaired, and fluidity is reduced.
[0022]
The cyclic nitrogen compound (C) in the present invention is basically a compound having a triazine skeleton containing no halogen or phosphorus in the molecule and a melamine derivative. Specific examples thereof include compounds having a triazine skeleton such as melamine, ammelide, ammelin, benzoguanamine, succinoguanamine, melamine cyanurate, melam, melem, methone, melon, and sulfates thereof. Meton and melon are more preferable, and melem is particularly preferable. The cyclic nitrogen compound (C) is preferably finely divided for the performance of the flame retardant resin composition. The pulverized particle diameter is preferably pulverized to an average particle diameter of 30 μm or less, more preferably 0.05 to 5 μm. Finely pulverized particles dispersed with a dispersant or lubricant such as a metal salt of higher fatty acid or fatty acid amide, or surface treated with a silane coupling agent, titanium coupling agent, aluminum chelating agent, etc. The mechanical properties and surface appearance of the inventive flame retardant resin composition are further preferred.
[0023]
By adding the silicone compound (B) and the cyclic nitrogen compound (C) in combination, not only dripping at the time of combustion is prevented, but also the combustion time is greatly shortened, and the synergistic effect of both components is exhibited. In addition, since the amount added can be suppressed, it is economically advantageous without sacrificing the original characteristics of the resin, and there is no generation of halogen gas or phosphine gas, so that a material excellent in safety environment can be provided. it can.
The addition amount of the organopolysiloxane (B) and the cyclic nitrogen compound (C) is 0.1 to 10 parts by weight, preferably 0, based on 100 parts by weight of the polyphenylene ether resin (A). 0.5 to 10 parts by weight, and the cyclic nitrogen compound (C) is 0 to 15 parts by weight, preferably 0.5 to 10 parts by weight. These addition amounts and combined ratios are not particularly limited as long as the original properties of the base resin are not impaired, and may be appropriately selected in an amount that satisfies the required performance, but should be limited as much as possible economically. is there.
[0024]
The flame retardant resin composition of the present invention is blended with inorganic fillers such as glass fibers, glass flakes, kaolin clay, talc, and other fibrous reinforcing agents, and is a high strength composite excellent in fluidity and heat resistance. You can get a body. Also, rubbery polymers such as styrene-butadiene block copolymers, styrene-isoprene block copolymers, and hydrogenated elastomers thereof are preferably used as the impact resistance imparting agent.
[0025]
To the flame retardant resin composition of the present invention, other additives such as a plasticizer, an antioxidant, and an ultraviolet absorber are added in order to further impart other characteristics or to the extent that the effects of the present invention are not impaired. Stabilizers, antistatic agents, mold release agents, dyes and pigments, or other resins can be added. In addition, conventionally known various flame retardants and flame retardant aids, for example, alkali metal hydroxides or alkaline earth metal hydroxides such as magnesium hydroxide and aluminum hydroxide containing crystal water, zinc borate compounds, It is possible to further improve flame retardancy by adding a zinc stannate compound, and further inorganic silicon compounds such as silica, kaolin clay and talc.
[0026]
The method for producing the flame-retardant composition of the present invention is not particularly defined, and can be kneaded and produced using a kneader such as an extruder, a heating roll, a kneader, or a Banbury mixer. Among these, kneading with an extruder is preferable in terms of productivity. The kneading temperature may be in accordance with the preferred processing temperature of the base resin, and is generally in the range of 200 to 360 ° C, preferably in the range of 240 to 320 ° C.
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention concretely, this invention is not limited to the following examples.
The physical properties of the obtained resin composition were evaluated by the following methods and conditions.
[0027]
(1) Flame retardancy UL-94: Based on the UL-94 vertical combustion test of Underwriters Laboratories, the combustion time was measured using an injection molded test piece having a thickness of 1.6 mm, and the average combustion time was evaluated 10 times in total. The flame retardancy level is best at V-0, and becomes worse as the ranks of V-1 and V-2 are exceeded. When the combustion time exceeds 30 seconds, it is out of rank.
B. Oxygen index: Evaluated based on JIS K7201 (combustion test method of polymer material by oxygen index method). Expressed by the minimum oxygen concentration (volume%) that keeps burning, the higher the oxygen index value, the better the flame retardancy.
[0028]
(2) Heat-resistant temperature The deflection temperature under load was measured at a load of 1.83 MPa based on ASTM D648, and used as a measure of heat resistance.
(3) Izod impact strength Measured based on ASTM D256.
[0029]
[ Reference Examples 1-3 and Comparative Examples 1-3]
Table 1 shows 90 parts by weight of poly-2,6-dimethyl-1,4-phenylene ether having a ηsp / c of 0.43 measured with a chloroform solution at 30 ° C., 10 parts by weight of polystyrene having a weight average molecular weight of 250,000, and Table 1. The organopolysiloxane shown is mixed at a ratio of 5 parts by weight, supplied to a twin screw extruder with a screw diameter of 25 mm, where the maximum temperature of the heating cylinder is set to 320 ° C., melt-kneaded at a screw speed of 300 rpm, Cooling cutting was performed to obtain a flame retardant resin composition pellet.
[0030]
The obtained resin composition pellets were molded into physical property test pieces using an injection molding machine with a clamping pressure of 80 tons set at a heating cylinder temperature of 320 ° C. and a mold temperature of 80 ° C. The results shown in Table 1 were obtained.
[0031]
[Table 1]
[0032]
Examples 1 and 2 and Comparative Examples 4 to 7
Poly-2,6-dimethyl-1,4-phenylene ether having a ηsp / c of 0.54 measured with a chloroform solution at 30 ° C., rubber content 12%, ηsp / c of the matrix polystyrene measured with a toluene solution at 30 ° C. Is a rubber-reinforced polystyrene having a volume average rubber particle diameter of 1.5 μm, an organopolysiloxane shown in Table 2, and a melem having an average particle diameter of about 1.8 μm as a cyclic nitrogen compound in the ratio shown in Table 2. Then, it is supplied to a twin screw extruder with a screw diameter of 25 mm and the maximum temperature of the heating cylinder is set to 320 ° C., melt kneaded at a screw rotation speed of 300 rpm, and the strand is cooled and cut to obtain a flame retardant resin composition pellet. Obtained.
[0033]
The obtained resin composition pellets were molded into physical property test pieces using an injection molding machine with a clamping pressure of 80 tons set at a heating cylinder temperature of 300 ° C. and a mold temperature of 80 ° C. The results in Table 2 were obtained.
[0034]
[Table 2]
[0035]
【The invention's effect】
The present invention provides a flame retardant resin composition that does not contain a halogen compound or a phosphorus compound, is environmentally preferable, does not impair the original characteristics of the resin, and has a high degree of flame retardancy.
Claims (6)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000141708A JP4577736B2 (en) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | Flame retardant resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000141708A JP4577736B2 (en) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | Flame retardant resin composition |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001323152A JP2001323152A (en) | 2001-11-20 |
JP4577736B2 true JP4577736B2 (en) | 2010-11-10 |
Family
ID=18648788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000141708A Expired - Fee Related JP4577736B2 (en) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | Flame retardant resin composition |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4577736B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7122591B2 (en) | 2001-01-24 | 2006-10-17 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Polyphenylene ether-based resin composition containing silicon compound |
JP5171063B2 (en) * | 2007-02-23 | 2013-03-27 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | Method for producing organopolysiloxane resin and silicone flame retardant comprising the organopolysiloxane resin |
JP2009263618A (en) * | 2007-10-01 | 2009-11-12 | Aica Kogyo Co Ltd | Flame-retardant composition, adhesive, and filler |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000129109A (en) * | 1998-10-21 | 2000-05-09 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Flame-retarded thermoplastic resin composition |
JP2000212460A (en) * | 1998-11-17 | 2000-08-02 | Shin Etsu Chem Co Ltd | Flame-retarded resin composition |
JP2001200150A (en) * | 2000-01-20 | 2001-07-24 | Dow Corning Toray Silicone Co Ltd | Flame-retarded organic resin composition |
JP2001323269A (en) * | 2000-05-11 | 2001-11-22 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Flame retardant and flame retardant resin composition |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3732907A1 (en) * | 1987-09-30 | 1989-04-13 | Basf Ag | SELF-EXTINGUISHING, THERMOPLASTIC POLYPHENYLENETHER-POLYAMIDE MOLDING MATERIALS AND THEIR USE FOR THE PRODUCTION OF MOLDED BODIES |
JPH01139642A (en) * | 1987-11-26 | 1989-06-01 | Mitsubishi Kasei Corp | Resin composition |
US5242744A (en) * | 1991-10-11 | 1993-09-07 | General Electric Company | Silicone flame retardants for thermoplastics |
JPH11140329A (en) * | 1997-11-06 | 1999-05-25 | Nec Corp | Flame resistant resin composition |
-
2000
- 2000-05-15 JP JP2000141708A patent/JP4577736B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000129109A (en) * | 1998-10-21 | 2000-05-09 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Flame-retarded thermoplastic resin composition |
JP2000212460A (en) * | 1998-11-17 | 2000-08-02 | Shin Etsu Chem Co Ltd | Flame-retarded resin composition |
JP2001200150A (en) * | 2000-01-20 | 2001-07-24 | Dow Corning Toray Silicone Co Ltd | Flame-retarded organic resin composition |
JP2001323269A (en) * | 2000-05-11 | 2001-11-22 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Flame retardant and flame retardant resin composition |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001323152A (en) | 2001-11-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0767204B1 (en) | Flame-retardant resin composition | |
JP5474561B2 (en) | Thermoplastic resin composition, and molded article and sheet comprising the composition | |
JP3123604B2 (en) | Thermoplastic resin composition having flame retardancy | |
JP2002097374A (en) | Flame-retardant resin composition | |
JP2000290450A (en) | Flame retardant rubber-reinforcd styrene-based resin composition | |
JP4577736B2 (en) | Flame retardant resin composition | |
JP4497632B2 (en) | Flame retardant resin composition | |
JP5264790B2 (en) | Thermoplastic resin composition and molded article | |
JP4050966B2 (en) | Resin composition and method for producing the same | |
JP2011190371A (en) | Resin composition | |
JP4402255B2 (en) | Polyether resin composition | |
JP4402257B2 (en) | Polyphenylene ether resin composition | |
JP3923764B2 (en) | Polyphenylene ether resin composition | |
CN110746762B (en) | Polyphenylene ether resin composition, molded article, and method for improving fluctuation in burning time | |
JP3923763B2 (en) | Polyphenylene ether flame retardant resin composition | |
JP5599135B2 (en) | Flame retardant polyphenylene ether resin composition | |
JPH09169902A (en) | Polyphenylene ether-based flame retardant resin composition | |
JPH11209602A (en) | Flame-retardant polyphenylene ether resin composition excellent in heat resistance | |
JP5311450B2 (en) | Light-resistant resin composition | |
KR100355411B1 (en) | Flameproof Thermoplastic Resin Composition | |
JPH09291209A (en) | Reinforced resin composition | |
JP2000178436A (en) | Polyphenylene ether-based resin composition | |
JPH0532880A (en) | Thermoplastic resin composition | |
JP2001323154A (en) | Flame retardant polyether resin composition | |
JPH09291208A (en) | Flame-retardant resin composition |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090416 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090421 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090619 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20090619 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091021 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100119 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20100128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100308 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100615 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100622 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100818 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100819 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |