JP4574380B2 - Manufacturing method and manufacturing apparatus for oxide superconducting wire - Google Patents
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Description
本発明は、酸化物超電導線材の製造方法及び製造装置に関する。 The present invention relates to a method and an apparatus for manufacturing an oxide superconducting wire.
図5は、基材上に酸化物超電導体を成膜するために用いられる従来のレーザ蒸着装置の一例を示す構成図である。このレーザ蒸着装置11は、処理容器12を有し、この処理容器12の内部の蒸着処理室13に、テープ状の基材に多結晶中間薄膜を形成してなる超電導層成膜用基材(以下、テープ基材と記す。)14と、ターゲット15とを設置できるようになっている。即ち、蒸着処理室13の底部には基台16が設けられ、この基台16の上面にテープ基材14を設置できるようになっているとともに、基台16の斜め上方に支持ホルダ17によって支持された酸化物超電導体のターゲット15が設けられている。また、図中符号18はテープ基材14の送出装置、19はテープ基材14の巻取装置を示す。
FIG. 5 is a block diagram showing an example of a conventional laser vapor deposition apparatus used for forming an oxide superconductor on a substrate. This laser
処理容器12は、排気孔20を介して真空排気装置21に接続されて蒸着処理室13を所定の圧力に減圧できるようになっている。ターゲット15としては、成膜しようとする酸化物超電導体の組成と同等か近似する組成のものであって、酸化物超電導体の焼結体等が用いられている。また、ターゲット15の形状としては、一般に円板状のものが用いられている。ターゲット15は、後述するレーザ光30が所定の角度で照射されて、このレーザ光30によって叩き出されるターゲット15の構成粒子がテープ基材14上に均一に堆積できるように所定の角度で傾斜した状態で設けられている。基台16は加熱ヒータを内蔵したもので、テープ基材14を必要に応じて加熱できるようになっている。支持ホルダ17は、モータ等の駆動源(図示略)と接続されている。この支持ホルダ17は、前記駆動源の作動により回転し、これに伴って該支持ホルダ17に支持されたターゲット15も中心軸を中心に回転するようになっている。一方、処理容器12の側方には、レーザ発光装置22と第1反射鏡23と集光レンズ24と第2反射鏡25とが設けられ、レーザ発光装置22からのレーザ光30を処理容器12の側壁に取り付けられた透明窓26を介してターゲット15に集光照射できるようになっている。レーザ光30としては、Ar−F(193nm)、Kr−F(248nm)などのエキシマレーザ等が主に用いられている。
The
上述のような構成のレーザ蒸着装置11を用いてテープ基材14上にY1Ba2Cu3OXの酸化物超電導体の薄膜を成膜するには、テープ基材14をこの多結晶中間薄膜側を上にして基台16上に設置し、酸化物超電導体のターゲット15としてY1Ba2Cu3OXのターゲットを設置し、蒸着処理室13を真空排気装置21で減圧する。ついで、送出装置18からテープ基材14を送り出し、一方、前記駆動源を作動させてターゲット15を中心軸を中心に回転させながら該ターゲット15の表面にエキシマレーザ等のレーザ光30を照射することにより、レーザ光30の照射位置をターゲット15の表面上で移動させることで走査しながら、ターゲットの構成粒子を叩き出し若しくは蒸発させて、多結晶中間薄膜上に前記構成粒子を堆積させる。多結晶中間薄膜は、その結晶粒が予めc軸配向し、a軸とb軸でも配向するようにIBAD法により形成されているので、酸化物超電導体の薄膜の結晶のc軸とa軸とb軸も多結晶中間薄膜の結晶に整合するようにエピタキシャル成長して結晶化する。これにより結晶配向性を制御したY1Ba2Cu3OXの酸化物超電導体の薄膜が得られる。
In order to form a thin film of an oxide superconductor of Y 1 Ba 2 Cu 3 O x on the
従来の薄膜の形成方法においては、ターゲット15の構成粒子をテープ基材14の多結晶中間薄膜上に堆積させる際に、ターゲット15を中心軸を中心に回転させながら該ターゲット15の表面に集光したレーザ光30を照射する方法、すなわち、レーザ光30をターゲット15の表面上の同一の円状の経路に沿って複数回往復移動させることにより走査する方法であるので、長時間成膜を行うと、前記経路の部分が深く削られてしまい、底部に凹凸を有する溝ができてしまう。このように局所的に深く削られた溝を有するターゲット15にレーザ光30を照射すると、ターゲット15が所定の角度で傾斜して配置されていても、レーザ光30は溝33内の凹凸部分にあたって偏心してしまうため、偏心したレーザ光30により叩き出された構成粒子はテープ基材14上に均一に堆積しない。従って、従来の薄膜の形成方法では、上述のようなレーザ光の偏心が起こることにより、超電導特性が優れた酸化物超電導体の薄膜を長尺にわたり均一に形成できないという問題があった。また、レーザ光の偏心が起こると、殆ど削られないまま残存している部分があっても、ターゲットは寿命となり、ターゲット表面の利用効率が悪いという問題があった。
In the conventional thin film forming method, when the constituent particles of the
本発明者らは、上述したようなターゲットの偏心を防止して、ターゲットの寿命を延ばすために、レーザ光30の照射位置をターゲット15の表面上で移動させるレーザ光の走査を行いながらレーザ光30をターゲット15に照射してレーザ蒸着する際に、図6(A)、(B)に示すように、異なる場所のターゲット15の構成粒子が叩き出されるか蒸発するようにターゲット15をその中心軸Oを回転させる回転運動とターゲット15をその中心軸Oと交差する面に沿って移動させる並進運動を併用することを特徴とする酸化物超電導体薄膜等の形成方法を提案している(特許文献1参照。)。
特許文献1に記載された薄膜の形成方法によれば、ターゲット15を回転させつつその中心軸Oと交差する面に沿って移動させることによって、ターゲット15の偏心を防止し、ターゲット15の寿命を延ばすことができる。しかしながら、特許文献1に記載された従来技術においても、次のような問題があった。
According to the method for forming a thin film described in
ターゲット15に照射されるレーザ光30のビーム強度分布は、ビーム中心が強く、中心からビーム端に向かって漸次弱くなることから、レーザ光30がターゲット15の周縁に照射された場合であっても、ターゲット15の周縁はそれ以外の部分よりも削られ難い。そのため、所定時間レーザ蒸着を継続すると、ターゲット15の周縁部以外の部分が削られ、ターゲット15には、図7(A)に示すように周縁部に向けて厚みを増すスロープ部27が形成される。このターゲット15が往復移動する際、レーザ光30が平坦なターゲット15中央に照射される時には、粒子の噴流(以下、プルーム28と記す。)が予想されたテープ基材14方向に流れるが、図7(B)に示すようにレーザ光30がスロープ部27に当たると、プルーム28が予想された方向に流れず、テープ基材14に粒子が一時的に堆積されないか又は堆積量が減少するために、テープ基材14の長手方向の超電導層膜厚分布が不均一になり、酸化物超電導線材の臨界電流(Ic)などの超電導特性が不均一になるという問題がある。
Since the beam intensity distribution of the
本発明は前記事情に鑑みてなされ、長時間成膜しても長手方向の超電導層膜厚分布が均一となり、超電導特性が長手方向で均一な酸化物超電導線材を製造することができる製造方法及び製造装置の提供を目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and a manufacturing method capable of manufacturing an oxide superconducting wire having a uniform superconducting layer thickness distribution in the longitudinal direction and a uniform superconducting characteristic in the longitudinal direction even when film-forming for a long time The purpose is to provide manufacturing equipment.
前記目的を達成するため、本発明は、蒸着処理室内に設けた酸化物超電導体または酸化物超電導体と近似組成のターゲットにレーザ光を照射して前記ターゲットから発生させた粒子を前記ターゲット近傍を移動中のテープ基材上に堆積させて超電導層を形成する際に、異なる場所のターゲットの構成粒子が叩き出されるか蒸発するように前記ターゲットをその中心軸を中心に回転させる回転運動と前記ターゲットを前記中心軸と交差する面に沿って移動させる並進運動を併用してレーザ蒸着を行い酸化物超電導線材を製造する方法において、前記ターゲットの並進運動の移動範囲をレーザ蒸着に伴ってターゲット周縁部に形成されるスロープ部にレーザ光が照射されないようにレーザ蒸着の経時とともに縮小することを特徴とする酸化物超電導線材の製造方法を提供する。 In order to achieve the above object, the present invention provides an oxide superconductor provided in a vapor deposition chamber or a target having an approximate composition with an oxide superconductor by irradiating a laser beam with particles generated from the target in the vicinity of the target. When forming a superconducting layer by depositing on a moving tape substrate, a rotational motion that rotates the target around its central axis so that constituent particles of the target at different locations are knocked out or evaporated, and In a method for manufacturing an oxide superconducting wire by performing laser deposition using a translational motion in which a target is moved along a plane intersecting the central axis, the range of translational movement of the target is adjusted with laser deposition. oxides than electrostatic laser light in a slope portion formed on the part, characterized in that the shrink with time of laser deposition so as not to be irradiated To provide a method of manufacturing a wire.
本発明の酸化物超電導線材の製造方法において、前記テープ基材が、テープ状の金属製基材の表面にイオンビームアシスト法によって多結晶中間薄膜が形成されたものであることをが好ましい。 In the method for producing an oxide superconducting wire according to the present invention, it is preferable that the tape base material has a polycrystalline intermediate thin film formed on the surface of a tape-like metal base material by an ion beam assist method.
本発明の酸化物超電導線材の製造方法において、前記ターゲットの並進運動の移動範囲を7〜10往復当たり0.5mm〜1mm縮小しながらレーザ蒸着を行うことが好ましい。 In the method of manufacturing an oxide superconducting wire according to the present invention, it is preferable to perform laser deposition while reducing the translational movement range of the target by 0.5 mm to 1 mm per 7 to 10 reciprocations.
また本発明は、レーザ光が入射される透明窓を有する処理容器と、該処理容器の蒸着処理室内に設けられた酸化物超電導体または酸化物超電導体と近似組成のターゲットと、前記蒸着処理室内に前記ターゲットに対向して設けられた基台と、該基台上にテープ基材をその長手方向に沿って移動させる送出装置及び巻取装置と、前記ターゲットを保持し異なる場所のターゲットの構成粒子が叩き出されるか蒸発するように前記ターゲットをその中心軸を中心に回転させる回転運動と前記ターゲットを前記中心軸と交差する面に沿って移動させる並進運動とを併用して前記ターゲットを移動させるターゲット移動機構と、前記透明窓を通して前記ターゲットに向けてレーザ光を照射するレーザ発光装置とを備えた酸化物超電導体の製造装置において、前記ターゲット移動機構が、ターゲットの並進運動の移動範囲をレーザ蒸着に伴ってターゲット周縁部に形成されるスロープ部にレーザ光が照射されないようにレーザ蒸着の経時とともに縮小するように制御されていることを特徴とする酸化物超電導線材の製造装置を提供する。 The present invention also provides a processing vessel having a transparent window into which laser light is incident, an oxide superconductor provided in the vapor deposition chamber of the processing vessel or a target having an approximate composition with the oxide superconductor, and the vapor deposition chamber. A base provided opposite to the target, a feeding device and a winding device for moving the tape base material along the longitudinal direction on the base, and a configuration of targets at different locations holding the target The target is moved by a combination of a rotational movement that rotates the target about its central axis and a translational movement that moves the target along a plane intersecting the central axis so that particles are knocked out or evaporated. An oxide superconductor manufacturing apparatus comprising: a target moving mechanism to be irradiated; and a laser light emitting device that emits laser light toward the target through the transparent window. The target moving mechanism is controlled so that the laser beam on the slope portion formed on the target periphery with a moving range of translational movement of the target to the laser deposition is reduced with time of laser deposition so as not to be irradiated An oxide superconducting wire manufacturing apparatus is provided.
本発明の酸化物超電導線材の製造装置において、前記テープ基材が、テープ状の金属製基材の表面にイオンビームアシスト法によって多結晶中間薄膜が形成されたものであることが好ましい。 In the oxide superconducting wire manufacturing apparatus of the present invention, it is preferable that the tape base material has a polycrystalline intermediate thin film formed on the surface of a tape-like metal base material by an ion beam assist method.
本発明の酸化物超電導線材の製造装置において、前記ターゲットの並進運動の移動範囲を7〜10往復当たり0.5mm〜1mm縮小しながらレーザ蒸着を行うことが好ましい。 In the oxide superconducting wire manufacturing apparatus of the present invention, it is preferable to perform laser vapor deposition while reducing the translational movement range of the target by 0.5 mm to 1 mm per 7 to 10 reciprocations.
本発明によれば、ターゲットをその中心軸を中心に回転させる回転運動と前記ターゲットを前記中心軸と交差する面に沿って移動させる並進運動を併用してレーザ蒸着を行い酸化物超電導線材を製造する際に、ターゲットの並進運動の移動範囲をレーザ蒸着に伴ってターゲット周縁部に形成されるスロープ部にレーザ光が照射されないようにレーザ蒸着の経時とともに縮小するように制御することによって、ターゲット端部でレーザ光がスロープ部に当たりプルームの方向が変わることによる超電導層の成膜不良が少なくなり、長尺線材を製造する場合でも超電導層の膜厚分布が均一なものとなる。その結果、本発明によれば長手方向の超電導特性が均一な酸化物超電導線材を製造することができる。
According to the present invention, an oxide superconducting wire is manufactured by performing laser vapor deposition using both a rotational movement that rotates a target around its central axis and a translational movement that moves the target along a plane intersecting the central axis. In this case, by controlling the movement range of the translational movement of the target so as to be reduced with the lapse of time of laser deposition so as not to irradiate the laser beam to the slope portion formed at the periphery of the target along with the laser deposition. The superconducting layer is less likely to be deposited due to the laser beam hitting the slope at the part and the plume direction is changed, and the film thickness distribution of the superconducting layer is uniform even when a long wire is manufactured. As a result, according to the present invention, an oxide superconducting wire having uniform superconducting characteristics in the longitudinal direction can be produced.
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の酸化物超電導線材の製造方法におけるターゲット15の移動方式を説明する側面図、図2は本発明の酸化物超電導線材の製造装置の一実施形態であるレーザ蒸着装置31の構成図である。なお、本実施形態では、図4に示すように、テープ基材14上に酸化物超電導体からなる超電導層3を形成してなる酸化物超電導線材5を製造する場合を例示している。このテープ基材14は、ハステロイ等の金属テープ状の基材1上にスパッタ装置により多結晶中間薄膜を形成する際に、スパッタリングと同時に基材成膜面の斜め方向からイオンビームを照射しながら多結晶中間薄膜を形成するイオンビームアシスト法(IBAD法)等によってGd2Zr2O7、CeO2、YSZなどからなる1層又は2層以上の多結晶中間薄膜2を形成してなるものである。この多結晶中間薄膜2の形成は前記IBAD法に限定されるものではない。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a side view for explaining a moving method of a
基材1の構成材料としては、ステンレス鋼、または、ハステロイ、インコネルなどのニッケル合金などの合金各種金属材料から適宜選択される長尺の金属テープを用いることができる。この基材1の厚みは、0.01〜0.5mm、好ましくは0.02〜0.15mmとされる。基材1の厚みが0.5mm以上では、後述する酸化物超電導体の薄膜3の膜厚に比べて厚く、オーバーオール(酸化物超電導導体全断面積)あたりの臨界電流密度としては低下してしまう。一方、基材1の厚みが0.01mm未満では、著しく基材1の強度が低下し、酸化物超電導導体4の補強効果を消失してしまう。
As a constituent material of the
多結晶中間薄膜2は、立方晶系の結晶構造を有する結晶の集合した微細な結晶粒が多数相互に結晶粒界を介して接合一体化されてなるものであり、各結晶粒の結晶軸のc軸は基材1の上面(成膜面)に対してほぼ直角に向けられ、各結晶粒の結晶軸のa軸どうしおよびb軸どうしは、互いに同一方向に向けられて面内配向されている。多結晶中間薄膜2の厚みは、0.1〜1.0μmとされる。多結晶中間薄膜2の厚みを1.0μmを超えて厚くしてももはや効果の増大は期待できず、経済的にも不利となる。一方、多結晶中間薄膜2の厚みが0.1μm未満であると、薄すぎて超電導層3を十分支持できない恐れがある。この多結晶中間薄膜2の構成材料としてはGd2Zr2O7、CeO2、YSZの他に、MgO、SrTiO3等を用いることができる。
The polycrystalline intermediate
酸化物超電導体からなる超電導層3は、Y1Ba2Cu3Ox、Y2Ba4Cu8Ox、Y3Ba3Cu6Ox、Gd1Ba2Cu3Ox、Yb1Ba2Cu3Ox、Ho1Ba2Cu3Oxなる組成、(Bi,Pb)2Ca2Sr2Cu3Ox、(Bi,Pb)2Ca2Sr3Cu4Oxなる組成、あるいはTl2Ba2Ca2Cu3Ox、Tl1Ba2Ca2Cu3Ox、Tl1Ba2Ca3Cu4Oxなる組成などに代表される臨界温度の高い酸化物超電導体からなるものである。この超電導層3の厚みは、0.5〜5μm程度で、かつ均一な厚みとなっている。また、超電導層3の膜質は均一となっており、超電導層3の結晶のc軸とa軸とb軸も多結晶中間薄膜2の結晶に整合するようにエピタキシャル成長して結晶化しており、結晶配向性が優れたものとなっている。
本実施形態では、図2に示すレーザ蒸着装置31にテープ基材14を移動可能にセットし、ターゲット15にレーザ光30を照射し、異なる場所のターゲット15の構成粒子が叩き出されるか蒸発するようにターゲット15をその中心軸を中心に回転させる回転運動とターゲット15を中心軸と交差する面に沿って移動させる並進運動を併用してレーザ蒸着を行い酸化物超電導線材5を製造する際に、図1に示すように、ターゲット15の並進運動の移動範囲をレーザ蒸着の経時とともに縮小するように制御することを特徴としている。
In this embodiment, the
本実施形態におけるターゲット15の並進運動の制御方式の一例を、図1に基づいて説明する。なお、このターゲット15は円板状をなしており、図2に示すようにターゲット移動機構32のターゲットホルダ33に固定され、その中心軸を中心に回転運動と、この中心軸と交差する面に沿って所定の移動範囲(図1中、L1で示す範囲)を往復する並進運動とを併用して移動可能に設けられている。
An example of the control method of the translational motion of the
このターゲット15は、形成しようとする超電導層3と同等または近似した組成、あるいは、成膜中に逃避しやすい成分を多く含有させた複合酸化物の焼結体あるいは酸化物超電導体などの板体からなっている。従って、酸化物超電導体のターゲット15は、Y1Ba2Cu3Ox、Y2Ba4Cu8Ox、Y3Ba3Cu6Ox、Gd1Ba2Cu3Ox、Yb1Ba2Cu3Ox、Ho1Ba2Cu3Oxなる組成、(Bi,Pb)2Ca2Sr2Cu3Ox、(Bi,Pb)2Ca2Sr3Cu4Oxなる組成、あるいはTl2Ba2Ca2Cu3Ox、Tl1Ba2Ca2Cu3Ox、Tl1Ba2Ca3Cu4Oxなる組成などに代表される臨界温度の高い超電導層3と同一の組成か近似した組成のものを用いることが好ましい。
This
レーザ蒸着開始時のターゲット15は、図1(a)に示すように、レーザ光30を照射する面が平坦であり、この面にレーザ光30を照射した場合、ターゲット15から噴出するプルームの流れ方向は、予め予想されている通りテープ基材14に向けて流れる。この図1(a)に示す蒸着初期の状態では、ターゲット15の全面が平坦であるので、前述した回転運動及び並進運動を継続してレーザ蒸着を行うことで、テープ基材14上に均一な膜厚の超電導層3を形成することができる。
As shown in FIG. 1A, the
ターゲット15に照射されるレーザ光30のビーム強度分布は、ビーム中心が強く、中心からビーム端に向かって漸次弱くなることから、レーザ光30がターゲット15の周縁に照射された場合であっても、ターゲット15の周縁はそれ以外の部分よりも削られ難い。そのため、所定時間レーザ蒸着を継続すると、ターゲット15の周縁部以外の部分が削られ、ターゲット15には、図1(b)に示すように周縁部に向けて厚みを増すスロープ部27が形成される。
Since the beam intensity distribution of the
図1(b)に示すように、ターゲット15の周縁部にスロープ部27が形成された場合、レーザ蒸着開始時と同じ移動範囲(L1)を並進運動させると、レーザ光30がスロープ部27に当たった場合に、プルームの流れ方向が変化してテープ基材14から逸れて流れるために、レーザ光30がスロープ部27に当たっている間は超電導層3がほとんど形成されなくなり、テープ基材14の長手方向に沿って超電導層3の厚さが不均一になり、得られる酸化物超電導線材5の長手方向の超電導特性が不均一になる可能性がある。
As shown in FIG. 1B, when the
本発明では、前述した不具合を防止するため、図1(c)に示すように、ターゲット15の周縁部にスロープ部27が形成された場合に該スロープ部27にレーザ光30が照射されないよう、レーザ蒸着の経時とともに、ターゲット15の並進運動の移動距離(L2)を縮小する(L2<L1)。これにより、ターゲット15の周縁部にスロープ部27が形成されたとしても、レーザ光30がそのスロープ部27に照射されることがなくなり、ターゲット15から噴出するプルームの流れ方向は、常にテープ基材14に向けて流れるようになる。
In the present invention, in order to prevent the above-described problems, as shown in FIG. 1C, when the
このように、ターゲット15を回転させつつ、並進移動させてレーザ蒸着を行う際に、レーザ蒸着の経時とともに、ターゲット15の並進運動の移動距離を縮小することによって、レーザ光30がスロープ部27に照射されるのを防ぎながら、レーザ蒸着を長時間継続することができる。図1(d)は、図1(c)に示す状態から更にレーザ蒸着を継続させた状態を示している。ターゲット15の並進運動の移動距離(L3)は更に縮小されている(L3<L2<L1)。このようにターゲット15の移動を制御することで、ターゲット15端部でレーザ光30がスロープ部27に当たることがなくなり、プルームの方向が変わることによる超電導層3の形成不良が少なくなり、長尺線材を製造する場合でも超電導層3の膜厚分布が均一なものとなるので、長手方向の超電導特性が均一な酸化物超電導線材5を製造することができる。
As described above, when performing laser deposition by rotating the
図2は、本発明に係る酸化物超電導線材の製造装置として用いられるレーザ蒸着装置の一例を示す図である。この例のレーザ蒸着装置31は、酸化物超電導体のターゲット15を、その中心軸を中心に回転させるとともに、この中心軸と交差する面に沿って並進させるターゲット移動機構32のターゲットホルダ33に固定している。このターゲット移動機構32の従来と異なるところは、レーザ蒸着の経時とともに、ターゲット15の並進運動の移動距離が縮小するように制御可能になっている点である。
FIG. 2 is a diagram showing an example of a laser vapor deposition apparatus used as an apparatus for manufacturing an oxide superconducting wire according to the present invention. The
ターゲット移動機構32は、ターゲット15を支持するターゲットホルダ33と、該ターゲットホルダ33の底部に取り付けられたホルダ回転用シャフト34と、該ホルダ回転用シャフト34の端部に設けられたシャフト駆動源(図示略)から概略構成されてなるものである。また、このターゲット移動機構32には、移動手段としてモータ等の駆動源(図示略)が接続されており、ターゲットホルダ33の位置を回転可能且つ所定方向に沿って往復動可能とすることができるように構成されている。このような構成のターゲット移動機構32によれば、レーザ光30をターゲット15に照射してレーザ蒸着する際に、ターゲット15をその中心軸を中心に回転させる回転運動と、ターゲット15を中心軸と直交する面に沿った方向に移動させる並進運動を同時に行うことにより、異なる場所のターゲット15の構成粒子が叩き出されるようにすることが可能である。
The
このターゲット移動機構32は、ターゲット15の並進運動の移動範囲を7〜10往復当たり0.5mm〜1mm縮小しながらレーザ蒸着を行うように制御されていることが好ましい。ターゲット15の並進運動を7〜10往復当たり0.5mm〜1mm縮小することで、ターゲット15のスロープ部27にレーザ光30が照射されてプルームの方向が変化することがなく、またターゲット15の無駄を最小限にすることができる。前記縮小幅が0.5mm未満であると、ターゲット15のスロープ部27にレーザ光30が照射されてプルームの方向が変化する場合がある。一方、前記縮小幅が1mmを超えると、レーザ光30が照射されない領域が増加してターゲット15の寿命が短くなる。
The
このレーザ蒸着装置31に用いるレーザ発光装置22としては、ターゲット15から構成粒子を叩き出すことができるレーザ光30を発生するものであれば、Ar−F(193nm)、Kr−F(248nm)などのエキシマレーザ、YAGレーザ、CO2レーザなどのいずれのものを用いても良い。
As the laser
レーザの照射出力の調整は、レーザ発光装置22に電力を供給する増幅装置(図示略)の出力を調整することにより行うことができる。また、レーザの照射周波数は、1秒間当たりに間欠的に発振されるレーザのパルスの数を示すものであり、この調整は、レーザ発光装置22に電力を一定の周波数をもって間欠的に供給するか、レーザ光が通過する経路のどこかに、回転セクタ等の機械的シャッタを設け、この機械的シャッタを一定の周波数をもって作動させることにより、調整することができる。
The adjustment of the laser irradiation output can be performed by adjusting the output of an amplifier (not shown) that supplies power to the laser
図2に示したレーザ蒸着装置31を用いてテープ基材14の上にY1Ba2Cu3OXの超電導層3を形成するには、多結晶中間薄膜2が形成されたテープ基材14をこの多結晶中間薄膜2側を上にして基台16上に設置し、酸化物超電導体のターゲット15としてY1Ba2Cu3OXからなる円板状のターゲット15を支持ホルダ37の支持部38に取り付け、蒸着処理室13を真空排気装置21で減圧する。ここで必要に応じて蒸着処理室13に酸素ガスを導入して蒸着処理室13を酸素雰囲気としても良い。また、基台16の加熱ヒータを作動させてテープ基材14を所望の温度に加熱しても良い。
In order to form the
送出装置18からテープ基材14を送り出しつつ、レーザ発光装置22からレーザ光30を発生させ、透明窓26を通してレーザ光30を蒸着処理室13内に導入し、ターゲット15に照射する。この時、レーザ光30の照射位置をターゲット15の表面上で移動させるレーザ光の走査を行いながらレーザ光をターゲットに照射してもよい。ターゲット15は、ターゲット移動機構32によってその中心軸を中心に回転させるとともに中心軸の延長線と直交する面に沿った方向に沿って往復移動させている。ここでのターゲット15の回転運動によりレーザ光30は円状の軌跡を描くので、ターゲット15表面は円状に削られ、また、並進運動によりレーザ光30はターゲット15の径方向に動くので、ターゲット15の円周側から中心側にかけても削れられるので、異なる場所のターゲット15の構成粒子が叩き出されるか蒸発する。
While feeding the
ここでターゲット15を回転運動させる際の回転速度は、1回転/sec〜10回転/sec程度とされる。また、ターゲット15を並進運動させる際の並進速度は、下記式(1)で示される速度式を満たすものであることが、ターゲット15の表面にレーザ光30を照射して、ターゲット15の構成粒子を叩き出すか蒸発させたときに、ターゲット15の表面が局所的に深く削られるのを防止し、ターゲット15の表面全体を均一に削ることができ、ターゲット15の表面の利用効率を向上できる点で好ましい。
Here, the rotational speed when the
dx/dt=a/|x| ・・・式(1)
(式中、xはターゲットの中心軸からの距離(mm)、tは時間(sec)、aは定数)
dx / dt = a / | x | (1)
(Where x is the distance (mm) from the center axis of the target, t is the time (sec), and a is a constant)
ターゲット15の並進速度が、前記式(1)を満たさない場合、ターゲット15の表面にレーザ光30を照射して、ターゲット15の構成粒子を叩き出すか蒸発させたときに、ターゲット15の表面が局所的に深く削られるのを防止する効果が十分でなく、ターゲット15の表面全体を均一に削るのが困難である。前記式(1)中のaは、大きくなるほど並進速度が速くなる。aの値の範囲としては、50mm2/sec程度以上とするのが好ましい。aの値が、50mm2/sec未満であると、ターゲット15の表面状態が速く悪くなり、ターゲット15の寿命の延長効果が低下してしまう。
When the translation speed of the
このように、ターゲット15を回転させつつ、並進移動させてレーザ蒸着を行う際に、レーザ蒸着の経時とともに、ターゲット15の並進運動の移動距離を縮小することによって、レーザ光30がスロープ部27に照射されるのを防ぎながら、レーザ蒸着を長時間継続することができ、プルームの方向が変わることによる超電導層3の成膜不良が少なくなり、長尺線材を製造する場合でも超電導層3の膜厚分布が均一なものとなるので、長手方向の超電導特性が均一な酸化物超電導線材5を製造することができる。
As described above, when performing laser deposition by rotating the
[実施例]
図2に示すレーザ蒸着装置を用い、ハステロイテープの表面にIBADにより膜厚1μm、配向性10度のGd2Zr2O7からなる多結晶中間薄膜を形成し、さらにPLD法により配向性5度のCeO2からなる多結晶中間薄膜を形成した、長さ100mのテープ基材をこの多結晶中間薄膜側を上にして基台上に設置し、ターゲットとしてY1Ba2Cu3OX系の円板状のターゲットを支持ホルダの支持部に取り付け、蒸着処理室を真空排気装置で減圧した。送出装置から前記薄膜積層体を1.0m/hで送り出しつつ、レーザ発光装置からレーザ光を発生させ、レーザ光をターゲットに照射した。レーザ光の強度を20W、照射周波数を100Hz、ターゲットの回転速度は2回転/secとした。ターゲットの並進運動の速度は、前記式(1)で示される速度式を満たしており、このときのaの値は50mm2/secとした。また、並進運動は8往復毎に移動距離を0.8mm縮小するように制御した。この条件下でテープ基材の多結晶中間薄膜の表面にターゲットの構成粒子を堆積させて、厚さ1μmのY1Ba2Cu3OXの薄膜を形成し、長尺の酸化物超電導線材を製造した。得られた酸化物超電導線材の臨界電流の長手方向分布を測定し、その結果を図3中の実施例として記載した。
[Example]
Using the laser deposition apparatus shown in FIG. 2, a polycrystalline intermediate thin film made of Gd 2 Zr 2 O 7 having a film thickness of 1 μm and an orientation of 10 degrees is formed on the surface of the Hastelloy tape by IBAD, and further an orientation of 5 degrees by the PLD method. A tape base material having a length of 100 m, on which a polycrystalline intermediate thin film made of CeO 2 was formed, was placed on the base with the polycrystalline intermediate thin film side facing up, and a Y 1 Ba 2 Cu 3 O X- based target was used. A disk-shaped target was attached to the support portion of the support holder, and the vapor deposition processing chamber was depressurized with a vacuum exhaust device. While the thin film laminate was sent out from the delivery device at 1.0 m / h, laser light was generated from the laser light emitting device, and the target was irradiated with the laser light. The intensity of the laser beam was 20 W, the irradiation frequency was 100 Hz, and the target rotation speed was 2 rotations / sec. The speed of the translational movement of the target satisfies the speed formula shown by the formula (1), and the value of a at this time is 50 mm 2 / sec. Further, the translational motion was controlled so as to reduce the moving distance by 0.8 mm every 8 reciprocations. Under this condition, target constituent particles are deposited on the surface of the polycrystalline intermediate thin film of the tape substrate to form a 1 μm-thick Y 1 Ba 2 Cu 3 O x thin film, and a long oxide superconducting wire is formed. Manufactured. The longitudinal distribution of critical current of the obtained oxide superconducting wire was measured, and the result is described as an example in FIG.
[比較例]
ターゲットの並進運動の移動範囲を縮小せずに一定としたままレーザ蒸着を行った以外は、実施例と同様にして酸化物超電導線材を製造した。得られた酸化物超電導線材の臨界電流の長手方向分布を測定し、その結果を図3中の比較例として記載した。
[Comparative example]
An oxide superconducting wire was manufactured in the same manner as in the example except that laser deposition was performed while keeping the range of translational movement of the target constant without reducing it. The longitudinal distribution of the critical current of the obtained oxide superconducting wire was measured, and the result is shown as a comparative example in FIG.
図3の結果から、ターゲットの並進運動の移動範囲を縮小せずに一定としたままレーザ蒸着を行った比較例では、ターゲットに形成されたスロープ部にレーザ光が照射されてプルームの向きが変化したことにより、得られる酸化物超電導線材の長手方向の超電導特性が不均一となった。この比較例において臨界電流の長手方向分布の最大値と最小値との差は約30%であった。 From the result of FIG. 3, in the comparative example in which laser deposition was performed while keeping the range of translational movement of the target constant without reducing, the direction of the plume was changed by irradiating the slope portion formed on the target with laser light. As a result, the superconducting characteristics in the longitudinal direction of the obtained oxide superconducting wire became non-uniform. In this comparative example, the difference between the maximum value and the minimum value of the longitudinal distribution of the critical current was about 30%.
一方、ターゲットの並進運動の移動範囲を経時とともに縮小してレーザ蒸着を行った実施例では、得られる酸化物超電導線材の長手方向の超電導特性が均一化された。この実施例において臨界電流の長手方向分布の最大値と最小値との差は約10%になった。 On the other hand, in the example in which the range of translational movement of the target was reduced with time and laser deposition was performed, the superconducting characteristics in the longitudinal direction of the obtained oxide superconducting wire were made uniform. In this example, the difference between the maximum value and the minimum value of the longitudinal distribution of the critical current was about 10%.
1…基材、2…多結晶中間薄膜、3…超電導層、5…酸化物超電導線材、11,31…レーザ蒸着装置、12…処理容器、13…蒸着処理室、14…テープ基材、15…ターゲット、16…基台、17…支持ホルダ、18…送出装置、19…巻取装置、20…排気孔、21…真空排気装置、22…レーザ発光装置、23…第1反射鏡、24…集光レンズ、25…第2反射鏡、26…透明窓、27…スロープ部、28…プルーム、30…レーザ光、32…ターゲット移動機構、33…ターゲットホルダ、34…ホルダ回転用シャフト。
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