JP4573380B2 - Digital broadcast receiver - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はディジタル放送受信装置に関する。
近年、CS(Communication Satellite )放送等のディジタル放送が実際の運用に供され始めている。このようなディジタル放送では例えば100チャンネルという膨大な数のチャンネルが提供され、ユーザである視聴者は、かかる膨大な数のチャンネルの中から好みの1つのチャンネルを逐次選択して、放送を視聴することになる。
【0002】
【従来の技術】
CS放送等のディジタル放送では上記のとおり膨大な数のチャンネルから1つのチャンネルを選択することから、その選択のための操作はユーザにとってきわめて煩雑なものとなる。
このため従来より種々の放送選択機構が提案されている。数例を挙げると、▲1▼特開平10−191194号、▲2▼特開平10−215419号、および▲3▼特開平10−304271号、等がある。
【0003】
上記従来例▲1▼は、ユーザの希望により指定する番組もしくはチャンネルについて、マークを付けることができるようにし、これらのマーク付けされた番組もしくはチャンネルについて、番組案内表示を行うものである。
上記従来例▲2▼は、ユーザに出演者、曲名等のキーワードを入力させ、ユーザが視聴希望の番組を探しやすい番組表を作成して、ユーザに出力するものである。
【0004】
上記従来例▲3▼は、ユーザがこれまでに視聴した番組の視聴回数をメモリに記録しておき、目的の番組を能率よく探すようにするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来例▲1▼、▲2▼および▲3▼等にはない、新たなディジタル放送選択機構を提供する。
例えば車両搭載用のディジタル放送受信機について見ると、かかる車両用の受信機では、ユーザの好みの1つまたは複数のジャンルやタイトル等を予め指定しておけば、ドライブ中、何の操作も要することなく、これらのジャンルやタイトルを有する番組タイプのみを、次から次へと連続して、かつ、自動的に受信できれば、これまでのアナログ放送では全く考えられない新たなサービスが提供できる。
【0006】
したがって本発明は、ユーザの好みの番組タイプのみを次から次へと連続的に、かつ、自動的に受信することのできるディジタル放送受信装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明に基づくディジタル放送受信装置の基本構成図である。
本発明に係るディジタル放送受信装置1は、大別して、受信機2と、放送選択機能部3とからなる。さらに具体的には、少なくとも番組タイプ情報bを付加情報Bとして含む放送をアンテナANTより受信してビデオ/オーディオ情報AVをユーザに提供する受信機2を有するディジタル放送受信装置1であって、ここに放送選択機能部3は、受信機2に連携し、ユーザから指定された番組タイプを、番組タイプ情報bから検索して、時間情報tとともにデータベースDBに格納し、データベースDBより、当該番組タイプを時系列的に選択して順次ユーザに提供する機能を果す。
【0008】
なお本発明に係るディジタル放送受信装置1をなす受信機2および放送選択機能部3のうち、特に該機能部3が本発明を特徴づける要素であり、理解しやすいように、受信機2と切り離して独立した要素として図示している。実際には、制御部(マイコン)4と一体に形成されるのが望ましい。
なお受信機2そのものについては周知の一般的な構成でよい。例えば、チューナならびにRF増幅器等を構成するRF部(“RF”)と、上記の番組タイプ情報b等を含む付加情報Bを復号して、制御部(マイコン)4に戻すデコーダDECと、マイコン4のプログラムや必要なデータを保持するメモリ5と、ユーザにより指定される各種の指定情報を入力するキー7と、その入力信号をマイコン4に受信可能な信号にするインタフェース6とを有する。かくしてユーザの好みの番組がオーディオ/ビデオ放送として、モニタ(M)8および/またはスピーカ(SP)9より提供される。
【0009】
このような受信機2に連携する、本発明に係る放送選択機能部3は、図示するように、番組タイプ情報抽出手段11と、データベース作成手段12と、データベース(DB)13と、データベース検索手段14と、検索判定手段15とを有してなる。なお、データベース13に隣接するユーザメモリ(UM)17については後述する。
【0010】
上記の各手段11,12,14および15の主たる機能は次のとおりである。
番組タイプ情報抽出手段11は、番組の属性に関する付加情報Bより、時間情報tを含む番組タイプ情報bを抽出するものである。
データベース作成手段12は、抽出した時間情報tを含む番組タイプ情報bを格納するデータベース(DB)13を作成するものである。
【0011】
データベース検索手段14は、ユーザから指定された番組タイプをデータベース13より検索し、その指定に係るオーディオ/ビデオ情報AVを、受信機2より時系列的に、順次提供するものである。
検索判定手段15は、ユーザから指定された選択特定情報に応じて、上記の検索の際の判定を行うものである。ここに選択特定情報とは、番組に関する選択をユーザが特定するための情報を意味する。
【0012】
上記の各手段により、ユーザは自己の好みの番組を、自動的に、次から次へと連続して視聴することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図2は図1に示す検索判定手段15の具体的構成例を示す図である。本図に示す各部の説明により、本発明により得られる機能が一層明白となる。
本図に示す要素は、優先指定部21、番組競合通知部22、時間干渉率算定部23、レコード指示部24、録音選択部25、レコード再生部26、レコード再生停止部27、およびレコード再生選択部28であり、マイコン4と連係して動作する。なお、検索判定手段15としてこれらの要素21〜28を全て同時に形成する必要はなく、任意のいくつかを必要に応じて、形成しておけばよい。
【0014】
以下、模式的に表した番組表ならびにフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
図3は本発明の第1例を表すタイムテーブルであり、
図4は第1例のもとでの動作を示すフローチャートである。
図3の番組表を参照すると、例えばサービスA、サービスBおよびサービスCの三種の放送サービスが提供されており、各放送サービスにおいては、図示する各種の番組タイプが本図の左側に示す時間帯において放送予定である。
【0015】
上述した選択特定情報は、ジャンルやタイトルや出演者等の中からどれを選択するかユーザによって特定される情報であり、これらのジャンル、タイトル、出演者等を番組タイプと総称する。
図3の例では、ユーザは選択特定情報としてスポーツを選択しており、受信機2のモニタ8やスピーカ9からは、スポーツC→スポーツB→スポーツAが、時間を追って次から次へと、自動的に、連続してユーザに提供される。例えば、スポーツCはテニス、スポーツBは野球、スポーツAは相撲の各中継放送である。
その他、ニュースのA,Bやポップス(POP)のA,Bや、天気予報Aも放送されている。
【0016】
図4では上述した連続受信のための動作例が示されている。
ステップS11:選択特定情報をユーザが例えばキー7を用いて入力する。この例ではスポーツを選択する。
ステップS12:番組タイプ情報抽出手段11は、上記の付加情報BとしてEPG(Electronic Program Guide) 情報を解析し、同時にステップS11による上記選択特定情報を解析する。
【0017】
ステップS13:データベース作成手段12は、上記の連続受信用のデータベース(DB)13を作成する(図解的に示せば、図3のハッチングの部分のデータベースである)。
以上のステップを経ると、ユーザが選択した番組タイプ(スポーツ)の連続受信が可能となる。
【0018】
ステップS14:データベース検索手段14は、データベース13に登録された番組の時間になったか判断する。
ステップS15:その時間になったと判断すると(Yes)、データベース13に登録されたサービスに切り替える。図3の例では、例えば時刻1:00になると、スポーツCからスポーツBへ切り替える。
【0019】
以上のようにして連続受信を行うことが可能となる。
図5は本発明の第2例を表すタイムテーブルであり、
図6は第2例のもとでの動作を示すフローチャートである。
図3および図4の第1例では、単一の番組タイプ(スポーツ)がユーザによって選択された。しかし実際には、ユーザが2種の番組タイプあるいはそれ以上の種類の番組タイプを選択することを望むこともある。
【0020】
このような場合に、図2に示した検索判定手段15内の優先指定部21が有効に機能する。
この優先指定部21は、上述した選択特定情報により指定された番組タイプが複数種あるときにこれらの番組タイプの優先視聴順位に関する情報を該選択特定情報より得て保持し、かつ、同一時間帯にこれらの番組タイプが競合したとき、最優先の番組タイプを指定するものである。
【0021】
例えば、図5の番組表を参照すると、ユーザは番組タイプ“スポーツ”と、別の番組タイプ“ポップス(POP)”を選択しているものとする。そして、さらに、これらの2つの番組タイプに優先視聴順位を指定している。この例では、ポップス(POP)が第1優先(最優先)で、スポーツが第2優先である。
そうすると図5において、時刻2:00から始まっているスポーツBと、時刻3:00から始まるポップスPOP・Bとが、この時刻3:00から競合することになるが、この場合、優先指定部21は、第2優先のスポーツBから第1優先(最優先)のポップス(POP・B)へ放送を切り替えてしまう。
【0022】
図6では上述した優先指定があるときの動作例が示されている。
ステップS21:ステップS11(図4)と同様であるが、優先順位に関する情報も入力される。
ステップS22,S23は、ステップS12,S13(図4)と同様であり、連続受信に入る。
【0023】
ステップS24は、ステップS14(図4)と同様である。
ステップS25は、ステップS15(図4)に対応するが、ここでは番組タイプの競合の発生を認識して、最優先の番組タイプに切り替える。
以上のようにして、2以上の番組が選択された場合に起こり得る番組相互のぶつかりを調整することができる。
【0024】
図7は本発明の第3例を表すタイムテーブルであり、
図8は第3例のもとでの動作を示すフローチャートである。
図5および図6の第2例では、複数種の番組タイプを選択したときに起こり得る上記の競合を、優先順位を指定することにより調整したが、この第3例では、ユーザにその競合発生の事実のみを伝えることとする。このために、図2に示した番組競合通知部22が設けられる。
【0025】
この番組競合通知部22は、上記の選択特定情報により指定された番組タイプが、同一時間帯に複数競合したとき、競合した旨をユーザに通知するものである。
例えば、図7の番組表を参照すると、ユーザは番組タイプ“スポーツ”を選択しているが、時刻3:00から始まるスポーツA(相撲)が、時刻1:00から始まっているスポーツB(野球)と競合してしまう。そこでこの競合の事実をユーザに通知し、かつ、マニュアル操作でいずれか一方をユーザに選択させる。これまで聞いていたスポーツBをそのまま続行するか、新たなスポーツAに切り替えるか、の選択である。したがって、この場合、競合することになる新たなスポーツAについてのEPG情報(その内容、トータル時間等)を、ユーザへの通知の際に併せて知らせると、ユーザは一層選択がしやすくなる。
【0026】
図8では上述した、ユーザに対して競合発生の通知をするときの動作例が示されている。
ステップS31,S32,S33,S34及びS36は、それぞれ図4のステップS11,S12,S13,S14およびS15と同様である。
特に注目すべきステップはS35とS37であり、ステップS35では、データベース検索手段14により、サービスの競合が検知される。するとステップS37では、番組競合通知部22(図2)により、ユーザへその旨の通知がなされる。この通知は、スピーカ9からのビープ音でもよいし、モニタ8上での適当な画面表示でもよい。
【0027】
その通知を受けたユーザは、例えばキー7からの入力によりマニュアル操作で、スポーツAまたはスポーツBを選択できる。なお、上述の説明では、スポーツAおよびBという同一ジャンルの例を示したが、スポーツとポップスというように異なるジャンルのときでもよい。
以上のようにして、2以上の番組のぶつかりをユーザに知らせることにより、最適な番組を選択可能となる。
【0028】
図9は本発明の第4例を表すタイムテーブルであり、
図10は第4例のもとでの動作を示すフローチャートである。
図7および図8の第3例では、複数種の番組タイプが競合したときに、そのいずれを選択するかをユーザの判断に任せていたが、この第4例では、放送選択機能部3がユーザに代わって判断するようにする。この判断基準となるのは時間干渉率(後述)であり、図2に示した時間干渉率算定部23が有効に機能する。
【0029】
この時間干渉率算定部23は、上述した選択特定情報により指定された番組タイプと同種の番組タイプが競合したとき、各番組タイプが他の番組タイプによって干渉される時間的割合を算定して時間干渉率とし、この時間干渉率の小さい番組タイプを優先して選択するものである。
例えば、図9の番組表を参照すると、ユーザは番組タイプ“スポーツ”を選択しているが、本図中の「競合」として表した時間帯において、スポーツA1、スポーツBおよびスポーツC2が競合してしまっている。
【0030】
このような場合、その競合をユーザに調整させるのではなく、時間干渉率算定部23で自動的に決定することとする。
図9の例によると、スポーツC2はその全放送時間が、スポーツBによって(スポーツA1によっても)干渉される時間的割合が100%である。またスポーツA1について見ると、その全放送時間がスポーツBによって干渉される時間的割合は100%である。
【0031】
一方、スポーツBについて見ると、その全放送時間中、スポーツA1によってまたスポーツC2によって干渉される時間的割合は100%以下である。ここでその時間的割合を上記の時間干渉率Rとして定義すると、
R=t/T×100〔%〕
である。Tは着目する番組の全放送時間であり、tはこの着目する番組が、他の選択番組と重なっている時間である。
【0032】
図9の例によれば、スポーツA1,BおよびC2の各時間干渉率R(A1),R(B)およびR(C2)は、Hを時間(hour) とすると、
R(A1)=1.0H/1.0H=100%
R(B) =1.0H/2.0H=50%
R(C2)=0.5H/0.5H=100%
となる。したがって、50%と最も小さいR(B)を最優先で選択する。すなわちスポーツBを選択して受信する。
【0033】
図10では上述した時間干渉率に従った動作例が示されている。
ステップS41,S42,S43,S44およびS46は、それぞれ、図4のステップS11,S12,S13,S14およびS15と同様である。
ステップS45は、図8のステップS35と同様である。
したがって本図のステップS47がこの第4例を最も特徴づけるステップであり、上述した時間干渉率Rに基づき、競合番組中の1つの番組が自動的に選択される。
【0034】
なお時間干渉率Rの計算は、番組競合が発生したとき行ってもよいし、EPG情報を受信した時点で予め計算し、データベース13にその値を格納しておくようにしてもよい。
以上のようにして、2以上の番組が競合したとき、自動的に、時間干渉率の最小となる番組が選択される。
【0035】
図11は本発明の第5例を表すタイムテーブルであり、
図12は第5例のもとでの動作を示すフローチャートである。
図5、図7および図9を参照すると、各図で“競合”と記載した各時間帯において、他の番組が優先選択されたことにより非選択となった番組がある。図5(第2例)のスポーツB、図7(第3例)のスポーツAまたはスポーツB、図9(第4例)のスポーツA1およびスポーツC2である。
【0036】
これら非選択となった番組がそのまま捨てられてしまうのでは、折角の放送番組が無駄になってしまう。そこで第5例では、これらの非選択の番組をレコード(録画/録音)しておくようにする。そのために図2に示したレコード指示部24が有効に機能する。
このレコード指示部24は、上述した選択特定情報により指定された番組タイプが、同一時間帯に複数競合したとき、この選択特定情報に応じて非選択となった番組について、録画/録音するように指示するものである。
【0037】
例えば、図11の番組表を参照すると、ユーザが選択特定情報によりスポーツを選択しているものとすると、時刻1:00より、スポーツA1とスポーツBが競合してしまう。そこで、上記第2例(図5)に基づくと、第2優先のスポーツA1が非選択となり、上記第3例(図7)に基づくと、ユーザのマニュアル選択(スポーツBを選択したものとする)によってスポーツA1が非選択となり、上記第4例(図9)に基づくと、上記時間干渉率Rの大きいスポーツA1が非選択となる。
【0038】
こうして非選択となったスポーツA1の番組は、本第5例のもとで、レコード指示部24による指示により、録画/録音されることになる。
図12では上述したレコード指示の動作例が示されている。
ステップS51,S52,S53,S54およびS56は、それぞれ、図4のステップS11,S12,S13,S14およびS15と同様である。
【0039】
ステップS55は、図8のステップS35と同様である。
したがって本図のステップS57がこの第5例を最も特徴づけるステップであり、非選択となった上記番組(スポーツA1)は録画/録音器16(図1)にてレコードされる。なお、録画/録音とは、録画および録音のいずれか一方、または双方を行うことを表している。
【0040】
以上のようにして、非選択となった番組を自動的に保存しておくことが可能となる。
図13は本発明の第6例を表すフローチャートである。
この第6例は、図2に示した録音選択部25により行われる。
上述した第5例を実施する場合、非選択となった番組が、例えばニュースであったとすると、これを後に録画/録音器16より再生するときに、そのニュースの音声を再生するだけでも十分内容を知ることができる。そうすると、ニュースのような属性を有する番組ならば、録画をせずに録音だけを選択することも可能である。特に車載用のディジタル放送受信装置であると、録音だけ再生した方が都合がよい。ニュースのみならず、落語のような語り物の場合も当てはまる。
【0041】
かくのごとく上記録音選択部25は、EPG情報のような上記付加情報Bより得た、非選択となった番組の属性に基づき、当該非選択の番組タイプが録画を必要としない属性を有するとき、録音のみを選択することを指定する働きをする。
図13を参照すると、
ステップS61:非選択となり、レコードされるサービス(例えば上記のニュース)の属性を検索する。
【0042】
ステップS62:上記属性がニュースと分かれば対応する記録媒体を自動選択する。具体的には録音器(16)を自動選択する。
ステップS63:非選択中、上記のニュースを上記録音器(16)にて録音する。
以上のようにして、非選択の番組を単にレコードするだけでなく、そのレコード媒体までも自動的に選択可能となる。
【0043】
図14は本発明の第7例を表すタイムテーブルであり、
図15は第7例のもとでの動作を示すフローチャートである。
この第7例は、上記第5例のステップS57(図12)や、上記第6例のステップS63(図13)でレコード(録画/録音)された番組の再生に関するものである。このために、図2に示したレコード再生部26が設けられる。
【0044】
このレコード再生部26は、上述のデータベース検索手段14が、データベース(DB)13内に、ユーザから指定された番組タイプに該当するものが存在しない空き時間を検索したとき、この空き時間に、上記のレコード指示部24によりレコード(録画/録音)された非選択の番組を再生させるものである。
例えば、図14の番組表を参照すると、ユーザは上記選択特定情報として、スポーツを選択しているものとする。この例では、スポーツA1とスポーツBが競合する。
【0045】
そうすると、上記の第2例(図5、図6)、第3例(図7、図8)あるいは第4例(図9、図10)に従って、スポーツA1かスポーツBのいずれか一方が優先選択される。そして仮にスポーツA1が非選択になったものとすると、上記の第5例(図11、図12)または第6例(図13)に従って、そのスポーツA1が録画/録音器16(図1)にレコードされる。
【0046】
レコードされたスポーツA1の番組は、この第7例に基づけば、後の空き時間を捜し、この空き時間があれば、その時間帯に、再生されることになる。図14の例では、時刻3:00からの時間帯は、ライブAおよびライブBの番組しかなく、選択したスポーツの番組はないから、ここが空き時間となり(図中の、“空き”)、スポーツA1を再生できる。
【0047】
図15では上述した、空き時間での非選択番組の再生動作例が示されている。
ステップS71:データベース検索手段14(図1)により、データベース13に、受信する番組(上記の、ユーザが選択したスポーツ番組)があるか判断する。この判断はレコード再生部26が行う。
ステップS72:そのスポーツ番組があればこれに切り替える。このステップS72は図4のステップS15と同様である。
【0048】
ステップS73:上記ステップS71にて、その判断結果がNoであると、求める空き時間を見つけたことになる。そこでこの空き時間に、上記のレコードされているスポーツA1を再生する。
以上のようにして、非選択となった番組が、空き時間を利用して再生されることになる。
【0049】
図16は本発明の第8例を表すタイムテーブルであり、
図17は第8例のもとでの動作を示すフローチャートである。
上記第7例におけるステップS73(図15)によれば、レコード再生部26(図2)により非選択番組の再生を開始すると、これが完結するまで再生し続ける。
【0050】
しかしながら、その再生途中で、ユーザが選択している番組(スポーツ)の放送が新たに開始することもあり得る。図16はこのことを示している。時刻12:00より競合によって非選択となったスポーツA1は、レコード指示部24にレコードされる。そして前述の空き時間を見つけると(本図では時刻2:00以降)、その時間帯で、レコードしたスポーツA1を再生する。上記の第7例によれば、そのままスポーツA1を完結するまで、再生し続ける。
【0051】
ところが本図に示すとおり、時刻3:00より新たにスポーツA2が開始してしまう。この場合、1時間半分のスポーツA1は、1時間の空き時間では再生し切れていないが、その残りはまた後から見ることができるので、強制的にスポーツA1の再生を停止し、当該サービス(スポーツA2)に切り替える。これが第8例であり、そのために図2に示すレコード再生停止部27を設ける。
【0052】
このレコード再生停止部27は、上述したデータベース検索手段14が、データベース13内に、ユーザから指定された番組タイプに該当するものを検索したとき(この場合、スポーツA2)、レコードされた非選択の番組(スポーツA1)の再生を停止させる機能を果す。
図17では上述したレコード再生停止の動作例が示されている。
【0053】
ステップS81およびステップS82は、それぞれ、図15のステップS71およびS72と同様である。
またステップS83も、図15のステップS73と同様である。したがって、ステップS84とS85が、新たに加わったことになる。
ただしステップS83では、チェックルーチンが含まれる。このチェックルーチンは、サービスの再生中、所定の間隔で周期的に、例えば30秒毎に行われる。ただしそのチェックルーチンは、再生中の例えば垂直フライバック期間中等のわずかな時間を利用して実行される。
【0054】
このチェックルーチンでは、ステップS84が実行される。このステップの内容はステップS81と全く同じである。このステップS84で、図16の時刻3:00からのスポーツA2を発見すると、直ちにステップS85に至って、再生の停止を行うと同時に、ステップS82に至って、スポーツA2の放送を受信し始める。なお、上記のチェックルーチンやステップS84に代えて、データベース検索手段14により、スポーツA2を見つけて、そのときに上記の再生を停止するようにしてもよい。
【0055】
以上のようにして、非選択となってレコードされた番組を再生している間であっても、新たなユーザ選択番組が始まれば直ちにこれに切り替えることができる。
図18は本発明の第9例を示すフローチャートである。
上記第8例の説明では、非選択となった番組が1つ(スポーツA1)であったが、そのような非選択となる番組が2つ以上になることも場合によってはあり得る。
【0056】
このような場合、レコードされた2以上の番組の中から最適な1つを選択して再生できるようにしたのが、本第9例である。このために図2に示したレコード再生選択部28が有効に機能する。
このレコード再生選択部28は、録画/録音器16(図1)にレコード(録画/録音)された非選択の番組が複数あるとき、上述した空き時間内に再生が完了する番組を選択して上記レコード再生部26に再生させるものである。
【0057】
例えば、レコードされた非選択の番組が2つあって、1つはその総再生時間が2時間半、もう1つは1時間半であったとして、上記の空き時間として2時間の時間帯が割り出されたときは、後者の番組(1時間半)が選択されることになる。
図18では上述した、2以上のレコードされた番組があったときの再生選択動作例が示されている。
【0058】
ステップS91およびS92は、図15のS71およびS72と同様である。
したがって、ステップS93が本第9例の特徴的なステップである。このステップS93では、データベース検索手段14(図1)により、データベース(DB)13の中に存在する空き時間(例えば、図16に示す“空き”)を算定する。
さらに、レコード(録画/録音)した各サービス(番組)の総再生時間がその空き時間以内であるもの(空き時間に再生が完結できるサービス)を自動的に選択して再生し、ユーザに提供する。再生可能な番組が複数あるときは、番組一覧をユーザに出してもよいし、またタイムスタンプの古いものから自動で選択してもよい。
以上のようにして、レコードしたいくつかの番組のうち、空き時間内に、全て視聴し終えることのできる番組を自動的に選択して再生することができる。
【0059】
最後に第10例を説明するが、ここで再び図1を参照すると、データベース(DB)13に併設したユーザメモリ(UM)17が示されている。この役割は次のとおりである。
仮に1台の車両を2人のユーザU1およびU2が共用していたものとすると、各ユーザそれぞれに上記の選択特定情報は異なってくる。そうすると、該ユーザU1およびU2は、各々車両のエンジン始動の都度、自己の選択特定情報を設定し直さなければならないので面倒である。
【0060】
そこで選択特定情報をユーザU1用とU2用とに個別に持つようにする。これを示したのが図1のユーザメモリ(UM)17であり、その上段がU1用、その下段がU2用である。ユーザは、エンジン始動時に、キー7よりU1用かU2用かを指定するだけでよい。もしユーザが3人以上ならば、その数分のメモリ領域を用意すればよい。
【0061】
図19は本発明の第10例を示すフローチャートであり、上述したユーザ毎の選択特定情報の設定を行う動作例が示されている。
本図のフローチャートは、図6(第2例)に示したフローチャートと同様であり、本図のステップS102,S103は、それぞれ図6のステップS22,S23と同様である。したがって、本図のステップS101が第10例を特徴づけるステップである。
【0062】
このステップS101では、複数のユーザ(U1,U2…)のうちどのユーザが視聴者であるのかをデータベース検索手段14が識別する。例えば、当該ユーザを示すキー入力により識別する。その後、当該ユーザに固有の選択特定情報をユーザメモリ17より読み出す。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ディジタル多チャンネルのサービスの中からユーザの気に入ったサービスだけを次から次へと連続的に受信することができ、番組の選択を意識せずに、またその選択の手間を省いて、快適なサービス環境が提供される。選択の手間が省けるので特に車載用として好適である。
【0064】
上記第1例は、連続受信の典型例である。
上記第2例によれば、ユーザのお気に入りの番組を2種以上選択しても、これらの間の競合を最適に調整できる。
上記第3例によれば、ユーザにお気に入りのサービスの放送状況を漏れなく把握でき、番組選択の余地が広がる。
【0065】
上記第4例によれば、全体的に見て連続受信中の空き時間が少なくなり、より長時間楽しむことができるし、また、受信中の無駄な時間を減らすことができる。
上記第5例によれば、ユーザにお気に入りのサービスを漏れなく楽しむことができる。
【0066】
上記第6例によれば、上記録画/録音器16のうち、録音機能だけに特化させて、所要スペースの節約とコスト低下を図ることができる。またモニタ(M)8が例えば車載用ナビゲーションシステムと共用される場合、そのナビゲーションに干渉せずに済む。
上記第7例によれば、例えばドライブ中であれば、無駄なく長時間お気に入りの番組が楽しめる。
【0067】
上記第8例によれば、ユーザのお気に入りの番組を、無駄なく、長時間、しかも番組選択の操作なしに、楽しむことができる。
上記第9例によれば、楽しんでいた再生中の番組を中途半端に終わらせることなく、長時間楽しめ、また無駄時間も減らせる。
上記第10例によれば、各ユーザが一度自己の選択特定情報を設定したら、その後は設定操作なしに、お気に入りのサービスの開始は全て、各ユーザ毎に分かりしたがって見逃しもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくディジタル放送受信装置の基本構成図である。
【図2】図1に示す検索判定手段15の具体的構成例を示す図である。
【図3】本発明の第1例を表すタイムテーブルである。
【図4】第1例のもとでの動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2例を表すタイムテーブルである。
【図6】第2例のもとでの動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3例を表すタイムテーブルである。
【図8】第3例のもとでの動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第4例を表すタイムテーブルである。
【図10】第4例のもとでの動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第5例を表すタイムテーブルである。
【図12】第5例のもとでの動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第6例を表すフローチャートである。
【図14】本発明の第7例を表すタイムテーブルである。
【図15】第7例のもとでの動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第8例を表すタイムテーブルである。
【図17】第8例のもとでの動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第9例を表すフローチャートである。
【図19】本発明の第10例を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…ディジタル放送受信装置
2…受信機
3…放送選択機能部
4…制御部(マイコン)
8…モニタ
9…スピーカ
11…番組タイプ情報抽出手段
12…データベース作成手段
13…データベース(DB)
14…データベース検索手段
15…検索判定手段
16…録画/録音器
17…ユーザメモリ
21…優先指定部
22…番組競合通知部
23…時間干渉率算定部
24…レコード指示部
25…録音選択部
26…レコード再生部
27…レコード再生停止部
28…レコード再生選択部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a digital broadcast receiving apparatus.
In recent years, digital broadcasting such as CS (Communication Satellite) broadcasting has begun to be used in actual operation. In such digital broadcasting, for example, a huge number of channels such as 100 channels are provided, and a viewer who is a user selects one favorite channel from the huge number of channels and views the broadcast. It will be.
[0002]
[Prior art]
In digital broadcasting such as CS broadcasting, since one channel is selected from the enormous number of channels as described above, the operation for the selection becomes extremely complicated for the user.
For this reason, various broadcast selection mechanisms have been proposed. Some examples are (1) JP-A-10-191194, (2) JP-A-10-215419, and (3) JP-A-10-304271.
[0003]
In the above conventional example (1), a program or channel designated by a user's request can be marked, and program guide display is performed for the marked program or channel.
The conventional example {circle around (2)} is to allow the user to input keywords such as performers and song titles, create a program table that makes it easy for the user to find a program that the user wants to view, and output to the user.
[0004]
In the above conventional example (3), the number of times the user has viewed the program is recorded in a memory so that the target program can be searched efficiently.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides a new digital broadcast selection mechanism which is not found in the conventional examples (1), (2) and (3).
For example, when looking at a digital broadcast receiver mounted on a vehicle, such a receiver for a vehicle requires no operation during driving if one or more genres or titles of the user's preference are specified in advance. If only the program types having these genres and titles can be received continuously and automatically from one to the next, a new service that is completely unthinkable in analog broadcasting up to now can be provided.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a digital broadcast receiving apparatus that can continuously and automatically receive only a user's favorite program type from one to the next.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
FIG. 1 is a basic configuration diagram of a digital broadcast receiving apparatus according to the present invention.
The digital
[0008]
Of the
The
[0009]
As shown in the figure, the broadcast selection function unit 3 according to the present invention that cooperates with such a
[0010]
The main functions of each of the
The program type information extraction means 11 extracts program type information b including time information t from the additional information B relating to the program attributes.
The database creation means 12 creates a database (DB) 13 that stores program type information b including the extracted time information t.
[0011]
The database search means 14 searches the
The search determination means 15 performs determination at the time of the search according to the selection specific information designated by the user. Here, the selection specifying information means information for the user to specify selection related to a program.
[0012]
By each means described above, the user can automatically and continuously watch his / her favorite program continuously from one to the next.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 2 is a diagram showing a specific configuration example of the
The elements shown in this figure are:
[0014]
Hereinafter, it will be described in detail with reference to a program table and a flowchart schematically shown.
FIG. 3 is a time table representing the first example of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart showing the operation under the first example.
Referring to the program table in FIG. 3, for example, three types of broadcast services, service A, service B, and service C, are provided, and in each broadcast service, the various program types shown are time zones shown on the left side of the figure. Will be broadcast in Japan.
[0015]
The above-described selection specifying information is information specified by the user as to which of the genre, title, performer, etc. is selected, and these genre, title, performer, etc. are collectively referred to as a program type.
In the example of FIG. 3, the user has selected sports as the selection specifying information, and sports C → sports B → sports A from time to time, from the
In addition, news A and B, pops (POP) A and B, and weather forecast A are also broadcast.
[0016]
FIG. 4 shows an operation example for the continuous reception described above.
Step S11: The user inputs selection specific information using the
Step S12: The program type information extracting means 11 analyzes EPG (Electronic Program Guide) information as the additional information B, and simultaneously analyzes the selection specific information in step S11.
[0017]
Step S13: The database creation means 12 creates the above-described continuous reception database (DB) 13 (illustratively, it is a hatched database in FIG. 3).
After the above steps, the program type (sports) selected by the user can be continuously received.
[0018]
Step S14: The database search means 14 determines whether the time of the program registered in the
Step S15: When it is determined that the time has come (Yes), the service is switched to the service registered in the
[0019]
As described above, continuous reception can be performed.
FIG. 5 is a time table representing a second example of the present invention.
FIG. 6 is a flowchart showing the operation under the second example.
In the first example of FIGS. 3 and 4, a single program type (sports) was selected by the user. In practice, however, the user may wish to select two program types or more.
[0020]
In such a case, the
When there are a plurality of program types specified by the above-described selection specifying information, the
[0021]
For example, referring to the program guide in FIG. 5, it is assumed that the user has selected a program type “sports” and another program type “pops (POP)”. Further, priority viewing order is designated for these two program types. In this example, pops (POP) is the first priority (top priority), and sports is the second priority.
Then, in FIG. 5, the sports B starting at time 2:00 and the pops POP · B starting at time 3:00 compete from this time 3:00. In this case, the
[0022]
FIG. 6 shows an operation example when there is the above-described priority designation.
Step S21: The same as step S11 (FIG. 4), but information regarding the priority order is also input.
Steps S22 and S23 are the same as steps S12 and S13 (FIG. 4), and continuous reception starts.
[0023]
Step S24 is the same as step S14 (FIG. 4).
Step S25 corresponds to step S15 (FIG. 4), but here, the occurrence of program type conflict is recognized and the program type is switched to the highest priority program type.
As described above, collision between programs that can occur when two or more programs are selected can be adjusted.
[0024]
FIG. 7 is a time table representing the third example of the present invention.
FIG. 8 is a flowchart showing the operation under the third example.
In the second example of FIGS. 5 and 6, the above-described conflict that may occur when a plurality of types of programs are selected is adjusted by specifying the priority order. In this third example, the conflict occurs to the user. I will only tell you the facts. For this purpose, the program
[0025]
The program
For example, referring to the program table of FIG. 7, the user selects the program type “sports”, but sports A (sumo) starting from time 3:00 is sports B (baseball) starting from time 1:00. ). Accordingly, the fact of this conflict is notified to the user, and either one is selected by the manual operation. The choice is whether to continue the sport B that has been heard so far or to switch to a new sport A. Therefore, in this case, if the EPG information (the contents, the total time, etc.) about the new sport A to be competing is notified at the time of notification to the user, the user becomes easier to select.
[0026]
FIG. 8 shows an example of operation when notifying the user of the occurrence of a conflict as described above.
Steps S31, S32, S33, S34 and S36 are the same as steps S11, S12, S13, S14 and S15 of FIG.
Particularly noteworthy steps are S35 and S37. In step S35, the database search means 14 detects a service conflict. In step S37, the program conflict notification unit 22 (FIG. 2) notifies the user to that effect. This notification may be a beep sound from the
[0027]
The user who has received the notification can select the sport A or the sport B by manual operation by inputting from the
As described above, it is possible to select an optimal program by notifying the user of the collision of two or more programs.
[0028]
FIG. 9 is a time table representing the fourth example of the present invention.
FIG. 10 is a flowchart showing the operation under the fourth example.
In the third example of FIG. 7 and FIG. 8, when a plurality of types of program types conflict, it is left to the user to decide which one to select, but in this fourth example, the broadcast selection function unit 3 Make decisions on behalf of the user. This criterion is a time interference rate (described later), and the time
[0029]
The time interference
For example, referring to the program table of FIG. 9, the user selects the program type “sports”, but sports A1, sports B, and sports C2 compete in the time zone represented as “competition” in the figure. It has been.
[0030]
In such a case, the contention is not automatically adjusted by the user, but is automatically determined by the time
According to the example of FIG. 9, the total proportion of the sports C2 is interfered by the sports B (also by the sports A1) is 100%. Looking at the sport A1, the time ratio of the total broadcast time being interfered by the sport B is 100%.
[0031]
On the other hand, regarding the sport B, during the entire broadcasting time, the time ratio of interference by the sport A1 and the sport C2 is 100% or less. Here, when the time ratio is defined as the above-described time interference rate R,
R = t / T × 100 [%]
It is. T is the total broadcast time of the program of interest, and t is the time when this program of interest overlaps with other selected programs.
[0032]
According to the example of FIG. 9, the time interference rates R (A1), R (B) and R (C2) of the sports A1, B and C2 are as follows.
R (A1) = 1.0H / 1.0H = 100%
R (B) = 1.0H / 2.0H = 50%
R (C2) = 0.5H / 0.5H = 100%
It becomes. Therefore, R (B) having the smallest value of 50% is selected with the highest priority. That is, sport B is selected and received.
[0033]
FIG. 10 shows an operation example according to the above-described time interference rate.
Steps S41, S42, S43, S44 and S46 are the same as steps S11, S12, S13, S14 and S15 of FIG. 4, respectively.
Step S45 is the same as step S35 of FIG.
Therefore, step S47 in this figure is the step that characterizes this fourth example most, and one program among competing programs is automatically selected based on the time interference rate R described above.
[0034]
The time interference rate R may be calculated when program contention occurs, or may be calculated in advance when EPG information is received and stored in the
As described above, when two or more programs compete, the program having the minimum time interference rate is automatically selected.
[0035]
FIG. 11 is a time table showing the fifth example of the present invention.
FIG. 12 is a flowchart showing the operation under the fifth example.
Referring to FIGS. 5, 7, and 9, there are programs that are not selected because other programs are preferentially selected in each time zone described as “conflict” in each figure. The sports B in FIG. 5 (second example), the sports A or sports B in FIG. 7 (third example), and the sports A1 and sports C2 in FIG. 9 (fourth example).
[0036]
If these non-selected programs are discarded as they are, the broadcast program at the corner will be wasted. Therefore, in the fifth example, these non-selected programs are recorded (recorded / recorded). Therefore, the
When a plurality of program types designated by the above-described selection specifying information compete for the same time period, the
[0037]
For example, referring to the program guide in FIG. 11, if the user selects a sport according to the selection specifying information, the sport A1 and the sport B compete from time 1:00. Therefore, based on the second example (FIG. 5), the second-priority sport A1 is not selected, and based on the third example (FIG. 7), the user manually selects (sport B is selected). ) Deselects the sport A1, and based on the fourth example (FIG. 9), the sport A1 having a large time interference rate R is deselected.
[0038]
The program of the sport A1 that is not selected in this way is recorded / recorded in accordance with an instruction from the
FIG. 12 shows an operation example of the record instruction described above.
Steps S51, S52, S53, S54 and S56 are the same as steps S11, S12, S13, S14 and S15 of FIG. 4, respectively.
[0039]
Step S55 is the same as step S35 of FIG.
Therefore, step S57 in this figure is the step that characterizes this fifth example most, and the program (sports A1) that has not been selected is recorded by the recorder / recorder 16 (FIG. 1). Note that recording / recording means performing either one or both of recording and recording.
[0040]
As described above, it becomes possible to automatically save a non-selected program.
FIG. 13 is a flowchart showing the sixth example of the present invention.
This sixth example is performed by the
When the above-described fifth example is implemented, if the non-selected program is, for example, news, it is sufficient to reproduce the sound of the news when the program /
[0041]
As described above, based on the attribute of the non-selected program obtained from the additional information B such as EPG information, the
Referring to FIG.
Step S61: The attribute of the service (for example, the above news) that is not selected and recorded is searched.
[0042]
Step S62: If the attribute is known as news, the corresponding recording medium is automatically selected. Specifically, the recorder (16) is automatically selected.
Step S63: During the non-selection, the above news is recorded by the recorder (16).
As described above, it is possible not only to record a non-selected program but also to automatically select the record medium.
[0043]
FIG. 14 is a time table showing the seventh example of the present invention.
FIG. 15 is a flowchart showing the operation under the seventh example.
The seventh example relates to the reproduction of the program recorded (recorded / recorded) in step S57 (FIG. 12) of the fifth example and step S63 (FIG. 13) of the sixth example. For this purpose, the
[0044]
When the above-mentioned database search means 14 searches the database (DB) 13 for a free time when there is no program corresponding to the program type designated by the user, the
For example, referring to the program guide in FIG. 14, it is assumed that the user has selected sports as the selection specifying information. In this example, sports A1 and sports B compete.
[0045]
Then, according to the second example (FIGS. 5 and 6), the third example (FIGS. 7 and 8), or the fourth example (FIGS. 9 and 10), either sport A1 or sport B is preferentially selected. Is done. If the sport A1 is not selected, the sport A1 is recorded in the recorder / recorder 16 (FIG. 1) according to the fifth example (FIGS. 11 and 12) or the sixth example (FIG. 13). To be recorded.
[0046]
Based on this seventh example, the recorded program of sports A1 is searched for a later free time, and if this free time is available, it will be played back during that time zone. In the example of FIG. 14, since there are only live A and live B programs and no selected sports program in the time zone from 3:00, this is the free time (“free” in the figure), Sports A1 can be played.
[0047]
FIG. 15 shows an example of the reproduction operation of the non-selected program in the idle time described above.
Step S71: The database search means 14 (FIG. 1) determines whether or not there is a program to be received (the above-described sports program selected by the user) in the
Step S72: If there is the sports program, it is switched to this. This step S72 is the same as step S15 of FIG.
[0048]
Step S73: If the result of the determination is No in step S71, the required free time has been found. Therefore, the recorded sport A1 is reproduced during this idle time.
As described above, the non-selected program is reproduced using the idle time.
[0049]
FIG. 16 is a time table representing the eighth example of the present invention.
FIG. 17 is a flowchart showing the operation under the eighth example.
According to step S73 (FIG. 15) in the seventh example, when the reproduction of the non-selected program is started by the record reproduction unit 26 (FIG. 2), the reproduction is continued until this is completed.
[0050]
However, during the reproduction, broadcasting of the program (sports) selected by the user may be newly started. FIG. 16 illustrates this. The sport A1 that is not selected due to competition at time 12:00 is recorded in the
[0051]
However, as shown in the figure, the sport A2 is newly started at time 3:00. In this case, the sport A1 of one and a half hours has not been played back in the free time of one hour, but the rest can be seen later, so the playback of the sport A1 is forcibly stopped and the service ( Switch to sport A2). This is an eighth example. For this purpose, a record reproduction stop unit 27 shown in FIG. 2 is provided.
[0052]
When the above-described database search means 14 searches the
FIG. 17 shows an operation example of the above-described record reproduction stop.
[0053]
Steps S81 and S82 are the same as steps S71 and S72 of FIG. 15, respectively.
Step S83 is the same as step S73 in FIG. Therefore, steps S84 and S85 are newly added.
However, in step S83, a check routine is included. This check routine is performed periodically at predetermined intervals, for example, every 30 seconds during service reproduction. However, the check routine is executed using a short time such as during the vertical flyback period during reproduction.
[0054]
In this check routine, step S84 is executed. The contents of this step are exactly the same as in step S81. If the sport A2 from time 3:00 in FIG. 16 is found in step S84, the process immediately reaches step S85 to stop the reproduction and at the same time, reaches step S82 and starts receiving the broadcast of the sport A2. Instead of the above check routine or step S84, the database search means 14 may find the sport A2 and stop the above reproduction at that time.
[0055]
As described above, even when a program recorded in the non-selected state is being played back, it is possible to immediately switch to this when a new user-selected program starts.
FIG. 18 is a flowchart showing a ninth example of the present invention.
In the description of the eighth example, one program is not selected (sport A1). However, there may be two or more programs that are not selected.
[0056]
In such a case, in the ninth example, an optimum one can be selected and reproduced from two or more recorded programs. Therefore, the record
When there are a plurality of non-selected programs recorded (recorded / recorded) in the recorder / recorder 16 (FIG. 1), the record
[0057]
For example, if there are two recorded non-selected programs, one of which has a total playback time of two and a half hours and the other is one and a half hours, the above free time has a two-hour time zone. When it is determined, the latter program (one and a half hours) is selected.
FIG. 18 shows an example of the reproduction selection operation when there are two or more recorded programs as described above.
[0058]
Steps S91 and S92 are the same as S71 and S72 of FIG.
Therefore, step S93 is a characteristic step of the ninth example. In this step S93, the database search means 14 (FIG. 1) calculates the free time (for example, “free” shown in FIG. 16) existing in the database (DB) 13.
Furthermore, a service (program / record) that has been recorded (recorded / recorded) with a total playback time within the free time (a service that can be played back in the free time) is automatically selected and played, and provided to the user. . When there are a plurality of reproducible programs, a program list may be displayed to the user, or the oldest time stamp may be automatically selected.
As described above, it is possible to automatically select and play back a program that can be completely viewed within a vacant time among several recorded programs.
[0059]
Finally, a tenth example will be described. Here, referring to FIG. 1 again, a user memory (UM) 17 provided in the database (DB) 13 is shown. This role is as follows.
Assuming that two users U1 and U2 share one vehicle, the above-mentioned selection specifying information is different for each user. Then, the users U1 and U2 are troublesome because they must reset their selection information each time the vehicle engine is started.
[0060]
Therefore, the selection specific information is individually provided for the users U1 and U2. This is shown in the user memory (UM) 17 of FIG. 1, the upper part of which is for U1, and the lower part is for U2. The user only has to specify whether it is for U1 or U2 from the key 7 when starting the engine. If there are three or more users, a memory area corresponding to that number may be prepared.
[0061]
FIG. 19 is a flowchart showing the tenth example of the present invention, and shows an operation example for setting the above-described selection specific information for each user.
The flowchart in this figure is the same as the flowchart shown in FIG. 6 (second example), and steps S102 and S103 in this figure are the same as steps S22 and S23 in FIG. 6, respectively. Therefore, step S101 in this figure is a step characterizing the tenth example.
[0062]
In this step S101, the database search means 14 identifies which user is the viewer among the plurality of users (U1, U2,...). For example, identification is performed by key input indicating the user. Thereafter, selection specific information unique to the user is read from the
[0063]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, only a user's favorite service can be continuously received from digital multi-channel services, and the user can continuously receive the service without being aware of the selection of the program. A comfortable service environment is provided without the need for selection. Since the labor of selection can be saved, it is particularly suitable for in-vehicle use.
[0064]
The first example is a typical example of continuous reception.
According to the second example, even when two or more kinds of user's favorite programs are selected, the competition between them can be optimally adjusted.
According to the third example, the user can grasp the broadcast status of the favorite service without omission and the room for program selection is widened.
[0065]
According to the fourth example, the idle time during continuous reception is reduced as a whole, and it can be enjoyed for a longer time, and the useless time during reception can be reduced.
According to the fifth example, the user can enjoy the favorite service without omission.
[0066]
According to the sixth example, it is possible to specialize only the recording function in the recording /
According to the seventh example, for example, while driving, a favorite program can be enjoyed for a long time without waste.
[0067]
According to the eighth example, the user's favorite program can be enjoyed without waste, for a long time, and without a program selection operation.
According to the ninth example, it is possible to enjoy the program being played that has been enjoyed for a long time without ending the program halfway, and to reduce wasted time.
According to the tenth example, once each user sets his / her own selection specification information, all the start of favorite services can be known for each user without any setting operation thereafter, and therefore can not be overlooked.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a basic configuration diagram of a digital broadcast receiver according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a specific configuration example of search determination means 15 shown in FIG.
FIG. 3 is a time table representing a first example of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart showing an operation under the first example.
FIG. 5 is a time table showing a second example of the present invention.
FIG. 6 is a flowchart showing an operation under a second example.
FIG. 7 is a time table showing a third example of the present invention.
FIG. 8 is a flowchart showing an operation under a third example.
FIG. 9 is a time table showing a fourth example of the present invention.
FIG. 10 is a flowchart showing an operation under a fourth example.
FIG. 11 is a time table showing a fifth example of the present invention.
FIG. 12 is a flowchart showing an operation under a fifth example.
FIG. 13 is a flowchart showing a sixth example of the present invention.
FIG. 14 is a time table showing a seventh example of the present invention.
FIG. 15 is a flowchart showing an operation under a seventh example.
FIG. 16 is a time table showing an eighth example of the present invention.
FIG. 17 is a flowchart showing an operation under an eighth example.
FIG. 18 is a flowchart showing a ninth example of the present invention.
FIG. 19 is a flowchart showing a tenth example of the present invention.
[Explanation of symbols]
1. Digital broadcast receiver
2 ... Receiver
3. Broadcast selection function section
4. Control unit (microcomputer)
8 ... Monitor
9 ... Speaker
11: Program type information extraction means
12 ... Database creation means
13 ... Database (DB)
14 ... Database search means
15 ... Search determination means
16 ... Recorder / Recorder
17 ... User memory
21 ... Priority designation part
22 ... Program conflict notification section
23. Time interference rate calculation unit
24 ... Record instruction section
25 ... Recording selection part
26 ... Record playback section
27 ... Record playback stop section
28 ... Record playback selection section
Claims (6)
ユーザにより指定された選択特定情報の番組タイプに該当する番組を、前記付加情報に含まれる番組タイプ情報から検索して、その時間情報をデータベースに格納し、該データベースの格納情報と現時間情報に基づき、ユーザから指定された番組タイプの番組を時系列的に選択して受信し順次前記ユーザに提供する放送選択機能部を備え、
前記放送選択機能部は、
前記付加情報より、番組の時間情報と番組タイプ情報を抽出する番組タイプ情報抽出手段と、
前記番組タイプ情報抽出手段が抽出した時間情報と番組タイプ情報を情報として含むデータベースを作成するデータベース作成手段と、を有し、
ユーザにより指定された選択特定情報の番組タイプに該当する番組を前記データベースより検索し、検索された番組の時間情報に基づき前記受信機に時系列的に受信させて、該当番組のオーディオ/ビデオ情報を順次提供するデータベース検索手段と、
前記ユーザから指定された選択特定情報に応じて、前記検索の際の判定を行う検索判定手段と、をさらに有すると共に、
前記検索判定手段は、
ユーザにより指定された番組タイプと同種の番組タイプの番組が同一時間帯に競合したとき、各該当番組の放送時間に対する他の番組によって干渉される時間の割合を算定して時間干渉率とし、該時間干渉率の小さい番組を優先して選択する時間干渉率算定部を含むことを特徴とするディジタル放送受信装置。In a digital broadcast receiving apparatus having a receiver that receives a broadcast including at least program type information as additional information and provides video / audio information to a user,
The program corresponding to the program type of the selection specific information designated by the user is searched from the program type information included in the additional information, the time information is stored in the database, and the stored information and the current time information in the database are stored. A broadcast selection function unit that selects and receives a program of a program type designated by a user in time series and sequentially provides the user with the program;
The broadcast selection function unit
Program type information extracting means for extracting program time information and program type information from the additional information;
Have a, and a database creating means for creating a database containing the program type information extracting means extracting the time information and the program type information as information,
The program corresponding to the program type of the selected specific information designated by the user is searched from the database, and the receiver is received in time series based on the time information of the searched program, and the audio / video information of the corresponding program is received. Database search means for sequentially providing
A search determination means for performing a determination in the search according to the selection specific information specified by the user;
The search determination means includes
When a program of the same type as the program type specified by the user competes in the same time zone, the ratio of the time interfered by other programs with respect to the broadcast time of each corresponding program is calculated as the time interference rate, A digital broadcast receiving apparatus , comprising: a time interference rate calculating unit that preferentially selects a program having a small time interference rate .
ユーザにより指定された選択特定情報の番組タイプに該当する番組を、前記付加情報に含まれる番組タイプ情報から検索して、その時間情報をデータベースに格納し、該データベースの格納情報と現時間情報に基づき、ユーザから指定された番組タイプの番組を時系列的に選択して受信し順次前記ユーザに提供する放送選択機能部を備え、
前記放送選択機能部は、
前記付加情報より、番組の時間情報と番組タイプ情報を抽出する番組タイプ情報抽出手段と、
前記番組タイプ情報抽出手段が抽出した時間情報と番組タイプ情報を情報として含むデータベースを作成するデータベース作成手段と、をし、
ユーザにより指定された選択特定情報の番組タイプに該当する番組を前記データベースより検索し、検索された番組の時間情報に基づき前記受信機に時系列的に受信させて、該当番組のオーディオ/ビデオ情報を順次提供するデータベース検索手段と、
前記ユーザから指定された選択特定情報に応じて、前記検索の際の判定を行う検索判定手段と、をさらに有すると共に、
ユーザにより指定された番組タイプの番組が同一時間帯に競合し、番組を選択提供したとき、非選択となった番組について、録画/録音するように指示するレコード指示部を含むことを特徴とするディジタル放送受信装置。 In a digital broadcast receiving apparatus having a receiver that receives a broadcast including at least program type information as additional information and provides video / audio information to a user ,
The program corresponding to the program type of the selection specific information designated by the user is searched from the program type information included in the additional information, the time information is stored in the database, and the stored information and the current time information in the database are stored. A broadcast selection function unit that selects and receives a program of a program type designated by a user in time series and sequentially provides the user with the program;
The broadcast selection function unit
Program type information extracting means for extracting program time information and program type information from the additional information;
Database creation means for creating a database including the time information extracted by the program type information extraction means and the program type information as information,
The program corresponding to the program type of the selected specific information designated by the user is searched from the database, and the receiver is received in time series based on the time information of the searched program, and the audio / video information of the corresponding program is received. Database search means for sequentially providing
A search determination means for performing a determination in the search according to the selection specific information specified by the user;
Competing programs designated program type in the same time zone by the user, when selectively providing a program, the programs are the nonselective, characterized in that it comprises a record instruction unit that instructs to record / Recording Digital broadcast receiver.
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