JP4557363B2 - Method and apparatus for raw material contact by an immediate catalyst separation system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流動接触分解法(FCC)における即時触媒分離方式の原料接触のための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
少なくとも部分的に液相の炭化水素化合物を含有するストリームが接触ゾーンで流体化された固体と接触して、炭素系あるいはその他の汚染物質がその固体上に沈着されるような流動化固体技術を用いる連続式循環プロセスは多数存在する。その固体は循環する過程で別のゾーンに運ばれ、再生部でその汚染物が除去されるか、さらに具体的には、ほとんどの場合、酸素を含む媒体で燃焼させて炭素沈着物の少なくとも一部が除去される。再生部分から固形物が順次取り出されて、その全部あるいは一部を接触ゾーンに再導入されている。
【0003】
こうした性質のより重要なプロセスのひとつは、沸点が相対的に高い炭化水素をより低い炭化水素に転化するための流動接触分解法(FCC)である。炭化水素原料はひとつ又は複数の反応ゾーンで炭化水素を転化するための適した条件下で、流動状態を維持している粒状クラッキング触媒と接触させられる。
【0004】
FCCタイプのプロセスにおいて益々重質な原料を処理することと、こうした原料がコークスの生成を増大させ、望ましくない生成物の形成する傾向とは原料と触媒を接触させる新しい方法に導いた。近年、非常に短い時間だけFCC触媒と接触させる方法に特に関心がもたれている。米国特許出願番号No.4,985,136においては、FCC原料は触媒の落下カーテンと1秒以下の時間で接触させ、その後、迅速に分離させる。この接触時間を極めて短くした方式はガソリンに対する選択性を改善させ、前に比較的短期間原料と接触した高活性触媒を使用することによって、コークスや乾性ガスの形成を減少させる。これらの発明は特に高活性のゼオライト触媒に関するものである。こうした原料接触を行うための構成は米国特許出願No.2,935,466、米国特許出願No.4,435,272、米国特許出願No.4,944,845、米国特許出願No.5,296,131、及び米国特許出願No.5,462,652により知られている。
【0005】
こうした短期時間接触方式のために望ましい注入方式は上記引用特許において特に注目されている。原料は一連の同じ原料注入ストリームによって、あるいは融合したパターンで流動する触媒ストリームと均一に接触する拡張オリフィスによって噴流に形成することができる。この原料噴射は上記噴流の流れに対して垂直な方向に落下する触媒の比較的薄い帯に原料を噴出するように構成されている。
【0006】
原料と触媒を均一に接触させることとは別に、短い接触時間の方式では触媒と炭化水素が良好に分離されることも必要である。上記従来技術は、通常、触媒及び気体混合物を下流の分離装置と連結する導管に導く。従って、炭化水素と触媒の接触は、分離する装置に流れ込み、その分離装置内に存在する間かなりの時間継続することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、相対的に重質の炭化水素と流動化された触媒粒子とを短時間接触させるための装置において触媒と炭化水素の接触時間をさらに短くすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、希釈触媒相条件下で、実質的に水平方向に触媒ストリームを接触した蒸気と共に遊離ゾーンに注入し、そしてその希釈触媒相ゾーンの上部部分から分解蒸気を迅速に取り出すことによって原料を触媒ストリームから迅速に分離ステップを提供するものである。遊離容器に希釈相を水平方向に注入することと蒸気の上部部分の取り出しとの組み合わせによって、炭化水素蒸気からの触媒の重力分離が直ちに開始される。この方法によって、触媒ストリームが遊離容器に注入された直後から触媒と炭化水素との間の接触のかなりの部分が中止される。原料と触媒との接触は、その触媒ストリームの遊離容器への注入と同じ場所か、あるいは同じ場所にごく近接した位置で開始される。こうした方法で、この極めて短かい接触時間をほぼゼロに近い最小限の時間からより長い時間まで制御することができる。従来技術とは違って、本発明では、触媒と炭化水素の混合物が分離段階に向かい垂直又は水平方向に共に移動している間、接触を維持する必要がある。
【0009】
【発明の実施の形態】
従って、本発明のひとつの実施の形態は炭化水素原料の流動化触媒分解のための方法である。この方法では、触媒粒子と炭化水素が注入点から遊離ゾーンへ実質的に水平方向に注入される。収集ゾーンでは、注入点より下方で降下してくる触媒粒子を回収する。注入点と収集ゾーンの間の遊離ゾーンは少なくとも5フィートの距離があるので、触媒と炭化水素蒸気を連続的に分離するための落下ゾーンが確保される。その方法では、上昇蒸気と飛沫同伴触媒粒子を排出ゾーンの上部部分から回収し、それらを慣性分離ゾーンに移送する。慣性分離ゾーンは飛沫同伴触媒を上昇気体から分離し、分離蒸気ストリーム及び分離触媒を提供する。
また、この方法では、遊離ゾーンの下部と分離蒸気ストリームから炭化水素を回収する。
【0010】
典型的には、炭化水素含有原料の噴流が、主に横方向で、注入点の上流に位置し、分離ゾーンの周辺または分離ゾーンの外側にある触媒粒子の流動層に注入される。本発明の特に有用な形態では、炭化水素含有ストリームと粒状物質の降下層との接触を行うディストリビューターノズル構成のための個所として垂直管を用いる。一般的に、炭化水素含有原料の噴流の触媒粒子流動層への注入は閉鎖導管内で行われるが、しかし、注入は導管の遊離容器内への出口近くで行われる。
垂直管内のディストリビューターの位置関係から、上記流体及び固体混合物のディストリビューターから遊離容器内への直接の排出は本発明を実施するために適切な高さで行えるようになっている。この垂直管ディストリビューター構成はほとんどの垂直管の接合部の近くでをきちんとはめ込むことができる。
【0011】
装置の実施の形態において、本発明は、原料及び触媒を注入点から遊離容器部にほぼ水平方向に注入するために遊離容器部、触媒及び原料接触装置で構成されている。この原料接触装置は炭化水素含有原料を触媒の流動ストリームに注入して、上記注入点に原料及び触媒を供給する。遊離容器部のすぐ下に位置し、注入点より少なくとも5フィート下側に配置された回収容器部は遊離容器部から触媒の高密度床を回収する。遊離容器部の上方に位置する慣性分離装置は遊離容器部の上部部分と直接連通し、遊離容器部から炭化水素と共に上昇する触媒粒子から炭化水素を分離する。その慣性分離器によって形成される触媒取り出し口は慣性分離器から分離され炭化水素を回収する。
【0012】
本発明はどのようなタイプの粒子物質との組み合わせでも使用することができる。その物質は特定の流動物質の存在下で不活性なものであっても、反応性を示すものであってもよい。幅広い不活性触媒性物質が本発明での使用に適している。例えば、分解性蒸留プロセスで適切な不活性物質としてはアルファアルミナなどがある。この方法を適用したFCC装置は流動化触媒分解の技術分野において用いられているいずれの周知の触媒でも使用することができる。これらの組成物は大部分が高活性の結晶性アルミナシリカまたはゼオライト含有触媒によって置換されたアモルファス性粘土タイプ触媒を含んでいる。ゼオライト含有触媒はそれらに固有な高い活性と高温及びほとんどの供給原料に含まれる金属に対する露出による非活性化作用に対する高い抵抗性があると言う点で、アモルファスタイプの触媒より好ましい。ゼオライトは、最も一般的に使用されている結晶性アルミノケイ酸塩であり、通常、シリカ、アルミナ又はジルコニウムなどの多孔性無機担体に分散されている。これらの触媒組成物はゼオライトを30%以上含んでいる場合もある。本発明によるプロセスで使用されるゼオライト触媒は好ましくは、触媒の25〜80重量%に相当するゼオライトを含んでいる。ゼオライトはまた希土類元素で安定化され、0.1〜10重量%の希土類元素を含んでいる場合もある。
【0013】
主にFCC装置での使用が意図されているが、本発明は炭化水素含有ストリームと流動粒子ストリームを短時間接触させるすべてプロセスに対しても有用である。本発明が有用であるプロセスのタイプとしては、触媒と残さ原料との接触及び高温不活性又は触媒性の粒子と高アスファルテン含有原料との分解接触などがある。本発明に適した液体媒質には、少なくともその一部が液体としてディストリビューターに入り、さらに粒状物質と接触することにより蒸発するすべての液体ストリームが含まれる。分解接触のための原料は、広範囲の沸点、及び高濃度の金属及びコークスを有する耐熱性の原油を含んでいる。例えば、典型的な原油の一例は沸点範囲が116〜815℃(240〜1575°F)で、液体容量の半分以上が1000°F以上で沸騰するものである。FCCプロセスを本発明の方法で行うために適切な原料は、従来の原料及び高沸点原料や残さ原料を含んでいる。従来の最も一般的な原料は沸点範囲が通常343〜552℃(650〜1025°F)の炭化水素物質であり、常圧残さ油の減圧分留によって調製された減圧軽油である。これらの留分は触媒を不活性化する可能性のあるコークス前駆物質と重金属は一般的には少ない。沸点が約500℃(930°F)以上であり、金属含有量が高い重質原料または残さ原料もまたFCC装置で多く使われるようになってきている。
【0014】
触媒操作で用いられるとき、付着した金属及びコークスは触媒の活性部位を塞ぐことによりその触媒を不活性化してしまう。この不活性化効果を克服するために、再生化によって、コークスを望ましい程度まで除去することができる。
【0015】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明により配置されたFCC装置を示している。図1に示すFCC装置は遊離容器部11、収集容器部14、及び分離器13を含む反応塔10によって構成されている。分離器13は分離容器部12及びライザー15を含いでいる。この構成により触媒と原料を以後説明する方式で循環させている。
【0016】
反応ゾーン操作に関しては、新鮮な再生触媒、使用済み触媒、あるいはそれらの混合物が通常再生触媒垂直管の端部と連通するノズル16を通じて反応塔に入る。原料は触媒に接触する原料注入ノズル17を通じて、そして好ましくは以下に説明する接触器を通じて垂直管ノズル内に注入される。原料と炭化水素との接触した後かあるいは接触と同時に、供給原料と触媒粒子は注入点18から遊離容器部11内に入る。
【0017】
触媒と原料との接触により、実質的に水平な流路に沿って遊離容器部11に流れ込む触媒の濃縮ストリームが形成される。ここで使われている実質的に水平な流路とは少なくとも主要な水平成分を有する流路を意味している。それが遊離容器入る際の触媒ストリームの主要な方向は主に原料及び炭化水素流の流入する軌道を決定する。従って、炭化水素ストリームは図1にAで示すように、触媒と炭化水素の混合物を実質的に水平方向に遊離容器部11を横断するように触媒のモーメントを確実に移動させるために、60°かそれより小さい角度で分離容器内に向けられる。遊離地点からほぼ水平方向に排出されることにより、比較的重い触媒粒子から蒸気炭化水素ストリームの迅速な分離が促進される。迅速な分離を行わせるためには遊離容器11を通じて上側に上昇する気体の経路を制約しないように垂直な空間も必要である。この目的のために、遊離容器部は注入点の上側に実質的な開放部19と、さらにおそらくはより重要な点であるが、注入点の下側にも実質的な開放部20を有している。開放部20は触媒界面21の上側で図1の寸法Bで示される希釈された触媒密度領域として定義される。寸法Bは最小限でも少なくとも1.5mであり、より一般的には2〜3.6mの範囲である。希釈相状態とは触媒が300kg/m3未満の密度を示しており、より典型的には150kg/m3未満の密度を示している。開放部19及び20での触媒密度は原料及び触媒接触地点に近づくにつれて変化する。通常、開放部の密度は平均80kg/m3を超えるものではなく、典型的にはその平均触媒密度は48.4kg/m3未満である。開放部19及び20からの触媒は収集ゾーン14内の高密度床22に集まる。高密度相状態とは触媒の見かけのかさ密度が240〜800kg/m3の範囲であることを特徴としている。従って、収集ゾーン22の高密度床は典型的には触媒粒子を少なくとも240kg/m3、より好ましくは730kg/m3以上のかさ密度で保持している。遊離ゾーン11上の距離Bの部分は触媒が上昇気体から分離し、降下する降下ゾーンとしても機能することができる。
【0018】
収集ゾーン14はこのゾーンに入る触媒から同伴され、吸着された炭化水素を回収するためのストリッピングゾーンとして機能することができる。ストリッピングガスはノズル23とディストリビューター24を通じて収集ゾーン14に入る。水蒸気などの分散されたストリッピングガスは触媒を通じて上側に上昇する。一連のグリッド25は床22を通じて上方に移動する際に、ストリッピング媒質とストリッピングされた炭化水素を再分配させる。ノズル26は再生容器(図示されていない)内で再生させるためにストリッピングされた触媒を引き出し、及び/または触媒と原料とを再接触させるためにノズル16に再循環させる。床22に対して加熱された再生触媒を選択的に追加することにより、ストリッピングゾーン内で温度を上昇させることにより、ストリッピングを促進することができる。加熱された触媒はノズル27を通じて床界面21の上側のストリッピングゾーンに入ることができる。あるいは、注入点18と床レベル21′との間に最低限の遊離のための長さが設けられていれば、ノズル27を通じての再生触媒の進入点上で高密度相触媒を維持するように、より高い触媒界面21′を有する拡張床部分22′を設けてもよい。
【0019】
図示されていないバッフルを通じて床22の下部から回収されたストリッピングされた炭化水素を分離することも可能である。ストリッピングされた炭化水素の分離により下流で分離及び回収するために異なった生成物ストリームを提供することができる。収集ゾーンに入る炭化水素の接触時間が長くすることによりこのゾーンから回収される分解炭化水素の特性を基本的に変更する事ができる。ストリッピングゾーンからストリームを個別に回収することにより遊離容器11の上部部分から単離された生成物ストリームが単独でより容易に回収できる。
【0020】
しかしながら、ストリッピング媒質とストリッピングされた炭化水素は通常遊離容器11の内部を上昇し、ノズル16から触媒ストリームと共に入ってくる遊離された炭化水素と結合する。気体と噴流された触媒が遊離ゾーン19内部を上昇する際、円錐台28の形状の遷移部分は流動ストリームの面積が減少し、昇流ライザー15に入ると、それら気体の速度が増大する。遊離ゾーン19、円錐台28、及びライザー15内の状態はよく急速流動化状態と呼ばれ、その内部での上方への触媒移送速度が6〜18m/秒の範囲であり、密度範囲は65〜550kg/m3の範囲である。
【0021】
上昇する炭化水素及びすべての付加的な飛沫同伴された触媒は、上昇して接線方向に向いた開口部30を有する各一対のアーム29を備えた慣性分離器内部に入り込む。アーム29は、比較的重い触媒粒子の求心的な加速により慣性分離を行い、これによってほとんどの触媒が気化炭化水素から迅速に取り除かれる。求心型またはサイクロン型分離化を行うために開口部が接線方向に向いているということは気化炭化水素からの弾道分離方式を用いるなど他の慣性分離装置を排除することを意味するものではない。微量の触媒を含む分解炭化水素は取り出し口31を通じて分離器13から出て行く。
【0022】
多くの場合、取り出し口31からの炭化水素蒸気はその内部に含んでいる微量の触媒粒子を回収するためにさらに分離処理を受ける。通常サイクロン型分離装置では残留触媒粒子の二次回収が行われる。追加分離装置から回収された触媒粒子はノズル32を介して収集ゾーン14に戻すことができる。追加的な触媒回収を行った後、生成物は通常分離ゾーン(図示されていない)に移送され、その生成物から軽質ガス及び重質炭化水素が除去される。
【0023】
慣性分離器13から回収された触媒は収集ゾーン14内部の床22に戻すために床33で収集される。触媒は床33からひとつまたは複数の内部または外部垂直管34を通り収集ゾーン14に送ることができる。図1は遊離ゾーン11のオープンな部分19及び20から隔離している床33から触媒を還流させる内部垂直管34の構成を示している。垂直管34の底部35は通常床22より下側に配置されている。垂直管の底部35を床22より下側に配置することは垂直管を通じて分離ゾーン13の頭部に回収する分離蒸気へのストリッピングされた蒸気の逆流を阻止するためである。
【0024】
内部の垂直管34は注入点18から遊離ゾーン11に入る時の注入炭化水素及び触媒粒子が明確な軌跡を残せるような構成になっている。図2により明確に示されているように、導管34間に寸法Cに等しい間隔を設けるために、内部導管の間がノズル16の領域で大きくなっている。好ましくは、寸法Cは、少なくともノズル16の直径に等しい。このレイアウトによって、注入炭化水素及び触媒粒子は、寸法Tとして示されているように少なくとも遊離ゾーン11の中心に延びる明確な軌道を有することになる。
【0025】
慣性分離器13の構成及び触媒の収集ゾーン14への還流方式は種々の違った方法で達成できる。図3は、慣性分離器から分離触媒の回収と外部垂直管38を通じての高密度床22″に還流する触媒の量を増大させるために、下側に延びた導管36と分離用側板40が用いられている別の構成を示している。図3の装置は、図1に関連して述べた装置と同様の方法で作動する。主な違いは蒸気が遊離容器部11′内を上方に移動する時に蒸気の方向に付加的な変更を導入することと、混合物が分離ゾーン13′を出て行く前に、炭化水素の気体から触媒粒子をさらに分離ことである。より具体的には、注入点18′から遊離容器部11′に入る炭化水素は、それらの気体が慣性分離された炭化水素気体を受け入れる開口部39に向けて流れる際に入って来る触媒粒子からさらに分離される。開口部39は分離器取り入れ口として機能し、触媒粒子と炭化水素とが注入点18′を通じて噴出される側に向き合った分離ゾーンに対面している。こうした構成で、炭化水素は触媒粒子及び炭化水素が注入されるのとは反対の側で分離ゾーンから出て行く。
【0026】
取り入れ口39からの炭化水素及び飛沫同伴触媒は、ライザー15′を通って引き続き上方向に移動する。アーム29′は、開口部30′を通じて触媒及び噴流触媒粒子を再度接線方向に排出する。側板40は上方に移動して分離器13′の第2部分42に入り込む回収気体のための制限された開口部41を提供する。回収された炭化水素は残さ触媒と共にノズル31′から分離ゾーン13′から再度出て行く。
【0027】
外部垂直管38は慣性分離器13′から触媒を回収する床33´からの触媒を回収する。導管38は遊離ゾーン11′を迂回して収集ゾーン14′の触媒床22′に触媒を送り込む。外部垂直管38′は触媒ストリームから気化炭化水素を切り離すために遊離ゾーン11′を完全に開いたままにしている。
【0028】
遊離ゾーンの開口部は触媒粒子流からの炭化水素の分離を制限するためさらに区分してもよい。図4に示すように、一対のバッフル43を遊離ゾーン11′の中心部分44に触媒粒子と供給原料の混合物を排出する触媒導管16′の近辺に配置することができる。遊離ゾーン11′はさらに修正して領域44′の外側に配置された触媒粒子を還流させるための導管を配設するようにしてもよい。触媒導管46をバッフル43の外側に扇型状に配置することもできる。
【0029】
本発明による方法及び装置においては、最初に原料を再生触媒、炭化した触媒、あるいはそれら2つの混合物と接触させるようにしてもよい。このプロセスはコークスを除去するためにどのような再生型式でも使用することができる。通常は触媒からコークスを完全に除去するように作動するためのコークス除去とは一般的には「完全な再生」と言われる。完全な再生とは0.2重量%未満、好ましくは0.1重量%未満、より好ましくは0.05重量%未満の水準まで触媒からコークスを除去することである。
【0030】
再生触媒は炭化した触媒よりかなり高い温度を有している。通常、再生導管16に入る再生触媒は590〜760℃の温度範囲であり、より典型的にはその温度は650〜760℃の範囲である。触媒混合物が供給原料と一度接触すると、触媒は触媒粒子上にコークを蓄積して低温となる。炭化触媒の温度は通常480〜620℃の範囲であるが、その温度はその供給源によって変化する。
【0031】
本発明のための好ましい垂直管及び原料注入方式は図5に示されている。図5は原料を微細な液滴のストリームに細分化させる接触装置115を示している。導管17の端部のフランジ111は通常接触装置115を導管17内部に保持している。接触装置115によって生成されるストリームはシュート113の取り出し口114によって形成される触媒の下降カーテンと接触する触媒の線形配列を提供する。
【0032】
原料を触媒を接触させると急速な蒸発が起こり、触媒が分離容器に高速で排出される。原料と触媒との接触で重質炭化水素が軽質炭化水素に分解され、触媒上のほとんどの触媒活性部位にコークスが生成される。垂直方向に降下する触媒カーテンと原料が横方向で接触すると、触媒と原料の混合物の遊離容器への有効な軌道が形成される。原料と触媒粒子との間の迅速な接触を行われるためには、原料は好ましくは降下触媒のカーテンと横方向に接触させる。「横方向に接触する」という表現は、原料が触媒の降下カーテンの方向と平行に流れないことを意味している。炭化水素の噴流を注入した後、注入点から遊離ゾーンに注入する前に、通常は1.5m未満、好ましくは0.3m未満しか導管17を通じて流れないようにする。
【0033】
図5及び6で示すように、シュート113は導管116の内側に固定され、開口部114は通常直線で囲まれた形状を有している。このシュートは通常導管16の幅の約半分の幅に等しいかあるいはそれより大きな幅を有している。排出される触媒は制御弁、つまり一般的には滑り弁(図示されていない)から導管16に入る。この制御弁はシュート113に入る触媒の流速を制御する。取り出し口114からの触媒の排出速度は、シュート113の上流にストリームを追加することにより制御できる。
【0034】
接触器115は下降カーテンの形状と融合できる噴射パターンをつくり出す。下降カーテンが図に示すように線形の形状を有している場合、原料注入器は、一般的には微粒子化された液体の水平パターンをつくりだす。従って、好ましい構成においては、原料は触媒の下降カーテンに対してほぼに横方向に排出される。ほぼ横方向の接触という表現は、接触器115が触媒層または下降カーテンに原料を注入する主要な方向間と少なくとも30°、好ましくは、少なくとも45°の角度をなしている場合を指して用いられている。好ましくは、原料は下方に移動する触媒の下降カーテンに対して直角に流れてそれと接触する。触媒の下降カーテンと接触する場合、原料は一般的に速度が0.3m/秒以上、そして温度が150℃〜320℃の範囲である。
【0035】
接触装置115のノズルは開口部からの流速が9〜120m/秒の範囲、そして好ましくは毎秒30〜90m/秒の噴流をつくりだすようにその大きさが設定されている。FCCの一般的な実施基準に従えば、原料は噴射として接触装置のノズル開口部から出て行く。
【0036】
原料の微細な液滴への分散は液体に十分なエネルギーを与えることによって促進される。いくつかの例で、本発明は排出口を通じて排出される前に、水蒸気などのガス希釈物を原料にある程度加えて実施されるる場合もある。ガス状物質を加えることは原料の噴霧化を助ける。通常、液体気体混合物の約0.2重量%に相当する最低量のガス性物質がノズルを通じて排出される前に液体と混合される。
通常、水蒸気が加えられる場合、その量は液体気体混合物の5重量%、あるいはそれ以下である。ほとんどの液体の場合、噴霧化によってサイズが50〜750ミクロンの範囲の液滴がつくりだされる。
【0037】
図7は、接触器115の前面を横切って延びているノズル123の直線的配列を示している。ノズル123はより中心方向に配置されたノズルから直線的な流動パターンで噴霧化された流体の混合物が接触器115から直接噴出されるような向きになっている。この配列のより外側に配置されたこれらのノズル123は、噴霧化された液体をより幅の広いパターン上に向けさせ、噴流間で均等な均等な間隙を維持できる角度に設定することができる。ノズル123はこうした方法で触媒の流動パターンあるいは触媒分散のいずれの長さ及び構成にでも対応できるように角度調節することができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明方法によって、触媒ストリームが遊離容器に注入された直後から触媒と炭化水素との間の接触のかなりの部分が中止され、原料と触媒との接触は、その触媒ストリームの遊離容器への注入と同じ場所か、あるいは同じ場所にごく近接した位置で開始されるので、この原料と触媒との接触時間をほぼゼロに近い最小限の時間からより長い時間まで制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の短期接触時間装置を取り入れたFCC装置の概略図である。
【図2】図1の線2−2で切り取った断面の概略図である。
【図3】本発明の別の短期接触時間装置を取り入れたFCC装置の概略図である。
【図4】図3の線4−4の切断面の概略図である。
【図5】本発明で使用する接触装置を含む垂直導管部の断面図である。
【図6】図5の線6−6の切断断面図である。
【図7】図5の線7−7の原料ディストリビューターの正面図である。
【符号の説明】
16,17 閉鎖導管
18 注入点
19 開放部
20 遊離ゾーン
22 収集ゾーン
27,39 取り入れ口
29 慣性分離器
31 取り出し口
34 導管
114,115 接触器[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and an apparatus for immediate catalytic separation type feedstock contact in fluid catalytic cracking (FCC).
[0002]
[Prior art]
Fluidized solid technology, in which a stream containing at least partially liquid phase hydrocarbon compounds is contacted with fluidized solids in the contact zone and carbonaceous or other contaminants are deposited on the solids. There are many continuous circulation processes used. The solids are transported to another zone in the course of circulation, and the contaminants are removed in the regeneration section, or more specifically, in most cases, burned with a medium containing oxygen to at least one of the carbon deposits. Part is removed. Solids are sequentially removed from the reclaimed part and all or part of it is reintroduced into the contact zone.
[0003]
One of the more important processes of this nature is fluid catalytic cracking (FCC) to convert relatively high boiling hydrocarbons to lower hydrocarbons. The hydrocarbon feed is contacted with a particulate cracking catalyst that remains in a fluidized state under suitable conditions for converting hydrocarbons in one or more reaction zones.
[0004]
The processing of increasingly heavy feedstocks in FCC type processes and the tendency of these feedstocks to increase coke formation and the formation of undesirable products has led to new ways of contacting the feedstock with the catalyst. In recent years, there has been particular interest in methods of contacting the FCC catalyst for a very short time. In US Patent Application No. 4,985,136, the FCC feed is contacted with the falling curtain of the catalyst for a time of less than 1 second and then rapidly separated. This very short contact time improves the selectivity to gasoline and reduces the formation of coke and dry gas by using a highly active catalyst previously contacted with the feed for a relatively short period of time. These inventions particularly relate to highly active zeolite catalysts. Configurations for performing such raw material contact are known from US Patent Application No. 2,935,466, US Patent Application No. 4,435,272, US Patent Application No. 4,944,845, US Patent Application No. 5,296,131, and US Patent Application No. 5,462,652.
[0005]
The preferred injection system for such a short time contact system has received particular attention in the cited patent. The feed can be formed into a jet by a series of identical feed injection streams, or by expanded orifices that are in uniform contact with the catalyst stream flowing in a fused pattern. This raw material injection is configured such that the raw material is ejected to a relatively thin strip of catalyst that falls in a direction perpendicular to the flow of the jet.
[0006]
Apart from bringing the raw material and the catalyst into uniform contact, it is also necessary that the catalyst and hydrocarbon be well separated in a short contact time system. Such prior art typically directs the catalyst and gas mixture to a conduit that connects with a downstream separator. Thus, the contact between the hydrocarbon and the catalyst will flow into the separation device and will continue for a significant amount of time while present in the separation device.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to further shorten the contact time between a catalyst and a hydrocarbon in an apparatus for bringing a relatively heavy hydrocarbon into contact with fluidized catalyst particles for a short time.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides the feedstock by injecting the catalyst stream with the contacted steam into the free zone under dilute catalyst phase conditions and rapidly removing cracked steam from the upper portion of the dilute catalyst phase zone. It provides a rapid separation step from the catalyst stream. The combination of the horizontal injection of the dilute phase into the free vessel and the removal of the upper part of the steam immediately initiates the gravitational separation of the catalyst from the hydrocarbon vapor. This process stops a significant portion of the contact between the catalyst and the hydrocarbon immediately after the catalyst stream is injected into the free vessel. Contact between the feedstock and the catalyst is initiated at the same location as or close to the injection of the catalyst stream into the release vessel. In this way, this very short contact time can be controlled from a minimum time close to zero to a longer time. Unlike the prior art, the present invention requires that contact be maintained while the catalyst and hydrocarbon mixture is moving together vertically or horizontally toward the separation stage.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Accordingly, one embodiment of the present invention is a method for fluidized catalytic cracking of hydrocarbon feedstock. In this method, catalyst particles and hydrocarbons are injected substantially horizontally from the injection point into the free zone. In the collection zone, the catalyst particles descending below the injection point are collected. The free zone between the injection point and the collection zone is at least 5 feet away, thus ensuring a fall zone for continuous separation of catalyst and hydrocarbon vapor. In that process, ascending steam and entrained catalyst particles are recovered from the upper part of the discharge zone and transferred to the inertial separation zone. The inertial separation zone separates the entrained catalyst from the rising gas and provides a separated vapor stream and a separated catalyst.
The process also recovers hydrocarbons from the bottom of the free zone and from the separated vapor stream.
[0010]
Typically, a jet of hydrocarbon-containing feed is injected into a fluidized bed of catalyst particles, located mainly upstream, upstream of the injection point, around the separation zone or outside the separation zone. In a particularly useful form of the invention, a vertical tube is used as the location for the distributor nozzle configuration that provides contact between the hydrocarbon-containing stream and the particulate falling layer. In general, injection of a jet of hydrocarbon-containing feed into a fluidized bed of catalyst particles takes place in a closed conduit, but injection takes place near the outlet of the conduit into a free vessel.
Due to the position of the distributor in the vertical tube, the fluid and solid mixture can be discharged directly from the distributor into the free container at an appropriate height for carrying out the present invention. This vertical pipe distributor configuration can fit in close to most vertical pipe joints.
[0011]
In an embodiment of the apparatus, the present invention is composed of a free container part, a catalyst and a raw material contact device in order to inject the raw material and the catalyst from the injection point into the free container part in a substantially horizontal direction. This raw material contacting device injects a hydrocarbon-containing raw material into a fluidized stream of catalyst and supplies the raw material and catalyst to the injection point. A collection vessel located just below the free vessel and located at least 5 feet below the point of injection collects a dense bed of catalyst from the free vessel. An inertial separation device located above the free vessel portion communicates directly with the upper portion of the free vessel portion and separates hydrocarbons from the catalyst particles rising with the hydrocarbons from the free vessel portion. The catalyst outlet formed by the inertia separator is separated from the inertia separator to recover hydrocarbons.
[0012]
The present invention can be used in combination with any type of particulate material. The substance may be inert in the presence of a specific fluid substance or may be reactive. A wide range of inert catalytic materials are suitable for use in the present invention. For example, a suitable inert material for the degradable distillation process includes alpha alumina. The FCC apparatus to which this method is applied can use any known catalyst used in the technical field of fluidized catalytic cracking. These compositions contain amorphous clay type catalysts which are largely replaced by highly active crystalline alumina silica or zeolite containing catalysts. Zeolite-containing catalysts are preferred over amorphous type catalysts in that they have a high activity inherent in them and high resistance to deactivation effects due to high temperatures and exposure to metals contained in most feedstocks. Zeolite is the most commonly used crystalline aluminosilicate and is usually dispersed in a porous inorganic support such as silica, alumina or zirconium. These catalyst compositions may contain 30% or more of zeolite. The zeolite catalyst used in the process according to the invention preferably contains zeolite corresponding to 25 to 80% by weight of the catalyst. Zeolites are also stabilized with rare earth elements and may contain 0.1 to 10 wt% rare earth elements.
[0013]
Although primarily intended for use in FCC units, the present invention is also useful for all processes where hydrocarbon containing streams and fluidized particle streams are contacted for a short time. Process types for which the present invention is useful include contact of catalyst with residual feed and cracking contact of high temperature inert or catalytic particles with high asphaltene containing feed. Liquid media suitable for the present invention include all liquid streams, at least a portion of which enters the distributor as a liquid and further evaporates upon contact with the particulate material. The raw materials for cracking contact include heat-resistant crude oil with a wide range of boiling points and high concentrations of metals and coke. For example, a typical crude oil has a boiling range of 116-815 ° C (240-1575 ° F) and more than half of the liquid volume boils above 1000 ° F. Suitable feedstocks for performing the FCC process with the method of the present invention include conventional feedstocks and high boiling feedstocks and residue feedstocks. The most common raw material in the past is a hydrocarbon substance having a boiling range of usually 343 to 552 ° C. (650 to 1050 ° F.), and a vacuum gas oil prepared by vacuum fractionation of an atmospheric residue. These fractions are generally low in coke precursors and heavy metals that can deactivate the catalyst. Heavy raw materials or residual raw materials having a boiling point of about 500 ° C. (930 ° F.) or higher and a high metal content are also frequently used in FCC apparatuses.
[0014]
When used in catalytic operations, deposited metal and coke inactivate the catalyst by blocking the active site of the catalyst. To overcome this inactivation effect, coke can be removed to the desired extent by regeneration.
[0015]
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows an FCC device arranged according to the present invention. The FCC apparatus shown in FIG. 1 is constituted by a reaction tower 10 including a free container section 11, a
[0016]
For reaction zone operation, freshly regenerated catalyst, spent catalyst, or a mixture thereof enters the reaction tower through a
[0017]
Due to the contact between the catalyst and the raw material, a concentrated stream of the catalyst flowing into the free container portion 11 along a substantially horizontal flow path is formed. As used herein, a substantially horizontal flow path means a flow path having at least a major horizontal component. The main direction of the catalyst stream as it enters the free vessel mainly determines the trajectory into which the feed and hydrocarbon streams flow. Thus, the hydrocarbon stream, as shown at A in FIG. 1, is 60 ° to ensure that the catalyst moment moves so that the mixture of catalyst and hydrocarbon crosses the free vessel section 11 in a substantially horizontal direction. It is directed into the separation vessel at an angle of less than that. Discharging from the liberation point in a substantially horizontal direction facilitates rapid separation of the vapor hydrocarbon stream from relatively heavy catalyst particles. In order to perform rapid separation, a vertical space is also required so as not to restrict the path of the gas rising upward through the free vessel 11. For this purpose, the free container part has a substantial opening 19 above the injection point and, perhaps more importantly, a
[0018]
The
[0019]
It is also possible to separate stripped hydrocarbons recovered from the bottom of the
[0020]
However, the stripping medium and stripped hydrocarbons usually rise inside the free vessel 11 and combine with the free hydrocarbons coming from the
[0021]
Ascending hydrocarbons and all additional entrained catalyst enter the inertial separator with each pair of
[0022]
In many cases, the hydrocarbon vapor from the outlet 31 is further subjected to a separation process in order to recover a trace amount of catalyst particles contained therein. Usually, in the cyclone type separation device, secondary recovery of the residual catalyst particles is performed. The catalyst particles recovered from the additional separation device can be returned to the
[0023]
Catalyst recovered from
[0024]
The internal
[0025]
The construction of the
[0026]
Hydrocarbon and entrained catalyst from the
[0027]
External
[0028]
The opening in the liberation zone may be further sectioned to limit hydrocarbon separation from the catalyst particle stream. As shown in FIG. 4, a pair of
[0029]
In the method and apparatus according to the present invention, the feed may first be contacted with a regenerated catalyst, a carbonized catalyst, or a mixture of the two. This process can be used in any regeneration format to remove coke. Coke removal, which usually operates to completely remove coke from the catalyst, is commonly referred to as “complete regeneration”. Complete regeneration is the removal of coke from the catalyst to a level of less than 0.2 wt%, preferably less than 0.1 wt%, more preferably less than 0.05 wt%.
[0030]
The regenerated catalyst has a much higher temperature than the carbonized catalyst. Usually, the regenerated catalyst entering the
[0031]
A preferred vertical tube and feed injection scheme for the present invention is shown in FIG. FIG. 5 shows a
[0032]
When the raw material is brought into contact with the catalyst, rapid evaporation occurs, and the catalyst is discharged into the separation vessel at a high speed. Heavy hydrocarbons are decomposed into light hydrocarbons by contact between the raw material and the catalyst, and coke is produced at most catalytic active sites on the catalyst. When the catalyst curtain descending in the vertical direction and the raw material contact in the lateral direction, an effective trajectory to the free vessel of the catalyst and raw material mixture is formed. In order to achieve rapid contact between the feed and the catalyst particles, the feed is preferably brought into lateral contact with the curtain of descending catalyst. The expression “contacting in the lateral direction” means that the feed does not flow parallel to the direction of the falling curtain of the catalyst. After injecting the hydrocarbon jet, it is usually less than 1.5 m, preferably less than 0.3 m, through the
[0033]
As shown in FIGS. 5 and 6, the
[0034]
The
[0035]
The nozzle of the
[0036]
Dispersion of the raw material into fine droplets is promoted by giving sufficient energy to the liquid. In some instances, the present invention may be practiced with some degree of gas dilution, such as steam, added to the feed before being discharged through the outlet. Adding gaseous substances helps to atomize the ingredients. Usually, a minimum amount of gaseous material corresponding to about 0.2% by weight of the liquid gas mixture is mixed with the liquid before being discharged through the nozzle.
Usually, when steam is added, the amount is 5% by weight of the liquid gas mixture or less. For most liquids, atomization creates droplets in the size range 50-750 microns.
[0037]
FIG. 7 shows a linear array of
[0038]
【The invention's effect】
The process of the present invention stops a significant portion of the contact between the catalyst and hydrocarbon immediately after the catalyst stream is injected into the free vessel, and the contact between the feed and the catalyst is injected into the free vessel of the catalyst stream. The contact time between the raw material and the catalyst can be controlled from a minimum time close to zero to a longer time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of an FCC device incorporating the short-term contact time device of the present invention.
FIG. 2 is a schematic view of a cross section taken along line 2-2 of FIG.
FIG. 3 is a schematic diagram of an FCC device incorporating another short contact time device of the present invention.
4 is a schematic view of a section taken along line 4-4 of FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a vertical conduit portion including a contact device used in the present invention.
6 is a cross-sectional view taken along line 6-6 of FIG.
7 is a front view of the raw material distributor of line 7-7 in FIG. 5. FIG.
[Explanation of symbols]
16, 17 Closed conduit
18 Injection point
19 Opening area
20 Free zone
22 Collection zone
27, 39 intake
29 Inertial separator
31 Outlet
34 conduit
114,115 contactor
Claims (10)
a)下側に触媒粒子の収集ゾーン(22)を有し、上側に触媒粒子の遊離ゾーン(20)を有する触媒粒子の遊離容器内の遊離ゾーン(20)の周辺又は遊離ゾーン(20)の外部に配置した注入点(18)から炭化水素含有原料の噴流を、該注入点に対して上流側の触媒粒子の流動層に向けて主としての横断方向に注入するステップと、
b)注入点(18)から遊離ゾーン(20)に触媒粒子及び炭化水素を、水平方向に注入するステップであって、遊離ゾーン(20)が注入点(18)の上下に開放部(19)を有し、平均触媒密度が80kg/m3より低いことを特徴とする注入ステップと、
c)注入点(18)の下側にある収集ゾーン(22)で降下する触媒粒子を収集し、並びに、注入点(18)と収集ゾーン(22)の間の降下距離(B)を少なくとも1.5mに遊離ゾーン内で維持するステップで、収集ゾーンが少なくとも240kg/m3の触媒密度を有することを特徴とするステップと、
d)注入点(18)の上部に配置された開放部(19)から上昇する蒸気及び飛沫同伴触媒粒子を収集し、そして、前記上昇蒸気及び飛沫同伴触媒粒子を慣性分離ゾーン(29)に移送し、上昇蒸気から飛沫同伴触媒を分離して、分離された蒸気と分離された触媒を提供するステップと、そして
e)遊離ゾーン(20)の下部と分離蒸気ストリームから炭化水素を回収するステップと、
を含む方法。In the method of fluid catalytic cracking of hydrocarbon-containing raw materials,
a) Around the free zone (20) or in the free zone (20) in the catalyst particle free vessel, which has a catalyst particle collection zone (22) on the lower side and a free zone (20) for the catalyst particles on the upper side. Injecting a jet of hydrocarbon-containing raw material from an injection point (18) arranged outside, mainly in a transverse direction toward the fluidized bed of catalyst particles upstream of the injection point;
b) injection point the catalyst particles and hydrocarbons free zone (20) from (18), comprising the steps of injecting horizontally, opening the top and bottom of the free zone (20) is injection point (18) (19) An injection step characterized in that the average catalyst density is lower than 80 kg / m 3 ;
c) Collecting catalyst particles descending in the collection zone (22) below the injection point (18) and at least a descent distance (B) between the injection point (18) and the collection zone (22). Maintaining in the release zone at .5 m, wherein the collection zone has a catalyst density of at least 240 kg / m 3 ;
d) the vapor and entrained catalyst particles rises from the open portion disposed in the upper (19) of the injection point (18) was collected, and the pre-Symbol ascending vapor and entrained catalyst particles to an inertial separation zone (29) Transferring and separating the entrained catalyst from the rising steam to provide separated steam and separated catalyst ; and e) recovering hydrocarbons from the bottom of the liberation zone (20) and the separated steam stream. and,
Including methods.
下側に触媒粒子の収集ゾーン(22)を有し、上側に触媒粒子の遊離ゾーン(20)を有する触媒粒子の遊離容器部(11)と、
炭化水素含有原料を触媒粒子の流動層に注入し、そして触媒粒子及び原料を注入点(18)から水平方向に遊離容器部(11)内に注入するための触媒及び原料接触器において、炭化水素含有原料の噴流を、遊離容器内の遊離ゾーン(20)の周辺又は遊離ゾーン(20)の外部に配置した注入点(18)から該注入点に対して上流側の触媒粒子の流動層に向けて主としての横断方向に注入することを特徴とする触媒及び原料接触器(114,115)と、
遊離容器部に隣接し、触媒の濃厚層を収集するために注入点(18)から少なくとも1.5m下側に配置された収集容器部(14)と、
遊離容器部(11)から炭化水素と共に上昇する触媒粒子から炭化水素を分離するために、遊離容器部(11)の上方に配置され、さらに遊離容器部(11)の上部部分と直接連通している慣性分離器(29)と、及び
前記慣性分離器から分離された炭化水素を収集するための触媒取り出し口(31)と、
を含む装置。An apparatus for rapidly contacting a granular catalyst with a hydrocarbon-containing feedstock,
A catalyst particle release vessel ( 11 ) having a catalyst particle collection zone (22) on the lower side and a catalyst particle release zone (20) on the upper side ;
In a catalyst and raw material contactor for injecting hydrocarbon-containing raw material into a fluidized bed of catalyst particles and injecting catalyst particles and raw material horizontally into the free vessel part (11) from the injection point (18) From the injection point (18) disposed around the free zone (20) in the free vessel or outside the free zone (20), the jet of the contained raw material is directed to the fluidized bed of catalyst particles upstream from the injection point. Catalyst and feedstock contactors (114, 115) characterized by being injected mainly in the transverse direction ;
A collection vessel portion (14) located adjacent to the free vessel portion and at least 1.5 m below the injection point (18) for collecting a concentrated layer of catalyst ;
In order to separate the hydrocarbons from the catalyst particles increases with hydrocarbons from the free container portion (11), is disposed above the free container portion (11), through further upper part and communicating directly free container portion (11) An inertial separator (29) , and
Catalyst outlet for collecting the separated hydrocarbons from the previous SL inertial separator (31),
Including the device.
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