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JP4557143B2 - パワーステアリング制御装置、方法、およびプログラム - Google Patents

パワーステアリング制御装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、検出電流のオフセットの学習を行うことにより、検出電流のオフセットを自動的に補正可能なパワーステアリング制御装置、方法、およびプログラムに関する。
自動車用の補助操舵装置として、電動モータのトルクを用いた電動パワーステアリング装置が利用されている。このパワーステアリング装置は、ドライバによるハンドルの操作を検出するトルクセンサと、トルクセンサからの検出信号に基づき補助操舵力を演算するパワーステアリング制御装置(ECU)と、ECUからの出力信号に基づき回転トルクを発生する電動モータと、回転トルクをステアリング機構に伝える減速ギア等を備えて構成されている。
上述のECUは例えば、図17のように構成されていた。この図において、ECU90にはトルクセンサ91および車速センサ92からの信号が入力されており、ECU90はこれらの信号に基づき電動モータ93を制御する機能を有している。ECU90は、電流指令値演算部901、加算器902、電流制御部903、駆動回路904、電流検出回路905を備えて構成されている。電流指令値演算部901は、トルクセンサ91および車速センサ92からの信号に基づき電流指令値Iを演算するものである。加算器903は電流値指令値Iと電流検出回路905によって検出された検出電流iとの偏差電流ΔIを算出するものであり、電流制御部903は誤差電流ΔIがゼロとなるようなモータ制御信号を算出するためのものである。モータ駆動回路904は、モータ制御信号に基づき三相電流を電動モータ93に供給する機能を備えている。電流検出回路905は2つの電流センサを有しており、三相電流のうちの1つを基準とした他の2つの電流値を検出するものである。検出された電流iは上述の加算器902に負信号として入力される構成となっている。
このように構成されたECU90において、検出電流iが電流指令値Iに等しくなるように負帰還制御が行われる。ところが、例えば電流検出回路905等の検出系に誤差が存在する場合には、当該誤差は三相電流にそのまま表れてしまう。電流検出回路905を構成する2つの電流センサにおいてオフセット電流または検出利得の誤差が存在する場合、駆動回路904から出力される三相電流の各電流値に誤差が生じ、この結果、電動モータ93のトルクリップルが発生してしまう。かかるトルクリップルはハンドルフィーリング等に悪影響を与えるものである。
検出系により生ずるトルクリップルを低減可能な従来技術として、例えば特開2002−29432号公報に記載の電動パワーステアリング制御装置が案出されている。この制御装置は、三相電流の指令値をゼロとした場合における検出電流をオフセット値として学習させ、このオフセット値を三相電流の指令値の補正を行うものである。
しかしながら、この制御装置は、オフセット学習時において、デューティ指令値を所定値に固定するものではないため、電流検出回路に微少電流が流れてしまい、オフセット学習において誤差が生じやすい。また、電流値がゼロになった場合にのみオフセット学習がなされるので、オフセット学習の条件の成立頻度が低く、十分なオフセット学習を行うことが困難である。
さらに、オフセット学習結果は、電流制御部のみならず、検出電流を利用しているECUの全ての機能に反映されてしまうため、十分な学習結果が得られなかった場合に電流制御のみならず他の機能にも影響が及んでしまうおそれがある。
また、他の従来技術として、特開2003−164192号公報に記載の電動パワーステアリング制御装置が案出されている。この装置は、電流指令値の各相のデューティ比が50%の状態で電流検出オフセットの学習を行うものであるが、オフセット学習時においてデューティ指令値を所定値に固定するものではないため、学習時における検出誤差が生じてしまう。また、上述の従来技術と同様に、オフセット学習のための条件が極めて限定されており、十分なオフセット学習を行うことができない。
特開2002−29432号公報 特開2003−164192号公報
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の解決しようとする第1の課題は、パワーステアリング制御装置において検出電流のオフセット学習時のデューティ指令値を所定の値に固定することにより、オフセット学習精度を向上させることにある。また、本発明の第2の課題は、オフセット学習における学習条件を最適に設定することにより、十分なオフセット学習を実現することにある。さらに、本発明の第3の課題は、オフセット学習の結果を電流制御部のみに反映させることにより、不十分なオフセット学習時においても他の機能に対する影響を最小限に抑えることにある。
上述の問題を解決するために、本発明は、ステアリングに印加された操舵トルクを検出するトルクセンサと、検出された操舵トルクに基づき、多相の駆動電流を制御するための電流指令値を算出する電流指令値演算部と、前記電流指令値に基づき、パルス幅変調された多相のデューティ指令値を算出する電流制御部と、前記デューティ指令値に基づく駆動電流を、操舵補助トルク発生用の多相モータに与える駆動回路と、前記多相モータにおける前記駆動電流の値を検出し、電流検出信号を出力する電流検出回路と、前記電流検出信号をA/D変換し、電流検出値を出力するA/Dコンバータと、前記駆動電流が略ゼロになった場合、オフセット学習の開始の可否を決定するとともに、オフセット学習の開始を決定した場合には、前記デューティ指令値を50%のデューテ比に設定する学習条件判定部と、オフセット学習の開始が決定された場合には、前記電流検出値を検出し、前記電流検出回路のオフセット電流値を推定するオフセット推定部と、前記オフセット電流値に基づき、前記電流検出値の各相の補正を行うオフセット補正部とを備え、新たに推定された第1のオフセット電流値と、以前に推定された第2のオフセット電流値との差分が所定値以上である場合には、前記オフセット推定部は、当該差分が少なくなるように前記第1のオフセット推定値を修正する
前記学習条件判定部は、前記電流指令値、前記デューティ指令値、前記モータの回転数、または、車速の少なくとも一つに基づき、オフセット学習の開始の可否を決定する。
前記学習条件判定部は、前回のオフセット学習から所定時間経過後に、オフセット学習の開始を決定する。
前記オフセット推定部は、前記電流検出値を複数回サンプリングすることにより前記オフセット電流値を推定する。
また、パワーステアリング制御装置は、ディジタル値で表された複数の前記電流検出信号を増幅し、これらの平均値を算出する手段をさらに備える。
さらに、本発明によれば、学習条件判定部は駆動電流が略ゼロになった場合に、オフセット学習の開始を決定した場合には、デューティ比50%のデューティ指令値を出力する。この状態において、オフセット推定部は、電流検出回路のオフセット電流値を推定、オフセット補正部は、推定されたオフセット電流値に基づき、電流検出値の各相の補正を行う。すなわち、オフセット学習時においてモータに流れる電流を殆どゼロにすることができ、この結果、オフセット電流を正確に検出することが可能となる。また、新たに推定された第1のオフセット電流値と、以前に推定された第2のオフセット電流値との差分が所定値以上である場合には、オフセット推定部は、差分が少なくなるように第1のオフセット推定値を修正する。これにより、オフセット補正値が急激に変更されるのを防止でき、自然なオフセット学習が可能となる。
また、学習条件判定部は、電流指令値、デューティ指令値、モータの回転数、または、車速の少なくとも一つに基づき、オフセット学習の開始の可否を決定する。よって、駆動電流がゼロになる状態を正確に推定でき、高精度なオフセット学習を行うことができる。
学習条件判定部は、前回のオフセット学習から所定時間経過後に、オフセット学習の開始を決定する。このため、必要以上にオフセット学習が実行されてしまうことを回避でき、アシスト制御がオフセット学習によって妨げられるのを防止できる。
オフセット推定部は、電流検出値を複数回サンプリングすることによりオフセット電流値を推定するので、電流検出値のばらつきを抑え、オフセット電流を精度良く推定することが可能となる。
また、パワーステアリング制御装置は、ディジタル値で表された複数の前記電流検出信号を増幅し、これらの平均値を算出する手段をさらに備えている。このため、A/Dコンバータの1LSBあたりの分解能を実質的に高めることができ、電流検出値のA/D変換における変換誤差を低減することが可能となる。
以下に、図面を参照しながら本発明の最良の実施の形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略図である。この図において、ステアリング61はステアリングシャフト62、ユニバーサルジョイント63、64、シャフト65を介してラック&ピニオン66に連結されている。さらに、ラック&ピニオン66には車輪のタイロッド67が設けられており、ハンドル61の回転運動はタイロッド67の軸方向の運動に変換される構造となっている。
シャフト65にはトルクセンサ4が設けられており、トルクセンサ4はステアリング61に印加された操舵トルクを検出し、トルク信号を出力可能である。さらに、シャフト65には減速ギア31、モータ3が取り付けられており、モータ3の回転トルクが減速ギア31を介してシャフト65に伝達される構成となっている。
ECU1は上述のようにトルクセンサ4からのトルク信号、車速センサ2からの車速信号に基づき補助操舵トルクを算出し、この算出結果に基づく駆動電流をモータ3に送出するものである。ECU1にはイグニッションキー5aを介して電源5が接続されており、イグニッションキー5aをオンにすることによりECU1に電流が供給される構成となっている。
図2はECU1のハードウェア構成を表すブロック図である。ECU1は、バス100、A/Dコンバータ110,インタフェース111,クロック発生回路112,CPU113,ROM114,RAM115、RDコンバータ116,PWMコントローラ117,モータ駆動回路118、モータ電流検出回路120、121を備えて構成されている。
バス100はA/Dコンバータ110、I/F111、クロック発生回路112、CPU113、ROM114、RAM115等の間でデータの送受信を行うためのものである。A/Dコンバータ110は、トルクセンサ4から出力されたメイントルク信号およびサブトルク信号、モータ電流検出回路120、121からの検出電流、RDコンバータ116からのモータ回転角信号、モータ3の端子間電圧を入力し、ディジタル信号に変換するためのものである。
上述のトルクセンサ4は、メイントルク信号、サブトルク信号の2つの出力信号を備え、これらの信号の合計電圧は一定電圧(例えば5V)であるクロス特性となるように設定されている。すなわち、ステアリングにトルクが印加されない場合には、メイントルク信号およびサブトルク信号はそれぞれトルク中立電圧2.5Vとなり、ステアリングに何らかのトルクが印加された場合には、メイントルク信号およびサブトルク信号は中立電圧2.5Vを基準として互いに逆方向に変動する。
インタフェース111は車速センサ2からの車速パルスをカウントしディジタル信号に変換するものである。ROM114はモータ3の制御プログラム、PWMの演算プログラム、フェールセーフプログラム等を記憶するためのメモリとして使用され、RAM115は当該プログラムを動作させるためのワークメモリとして使用される。
PWMコントローラ117はモータ3のトルクを表す信号をパルス幅変調されたデューティ指令値W,V,U,Wb,Vb,Ubに変換するためのものである。ここで、パルス信号W,V,Uは正相の三相信号を表し、パルス信号Wb,Vb,Ubは逆相の三相信号を表している。
モータ駆動回路118は、WVUの三相電流を発生させるための3つのインバータ回路より構成され、各インバータ回路は電源電圧側(上段)のスイッチングトランジスタと接地電位側(下段)のスイッチングトランジスタを有している。上段のスイッチングトランジスタのゲートには、正相のデューティ指令値W,V,Uが入力され、下段のスイッチングトランジスタには逆相のデューティ指令値Wb,Vb,Ubが入力されている。すなわち、上段、下段のスイッチングトランジスタは相補接続されており、交互にオン、オフ動作を繰り返すことにより、所望のパルス幅の駆動電流Iu、Iv、Iwを生成する。なお、上段のスイッチングトランジスタと下段のスイッチングトランジスタとが同時にオンにならないように、両者がオフになる時間(デッドタイム)が正相のデューティ指令値W,V,Uと逆相のデューティ指令値Wb,Vb,Ubのオンの時間の前後に設けられている。このように、デッドタイムを設けることにより、上段、下段のスイッチングトランジスタの短絡を回避することができる。RDコンバータ116は、励磁電流をレゾルバ31に与えるとともに、レゾルバ31からの出力信号を回転角信号としてA/Dコンバータ110に出力する機能を有している。
モータ電流検出回路120、121は抵抗等の電流−電圧変換素子から構成され、モータ3への駆動電流Iu、Iwを検出し、電流に応じた電圧を有する電流検出値を出力するためのものである。電流検出値は図示されていない電源電圧補正回路によって電圧変動補正がなされた後、A/Dコンバータ110によってディジタル信号に変換される構成となっている。なお、電流検出値はA/D変換前にハードウェア増幅回路によって増幅されており、A/Dコンバータ110における電流検出値の分解能は0.332A/LSB程度となっている。この電流検出値の分解能は、後述するソフトウェア上における増幅および平均化処理等によって、さらに高められる構成となっている。
図3に、ECU1の機能ブロック図を示す。トルクセンサ4からのメイントルク信号、サブトルク信号はA/D変換された後、電流指令値演算部11に入力されている。電流指令値演算部11は、トルク信号、車速信号に基づき電流指令値を演算する機能を有している。また、電流指令値演算部12は、ハンドル戻り補償、モータ最大電流制御を有している。例えば、ハンドル戻り補償は、ハンドル61を中立位置に復元させるための制御を行うものである。一般に、電動パワーステアリング装置においては、減速ギア31等の影響によりセルフアライニングトルクが弱くなり易く、このためにハンドル61が中立位置に戻り難くなってしまう。そこで、セルフアライニングトルクの作用によってモータ3が回転させられる際のモータの端子間電圧およびモータ電流を検出することによりモータ角速度を検出し、または角度センサの角度差分からモータ角速度を検出することにより、ハンドルを中立位置に復元させるための補償電流値を算出することが可能である。
電流指令値制限部12はモータ回転数に基づき電流指令値を制限し、ベクトル制御部13はモータ角度に基づきUVWの各相の電流指令値を表す三相電流指令値を出力する。この電流指令値は加算器14に入力され、電流検出値と電流指令値とが一致するように負帰還制御が行われる。
モータ電流検出回路120、121はモータ3に供給されたU相、W相の電流を検出し、電流値に応じた電圧値を有する電流検出値を出力する。電流検出値はA/D変換された後、増幅部124によって増幅され、さらに加算器16およびオフセット学習部に入力される。増幅部124は、A/D変換された電流検出値を数ビット分シフトすることにより、ソフトウェア上において利得を増加するためのものである。本実施形態によれば、電流検出値の利得を増加し、後述する平均化処理を行うことにより、電流検出値の1LSBあたりの分解能を高めることができる。また、利得増加処理と電流制御部15における積分処理とを組み合わせることにより、電流検出値の1LSBあたりの分解能を高めても良い。例えば、電流検出値を増幅することにより、0.332A/LSBの分解能を0.049A/LSBに高めることができ、高精度のオフセット学習が可能となる。
オフセット学習部は、パワーステアリング装置の動作状態が所定の条件に合致した場合に、オフセット電流補正の学習を行い、オフセット補正値を加算器16に出力するものである。
加算器16は電流検出値からオフセット補正値を減算し、U相およびW相の補正後の電流検出値を出力する。V相電流推定部17はV相の電流検出値の利得等をU相およびW相に合わせる補正を行うためのものである。このようにして補正の行われたUVW相の電流検出値は加算器14において電流指令値と比較され、制御偏差Δiが電流制御部15に与えられる。電流制御部15は制御偏差Δiに基づき、比例制御および積分制御を組み合わせたいわゆるPI制御を行うためのものである。電流制御部15からの出力信号は駆動回路117に出力され、三相の駆動電流がモータ3に出力される。
故障判断部18はトルク信号、電源電圧等を監視することにより、パワーステアリング装置の初期診断、フェールセーフ処理を行うためのものである。例えば、故障診断部15が、モータ3、トルクセンサ4等の異常を検出した場合には、補助トルクの漸減処理を行うように電流指令値演算部11に指示を与えることができる。
図4は、オフセット学習部のブロック図である。オフセット学習部は学習条件判定部21、オフセット推定部22,オフセット補正部23を備えて構成されている。学習条件判定部21は複数の学習条件に基づき、オフセット補正の学習を実行するか否かを判断するためのものである。学習条件判定部がオフセット補正の学習を行うと判断した場合には、学習条件判定部21は電流指令値をデューティ50%に固定するためのデューティ50%指令を出力するとともに、学習実行を表す状態フラグをオフセット推定部22に出力する。
学習条件判定部21がオフセット学習を決定した場合には、オフセット推定部22はデューティ50%出力時における電流検出値を読み取り、オフセット電流を推定する機能を有している。オフセット電流推定部22がオフセット電流の推定を実行すると、所定の状態フラグとともにオフセット推定値をオフセット補正部23に出力する。これらの信号を入力したオフセット補正部22は従前のオフセット補正値をオフセット推定値に更新する。更新後のオフセット補正値は、図3に示された加算器16に出力され、電流検出値のオフセット補正が行われる。
このように、本実施例によれば、オフセット学習された電流検出値は電流制御部15に対してのみ与えられ、他の機能に対してはオフセット学習されていない電流検出値が与えられる。このため、オフセット学習が不十分であった場合でも、モータ制御以外の他の機能に弊害が及ぶのを回避することができる。
以下に、オフセット学習部20の各部の詳細の構成を説明する。
<学習条件判定部>
図5は学習条件判定部21のブロック図である。学習条件判定部21は、複数の学習条件に基づきオフセット学習の可否を判定する判定部210と、前回のオフセット学習のタイムスタンプを記録する学習頻度カウンタ211とを備えて構成されている。判定部210には、学習条件として、アシスト状態、車速信号、デューティ指令値、電流指令値、モータ回転数、前回からの学習経過時間等が入力されている。判定部210はこれらの条件を参照し、ステアリングが回転しておらず、かつ、モータ3に電流が殆ど流れていない場合に、オフセット学習の開始を決定する。
オフセット学習条件の詳細を図7に示す。この図において、「AND」は複数の条件が全て満たされることを示し、「OR」は複数の条件のいずれかが満たされることを示している。学習条件の欄において、例えば、「車速0km/h AND アシスト許可状態になる初回時」は、両者の条件が同時に成立することを示している。さらに、「車速0km/h AND アシスト許可状態 AND 前回の学習より300sec以上経過」は、これら3つの条件が全て満たされる必要があることを示している。これらの条件のいずれかが成立し、かつ、デューティ指令値の絶対値が80dec以下、モータ回転数の絶対値が5dec以下、電流指令値の絶対値が20dec以下の条件が全て満たされた場合に、オフセット学習の開始条件が成立する。
さらに、同図の確定条件の欄に示されたように、上述の開始条件が成立した後、アシスト許可状態になってから60秒経過後、または、初めてアシスト許可状態になった場合に、オフセット学習条件が確定する。このように、開始条件成立の状態が所定時間継続した後に、オフセット学習を実行することにより、安定した状態の検出電流値を読み出すことができ、オフセット学習の精度を高めることが可能となる。
このように、学習条件が確定した場合には、確定時処理の項目に示された処理が実行される。すなわち、判定部210は、デューティ指令値をデューティ50%に固定する指令を電流制御部15に出力するとともに、電流制御部15の積分要素における過去の演算値を初期化する。さらに、判定部210は学習判定の確定状態を表す状態フラグを「1」にセットする。この状態フラグを受けたオフセット推定部22はオフセット学習を開始する。
同図の終了条件の欄は、オフセット学習確定条件を終了させるための条件を表している。すなわち、確定条件が成立してから最大20msec経過後に、オフセット学習処理が終了する。また、終了時の処理の欄に示されたように、オフセット学習終了時には、判定部210は状態フラグを「0」にセットするとともに、学習頻度カウンタ211の値をクリアする。
さらに、同図のサンプリング周期の欄に示されたように、電流検出値は250μsec毎にサンプリングされる。また、オフセット学習の中断条件として、学習条件が成立しなくなった場合には、オフセット学習は中断され、状態フラグは「0」にセットされる。
上述のように、オフセット学習開始条件の一つとして、電流指令値の絶対値が20dec以下であることが要求されている。測定結果によれば、ステアリングから手を離した状態では、電流指令値は±10decの範囲に収まり、ステアリングを軽く操舵した場合には、電流指令値は±20decの範囲に収まった。これらの結果から、本実施形態においては、オフセット学習開始条件としての電流指令値は±20decに設定されている。
また、モータは、車体振動およひ操舵状態によって、多少回転することがある。例えば、ステアリングから手を離した状態では、モータ回転数は0rpmであるが、ステアリングに手を添えた状態では、モータ回転数は±5rpm(1dec/1rpm)であった。この結果から、オフセット学習開始条件として、モータ回転数は±5rpmと設定されている。
さらに、オフセット開始条件として、デューティ指令値は±80decの範囲内に設定されている。PWM駆動回路117のスイッチングトランジスタのオン時間がデッドタイムを越えてからモータ3に電流が流れ始めるため、デューティ指令値がデッドタイム以下であればモータ3には殆ど電流が流れない。一般に、PWM駆動回路117のスイッチングトランジスタのデッドタイムは±100dec程度であるため、スイッチングトランジスタのばらつきを考慮して、本実施形態においては±80decをデューティ指令値のオフセット開始条件としている。
オフセット開始条件としての車速は、本実施形態では0km/h、1dec/2km/hに設定されている。これは、ドライバの安全を考え、停止中にのみオフセット学習を許容しているためである。
<オフセット推定部>
図6は、オフセット推定部22のブロック図である。このオフセット推定部22は、オフセット電流を検出する判定処理部220と、検出されたオフセット電流の平均化を行うサンプリング平均化処理部221とを備えて構成されている。判定処理部220には電流検出値が入力されており、この電流検出値が所定範囲内にある場合に、判定処理部220は電流検出値をオフセット電流として読み込む。サンプリング平均化処理部221は、判定処理部220によって読み取られたオフセット電流を複数回サンプリングすることにより、平均化処理を行う機能を有している。このように、オフセット電流の平均化処理を行うことにより、オフセット電流のばらつき低減することが可能となる。すなわち、オフセット電流をA/D変換する際に、1ビットの範囲でデジタル値が変動し、オフセット電流の1回のサンプリングだけでは正確なオフセット電流を把握することが難しい。そこで、本実施形態によれば、オフセット電流を64回サンプリングし、オフセット電流のばらつきを低減している。
図10、図11に、サンプリング回数とオフセット電流のばらつきとの関係を示す。これらの図において、サンプリング回数を0〜64回まで順に増加させることにより、オフセット電流の雑音成分が低減することが確認できる。本実施形態によれば、64回のサンプリングを行うことで、十分な雑音低減効果を得ることができた。
図8に、オフセット推定処理の詳細を示す。同図の開始条件の欄に示されたように、状態フラグが「1」であり、かつ、電流指令値の絶対値が16decよりも小さい場合に、オフセット推定処理の開始条件が成立する。オフセット推定部22は、UW相の検出電流値をサンプリングし、この値をオフセット電流として読み込む。さらに、オフセット推定部22は、読み取ったオフセット電流の絶対値が8dec以下であれば、このオフセット電流をそのままサンプリングおよび加算し、オフセット電流の絶対値が9〜15decの範囲内にあれば,±8decのいずれかをオフセット値として加算する。このようにして、オフセット推定部22は、64回の加算を行い、加算結果を64で除算した結果をオフセット値として推定する。なお、上述のように、電流検出値はソフトウェア上において利得の増加がなされており、さらに電流検出値の平均化処理を行うことにより、A/D変換における1LSBあたりの分解能を実質的に向上させることができる。
オフセット推定処理の中断条件は、同図に示されたように、状態フラグが「0」であり、かつ、電流指令値が16dec以上である場合である。オフセット推定処理が中断した場合には、判定処理部220はオフセット推定値を元の状態に戻し、状態フラグを「0」に戻すとともに、サンプリング平均化処理部221の加算値をクリアする。
<オフセット補正部>
図9は、オフセット補正値更新処理の詳細を表している。オフセット補正値更新処理は、上述のオフセット推定値をオフセット補正値として更新するためのものである。オフセット補正値更新処理の開始条件は、状態フラグが「2」であり、オフセット前回値がオフセット推定値に等しくなく、かつ、オフセット推定値が8dec以下の場合である。この条件が成立した場合には、オフセット補正値の更新処理が行われる。すなわち、オフセット推定値−オフセット前回値の絶対値が4dec以下の場合には、オフセット補正部23はオフセット推定値をオフセット補正値に置き換える。また、オフセット推定値−オフセット前回値の絶対値が4decより大きい場合には、オフセット補正部は(オフセット推定値−オフセット前回値)/2の値をオフセット補正値に置き換える。すなわち、オフセット推定値とオフセット前回値との差が大きい場合には、段階的にオフセット補正値が更新される。これにより、急激な制御の変化を回避することができる。オフセット補正値更新処理が終了すると、オフセット補正部23は状態フラグを「0」に戻す。このようにして更新されたオフセット補正値は、図3の加算器16に出力され、電流検出値のオフセット補正が行われる。
<動作>
続いて、本実施形態に係るパワーステアリング制御装置の動作を説明する。図12はパワーステアリング制御装置の動作を表すメインフローチャートである。先ず、イグニッションスイッチ5aをオンにすると、ECU1は動作を開始し、パワーステアリング装置の初期診断等の初期設定を実行する(ステップS1)。初期設定が正常に終了し、ECU1がパワーステアリングのアシスト動作を許可すると(ステップS2でYES)、アシストの制御を開始する(ステップS3)。すなわち、電流指令値演算部11はトルク信号等に基づき、電流指令値を算出し、ベクトル制御部13は三相の電流指令値を出力する。電流検出回路120,121はモータ3への駆動電流を検出し、電流検出値を出力する。電流制御部15は電流検出値が電流指令値に等しくなるように駆動回路117にPWM信号を出力し、PWM駆動回路117は三相の駆動電流をモータ3に供給し、補助操舵トルクがステアリング61に印加される。
ECU1のオフセット学習部20は電流検出値等を監視しながらオフセット学習の条件を判断し、オフセット条件が成立すれば、電流検出値におけるオフセット電流補正を行う(ステップS4)。イグニッションスイッチ5aがオフになるまで(ステップS5でYES)、ECU1は上述の処理を繰り返し実行する。
図13,図14は上述のオフセット学習処理(ステップS4)の詳細を表すフローチャートである。先ず、学習条件判定部21は、アシスト状態、車速信号、デューティ指令値、電流指令値、モータ回転数等を監視することにより、オフセット学習の開始条件が成立したか否かを判断する(ステップS101)。オフセット学習の開始条件は、上述の図7の表に示されたとおりである。すなわち、アシスト許可状態になった直後、または、前回の学習から300sec経過後であって、モータ3に電流が殆ど流れず、かつ、車速0km/hの場合に、開始条件が成立する。例えば、図15に示されたように、イグニッションスイッチ5aがオンになってから、アシスト許可状態における停車時(時刻t0)、または、前回の学習から300sec経過後における停車時(時刻t1、t2、t3)において、オフセット学習開始条件が成立する。また、図16に示されたように、学習条件の成立は時刻t10から最大で20msec経過する時刻t14まで継続する。
学習条件が成立しない場合(ステップS101でNO)には、状態フラグを「0」にセットし(ステップS107)、処理は図11のメインフローチャートに戻る。一方、学習条件が成立した場合(ステップS101でYES)には、学習判定部21は、オフセット学習の確定条件が成立したか否かをさらに判断する(ステップS102)。上述のように、アシスト許可状態になってから60sec経過後、または、アシスト許可状態になった直後に、オフセット学習の確定条件が成立する。オフセット学習の確定条件が成立しない場合(ステップS102でNO)には、処理は図11のメインフローチャートに戻り、確定条件が成立した場合(ステップS102でYES)には、学習条件判定部21はステップS103以下の処理を実行する(図16の時刻t11)。
すなわち、学習条件判定部21は状態フラグを「1」にセットし(ステップS103)、電流制御部15に対してデューティ比50%のデューティ指令値出力するように指示する(ステップS104)。さらに、学習条件判定部21は電流制御部15における積分要素の過去値をクリアする(ステップS105)。これにより、モータ3への駆動電流は殆どゼロになり、電流検出回路120,121からの電流検出値はオフセット成分のみになる。さらに、学習条件判定部21は電流制御部15の積分制御要素の過去値をクリアし、過去値によってモータ3に電流が流れるのを防止している(ステップS105)。
続いて、オフセット推定部22はオフセット推定条件が成立したか否かを判断する(ステップS106)。すなわち、状態フラグが「1」であり、かつ、検出電流値の絶対値が16decより小さい場合に、オフセット推定部22はオフセット推定条件が成立したと判断し(ステップS106でYES)、オフセット電流推定処理を開始する(図16の時刻t12)。一方、オフセット推定条件が成立しない場合(ステップS106でNO)には、状態フラグを「0」に戻すとともに(ステップS107)、オフセット推定値を前回値に戻し、処理はメインフローチャートに戻る。
オフセット推定条件が成立した場合(ステップS106でYES)には、U相、W相の電流検出値をオフセット電流値としてサンプリングする(ステップS108)。サンプリングされたオフセット電流の絶対値が8dec以下であれば、オフセット推定部22はオフセット電流をオフセット値と判定する。一方、オフセット電流の絶対値が16decよりも大きければ、オフセット推定部22は±8decの上限または下限をオフセット値と判定する(ステップS109)。オフセット推定部22は、このようにして判定されたオフセット値を64回サンプリングし、それらの平均値をオフセット推定値とする(ステップS110)。このようにして、オフセット値の推定処理終了後、オフセット推定部22は状態フラグを「2」にセットする(ステップS115)。
続いて、オフセット補正部23は、オフセット値更新条件が成立したか否かを判断する(ステップS111)。すなわち、状態フラグが「2」であり、オフセット前回値がオフセット推定値に等しくなく、かつ、オフセット推定値が8dec以下であれば、オフセット補正部23はオフセット値更新条件が成立したと判断する(ステップS111でYES)。一方、オフセット値更新条件が成立しなければ、処理はメインフローチャートに戻る。
ステップS112において、オフセット推定値−オフセット前回値の絶対値が4dec以下の場合には、オフセット補正部23はオフセット推定値をオフセット補正値に置き換える。また、オフセット推定値−オフセット前回値の絶対値が4decより大きい場合には、オフセット補正部23は(オフセット推定値−オフセット前回値)/2の値をオフセット補正値に置き換える。
このようにして、オフセット補正値更新処理が終了すると(ステップS113)、オフセット補正部23は状態フラグを「0」に戻し(ステップS114)、処理はメインフローチャートに戻る(図16の時刻t13)。このようにして更新されたオフセット補正値は、図3の加算器16に出力され、電流検出値のオフセット補正が行われる。
以上述べたように、本発明によれば、デューティ指令値を固定した状態においてオフセット電流の学習を行うことにより、高精度のオフセット補正を実現することが可能となる。すなわち、モータへの駆動電流がゼロになるため、電流検出回路におけるオフセット電流のみを検出できる。
また、モータ回転数、電流指令値、車速等を考慮することにより、モータへの駆動電流がゼロとなる状態を推定することができる。これにより、アシスト動作中においても高精度なオフセット学習を実行することが可能となる。
さらに、本発明によれば、オフセット学習によるオフセット補正値は電流制御によってのみ使用される。よって、万一、オフセット学習が十分に機能しなかった場合であっても、他の機能への影響を最小限に抑えることができる。
以上、本実施形態を説明したが、本発明は上述の構成に拘泥されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、本実施形態に係るパワーステアリング制御装置はコラムタイプ、ラックタイプを問わず、また、油圧式パワーステアリング装置にも適用可能である。さらに、プログラムの形態は上述のフローチャートに限定されず、同様の機能を実現できるものであれば変更可能である。また、上述の閾値、継続時間、パラメータ等の各種数値は例示にすぎず、他の数値を使用できることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係るパワーステアリング装置の概略図である。 本発明の実施形態に係るパワーステアリング制御装置のブロック図である。 本発明の実施形態に係るパワーステアリング制御装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るオフセット学習部のブロック図である。 本発明の実施形態に係る学習条件判定部のブロック図である。 本発明の実施形態に係るオフセット推定部のブロック図である。 本発明の実施形態に係る学習判定処理の詳細を表す図である。 本発明の実施形態に係るオフセット推定処理の詳細を表す図である。 本発明の実施形態に係るオフセット更新処理の詳細を表す図である。 本発明の実施形態に係るサンプリング回数毎のオフセット値を表すグラフである。 本発明の実施形態に係るサンプリング回数毎のオフセット値を表すグラフである。 本発明の実施形態に係るパワーステアリング制御装置の動作を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るオフセット学習処理の詳細を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るオフセット学習処理の詳細を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るオフセット学習処理のタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係るオフセット学習処理のタイミングチャートである。 従来のパワーステアリング制御装置のブロック図である。
1 ECU
3 モータ
4 トルクセンサ
11 電流指令値演算部
13 ベクトル制御部
15 電流制御部
20 オフセット学習部
21 学習条件判定部
22 オフセット推定部
23 オフセット補正部
120,121 電流検出回路
124,125 増幅回路

Claims (5)

  1. ステアリングに印加された操舵トルクを検出するトルクセンサと、
    検出された操舵トルクに基づき、多相の駆動電流を制御するための電流指令値を算出する電流指令値演算部と、
    前記電流指令値に基づき、パルス幅変調された多相のデューティ指令値を算出する電流制御部と、
    前記デューティ指令値に基づく駆動電流を、操舵補助トルク発生用の多相モータに与える駆動回路と、
    前記多相モータにおける前記駆動電流の値を検出し、電流検出信号を出力する電流検出回路と、
    前記電流検出信号をA/D変換し、電流検出値を出力するA/Dコンバータと、
    前記駆動電流が略ゼロになった場合に、オフセット学習の開始の可否を決定するとともに、オフセット学習の開始を決定した場合には、前記デューティ指令値を50%のデューテ比に設定する学習条件判定部と、
    オフセット学習の開始が決定された場合には、前記電流検出値を検出し、前記電流検出回路のオフセット電流値を推定するオフセット推定部と、
    前記オフセット電流値に基づき、前記電流検出値の各相の補正を行うオフセット補正部とを備え
    新たに推定された第1のオフセット電流値と、以前に推定された第2のオフセット電流値との差分が所定値以上である場合には、前記オフセット推定部は、当該差分が少なくなるように前記第1のオフセット推定値を修正するパワーステアリング制御装置。
  2. 前記学習条件判定部は、前記電流指令値、前記デューティ指令値、前記モータの回転数、または、車速の少なくとも一つに基づき、オフセット学習の開始の可否を決定することを特徴とする請求項に記載のパワーステアリング制御装置。
  3. 前記学習条件判定部は、前回のオフセット学習から所定時間経過後に、オフセット学習の開始を決定することを特徴とする請求項に記載のパワーステアリング制御装置。
  4. 前記オフセット推定部は、前記電流検出値を複数回サンプリングすることにより前記オフセット電流値を推定することを特徴とする請求項に記載のパワーステアリング制御装置。
  5. ディジタル値で表された複数の前記電流検出信号を増幅し、これらの平均値を算出する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項に記載のパワーステアリング制御装置。
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