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JP4553577B2 - ニーバッグ及び乗員脚部保護装置 - Google Patents

ニーバッグ及び乗員脚部保護装置 Download PDF

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JP4553577B2
JP4553577B2 JP2003415191A JP2003415191A JP4553577B2 JP 4553577 B2 JP4553577 B2 JP 4553577B2 JP 2003415191 A JP2003415191 A JP 2003415191A JP 2003415191 A JP2003415191 A JP 2003415191A JP 4553577 B2 JP4553577 B2 JP 4553577B2
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Description

本発明は、自動車等の衝突時に乗員の下脚が座席前方の内装パネル等に当ることから保護するため、又、膝の移動を拘束して乗員の下半身の車両前方への動きを抑制するためのニーバッグ及びこのニーバッグを有する乗員脚部保護装置に関する。
自動車等の高速移動体の正面衝突時に乗員の下脚が座席前方の内装パネルに当って大きな荷重を受けることから保護するための乗員脚部保護装置として、車両乗員脚部の前方に膨張するニーバッグと、該ニーバッグを膨張させるためのインフレータ(ガス発生器)とを備えたものがある。
特開2003−182504号公報には、乗員脚部の前方領域において下から上に向けて膨張するよう構成されたニーバッグであって;下部が下方ほど左右方向の幅(以下、左右幅ということがある。)が小さくなる形状を有しており;インフレータからのガスがディフューザによってニーバッグ内において左右方向に分流され;ニーバッグの乗員側の基布とインパネ(内装パネル)側の基布とを結合するテザーが設けられており;
該テザーが上下多段に設けられているニーバッグが記載されている。
特開2003−182504号公報
上記特開2003−182504号公報のテザーは、最上段のものが左右幅の小さいものであり、それ故にニーバッグ内の最上部の室の輪郭が判然とせず、最上部の室の膨張完了が遅延するおそれがある。
本発明は、ニーバッグがすばやく上下左右に展開するニーバッグと、このニーバッグを備えた乗員脚部保護装置とを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のニーバッグは、車両乗員脚部の前方に膨張するニーバッグであって、下側から上側に向って膨張するよう構成され、上部は左右方向幅員が略同等の等幅部となっており、該等幅部より下側は下方ほど左右方向幅員が小さくなる狭幅部となっているニーバッグにおいて、該ニーバッグ内に、左右方向に連続して延在するテザーが上下多段に設けられ、上側のテザーほど左右方向長さが大であり、該テザーの左右両端とニーバッグの左右側辺との間に通気空間が形成されており、最上段のテザーは、前記等幅部と狭幅部との境界部付近又はそれよりも上位に位置するニーバッグであって、該ニーバッグの膨張状態において、前記各テザーの左右両端とニーバッグの側辺との間に流路断面積3000〜7850mm の前記通気空間が形成されており、前記各テザーの左端同士を結ぶ線分L は、前記狭幅部の左側の側辺に沿う線分L と略平行となっており、前記各テザーの右端同士を結ぶ線分L は、該狭幅部の右側の側辺に沿う線分L と略平行となっており、該ニーバッグが平たく畳まれた状態において、該線分L ,L 同士、並びに線分L ,L 同士の距離dは、それぞれ80〜130mmであることを特徴とするものである。
請求項2のニーバッグは、請求項1において、前記距離dは、90〜120mmであることを特徴とするものである。
請求項のニーバッグは、請求項1又は2において、前記ニーバッグの下部に、該ニーバッグを膨張させるためのインフレータからのガスをニーバッグの左右方向へのみ導くためのディフューザが設けられていることを特徴とするものである。
請求項のニーバッグは、請求項3において、該ニーバッグは、車両の内装パネルに設けられたニーバッグ膨出用開口から内装パネルの乗員側の面に沿って下から上に膨張するものであり、前記狭幅部の内部に前記ディフューザが設けられており、該ディフューザは、その内部にインフレータが配置されるものであり、該ディフューザは、柔軟な布又は合成樹脂を筒状に縫製してなるものであり、その両端側の開口が左右方向にそれぞれ開放するように配置されており、該ディフューザは、該ディフューザ内においてガス噴出作動したインフレータからの噴出ガス圧により、ニーバッグ内において内装パネルの乗員側の面よりも乗員側へ突出するように膨らみ出すことが可能な大きさとなっており、ニーバッグが膨張した状態において、内装パネルの乗員側の面からの該ディフューザの突出長さPが60〜100mmとなるように構成されていることを特徴とするものである。
請求項5のニーバッグは、請求項4において、ニーバッグが膨張した状態において、該ディフューザのうち該内装パネルの乗員側の面から乗員側へ突出した部分における該ディフューザの両端側の前記開口のニーバッグ内への露出面積が3000〜7850mm となるように構成されていることを特徴とするものである。
本発明(請求項6)の乗員脚部保護装置は、かかる本発明のニーバッグと、これを膨張させるインフレータとを備えてなるものである。
請求項7の乗員脚部保護装置は、請求項5において、該乗員脚部保護装置は、車両の内装パネルに設けられたニーバッグ膨出用開口内に配置されるものであり、前記ニーバッグは、このニーバッグ膨出用開口から内装パネルの乗員側の面に沿って下から上に膨張するものであることを特徴とするものである。
本発明のニーバッグ及び乗員脚部保護装置において、ニーバッグがインフレータからのガスによって膨張する場合、このガスはテザー両端とニーバッグ左右側辺との間の通気空間を通って上方へ流れ、最上部の室を膨張させる。このニーバッグの下部は、下方ほど左右幅が小さい(換言すると、上方ほど左右幅が大きい)ものである。
このため、ニーバッグは、膨張に際し、上方に向って且つ左右に拡がりながら膨張し、次いでニーバッグの上部が、左右側辺の膨張した部分同士を橋絡するように膨張して左右に延在した状態となり、その後、ニーバッグの中央付近が膨張する。
このニーバッグのテザーの最上段のものは、各テザーのうちで最も左右幅が大であり、且つ等幅部と狭幅部との境界部付近又はそれよりも上位に位置しており、ニーバッグの最上部の室は比較的容積が小さいものとなっているところから、ニーバッグの最上部の室は速やかに膨張する。
従って、本発明にあっては、ニーバッグは、左右側部と上部とが急速に膨張し、左右及び上方へ迅速に展開する。
請求項のニーバッグにあっては、インフレータからのガスが左右方向に導かれるため、ニーバッグの左右方向への展開が一層速やかなものとなる。
本発明のニーバッグによると、インフレータからのガスがニーバッグ側辺に沿って速やかに上方へ向って流れるため、ニーバッグが極めて迅速に膨張するようになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係るニーバッグの膨張状態を示す車両の座席前方付近の断面図であり、第2図(a)はこのニーバッグの膨張状態における正面図、第2図(b)は同(a)のB−B線に沿う断面図、第3図は第2図(b)のIII-III線に沿う断面図、第4図は第1図のIV-IV線に沿う断面図である。なお、以下の説明において、左右方向とは車両幅方向をいう。
座席12の前方の内装パネル10に乗員脚部保護装置14が設置されている。
この乗員脚部保護装置14は、前面(乗員側の面)が開放した容器状のリテーナ16と、このリテーナ16内に連結されたニーバッグ18と、このニーバッグ18を膨張させるためのインフレータ(ガス発生器)20と、該ニーバッグ18内に配置されており、該インフレータ20からのガス流をニーバッグ内において左右方向に導くディフューザ22とを備えている。
該リテーナ16は、内装パネル10に設けられた開口10a内に配置されている。平常時には、ニーバッグ18とディフューザ22とは折り畳まれて該リテーナ16内に収納されており、該ニーバッグ18の折り畳み体を覆うように該リテーナ16の前面にリッド24が装着されている。このリッド24は、平常時には該内装パネル10と略面一となるように配置されており、ニーバッグ18が膨張するときには、第1図に示す通り、その下端側を支端として該内装パネル10の表側に開き出す。
第1図に示すように、該開口10aは、座席12の座面付近の高さよりも下位となる高さに設けられている。ニーバッグ18は、この開口10aから内装パネル10の前面(乗員側の面)に沿って下から上に向って膨張するものとなっている。
第2図に示すように、このニーバッグ18のうち、上部は、左右方向の幅員が所定の上下方向幅にわたって略同等である等幅部26となっており、この等幅部26よりも下側の部位は、下方ほど左右方向の幅員が小さくなる狭幅部28となっている。該狭幅部28の下端部が前記リテーナ16に連結されている。
該等幅部26は、ニーバッグ18が前記開口10aから内装パネル10の前面に沿って下から上に膨張したときに、座席12の座面付近の高さから上方に占位するように配置されている。このため、ニーバッグ18が乗員脚部前方に膨張した場合、この等幅部26が該座席12に着座した乗員の膝付近と対面するようになる。
この等幅部26の左右方向の幅員は、500〜600mmであることが好ましい。また、前記リテーナ16の前面開口の左右方向の幅はこの等幅部26の幅員の1/2以下、特に40〜50%であることが好ましい。
狭幅部28は、第図に示すように、その左右の側辺が、該等幅部26の左右の側辺の下端とリテーナ16の前面開口の左右の下隅部付近とをそれぞれつなぐように延在している形状であることが好ましい。
このニーバッグ18の内部には、該ニーバッグ18のフロント面(乗員側の基布)18aとリヤ部(内装パネル10側の基布)18bとをつなぐテザー30,32が上下多段(この実施の形態では2段)に設けられている。符号Sは、各テザー30,32を該フロント面18aとリヤ面18bとにそれぞれ結合したシームを示している。上段側のテザー30は、前記等幅部26と狭幅部28との境界部付近か又はそれよりも若干上位となる高さ(好ましくは等幅部26と狭幅部28との境界部から上方に0〜70mmの範囲)に配置されており、下段側のテザー32は、該狭幅部28の上下方向の途中部分に配置されている。
該テザー30,32は、いずれも左右方向に連続して延在しており、それぞれ所定の左右方向幅にわたってフロント面18aとリヤ面18bとに結合されている。第2図(b)に示すように、各テザー30,32の左右両端は、いずれも、ニーバッグ18の左右の側辺から離隔しており、これらのテザー30,32の左右両端とニーバッグ18の左右の側辺との間には、それぞれ、通気空間Vが形成されている。
各通気空間Vの流路断面積は、3000〜7850mm、特に好ましくは4500〜5500mmである。本発明では、ニーバッグ18が平たく畳まれた状態において、各テザー30,32の両端と該ニーバッグ18の左右の側辺との間隔(最短距離)は、80〜130mm、特に好ましくは90〜120mmとなるように構成される。
本発明においては、特に、第3図に示すように、各テザー30,32の左端同士を結ぶ線分L及び右端同士を結ぶ線分Lが、狭幅部28の左右の側辺に沿う線分L,Lとそれぞれ平行となり、且つこれらの線分L,L同士、並びに線分L,L同士の距離dは、80〜130mm、とりわけ好ましくは90〜120mmとなるように構成される。により、インフレータ20からのガスが、各通気空間Vを介し、狭幅部28の左右の側辺に沿って速やかに上方に向って流れる。
該狭幅部28の内部にディフューザ22が設けられ、このディフューザ22内にインフレータ20が配置されている。この実施の形態では、該ディフューザ22は、耐熱性を有する柔軟な布又は合成樹脂等を筒状に縫製してなるものであり、その両端側の開口22a,22bが左右方向にそれぞれ開放するように配置されている。このため、該ディフューザ22内でインフレータ20がガス噴出作動した場合、該インフレータ20からのガスは該開口22a,22bを介して左右方向にのみ導かれるようになる。
なお、この実施の形態では、該ディフューザ22は、該ディフューザ22内においてガス噴出作動したインフレータ20からの噴出ガス圧により、第4図に示す如くニーバッグ18内において内装パネル10の前面よりも前方(乗員側)へ突出するように膨らみ出すことが可能な大きさとなっている。このディフューザ22の大きさは、内装パネル10の前面からの該ディフューザ22の突出長さP(第4図)が60〜100mmとなるように、又は、該内装パネル10の前面からの突出部分における開口22a,22bのニーバッグ18内への露出面積が3000〜7850mmとなるように設定されることが好ましい。
インフレータ20はこの実施の形態では棒状のものであり、その長手方向が左右方向となるように該ディフューザ22内に配置されている。このインフレータ20は、その側周面にガス噴出口(図示略)を有している。
このインフレータ20にはインフレータホルダ34が装着されている。このインフレータホルダ34は、ベース部と、このベース部にインフレータを固定するバンド部(いずれも符号略)とからなる。該ベース部からは、スタッドボルト34aが突設されている。
このスタッドボルト34aは、ディフューザ22のリヤ側(乗員側と反対側)の面と狭幅部28の下端側のリヤ面18bとにそれぞれ設けられたボルト挿通孔(符号略)に挿通されてニーバッグ18の後方(乗員と反対側)に突出し、さらにリテーナ16内に設けられたボルト挿通孔(符号略)に挿通されている。そして、このスタッドボルト34aにナット34bが締め込まれることにより、インフレータホルダ34が該リテーナ16内に固定されると共に、該インフレータホルダ34とリテーナとの間にディフューザ22のリヤ側の面と狭幅部28の下端側のリヤ面18aとが挟持される。
このように構成された乗員脚部保護装置14を備えた車両が前方衝突した場合には、インフレータ20がガス噴出作動し、このインフレータ20からのガスによりニーバッグ18が膨張を開始する。このインフレータ20は、リッド24を押し開いて内装パネル10の表側に膨出し、該内装パネル10に沿って上方に展開する。そして、膨張したニーバッグ18の上部の等幅部26が乗員の膝付近に対面し、これを受け止める。
この乗員脚部保護装置14にあっては、ニーバッグ18は、下部の狭幅部28が下側ほど左右幅が小さい、即ち上方に向って拡開した形状となっており、また、該狭幅部28の下端側に配置されたインフレータ20からのガスは、上下多段に配置された各テザー30,32の左右両端と該狭幅部28の左右の側辺との間にそれぞれ形成された通気空間Vを通って上方へ流れる。このため、ニーバッグ18は、膨張に際し、まず狭幅部28が上方に向って且つ左右に拡がりながら膨張し、次いで、この狭幅部28の上側の等幅部26が、該狭幅部28の左右両サイドの膨張した部分同士を橋絡するように膨張して左右に延在した状態となり、その後、ニーバッグ18の中央付近が膨張する。
なお、上段側のテザー30は、等幅部26と狭幅部28との境界部付近又はそれよりも上位に配置されており、且つ左右幅が大きなものとなっているので、等幅部26は比較的内容積の小さなものとなっており、該等幅部26は速やかに膨張する。
従って、このニーバッグ18は、左右側部と上部の等幅部26とが急速に膨張し、左右及び上方へ迅速に膨張する。
この実施の形態ではインフレータ20からのガス流を左右方向に導くディフューザ22が設けられているので、ニーバッグ18の左右方向への展開がきわめて迅速なものとなる。
この実施の形態では、ニーバッグ18が膨張するに際し、該ディフューザ22が、インフレータ20からの噴出ガス圧により、ニーバッグ18内において内装パネル10の前面から前方に向って60〜100mm前方に突出するため、該インフレータ20からのガスは、該ディフューザ22の左右の開口22a,22bから、該ニーバッグ18の内面に当って方向を変えることなく、左右方向に噴出する。このため、インフレータ20からのガスを効率よく左右方向に導くことができる。
この実施の形態では、各テザー30,32の両端と狭幅部28の左右の側辺との間の通気空間Vの流路断面積が3000〜7850mmとなっているので、該通気空間Vをガスが上方に向って速やかに流れる。このため、ニーバッグ18の膨張がきわめて迅速なものとなる。
上記の実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態に係るニーバッグの膨張状態を示す車両の座席前方付近の断面図である。 (a)図は図1のニーバッグの膨張状態における正面図、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図である。 図2(b)のIII-III線に沿う断面図である。 図1のIV-IV線に沿う断面図である。
10 内装パネル
14 乗員脚部保護装置
16 リテーナ
18 ニーバッグ
20 インフレータ
22 ディフューザ
26 等幅部
28 狭幅部
30,32 テザー
V 通気空間

Claims (7)

  1. 車両乗員脚部の前方に膨張するニーバッグであって、下側から上側に向って膨張するよう構成され、
    上部は左右方向幅員が略同等の等幅部となっており、
    該等幅部より下側は下方ほど左右方向幅員が小さくなる狭幅部となっているニーバッグにおいて、
    該ニーバッグ内に、左右方向に連続して延在するテザーが上下多段に設けられ、上側のテザーほど左右方向長さが大であり、
    該テザーの左右両端とニーバッグの左右側辺との間に通気空間が形成されており、
    最上段のテザーは、前記等幅部と狭幅部との境界部付近又はそれよりも上位に位置するニーバッグであって、
    該ニーバッグの膨張状態において、前記各テザーの左右両端とニーバッグの側辺との間に流路断面積3000〜7850mm の前記通気空間が形成されており、
    前記各テザーの左端同士を結ぶ線分L は、前記狭幅部の左側の側辺に沿う線分L と略平行となっており、
    前記各テザーの右端同士を結ぶ線分L は、該狭幅部の右側の側辺に沿う線分L と略平行となっており、
    該ニーバッグが平たく畳まれた状態において、該線分L ,L 同士、並びに線分L ,L 同士の距離dは、それぞれ80〜130mmであることを特徴とするニーバッグ。
  2. 請求項1において、前記距離dは、90〜120mmであることを特徴とするニーバッグ。
  3. 請求項1又は2において、前記ニーバッグの下部に、該ニーバッグを膨張させるためのインフレータからのガスをニーバッグの左右方向へのみ導くためのディフューザが設けられていることを特徴とするニーバッグ。
  4. 請求項3において、該ニーバッグは、車両の内装パネルに設けられたニーバッグ膨出用開口から内装パネルの乗員側の面に沿って下から上に膨張するものであり、
    前記狭幅部の内部に前記ディフューザが設けられており、該ディフューザは、その内部にインフレータが配置されるものであり、
    該ディフューザは、柔軟な布又は合成樹脂を筒状に縫製してなるものであり、その両端側の開口が左右方向にそれぞれ開放するように配置されており、
    該ディフューザは、該ディフューザ内においてガス噴出作動したインフレータからの噴出ガス圧により、ニーバッグ内において内装パネルの乗員側の面よりも乗員側へ突出するように膨らみ出すことが可能な大きさとなっており、
    ニーバッグが膨張した状態において、内装パネルの乗員側の面からの該ディフューザの突出長さPが60〜100mmとなるように構成されていることを特徴とするニーバッグ。
  5. 請求項4において、ニーバッグが膨張した状態において、該ディフューザのうち該内装パネルの乗員側の面から乗員側へ突出した部分における該ディフューザの両端側の前記開口のニーバッグ内への露出面積が3000〜7850mm となるように構成されていることを特徴とするニーバッグ。
  6. 車両乗員脚部の前方に膨張するニーバッグと、該ニーバッグを膨張させるインフレータとを有した乗員脚部保護装置において、該ニーバッグは請求項1ないしのいずれか1項に記載のニーバッグであることを特徴とする乗員脚部保護装置。
  7. 請求項5において、該乗員脚部保護装置は、車両の内装パネルに設けられたニーバッグ膨出用開口内に配置されるものであり、
    前記ニーバッグは、このニーバッグ膨出用開口から内装パネルの乗員側の面に沿って下から上に膨張するものであることを特徴とする乗員脚部保護装置。
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