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JP4550167B2 - 内視鏡洗浄消毒装置及び内視鏡洗浄消毒方法 - Google Patents

内視鏡洗浄消毒装置及び内視鏡洗浄消毒方法 Download PDF

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Description

本発明は、水温が所定の範囲内に収まるように管理された温水により希釈した希釈薬液を用いて内視鏡を消毒する内視鏡洗浄消毒装置及び内視鏡洗浄消毒方法に関する。
医療分野において使用される内視鏡を薬液を用いて洗浄し消毒するための装置として、日本国特開2000−126125号公報に開示されているような内視鏡洗浄消毒装置が知られている。
内視鏡を洗浄処理又は消毒処理する薬液には、室温よりも高い温度である規定温度範囲内で使用されることが好ましいものが存在する。例えば日本国特開2000−126125号公報記載の内視鏡洗浄消毒装置では、給湯設備等の温水供給源から供給される温水により薬液を希釈した希釈薬液を用いることが可能である。
しかしながら、内視鏡洗浄消毒装置内において管路やフィルタ装置等を経由して温水又は希釈薬液を移送する場合、管路やフィルタ装置等の温度が温水又は希釈薬液の温度よりも低いことにより、温水又は希釈薬液の温度が低下してしまうことがある。また、管路内やフィルタ装置内に残留していた、温水又は希釈薬液よりも温度が低い液体の影響により、温水又は希釈薬液の温度が低下してしまうこともある。
温水又は希釈薬液の温度が低下してしまった場合、ヒータにより規定温度範囲内にまで再加熱をしなければならず、待ち時間が生じてしまい内視鏡の洗浄処理又は消毒処理に要する時間が延びてしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、温水により希釈した希釈薬液を用いて内視鏡を処理する場合において、処理に要する時間を短縮することが可能な内視鏡洗浄消毒装置及び内視鏡洗浄消毒方法を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡洗浄消毒装置は、温度が所定の規定温度範囲内に収まるように管理された温水により薬液を希釈して得られる希釈薬液を用いて内視鏡を処理する内視鏡洗浄消毒装置であって、前記温水を供給する温水供給源に接続された第1管路と、前記第1管路から二方へ分岐する分岐管路と、前記内視鏡を収容可能な洗浄槽と、前記温水及び前記薬液を混合する希釈槽と、前記分岐管路の一端及び前記洗浄槽を接続する第2管路と、前記分岐管路の他端及び前記希釈槽を接続する第3管路と、前記分岐管路において、前記第1管路と前記第2管路とが連通した状態、前記第1管路と前記第3管路とが連通した状態、及び前記第2管路と前記第3管路とが連通した状態のうちから一つ又は複数の状態を選択可能な分岐選択部と、前記第2管路を経由して前記洗浄槽へ導入される液体の温度を測定する第1温度測定部と、前記分岐選択部の動作を制御することにより、前記第1管路及び前記第2管路を連通して前記温水を前記洗浄槽内へ導入し、前記第1温度測定部の測定結果が前記規定温度範囲内となった後に前記第1管路及び前記第3管路を連通して前記温水を前記希釈槽へ導入し前記希釈薬液を生成する制御部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の内視鏡洗浄消毒方法は、温度が所定の規定温度範囲内に収まるように管理された温水を供給する温水供給源に接続された第1管路、前記第1管路から二方へ分岐する分岐管路、前記内視鏡を収容可能な洗浄槽、前記温水及び薬液を混合し希釈薬液を得る希釈槽、前記分岐管路の一端及び前記洗浄槽を接続する第2管路、前記分岐管路の他端及び前記希釈槽を接続する第3管路、前記分岐管路において、前記第1管路と前記第2管路とが連通した状態、前記第1管路と前記第3管路とが連通した状態、及び前記第2管路と前記第3管路とが連通した状態のうちから一つ又は複数の状態を選択可能な分岐選択部、及び前記第2管路を経由して前記洗浄槽へ導入される液体の温度を測定する第1温度測定部、を具備してなる内視鏡洗浄消毒装置を用いた内視鏡洗浄消毒方法であって、前記第1管路及び前記第2管路を連通した状態において前記温水を前記洗浄槽内へ導入するステップと、前記第1温度測定部の測定結果が前記規定温度範囲内となった後に前記第1管路及び前記第3管路を連通して前記温水を前記希釈槽へ導入し前記希釈薬液を生成するステップと、を含むことを特徴とする。
第1の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の概略的な構成を説明する図である。 第1の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の動作を説明するためのフローチャートである。 希釈薬液生成処理のフローチャートである。 第2の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の概略的な構成を説明する図である。 第3の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の概略的な構成を説明する図である。 第4の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の概略的な構成を説明する図である。 第4の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の動作を説明するためのフローチャートである。 第5の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の概略的な構成を説明する図である。
本発明の内視鏡洗浄消毒装置の好ましい形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いた各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、第1の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の概略的な構成を説明する図である。図2は、第1の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の概略的な動作を説明するフローチャートである。図3は、希釈薬液生成処理のフローチャートである。
本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1は、洗浄槽2と、希釈槽3と、薬液貯留部7と、制御部8と、詳しくは後述する複数の管路及びバルブ等を具備して構成されている。内視鏡洗浄消毒装置1は、概略的には、希釈槽3において装置外に設けられた温水供給源9から供給される温水により薬液貯留部7に貯留された薬液を希釈して希釈薬液を生成し、洗浄槽2内において前記希釈薬液を用いて内視鏡の洗浄処理及び消毒処理を行う装置である。
ここで、温水供給源9から内視鏡洗浄消毒装置1に供給される温水とは、水温が所定の温度範囲である規定温度範囲内に収まるように管理された水のことを指す。温水の規定温度範囲は、希釈薬液を用いて内視鏡を洗浄処理又は消毒処理するために好適な範囲内であり、かつ内視鏡洗浄装置1及び内視鏡の構成部材に変形等の影響を及ぼさない範囲内であることが好ましい。
このため、温水の規定温度範囲は特に限定されるものではないが、例えば室温(20℃)以上、80℃以下とされる。なお、以下においては、一例として温水の規定範囲は30℃以上、60℃以下であるとして説明する。
温水供給源9には、内視鏡洗浄消毒装置1の第1管路10の一端が接続されている。第1管路10には、第1管路10を開閉する第1バルブ11と、第1管路10内を流れる温水を濾過するフィルタ装置12が配設されている。
なお、図1では、第1管路10において温水供給源9側から順にフィルタ装置12、第1バルブ11の順でこれらを配設した形態を示しているが、第1バルブ11及びフィルタ装置12を配設する順序はこの逆であってもよい。また、フィルタ装置12は、内視鏡洗浄消毒装置1の外部に配設される形態であってもよい。
第1管路10の温水供給源9に接続された一端とは反対側の他端には、二方(第1管路を含めた場合三方)に分岐する分岐管路60が設けられている。分岐管路60には、第2管路20の一端及び第3管路30の一端が接続されている。
第2管路20の他端20bは、洗浄槽2に接続されている。洗浄槽2は、図示しない内視鏡を内部に収容可能な容器である。洗浄槽2の底面部には洗浄槽2と内視鏡洗浄消毒装置1の外部とを接続する排出管路80が接続されている。排出管路80には排出バルブ81が配設されており、排出バルブ81を開状態とすることにより、洗浄槽2内の液体を内視鏡洗浄消毒装置1の外部へと排出することができる。なお、洗浄槽2からの液体の排出は、重力により行われるものであってもよいし、ポンプにより行われるものであってもよい。
洗浄槽2には、洗浄槽2の壁面の温度を測定する第1温度測定部90が配設されている。第1温度測定部90は、洗浄槽2の壁面の温度の測定結果から、第2管路20の他端20bから洗浄槽2へ導入される流体の温度を導出することができる。なお、第1温度測定部90は、第2管路20の他端20bに配設され、直接第2管路20の他端20bから洗浄槽2へ導入される流体の温度を測定する構成であってもよい。また、図示しないが洗浄槽2には、洗浄槽2内の液面の高さを検出可能な液面検出センサが配設されており、洗浄槽2内に導入される液体の量を検出することができる。
第3管路30の他端30bは、希釈槽3に接続されている。希釈槽3は、中空の容器である。希釈槽3内において、第3管路30の他端30bは、希釈槽3の底面近傍に配設されており、第3管路30を介して希釈槽3内の液体を吸い出すことが可能である。また、希釈槽3には、希釈槽3内の液面の高さを検出可能な液面検出センサが配設されており、希釈槽3内に導入される液体の量を検出することができる。
希釈槽3には、薬液移送管路70を介して薬液を貯留する薬液貯留部7が接続されており、希釈槽3内では、薬液を第3管路30から導入された液体により希釈して希釈薬液を生成することができる。なお、薬液移送管路70に貯留され希釈槽3において希釈される薬液は複数種類であってもよい。
前記第2管路20には、第2管路20において流体を他端20b側へ向けて移送する第1ポンプ21、及び第2管路20を開閉する第2バルブ62が配設されている。また、第3管路30には、第3管路30を開閉する第3バルブ63が配設されている。
例えば、第2バルブ62を開状態とし第3バルブ63を閉状態とすれば、第1管路10、第2管路20及び第3管路30のうち第1管路10と第2管路20とが連通された状態となる。また、第2バルブ62を閉状態とし第3バルブ63を開状態とすれば、第1管路10と第3管路30とが連通された状態となる。また、第2バルブ62及び第3バルブ63をともに開状態とすれば、第2管路20と第3管路30とが連通された状態となる。
以上のように、本実施形態では、第2バルブ62及び第3バルブ63によって、第1管路10と第2管路20とが連通した状態、第1管路10と第3管路30とが連通した状態、及び第2管路20と第3管路30とが連通した状態のうちの一つ又は複数の状態を選択可能な分岐選択部61が構成されている。なお、このような分岐選択部61は、例えば分岐管路60に三方弁を配設することでも実現可能である。
制御部8は、以上に述べた内視鏡洗浄消毒装置1の各部の動作を、所定のプログラムに基づいて制御する装置であり、例えば演算装置、記憶装置及び入出力装置等を具備して構成されるコンピュータにより構成される。
具体的には、制御部8は、第1バルブ11、第2バルブ62、第3バルブ63、排出バルブ81及び第1ポンプ21に電気的に接続されており、これらのバルブ及び第1ポンプ21の動作を制御することが可能である。また、制御部8は、第1温度測定部90、洗浄槽2の液面検出センサ、及び希釈槽3の液面検出センサに電気的に接続されており、第1温度測定部90及び液面検出センサから出力される測定結果を受信することができる。
以上のように構成された内視鏡洗浄消毒装置1の動作を、図2及び図3に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以下に説明する動作は、制御部8により制御されて行われる。
まず、ステップS1において、サブルーチンである希釈薬液生成処理を開始し、ステップS2へ移行する。すなわち、希釈薬液生成処理は、ステップS2以降の処理と並列に実行される。
図3のフローチャートに示す希釈薬液生成処理は、希釈槽3において後述するステップS5における消毒処理に用いるための希釈薬液を生成するための処理である。希釈薬液生成処理は開始されたとしても、ステップS11に示すように、洗浄槽2に導入される流体の温度が規定温度範囲外である場合には待機状態であり、洗浄槽2に導入される流体の温度が規定温度範囲内となるとステップS12が実行される。ここで、洗浄槽2に導入される流体の温度とは、前述のように、第1温度測定部90の測定結果から導出される。
ステップS12では、第1バルブ11及び第3バルブ63を開状態とし、第1管路10及び第3管路30を連通した状態とする。これにより、温水供給源9から供給される温水が希釈槽3内へ導入される(図1の矢印A2)。そして、希釈槽3内に規定量の温水が貯留された後に第3バルブ63を閉状態とし、希釈槽3への温水の導入を停止する。
なお、ステップS12の実行開始時において、第1バルブ11が開状態である場合には、第1バルブ11の状態は開状態のまま保たれる。また、ステップS12の実行中において、第2バルブ62の動作は他の処理からの指示により制御可能である。
ステップS13では、薬液貯留部7から薬液移送管路70を介して、規定量の薬液を希釈槽3へ導入する。これにより、希釈槽3内において薬液と温水を規定の比率で混合した希釈薬液が生成される。以上で、希釈薬液生成処理は終了する。
また、本発案は図3のフローに限定されず、予め希釈槽に薬液の導入しておいてから温水を導入してもよいし、温水の導入と薬液の導入とを並行して行ってもよい。ただし、図3に示すフローのように温水を導入した後に薬液を導入すると、高濃度の薬液が希釈槽に直接触れないため好ましい。
一方、図2に示すステップS2では、図示しない洗浄液供給部から洗浄槽2内に洗浄液を導入し、洗浄液により洗浄槽2内に収容された内視鏡を洗浄する洗浄処理を行う。所定の時間洗浄処理を行った後に、排出バルブ81を開状態として洗浄槽2内の洗浄液を排出管路80から排出する。そして排出バルブ81を閉状態とした後にステップS3へ移行する。
次に、ステップS3において、第1バルブ11及び第2バルブ62を開状態とすることにより第1管路10及び第2管路20を連通した状態とする。そして、図1の矢印A1に示すように所定量の温水を洗浄槽2内に導入することで温水により洗浄槽2内をすすぐ消毒前すすぎ処理を行う。
消毒前すすぎ処理に用いられた温水は、排出バルブ81を開状態とすることで排出管路80から排出される。なお、ステップS3の消毒前すすぎ処理は、洗浄槽2内への温水の導入と洗浄槽2内からの温水の排出を繰り返すことで複数回行われてもよい。消毒前すすぎ処理の終了後は、排出バルブ81を閉状態とした後にステップS4へ移行する。
このステップS3の消毒前すすぎ処理では、温水供給源9から供給される規定温度範囲内の水温の温水が第2管路20を介して洗浄槽2内に導入されることから、第1温度測定部90により測定される洗浄槽2に導入される流体の温度が規定温度範囲内にまで変化する。すなわち本実施形態では、ステップS3の消毒前すすぎ処理中に、前述した希釈薬液生成処理のステップS12が開始される。
次にステップS4において、希釈薬液生成処理が終了しているか否かを判定する。希釈薬液生成処理が終了していない場合には待機し、希釈処理生成処理の終了を確認後、ステップS5へ移行する。なお、所定の時間が経過しても希釈処理生成処理の終了が確認されない場合には、警告の表示や警報音を発する等の出力をした後に動作を停止する構成であってもよい。
ステップS5では、第1バルブ11を閉状態とし、第2バルブ62及び第3バルブ63を開状態とする。そして、第1ポンプ21を動作させることにより、図1の矢印A3に示すように希釈槽3内に貯留されている希釈薬液を第3管路30及び第2管路20を介して洗浄槽2へ移送し、洗浄槽2内に収容された内視鏡を消毒する消毒処理を行う。
消毒処理を所定の時間行った後に、排出バルブ81を開状態として洗浄槽2内の希釈薬液を排出管路80から排出する。そして排出バルブ81を閉状態とした後にステップS6へ移行する。
次に、ステップS6において、第1バルブ11及び第2バルブ62を開状態とすることにより第1管路10及び第2管路20を連通した状態とし、図1の矢印A1に示すように温水供給源9から供給される温水を洗浄槽2内に導入することで温水により洗浄槽2内をすすぐ消毒後すすぎ処理を行う。消毒後すすぎ処理に用いられた温水は、排出バルブ81を開状態とすることにより排出管路80から排出される。なお、ステップS6の消毒後すすぎ処理は、温水の導入と排出を繰り返すことで複数回行われてもよい。消毒後すすぎ処理の終了後は、排出バルブ81を閉状態とする。
以上で、本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1による内視鏡の洗浄及び消毒の動作が終了する。なお、内視鏡の洗浄及び消毒を繰り返し実行する場合には、ステップS1へ戻り、上述の動作を繰り返す。
以上に説明したように、本実施形態では、希釈槽3内への温水の導入に先立って、ステップS3の消毒前すすぎ処理において第1管路10及び第2管路20を介して洗浄槽2内に温水が導入される。
ここで、ステップS3の消毒前すすぎ処理を行う前までは、温水供給源9から内視鏡洗浄消毒装置1への温水の供給が停止していることから、内視鏡洗浄消毒装置1内の各管路及びフィルタ装置12の温度や、各管路及びフィルタ装置12内に残留していた液体の温度は、温水の温度(本実施形態では30℃以上、60℃以下)よりも低くなる。
したがって、温水供給源9から規定温度範囲内の温度の温水が供給されたとしても、各管路及びフィルタ装置12内に残留していた液体が流され、各管路及びフィルタ装置12の温度が規定温度範囲近傍に達するまでは、洗浄槽2又は希釈槽3内に導入される温水の温度は規定温度範囲よりも低くなってしまう。
しかしながら、本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1では、ステップS3の消毒前すすぎ処理において洗浄槽2内に導入される温水の温度が規定温度範囲内となった後に、希釈槽3内に温水が導入される。また本実施形態では、ステップS3の消毒前すすぎ処理において温水を用いることによって、洗浄槽2の壁面も規定温度範囲内まで加温される。
すなわち、本実施形態では、ステップS5の消毒処理を開始する時点において、内視鏡を消毒するために好適な温度である規定温度範囲内の温水によって希釈された希釈薬液が得られるのであり、かつ希釈薬液による消毒処理が実施される洗浄槽2の壁面が規定温度範囲内にまで加温された状態とされる。
したがって本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1では、ステップS5の消毒処理において、希釈薬液及び洗浄槽2をヒータ等により加温する必要が無く、加温のための待機時間を省くことができるため、消毒処理の実施に必要な時間を短縮することが可能となる。
また、希釈薬液生成処理のステップS12における希釈槽3への温水の導入が、消毒前すすぎ処理と並行して実施されることから、ステップS4における希釈薬液の生成が完了するまでの待機時間を短縮する、または無しとすることが可能であり、内視鏡洗浄消毒装置1による内視鏡の洗浄処理及び消毒処理に必要な時間をより短縮することができる。
なお、上述した本実施形態ではステップS2の洗浄処理において温水を使用しないものとして説明しているが、ステップS2の洗浄処理に温水供給源9からの温水を使用する構成であってもよい。
この場合、ステップS2の洗浄処理の実施中に洗浄槽2内に導入される液体の温度が規定温度範囲内に達するため、希釈液生成処理における希釈槽3への温水の導入(ステップS12)は洗浄処理中に開始される。これにより、ステップS4における希釈薬液の生成が完了するまでの待機時間をより短縮する、または無しとすることが容易となる。
また、一般に洗浄液は温度が高いほうが洗浄力が高くなるため、洗浄処理に必要な時間も短縮することができる。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態を説明する。図4は、第2の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の概略的な構成を説明する図である。
第2の実施形態は、第1の実施形態に比して希釈槽3から洗浄槽2への希釈薬液の移送の形態が異なる。以下では第1の実施形態との相違点のみを説明するものとし、第1の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜に省略するものとする。
本実施形態では、希釈槽3及び洗浄槽2に接続された第4管路40が配設されており、第4管路40に第1ポンプ21が配設されている。したがって、ステップS5の消毒処理では、第1ポンプ21を動作させることにより、矢印A3に示すように第4管路40を介して希釈槽3内に貯留されている希釈薬液が洗浄槽2へ移送される。
(第3の実施形態)
以下に、本発明の第3の実施形態を説明する。図5は、第3の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の概略的な構成を説明する図である。
第3の実施形態は、第1の実施形態に比して希釈槽3から洗浄槽2への希釈薬液の移送の形態が異なる。以下では第1の実施形態との相違点のみを説明するものとし、第1の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜に省略するものとする。
本実施形態では、洗浄槽2の底面及び希釈槽3に接続された第5管路50、及び第5管路50から分岐し第2管路20に接続される第6管路51が配設されている。第5管路50の、第6管路51との分岐よりも洗浄槽2側には第4バルブ54が配設され、第6管路51との分岐よりも希釈槽3側には第5バルブ55が配設されている。
第6管路51には、第6管路51内において流体を第5管路50側から第2管路20側へ移送する第2ポンプ52が配設されている。また、第6管路51と第2管路20との接続部には、三方弁53が配設されている。
三方弁53は、第2管路20の洗浄槽2側及び分岐管路60側を連通した状態と、第2管路の洗浄槽2側及び第6管路51を連通した状態とを、制御部からの指示により切り換え可能に構成されている。
以上のように構成された内視鏡洗浄消毒装置では、ステップS2の洗浄処理は、第4バルブ54を閉状態として行われる。
また、ステップS3の消毒前すすぎ処理では、まず第4バルブ54及び第5バルブ55を閉状態とし、三方弁53を第2管路20の洗浄槽2側及び分岐管路60側を連通した状態として、矢印A1に示すように温水を洗浄槽2内へ導入する。次に所定量の温水が洗浄槽2内に導入された後に、第1バルブ11を閉状態として温水の供給を止め、三方弁53を第2管路の洗浄槽2側及び第6管路51を連通した状態とする。そして、第4バルブ54を開状態として第2ポンプ52を動作させることにより、洗浄槽2内の温水を第6管路51及び第2管路20を経由して循環させる。
ステップS5の消毒処理では、第4バルブ54を閉状態、第5バルブ55を開状態とし、三方弁53を第2管路の洗浄槽2側及び第6管路51を連通した状態とする。そして、第2ポンプ52を動作させることにより、矢印A3に示すように、第5管路50、第6管路51及び第2管路20を経由して、希釈槽3内の希釈薬液を洗浄槽2内に導入する。
本実施形態では、ステップS3の消毒前すすぎ処理において、第2管路20及び第6管路51を経由して温水を循環させることで、第2管路20及び第6管路51の温度をより温水の温度に近くすることができ、希釈槽3から洗浄槽2へ希釈薬液を移送する際の、希釈薬液の温度の低下を防止することができる。
(第4の実施形態)
以下に、本発明の第4の実施形態を説明する。図6は、第4の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の概略的な構成を説明する図である。図7は、第4の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の動作を説明するフローチャートである。
第4の実施形態は、第1の実施形態に比して温度の管理がなされていない水を洗浄処理及びすすぎ処理に使用可能とした点が異なる。以下では第1の実施形態との相違点のみを説明するものとし、第1の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜に省略するものとする。また、温水とは異なり温度の管理がなされていない水のことを、温水に比較して温度が低いという意味で便宜的に冷水と称するものとする。
本実施形態では、冷水を供給する冷水供給源109に一端が接続された冷水用管路110の他端が、第1管路10に接続されている。冷水用管路110には、冷水用管路110を開閉し、冷水の供給を制御するための冷水用バルブ111が配設されている。
なお、図6に示す本実施形態では、一例として冷水用管路110が第1管路10に接続されるものとして説明するが、冷水は洗浄槽2内に導入可能な構成であればよい。例えば、冷水用管路110の他端は第2管路20に接続される構成であってもよいし、また冷水用管路110の他端は洗浄槽2内に配設される構成であってもよい。
以上のように構成された本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の動作を、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS21において、サブルーチンである希釈薬液生成処理を開始し、ステップS22へ移行する。希釈薬液生成処理は、第1の実施形態と同様であるため、その説明は省略するものとする。
次にステップS22において、図示しない洗浄液供給部から洗浄槽2内に洗浄液を導入し、洗浄液により洗浄槽2内に終了された内視鏡を洗浄する洗浄処理を行う。所定の時間洗浄処理を行った後に、排出バルブ81を開状態として洗浄槽2内の洗浄液を排出管路80から排出する。そして排出バルブ81を閉状態とした後にステップS23へ移行する。
次に、ステップS23において、冷水用バルブ111及び第2バルブ62を開状態とし、第3バルブ63を閉状態とすることにより第1管路10及び第2管路20を連通した状態とする。そして、図6の矢印A1に示すように所定量の冷水を洗浄槽2内に導入することで冷水により洗浄槽2内をすすぐ冷水すすぎ処理を行う。
冷水すすぎ処理に用いられた冷水は、排出バルブ81を開状態とすることにより排出管路80から排出される。なお、ステップS23の冷水すすぎ処理は、冷水の導入と排出を繰り返すことで複数回行われてもよい。冷水すすぎ処理の終了後は、排出バルブ81を閉状態とした後にステップS24へ移行する。
次に、ステップS24において、第1バルブ11を開状態とすることにより第1管路10及び第2管路20を経由して、図1の矢印A1に示すように所定量の温水を洗浄槽2内に導入し、消毒前すすぎ処理を行う。
ここで、第1の実施形態と同様に、第1温度測定部90により測定される洗浄槽2に導入される流体の温度が規定温度範囲内にまで上昇するため、消毒前すすぎ処理中に希釈薬液生成処理のステップS12が開始される。
次にステップS25において、希釈薬液生成処理が終了しているか否かを判定する。希釈薬液生成処理が終了していない場合には待機し、希釈処理生成処理の終了を確認後、ステップS26へ移行する。なお、所定の時間が経過しても希釈処理生成処理の終了が確認できない場合には、警告の表示や警報音を発する等の出力をした後に動作を停止する構成であってもよい。
ステップS26では、第1の実施形態のステップS5と同様に、第1バルブ11を閉状態とし、第2バルブ62及び第3バルブ63を開状態とする。そして、第1ポンプ21を動作させることにより、図6の矢印A3に示すように希釈槽3内に貯留されている希釈薬液を第3管路30及び第2管路20を介して洗浄槽2へ移送し、洗浄槽2内に収容された内視鏡を消毒する消毒処理を行う。
消毒処理を所定の時間行った後に、排出バルブ81を開状態として洗浄槽2内の希釈薬液を排出管路80から排出する。そして排出バルブ81を閉状態とした後にステップS27へ移行する。
次に、ステップS27において、冷水用バルブ111及び第2バルブ62を開状態とし第3バルブ63を閉状態とすることにより、図6の矢印A1に示すように所定量の冷水を洗浄槽2内に導入することで冷水により洗浄槽2内をすすぐ消毒後すすぎ処理を行う。
消毒後すすぎ処理に用いられた冷水は、排出バルブ81を開状態とすることにより排出管路80から排出される。なお、ステップS27の消毒後すすぎ処理は、冷水の導入と排出を繰り返すことで複数回行われてもよい。消毒後すすぎ処理の終了後は、排出バルブ81を閉状態とする。
以上で、本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置による内視鏡の洗浄処理及び消毒処理の動作が終了する。なお、内視鏡の洗浄処理及び消毒処理を繰り返し実行する場合には、ステップS21へ戻り、上述の動作を繰り返す。
以上に説明したように、本実施形態は、第1の実施形態に比して消毒処理の前後のすすぎ処理の一部に冷水を用いる点が異なるが、希釈槽3内への温水の導入に先立って、ステップS24の消毒前すすぎ処理において洗浄槽2内に温水が導入される点は第1の実施形態と同様である。
このため、本実施形態によれば、温度が管理された温水の使用量を第1の実施形態よりも少なくすることができ、内視鏡の洗浄処理及び消毒処理に必要なエネルギーを低減することができる。その他の効果は、第1の実施形態と同様である。
(第5の実施形態)
以下に、本発明の第5の実施形態を説明する。図8は、第5の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の概略的な構成を説明する図である。
以下では第1の実施形態との相違点のみを説明するものとし、また、第1の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜に省略するものとする。
本実施形態では、図8に示すように、第1管路10に第1管路10内の流体の温度を測定する第2温度測定部91が配設されている。また、使用者に対し情報を伝達するための情報出力装置であるスピーカ92及び表示装置93が配設されている。第2温度測定部91、スピーカ92及び表示装置93は、制御部8に電気的に接続されている。
本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1では、制御部8は、第2温度測定部91により測定される温水の温度が所定の値である上限値を超えた場合に、第1バルブ11を閉状態とし、スピーカ92による警告音の出力及び表示装置93による警告の表示出力を行う。
ここで温水の温度の上限値とは、内視鏡洗浄装置1及び内視鏡の構成部材に変形等の影響を及ぼす可能性のある温度、及び薬液の使用可能範囲を超える温度のうちの低い方に設定される。
以上に説明した本実施形態によれば、内視鏡洗浄装置1及び内視鏡の構成部材、又は薬液に悪影響を及ぼす温度の温水が内視鏡洗浄消毒装置1に流入することを防止することができる。
なお、第2温度測定部91は、第1管路10の第1バルブ11よりも分岐管路60側に配設される構成であってもよい。また、第2温度測定部91を配設せず、第1温度測定部90による測定結果が上限値を超えた場合に第1バルブ11を閉状態とする構成であっても、内視鏡洗浄装置1及び内視鏡の構成部材、又は薬液が上限値以上の温度の温水に長時間晒されることを防止することができる。この場合、第1温度測定部90による測定結果が上限値を超えた際に、第1バルブ11を閉状態とするとともに、排出バルブ81を開状態とすることにより洗浄槽2内の温水を速やかに排出するように構成されることが好ましい。
また、上述の実施形態では分岐管路60、第1バルブ11、第2バルブ62、および第3バルブ63を用いた例を示したが、これらの代わりに三方弁を配置することもできる。
さらに、上述の実施形態では洗浄消毒処理を行うたびに希釈薬液生成処理を行っているが、希釈薬液を繰り返し使用することもできる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う内視鏡洗浄消毒装置及び内視鏡洗浄消毒方法もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本出願は、2008年12月25日に日本国に出願された特願2008−330955号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものとする。

Claims (4)

  1. 温度が所定の規定温度範囲内に収まるように管理された温水により薬液を希釈して得られる希釈薬液を用いて内視鏡を処理する内視鏡洗浄消毒装置であって、
    前記温水を供給する温水供給源に接続された第1管路と、
    前記第1管路から二方へ分岐する分岐管路と、
    前記内視鏡を収容可能な洗浄槽と、
    前記温水及び前記薬液を混合する希釈槽と、
    前記分岐管路の一端及び前記洗浄槽を接続する第2管路と、
    前記分岐管路の他端及び前記希釈槽を接続する第3管路と、
    前記分岐管路において、前記第1管路と前記第2管路とが連通した状態、前記第1管路と前記第3管路とが連通した状態、及び前記第2管路と前記第3管路とが連通した状態のうちから一つ又は複数の状態を選択可能な分岐選択部と、
    前記第2管路を経由して前記洗浄槽へ導入される液体の温度を測定する第1温度測定部と、
    前記分岐選択部の動作を制御することにより、前記第1管路及び前記第2管路を連通して前記温水を前記洗浄槽内へ導入し、前記第1温度測定部の測定結果が前記規定温度範囲内となった後に前記第1管路及び前記第3管路を連通して前記温水を前記希釈槽へ導入し前記希釈薬液を生成する制御部と、
    を具備することを特徴とする内視鏡洗浄消毒装置。
  2. 前記第1管路を開閉可能な第1バルブと、
    前記第1管路内の流体の温度を測定可能な第2温度測定部と、
    を具備し、
    前記制御部は、前記第2温度測定部の測定結果が所定の上限値を超えた場合に、前記第1バルブを閉じることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  3. 温度が所定の規定温度範囲内に収まるように管理された温水を供給する温水供給源に接続された第1管路、
    前記第1管路から二方へ分岐する分岐管路、
    前記内視鏡を収容可能な洗浄槽、
    前記温水及び薬液を混合し希釈薬液を得る希釈槽、
    前記分岐管路の一端及び前記洗浄槽を接続する第2管路、
    前記分岐管路の他端及び前記希釈槽を接続する第3管路、
    前記分岐管路において、前記第1管路と前記第2管路とが連通した状態、前記第1管路と前記第3管路とが連通した状態、及び前記第2管路と前記第3管路とが連通した状態のうちから一つ又は複数の状態を選択可能な分岐選択部、及び
    前記第2管路を経由して前記洗浄槽へ導入される液体の温度を測定する第1温度測定部、
    を具備してなる内視鏡洗浄消毒装置を用いた内視鏡洗浄消毒方法であって、
    前記第1管路及び前記第2管路を連通した状態において前記温水を前記洗浄槽内へ導入するステップと、
    前記第1温度測定部の測定結果が前記規定温度範囲内となった後に前記第1管路及び前記第3管路を連通して前記温水を前記希釈槽へ導入し前記希釈薬液を生成するステップと、
    を含むことを特徴とする内視鏡洗浄消毒方法。
  4. 前記温水を前記洗浄槽内へ導入するステップを含み、前記洗浄槽内を前記温水によりすすぐステップと、
    前記希釈薬液を前記希釈槽から前記洗浄槽へ移送し前記内視鏡を処理するステップと、
    を具備することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡洗浄消毒方法。
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