JP4547616B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Description
指定された目的地までの誘導経路を探索する誘導経路探索手段と、交通情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記交通情報に基づいて、前記誘導経路探索手段により探索された1つの誘導経路の全体で1つの混雑度であって、時間的要因を異にする混雑度を導出する時間的混雑度導出手段と、前記誘導経路探索手段により探索された前記誘導経路とともに、当該誘導経路についての前記時間的混雑度導出手段により導出された前記時間的要因を異にする混雑度を表示する表示手段と、を備え、前記表示手段における前記時間的要因を異にする混雑度の表示は、所定の連続的な時間軸に沿って各時刻における前記誘導経路の全体で1つの混雑度を表す表示である点にある。
また、この特徴構成によれば、使用者に対して、当該誘導経路についての混雑度が、所定の時間軸に沿って表される時刻の推移によってどのように変化するかという情報を直感的に容易に理解できる態様で提供することができる。したがって、使用者は、誘導経路の混雑度を考慮して出発時刻を調整するための検討を容易に行うことができる。
また、前記表示手段における前記誘導経路の全体で1つの混雑度を表す表示は、所定の連続的な時間軸に沿って各時刻における前記誘導経路の全体の混雑度に対応した色彩及び模様の一方又は双方により表現されていると好適である。
また、前記時間的混雑度導出手段は、予め設定された複数段階に分類された混雑度の中から選択して前記混雑度を導出していると好適である。
また、前記表示手段における前記誘導経路の全体で1つの混雑度を表す表示は、所定の連続的な時間軸に直行する方向の高さにより表現されていると好適である。
以下に、本発明の第一の実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発明に係るナビゲーション装置を車両に搭載されるカーナビゲーション装置に適用した場合について説明する。図1は、本実施形態に係るナビゲーション装置のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。
この方法は、まず、地図データベース2aが有する各リンクLのリンク情報Laから誘導経路Rを構成する全てのリンクLについてのリンク長さを読み出し、それらを積算して求められる誘導経路Rの全距離と、交通情報データベース2bから指定日付T1の一の時刻についての誘導経路Rを構成する全てのリンクLの旅行時間を読み出し、それらを積算して求められる誘導経路Rの全旅行時間とに基づいて、誘導経路Rについての平均速度を演算する。この平均速度の演算式は以下の式(1)のとおりとなる。
(平均速度)=(誘導経路Rの全距離)/(誘導経路Rの全旅行時間)・・・(1)
一方、演算処理装置3の時間的混雑度導出手段12は、誘導経路Rの平均速度を、速度が速い方から順に「1」〜「5」の5段階に分類し、これを混雑度とする平均速度−混雑度テーブルを備えている。そして、上記式(1)により演算された誘導経路Rについての平均速度が、平均速度−混雑度テーブルにおいてどの段階に属するかにより、当該一の時刻についての誘導経路Rの全体の5段階の混雑度を導出する。
この方法は、まず、上記と同様の方法により求められる誘導経路Rの全距離と、交通情報データベース2bにおける指定日付T1の一の時刻についての誘導経路Rを構成する全てのリンクLの混雑度の情報から混雑度が所定の段階以上(ここでは例えば混雑度が「3」以上)である誘導経路R上の各リンクLのリンク長さをリンク情報Laから読み出し、それらを積算して求められる渋滞積算距離とに基づいて、誘導経路Rについての渋滞距離比率を演算する。この渋滞距離比率の演算式は以下の式(2)のとおりとなる。
(渋滞距離比率)=(渋滞積算距離)/(誘導経路Rの全距離)・・・(2)
一方、演算処理装置3の時間的混雑度導出手段12は、誘導経路Rの渋滞距離比率を、比率が低い方から順に「1」〜「5」の5段階に分類し、これを混雑度とする渋滞距離比率−混雑度テーブルを備えている。そして、上記式(2)により演算された誘導経路Rについての渋滞距離比率が、渋滞距離比率−混雑度テーブルにおいてどの段階に属するかにより、当該一の時刻についての誘導経路Rの全体の5段階の混雑度を導出する。
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。上記第一の実施形態では時間的要因を時刻とした場合について説明したが、本実施形態に係るナビゲーション装置は、時間的要因を日付とし、時間的混雑度導出手段12は、誘導経路Rの全体についての日付を異にする混雑度(以下適宜「日付別混雑度」ともいう)C2を導出する。図9は、本実施形態に係るナビゲーション装置において、誘導経路探索手段11により探索された誘導経路Rとともに、日付別混雑度C2、経路上混雑度J及び予想所要時間16を表示した表示画面の例を示す図である。
次に、本発明の第三の実施形態について説明する。本実施形態に係るナビゲーション装置は、時間的要因を日付及び時刻とし、時間的混雑度導出手段12は、誘導経路Rの全体についての日付及び時刻を異にする混雑度(以下適宜「日時別混雑度」ともいう)C3を導出する。図10は、本実施形態に係るナビゲーション装置において、誘導経路探索手段11により探索された誘導経路Rとともに、日時別混雑度C3、経路上混雑度J及び予想所要時間16を表示した表示画面の例を示す図である。
(1)上記第一の実施形態においては、時間的要因を時刻とした場合において、所定の時間軸に沿った各時刻における誘導経路Rの全体での混雑度C1を導出して表示する例について説明したが、所定の規則に従って配置した複数の時刻の各々に対応させて誘導経路Rの混雑度C4を導出して表示することも好適な実施形態の一つである。具体的には、図11に示すように、指定時刻T2(ここでは8:00)及びその15分前、30分前、1時間前、15分後、30分後、及び1時間後の各時刻における誘導経路Rの全体の混雑度C4を、上記各実施形態と同様にして導出する。そして、指定時刻T2を含む上記各時刻を示す欄を、各時刻について導出された混雑度C4に対応した色彩及び模様の一方又は双方により表現し、表示入力装置4の表示部4aに表示することができる。この際、例えば使用者により指定時刻T2の30分後が指定された場合には、その時刻、すなわち8:30が新たな指定時刻T2として中央に表示されることになる。このようにすれば、上記第一の実施形態のように時間軸に沿った各時刻における混雑度C1を導出して表示する場合と比較して、演算処理の量を少なくすることができるので、使用者の待ち時間を短くすることができ、更に、指定時刻T2として指定可能な時刻を分かり易く表示できるので操作性も高くすることができる。
2a 地図データベース
2b 交通情報データベース(交通情報)
3 演算処理装置
4 表示入力装置
4a 表示部(表示手段)
4b 入力部(指定受付手段)
5 リモコン入力装置(指定受付手段)
11 誘導経路探索手段
12 時間的混雑度導出手段
13 経路上混雑度導出手段
14 予想所要時間導出手段
C1 時刻別混雑度
C2 日付別混雑度
C3 日時別混雑度
J 経路上混雑度
N ノード
L リンク
R 誘導経路
T1 指定日付
T2 指定時刻
Claims (8)
- 指定された目的地までの誘導経路を探索する誘導経路探索手段と、
交通情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記交通情報に基づいて、前記誘導経路探索手段により探索された1つの誘導経路の全体で1つの混雑度であって、時間的要因を異にする混雑度を導出する時間的混雑度導出手段と、
前記誘導経路探索手段により探索された前記誘導経路とともに、当該誘導経路についての前記時間的混雑度導出手段により導出された前記時間的要因を異にする混雑度を表示する表示手段と、を備え、
前記表示手段における前記時間的要因を異にする混雑度の表示は、所定の連続的な時間軸に沿って各時刻における前記誘導経路の全体で1つの混雑度を表す表示であるナビゲーション装置。 - 前記表示手段における前記誘導経路の全体で1つの混雑度を表す表示は、所定の連続的な時間軸に沿って各時刻における前記誘導経路の全体の混雑度に対応した色彩及び模様の一方又は双方により表現されている請求項1に記載のナビゲーション装置。
- 前記時間的混雑度導出手段は、予め設定された複数段階に分類された混雑度の中から選択して前記混雑度を導出する請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
- 前記表示手段における前記誘導経路の全体で1つの混雑度を表す表示は、所定の連続的な時間軸に直行する方向の高さにより表現されている請求項1に記載のナビゲーション装置。
- 時間的要因の指定を受け付ける指定受付手段と、
前記記憶手段に記憶された前記交通情報に基づいて、前記指定受付手段により指定された時間的要因についての前記誘導経路上の各位置の混雑度を導出する経路上混雑度導出手段と、を備え、
前記表示手段は、前記経路上混雑度導出手段により導出された前記誘導経路上の各位置の混雑度を、前記誘導経路に対応させて表示する請求項1から4の何れか1項に記載のナビゲーション装置。 - 時間的要因の指定を受け付ける指定受付手段と、
前記記憶手段に記憶された前記交通情報に基づいて、前記指定受付手段により指定された時間的要因についての前記誘導経路の目的地までの予想所要時間を導出する予想所要時間導出手段と、を備え、
前記表示手段は、前記誘導経路とともに前記予想所要時間を表示する請求項1から5の何れか1項に記載のナビゲーション装置。 - 前記指定受付手段は、前記表示手段に表示された前記時間的要因を異にする混雑度の表示上の位置の指示に基づいて、当該位置に対応する時間的要因の指定を受け付ける請求項6に記載のナビゲーション装置。
- 前記時間的混雑度導出手段は、時間の経過に従って時刻についての分解能を段階的に上げながら前記時間的要因を異にする混雑度を導出し、前記表示手段は、一の分解能での前記時間的要因を異にする混雑度の導出が終了する毎に、前記時間的要因を異にする混雑度の表示を更新する請求項1から7の何れか1項に記載のナビゲーション装置。
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