JP4546913B2 - ベルト用バックル装置 - Google Patents
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Description
この種の安全ベルトでは、子供の頭部に対して肩ベルトのV字型部分を通すのが面倒になるのを防ぐため、V字型を小さくすることができず、その結果、肩ベルトが子供の肩からずり落ちてしまうおそれがあった。
しかしこのシートベルトには、左右の肩ベルトごとにバックル本体に対するタングの着脱を行わなければならないため、手間が2倍に増えて面倒であると共に、タングの挿入し忘れや挿入不足といったケアレスミスの発生率が増えて、連結の確実性が低下するという難点があった。
また、バックル本体には、左右のタングを係止させるためにコイルバネをはじめ多数の部品を要する複雑な係止構造を採用していたが、このために故障し易く、またコスト高になるという欠点もあった。
の着脱が容易且つ確実に行えるようにしたベルト用バックル装置を提供することを目的とする。
また本発明は、バックル本体に対し複数のタングを同時に着脱できるようにしたベルト用バックル装置において、簡潔構造及び部品点数の少数化を図ることで、故障し難く、また低コスト化が図れるようにしたようにしたベルト用バックル装置を提供することを目的とする。
即ち、バックル本体と、このバックル本体に着脱自在な状態で連結される複数のタングとを有し、前記バックル本体には前記各タングを重ね合わせた状態にして一緒に挿入可能な差込口が設けられたベルト用バックル装置において、
前記各タングのうち一方のタングには、重ね合わせる別のタングの肉厚寸法を超えて突出する係合片が設けられ、この係合片付きタングに重ね合わせる方のタングには、前記係合片を貫通させる係合片用通過口が設けられ、前記係合片を前記係合片用通過口へ嵌める嵌め合い関係とされることによって前記各タングを互いに重ね合わせたときの位置ズレを防止する位置決め手段が形成されており、
前記バックル本体の差込口には、前記各タングを互いに重ね合わせた状態で前記係合片用通過口を貫通した前記係合片と係合離脱自在となる係合片受口が設けられている。
このように、複数のタングを互いに重ね合わせる構造において、係合片と係合片用通過口とを嵌め合わせる構造は、バックル本体の差込口に対して複数のタングを挿入することが簡単になり、結果、バックル本体とタングとの着脱が容易且つ確実に行える。
しかも、構造の簡潔化及び部品点数の少数化が図れることになる。その結果、故障し難く、また低コスト化が図れる。なお、係合片を係合片用通過口へ嵌めた状態がガタツキの小さい嵌め合い関係とされることにより、益々、構造の簡潔化が図れる。
このようにすることで各タングに連結されるベルトの端部を、一点に集中させることができ、各ベルトでV字型を形成させるような場合に好都合となる。また、バックル本体に対して複数のタングを装着させた状態として、その全体をコンパクトに収めることができるようになり、ベルトの装着者にとって邪魔となり難い利点がある。
図1乃至図12は、本発明に係るベルト用バックル装置1の一実施形態を示している。図1乃至図3に示すように、本実施形態は、自転車向けの幼児用座席装置2に設ける安全ベルト3に適用した例である。このバックル装置1は、バックル本体5と、このバックル
本体5に着脱自在な状態で連結される2個のタング6,7とを有している。これらバックル本体5及び各タング6,7は、いずれもABSやポリカーボネイトなどの適宜樹脂材によって形成することができる。
この位置決め手段15は、一方のタング6に設けられた係合片16と、他方のタング7に設けられた係合片用通過口17とによって形成されている。
このように形成された係合片16は、板状部分6bに対して片持ち支持された部分を支点として、弾性的に揺動自在であって突出高さhを変更させることができ、また揺動変形させた外力を解除すれば元の突出状態に復帰するようになる。なお、このタング6のベルト用連結部6aは、上記係合片16が弾性変形する側(片持ち支持された部分から遠い方)に配置されており、肩ベルト8のベルト幅より幅広のベルト通孔21及びその孔枠22によって形成されている。
上記したように、係合片付きタング6において、係合片16は通過孔17の設けられたタング7の肉厚寸法を超えて突出しているので、図4に示すように、タング6,7を重ね合わせたときには、タング7の板状部分7b(通過口17)から係合片16が突出するようになる。
図8乃至図12に示すように、バックル本体5は甲板30と裏板31とを有して形成さ
れた盤体状のもので、その外周部に少なくとも一つのベルト接続部32(32A,32B)が設けられている。本実施形態では、2個の着脱式ベルト接続部32Aと1個の繋留式ベルト接続部32Bとが設けられたものを示してある。
なお、実際にタング6,7の挿入に用いるのは一方の着脱式ベルト接続部32Aであって、同他方の着脱式ベルト接続部32Aは、両タング6,7を重ね合わせた組体と略同じ肉厚に形成された厚肉タング38の挿入に用いられる(図1乃至図3参照)。この厚肉タング38は、係合片16付きタング6の係合片16と略同じ構造の係合片39を有している。
繋留式ベルト接続部32Bは、座ベルト12のベルト幅より幅広のベルト通孔40及びその孔枠41によって形成されている。少なくとも孔枠41は、バックル本体5の甲板30及び裏板31を段落ち状に凹ませて、座ベルト12との連結が容易となり且つ嵩張らない工夫がされている。図1乃至図3に示したように、厚肉タング38と繋留式ベルト接続部32Bとに対して、それぞれ座ベルト12が接続されている。
以上の説明で明らかなように、本発明に係るバックル装置1では、複数のタング6,7を互いに重ね合わせるうえで位置決め手段15が有効に作用して、容易となっており、またこのようにして重ね合わせたタング6,7をバックル本体5の差込口35へ一緒に挿入するのも簡単となっている。その結果、バックル本体5とタング6,7との着脱(安全ベルト3としての装着と解除)が容易且つ確実に行える。またコイルスプリングなどは不要となり、構造の簡潔化及び部品点数の少数化が図れているため、故障し難く、低コスト化になるといった利点もある。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
てもよい。
また、自転車向け幼児用座席装置2に限らず、自動車向けチャイルドシート、遊園地の遊具(乗り物)、ベビーカーなどに設ける安全ベルトやシートベルトにおいても適用できる。なお、幼児や子供用とすることが限定されるものではなく、大人用としても適用できる。
バックル本体5において、係合片受口36を甲板30だけでなく裏板31にも設けておくと、タング6,7との表裏関係が限定されず、利便性が向上する場合がある。
5 バックル本体
6 タング
6a ベルト用連結部
7 タング
7a ベルト用連結部
15 位置決め手段
16 係合片
17 通過口
35 差込口
36 係合片受口
Claims (3)
- バックル本体(5)と、このバックル本体(5)に着脱自在な状態で連結される複数のタング(6,7)とを有し、前記バックル本体(5)には前記各タング(6,7)を重ね合わせた状態にして一緒に挿入可能な差込口(35)が設けられたベルト用バックル装置において、
前記各タング(6,7)のうち一方のタング(6)には、重ね合わせる別のタング(7)の肉厚寸法を超えて突出する係合片(16)が設けられ、この係合片(16)付きタング(6)に重ね合わせる方のタング(7)には、前記係合片(16)を貫通させる係合片用通過口(17)が設けられ、前記係合片(16)を前記係合片用通過口(17)へ嵌める嵌め合い関係とされることによって前記各タング(6,7)を互いに重ね合わせたときの位置ズレを防止する位置決め手段(15)が形成されており、
前記バックル本体(5)の差込口(35)には、前記各タング(6,7)を互いに重ね合わせた状態で前記係合片用通過口(17)から突出した前記係合片(16)と係合離脱自在となる係合片受口(36)が設けられていることを特徴とするベルト用バックル装置。 - 前記係合片(16)付きのタング(6)には、その板厚を貫通する状態で平面視コ字状を呈するスリット(20)が形成され、このスリット(20)によるコ字状の内側に片持ち支持状態で残る舌片として、前記係合片(16)が形成されていることを特徴とする請求項1記載のベルト用バックル装置。
- 前記各タング(6,7)には、前記バックル本体(5)の差込口(35)へ挿入した状態で前記バックル本体(5)から突出したままとなるベルト用連結部(6a,7a)が設けられており、前記各タング(6,7)を重ね合わせることで前記各タング(6,7)の前記ベルト用連結部(6a,7a)も互いに重ね合わされる配置とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のベルト用バックル装置。
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