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JP4438416B2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents

車両の前部車体構造 Download PDF

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JP4438416B2
JP4438416B2 JP2004004009A JP2004004009A JP4438416B2 JP 4438416 B2 JP4438416 B2 JP 4438416B2 JP 2004004009 A JP2004004009 A JP 2004004009A JP 2004004009 A JP2004004009 A JP 2004004009A JP 4438416 B2 JP4438416 B2 JP 4438416B2
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Description

この発明は、車両の前部車体構造、具体的には、車両の側面衝突性能を向上する車両の前部車体構造に関する。
従来、車両の側面衝突性能を向上する技術として、下記特許文献1が提案されている。
この特許文献1は、フロントピラーとサイドシル、それとダッシュパネル(文献中ではトーボード)とを一つのガセット部材で連結することで、フロントピラーとサイドシルの車室側への倒れ込みを防止すると共に、ダッシュパネルの潰れを防止しようとするものである。
特開平8−26139号公報。
確かに、前述の特許文献1のように三方向に延びる三部材を、一つのガセット部材で連結すれば、車室の前部下端のコーナー部分に立体的な閉断面が構成されるため、フロントピラーの下端の剛性が高まり、側面衝突の際、フロントピラーの変位を少なくできるといった効果を得ることができる。
しかし、ダッシュパネルは、他の二部材と異なりパネル部材であることから、ダッシュパネルと直交しない入力荷重に対しては剛性が低く、前述の特許文献1の構造では、側面衝突に分対応しているとはいえなかった。
そこで、ダッシュパネルにも車幅方向に延びるメンバー部材を設け、このメンバー部材にガセット部材を連結することが考えられる。
この場合、ガセット部材との連結を考慮すると、ダッシュパネル下端のサイドシルとほぼ同じ高さに、車幅方向に延びるクロスメンバー部材を設け、このクロスメンバー部材にガセット部材を連結する構成を採用するのが望ましいようにも思える。
しかしながら、このクロスメンバー部材の高さ位置を、サイドシルとほぼ同じ高さ(フロントピラーの下端位置)に設定した場合には、次のような問題が生じる。
すなわち、側面衝突の荷重は、サイドシルよりも高い位置から入力されるため、フロントピラーの倒れを防止するためには、そのオフセット量を考慮して、剛性の高いメンバー部材、すなわち、板厚を増加させたメンバー部材を設ける必要があるが、こうした板厚を増加させたメンバー部材を設けると、必然的に車体重量が増加してしまうという問題である。
特にこの問題は、ルーフパネルを備えない所謂オープンカーのような車体構造、すなわち、フロントピラーの倒れをその下端でのみでしか支持することができない車体構造において、顕著に生じる。
そこで、この発明は、車両の前部車体構造において、側面衝突の際のフロントピラーの倒れを確実に防止しつつも、車体重量を軽量化することができる車両の前部車体構造を提供することを目的とする。
この発明による車両の前部車体構造は、車室前方で車幅方向に延びるダッシュパネルと、車室の前部側方で上下方向に延びるフロントピラーと、該フロントピラーの下端から車両後方に延びるサイドシルとを備えた車両の前部車体構造であって、前記ダッシュパネルに設けられ、前記サイドシルの位置よりも高い位置で、車幅方向に延びるダッシュクロスメンバーと、該ダッシュクロスメンバーに、前記フロントピラーとサイドシルとを連結するガセット部材とを設け、前記サイドシルが、上側に設けるサイドシルアッパと、下側に設けるサイドシルロアとを備え、該サイドシルロアを、サイドシルアッパより板厚を薄く設定すると共に、前記ガセット部材を、サイドシルアッパのみに固定したものである。
上記構成によれば、車幅方向に延びるダッシュクロスメンバーを、サイドシルの位置よりも高い位置に設定し、この高い位置に設定したダッシュクロスメンバーに、フロントピラーとサイドシルとをガセット部材によって連結するため、側面衝突の際の荷重入力点と、フロントピラーを支持するダッシュクロスメンバーの支持点(設置位置)との上下方向のオフセット量を少なくできる。
このように、上下方向のオフセット量を少なくすることで、フロントピラーの倒れを防止するために必要な剛性や強度も、オフセット量が大きい場合に比して低くできる。
よって、ダッシュクロスメンバーの板厚をさほど厚くしなくても、側面衝突の際のフロントピラーの倒れを確実に防止することができる。
しかも、前記サイドシルが、上側に設けるサイドシルアッパと、下側に設けるサイドシルロアとを備え、該サイドシルロアを、サイドシルアッパより板厚を薄く設定すると共に、前記ガセット部材を、サイドシルアッパにのみ固定したものである。
このように、ガセット部材を固定するサイドシルアッパでは、所定の板厚に設定する一方、ガセット部材を固定しないサイドシルロアでは、そのサイドシルアッパより板厚を薄く設定することで、側面衝突の荷重の伝達に関与するサイドシルの剛性をサイドシルアッパで確保しつつも、サイドシルの軽量化をサイドシルロアで図ることができる。
よって、この場合も、側面衝突の際のフロントピラーの倒れを確実に防止しつつ、車体重量の軽量化を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、前記ダッシュクロスメンバーを、前記ダッシュパネルの車室側に設けたものである。
上記構成によれば、ダッシュクロスメンバーをダッシュパネルの車室側に設けることにより、ダッシュパネルの後側、すなわちフロントピラーと車両前後方向でオフセット量が少ない位置にダッシュクロスメンバーを位置させることができるため、側面衝突の荷重入力点と、フロントピラーを支持するダッシュクロスメンバーの支持点(設置位置)との車両前後方向のオフセット量を少なくできる。
よって、この場合も、ダッシュクロスメンバーの板厚をさほど厚くしなくても、側面衝突の際のフロントピラーの倒れを確実に防止することができる。
したがって、この場合も、側面衝突の際のフロントピラーの倒れを確実に防止しつつ、車両重量の軽量化を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、前記ガセット部材に、フロントピラー及びサイドシル側からダッシュクロスメンバー側へ傾斜して延びるビード部を設けたものである。
上記構成によれば、フロントピラーおよびサイドシル側からダッシュクロスメンバー側に側面衝突荷重の伝達を行うガセット部材に、その荷重伝達方向と同じ方向に延びるビート部が形成されるため、ガセット部材の板厚を厚くしなくても荷重伝達方向の剛性を高めることができる。
よって、ガセット部材の板厚をさほど厚くしなくても、側面衝突の荷重を確実にダッシュクロスメンバーに伝達できる。
したがって、この場合においても、側面衝突の際のフロントピラーの倒れを確実に防止しつつ、車体重量の軽量化を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、前記ダッシュクロスメンバーを、車幅方向中央部で、車室下面のフロアパネルを上方に隆起させて車両前後方向に延ばしたトンネル部の前端に連結したものである。
上記構成によれば、サイドシル、フロントピラー、ガセット部材、ダッシュクロスメンバー、及びトンネル部によって、車両平面視で略Γ形状を構成することになるため、側面衝突の荷重をダッシュクロスメンバーを介してトンネル部にまで伝達することができる。このため、車両全体で側面衝突の荷重を受けることができるため、フロントピラーの下部の板厚をさほど厚くしなくても、側面衝突に対する剛性を高めることができる。
よって、この場合も、側面衝突の際のフロントピラーの倒れを確実に防止しつつ、車体重量の軽量化を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、前記サイドシルアッパに、車幅方向内方側に延びる棚部を形成し、前記ガセット部材を、該棚部に対して、略上下方向に延びる締結部材によって固定したものである。
上記構成によれば、サイドシルアッパに棚部を形成し、ガセット部材を略上下方向に延びる締結部材によって固定することで、ガセット部材のサイドシルに対する締結方向を、側面衝突荷重の入力方向に対して直交するように設定できる。
このように、締結方向を、側面衝突荷重に対して直交するように設定することで、側面衝突時に、締結部材には略せん断方向で荷重が入力されるため、締結部材には緩みが生じず、確実にガセット部材に側面衝突荷重が伝達される。
よって、側面衝突荷重の伝達性能が向上し、側面衝突性能をさらに高めることができる。
この発明によれば、車幅方向に延びるダッシュクロスメンバーを、サイドシルの位置よりも高い位置に設定し、この高い位置に設定したダッシュクロスメンバーに、フロントピラーとサイドシルとをガセット部材で連結するため、側面衝突の際の荷重入力点と、フロントピラーを支持するダッシュクロスメンバーの支持点(設置位置)との上下方向のオフセット量を少なくできる。このため、フロントピラーの倒れを防止するために必要な剛性や強度も、オフセット量が大きい場合に比して低くできる。
よって、ダッシュクロスメンバーの板厚をさほど厚くしなくても、側面衝突の際のフロントピラーの倒れを確実に防止することができる。
したがって、この発明によれば、側面衝突の際のフロントピラーの倒れを確実に防止しつつも、車体重量の軽量化を図ることができる車両の前部車体構造を提供することができる。
しかも、前記サイドシルが、上側に設けるサイドシルアッパと、下側に設けるサイドシルロアとを備え、該サイドシルロアを、サイドシルアッパより板厚を薄く設定すると共に、前記ガセット部材を、サイドシルアッパにのみ固定したものである。
このように、ガセット部材を固定するサイドシルアッパでは、所定の板厚に設定する一方、ガセット部材を固定しないサイドシルロアでは、そのサイドシルアッパより板厚を薄く設定することで、側面衝突の荷重の伝達に関与するサイドシルの剛性をサイドシルアッパで確保しつつも、サイドシルの軽量化をサイドシルロアで図ることができる。
よって、この場合も、側面衝突の際のフロントピラーの倒れを確実に防止しつつ、車体重量の軽量化を図ることができる効果がある。
以下、図面に基づいてこの発明の一実施形態を詳述する。
図1は、本実施態様の前部車体構造を車室側から見た全体斜視図である。なお、本実施態様の車両は、ルーフパネルを備えない所謂オープンカーであり、アンダーボディである下部車体で全ての衝突荷重を吸収するよう構成している。
図1に示すように、車室前壁を構成するダッシュパネル1は、車幅方向で、かつ上下方向に延び、車幅方向中央では、その下部を後述のトンネル部2に対応するよう上方に凹設し、さらにその上部では車両後方側に突出する凸部1aを設けている。
また、ダッシュパネル1の車室側(車両後方側)の上下方向中央位置には、車幅方向に延びるダッシュクロスメンバー3を接合している。このダッシュクロスメンバー3は、ダッシュパネル1との間で閉断面を構成し、フロントフレーム4後端(図4参照)に略一致する高さに接合すると共に、その車幅方向中央側端部31を後述のトンネル部2前端に接合している。
また、ダッシュパネル1の下端には、車幅方向で、かつ車両前後方向に延びて車室フロアを構成するフロアパネル5を接合している。このフロアパネル5の車幅方向中央位置には、上方に隆起して車両前後方向に延びるトンネル部2を形成している。このトンネル部2の前部では、その内部(車室外側)にエンジン・変速機等のパワーユニットの一部(図示せず)を収納するため、上方および車幅方向への突出量を大きく設定している。
さらに、このトンネル部2の上方には、車両前後方向に延びるトンネルメンバ6とトンネルレインフォースメント7を接合している。このうちトンネルレインフォースメント7はその前端の接合フランジ71を、前述のダッシュクロスメンバー3の車幅方向中央側端部31より車両後方側からダッシュパネル1側に接合し、このトンネルレインフォースメント7の前端により左右のダッシュクロスメンバー3、3を連結するように構成している。
なお、トンネルメンバ6の中央には、変速機から延びるシフトレバー(図示せず)を挿通するため挿通穴6aを穿設している。
また、フロアパネル5の上面には、トンネル部2と後述のサイドシル8を車幅方向にびて連結するフロアメンバ9を左右一対で接合している。
そして、フロアパネル5の両側端には、車両前後方向に延びるサイドシル8を接合している。このサイドシル8は、サイドシルインナー81とサイドシルアウター82(図3参照)とにより閉断面を構成しており、このうちサイドシルインナー81は、上側に設けられるサイドシルインナーアッパ81aと、下側に設けられるサイドシルインナーロア81bとによって構成している。
また、このサイドシル8の前部上方には、車室の前部側壁を構成するカウルサイドパネル10を上方、かつ車両前後方向に延びるように配置し、さらにその後方に上下方向に延びるフロントピラー11を配置している。
なお、フロントピラー11の車両後方側には、図示しないフロントドアを配置し、このフロントピラー11に設けたドアヒンジ(図示せず)で、そのフロントドアを支持している。
フロントピラー11の車室側には、サイドシル8内から上方に延びるサイドシルレイン80が接合され、サイドシル8とフロントピラー11下端との結合強度を高めている。
このようにして構成される車室前端のコーナー部において、図3に示すように、ダッシュクロスメンバー3の外方側端部32とフロントピラー11の下端部、そしてサイドシル8の前端部をそれぞれ連結するカウルサイドガセット12を設けている。このカウルサイドガセット12は、一枚の異型パネル部材で構成され、前述の各部材3,8,11に対してボルト/ナットの螺合締結部材13、…で締結固定される。
このカウルサイドガセット12について、以下図面に基づいて詳述する。図2はカウルサイドガセット12の単品斜視図、図3は、図1のA−A線矢視断面図、図4は、図1のB−B線矢視断面図、図5は、このカウルサイドガセット12を締結するダッシュクロスメンバー3の単品斜視図である。
このカウルサイドガセット12は、前述のように、ダッシュクロスメンバー3、フロントピラー11、サイドシル8にそれぞれ締結されるが、それぞれへの締結は、外周の締結フランジ部14に穿設した締結孔15、…に、ボルト/ナットの螺合締結部材13、…を挿通して行われる。
すなわち、図2に示すように車両前方側に位置する上下二つの締結孔15によってダッシュクロスメンバー3に締結され、後方側、かつ上方に位置する二つの締結孔15でフロントピラー11に締結され、後方側、かつ下方に位置する二つの締結孔15でサイドシル8に締結される。また、中央部上方の締結孔15ではカウルサイドパネル10とカウルサイドガセット12との間に設けられたガセット部材16(図4参照)に締結されるように構成している。
また、このカウルサイドガセット12の中央には、傾斜して膨出する膨出部17を設け、締結状態で、ダッシュクロスメンバー3、ダッシュパネル1、サイドシル8、カウルサイドパネル10およびフロントピラー11等との間で立体的な略閉断面を構成するようにしている。
このように車室前端のコーナー部に立体的な略閉断面を構成することで、フロントピラー11下端の剛性を高めることができる。
さらに、この膨出部17の中央には、サイドシル8およびフロントピラー11側からダッシュクロスメンバー3側に、斜め上方に延びるビード部18を上下2つ形成している。このビード部18により、カウルサイドガセット12は、板厚を厚くすることなく斜め上方に向かう剛性を他の方向に比して高めている。
また、ダッシュクロスメンバー3を設置したダッシュパネル1の車両前方側には、前述のようにフロントフレーム4の後端を接合しているため、車両の正面衝突の際には、その荷重が、フロントフレーム4からダッシュクロスメンバー3に伝達され、さらに、カウルサイドガセット12を介してフロントピラー11等にも伝達される。このため、正面衝突の場合にも、カウルサイドガセット12は車体剛性の向上に寄与することができる。
次に、カウルサイドガセット12を締結する周辺部材について、より具体的に説明する。
まず、ダッシュクロスメンバー3は、図5に示すように、その外周縁に接合フランジ33を設けると共に、中央に車幅方向に延びる膨出部34を設けている。そして、この膨出部34の車両外方側端部32に上下2つの締結用ナット13aを設け、カウルサイドガセット12を締結しるように構成している。
このダッシュクロスメンバー3は、前述のように、ダッシュパネル1の車室側で、しかも、上下方向の略中央で車幅方向に延びるように配置されている。この配置位置は、図3でも明らかなように、サイドシル8の位置よりも高く設定され、フロントピラー11の下端より高い位置に設定されている。
このように、ダッシュクロスメンバー3を配置することで、ダッシュクロスメンバー3の配置位置と側面衝突の荷重入力点(図3の矢印の点)とのオフセット量を、サイドシル8の高さ位置(ダッシュパネル1の下端位置)に配置した場合に比して、小さくすることができる。このようにオフセット量を小さくすることにより、ダッシュクロスメンバー3の板厚をさほど厚くしなくても、フロントピラー11から入力される側面衝突荷重に耐えうる剛性を確保することができる。
また、ダッシュパネル1の車室側に、ダッシュクロスメンバー3を配置したことにより、ダッシュパネル1の前方に配置する場合よりも、車両後方側にダッシュクロスメンバー3を配置することになるため、車両前後方向においても、フロントピラー11とのオフセット量を小さくすることができる。
このように車両前後方向においてもオフセット量を小さくすることで、さらに、ダッシュクロスメンバー3の板厚を厚くしなくても、フロントピラー11から入力される側面衝突荷重に耐えうる剛性を確保することができる。
このように、ダッシュクロスメンバー3の配置位置を設定したことにより、ダッシュクロスメンバー3の板厚を増加させることなく、側面衝突荷重に耐えうる剛性を確保することができるため、側面衝突時のフロントピラー11の倒れを確実に防止しつつ、車体重量の軽量化を図ることができる。
また、サイドシル8は、前述のようにサイドシルインナー81をサイドシルインナーアッパ81aとサイドシルインナーロア81bに分割して構成している。そして、それぞれサイドシルインナーアッパ81aを板厚2.0mmの鋼板、サイドシルインナーロア81bを板厚1.2mmの鋼板で成型している。
このうち、サイドシルインナーアッパ81aには、略車幅方向に延びる棚部83を形成し、その棚部83の上面で、カウルサイドガセット12を締結固定している。このカウルサイドガセット12は、略上下方向に延びるボルト/ナットの螺合締結部材13によって締結されるが、この螺合締結部材13の締結方向は、締結作業を考慮して、上方を若干車室側に傾斜させている。
このように、サイドシルインナー81を上下に分割して、カウルサイドガセット12が固定されるサイドシルインナーアッパ81aの板厚よりも、サイドシルインナーロア81bの板厚を薄く設定することにより、側面衝突荷重に対するサイドシル8の伝達剛性を確保しつつも、車体重量の軽量化を図ることができる。
なお、前述の板厚は一例に過ぎず、その他、サイドシルインナーロア81bを板厚1.5mm等サイドシルインナーアッパ81aの板厚より薄く設定すれば同様の効果を得ることができる。
また、略上下方向に延びるボルト/ナットの螺合締結部材13によって、サイドシルインナーアッパ81aの棚部83に、カウルサイドガセット12を締結固定したことにより、締結方向と側面衝突の荷重入力方向とを略直交するように設定できる。
このように、締結方向を設定することで、側面衝突時に、ボルト/ナットの螺合締結部材13にはせん断方向で荷重が入力されるため、ボルト/ナットの螺合締結部材13には緩みが生じず、確実にカウルサイドガセット12に側面衝突荷重が伝達される。
よって、側面衝突荷重の伝達性能が確実に確保され、側面衝突性能を高めることができる。
また、フロントピラー11は、ピラーアウター11aとピラーインナー11bとで構成され、このうちピラーインナー11bには、前述のサイドシルレイン80が接合されている。このサイドシルレイン80とピラーインナー11bとが、車幅方向に延びるボルト/ナットの螺合締結部材13を介してカウルサイドガセット12に締結されている。
このように、サイドシルレイン80とピラーインナー11bとをカウルサイドガセット12に締結することで、フロントピラー11に入力された側面衝突荷重は、確実にカウルサイドガセット12に入力される。よって、カウルサイドガセット12からダッシュクロスメンバー3に確実に荷重が伝達されるため、前述のように、フロントピラー11の倒れを確実に防止することができる。
次に、以上のように構成した本実施態様の作用及び効果について詳述する。
この本実施態様の車両の前部車体構造は、車室前方で車幅方向に延びるダッシュパネル1と、車室の前部側方で上下方向に延びるフロントピラー11と、該フロントピラー11の下端から車両後方に延びるサイドシル8とを備えた車両の前部車体構造であって、前記ダッシュパネル11に設けられ、前記サイドシル8の位置よりも高い位置で、車幅方向に延びるダッシュクロスメンバー3と、該ダッシュクロスメンバー3に、前記フロントピラー10とサイドシル8とを連結するカウルサイドガセット12とを設けたものである。
上記構成によれば、車幅方向に延びるダッシュクロスメンバー3を、サイドシル8の位置よりも高い位置に設定し、この高い位置に設定したダッシュクロスメンバー3に、フロントピラー11とサイドシル8とをカウルサイドガセット12によって連結するため、側面衝突の際の荷重入力点と、フロントピラー11を支持するダッシュクロスメンバー3の支持点(設置位置)との上下方向のオフセット量を少なくできる。
このように、上下方向のオフセット量を少なくすることで、フロントピラー11の倒れを防止するために必要な剛性や強度も、オフセット量が大きい場合に比して低くできる。
よって、ダッシュクロスメンバー3の板厚をさほど厚くしなくても、側面衝突の際のフロントピラー11の倒れを確実に防止することができる。
したがって、本実施態様によれば、アンダーボディで全ての衝突荷重を吸収する必要があるオープンカーであっても、側面衝突の際のフロントピラー11の倒れを確実に防止しつつも、車体重量の軽量化を図ることができる。
また、本実施態様は、前記ダッシュクロスメンバー3を、前記ダッシュパネル1の車室側に設けたものである。
上記構成によれば、ダッシュクロスメンバー3をダッシュパネル1の車室側に設けることにより、ダッシュパネル1の車両後方側、すなわちフロントピラー11と車両前後方向でオフセット量が少ない位置にダッシュクロスメンバー3を位置させることができるため、側面衝突の荷重入力点と、フロントピラー11を支持するダッシュクロスメンバー3の支持点(設置位置)との車両前後方向のオフセット量を少なくできる。
よって、本実施態様は、この点でも、ダッシュクロスメンバー3の板厚をさほど厚くしなくても、側面衝突の際のフロントピラー11の倒れを確実に防止することができる。
したがって、側面衝突の際のフロントピラー11の倒れを確実に防止しつつも、さらに車体重量の軽量化を図ることができる。
また、本実施態様は、前記カウルサイドガセット12に、フロントピラー11及びサイドシル8側からダッシュクロスメンバー3側へ傾斜して延びるビード部18を設けたものである。
上記構成によれば、フロントピラー11およびサイドシル8側からダッシュクロスメンバー3側に側面衝突荷重の伝達を行うカウルサイドガセット12に、その荷重伝達方向と同じ方向に延びるビート部18が形成されるため、カウルサイドガセット12の板厚を厚くしなくても荷重伝達方向の剛性を高めることができる。
よって、カウルサイドガセット12の板厚をさほど厚くしなくても、側面衝突の荷重を確実にダッシュクロスメンバー3に伝達できる。
したがって、本実施態様は、この点でも、側面衝突の際のフロントピラー11の倒れを確実に防止しつつ、車体重量の軽量化を図ることができる。
また、本実施態様は、前記ダッシュクロスメンバー3を、車幅方向中央部で、車室下面のフロアパネル5を上方に隆起させて車両前後方向に延ばしたトンネル部2の前端に連結したものである。
上記構成によれば、サイドシル8、フロントピラー11、カウルサイドガセット12、ダッシュクロスメンバー3、およびトンネル部2によって、車両平面視で略Γ形状を構成することになるため、側面衝突の荷重をダッシュクロスメンバー3を介してトンネル部2にまで伝達することができる。このため、車両全体で側面衝突の荷重を受けることができるため、フロントピラー11の下部の板厚をさほど厚くしなくても、側面衝突に対する剛性を高めることができる。
よって、本実施態様は、この点でも、側面衝突の際のフロントピラー11の倒れを確実に防止しつつ、車体重量の軽量化を図ることができる。
また、トンネルレインフォースメント2により、左右のダッシュクロスメンバー3,3を連結していることから、一方の側面衝突荷重を他方のダッシュクロスメンバー3にも伝達することができるため、より確実にフロントピラー11の倒れを防止することができる。
また、本実施態様は、前記サイドシルインナー81が、上側に設けるサイドシルインナーアッパ81aと、下側に設けるサイドシルインナーロア81bとを備え、該サイドシルインナーロア81bを、サイドシルインナーアッパ81aより板厚を薄く設定すると共に、前記カウルサイドガセット12を、サイドシルインナーアッパ81aにのみ固定したものである。
上記構成によれば、カウルサイドガセット12を固定するサイドシルインナーアッパ81aでは、所定の板厚に設定する一方、カウルサイドガセット12を固定しないサイドシルインナーロア81bでは、そのサイドシルインナーアッパ81aより板厚を薄く設定することで、側面衝突の荷重の伝達に関与するサイドシル8の剛性をサイドシルインナーアッパ81aで確保しつつも、サイドシル8の軽量化をサイドシルインナーロア81bで図ることができる。
よって、本実施態様は、この点でも、この場合も、側面衝突の際のフロントピラー11の倒れを確実に防止しつつ、車体重量の軽量化を図ることができる。
なお、本実施態様では、サイドシル8をサイドシルアウター82とサイドシルインナー81の2部品で構成することを前提としたため、サイドシルインナー81を分割する構成としたが、サイドシルアウター82も一体として構成するものであれば、サイドシルのアウター側に渡って、サイドシル8を上下に分割してもよい。
また、本実施態様は、前記サイドシルインナーアッパ81aに、車幅方向内方側に延びる棚部83を形成し、前記カウルサイドガセット12を、該棚部83に対して、略上下方向に延びるボルト/ナットの螺合締結部材13によって固定したものである。
上記構成によれば、サイドシルインナーアッパ81aに棚部83を形成し、カウルサイドガセット12を略上下方向に延びるボルト/ナットの螺合締結部材13によって固定することで、カウルサイドガセット12のサイドシル8に対する締結方向を、側面衝突荷重の入力方向に対して略直交するように設定できる。
このように、締結方向を、側面衝突荷重に対して略直交するように設定することで、側面衝突時に、ボルト/ナットの螺合締結部材13には略せん断方向で荷重が入力されるため、螺合締結部材13には緩みが生じず、確実にカウルサイドガセット12に側面衝突荷重が伝達される。
よって、側面衝突荷重の伝達性能が向上し、側面衝突性能をさらに高めることができる。
なお、この実施態様では、オープンカーの車体構造で説明したが、当然これに限られるものではなく、一般的な車体構造に本発明を適用してもよい。
本発明の構成と、前述の実施態様との対応において、
この発明のガセット部材は、実施態様のカウルサイドガセット12に対応し、
以下同様に
サイドシルアッパは、サイドシルインナーアッパ81aに対応し、
サイドシルロアは、サイドシルインナーロア81bに対応するも、
この発明は、前述の実施態様の構成のみに限定されるものではなく、その他様々な実施態様を含むものである。
本発明を採用した前部車体構造を車室側から見た全体斜視図。 カウルサイドガセットの単品斜視図。 図1のA−A線矢視断面図。 図1のB−B線矢視断面図。 ダッシュクロスメンバーの単品斜視図。
1…ダッシュパネル
3…ダッシュクロスメンバー
8…サイドシル
11…フロントピラー
12…カウルサイドガセット(ガセット部材)
81a…サイドシルインナーアッパ(サイドシルアッパ)
81b…サイドシルインナーロア(サイドシルロア)

Claims (5)

  1. 車室前方で車幅方向に延びるダッシュパネルと、車室の前部側方で上下方向に延びるフロントピラーと、該フロントピラーの下端から車両後方に延びるサイドシルとを備えた車両の前部車体構造であって、
    前記ダッシュパネルに設けられ、前記サイドシルの位置よりも高い位置で、車幅方向に延びるダッシュクロスメンバーと、
    該ダッシュクロスメンバーに、前記フロントピラーとサイドシルとを連結するガセット部材とを設け
    前記サイドシルが、上側に設けるサイドシルアッパと、下側に設けるサイドシルロアとを備え、
    該サイドシルロアを、サイドシルアッパより板厚を薄く設定すると共に、
    前記ガセット部材を、サイドシルアッパのみに固定した
    車両の前部車体構造。
  2. 前記ダッシュクロスメンバーを、前記ダッシュパネルの車室側に設けた
    請求項1記載の車両の前部車体構造。
  3. 前記ガセット部材に、フロントピラー及びサイドシル側からダッシュクロスメンバー側へ傾斜して延びるビード部を設けた
    請求項1記載の車両の前部車体構造。
  4. 前記ダッシュクロスメンバーを、車幅方向中央部で、車室下面のフロアパネルを上方に隆起させて車両前後方向に延ばしたトンネル部の前端に連結した
    請求項1又は2記載の車両の前部車体構造。
  5. 前記サイドシルアッパに、車幅方向内方側に延びる棚部を形成し、
    前記ガセット部材を、該棚部に対して、略上下方向に延びる締結部材によって固定した
    請求項1〜4の何れか1に記載の車両の前部車体構造。
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