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JP4437859B2 - 戸パネル用のランナーユニット - Google Patents

戸パネル用のランナーユニット Download PDF

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JP4437859B2
JP4437859B2 JP2000136530A JP2000136530A JP4437859B2 JP 4437859 B2 JP4437859 B2 JP 4437859B2 JP 2000136530 A JP2000136530 A JP 2000136530A JP 2000136530 A JP2000136530 A JP 2000136530A JP 4437859 B2 JP4437859 B2 JP 4437859B2
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重雅 竹本
篤 釋野
裕子 多田
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  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、引き戸や吊り戸などに適用されるランナーユニット、なかでもランナーユニットに組まれた前後調整機構の調整要素が、前後揺動するアームとねじとで構成してあるランナーユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
揺動アームとねじを調整要素とするランナーユニットは、例えば本出願人の提案に係る特開平11−50729号公報に見ることができる。そこでは、戸パネルに固定したハウジングで、水平の軸を介して揺動アームを前後傾動可能に軸支し、揺動アームとハウジングとの間に調整用のねじを設けている。揺動アームの上端には、上下調整用のスライド体を兼ねるローラブラケットを介してローラが軸支してある。
【0003】
この発明では、調整要素として先の揺動アームと溝カムとを併用するが、溝カムを用いて前後調整を行うことは特開平8−21145号公報に公知である。特開平10−227170号公報にも同じ趣旨の調整構造を見ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特開平11−50729号公報におけるランナーユニットは、前後調整時にローラが揺動アームと共に前後傾動するようになっている。そのため、ガイドレールのレール溝形状およびローラの周面断面形状をそれぞれ半円形にする必要があり、とくにガイドレールを特注品化せざるを得ず、そのコストが嵩むのを避けられない。揺動アームを限度まで傾動した状態では、ローラ転動面に偏荷重が作用するため、ローラが偏磨耗するおそれがあり、とくに戸パネルの重量が大きい場合に適用できない。
【0005】
この発明の目的は、施工時の戸パネルの前後調整や、経年変化によって戸パネルが反り変形した場合等の、前後位置矯正を簡単に行えるランナーユニットを提供することにある。この発明の他の目的は、前後調整時にランナー本体と戸パネルとを平行に相対移動でき、従って前後調整に伴ってローラに偏荷重が作用するのを解消し、常に適正な状態でランナー本体を走行移動できるうえ、一般に多用されている断面C字形のガイドレールを適用できる吊車型のランナーユニットを提供することにある。この発明の他の目的は、前後調整機能に加えて高さ調整機能も備えていながら、その構成部品点数が少なくて済み、その分製造コストを削減できる吊車型のランナーユニットを提供することにある。この発明の他の目的は、前後調整機構を備えていて、戸パネルの下側の前後調整を行うことができる、振れ止めを兼ねるランナーユニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明のランナーユニットは、ガイドレール2で走行案内されるランナー本体4と、戸パネル1に装着されるハウジング5とを有し、ランナー本体4に設けたランナー軸8とハウジング5との間に、前後調整機構が設けてある。前後調整機構は、ハウジング5に固定した上下方向の揺動軸18で前後揺動可能に軸支した揺動アーム19と、ハウジング5で左右スライド自在に案内支持されて、調整ねじ21で左右方向へ変位操作されるカム板20とを含む。ランナー軸8は、カム板20に設けたカム溝23を挿通する状態で揺動アーム19に連結する。以て、カム板20の左右変位をカム溝23で前後変位に変換して、ランナー軸8および揺動アーム19を前後方向へ調整操作する。
【0007】
ランナー軸8はランナーブロック6で回転自在に軸支する。ランナー軸8と揺動アーム19とは高さ調整用のねじ25を介して連結する。ハウジング5から突出するランナー軸8の一部に操作部9を設ける。
【0008】
ハウジング5に揺動アーム19を収容するアーム室13を前後貫通状に形成する。アーム室13の上壁にカム板20をスライド案内するためのガイド部14を設ける。カム板20は、ガイド部14で案内される断面コ字状のスライド部20aと、スライド部20aの一端下部に設けられる雌ねじ部20bとを備えている。ハウジング5で回転のみ自在に支持した調整ねじ21をカム板20の雌ねじ部20bにねじ込んで、カム板20を左右方向へ変位操作可能とする。
【0009】
この発明の別のランナーユニットは、ガイドレール3で移行案内されて戸パネル1の下側の前後遊動を規制するランナー31と、戸パネル1に装着されるハウジング32とを有し、ランナー31のランナー軸50とハウジング32との間に、第2の前後調整機構を設ける。前後調整機構は、ハウジング32に固定した上下方向の揺動軸44で前後揺動可能に軸支した揺動アーム41と、揺動アーム41とハウジング32との間に設けられて、揺動アーム41を前後方向へ調整操作する調整ねじ42と、揺動アーム41に装着されて調整ねじ42とかみ合う雌ねじ体43とを含む。ランナー軸50は揺動アーム41に設けたボス部40で上下動自在に支持し、ばね52で進出付勢する。
【0010】
ハウジング32に揺動アーム41を収容するためのアーム室36を前後方向の外面一側と下向きに開口する状態で形成する。揺動アーム41の一端を、アーム室36の一側において揺動軸44で前後揺動自在に軸支し、その揺動先端にボス部40を設ける。調整ねじ42は、揺動アーム41および雌ねじ体43を前後に貫通する状態で組み、その軸端をハウジング32で回転のみ自在に軸支し、他端の操作部48をハウジング32の外方に臨ませる。
【0011】
【発明の作用効果】
揺動アーム19を上下方向の揺動軸18で軸支して、揺動アーム19に連結したランナー軸8を、水平面に沿って前後揺動操作できるようにするので、前後調整時にランナー本体4の姿勢が変化するのを防止できる。従ってこの発明のランナーユニットによれば、常に適正な姿勢でランナー本体4を走行移動でき、従来のこの種のランナーにおいて避けられなかったローラ7の偏摩耗を一掃できる。ローラ7の姿勢を常に一定に保持できるので、ガイドレール2として一般に多用されている断面C字形の普及品を適用できる点でも有利である。
【0012】
ランナー軸8を揺動アーム19に同行して前後揺動のみ可能に安定支持したうえで、カム板20を左右操作することによってランナー軸8を前後方向へ調整移動し、位置決めする調整形態を採るので、例えば戸パネル1に前後方向や左右方向の外力が作用するとき、これらの外力に対して揺動アーム19とカム板20とが協同して対抗し、ランナー軸8を調整位置に安定して位置保持できる。この点カム溝を調整要素とする従来のランナーユニットでは、揺動アーム19に相当するランナー台が、ハウジングに対してカム溝のみで位置保持されていて安定性に欠けるが、揺動アーム19によってランナー軸8の動作範囲を規制する本発明のランナーユニットでは、ランナー軸8を安定して位置保持できる。ハウジング5の側にガイド溝を形成する必要もない。
【0013】
ランナー軸8と揺動アーム19とをねじ25を介して連結し、このねじ25を利用してランナー軸8のねじ込み量を変更することにより戸パネル1の高さ調整を行うランナーユニットによれば、高さ調整機構の構造を簡素化できる。また、前後調整用の揺動アーム19を高さ調整用の調整対象として利用するので、前後調整と高さ調整機能を備えているランナーユニットであるにもかかわらず、その構成部品数を減らし、低コスト化できる。
【0014】
ハウジング5に前後貫通状のアーム室13を設け、そこに揺動アーム19を組み込み、さらにアーム室13の上壁を利用してカム板20を左右スライドのみ自在に案内支持するので、揺動アーム19やカム板20のハウジング5に対する組み付けを容易に、しかも迅速に行え、ランナーユニットの組み立てに要する手間とコストを削減できる。スライド部20aと雌ねじ部20bとを備えたカム板20によれば、調整ねじ21用の雌ねじ体を別部品化する場合に比べて、前後調整用の部品数を減らして、その分だけ製造コストを節約できる。
【0015】
戸パネル1の前後遊動を規制するランナー31を含むランナーユニットにおいては、先のランナー本体4を備えたランナーユニットに比べて負担するべき荷重が十分に小さい。そこで、揺動アーム41とハウジング32との間に調整ねじ42を設けて、揺動アーム41とハウジング32との間隔量を調整することにより、ランナー31の前後調整を行っている。この場合にも、ランナー軸50は揺動アーム41に同行して水平揺動するだけであるので、前後調整に伴ってランナー31の姿勢が変わるのを阻止し、ランナー31をガイドレール3に対して常に適正に走行させることができる。前後調整時の揺動アーム41の前後揺動によって、調整ねじ42と揺動アーム41の交差角が変わるが、この角度変化を吸収して調整ねじ42を支障なく調整回動できるようにするために、雌ねじ体43を揺動アーム41とは別に設けている。
【0016】
揺動アーム41に設けたボス部40にランナー軸50を組むので、ランナー軸50およびランナー軸50を進出付勢するばね52を収容するためのケースを省略して、その分だけランナーユニットのコストを削減できる。ランナー軸50をばね52で進出付勢するのは、ガイドレール3が片方へ向かって傾斜しているような場合であっても、ランナー31をガイドレール3に密接させて、戸パネル1のがた付きを防ぎ、その開閉を円滑化するためである。
【0017】
ハウジング32に前後方向の外面一側と下向きに開口するアーム室36を設け、そこに揺動アーム41を組むので、揺動アーム41のハウジング32に対する組み付けを容易にしかも簡単に行える。因みに、ランナー31と調整ねじ42と雌ねじ体43などの部品は、予め揺動アーム41に組み付けておくことになるので、組み立て作業の大半を簡単に行える。前後揺動する揺動アーム41を、アーム室36内に完全に収容するので、外観上の体裁を向上できるうえ、例えば、アーム室36の開口面をキャップで塞いでおけば、いたずらを受けにくい。
【0018】
【実施例】
図1ないし図6はこの発明に係るランナーユニットを引戸に適用した実施例を示す。図2において符号1は木製の戸パネル、2はアルミニウム形材からなる上側のガイドレール、3は同じく下側ガイドレールである。戸パネル1の両側端の上隅のそれぞれに吊車型のランナーユニットを装着し、戸パネル1の両側端の下隅のそれぞれに、振れ止め用のランナーユニットを装着する。
【0019】
吊車型のランナーユニットは、ガイドレール2で走行案内されるランナー本体4と、戸パネル1に埋設固定されるハウジング5と、ハウジング5内に設けた前後調整機構、および高さ調整機構などで構成する。図3において、ランナー本体4は横長四角形状のランナーブロック6と、ランナーブロック6の前後面に配置した左右一対ずつのローラ7と、ランナーブロック6の中央部において回転自在に連結支持したランナー軸8とで構成する。符号11はローラ軸である。ランナーブロック6の下面に臨む軸部分には、ランナー軸8を回転操作するための操作部9を設け、軸部の過半下部にねじ部10を形成する。
【0020】
ハウジング5は、側面視が逆鍵穴形で、正面視が四角形状のプラスチック成形品からなり、そのほぼ中央部に前後貫通状のアーム室13が形成してある。アーム室13の上壁には、後述するカム板20用のガイド部14を逆凸字状に形成し(図4参照)、上壁のほぼ中央にランナー軸8用の逃げ穴15を通設する。アーム室13の内面右端には受座16が設けられる。
【0021】
前後調整機構は、先の受座16に嵌め込まれて、上下方向のピン(揺動軸)18で前後揺動自在に軸支される揺動アーム19と、ガイド部14で左右スライド自在に案内支持されるカム板20と、カム板20をスライド操作する調整ねじ21とからなる。揺動アーム19の揺動先端部はボス状に形成してあり、その内部にランナー軸8に設けたねじ部10とかみ合うねじ穴(雌ねじ体)22が形成してある。カム板20は、上向きに開口する断面コ字状のスライド部20aと、スライド部20aの側端に連続して直交状に折り曲げられる雌ねじ部20bとを一体に形成したプレス金具からなる。スライド部20aの板面にはカム溝23を通設する。雌ねじ部20bには、調整ねじ21とかみ合うねじボス24を形成する。なお、揺動アーム19の前後揺動を許すために、アーム室13の周囲壁の前後厚み寸法は、揺動アーム19の前後厚み寸法より大きく設定してある。
【0022】
上記の各部品18〜24は、例えば次の要領でハウジング5に組み付ける。まず、スライド部20aをガイド部14に下面側から当てがって、カム板20をアーム室13に組む。次に揺動アーム19の基端部を受座16に嵌め込んで、受座16と揺動アーム19とをピン18で連結する。次に、調整ねじ21をねじ座26の側からアーム室13へ向かって差し込み、そのねじ軸を雌めじ部20bのねじボス24にねじ込み、ハウジング5の上方から差し込んだリテーナ板27で、調整ねじ21を抜き外れ不能に、しかし回転は可能に係合保持する。最後に、ランナー軸8を逃げ穴15とカム溝23に挿通し、そのねじ部10を揺動アーム19のねじ穴22にねじ込んで、ランナー本体4をハウジング5と一体化する。
【0023】
上記の様にユニット部品化されたランナーユニットは、予めガイドレール2に組み込んでおき、ハウジング5を戸パネル1に形成した装着穴28に装填した後、ビス29をねじ込むことにより戸パネル1と一体化される。戸パネル1を吊り込んだ状態において、前後に隣接する戸パネル1の間隔量を確認し、その値が適正でない場合には、調整ねじ21を回動操作してランナー軸8と戸パネル1とを前後に相対変位させる。
【0024】
具体的には、調整ねじ21を操作してカム板20を図3において左方へ移動させると、ランナー軸8はカム溝23に押されて紙面手前側へ移動しようとする。実際には、ランナー本体4はガイドレール2に拘束されて前後移動できないので、戸パネル1の側が紙面奥側へ変位する。図1においては、揺動アーム19はローラ軸11を中心にして、ピン18の側が反時計回転方向へ相対揺動する。当然、カム板20を逆向きに移動させると、戸パネル1は図において紙面から離れる向きに変位する。このように、調整ねじ21を調整回動するだけで、戸パネル1の前後位置を簡単にしかも速やかに調整できる。
【0025】
高さ調整機構は、ランナー軸8と揺動アーム19とで構成し、ランナー軸8のアーム室13を回動して、ねじ部10の揺動アーム19に対するねじ込み量を大小に変更することにより、戸パネル1の高さを増減できる。つまり、ねじ部10とねじ穴22とが高さ調整用のねじ25を兼ねている。
【0026】
図5および図6において、振れ止め用のランナーユニットは、下側のガイドレール3で走行案内されるランナー31と、戸パネル1に埋設されるハウジング32と両者31・32の間に設けられる第2の前後調整機構とで構成する。
【0027】
図6に示すように、ハウジング32は戸パネル1の装着穴33に装填される不完全円形の埋設部34と、埋設部34の左右に張り出したフランジ部35とを有し、埋設部34の内部に前後調整機構を収容するアーム室36を有する。アーム室36はフランジ部35を張り出した側と下面側とがそれぞれ開口してあり、その内部右側に後述する揺動アーム41用の受座37を備えている。
【0028】
前後調整機構は、一側端に縦長のボス部40を有する横臥T字状の揺動アーム41と、揺動アーム41を前後操作する調整ねじ42、および調整ねじ42用の雌ねじ体43などで構成する。揺動アーム41は、ボス部40から遠い側の端を先の受座37に嵌め込んだ後、受座37と揺動アーム41とを上下方向のピン(揺動軸)44で連結することにより、ハウジング32で前後揺動自在に軸支される。丸軸状の雌ねじ体43は揺動アーム41の中途部に設けた調整穴45でピン44と平行に支持される。雌ねじ体43に設けたねじ穴46に調整ねじ42をねじ込み、ねじ軸の先端をハウジング32の内奥壁で軸支し、さらにリテーナー板47で軸方向へ移動不能に係合保持することにより、揺動アーム41を調整ねじ42で雌ねじ体43を介して前後揺動できる。符号48は操作部である。
【0029】
ランナー31は、先のボス部40に設けた軸穴49で支持されるランナー軸50と、ランナー軸50の下端に設けた縦ローラ51とからなる。ランナー軸50は軸穴49で上下動可能に案内支持され、その上部に装填した圧縮コイル形のばね52で押し下げ付勢される。縦ローラ51は鍔部53と逆円錐台状のローラ部54とを有し、ランナー軸50で遊転自在に軸支する。
【0030】
前後調整を行う場合には、ハウジング32の外面に臨む操作部48を回動して、揺動アーム41を前後いずれかへ揺動させる。この場合の揺動アーム41と戸パネル1との関係は、先の吊車型のランナーユニットにおいて説明したのと同様に、揺動アーム41はランナー軸50を中心にして、そのピン44の側が相対揺動して、戸パネル1を前後いずれかへ相対揺動させる。このように、戸パネル1の上下ランナーユニットのそれぞれに前後調整機構を設けておくと、戸パネル1の全体を前後方向へ平行に調整移動し、あるいは戸パネル1の上側あるいは下側のみを前後方向へ調整移動できるので、引き戸の施工時はもちろん、経年変化によって戸パネル1が返り変形するよう場合にも、戸パネル1の開閉時に隣接する戸パネル1どうしがこすれ合うのを解消できる。
【0031】
図7は吊車型のランナーユニットの変形例を示す。そこでは、揺動アーム19の雌ねじ体22として既製品のナットを利用し、これを揺動アーム19に形成されるランナー軸8用の挿通穴56と直交する角穴57に装填して、ランナー軸8を受け止めるようにした。また、リテーナ板27を前後向きに差し込み装填した。他は、先の実施例と実質的に同じであるので、同じ部材に同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0032】
上記の実施例以外に、吊車型のランナーユニットと振れ止め用のランナーユニットはそれぞれ折り戸に適用することができる。調整ねじ21・42は、ビス以外のボルトを適用できる。雌ねじ体43は板ナットで代用できる。振れ止め用のランナーユニットは、必ずしも縦ローラ51を備えている必要はなく、縦ローラ51の代わりに、ガイドレール3で案内されるスライド片を備えているものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3におけるA−A線断面図である。
【図2】引戸の正面図である。
【図3】吊車型ランナーユニットの縦断正面図である。
【図4】吊車型ランナーユニットの縦断側面図である。
【図5】振れ止め用ランナーユニットの正面図である。
【図6】図5におけるB−B線断面図である。
【図7】吊車型ランナーユニットの別実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 戸パネル
2 ガイドレール(上)
3 ガイドレール(下)
4 ランナー本体
5 ハウジング
8 ランナー軸
18 揺動軸(ピン)
19 揺動アーム
20 カム板
21 調整ねじ
23 カム溝

Claims (5)

  1. ガイドレール2で走行案内されるランナー本体4と、戸パネル1に装着されるハウジング5とを有し、
    ランナー本体4に設けたランナー軸8とハウジング5との間に、前後調整機構が設けてあるランナーユニットであって、
    前後調整機構は、ハウジング5に固定した上下方向の揺動軸18で前後揺動可能に軸支した揺動アーム19と、ハウジング5で左右スライド自在に案内支持されて、調整ねじ21で左右方向へ変位操作されるカム板20とを含み、
    ランナー軸8は、カム板20に設けたカム溝23を挿通して揺動アーム19に連結されており、
    カム板20の左右変位をカム溝23で前後変位に変換して、ランナー軸8および揺動アーム19を前後方向へ調整操作することを特徴とする戸パネル用のランナーユニット。
  2. ランナー軸8がランナーブロック6で回転自在に軸支されており、
    ランナー軸8と揺動アーム19とが高さ調整用のねじ25を介して連結されており、
    ハウジング5から突出するランナー軸8の一部に操作部9が設けてある請求項1記載の戸パネル用のランナーユニット。
  3. ハウジング5に揺動アーム19を収容するアーム室13が前後貫通状に形成されており、
    アーム室13の上壁にカム板20をスライド案内するガイド部14が設けられており、
    カム板20は、ガイド部14で案内される断面コ字状のスライド部20aと、スライド部20aの一端下部に設けられる雌ねじ部20bとを備えており、
    ハウジング5で回転のみ自在に支持した調整ねじ21をカム板20の雌ねじ部20bにねじ込んで、カム板20を左右方向へ変位操作する請求項1または2記載の戸パネル用のランナーユニット。
  4. ガイドレール3で移行案内されて戸パネル1の前後遊動を規制するランナー31と、戸パネル1に装着されるハウジング32とを有し、ランナー31のランナー軸50とハウジング32との間に、第2の前後調整機構が設けてあるランナーユニットであって、
    前後調整機構は、ハウジング32に固定した上下方向の揺動軸44で前後揺動可能に軸支した揺動アーム41と、揺動アーム41とハウジング32との間に設けられて、揺動アーム41を前後方向へ調整操作する調整ねじ42と、揺動アーム41に装着されて調整ねじ42とかみ合う雌ねじ体43とを含み、
    ランナー軸50が揺動アーム41に設けたボス部40で上下動自在に支持され、ばね52で進出付勢してある戸パネル用のランナーユニット。
  5. ハウジング32に揺動アーム41を収容するアーム室36が前後方向の外面一側と下向きに開口する状態で形成されており、
    揺動アーム41の一端が、アーム室36の一側において揺動軸44で前後揺動自在に軸支され、その揺動先端にボス部40が設けられており、
    調整ねじ42は、揺動アーム41および雌ねじ体43を前後に貫通する状態で組まれて、その軸端がハウジング32で回転のみ自在に軸支され、他端の操作部48がハウジング32の外方に臨ませてある請求項4記載の戸パネル用のランナーユニット。
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