JP4437857B2 - Coreless motor for electric power steering - Google Patents
Coreless motor for electric power steering Download PDFInfo
- Publication number
- JP4437857B2 JP4437857B2 JP2000087428A JP2000087428A JP4437857B2 JP 4437857 B2 JP4437857 B2 JP 4437857B2 JP 2000087428 A JP2000087428 A JP 2000087428A JP 2000087428 A JP2000087428 A JP 2000087428A JP 4437857 B2 JP4437857 B2 JP 4437857B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axle
- hole
- coreless motor
- commutator
- electric power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電動パワーステアリング用コアレスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
電動パワーステアリング用コアレスモータとして、例えば実公平3−52606号公報「電気式倍力操舵装置」が知られている。
上記技術は、同公報の図によれば、ラック軸4(車軸)にウォーム6(ボールねじ)を形成し、このボールねじにナット7を噛み合わせ、このナット7に電機子巻線12(巻線シリンダ)を取付け、ナット7に整流子13を取付け、この整流子13にホルダ15に収納した摺動子14(ブラシ)で整流子13の円周方向から押圧し、電機子巻線12の内方に磁石16(永久磁石)を配置し、これらの磁石16及び摺動子14を支えると共にナット7、電機子巻線12、整流子13をラックハウジング3(モータハウジング)で覆った電動パワーステアリング用コアレスモータである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記電動パワーステアリング用コアレスモータでは、ラックハウジング3で密閉した空間の中で電機子巻線12を回転させ、整流子13に摺動子14を接触させる構造なので、これらの整流子13及び摺動子14の発熱を避けることができず、コアレスモータの寿命の低下を招く虞れがある。
例えば、整流子13及び摺動子14の発熱を避けるために、ラックハウジング3に放熱孔等を開けたのでは、ラックハウジング3内に塵埃、泥などが進入し、コアレスモータの故障の要因ともなる。
【0004】
そこで、本発明の目的は、モータハウジングに放熱孔等を開けることなく、整流子やブラシの発熱を防ぐことのできる電動パワーステアリング用コアレスモータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、車軸に形成したボールねじと、このボールねじに噛み合わせたナットと、このナットに取付けた筒体と、この筒体に設けた保持ディスクと、この保持ディスクの外周部に一端を嵌合した巻線シリンダと、保持ディスクに取付けた整流子と、この整流子を押圧するブラシと、巻線シリンダの内方に配置した永久磁石と、これらの永久磁石及びブラシを支えると共にナット、保持ディスク、巻線シリンダ、整流子を覆うモータハウジングとからなる電動パワーステアリング用コアレスモータにおいて、保持ディスクにほぼ車軸に平行な通孔を開け、筒体に車軸の中心から且つ放射軸にほぼ平行な通孔を開け、保持ディスクの通孔から空気を車軸の軸方向に向かうブラシの端面を経由させ、車軸の放射軸に向かうブラシの端面を経由させ、空気を筒体の通孔へ指向させて循環させる循環流若しくはその逆の循環流を発生させたことを特徴とする。
【0006】
保持ディスクにほぼ車軸に平行な通孔を開け、筒体に車軸の中心から且つ放射軸にほぼ平行な通孔を開け、保持ディスクの通孔から空気を車軸の軸方向に向かうブラシの端面を経由させ、車軸の放射軸に向かうブラシの端面を経由させ、空気を筒体の通孔へ指向させて循環させる循環流若しくはその逆の循環流を発生させることで、整流子やブラシの発熱の抑制を図る。
【0007】
請求項2は、保持ディスクの通孔を車軸に対して所定角度を傾斜させた孔にしたことを特徴とする。
保持ディスクの通孔を車軸に対して所定角度を傾斜させることで、積極的に空気をモータハウジング内に循環させるようにする。
【0008】
請求項3は、筒体の通孔を放射軸に対して所定角度を傾斜させた孔にしたことを特徴とする。
筒体の通孔を放射軸に対して所定角度を傾斜させることで、積極的に空気をモータハウジング内に循環させるようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータを搭載したステアリング装置の斜視図である。
電動パワーステアリングとしてのステアリング装置10は、ステアリングホイル11の操舵力をアシストする電動パワーステアリング用コアレスモータ30(以下、「コアレスモータ」と略記する)を備えた電動パワーステアリングの一例であり、ステアリングホイル11の操舵力をトルクセンサ12で検知し、このトルクセンサ12からの情報に基いてコアレスモータ30を制御するコントローラ13を備えたものである。
【0010】
図中、14はバッテリ、15はステアリングホイル11を支持するステアリングシャフト、16はステアリングシャフトの先端に取付けたユニバーサルジョイント、17はユニバーサルジョイント16を介してステアリングシャフト15に取付けた先端シャフト、18はギヤケース、19は車軸、21,21は車軸19に取付けたタイロッド、22,22は前輪を示す。
【0011】
図2は電動パワーステアリング用コアレスモータを搭載したステアリング装置の要部断面図である。
詳しくは、ステアリング装置10は、ギヤケース18内に先端シャフト17に形成したピニオン24及び車軸19に形成したラック25を収納し、ピニオン24の回転をラック25に伝えることで車軸19を図面の左右に移動できるようにしたものであり、このときに、車軸19に形成したボールねじ26に動力伝達部材であるスラストボール群27を介してコアレスモータ30の回転トルクを伝達することで、ステアリングホイル11(図1参照)の操舵力をアシストするようにしたものである。なお、28,28は車軸19にタイロッド21,21を接続するためのボールジョイント、29はスラストボール群27を介してボールねじ26に嵌合させたナットである。
【0012】
図3は本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの正面断面図である。
コアレスモータ30は、車軸19に形成したボールねじ26と、このボールねじ26に噛み合わせたナット29と、このナット29に取付けた筒体46と、この筒体46に設けた保持ディスク43と、この保持ディスク43の外周部43bに一端44aを嵌合した巻線シリンダ44と、保持ディスク43に取付けた整流子42と、この整流子42を押圧するブラシ38,38と、巻線シリンダ44の内方に配置した永久磁石34と、これらの永久磁石34及びブラシ38,38を支えると共にナット29、保持ディスク43、巻線シリンダ44、整流子42を覆うモータハウジング35とから構成したコアレスモータにおいて、保持ディスク43にほぼ車軸19に平行な通孔47・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ)を開け、筒体46に車軸19の中心から且つ放射軸にほぼ平行な通孔49・・・を開け、これらの通孔47・・・,49・・・を通じて空気をモータハウジング35内に循環させるようにしたものである。なお、ナット29は、保持ディスク43の近傍に設けるようにしたものである。
【0013】
図4は本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータのステータの分解斜視図であり、ステータ31は、固定部材32の一端32aに取付けたボールベアリング33と、固定部材32の外周32bに取付けた永久磁石34と、これらの永久磁石34、ボールベアリング33及び固定部材32を収納するモータハウジング35と、ギヤケース18側に取付けたボールベアリング36と、ギヤケース18側に取付けたブラシ取付けベース37と、このブラシ取付けベース37に取付けたブラシ38,38とからなる。18aはギヤケースのフランジ部、35aはモータハウジング35のエッジ部35aを示す。
【0014】
図5は本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータのロータの分解斜視図であり、ロータ41は、整流子42を保持ディスク43に取付け、この保持ディスク43を巻線シリンダ44の一端44aに嵌合させ、巻線シリンダ44の他端44bにスラストリング45を嵌合させ、保持ディスク43に筒体46を嵌合させ、この筒体46に、図3に示すスラストボール群27を介してボールねじ26に嵌合させるナット29を取付けたものである。なお、ナット29は、保持ディスク43の近傍に設けるようにしたものである。
整流子42は、保持ディスク43の一側面43aに円盤状に配置した整流子片42a・・・の集合であって、保持ディスク43の複数の通孔47・・・に嵌合させる逃げ孔48・・・を備えたものである。
【0015】
図6は図3の6−6線矢視図であり、保持ディスク43の一側面43aを示す。
保持ディスク43は、巻線シリンダ44の一端44aを支持すると共に整流子片42a・・・(図5参照)を保持するディスク状の部材であって、複数の通孔47・・・を形成した部材である。43bは保持ディスク43の外周部を示す。
【0016】
図7は図6の7−7線断面図であり、通孔47は、保持ディスク43の一側面43aに形成すると共に保持ディスク43の周方向に斜めに形成することにより、ロータ41(図5参照)の回転で空気の流れが発生するように意図したものである。
すなわち、コアレスモータ30(図3参照)は、保持ディスク43の通孔47・・・を車軸19に対して所定角度を傾斜させることで、積極的に空気をモータハウジング35(図3参照)内に循環させるようにしようとするものである。この結果、図3に示す整流子42やブラシ38,38の冷却効果の向上を図ることができる。
【0017】
図8は図3の8−8線断面図であり、筒体46は、図3に示すように車軸19に形成したボールねじ26にスラストボール群27を介してコアレスモータ30の回転トルクを伝達するナット29を備えた部材であって、筒体46の外周から車軸19に向かう放射軸A・・・に対して傾斜するように形成した通孔49・・・を備えたものである。
すなわち、コアレスモータ30(図3参照)は、筒体46の通孔49・・・を放射軸Aに対して所定角度を傾斜させることで、積極的に空気をモータハウジング35(図3参照)内に循環させるようにするものである。この結果、図3に示す整流子42やブラシ38,38の冷却効果の向上を図ることができる。
【0018】
以上に述べたコアレスモータ30の作用を次に説明する。図9〜図12はコアレスモータ30の組立手順の一例を示す工程図であり、先ず、コアレスモータ30の組立手順から説明する。
図9(a),(b)は本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの第1組立工程図であり、(a)において、固定部材32の一端32aにボールベアリング33を取付け、固定部材32の外周32bに永久磁石34を取付け、これらの永久磁石34、ボールベアリング33及び固定部材32をモータハウジング35に収納する。
すなわち、(b)において、固定部材32、ボールベアリング33、永久磁石34を車軸方向からモータハウジング35に組み付けることでステータサブ組立体51にする。
【0019】
図10(a),(b)は本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの第2組立工程図であり、(a)において、整流子42を保持ディスク43に取付け、この保持ディスク43を巻線シリンダ44の一端44aに嵌合させ、巻線シリンダ44の他端44bにスラストリング45を嵌合させる。
すなわち、(b)において、整流子42、保持ディスク43及びスラストリング45を車軸方向から巻線シリンダ44に組み付けることでロータサブ組立体52にする。
【0020】
図11(a),(b)は本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの第3組立工程図であり、(a)において、ボールねじ26をギヤケース18に貫通させ、ロータ41(図3参照)側の筒体46にナット29を嵌合させ、このナット29をスラストボール群27(図3参照)を介してボールねじ26に嵌合させ、ギヤケース18にボールベアリング36を取付け、ギヤケース18のフランジ部18aにブラシ38,38を取付け済みのブラシ取付けベース37を取付る。
すなわち、(b)において、ボールねじ26を貫通させたギヤケース18にボールベアリング36、筒体46、ナット29、ブラシ取付けベース37及びブラシ38,38を車軸方向から取付けることで、ギヤケースサブ組立体53にする。
【0021】
図12は本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの第4組立工程図であり、ギヤケースサブ組立体53にロータサブ組立体52を車軸方向から組付け、これらのロータサブ組立体52及びギヤケースサブ組立体53にステータサブ組立体51を車軸方向から組付け、ギヤケース18のフランジ部18aにモータハウジング35のエッジ部35aをかしめコアレスモータ30の組立を完了する。
すなわち、保持ディスク43の一側面43aに整流子42を取付け、この整流子42へ車軸方向からブラシ38,38で押圧するようにしたので、コアレスモータ30の構成部品をすべて車軸19に沿って組立てることができる。この結果、コアレスモータ30の組立性の向上を図ることができ、組立時間を短縮することでコアレスモータ30の製造コストの低減を図ることができる。
【0022】
図13(a),(b)は本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの第1作用説明図であり、(a)は比較例を示し、(b)は実施例を示す。
(a)において、比較例のコアレスモータ100は、整流子101を車軸102に沿って設け、この整流子101の回りにブラシ103,103を配置し、整流子101をブラシ103,103で車軸102の円周から中心に向かって押圧するようにすると共に、車軸102に形成したボールねじ105にコアレスモータ100の回転トルクを伝達するナット107を保持ディスク108に対向するスラストリング109側に設けたものであり、コアレスモータ100の全長が長い。ここで、コアレスモータ100の全長をL1と呼ぶことにする。
【0023】
(b)において、実施例のコアレスモータ30は、巻線シリンダ44の一端44aに保持ディスク43を嵌合し、この保持ディスク43の近傍に且つ筒体46にナット29を配置し、このナット29をボールねじ26に噛み合わせるようにすることで、コアレスモータ30の全長を短くできる。また、保持ディスク43の一側面43aに整流子42を取付け、この整流子42へ車軸方向からブラシ38,38で押圧するようにすることで、コアレスモータ30の全長をさらに短くできる。ここで、コアレスモータ30の全長をL2とすれば、全長L2は(a)に示すコアレスモータ100の全長L1に比べ短い(L2<L1)。
【0024】
すなわち、巻線シリンダ44の一端に保持ディスク43の外周部43bを嵌合し、この保持ディスク43の近傍に且つ筒体46にナット29を配置し、このナット29をボールねじ26に噛み合わせるようにすることで、コアレスモータ30の全長を短くする。すなわち、コアレスモータ30をコンパクトなモータにすることができる。
【0025】
図14(a),(b)は本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの第2作用説明図である。
(a)において、ロータ41を矢印▲1▼の如く時計回りに回転させると、筒体46の通孔49には矢印▲2▼の如く内から外へ向かう空気の流れが発生し、保持ディスク43の通孔47には矢印▲3▼の如く図面表側から図面裏側へ向かう空気の流れが発生する。その結果、(b)において、保持ディスク43の通孔47から筒体46の通孔49の間に循環流54を発生させる。これにより、整流子42・ブラシ38,38間で発生する摩擦熱を冷却することができる。この結果、コアレスモータ30(図3参照)の寿命を延ばすことができる。
【0026】
図15(a),(b)は本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの第3作用説明図である。
(a)において、ロータ41を矢印▲4▼の如く反時計回りに回転させると、筒体46の通孔49には矢印▲5▼の如く外から内へ向かう空気の流れが発生し、保持ディスク43の通孔47には矢印▲6▼の如く図面裏側から図面表側へ向かう空気の流れが発生する。その結果、(b)において、矢印の如く保持ディスク43の通孔47から筒体46の通孔49の間に図14に示した循環流54と逆向きの循環流55を発生させる。これにより、整流子42・ブラシ38,38間で発生する摩擦熱を冷却することができる。
【0027】
尚、実施例では図3に示すように、保持ディスク43の一側面43a、即ち巻線シリンダ44の外方に整流子42を設け、この整流子42にブラシ38,38を押圧するようにしたが、これに限るものではなく、巻線シリンダの内方に整流子を設け、この整流子にブラシを押圧するようにしたものであってもよい。
また、実施例では図3に示すように、保持ディスク43側にナット29を設け、ボールねじ26に回転トルクを伝達するようにしたが、これに限るものではなく、ナット及びボールねじは車軸の任意の位置に設けたものであればよい。
さらに、実施例では図3に示すように、保持ディスクの一側面に整流子を取り付け、この整流子42へ車軸方向からブラシ38,38で押圧するようにしたが、これに限るものではなく、車軸に沿って整流子を設け、この整流子の回りにブラシを配置し、車軸の放射軸に沿って整流子をブラシで押圧するようにしたものであってもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、保持ディスクにほぼ車軸に平行な通孔を開け、筒体に車軸の中心から且つ放射軸にほぼ平行な通孔を開け、保持ディスクの通孔から空気を車軸の軸方向に向かうブラシの端面を経由させ、車軸の放射軸に向かうブラシの端面を経由させ、空気を筒体の通孔へ指向させて循環させる循環流若しくはその逆の循環流を発生させたので、整流子やブラシの発熱を防止することができる。この結果、電動パワーステアリング用コアレスモータの寿命を延ばすことができる。
【0029】
請求項2は、保持ディスクの通孔を車軸に対して所定角度を傾斜させたので、積極的に空気をモータハウジング内に循環させることができる。この結果、整流子やブラシの冷却効果の向上を図ることができる。
【0030】
請求項3は、筒体の通孔を放射軸に対して所定角度を傾斜させたので、積極的に空気をモータハウジング内に循環させることができる。この結果、整流子やブラシの冷却効果の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータを搭載したステアリング装置の斜視図
【図2】電動パワーステアリング用コアレスモータを搭載したステアリング装置の要部断面図
【図3】本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの正面断面図
【図4】本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータのステータの分解斜視図
【図5】本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータのロータの分解斜視図
【図6】図3の6−6線矢視図
【図7】図6の7−7線断面図
【図8】図3の8−8線断面図
【図9】本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの第1組立工程図
【図10】本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの第2組立工程図
【図11】本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの第3組立工程図
【図12】本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの第4組立工程図
【図13】本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの第1作用説明図
【図14】本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの第2作用説明図
【図15】本発明に係る電動パワーステアリング用コアレスモータの第3作用説明図
【符号の説明】
19…車軸、26…ボールねじ、29…ナット、30…コアレスモータ、34…永久磁石、35…モータハウジング、38…ブラシ、42…整流子、43…保持ディスク、43b…外周部、44…巻線シリンダ、44a…一端、46…筒体、47…保持ディスクの通孔、49…筒体の通孔、A…放射軸。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a coreless motor for electric power steering.
[0002]
[Prior art]
As a coreless motor for electric power steering, for example, Japanese Utility Model Publication No. 3-52606 “Electric Boost Steering Device” is known.
According to the drawing of the above publication, the worm 6 (ball screw) is formed on the rack shaft 4 (axle), the
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the coreless motor for electric power steering has a structure in which the armature winding 12 is rotated in the space sealed by the rack housing 3 and the
For example, in order to avoid heat generation of the
[0004]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a coreless motor for electric power steering capable of preventing heat generation of a commutator and a brush without opening a heat radiating hole or the like in the motor housing.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, a first aspect of the present invention provides a ball screw formed on an axle, a nut meshed with the ball screw, a cylinder attached to the nut, a holding disk provided on the cylinder, A winding cylinder having one end fitted to the outer peripheral portion of the holding disk, a commutator attached to the holding disk, a brush pressing the commutator, a permanent magnet disposed inside the winding cylinder, and a permanent magnet In a coreless motor for electric power steering, which supports a magnet and a brush, and includes a nut, a holding disk, a winding cylinder, and a motor housing that covers a commutator, a through hole that is substantially parallel to the axle is opened in the holding disk, and the axle is and opened substantially parallel holes in the radial axis from the center, the air was through the end surface of the brush toward the axial direction of the axle from the through hole of the holding disk, toward the radial axis of the axle Cormorant is through the end face of the brush, characterized in that air is directed into the cylindrical body through holes to generate a circulating flow in the circulation flow, or vice versa circulating.
[0006]
A through hole is formed in the holding disk substantially parallel to the axle, a through hole is formed in the cylinder from the center of the axle and substantially parallel to the radial axis, and an end face of the brush that directs air from the through hole of the holding disk in the axial direction of the axle. is over, by way of the end face of the brush toward the radial axis of the axle, in Rukoto to generate a circulating flow or reverse circulation flow that circulates by directing air to the cylindrical body through holes, heat generation of the commutator and brushes Control
[0007]
According to a second aspect of the present invention, the through hole of the holding disk is a hole inclined at a predetermined angle with respect to the axle.
By tilting the through hole of the holding disk at a predetermined angle with respect to the axle, air is actively circulated in the motor housing.
[0008]
According to a third aspect of the present invention, the through hole of the cylindrical body is a hole inclined at a predetermined angle with respect to the radial axis.
By inclining the through hole of the cylindrical body at a predetermined angle with respect to the radial axis, air is actively circulated in the motor housing.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. The drawings are viewed in the direction of the reference numerals.
FIG. 1 is a perspective view of a steering apparatus equipped with a coreless motor for electric power steering according to the present invention.
A
[0010]
In the figure, 14 is a battery, 15 is a steering shaft for supporting the
[0011]
FIG. 2 is a cross-sectional view of a main part of a steering device equipped with a coreless motor for electric power steering.
Specifically, the
[0012]
FIG. 3 is a front sectional view of the coreless motor for electric power steering according to the present invention.
The
[0013]
4 is an exploded perspective view of the stator of the coreless motor for electric power steering according to the present invention. The
[0014]
FIG. 5 is an exploded perspective view of the rotor of the coreless motor for electric power steering according to the present invention. The
The
[0015]
6 is a view taken along line 6-6 in FIG. 3 and shows one
The holding
[0016]
7 is a cross-sectional view taken along line 7-7 of FIG. 6. The through
That is, the coreless motor 30 (see FIG. 3) actively inclines air into the motor housing 35 (see FIG. 3) by inclining the through
[0017]
8 is a cross-sectional view taken along the line 8-8 in FIG. 3, and the
That is, the coreless motor 30 (see FIG. 3) actively inclines air into the motor housing 35 (see FIG. 3) by inclining the through
[0018]
Next, the operation of the
9A and 9B are first assembly process diagrams of the coreless motor for electric power steering according to the present invention. In FIG. 9A, a
That is, in (b), the
[0019]
10 (a) and 10 (b) are second assembly process diagrams of the coreless motor for electric power steering according to the present invention. In FIG. 10 (a), the
That is, in (b), the
[0020]
11 (a) and 11 (b) are third assembly process diagrams of the coreless motor for electric power steering according to the present invention. In FIG. 11 (a), the
That is, in (b), the
[0021]
FIG. 12 is a fourth assembly process diagram of the coreless motor for electric power steering according to the present invention. The
That is, the
[0022]
FIGS. 13A and 13B are first operation explanatory views of the coreless motor for electric power steering according to the present invention. FIG. 13A shows a comparative example, and FIG. 13B shows an example.
In (a), in the
[0023]
In (b), in the
[0024]
That is, the outer
[0025]
FIGS. 14A and 14B are explanatory views of a second action of the coreless motor for electric power steering according to the present invention.
In (a), when the
[0026]
FIGS. 15A and 15B are explanatory views of a third action of the coreless motor for electric power steering according to the present invention.
In (a), when the
[0027]
In the embodiment, as shown in FIG. 3, a
Further, in the embodiment, as shown in FIG. 3, the
Furthermore, in the embodiment, as shown in FIG. 3, a commutator is attached to one side surface of the holding disk, and the
[0028]
【The invention's effect】
The present invention exhibits the following effects by the above configuration.
According to the first aspect of the present invention, the holding disk has a through hole substantially parallel to the axle, the cylinder has a through hole from the center of the axle and substantially parallel to the radial axis, and air is passed through the holding disk through the axial direction of the axle. Since a circulating flow that circulates by directing air to the through hole of the cylinder through the end surface of the brush that goes to the radial axis of the axle and vice versa is generated , the commutator And heat generation of the brush can be prevented. As a result, the life of the coreless motor for electric power steering can be extended.
[0029]
According to the second aspect of the invention, since the through hole of the holding disk is inclined at a predetermined angle with respect to the axle, air can be actively circulated in the motor housing. As a result, the cooling effect of the commutator and the brush can be improved.
[0030]
According to the third aspect of the present invention, since the through hole of the cylindrical body is inclined at a predetermined angle with respect to the radial axis, air can be actively circulated in the motor housing. As a result, the cooling effect of the commutator and the brush can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a steering device equipped with a coreless motor for electric power steering according to the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view of the main part of a steering device equipped with a coreless motor for electric power steering. FIG. 4 is an exploded perspective view of a stator of a coreless motor for electric power steering according to the present invention. FIG. 5 is an exploded perspective view of a rotor of a coreless motor for electric power steering according to the present invention. 6 is a sectional view taken along line 6-6 in FIG. 3. FIG. 7 is a sectional view taken along line 7-7 in FIG. 6. FIG. 8 is a sectional view taken along line 8-8 in FIG. FIG. 10 is a first assembly process diagram of the coreless motor for steering. FIG. 10 is a second assembly process diagram of the coreless motor for electric power steering according to the present invention. -Third assembly process diagram of the coreless motor for steering [Fig. 12] Fourth assembly process diagram of the coreless motor for electric power steering according to the present invention [Fig. 13] First operation of the coreless motor for electric power steering according to the present invention FIG. 14 is a diagram illustrating a second action of the coreless motor for electric power steering according to the present invention. FIG. 15 is a diagram illustrating a third action of the coreless motor for electric power steering according to the present invention.
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記保持ディスク(43)に、ほぼ車軸(19)に平行な通孔(47)を開け、前記筒体(46)に車軸(19)の中心から且つ放射軸にほぼ平行な通孔(49)を開け、
前記保持ディスク(43)の通孔(47)から空気を前記車軸(19)の軸方向に向かう前記ブラシ(38)の端面を経由させ、車軸(19)の放射軸に向かう前記ブラシ(38)の端面を経由させ、空気を前記筒体(46)の通孔(49)へ指向させて循環させる循環流若しくはその逆の循環流を発生させたことを特徴とする電動パワーステアリング用コアレスモータ。A ball screw (26) formed on the axle (19) , a nut (29) meshed with the ball screw (26) , a cylinder (46) attached to the nut (29) , and the cylinder (46 a disk (43) retained provided on), the commutator (42 outer peripheral portion (fitting at one end to 43 b) combined winding cylinder (44), attached to the holding disc (43) of the holding disc (43) ) , A brush (38 ) for pressing the commutator (42) , a permanent magnet (34) disposed inside the winding cylinder (44) , and these permanent magnet (34) and brush (38). A coreless motor for electric power steering comprising a nut (29) , a holding disk (43) , a winding cylinder (44) , and a motor housing (35) covering the commutator (42) ,
A through hole (47) substantially parallel to the axle (19) is formed in the holding disk (43) , and a through hole (49) substantially parallel to the radial axis is formed in the cylindrical body (46) from the center of the axle (19 ). Open
The brush (38) that passes air from the through hole (47) of the holding disk (43) through the end surface of the brush (38) that goes in the axial direction of the axle (19) and goes to the radial axis of the axle (19). A coreless motor for electric power steering, characterized in that a circulating flow that circulates through the end face of the cylinder and directs air to the through hole (49) of the cylindrical body (46) or vice versa is generated .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000087428A JP4437857B2 (en) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | Coreless motor for electric power steering |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000087428A JP4437857B2 (en) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | Coreless motor for electric power steering |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001275304A JP2001275304A (en) | 2001-10-05 |
JP4437857B2 true JP4437857B2 (en) | 2010-03-24 |
Family
ID=18603441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000087428A Expired - Fee Related JP4437857B2 (en) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | Coreless motor for electric power steering |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4437857B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4974482B2 (en) * | 2004-06-11 | 2012-07-11 | 山本電気株式会社 | Flat coreless motor, armature in flat coreless motor, and manufacturing method thereof |
CN102303641B (en) * | 2011-06-14 | 2013-07-10 | 西安交通大学 | Disc-type servomotor direct-driving device suitable for self-adaptable power-assisted steering of automobile |
-
2000
- 2000-03-27 JP JP2000087428A patent/JP4437857B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001275304A (en) | 2001-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5562753B2 (en) | DC motor and hub unit | |
JP2006062476A (en) | Housing structure of in-wheel motor | |
JP6710578B2 (en) | Electric linear actuator | |
EP1134423B1 (en) | A blower | |
JP3308391B2 (en) | Motor with breather | |
JP5580128B2 (en) | Brushless motor | |
JP4437857B2 (en) | Coreless motor for electric power steering | |
JP4545968B2 (en) | Wheel motor transmission | |
JP3059059B2 (en) | Motor for power steering system | |
JPH10285891A (en) | Wheel motor and vehicle mounting the same | |
JP3888148B2 (en) | Electric power steering device | |
JP4202578B2 (en) | Coreless motor for electric power steering | |
JP2005318745A (en) | Electric motor and motor-driven power steering apparatus | |
JP2002142403A (en) | Commutator motor and motor drive unit for motor-driven bicycle using it | |
JP2008301621A (en) | Motor | |
JP2001086693A (en) | External rotor type motor with high efficiency, high torque, and high support force | |
JPWO2005049407A1 (en) | Electric power steering device | |
JP7330010B2 (en) | Rotors, motors and brushless wiper motors | |
JP2965877B2 (en) | Motor with reduction gear | |
JP7330011B2 (en) | Rotors, motors and brushless wiper motors | |
JP4549225B2 (en) | Actuator motor | |
JPS6289452A (en) | Motor fan | |
JP2778679B2 (en) | Electric power steering device | |
JP3398546B2 (en) | Flat coreless geared motor without output shaft | |
CN211377771U (en) | Motor for improving coaxiality |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060725 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090930 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091222 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091225 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |