JP4435898B2 - 空気浄化空調装置及び空気浄化空調方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は空気浄化空調装置及び空気浄化空調方法に関し、更に詳細には例えば循環系のエアに対して温度調整、湿度調整及び不純物除去を同時に行ってクリーンエアを得るのに好適に使用可能な空気浄化空調装置及び空気浄化空調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体や液晶などの電子ディバイス製品は、空気温湿度を一定にし且つ空気中に含まれる粒子の濃度や可溶性ガス不純物濃度を低レベルに制御した高い清浄度の環境、所謂クリーンルーム(以下、単にCRと称する)で製造されていることは既に知られている。このようなCR内の環境においては、電子ディバイス製造装置やCR内空気を清浄に維持するための機器からの発熱が多いため、冬季においても冷房負荷となっている。
【0003】
しかし、秋季から春季にかけての加湿期における加湿は、従来から外気処理系で行われており、加湿のための加熱が必要となっている。すなわち、加湿期における加湿は、外気処理系において加湿のための熱エネルギを付加し、所定の露点まで加湿を行い空調空間であるCRに供給している。これは、加湿期における外気は温度が低いため単に水と気液接触をさせても処理空気が所定の露点にならないためである。
【0004】
また、可溶性ガス不純物の除去は、この外気処理系における加湿及び温度制御、或いはCR内空気循環系における温度制御(冷却)とは独立した手段、例えばケミカルフィルタによって行われていた。なお、除湿期においては、外気処理系の除湿部において可溶性ガス不純物の除去が若干可能となっている。
【0005】
また、一部の外気処理系では、水散布による加湿(空気洗浄)及び可溶性ガス不純物の除去を行う装置が使われており、加湿期においても可溶性ガス不純物の除去が可能となっている。しかし、この場合でも加湿のための加熱が必要であることに変わりはない。
【0006】
他方、CR内空気循環系においては、湿度制御は結露を生じさせて室内湿度を変動させることを防ぐようにされている。すなわち、結露を避ける制御がされた乾式熱交換器、即ち露点以上で冷却処理する熱交換コイルによる冷却が行われている。しかし、上記の乾式熱交換器では可溶性ガス成分をまったく除去することができないことから、循環系にケミカルフィルタを設置して可溶性ガス成分の除去を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように加湿期においては、CR内が年間冷房にも係わらず外気が低温であるためわざわざ気化熱分を温熱源により外気処理系に供給しており、ここで供給した熱はCR内において新たな熱負荷源となっている。そのため、加湿に要する熱量分の加熱と冷却とに少なからぬ運転費がかかり、設備も大きくなるという問題があった。
【0008】
また、可溶性ガス成分の除去において従来使用されているケミカルフィルタは、高価で且つ数年ごとに交換する必要があるため、CRの空気清浄化装置におけるランニングコストを大きく上昇させるという問題があった。
【0009】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、加湿に要する熱エネルギを節約して温湿度の制御をすると同時に、被処理空気中に存在する可溶性ガス成分を除去する空気浄化空調装置及び空気浄化空調方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は空気浄化空調装置であり、前述の技術的課題を解決するために以下のような構成とされている。すなわち、本発明の空気浄化空調装置は、空気流を形成する送風機と、前記空気流の経路内に配置され、気液接触による加湿及び可溶性ガス成分の1次除去を行う加湿浄化部、及びこの加湿浄化部の下流に、前記加湿浄化部で処理された空気の冷却を行うと共に前記加湿浄化部で加湿した水分の一部の除湿及び可溶性ガス成分の2次除去を行う冷却除湿浄化部を備えてなる空調機本体とから構成されていることを特徴とする。
【0011】
このような構成の空気浄化空調装置では、加湿浄化部において被処理空気を加湿し且つ被処理空気に含まれる可溶性ガス成分を除去するために採用される水と被処理空気との気液接触手段として、水噴霧手段と吸水性のエリミネータを用いることができ、このエリミネータとしては加湿性能及びガス吸収性能を有する吸水性素材を使用することができる。
【0012】
更に、気液接触手段として使用される水噴霧手段で噴霧される加湿及び可溶性ガス成分吸収用の水は、上水、工業用水、或いは井戸水などの一般水を利用することができるが、純水を使用することが好ましい。
【0013】
<本発明における具体的構成>
本発明の空気浄化空調装置は、前述した必須の構成要素からなるが、その構成要素が具体的に以下のような場合であっても成立する。その具体的構成要素とは、前記空気流の経路が循環系の一部を構成していることを特徴とする。この場合、この空調機本体には外気が直接導入されず、空気循環系内の還流空気のみを循環させて浄化空調を行うことができる。
【0014】
<本発明における付加的構成>
また、本発明の空気浄化空調装置では、前記空調機本体の前記冷却除湿浄化部から出る処理空気の温度を所定温度又は露点に制御する制御装置を更に設けることができ、この制御装置による前記冷却除湿浄化部における処理空気温度又は露点の制御により前記空気循環系の絶対湿度を調整することが可能となる。
【0015】
更に、本発明の空気浄化空調装置では、前記空調機本体の前記冷却除湿浄化部から出る処理空気量を制御する制御装置を更に設けることができ、この制御装置による前記冷却除湿浄化部の処理空気量制御により前記空気循環系の温度を制御することが可能となる。
【0016】
更にまた、本発明の空気浄化装置では、前記加湿浄化部での加湿用熱エネルギー源として、前記空気循環系から発生する排熱(生産装置の機器排熱など)を、前記循環空気を介して利用することが好ましい。
【0017】
更に、本発明は空気浄化空調方法であり、前述の技術的課題を解決するために以下のような構成とされている。すなわち、本発明の空気浄化空調方法は、加湿に必要な熱源として被処理空気が有する熱を利用することによってこの被処理空気へ水加湿により加湿をすること、この加湿の際に加湿水量より多くの水を被処理空気に供給して気液接触させること、この気液接触により被処理空気中の可溶性ガス成分を水に吸収させて1次除去し、同時に、加湿量を必要加湿量より多くすることにより、その後の冷却除湿浄化工程において冷却除湿を行うと共に可溶性ガス不純物の2次除去を行うことを特徴とする。
【0018】
本発明の空気浄化空調装置によると、加湿に必要な熱源として被処理空気が有する熱を利用することによってこの被処理空気への加湿がなされる。その際、加湿方法は水加湿とし、加湿水量より多くの水を被処理空気に供給して気液接触させる。これにより被処理空気中の可溶性ガス成分即ち可溶性ガス不純物が水に吸収して1次除去される。同時に、加湿量を必要加湿量より多くすることによって、その後に設けられた冷却除湿浄化部において冷却除湿を行うと共に可溶性ガス不純物が2次除去される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の空気浄化空調装置に係る実施の形態を図を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る空気浄化空調装置10の基本構成を概略的に示す構成説明図である。この空気浄化空調装置10は空調機本体11を備える。この空調機本体11の主要な構成としては、被処理空気を取り込んで通過させるチャンバー12と、このチャンバー12を通過する被処理空気を加湿し、同時に可溶性ガス成分の1次除去を行うための加湿浄化部13と、この加湿浄化部13において被処理空気を水と気液接触させるためチャンバー12内に水を噴霧する水循環系14と、加湿浄化部13で処理された空気の冷却を行うと共に加湿浄化部13で加湿した水分の一部の除湿及び可溶性ガス成分の2次除去を行う冷却除湿浄化部15とから構成されている。
【0020】
空調機本体11の構成要素である加湿浄化部13は、チャンバー12内を通る被処理空気と水との気液接触手段である。気液接触法としては、特に手段は限定されないが、この実施形態では水噴霧手段による水噴霧と吸水性素材からなるエリミネータを組み合わせて構成している。
【0021】
すなわち、加湿浄化部13は、チャンバー12内に設置された多数のスプレーノズルを備える水噴霧手段13aと、この水噴霧手段13aの下流側に設けられ、吸水性素材で形成されたエリミネータ13bとから構成されている。これにより噴霧水滴面及びエリミネータ13bの表面において気液接触面が形成され、被処理空気の加湿及び被処理空気中に含まれる可溶性ガス成分の吸収1次除去がなされる。
【0022】
また、水循環系14は、チャンバー12内に設置された水噴霧手段13aに水を連続的に供給するための手段であり、水噴霧手段13aで噴霧され、被処理空気との気液接触により可溶性ガス成分を吸収した吸収液を貯溜すべくチャンバー12内に設けられた吸収水貯溜タンク14aを備えている。この吸収水貯溜タンク14aには、これに集められた吸収液を再び水噴霧手段13aに供給するため配管14bの一端が接続され、その他端は水噴霧手段13aに接続され、これにより水循環系14が構成されている。
【0023】
水循環系14を構成する配管14bには、図1に示されるように循環ポンプ14cが設けられており、この循環ポンプ14cの下流側に排水用の配管14dが接続され、水循環系14内を循環する加湿及びガス吸収水の一部が排水される。排水した水量と加湿した水量の分は新たに補給水として水循環系14内に補給されるが、その構成としては、一端が吸収水貯溜タンク14aの内部に連通し、他端が給水源(図示せず)に接続された補給水供給用の配管14eが設けられている。
【0024】
この水循環系14で使用される水、即ち水噴霧手段13aで噴霧される加湿及び可溶性ガス成分吸収用の水は、上水、工業用水、或いは井戸水などの一般水を利用することができるが、純水を使用することが好ましい。前者の一般水を使用した場合には排水は完全に捨ててしまうが、後者の純水を使用する場合には、図2に示されるように配管14d、14eをそれぞれ純水プラント16に接続し、排水を純水プラント16に戻して再生し、再び供給用の配管14eを介して水循環系14に供給することができる。
【0025】
チャンバー12内において吸収水貯溜タンク14aの下流側には、冷却除湿浄化部15が設置され、この冷却除湿浄化部15は、具体的には冷却除湿コイル部で構成することができる。この冷却除湿浄化部には冷水循環系22によって冷水が供給され、これにより冷却除湿浄化部15を通過する1次処理空気の除湿がなされる。
【0026】
その際、冷却除湿浄化部15、例えば冷却除湿コイル部表面には除湿による結露水ができるため、この結露水と通過空気との気液接触により1次処理空気中に残存する可溶性ガス成分の吸収除去(2次除去)がなされる。冷却コイルに流れる熱媒に対し、従来の結露防止のための流量制御でなく、室内の湿度が所定値になるように除湿のための流量制御を施している。この冷却除湿浄化部15の下流側におけるチャンバー12は他端の開口部に向かってその径が漸減するように絞られ、この他端開口部には送風機17がチャンバー12の外方向であってチャンバーの空気吸込口の反対側へ向かって送風するように設置されている。
【0027】
これにより送風機17が作動されると、被処理空気はチャンバー12の一端開口部から内部に導入され、除湿浄化部13及び冷却除湿浄化部15を順次通過して処理され、その後処理空気はチャンバー12の他端開口部から送出される。この空気浄化空調装置10において、冷却能力は処理風量を変えることによって制御される。すなわち、チャンバー12の一端開口部近傍に設置した温度センサ18により検出される被処理空気の温度に基づいて風量制御ユニット19が送風機17の送風量を制御する。
【0028】
その場合、被処理空気の温度が設定値より高い場合には、送風量を増やして冷房能力を増大し、他方、被処理空気の温度が設定値より低い場合には、送風量を減らして冷房能力を減少させる。また、この空気浄化空調装置10では、送風機17の下流側に設置した温度センサ20の温度が常に一定になるように給気温度制御ユニット21を介して冷却除湿浄化部15を構成する冷却除湿コイル部へ冷水循環系22により供給される冷水量を制御することにより冷却除湿浄化部15での冷却除湿温度が制御される。
【0029】
第1実施形態として説明したこの空気浄化空調装置10は、本発明の基本的な構成であり、このような空気浄化空調装置10は循環する空気流即ち空気循環系内に設置されて使用される。
【0030】
図2は、例えば半導体製造工場等で使用されている、所定量の新鮮外気が導入される3層構造のクリーンルーム(CR)棟25の空気循環系に前述した空気浄化空調装置10を配置して内部の空気を浄化空調する場合の具体的な配置構造を示す構成説明図である。CR棟25内は、天井プレナム26、CR27、床下プレナム28、及びレタンシャフト29に区画されており、前述した空気浄化空調装置10を構成する空調機本体11と他の一部の構成要素が床下プレナム28に設置されている。
【0031】
その時、送風機17の送風口には送気管23を介して分散給気ヘッダー24が取り付けられ、この分散給気ヘッダー24は、レタンシャフト29内に配置されている。分散給気ヘッダー24は、中空円筒体の周面に多数の送気穴が形成されたもので、レタンシャフト29の幅よりやや短く奥行き方向に延出し、二端を塞がれている。送風機17から送気管23を介して分散給気ヘッダー24に送風された処理空気は多数の送気穴からレタンシャフト29内に分散送気される。
【0032】
CR棟25内の空気は、天井プレナム26→CR27→床下プレナム28→及びレタンシャフト29→天井プレナム26へ戻る流れで循環し、天井プレナム26に設置されているファンフィルタユニット30より下流のCR27が最も清浄な雰囲気に維持されている。このCR27内の空気は、床下プレナム28に設置された空気浄化空調装置10の空調機本体11に導入され、CR27内で発生した排熱の冷却処理及び加湿期の加湿、並びに外気より持ち込まれたりCR27内で発生した可溶性ガス成分の除去が行われる。CR27では製造装置等からの排気があるため、それを補給すべく常に新鮮外気が外調機31を介して導入されている。
【0033】
加湿はCR棟25の床下プレナム28に設置した本発明の空気浄化空調装置10の主要部によって行うため、本実施形態において示された外調機31では加湿を行っていない。その結果、加熱源も必要なくなるために加熱コイルも設けていない。
【0034】
従って、この外調機31では、筒状のハウジングにおける軸方向一端に開放している外気取入れ口側からプレフィルタ32a、中性能フィルタ32b、冷却コイル32c、送風機32d及びHEPAフィルタ32eを上流側に向かって順次配置して構成された外調機本体32を備え、この外調機本体32の他端には導入管33を介して外気供給分散ヘッダー34が接続されている。この外気供給分散ヘッダー34は、前述した分散給気ヘッダー24と構造的にはほぼ同じものである。
【0035】
この外調機31は、図2に示されるように本体部分32がCR棟25の外部に設置され、導入管33がCR棟25の床下プレナム28に延出して外気供給ヘッダー34をこの床下プレナム28に配置している。その際、この外気供給分散ヘッダー34は、空気浄化空調装置10の上流側、即ち被処理空気導入側に設置されている。これにより、前述したようにCR22内の製造装置等による排気分の新鮮外気が外調機31を介して導入されて補給される。
【0036】
次に、この空気浄化空調装置10の動作について説明すると、CR棟25内の空気は、前述した循環経路を通過中にその一部が空気浄化空調装置10の空調機本体11に導入され、ここでCR棟25内で発生した排熱を処理し所定の室温になるように制御される。すなわち、処理する空気量は処理熱量(室内で発生する処理すべき排熱量)によって決定される。
【0037】
そして、この空気浄化空調装置10の空調機本体11で冷却される際の冷却温度は、CR27内の設定露点により決定されるもので、常に一定値となる。従って、冷却量は処理風量を変えることによって制御している。例えば、処理熱量が2/3に減少すれば処理風量も約2/3に減少する。実際の制御方法としては、CR27内に設置した温度センサ18により検知されたCR27内の温度に基づいて風量制御ユニット19が送風機17の運転を制御することで行われる。
【0038】
その場合、CR27内の温度が設定値より高い場合は、風量制御ユニット19を介して送風機17の送風量を増やし冷却能力を増加させる。逆に、CR27内の温度が設定値より低くなった場合は、風量制御ユニット19を介して送風機17の送風量を減らし冷却能力を減少させる。
【0039】
具体的には、最初に、CR棟25内の被処理空気は、床下プレナム28に設置された空調機本体11のチャンバー12に導入され、加湿浄化部13を通過し、その際に純水と気液接触させられる。すなわち、チャンバー12内では純水が水噴霧手段13aから連続的に噴霧され、チャンバー12を流通する被処理空気と気液接触し、導入空気の温湿度より水加湿される等エンタルピ変化し、相対湿度75〜85%に加湿される。同時に、この加湿浄化部13において被処理空気と純水との気液接触により被処理空気中に存在している可溶性ガス成分の一部が純水中に溶解し、吸収除去(1次除去)される。
【0040】
噴霧された純水は、下流側に設けられたエリミネータ13bに到達し、このエリミ面を濡らし、そこでも加湿と可溶性ガスが吸収除去される。なお、加湿に必要な熱(気化熱)は、導入空気の持つ熱を利用している。このようにして可溶性ガスを吸収した純水は、吸収水貯溜タンク14aに溜まり、再び水循環系14を介して水噴霧手段13aから噴霧される。つまり、純水循環系14では純水が循環ポンプ14cによって連続的に循環している。
【0041】
この循環を繰り返している内に、水循環系14の純水中の可溶性ガス濃度は経時的に高まると同時にその水質が酸性又はアルカリ性のいずれかに偏っていく。純水中の可溶性ガス濃度が所定の濃度よりも高くなると純水のガス吸収効率が悪くなるので、水循環系14内の純水は、排水用の配管14dから所定量が純水プラント16に戻される。従って、純水プラント16に戻した水量と加湿した水量の分は、新たに補給水として純水プラント16から新たな純水が補給用の配管14eを介して補給され続けている。これにより純水中の可溶性ガス濃度はほぼ所定値以下になるように管理されている。
【0042】
加湿浄化部13で加湿され且つ可溶性ガス成分が1次除去された空気(1次処理空気)は、次に冷却除湿浄化部15に導入され、ここで除湿されると共に前述した加湿浄化部13では除去しきれずに残存する可溶性ガス成分の2次除去が行われる。冷却除湿温度(露点)は、前述したようにCR設定温湿度によって決定されるもので、例えば23℃で、RH45%の設定であれば冷却除湿温度は約10.5度となる。従って、冷却除湿温度は、処理風量が変動しても常に一定になるように制御装置により制御されている。
【0043】
この空気浄化空調装置10では、送風機17の下流側に設置した温度センサ20の温度が常に一定になるように給気温度制御ユニット21を介して冷却除湿浄化部15を構成する冷却除湿コイル部へ冷水循環系22により供給される冷水量を制御することにより冷却除湿浄化部15での冷却除湿温度が制御される。なお、本実施形態では省エネルギと精密制御を図るため、自動三方弁による供給水と還水での流量バイパス制御を採用している。
【0044】
この冷却除湿浄化部15で冷却除湿された処理空気は、送風機17により分散給気ヘッダー24に送風され、CR棟25内のレタンシャフト29に分散給気され、循環空気と一様に混合される。その時の給気温度は送風機17により昇温されるため冷却除湿後の空気より1〜2℃程度高くなる。CR27内の空気温度は一般的には23℃前後に制御される。
【0045】
一方、外調機31において除塵と冷却除湿処理された外気がCR棟25内の床下プレナム28に供給される。加湿時には、導入外気温が露点温度以上の場合は露点温度まで冷却コイル32cで冷却され、導入外気温が露点温度以下の場合は冷却せずに給気される。なお、この外調機31において、従来のように加熱処理や加湿処理を行っても性能上特に問題はないが、本空気浄化空調装置10を使用するにあたってのランニングコストの低減効果が減少することになる。
【0046】
なお、図2に示される空気浄化空調装置10では、冷却除湿浄化部15における冷却除湿温度の制御を、送風機17の下流側に配置した温度センサ20を用いたが、これに代えて露点センサを用いて露点温度を検出するようにしてもよい。また、空気浄化空調装置10の空調機本体11をCR棟25内の床下プレナム28に設置したが、これをレタンシャフト29若しくはその他の室内に設置してもよいし、或いはCR棟25外に設置し、分散給気ヘッダー24をダクト等を介してCR棟25内の前述した室内に引き込んで設置してもよい。なお、送風機の位置は加湿浄化部41の上流側に位置させ、いわゆる押込型として構成することができる。
【0047】
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態に係る空気浄化空調装置40をCR棟25に設置した場合の構成説明図である。第2実施形態に係る空気浄化空調装置40と第1実施形態の空気浄化空調装置10との相違点は、加湿浄化部(第1実施形態では符号13)の構造にある。すなわち、第2実施形態の空気浄化空調装置40における加湿浄化部41は、吸水性素材41aに上部より水循環系14からの水を直接かけて吸水させて濡れ面を形成し、チャンバー12の一端開口部から導入する被処理空気をこの吸水性素材41aに通過させることにより加湿と可溶性ガス成分の吸収とを行うようにしている。
【0048】
この実施形態の空気浄化空調装置40において前述した加湿浄化部41以外の構成は、前に説明した第1実施形態の空気浄化空調装置10と実質的に同じであり、従って同一又は相当する構成部分には同一の参照符号を付してその説明を省略する。このような空気浄化空調装置40によると、第1実施形態に係る空気浄化空調装置10に比べて水噴霧手段13aを構成するスプレーノズル等を廃止できるため設備費が安く且つ省スペース化を実現することができる。なお、空調性能等については第1実施形態の空気浄化空調装置10と同じである。
【0049】
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態に係る空気浄化空調装置50をCR棟25に設置した場合の構成説明図である。第3実施形態に係る空気浄化空調装置50と第1実施形態の空気浄化空調装置10との相違点は、気液接触部である加湿浄化部に供給される水循環系(第1実施形態では符号14)の構造にある。
【0050】
すなわち、第3実施形態の空気浄化空調装置50における水循環系51では、第1実施形態と同様にチャンバー12内においてエリミネータ13bの下流側にに吸収水貯溜タンク51aが設置され、このタンク51aに貯溜された吸収水のすべてが配管51bにより純水プラント16に戻り、ここで再生されて再び配管51cにより加湿浄化部13の水噴霧手段13aに供給されるように構成されている。言い換えれば、加湿浄化部13に供給される水の循環は、所謂1パス方式を採用している。
【0051】
この実施形態の空気浄化空調装置50において前述した水循環系51以外の構成は、前に説明した第1実施形態の空気浄化空調装置10と実質的に同じであり、従って同一又は相当する構成部分には同一の参照符号を付してその説明を省略する。このような空気浄化空調装置50における空調性能等については第1実施形態の空気浄化空調装置10と同じである。
【0052】
(第4実施形態)
図5は、第4実施形態に係る空気浄化空調装置60をCR棟25に設置した場合の構成説明図である。第4実施形態に係る空気浄化空調装置60と第1実施形態の空気浄化空調装置10との相違点は、外気処理方法にある。図5に示される空気浄化空調装置60では、外調機として従来方式のものが使用され、加熱及び加湿機能を有している。
【0053】
すなわち、この外調機61は、筒状のハウジング内に主要な構成要素が収納された外調機本体62を含み、この外調機本体62は、ハウジングの軸方向一端に開放している外気取入れ口側からプレフィルタ62a、中性能フィルタ62b、加熱コイル62c、冷却コイル62d、加湿器62e、再加熱コイル62f、送風機62g及びHEPAフィルタ62hを上流側に向かって順次配置して構成されている。そして、この外調機本体62の他端には導入管63を介して外気供給分散ヘッダー64が接続されている。この外気供給分散ヘッダー64は、前に説明した分散給気ヘッダー24と構造的にはほぼ同じものである。
【0054】
このような従来方式の外調機61を用いた空気浄化空調装置60の場合は、加湿のために余計な加熱、及びその冷却が必要となり、従って熱源コストの低減効果はなくなる。しかし、この空気浄化空調装置60でも空気浄化空調装置10での可溶性ガス成分の除去効果は前述した実施形態と同様に存在するため、ケミカルフィルタを使用したシステムよりはランニングコストを大幅に低減でき、トータルコストでは従来の空気浄化空調システムよりはかなり有効である。
【0055】
(第5実施形態)
図6は、第5実施形態に係る空気浄化空調装置70をCR棟25に設置した場合の構成説明図である。第5実施形態に係る空気浄化空調装置70と第1実施形態の空気浄化空調装置10との相違点は、気液接触部である加湿浄化部に供給される水循環系(第1実施形態では符号14)の構造にある。
【0056】
すなわち、第5実施形態の空気浄化空調装置70における水循環系71では、第1実施形態と同様に被処理空気との気液接触により可溶性ガス成分を吸収した吸収液を貯溜すべくチャンバー12内に設けられた吸収水貯溜タンク71aと、この吸収水貯溜タンク71aに集められた吸収液を再び加湿浄化部13の水噴霧手段13aに供給するための配管71bと、この配管71bに設けられてた循環ポンプ71cと、循環水の一部を純水プラント16に戻して再生し、これを再び吸収水貯溜タンク71aに戻す配管71d、71eとから主に構成されている。
【0057】
この配管71bにはpH制御装置72が組み込まれ、循環水のpH値を所定の範囲になるように制御している。このように水循環系71にpH制御装置72を設けることにより、酸系可溶性ガス成分及びアルカリ系可溶性ガス成分の除去性能を制御することが可能となる。
【0058】
例えば、酸系可溶性ガス成分が多い場合には循環水はより酸性側に偏ってしまうため可溶性ガス成分除去性能は低下する。これに対して、pH制御装置72を組み込むことにより循環水のpH値を中性側に戻すことにより酸系可溶性ガス成分除去性能の低下を防止でき、安定した可溶性ガス成分除去性能を得ることができる。
【0059】
(第6実施形態)
図7は、第6実施形態に係る空気浄化空調装置80をCR棟25に設置した場合の構成説明図である。第6実施形態に係る空気浄化空調装置80と第1実施形態の空気浄化空調装置10との相違点は、空調機本体11の加湿浄化部13に水循環系14で供給する水が市水や工水、井水といった一般水を使用している点にある。それ以外は図2に示される空気浄化空調装置10と実質的に同じであり、従って同一若しくは相当する構成部分に同一の参照符号を付して説明を省略する。
【0060】
このような空気浄化空調装置80によると、図2に示される空気浄化空調装置10に比べて純水より一般水の方がコストが安いので、トータルランニングコストを少し低減させることができるが、加湿浄化部13、即ち気液接触部の汚れによるメンテナンス費は少し増加する。
【0061】
(第7実施形態)
図8は、第7実施形態に係る空気浄化空調装置90をCR棟25に設置した場合の構成説明図である。第7実施形態に係る空気浄化空調装置90と第6実施形態の空気浄化空調装置80との相違点は、外調機91とヘッダの位置関係及び外気をCR棟25内に取り入れる外調機として可溶性ガス成分除去機能付きのものを使用した点にある。
【0062】
すなわち、この空気浄化空調装置90で使用される外調機91は、筒状のハウジング内に主要な構成要素が収納された外調機本体92を含み、この外調機本体92は、ハウジングの軸方向一端に開放している外気取入れ口側からプレフィルタ62a、中性能フィルタ92b、加熱コイル92c、冷却コイル92d、気液接触器92e、再熱コイル92f、送風機92g及びHEPAフィルタ92hを上流側に向かって順次配置して構成されている。そして、この外調機本体92の他端には導入管93を介して外気供給分散ヘッダー24が接続されている。すなわち、空気浄化空調装置90から延出する分散給気ヘッダーと空気分配・吹出機能を共用している。
【0063】
このように外調機91の構成が異なる以外は図7に示される空気浄化空調装置80と実質的に同じであり、従って同一若しくは相当する構成部分に同一の参照符号を付して説明を省略する。
【0064】
このような空気浄化空調装置90によると、ヘッダーが一つで済むため構成部材数が低減でき、かつ外気と還気の混合を促進でき、空気の性状をより均一化できる。図5に示される第4実施形態の空気浄化空調装置60と同様に、加湿のために余計な加熱及びその冷却が必要になるため、熱源コストの低減効果はなくなる。
【0065】
しかし、この実施形態における空気浄化空調装置90でも可溶性ガス成分の除去効果は同様にあるため、ケミカルフィルタを使用した空気浄化装置よりはランニングコストを大幅に低減することができ、トータルコストではやはり従来システムよりはかなり有効な空気浄化空調装置と言える。なお、気液接触に供する水は温度が高ければ可溶性ガスの吸収度合いが高まる。そのために加熱源を設けるとランニングコスト高になるため、補給水管路に排熱を回収する熱交換器を設ければ効果的である。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の空気浄化空調装置及び空気浄化空調方法によれば、従来必要としていた加湿のための加熱エネルギを節約できると同時に、同量の冷却負荷処理エネルギも節約することができる。また、本発明の空気浄化空調装置によれば、加湿量に関係なく常にCR設定露点温度以上に気液接触部で加湿し、その後の冷却除湿部で設定露点温度まで除湿することにより、常に一定の露点温度に制御することができる。
【0067】
しかも、この発明の空気浄化空調装置及び空気浄化空調方法では、このような一定露点温度への制御だけではなく、処理空気中の可溶性ガス成分の除去も行えることから、従来から可溶性ガス成分の除去に使われている高価で且つ定期的に交換する必要があるケミカルフィルタを使用する必要がなくなるため大幅なランニングコストの低減を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における空気浄化空調装置の基本構成を概略的に示す構成説明図である。
【図2】所定量の新鮮外気が導入される3層構造のクリーンルーム棟の空気循環系に図1に示される空気浄化空調装置10を配置して内部の空気を浄化空調する場合の具体的な配置構造を示す構成説明図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る空気浄化空調装置をクリーンルーム棟に設置した場合の構成説明図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る空気浄化空調装置をクリーンルーム棟に設置した場合の構成説明図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係る空気浄化空調装置をクリーンルーム棟に設置した場合の構成説明図である。
【図6】本発明の第5実施形態に係る第5実施形態に係る空気浄化空調装置をクリーンルーム棟に設置した場合の構成説明図である。
【図7】本発明の第6実施形態に係る空気浄化空調装置をクリーンルーム棟に設置した場合の構成説明図である。
【図8】本発明の第7実施形態に係る空気浄化空調装置をクリーンルーム棟に設置した場合の構成説明図である。
【符号の説明】
10 空気浄化空調装置
11 空調機本体
12 チャンバー
13 加湿浄化部
13a 水噴霧手段
13b エリミネータ
14 水循環系
14a 吸収水貯溜タンク
14b 配管
14c 循環ポンプ
14d 配管
14e 配管
15 冷却除湿浄化部
16 純水プラント
17 送風機
18 温度センサ
19 風量制御ユニット
20 温度センサ
21 給気温度制御ユニット
22 冷水循環系
23 送気管
24 分散給気ヘッダー
25 クリーンルーム(CR)棟
26 天井プレナム
27 クリーンルーム
28 床下プレナム
29 レタンシャフト
30 ファンフィルタユニット
31 外調機
32 外調機本体
33 導入管
34 外気供給分散ヘッダー
40 空気浄化空調装置(第2実施形態)
41 加湿浄化部
41a 吸水性素材
50 空気浄化空調装置(第3実施形態)
60 空気浄化空調装置(第4実施形態)
70 空気浄化空調装置(第5実施形態)
80 空気浄化空調装置(第6実施形態)
90 空気浄化空調装置(第7実施形態)
Claims (3)
- 空気流を形成する送風機と、前記空気流の経路内に配置され、気液接触による加湿及び可溶性ガス成分の1次除去を行う加湿浄化部、及びこの加湿浄化部の下流に、前記加湿浄化部で処理された空気の冷却を行うと共に前記加湿浄化部で加湿した水分の一部の除湿及び可溶性ガス成分の2次除去を行う冷却除湿浄化部を備えてなる空調機本体によって空気循環系の室内の冷房を行う空気浄化空調装置であって、
前記冷却除湿浄化部から出る処理空気を所定温度および露点に制御することによって、室内の湿度を調整する湿度制御装置と、
前記空調の対象である前記室内の被処理空気の温度に基づいて前記送風機の送風量を制御し、前記所定温度および露点に制御された処理空気の量を調整することによって、室内の温度を調整する温度制御装置と、を更に備え、
前記加湿浄化部は、加湿のために加熱が必要な外気が前記空気循環系に補給されている状態で、前記室内の被処理空気が有する熱を、加湿のための加熱エネルギーとして直接利用することを特徴とする、
空気浄化空調装置。 - 前記空調機本体には外気が直接導入されず、前記空気循環系内の還流空気のみを循環させて浄化空調を行うことを特徴とする請求項1に記載の空気浄化空調装置。
- 請求項1又は2に記載の空気浄化空調装置を使用して、加湿に必要な熱源として被処理空気が有する熱を直接利用することによってこの被処理空気へ水加湿により加湿をすること、この加湿の際に加湿水量より多くの水を被処理空気に供給して気液接触させること、この気液接触により被処理空気中の可溶性ガス成分を水に吸収させて1次除去し、同時に、加湿量を必要加湿量より多くすることにより、その後の冷却除湿浄化工程において冷却除湿を行うと共に可溶性ガス不純物の2次除去を行うことを特徴とする空気浄化空調方法。
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