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JP4428856B2 - Switching valve - Google Patents

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JP4428856B2
JP4428856B2 JP2000387070A JP2000387070A JP4428856B2 JP 4428856 B2 JP4428856 B2 JP 4428856B2 JP 2000387070 A JP2000387070 A JP 2000387070A JP 2000387070 A JP2000387070 A JP 2000387070A JP 4428856 B2 JP4428856 B2 JP 4428856B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フォークリフトなどに用いる油圧制御装置の切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示す回路図は、ポンプPに接続した供給流路1に、リフトシリンダを制御するリフト用切換弁2と、チルトシリンダを制御するチルト用切換弁3と、アタッチメント用シリンダを制御するアタッチメント用切換弁4とをパラレルに接続している。
これら切換弁2〜4は、図示する中立位置にあるとき閉位置を保ち、供給流路1を遮断する。
また、各切換弁2〜4のパイロット室5〜10には、それぞれ比例電磁式減圧弁11〜16を接続し、これら比例電磁式減圧弁11〜16によって制御されたパイロット圧を、各パイロット室5〜10に導くようにしている。
【0003】
上記供給流路1には、第1分岐流路17を接続し、この第1分岐流路17にコンペンセータバルブ18を接続している。
このコンペンセータバルブ18は、その一方のパイロット室18aにダンパ絞り19を介してポンプPの供給圧を導いている。また、このコンペンセータバルブ18の他方のパイロット室18bには、ダンパ絞り20を介して第1シャトル弁21を接続している。
第1シャトル弁21の上流側には、第2シャトル弁22を接続し、この第2シャトル弁22の上流側に第1負荷圧ライン24と連絡負荷圧ライン27とを接続している。
上記連絡負荷圧ライン27には、第3シャトル弁23を接続し、この第3シャトル弁23の上流側に、第2負荷圧ライン25と第3負荷圧ライン26とを接続している。
なお、上記第1〜3負荷圧ライン24〜26には、固定絞りfをそれぞれ設け、そこを通過する流量を制御するようにしている。
【0004】
また、上記供給流路1には、第2分岐流路28を接続し、この第2分岐流路28に流量制御弁29を接続している。この流量制御弁29の下流側には、固定絞り30を設けるとともに、この固定絞り30の上流側の圧力を、ダンパ絞り31を介して流量制御弁29の一方のパイロット室29aに導き、固定絞り30の下流側の圧力を流量制御弁29の他方のパイロット室29bに導くようにしている。
このようにした流量制御弁29は、固定絞り30の前後に生じる差圧をスプリング32のバネ力相当分に保ち、そこを通過する流量を一定に保つ制御機能を発揮する。そして、この流量制御弁29によって、第2分岐流路28側に常に一定の流量が供給されるようにしている。
【0005】
上記のようにして一定流量が供給される第2分岐流路28の下流側には、一次圧設定用のリリーフ弁33を接続し、このリリーフ弁33によってその上流側の圧力を所定の設定圧に保つようにしている。
そして、このリリーフ弁33で設定した一次圧を、流量制御弁29と固定絞り30との間に接続したパイロットライン34を介して比例電磁式減圧弁11〜16と第1シャトル弁21とに導いている。
【0006】
上記第1〜3負荷圧ライン24〜26は、各切換弁2〜4が切り換わったときに、それに接続したシリンダに生じる負荷圧を導くものである。そして、上記第3シャトル弁23は、第2負荷圧ライン25を介して導いたチルトシリンダの負荷圧と、第3負荷圧ライン26を介して導いたアタッチメント用シリンダの負荷圧とのうち、いずれか高い方の負荷圧を選択して、第2シャトル弁22に導く。第2シャトル弁22は、第3シャトル弁23で高圧選択された負荷圧と、第1負荷圧ライン24を介して導いたリフトシリンダの負荷圧とのうち、いずれか高い方の圧力を選択して第1シャトル弁21に導く。
つまり、各シリンダの負荷圧のうち、最も高い負荷圧を第2,3シャトル弁22,23によって選択して、第1シャトル弁21に導くようにしている。
【0007】
上記第1シャトル弁21は、上記シリンダの最高負荷圧と、パイロットライン34から導いた一次圧とのうち、いずれか高い方の圧力を選択して、コンペンセータバルブ18のパイロット室18bに供給する。そして、パイロット室18bにシリンダの最高負荷圧が導かれた場合には、このコンペンセータバルブ18は、切換弁の開度に応じて形成される絞り流路前後の差圧を、スプリング18cのバネ力相当分だけ高く保つようにその開度を調節する。すなわち、最高負荷圧が生じているシリンダの作動速度を一定に保つようにコンペンセータバルブ18の開度を制御する。
【0008】
一方、いずれのシリンダも作動させていない場合や、シリンダの最高負荷圧が一次圧よりも低い場合には、コンペンセータバルブ18のパイロット室18bにリリーフ弁33によって設定された一次圧が導かれる。この場合、コンペンセータバルブ18は、一次圧よりもスプリング18cのバネ力相当分だけ供給圧を高く保つように制御する。すなわち、いずれのシリンダも作動させない状態、いわゆるスタンバイ状態では、一次圧を保つだけにポンプPの供給圧を抑えて、エネルギーロスを防止している。
なお、図中符号Rは、この回路の最高圧を制御するメインリリーフ弁である。
【0009】
図4は、上記切換弁2の具体的構造を示したものである。
バルブボディ50にスプール孔51を形成し、このスプール孔51にスプール52を摺動自在に組み込んでいる。このスプール52は、その両端に開口させた軸方向穴53,54を備え、これら軸方向穴53,54の底の方に小径部55、56を設けている。
また、バルブボディ50には、キャップ57,58を固定している。これらキャップ57,58には、ボルト59,60を固定し、これらボルト59,60をスプール52の軸方向穴53,54に挿入している。
なお、上記キャップ57,58でスプール孔51を塞ぐことによってパイロット室5,6を形成している。
【0010】
上記パイロット室5,6には、センタリングスプリング63,64を組み込むとともに、これらセンタリングスプリング63,64を軸方向穴53,54に挿入している。そして、これらセンタリングスプリング63,64のバネ力を、バネ受け部材65,66を介して上記ボルト59,60の頭部に作用させている。そして、両バネ受け部材65,66をスプール52の段部67,68に押しつけた状態で、スプール52の中立位置を保つようにしている。
また、上記スプール52の両端には、切り欠き溝69,70を形成している。これら切り欠き溝69,70に、キャップ57,58に設けた回転規制部71,72を挿入することによって、スプール52の回転を規制している。
【0011】
上記スプール52を組み込んだバルブボディ50には、パイロット通路73,74を形成し、これらパイロット通路73,74をパイロット室5,6に連通させている。
また、バルブボディ50には、図示してない減圧弁を組み込み、これら減圧弁を制御する比例ソレノイド75,76をバルブボディ50の上面に固定している。そして、減圧弁によって制御されたパイロット圧を、パイロット通路73,74を介してパイロット室5,6に導くようにしている。
【0012】
上記バルブボディ50には、供給油路77、アクチュエータ油路78,79、およびタンク油路80,81を形成し、これら油路77〜81をそれぞれスプール孔51に連通させている。
そして、上記供給油路77とアクチュエータ油路78,79との間のランド部には、負荷圧検出ポート82,83を形成し、これら負荷圧検出ポート82,83を第1負荷圧ライン24に接続している。
また、上記負荷圧検出ポート82,83は、スプール52が中立位置にあるとき、このスプール52によって他の油路との連通が遮断されている。
【0013】
一方、スプール52には、環状溝84,85を形成している。これら環状溝84,85は、その上側両端にメータリングノッチ90,91を形成し、また、サブノッチ86,87を連続形成している。そして、スプール52が中立位置から右方向に移動すれば、サブノッチ86を介して負荷圧検出ポート82とアクチュエータ油路78とが連通し、スプール52が左方向に移動すれば、サブノッチ87を介して負荷圧検出ポート83とアクチュエータ油路79とが連通する。
【0014】
また、アクチュエータ油路78とタンク油路80との間のランド部には、ドレンポート88を形成している。このドレンポート88は、第1負荷圧ライン24に連通させたものであり、図示する状態で、スプール52に形成したドレン溝89を介してタンク油路80に連通している。そのため、スプール52が中立位置にあれば、第1負荷圧ライン24がタンク圧となる。
だだし、スプール52をいずれかの方向に移動させると、ドレンポート88とタンク油路80との連通が遮断される。そして、このようにドレンポート88とタンク油路80との連通が遮断されたと同時に、負荷圧検出ポート82,83が、サブノッチ86,87に連通するようにしている。つまり、アクチュエータ油路78,79が、負荷圧検出ポート82,83およびドレンポート88を介してタンク油路80,81に連通しないようにしている。
【0015】
一方、上記スプール52に形成したメータリングノッチ90,91は、スプール52が図示する中立位置にあるときに、アクチュエータ油路78,79にのみ連通しているが、スプール52が右方向に移動すると、メータリングノッチ90が供給油路77に連通し、メータリングノッチ91がタンク油路81に連通する。そのため、供給油路77とアクチュエータ油路78とが連通し、アクチュエータ油路79とタンク油路81とが連通する。
また、スプール52を左方向に移動させると、メータリングノッチ91が供給油路77に連通し、メータリングノッチ90がタンク油路80に連通する。そのため、供給油路77とアクチュエータ油路79とが連通し、アクチュエータ油路78とタンク油路80とが連通する。
ただし、上記のようにメータリングノッチ90,91が供給油路77に連通する前に、サブノッチ86,87が負荷圧検出ポート82,83に連通するように設定している。
【0016】
なお、上記供給油路77には、流路92を接続し、この流路92を介して高圧油路93に連通させている。そして、高圧油路93からの圧油を供給油路77に導くようにしている。
また、上記流路92には、ロードチェック弁94を設け、このロードチェック弁94によって、供給油路77から高圧油路93への流れを規制している。
【0017】
次に、上記切換弁2の作用を説明する。
図示する中立の状態から、パイロット室5にパイロット圧を導いて、スプール52を右方向に移動させると、タンク油路80とドレン溝89との連通が遮断されて、同時にサブノッチ86を介して負荷圧検出ポート82とアクチュエータ油路78とが連通する。
さらにスプール52が右方向に移動すると、メータリングノッチ90を介してアクチュエータ油路78と供給油路77とが連通し、メータリングノッチ91を介してアクチュエータ油路79とタンク油路81とが連通する。
そのため、ポンプPの吐出油が、高圧油路93→チェック弁94→供給油路77→メータリングノッチ90→アクチュエータ油路78を介してアクチュエータ側に供給されて、このアクチュエータの戻り油が、アクチュエータ油路79→メータリングノッチ91→タンク油路81を介してタンクに排出される。
【0018】
上記のような流れが生じると、メータリングノッチ90の前後に差圧が発生する。このときアクチュエータ油路78が、負荷圧検出ポート82を介して第1負荷圧ライン24に連通しているため、メータリングノッチ90の下流側の圧力、すなわちアクチュエータの負荷圧が、負荷圧検出ポート82から第1負荷圧ライン24を介して第2シャトル弁22(図3参照)に導かれる。また、メータリングノッチ90の上流側の圧力は、高圧油路93から図3に示すコンペンセータバルブ18のパイロット室18aに導かれる。
そして、上記アクチュエータの負荷圧が、コンペンセータバルブ18のパイロット室18bに導かれた場合には、このアクチュエータに対してコンペンセータバルブ18がロードセンシング機能を発揮することになる。
【0019】
上記と反対に、スプール52を左方向に移動させれば、ドレンポート88とドレン溝89との連通が遮断されると同時に、サブノッチ87を介して負荷圧検出ポート83とアクチュエータ油路79とが連通する。そして、メータリングノッチ91を介してアクチュエータ油路78と供給油路77とが連通し、メータリングノッチ90を介してアクチュエータ油路79とタンク油路80とが連通する。
したがって、ポンプPの吐出油が、高圧油路93→チェック弁94→供給油路77→メータリングノッチ91→アクチュエータ油路79を介してアクチュエータ側に供給されて、このアクチュエータの戻り油が、アクチュエータ油路78→メータリングノッチ90→タンク油路80を介してタンクに排出される。
そして、このとき、メータリングノッチ91の下流側の圧力が、負荷圧検出ポート83を介して第2シャトル弁22に導かれることによって、アクチュエータに対してコンペンセータバルブ18がロードセンシング機能を発揮することになる。
【0020】
上記のようにした切換弁2は、アクチュエータ油路78,79と供給油路77とが連通する前に、アクチュエータ油路78,79が負荷圧検出ポート82,83に連通するようにしている。このようにすることによって、アクチュエータの負荷圧を、コンペンセータバルブ18のパイロット室18bに素早く導き、コンペンセータバルブ18の切り換え応答性を良くしている。
ところが、スプール52を少しだけ動かして止めたときに、アクチュエータ油路78,79が、負荷圧検出ポート82,83にのみ連通した状態になる。このような状態になると、アクチュエータの負荷圧が、アクチュエータ油路78,79→負荷圧検出ポート82,83→第1負荷圧ライン24に流れ込む。第1負荷圧ライン24に流れ込む流量は非常に少ないが、それによって切換弁を操作した方向と反対方向にアクチュエータが作動するため、オペレータに違和感を与えるという問題があった。
そこで、この違和感を解消した切換弁として、本願出願人が特願2000−087533として既に提案したものがある。
【0021】
この従来の切換弁は、図5に示すように、スプール52に、第1通路35,36を形成し、これら第1通路35,36を環状溝84,85に開口させている。
また、上記第1通路35,36に軸穴37,38を連通させるとともに、軸穴37,38と第1通路35,36との連通部分に、それぞれチェック弁39,40を組み込んでいる。そして、これらチェック弁39,40によって第1油路35,36側から軸穴37,38側への逆流を規制している。
さらに、上記スプール52には、キリ穴41,42とキリ穴43,44とを形成し、これらキリ穴41〜44を軸穴37,38にそれぞれ連通させている。
そして、スプール52が図示する中立位置にあるとき、キリ穴41,42がアクチュエータ油路78,79にそれぞれ連通する一方、キリ穴43,44が塞がれている。
【0022】
このようにした従来例は、図示する中立位置からスプール52を右方向に動かすと、ドレン溝89とタンク油路80との連通が遮断されると同時に、キリ穴43が供給油路77に連通し、キリ穴41が負荷圧検出ポート82に連通する。そのため、供給油路77の圧力が、キリ穴43→軸穴37→キリ穴41→負荷圧検出ポート82→第1負荷圧ライン24→第2シャトル弁22(図3参照)に導かれる。そして、この圧力が、第2シャトル弁22→第1シャトル弁21→コンペンセータバルブ18のパイロット室18bに導かれると、コンペンセータバルブ18の両パイロット室18a,18bが同圧になる。そのため、コンペンセータバルブ18が、スプリング18cのバネ力によって図3に示す閉位置に切り換わり、供給流路1の圧力が上昇する。
【0023】
供給流路1の圧力が上昇すると、それに連通する供給油路77の圧力も上昇し、スプール52に組み込んだチェック弁39が開いて軸穴37と第1通路35とが連通する。
そのため、供給油路77の圧油が、キリ穴43→軸穴37→チェック弁39→第1通路35を介してアクチュエータ油路78に供給されるが、このときチェック弁39によって、アクチュエータ油路78から負荷圧検出ポート82への逆流は規制されている。
したがって、アクチュエータの負荷圧が、アクチュエータ油路78,79から圧油が第1負荷圧ライン24に流れ込んだりせず、オペレータに違和感を与えたりしない。
【0024】
そして、上記の状態からさらにスプール52が右方向に移動すれば、メータリングノッチ90を介して供給油路77とアクチュエータ油路78とが連通し、メータリングノッチ91を介してアクチュエータ油路79とタンク油路81とが連通する。そして、このとき既に負荷圧検出ポート82とアクチュエータ油路78とがスプール52内の通路を介して連通しているので、アクチュエータの負荷圧が素早く第2シャトル弁22に導かれる。
そのため、コンペンセータバルブ18の切り換え応答性も維持することもできる。
なお、スプール52を左方向に切り換えた場合には、チェック弁40がアクチュエータ油路79から負荷圧検出ポート83への逆流を規制するが、その作用については実質的に同じなので、その説明を省略する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、スプール52に、第1通路35,36,軸穴37,38、キリ穴41〜44を形成したり、チェック弁39,40を組み込んでいるために、その構造が非常に複雑になり、コストが高くなるという問題があった。
また、スプール52の回転によってメータリングノッチ90,91が負荷圧検出ポート82,83に常時連通した状態になると、正確な負荷圧を検出できなくなってしまう。
そのため、この従来例では、スプール52の回転を規正しなければならず、このスプールの回転を規制する構造によってもコストが高くなるという問題があった。
この発明の目的は、スプールの構造を簡素化し、しかも、スプールの回転も規制する必要のない安価な切換弁を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】
この発明は、バルブボディに形成したスプール孔に、スプールを摺動自在に組み込むとともに、上記スプール孔には、供給油路、この供給油路の両側に設けた一対のアクチュエータ油路、これらアクチュエータ油路の両側に設けたタンク油路、上記アクチュエータ油路の間に設けた一対の負荷圧検出ポート、およびドレンポートを連通させる一方、上記スプールには、上記アクチュエータ油路に常時連通するメイン環状溝と、これらメイン環状溝に連続させた環状のメータリングノッチと、上記スプールが中立位置にあるときに、上記ドレンポートと上記タンク油路とを連通させるドレン溝とを備えた切換弁を前提とする。
【0027】
上記切換弁を前提にしつつ、この発明は、上記スプール孔に連通させた上記供給油路の開口部分を、上記スプールの直径よりも小さくするとともに、この供給油路の開口部分を、上記負荷圧検出ポートの開口部分と周方向にずらす一方、上記バルブボディには、上記負荷圧検出ポートの間であって上記スプール孔に連通させた圧力導入ポートと、この圧力導入ポート、負荷圧検出ポートおよびドレンポートを連通させた負荷圧ラインと、上記負荷圧検出ポートに組み込むとともに、上記スプール孔から上記負荷圧ラインへの流入を規制するチェック弁とを備え、上記スプールには、上記メイン環状溝の間であって、上記スプールが中立位置にあるとき上記負荷圧検出ポートと上記供給油路とを連通する一対のサブ環状溝と、これらサブ環状溝の間であって、上記スプールが中立位置にあるときに、上記圧力導入ポートを塞ぐランド部とを設け、上記スプールを中立位置から動かしていくと、上記ドレンポートと上記タンク油路との連通が遮断されると同時に、上記サブ環状溝を介して上記負荷圧検出ポートと上記圧力導入ポートとが連通し、かつ、上記負荷圧検出ポートと上記アクチュエータ油路とが上記メータリングノッチを介して連通し、その後、上記アクチュエータ油路と上記供給油路とが上記メータリングノッチを介して連通する構成にしたことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1、2にこの発明の実施例を説明する。
バルブボディBには、スプール孔100を形成するとともに、このスプール孔100にスプール101を摺動自在に組み込んでいる。
また、バルブボディBには、供給油路102を形成し、それをスプール孔100に連通させている。ただし、図2に示すように、スプール孔100に連通させた供給油路の開口部分の直径を、スプール101の直径より小さくしている。
【0029】
上記供給油路102の両側には、一対のアクチュエータ油路103,104を設けるとともに、これらアクチュエータ油路103,104をスプール孔100に連通させている。
また、図2に示すように、アクチュエータ油路103,104の間であって、上記供給油路102の周方向の位相をずらした位置には、一対の負荷圧検出ポート105,106を形成している。
これら負荷圧検出ポート105,106は、その一端をスプール孔100に開口させるとともに、その開口部分を、上記供給油路102の開口部分と周方向にずらしている。また、負荷圧検出ポート105,106の他端を、バルブボディBの合わせ面Baに形成した凹部116に開口させるとともに、この凹部116側に拡径部107,108を形成している。そして、この拡径部107,108に逆止部材109,110を摺動自在に組み込んでいる。
【0030】
上記逆止部材109,110は、そのバルブボディBの合わせ面Ba側に凸部111、112を形成している。また、この逆止部材109,110には、貫通孔113,114を形成し、この貫通孔113,114を上記凸部111、112に貫通させている。
また、上記バルブボディBの合わせ面Baには、図示していないが、他のバルブボディなどを重ね合わせるようにしている。そして、この重ね合わせた他のバルブボディの合わせ面に、逆止部材109,110の凸部111,112が押しつけられた状態で、貫通孔113,114を塞ぐようにしている。
なお、上記のように、バルブボディBの合わせ面Baに他のバルブボディを重ね合わせた状態で、凹部116が負荷圧ライン117となる。
また、上記逆止部材109,110、拡径部107,108および他のバルブボディの合わせ面によって、チェック弁V1,V2を構成している。
【0031】
上記負荷圧検出ポート105,106の間には、圧力導入ポート115を形成している。この圧力導入ポート115は、その一端をスプール孔100に連通し、その他端を負荷圧ライン117に連通させている。
上記負荷圧ライン117は、圧力導入ポート115と上記負荷圧検出ポート105,106とを連通させている。また、この負荷圧ライン117には、バルブボディBに形成したドレンポート118を連通させている。このドレンポート118の他端も、スプール孔100に連通させている。そして、このドレンポート118や負荷圧検出ポート105,106を連通させた負荷圧ライン117は、図3に示した第1負荷圧ライン24に接続されている。
なお、上記アクチュエータ油路103,104の隣には、タンク油路119,120を形成し、これらタンク油路119,120をスプール孔100に連通させている。
【0032】
上記スプール101には、アクチュエータ油路103,104に常時連通するメイン環状溝121,122を形成している。これらメイン環状溝121,122の一端側には、環状のメータリングノッチ123,124を連続形成している。
また、上記メイン環状溝121,122の間には、一対のサブ環状溝125,126を形成するとともに、これらサブ環状溝125,126の間をランド部127としている。
そして、スプール101が図示する中立位置にあるときに、サブ環状溝125を介して負荷圧検出ポート105と供給油路102とが連通し、サブ環状溝126を介して負荷圧検出ポート106と供給油路102とが連通する。ただし、このとき圧力導入ポート115は、ランド部127によって塞がれている。
【0033】
さらに、上記スプール101には、図2に示すように環状のドレン溝128を形成している。
このドレン溝128は、スプール101が中立位置にあるときに、ドレンポート118とタンク油路119とを連通させる。ただし、スプール101が中立位置から左右に移動すると、ドレンポート118とタンク油路119との連通が遮断される。そして、ドレンポート118とタンク油路119との連通が遮断されると同時に、圧力導入ポート115がサブ環状溝125またはサブ環状溝126を介して供給油路102に連通する。また、このとき、いずれかのアクチュエータ油路103,104が、メータリングノッチ123または124を介して負荷圧検出ポート105または106に連通するようにしている。
そして、上記の状態からさらにスプール101が移動すると、メータリングノッチ123,124を介して供給油路102とアクチュエータ油路103またはアクチュエータ油路104とが連通する。つまり、アクチュエータ油路103,104は、先に負荷圧検出ポート105,106に連通してから、供給油路102に連通するようにしている。
【0034】
上記バルブボディBには、板状の閉塞部材130,131をボルトbによって固定するとともに、これら閉塞部材130,131によってスプール孔100を塞ぎ、パイロット室132、133を形成している。
このパイロット室132,133には、パイロット通路134,135をそれぞれ接続している。これらパイロット通路134,135を介して図示していない減圧弁によって制御されたパイロット圧をパイロット室132,133に導くようにしている。
なお、上記減圧弁は、比例ソレノイド136,137によって制御するようにしている。
【0035】
上記パイロット室134,135には、図2に示すようにメインスプリング138,139を組み込むとともに、その一端を上記スプール101に形成した軸方向穴140,141に挿入している。
メインスプリング138,139は、スプール101が中立位置にあるとき自由長を保ち、この自由長の状態で一端を閉塞部材130,131に当接し、他端を軸方向穴140,141の底部に当接させている。そのため、中立位置にあるスプール101には、メインスプリング138,139の弾性力が作用していない。
【0036】
一方、上記スプール101の両端側には小径部142,143を形成している。また、上記スプール孔100の開口部側に、拡径部144,145を形成している。そして、上記小径部142,143と拡径部144,145との間に、センタリングスプリングS、Sを組み込んでいる。
これらセンタリングスプリングS、Sは、上記メインスプリング138,139よりもバネ定数の小さいものであり、スプール101が中立位置にある状態で、所定の弾性力が与えられている。そして、このセンタリングスプリングS、Sの弾性力によって、スプール100の外周に設けたバネ受け部材146,147を、スプール101に形成した段部148とバルブボディBに形成したストッパー部149とに押しつけている。そして、このセンタリングスプリングS、Sの弾性力によってのみ、スプール101の中立位置を保持している。
【0037】
次に、この実施例の作用を説明する。
図示するように、スプール101が中立位置にあるとき、図2に示すように、供給油路102がサブ環状溝125,126を介して負荷圧検出ポート105,106に導かれ、その高圧が逆止部材109,110の図中下側の受圧面に作用している。そのため、逆止部材109,110の凸部111,112が、図示していない他のバルブブロックの合わせ面に押しつけられて、貫通穴113,114と負荷圧ライン117との連通が遮断されている。
したがって、負荷圧ライン117の圧力は、ドレンポート118がドレン溝128を介してタンク油路119に連通しているため、タンク圧に保たれている。
【0038】
上記の状態から、パイロット室132にパイロット圧を導くと、スプール101に図面右方向の推力が与えられる。そして、このスプール101の右方向の推力が、図面右側のセンタリングスプリングSの弾性力にうち勝つと、このセンタリングスプリングSとメインスプリング139とをたわませながらスプール101が図面右方向に移動する。
スプール101が右方向に移動すると、ドレン溝128とドレンポート118との連通が遮断されると同時に、圧力導入ポート115がサブ環状溝125を介して供給油路102に連通する。また、このとき、負荷圧検出ポート105は、供給油路102との連通を遮断される一方で、メータリングノッチ123を介してアクチュエータ油路103に連通する。
【0039】
そのため、供給油路102の圧力が、圧力導入ポート115から負荷圧ライン117に導かれる。この負荷圧ライン117は、図3に示した第2シャトル弁22に接続されている。
したがって、上記圧力が、第2シャトル弁22に導かれ、この第2シャトル弁22から第1シャトル弁21を介してコンペンセータバルブ18のパイロット室18bに導かれると、このコンペンセータバルブ18の両パイロット室18a、18bが同圧になる。両パイロット室18a、18bが同圧になると、スプリング18cのバネ力によって、コンペンセータバルブ18が左側位置に切り換わり、それに応じて供給流路1の圧力が上昇する。
【0040】
供給流路1の圧力は、供給油路102→サブ環状溝125→圧力導入ポート115→負荷圧ライン117に導かれ、逆止部材109の図面上側受圧面に作用している。そのため、アクチュエータ油路103に作用する負荷圧以上になると、逆止部材109,110が図中下方に移動して、貫通孔113と負荷圧ライン117とを連通させる。
したがって、供給油路102の高圧が、圧力導入ポート115→負荷圧ライン117→メータリングノッチ123→アクチュエータ油路103に導かれる。ただし、アクチュエータ油路103から負荷圧検出ポート105へ圧油が流れ込もうとすると、逆止部材107が図中上側に移動して、その貫通孔113を閉じる。したがって、アクチュエータ油路103から負荷圧検出ポート105へ圧油が流れ込むのを防止でき、アクチュエータがオペレータの操作方向と反対方向に動いたりしない。
【0041】
上記の状態から、さらにスプール101が右方向に移動すると、メータリングノッチ123を介してアクチュエータ油路103と供給油路102とが連通する。また、メイン環状溝122を介して他方のアクチュエータ油路104とタンク油路120とが連通する。
そのため、アクチュエータが作動することになるが、既に負荷圧検出ポート105とアクチュエータ油路103とがメータリングノッチ123を介して連通しているので、アクチュエータの負荷圧を素早く負荷圧ライン117に導くことができる。
したがって、この負荷圧ライン117を介して導く圧油によって制御されるコンペンセータバルブ18の応答性を維持することができる。
【0042】
一方、スプール101を図面左方向に切り換えた場合には、負荷圧検出ポート106を介して負荷圧ライン117に負荷圧を導き、また、チェック弁V2によってアクチュエータ油路104から負荷圧検出ポート106への逆流を規制することになる。ただし、コンペンセータバルブ18の作用については上記の場合と実質的に同じなので、その説明を省略する。
【0043】
この実施例によれば、バルブボディBにチェック弁V1,V2を組み込んだので、スプール101にチェック弁を組み込んでいた従来例に比べてスプール101の構造を簡素化することができる。
したがって、その分、部品コストを安くすることができる。
また、この実施例によれば、スプール101が回転しても、負荷圧を正確に検出することができる。
したがって、スプールの回転を規正する機構を省略でき、その分、コストダウンできる。
【0044】
【発明の効果】
この発明によれば、従来、スプールに組み込んでいたチェック弁などを、バルブボディ側に組み込む構成にしたので、スプールの構成を簡素化することができる。
このようにスプールの構成を簡素化すれば、部品コストを安くできる。
また、スプールが回転しても、負荷圧を正確に検出できるので、このスプールの回転を規正する機構も省略できる。このようにスプールの回転を規正する機構を省略した分、さらにコストダウンできる。
したがって、この発明によれば、切換弁全体の製品コストを安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】回路図である。
【図4】切換弁2の具体的構造を示す断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
B バルブボディ
100 スプール孔
101 スプール
102 供給油路
103,104 アクチュエータ油路
105,106 負荷圧検出ポート
115 圧力導入ポート
117 負荷圧ライン
118 ドレンポート
119、120 タンク油路
121,122 メイン環状溝
123,124 メータリングノッチ
125,126 サブ環状溝
127 ランド部
128 ドレン溝
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a switching valve of a hydraulic control device used for a forklift or the like.
[0002]
[Prior art]
In the circuit diagram shown in FIG. 3, the supply flow path 1 connected to the pump P includes a lift switching valve 2 for controlling the lift cylinder, a tilt switching valve 3 for controlling the tilt cylinder, and an attachment for controlling the attachment cylinder. The switching valve 4 is connected in parallel.
These switching valves 2 to 4 keep the closed position when in the neutral position shown in the figure, and shut off the supply flow path 1.
Proportional electromagnetic pressure reducing valves 11 to 16 are connected to the pilot chambers 5 to 10 of the switching valves 2 to 4, respectively, and the pilot pressure controlled by the proportional electromagnetic pressure reducing valves 11 to 16 is supplied to the pilot chambers. It leads to 5-10.
[0003]
A first branch channel 17 is connected to the supply channel 1, and a compensator valve 18 is connected to the first branch channel 17.
The compensator valve 18 guides the supply pressure of the pump P through a damper throttle 19 to one pilot chamber 18a. A first shuttle valve 21 is connected to the other pilot chamber 18 b of the compensator valve 18 via a damper throttle 20.
A second shuttle valve 22 is connected to the upstream side of the first shuttle valve 21, and a first load pressure line 24 and a communication load pressure line 27 are connected to the upstream side of the second shuttle valve 22.
A third shuttle valve 23 is connected to the communication load pressure line 27, and a second load pressure line 25 and a third load pressure line 26 are connected upstream of the third shuttle valve 23.
The first to third load pressure lines 24 to 26 are each provided with a fixed throttle f so as to control the flow rate passing therethrough.
[0004]
A second branch channel 28 is connected to the supply channel 1, and a flow control valve 29 is connected to the second branch channel 28. A fixed throttle 30 is provided on the downstream side of the flow control valve 29, and the pressure on the upstream side of the fixed throttle 30 is guided to one pilot chamber 29 a of the flow control valve 29 via the damper throttle 31. The pressure on the downstream side of 30 is guided to the other pilot chamber 29 b of the flow control valve 29.
The flow rate control valve 29 configured as described above exhibits a control function of keeping the differential pressure generated before and after the fixed throttle 30 at an amount corresponding to the spring force of the spring 32 and keeping the flow rate passing therethrough constant. The flow rate control valve 29 always supplies a constant flow rate to the second branch flow path 28 side.
[0005]
A relief valve 33 for setting a primary pressure is connected to the downstream side of the second branch passage 28 to which a constant flow rate is supplied as described above, and the pressure on the upstream side is set to a predetermined set pressure by the relief valve 33. Try to keep on.
The primary pressure set by the relief valve 33 is guided to the proportional electromagnetic pressure reducing valves 11 to 16 and the first shuttle valve 21 via a pilot line 34 connected between the flow control valve 29 and the fixed throttle 30. ing.
[0006]
The first to third load pressure lines 24 to 26 guide load pressure generated in cylinders connected to the switching valves 2 to 4 when the switching valves 2 to 4 are switched. Then, the third shuttle valve 23 is either a tilt cylinder load pressure guided through the second load pressure line 25 or an attachment cylinder load pressure guided through the third load pressure line 26. The higher load pressure is selected and led to the second shuttle valve 22. The second shuttle valve 22 selects the higher one of the load pressure selected by the third shuttle valve 23 and the load pressure of the lift cylinder guided through the first load pressure line 24. To the first shuttle valve 21.
That is, the highest load pressure among the load pressures of the cylinders is selected by the second and third shuttle valves 22 and 23 and guided to the first shuttle valve 21.
[0007]
The first shuttle valve 21 selects the higher one of the maximum load pressure of the cylinder and the primary pressure derived from the pilot line 34 and supplies it to the pilot chamber 18 b of the compensator valve 18. When the maximum load pressure of the cylinder is guided to the pilot chamber 18b, the compensator valve 18 uses the differential pressure before and after the throttle passage formed according to the opening of the switching valve as the spring force of the spring 18c. Adjust the opening to keep it high by a considerable amount. That is, the opening degree of the compensator valve 18 is controlled so as to keep the operating speed of the cylinder where the maximum load pressure is generated constant.
[0008]
On the other hand, when none of the cylinders are operated or when the maximum load pressure of the cylinder is lower than the primary pressure, the primary pressure set by the relief valve 33 is guided to the pilot chamber 18b of the compensator valve 18. In this case, the compensator valve 18 is controlled so as to keep the supply pressure higher than the primary pressure by an amount corresponding to the spring force of the spring 18c. That is, in a state where none of the cylinders are operated, that is, in a so-called standby state, the supply pressure of the pump P is suppressed only to maintain the primary pressure, thereby preventing energy loss.
In the figure, symbol R is a main relief valve that controls the maximum pressure of this circuit.
[0009]
FIG. 4 shows a specific structure of the switching valve 2.
A spool hole 51 is formed in the valve body 50, and a spool 52 is slidably incorporated in the spool hole 51. The spool 52 includes axial holes 53 and 54 opened at both ends thereof, and small diameter portions 55 and 56 are provided toward the bottoms of the axial holes 53 and 54.
Further, caps 57 and 58 are fixed to the valve body 50. Bolts 59 and 60 are fixed to the caps 57 and 58, and these bolts 59 and 60 are inserted into the axial holes 53 and 54 of the spool 52.
The pilot chambers 5 and 6 are formed by closing the spool hole 51 with the caps 57 and 58.
[0010]
Centering springs 63 and 64 are incorporated in the pilot chambers 5 and 6, and the centering springs 63 and 64 are inserted into the axial holes 53 and 54. The spring force of the centering springs 63 and 64 is applied to the heads of the bolts 59 and 60 via the spring receiving members 65 and 66. Then, the neutral position of the spool 52 is maintained in a state where the spring receiving members 65 and 66 are pressed against the step portions 67 and 68 of the spool 52.
Further, notched grooves 69 and 70 are formed at both ends of the spool 52. The rotation of the spool 52 is restricted by inserting the rotation restricting portions 71 and 72 provided on the caps 57 and 58 into the cutout grooves 69 and 70.
[0011]
Pilot passages 73 and 74 are formed in the valve body 50 in which the spool 52 is incorporated, and these pilot passages 73 and 74 communicate with the pilot chambers 5 and 6.
Further, a pressure reducing valve (not shown) is incorporated in the valve body 50, and proportional solenoids 75 and 76 for controlling these pressure reducing valves are fixed to the upper surface of the valve body 50. The pilot pressure controlled by the pressure reducing valve is guided to the pilot chambers 5 and 6 through the pilot passages 73 and 74.
[0012]
The valve body 50 is formed with a supply oil passage 77, actuator oil passages 78 and 79, and tank oil passages 80 and 81, and these oil passages 77 to 81 are respectively connected to the spool hole 51.
Then, load pressure detection ports 82 and 83 are formed in a land portion between the supply oil passage 77 and the actuator oil passages 78 and 79, and these load pressure detection ports 82 and 83 are connected to the first load pressure line 24. Connected.
Further, the load pressure detection ports 82 and 83 are blocked from communicating with other oil passages by the spool 52 when the spool 52 is in the neutral position.
[0013]
On the other hand, annular grooves 84 and 85 are formed in the spool 52. These annular grooves 84 and 85 are formed with metering notches 90 and 91 at both upper ends thereof, and sub notches 86 and 87 are continuously formed. When the spool 52 moves to the right from the neutral position, the load pressure detection port 82 and the actuator oil passage 78 communicate with each other via the sub-notch 86, and when the spool 52 moves to the left, the sub-notch 87 passes. The load pressure detection port 83 and the actuator oil passage 79 communicate with each other.
[0014]
Further, a drain port 88 is formed in a land portion between the actuator oil passage 78 and the tank oil passage 80. The drain port 88 communicates with the first load pressure line 24 and communicates with the tank oil passage 80 through a drain groove 89 formed in the spool 52 in the state shown in the drawing. Therefore, if the spool 52 is in the neutral position, the first load pressure line 24 becomes the tank pressure.
However, when the spool 52 is moved in either direction, the communication between the drain port 88 and the tank oil passage 80 is blocked. In addition, the communication between the drain port 88 and the tank oil passage 80 is blocked as described above, and at the same time, the load pressure detection ports 82 and 83 communicate with the sub notches 86 and 87. That is, the actuator oil passages 78 and 79 are prevented from communicating with the tank oil passages 80 and 81 via the load pressure detection ports 82 and 83 and the drain port 88.
[0015]
On the other hand, the metering notches 90 and 91 formed on the spool 52 communicate only with the actuator oil passages 78 and 79 when the spool 52 is in the neutral position shown in the figure, but when the spool 52 moves to the right. The metering notch 90 communicates with the supply oil passage 77, and the metering notch 91 communicates with the tank oil passage 81. Therefore, the supply oil passage 77 and the actuator oil passage 78 communicate with each other, and the actuator oil passage 79 and the tank oil passage 81 communicate with each other.
When the spool 52 is moved leftward, the metering notch 91 communicates with the supply oil passage 77 and the metering notch 90 communicates with the tank oil passage 80. Therefore, the supply oil passage 77 and the actuator oil passage 79 communicate with each other, and the actuator oil passage 78 and the tank oil passage 80 communicate with each other.
However, before the metering notches 90 and 91 communicate with the supply oil passage 77 as described above, the sub notches 86 and 87 communicate with the load pressure detection ports 82 and 83.
[0016]
Note that a flow path 92 is connected to the supply oil path 77 and communicates with the high-pressure oil path 93 via the flow path 92. Then, the pressure oil from the high pressure oil passage 93 is guided to the supply oil passage 77.
Further, a load check valve 94 is provided in the flow path 92, and the flow from the supply oil path 77 to the high pressure oil path 93 is regulated by the load check valve 94.
[0017]
Next, the operation of the switching valve 2 will be described.
When the pilot pressure is guided to the pilot chamber 5 from the neutral state shown in the drawing and the spool 52 is moved to the right, the communication between the tank oil passage 80 and the drain groove 89 is interrupted, and at the same time, the load is applied via the sub notch 86. The pressure detection port 82 and the actuator oil passage 78 communicate with each other.
When the spool 52 further moves to the right, the actuator oil passage 78 and the supply oil passage 77 communicate with each other through the metering notch 90, and the actuator oil passage 79 and the tank oil passage 81 communicate with each other through the metering notch 91. To do.
Therefore, the discharge oil of the pump P is supplied to the actuator side via the high pressure oil passage 93 → the check valve 94 → the supply oil passage 77 → the metering notch 90 → the actuator oil passage 78, and the return oil of this actuator is supplied to the actuator. The oil is discharged to the tank via the oil passage 79 → the metering notch 91 → the tank oil passage 81.
[0018]
When such a flow occurs, a differential pressure is generated before and after the metering notch 90. At this time, since the actuator oil passage 78 communicates with the first load pressure line 24 via the load pressure detection port 82, the pressure on the downstream side of the metering notch 90, that is, the load pressure of the actuator is the load pressure detection port. 82 is led to the second shuttle valve 22 (see FIG. 3) via the first load pressure line 24. Further, the pressure upstream of the metering notch 90 is guided from the high pressure oil passage 93 to the pilot chamber 18a of the compensator valve 18 shown in FIG.
When the load pressure of the actuator is guided to the pilot chamber 18b of the compensator valve 18, the compensator valve 18 exhibits a load sensing function for the actuator.
[0019]
Contrary to the above, if the spool 52 is moved in the left direction, the communication between the drain port 88 and the drain groove 89 is interrupted, and at the same time, the load pressure detection port 83 and the actuator oil passage 79 are connected via the sub notch 87. Communicate. The actuator oil passage 78 and the supply oil passage 77 communicate with each other through the metering notch 91, and the actuator oil passage 79 and the tank oil passage 80 communicate with each other through the metering notch 90.
Accordingly, the discharge oil of the pump P is supplied to the actuator side via the high pressure oil passage 93 → the check valve 94 → the supply oil passage 77 → the metering notch 91 → the actuator oil passage 79, and the return oil of this actuator is supplied to the actuator. The oil is discharged to the tank via the oil passage 78 → the metering notch 90 → the tank oil passage 80.
At this time, the pressure on the downstream side of the metering notch 91 is guided to the second shuttle valve 22 via the load pressure detection port 83, so that the compensator valve 18 exhibits a load sensing function with respect to the actuator. become.
[0020]
The switching valve 2 configured as described above is configured such that the actuator oil passages 78 and 79 communicate with the load pressure detection ports 82 and 83 before the actuator oil passages 78 and 79 and the supply oil passage 77 communicate with each other. By doing so, the load pressure of the actuator is quickly guided to the pilot chamber 18b of the compensator valve 18, and the switching response of the compensator valve 18 is improved.
However, when the spool 52 is slightly moved and stopped, the actuator oil passages 78 and 79 communicate with only the load pressure detection ports 82 and 83. In such a state, the load pressure of the actuator flows into the actuator oil passages 78 and 79 → the load pressure detection ports 82 and 83 → the first load pressure line 24. Although the flow rate flowing into the first load pressure line 24 is very small, the actuator is operated in the direction opposite to the direction in which the switching valve is operated, which causes a problem that the operator feels uncomfortable.
Therefore, there is a switch valve that has been proposed by the present applicant as Japanese Patent Application No. 2000-087533 as a switching valve that eliminates this uncomfortable feeling.
[0021]
In this conventional switching valve, as shown in FIG. 5, first passages 35 and 36 are formed in the spool 52, and the first passages 35 and 36 are opened in the annular grooves 84 and 85.
In addition, shaft holes 37 and 38 are communicated with the first passages 35 and 36, and check valves 39 and 40 are incorporated in communication portions between the shaft holes 37 and 38 and the first passages 35 and 36, respectively. The check valves 39 and 40 restrict the backflow from the first oil passages 35 and 36 to the shaft holes 37 and 38.
Further, the spool 52 is formed with drill holes 41 and 42 and drill holes 43 and 44, and the drill holes 41 to 44 are communicated with the shaft holes 37 and 38, respectively.
When the spool 52 is in the neutral position shown in the figure, the drill holes 41 and 42 communicate with the actuator oil passages 78 and 79, respectively, while the drill holes 43 and 44 are closed.
[0022]
In this conventional example, when the spool 52 is moved rightward from the neutral position shown in the drawing, the communication between the drain groove 89 and the tank oil passage 80 is interrupted, and at the same time, the drill hole 43 communicates with the supply oil passage 77. The drill hole 41 communicates with the load pressure detection port 82. Therefore, the pressure in the supply oil passage 77 is guided to the drill hole 43 → the shaft hole 37 → the drill hole 41 → the load pressure detection port 82 → the first load pressure line 24 → the second shuttle valve 22 (see FIG. 3). When this pressure is introduced into the pilot chamber 18b of the second shuttle valve 22 → the first shuttle valve 21 → the compensator valve 18, both pilot chambers 18a and 18b of the compensator valve 18 have the same pressure. Therefore, the compensator valve 18 is switched to the closed position shown in FIG. 3 by the spring force of the spring 18c, and the pressure in the supply flow path 1 is increased.
[0023]
When the pressure of the supply flow path 1 increases, the pressure of the supply oil path 77 communicating with the pressure increases, the check valve 39 incorporated in the spool 52 opens, and the shaft hole 37 and the first passage 35 communicate with each other.
For this reason, the pressure oil in the supply oil passage 77 is supplied to the actuator oil passage 78 via the drill hole 43 → the shaft hole 37 → the check valve 39 → the first passage 35. Backflow from 78 to the load pressure detection port 82 is restricted.
Therefore, the load pressure of the actuator does not flow into the first load pressure line 24 from the actuator oil passages 78 and 79, and the operator does not feel uncomfortable.
[0024]
If the spool 52 further moves in the right direction from the above state, the supply oil passage 77 and the actuator oil passage 78 communicate with each other through the metering notch 90, and the actuator oil passage 79 passes through the metering notch 91. The tank oil passage 81 communicates. At this time, the load pressure detection port 82 and the actuator oil passage 78 are already communicated with each other via the passage in the spool 52, so that the load pressure of the actuator is quickly guided to the second shuttle valve 22.
Therefore, the switching responsiveness of the compensator valve 18 can also be maintained.
Note that when the spool 52 is switched to the left, the check valve 40 restricts the backflow from the actuator oil passage 79 to the load pressure detection port 83, but the operation is substantially the same, so the description thereof is omitted. To do.
[0025]
[Problems to be solved by the invention]
In the above conventional example, the first passages 35 and 36, the shaft holes 37 and 38, the drill holes 41 to 44 are formed in the spool 52, and the check valves 39 and 40 are incorporated, so that the structure is very complicated. As a result, there is a problem that the cost becomes high.
Further, when the metering notches 90 and 91 are always in communication with the load pressure detection ports 82 and 83 due to the rotation of the spool 52, it becomes impossible to detect the accurate load pressure.
Therefore, in this conventional example, the rotation of the spool 52 has to be regulated, and there is a problem that the cost is increased even by the structure that regulates the rotation of the spool.
An object of the present invention is to provide an inexpensive switching valve that simplifies the structure of the spool and does not need to regulate the rotation of the spool.
[0026]
[Means for Solving the Problems]
This invention incorporates a spool slidably into a spool hole formed in the valve body, the above The spool hole has a supply oil passage, a pair of actuator oil passages provided on both sides of the supply oil passage, tank oil passages provided on both sides of the actuator oil passage, the above While the pair of load pressure detection ports provided between the actuator oil passages and the drain port are communicated, the above A main annular groove always communicating with the actuator oil passage, an annular metering notch continuous with the main annular groove, the above When the spool is in the neutral position, the above A switching valve having a drain groove for communicating with a tank oil passage is assumed.
[0027]
The present invention communicates with the spool hole while assuming the switching valve. the above Open the supply oil passage the above While making the diameter of the spool smaller than the diameter of the spool, the opening portion of the supply oil passage is shifted in the circumferential direction from the opening portion of the load pressure detection port, the above The valve body is located between the load pressure detection ports the above A pressure introduction port communicating with the spool hole; this A load pressure line communicating the pressure introduction port, the load pressure detection port and the drain port; the above Incorporating into the load pressure detection port, the above From spool hole the above A check valve that restricts the flow into the load pressure line, the above Between the main annular grooves, the above When the spool is in the neutral position, the above A pair of sub-annular grooves communicating with the supply oil passage, and between these sub-annular grooves, the above When the spool is in the neutral position, a land portion for closing the pressure introduction port is provided, the above If you move the spool from the neutral position, the above With drain port the above At the same time the communication with the tank oil passage is interrupted, the above Through the sub annular groove the above Load pressure detection port the above Communicates with the pressure inlet port, and the above Load pressure detection port the above Actuator oil passage the above Communicate via metering notch, then ,the above Actuator oil path the above Supply oil path Through the metering notch above It is characterized by having a configuration that communicates.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 and 2 illustrate an embodiment of the present invention.
A spool hole 100 is formed in the valve body B, and a spool 101 is slidably incorporated in the spool hole 100.
In addition, a supply oil passage 102 is formed in the valve body B and communicates with the spool hole 100. However, as shown in FIG. 2, the diameter of the opening portion of the supply oil passage communicated with the spool hole 100 is made smaller than the diameter of the spool 101.
[0029]
A pair of actuator oil passages 103 and 104 are provided on both sides of the supply oil passage 102, and the actuator oil passages 103 and 104 are communicated with the spool hole 100.
Further, as shown in FIG. 2, a pair of load pressure detection ports 105 and 106 are formed between the actuator oil passages 103 and 104 at positions where the circumferential phase of the supply oil passage 102 is shifted. ing.
One end of each of the load pressure detection ports 105 and 106 is opened in the spool hole 100, and the opening portion is shifted in the circumferential direction from the opening portion of the supply oil passage 102. Further, the other ends of the load pressure detection ports 105 and 106 are opened in a recess 116 formed in the mating surface Ba of the valve body B, and enlarged diameter portions 107 and 108 are formed on the recess 116 side. And the non-return members 109 and 110 are slidably incorporated in the enlarged diameter portions 107 and 108.
[0030]
The check members 109 and 110 have convex portions 111 and 112 formed on the mating surface Ba side of the valve body B. Further, through holes 113 and 114 are formed in the check members 109 and 110, and the through holes 113 and 114 are passed through the convex portions 111 and 112.
Although not shown, another valve body or the like is superimposed on the mating surface Ba of the valve body B. The through holes 113 and 114 are closed in a state in which the convex portions 111 and 112 of the check members 109 and 110 are pressed against the mating surfaces of the other valve bodies that are overlapped.
As described above, the concave portion 116 becomes the load pressure line 117 in a state in which another valve body is superimposed on the mating surface Ba of the valve body B.
Further, check valves V1, V2 are constituted by the check members 109, 110, the enlarged diameter portions 107, 108 and the mating surfaces of the other valve bodies.
[0031]
A pressure introduction port 115 is formed between the load pressure detection ports 105 and 106. One end of the pressure introduction port 115 communicates with the spool hole 100, and the other end communicates with the load pressure line 117.
The load pressure line 117 allows the pressure introduction port 115 and the load pressure detection ports 105 and 106 to communicate with each other. Further, a drain port 118 formed in the valve body B is communicated with the load pressure line 117. The other end of the drain port 118 is also communicated with the spool hole 100. And the load pressure line 117 which connected this drain port 118 and the load pressure detection ports 105 and 106 is connected to the 1st load pressure line 24 shown in FIG.
In addition, tank oil passages 119 and 120 are formed next to the actuator oil passages 103 and 104, and the tank oil passages 119 and 120 communicate with the spool hole 100.
[0032]
The spool 101 is formed with main annular grooves 121 and 122 that always communicate with the actuator oil passages 103 and 104. At one end side of these main annular grooves 121 and 122, annular metering notches 123 and 124 are continuously formed.
A pair of sub annular grooves 125 and 126 are formed between the main annular grooves 121 and 122, and a land portion 127 is formed between the sub annular grooves 125 and 126.
When the spool 101 is in the neutral position shown in the figure, the load pressure detection port 105 and the supply oil passage 102 communicate with each other via the sub annular groove 125 and supply to the load pressure detection port 106 via the sub annular groove 126. The oil passage 102 communicates. However, at this time, the pressure introduction port 115 is blocked by the land portion 127.
[0033]
Further, an annular drain groove 128 is formed in the spool 101 as shown in FIG.
The drain groove 128 allows the drain port 118 and the tank oil passage 119 to communicate with each other when the spool 101 is in the neutral position. However, when the spool 101 moves left and right from the neutral position, the communication between the drain port 118 and the tank oil passage 119 is blocked. Then, the communication between the drain port 118 and the tank oil passage 119 is interrupted, and at the same time, the pressure introduction port 115 communicates with the supply oil passage 102 via the sub annular groove 125 or the sub annular groove 126. At this time, one of the actuator oil passages 103 and 104 communicates with the load pressure detection port 105 or 106 via the metering notch 123 or 124.
When the spool 101 further moves from the above state, the supply oil passage 102 and the actuator oil passage 103 or the actuator oil passage 104 communicate with each other through the metering notches 123 and 124. In other words, the actuator oil passages 103 and 104 communicate with the supply oil passage 102 after communicating with the load pressure detection ports 105 and 106 first.
[0034]
In the valve body B, plate-like closing members 130 and 131 are fixed by bolts b, and the spool holes 100 are closed by these closing members 130 and 131 to form pilot chambers 132 and 133.
Pilot passages 134 and 135 are connected to the pilot chambers 132 and 133, respectively. A pilot pressure controlled by a pressure reducing valve (not shown) is guided to the pilot chambers 132 and 133 through the pilot passages 134 and 135.
The pressure reducing valve is controlled by proportional solenoids 136 and 137.
[0035]
As shown in FIG. 2, main springs 138 and 139 are incorporated into the pilot chambers 134 and 135, and one ends thereof are inserted into axial holes 140 and 141 formed in the spool 101.
The main springs 138 and 139 maintain a free length when the spool 101 is in the neutral position. In this free length state, one end abuts against the closing members 130 and 131 and the other end contacts the bottom of the axial holes 140 and 141. Touching. Therefore, the elastic force of the main springs 138 and 139 is not acting on the spool 101 in the neutral position.
[0036]
On the other hand, small diameter portions 142 and 143 are formed on both ends of the spool 101. Further, enlarged diameter portions 144 and 145 are formed on the opening side of the spool hole 100. Centering springs S and S are incorporated between the small diameter portions 142 and 143 and the large diameter portions 144 and 145.
The centering springs S and S have a smaller spring constant than the main springs 138 and 139, and are given a predetermined elastic force in a state where the spool 101 is in a neutral position. The spring receiving members 146 and 147 provided on the outer periphery of the spool 100 are pressed against the step portion 148 formed on the spool 101 and the stopper portion 149 formed on the valve body B by the elastic force of the centering springs S and S. Yes. The neutral position of the spool 101 is held only by the elastic force of the centering springs S and S.
[0037]
Next, the operation of this embodiment will be described.
As shown in the figure, when the spool 101 is in the neutral position, the supply oil passage 102 is guided to the load pressure detection ports 105 and 106 via the sub annular grooves 125 and 126 as shown in FIG. It acts on the pressure receiving surface on the lower side of the stop members 109 and 110 in the drawing. Therefore, the convex portions 111 and 112 of the check members 109 and 110 are pressed against the mating surfaces of other valve blocks (not shown), and the communication between the through holes 113 and 114 and the load pressure line 117 is blocked. .
Accordingly, the pressure in the load pressure line 117 is maintained at the tank pressure because the drain port 118 communicates with the tank oil passage 119 via the drain groove 128.
[0038]
When pilot pressure is guided to the pilot chamber 132 from the above state, thrust in the right direction of the drawing is applied to the spool 101. When the thrust in the right direction of the spool 101 overcomes the elastic force of the centering spring S on the right side of the drawing, the spool 101 moves in the right direction of the drawing while bending the centering spring S and the main spring 139.
When the spool 101 moves to the right, the communication between the drain groove 128 and the drain port 118 is interrupted, and at the same time, the pressure introduction port 115 communicates with the supply oil passage 102 via the sub annular groove 125. Further, at this time, the load pressure detection port 105 is disconnected from the supply oil passage 102 and is connected to the actuator oil passage 103 via the metering notch 123.
[0039]
Therefore, the pressure in the supply oil passage 102 is guided from the pressure introduction port 115 to the load pressure line 117. The load pressure line 117 is connected to the second shuttle valve 22 shown in FIG.
Therefore, when the pressure is led to the second shuttle valve 22 and led from the second shuttle valve 22 to the pilot chamber 18b of the compensator valve 18 via the first shuttle valve 21, both pilot chambers of the compensator valve 18 are introduced. 18a and 18b become the same pressure. When the pilot chambers 18a and 18b have the same pressure, the compensator valve 18 is switched to the left position by the spring force of the spring 18c, and the pressure in the supply flow path 1 is increased accordingly.
[0040]
The pressure of the supply flow path 1 is guided to the supply oil path 102 → the sub annular groove 125 → the pressure introduction port 115 → the load pressure line 117 and acts on the pressure receiving surface on the upper side of the check member 109 in the drawing. For this reason, when the pressure exceeds the load pressure acting on the actuator oil passage 103, the check members 109 and 110 move downward in the figure to connect the through hole 113 and the load pressure line 117.
Therefore, the high pressure in the supply oil passage 102 is guided to the pressure introduction port 115 → the load pressure line 117 → the metering notch 123 → the actuator oil passage 103. However, when pressure oil tries to flow from the actuator oil passage 103 to the load pressure detection port 105, the check member 107 moves upward in the figure and closes the through hole 113. Therefore, it is possible to prevent pressure oil from flowing from the actuator oil passage 103 to the load pressure detection port 105, and the actuator does not move in the direction opposite to the operation direction of the operator.
[0041]
When the spool 101 further moves in the right direction from the above state, the actuator oil passage 103 and the supply oil passage 102 communicate with each other through the metering notch 123. Further, the other actuator oil passage 104 and the tank oil passage 120 communicate with each other through the main annular groove 122.
As a result, the actuator is activated, but the load pressure detection port 105 and the actuator oil passage 103 are already in communication with each other via the metering notch 123, so that the load pressure of the actuator is quickly guided to the load pressure line 117. Can do.
Therefore, the responsiveness of the compensator valve 18 controlled by the pressure oil guided through the load pressure line 117 can be maintained.
[0042]
On the other hand, when the spool 101 is switched to the left in the drawing, the load pressure is guided to the load pressure line 117 via the load pressure detection port 106, and from the actuator oil passage 104 to the load pressure detection port 106 by the check valve V2. This will regulate the backflow. However, since the operation of the compensator valve 18 is substantially the same as the above case, the description thereof is omitted.
[0043]
According to this embodiment, since the check valves V1 and V2 are incorporated in the valve body B, the structure of the spool 101 can be simplified compared to the conventional example in which the check valve is incorporated in the spool 101.
Therefore, the part cost can be reduced accordingly.
Further, according to this embodiment, the load pressure can be accurately detected even when the spool 101 rotates.
Therefore, a mechanism for regulating the rotation of the spool can be omitted, and the cost can be reduced accordingly.
[0044]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the check valve or the like that has been conventionally incorporated in the spool is incorporated on the valve body side, the configuration of the spool can be simplified.
If the configuration of the spool is simplified in this way, the parts cost can be reduced.
Further, since the load pressure can be accurately detected even when the spool rotates, a mechanism for regulating the rotation of the spool can be omitted. Thus, the cost can be further reduced by omitting the mechanism for regulating the rotation of the spool.
Therefore, according to this invention, the product cost of the whole switching valve can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an embodiment.
2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
FIG. 3 is a circuit diagram.
4 is a cross-sectional view showing a specific structure of the switching valve 2. FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a conventional example.
[Explanation of symbols]
B Valve body
100 spool hole
101 spool
102 Supply oil passage
103,104 Actuator oil passage
105,106 Load pressure detection port
115 Pressure introduction port
117 Load pressure line
118 Drain port
119, 120 Tank oil passage
121,122 Main annular groove
123, 124 Metering notch
125, 126 Sub annular groove
127 Land
128 Drain groove

Claims (1)

バルブボディに形成したスプール孔に、スプールを摺動自在に組み込むとともに、上記スプール孔には、供給油路、この供給油路の両側に設けた一対のアクチュエータ油路、これらアクチュエータ油路の両側に設けたタンク油路、上記アクチュエータ油路の間に設けた一対の負荷圧検出ポート、およびドレンポートを連通させる一方、上記スプールには、上記アクチュエータ油路に常時連通するメイン環状溝と、これらメイン環状溝に連続させた環状のメータリングノッチと、上記スプールが中立位置にあるときに、上記ドレンポートと上記タンク油路とを連通させるドレン溝とを備えた切換弁において、上記スプール孔に連通させた上記供給油路の開口部分を、上記スプールの直径よりも小さくするとともに、この供給油路の開口部分を、上記負荷圧検出ポートの開口部分と周方向にずらす一方、上記バルブボディには、上記負荷圧検出ポートの間であって上記スプール孔に連通させた圧力導入ポートと、この圧力導入ポート、負荷圧検出ポートおよびドレンポートを連通させた負荷圧ラインと、上記負荷圧検出ポートに組み込むとともに、上記スプール孔から上記負荷圧ラインへの流入を規制するチェック弁とを備え、上記スプールには、上記メイン環状溝の間であって、上記スプールが中立位置にあるとき上記負荷圧検出ポートと上記供給油路とを連通する一対のサブ環状溝と、これらサブ環状溝の間であって、上記スプールが中立位置にあるときに、上記圧力導入ポートを塞ぐランド部とを設け、上記スプールを中立位置から動かしていくと、上記ドレンポートと上記タンク油路との連通が遮断されると同時に、上記サブ環状溝を介して上記負荷圧検出ポートと上記圧力導入ポートとが連通し、かつ、上記負荷圧検出ポートと上記アクチュエータ油路とが上記メータリングノッチを介して連通し、その後、上記アクチュエータ油路と上記供給油路とが上記メータリングノッチを介して連通する構成にしたことを特徴とする切換弁。A spool is slidably incorporated in a spool hole formed in the valve body. The spool hole has a supply oil passage, a pair of actuator oil passages provided on both sides of the supply oil passage, and both sides of the actuator oil passage. provided tank oil passage, while communicating pair of load pressure detection port, and a drain port provided between the actuator oil passage, to the spool includes a main annular groove constantly communicating with the actuator oil passage, these main an annular metering notch is continuous in the annular groove, when said spool is in the neutral position, the switching valve and a drain channel for communicating the with the tank fluid passage above the drain port, communicating with the spool bore the opening portion of the supply oil passage which is, as well as smaller than the diameter of the spool, the opening portion of the oil supply passage, While shifting serial to the opening portion and the circumferential direction of the load pressure detection port, above the valve body, a pressure introduction port communicated with the spool hole be between the load pressure detection port, the pressure introduction port, a load pressure a detection port and the load pressure line communicates with the drain port, with incorporated in the load pressure detection port, and a check valve for restricting the flow from the spool hole to said load pressure line, to the spool, the main a between the annular groove, and a pair of sub-annular groove for communicating the port and the supply oil passage out the load pressure when the spool is in the neutral position, be between these sub annular groove, said spool when in the neutral position, provided the land portion for closing the pressure introduction port and will move the spool from the neutral position, the drain port and the Tan At the same time the communication between the oil passage is shut off, communication is with the load pressure detection port and said pressure inlet port through the sub-annular groove, and the load pressure detection port and said actuator oil passage and the above meter communicating via a ring notch, then, the changeover valve, characterized in that the said actuator oil passage and the oil supply passage has a configuration which communicates via the metering notch.
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