JP4427041B2 - 2-claw anchor for boats - Google Patents
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Description
本発明は、唐人アンカーと呼ばれている左右に略円弧状の爪を持ったボート用二爪アンカーに関するものである。 The present invention relates to a two-claw anchor for boats having a substantially arc-shaped claw on the left and right, called a Tangjin anchor.
従来から多数のボートや漁船等で使用されているボート用二爪アンカーは、その特徴として、比較的海底質を選ばない万能タイプである。しかしながら、その構造上、岩礁地帯などで使用した場合は、アンカー(錨)が根掛かりして回収が不能となることが多く、海の環境上も良くなく、またアンカーを無くした船の安全にも大きな影響を及ぼすこととなる。 Conventionally, the two-claw anchor for boats that has been used in many boats and fishing boats is a universal type that has relatively no choice of seabed quality. However, due to its structure, when used in a rocky area, anchors (reeds) are often rooted and cannot be recovered, the sea environment is not good, and the safety of ships without anchors Will also have a major impact.
一方では、アンカーというものは停泊中や、作業中において脱錨や走錨が起こらないように特に把駐力が高いのが求められている。このように、把駐力を高く求めつつ、一方ではアンカーの回収をも安定して求めているのが現状である。 On the other hand, anchors are required to have a particularly high level of holding power so that they do not come off or run while they are anchored or working. As described above, the present situation is that the holding ability is highly demanded while the anchor recovery is also demanded stably.
岩礁地帯などでアンカーが根掛かりしても回収が出来るようにしたものとして、例えば、下記の特許文献1〜3がある。
For example,
これら特許文献1〜3に記載されているアンカーは、爪にバネ力を付与しておき、海底の岩礁にアンカーの爪が根掛かりしても、アンカーをそのまま引き上げることで、爪が反転して、アンカーの回収が出来るようにしている。
しかしながら、かかるアンカーは、引き上げた後に、爪を再度元に戻す作業が必要となり、船首の先端で体を外に出しながらの作業は、作業自体がやりにくいと同時に、危険を伴う作業でもある。
The anchors described in these
However, such an anchor requires an operation of returning the claws again after being pulled up, and the operation while taking the body out at the tip of the bow is difficult and difficult.
また、岩礁にてアンカーが根掛かりした場合でも、アンカーの回収を可能とした他の例としては、例えば、下記に示す特許文献4〜6がある。
Moreover, even when the anchor is rooted on the reef, other examples that enable the recovery of the anchor include, for example,
これら特許文献4〜6に開示されている技術は、アンカーのシャンクの端部に離脱自在とした部材を連結しておき、この部材にロープを接続すると共に、この部材とアンカーの爪の基部側にもロープを接続したものである。
そして、通常は、ロープを引き上げるようになっているが、海底の岩礁に根掛かりした場合は、上記部材をシャンクから切り離して、アンカーの爪の基部からロープを引き上げることで、岩礁からアンカーを回収できるようにしたものである。
In the techniques disclosed in these
Normally, the rope is pulled up, but when rooted in the reef on the seabed, the anchor is recovered from the reef by separating the member from the shank and lifting the rope from the base of the anchor claw. It is something that can be done.
しかしながら、かかる特許文献4〜6の場合においても、アンカーを引き上げた後は、部材をアンカーのシャンクに接続する必要があり、この作業は、上記の場合と同様に、船首の先端で体を外に出しながらの作業は、作業自体がやりにくいと同時に、危険を伴う作業でもある。
However, even in the cases of
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、少なくとも以下の目的を持ったボート用二爪アンカーを提供するものである。
(1)アンカーが岩礁に根掛かりした場合でも、アンカーの回収が容易にできること。
(2)海底からアンカーを引き上げた際にはシャンクと爪とが元の状態に復帰していること。
(3)船首での身を乗りだして行なう作業を極力少なくして、安全性を向上させたアンカーを提供すること。
The present invention is provided in view of the above-described problems, and provides a two-claw anchor for boats having at least the following objects.
(1) The anchor can be easily collected even when the anchor is rooted in the reef.
(2) When the anchor is lifted from the seabed, the shank and claws are restored to their original state.
(3) To provide an anchor with improved safety by minimizing the work to be carried out at the bow.
そこで、本発明の請求項1に記載のボート用二爪アンカーでは、一端側にチェーンやロープが接続されるアンカーリンク3を備えると共に、他端側にネジ部6を備えた棒状のシャンク体2と、
左右に爪14をそれぞれ設けた略W字状の爪本体11と、
先端側にストック22を保持するストック保持部21を有し、基部側を前記爪本体11の中央部に穿孔されているセンターホール12を挿通してナット23にて爪本体11に固定される連結部材15と、
前記シャンク体2の他端と一端側が揺動自在に連結され、前記連結部材15の基部側と他端側が揺動自在に連結される連結具24と、
前記シャンク体2の一端側から挿入されて前記連結具24を覆うようにして該シャンク体2に装着されるコイルバネ10と、
前記シャンク体2のネジ部6に螺合して前記コイルバネ10を爪本体11側に弾発付勢させるナット7とでアンカー本体1を構成していることを特徴としている。
Therefore, in the two-claw anchor for a boat according to
A substantially W-
A connecting portion that has a
A connecting
A
The
請求項2に記載のボート用二爪アンカーでは、把駐力の大きさに応じたバネ力を有するコイルバネ10を前記シャンク体2に着脱自在としていることを特徴としている。
The two-claw anchor for a boat according to
請求項3に記載のボート用二爪アンカーでは、前記連結具24の代わりに、前記シャンク体2と連結部材15とをボルト62などの軸棒により揺動自在に連結していることを特徴としている。
In the two-claw anchor for boats according to
請求項4に記載のボート用二爪アンカーでは、一端側にチェーンやロープが接続されるアンカーリンク3を備えると共に、他端側の内周面にネジ部30を設けた円筒状のシャンク体2と、
一端側が前記シャンク体2内に挿入されて前記ネジ部30に螺着され該シャンク体2の他端側に位置する円筒状の爪連結部31と、
一端側にネジ部35を有して前記シャンク体2内に配置されると共に、他端側は前記爪連結部31内に位置するバネ固定棒34と、
左右に爪14をそれぞれ設けた略W字状の爪本体11と、
先端側にストック22を保持するストック保持部21を有し、基部側を前記爪本体11の中央部に穿孔されているセンターホール12を挿通して第1のナット23にて爪本体11に固定される連結部材15と、
前記バネ固定棒34の他端と一端側が揺動自在に連結され、前記連結部材15の基部側と他端側が揺動自在に連結される連結具24と、
前記バネ固定棒34の外周面側に配置されるコイルバネ40と、
前記バネ固定棒34のネジ部35に螺合し、前記コイルバネ40の先端にて前記爪連結部31の端面を弾発付勢して該爪連結部31の他端の端面を前記第1のナット23の端面に付勢させる第2のナット41とでアンカー本体1を構成していることを特徴としている。
In the two-claw anchor for a boat according to
A cylindrical
A
A substantially W-
It has a
A connecting
A
The end portion of the
請求項5に記載のボート用二爪アンカーでは、前記第2のナット41は、前記コイルバネ40のバネ圧の調整用としていることを特徴としている。
The two-claw anchor for a boat according to claim 5 is characterized in that the
請求項6に記載のボート用二爪アンカーでは、前記連結部材15と爪連結部31とを、所定以上の力が加わった時に切断するピン50にて連結させていることを特徴としている。
The two-claw anchor for a boat according to
請求項7に記載のボート用二爪アンカーでは、前記ピン50の強度は、該ピン50の材質の強弱にてつけていることを特徴としている。
The two-claw anchor for a boat according to
請求項8に記載のボート用二爪アンカーでは、前記連結具24の代わりに、前記バネ固定棒34と連結部材15とをボルト72などの軸棒により揺動自在に連結していることを特徴としている。
In the two-claw anchor for a boat according to claim 8, the
本発明の請求項1に記載のボート用二爪アンカーによれば、海底の岩礁にアンカー本体1の爪14が根掛かりした場合、ロープにてアンカー本体1をそのまま引き上げていくと、コイルバネ10の付勢力以上の力がかかるとコイルバネ10自体が曲がり、爪14が岩礁から外れて、アンカー本体1を容易に回収することができる。
また、アンカー本体1を引き上げていく途中で、コイルバネ10のバネ力によりコイルバネ10が軸方向に復帰し、爪本体11もシャンク体2に対して元の状態に自動的に復帰することになる。そのため、従来のようにアンカー本体1を引き上げた後に船首で身を乗りだして爪を元の状態に復帰させるという作業も必要がなく、安全性を一層向上させることができる。
According to the two-claw anchor for a boat according to claim 1 of the present invention, when the
In the middle of pulling up the
請求項2に記載のボート用二爪アンカーによれば、把駐力の大きさに応じたバネ力を有するコイルバネ10を前記シャンク体2に着脱自在としているので、バネ力の異なるコイルバネ10を予め複数用意しておき、船の大きさなどに応じて、所望の把駐力のコイルバネ10を適宜アンカー本体1に装着することができる
According to the two-claw anchor for a boat according to
請求項3に記載のボート用二爪アンカーによれば、前記連結具24の代わりに、前記シャンク体2と連結部材15とをボルト62などの軸棒により揺動自在に連結しているので、コイルバネ10が曲がる場合、該コイルバネ10の湾曲や復帰の動作を邪魔することがなく、爪本体11の岩礁からの離脱や、シャンク体2に対して爪本体11が元の状態に復帰させることができる。
According to the two-claw anchor for a boat according to
請求項4に記載のボート用二爪アンカーによれば、岩礁43に根掛かりしたアンカー本体1を引き上げていくと、爪連結部31のバネ保持部42にてコイルバネ40を軸方向の矢印ロの方向に力が加わり、これによりコイルバネ40は矢印ロの方向に縮められていく(図12参照)。
このことは、爪本体11、連結部材15及びバネ固定棒34に対して爪連結部31及びシャンク体2が上方に移動していくものであり、爪連結部31及びシャンク体2が所定以上引き上げられると、爪連結部31内に位置して爪本体11に連結されている連結部材15、シャックル24が露出して、爪本体11が爪連結部31に対して自由となって揺動自在となる。
よって、バネ固定棒34の先端に対して自由に揺動自在となった爪本体11は岩礁43からの離脱が行なわれ、アンカー本体1をそのまま引き上げることができ、容易にアンカー本体1を回収することができる。
According to the two-claw anchor for a boat according to
This means that the
Therefore, the
また、岩礁43から離脱したアンカー本体1を引き上げる途中においては、コイルバネ40のバネ圧にてバネ固定棒34に対して爪連結部31及びシャックル24を爪本体11側に付勢する力が働くので、爪連結部31内にシャックル24及び連結部材15の一部を格納していきながら、爪連結部31の先端面が爪本体11の第1のナット23の端面に当接して、爪本体11が爪連結部31に対して元に位置に自動的に復帰することになる。
これにより、アンカー本体1が岩礁43に根掛かりしていて、爪本体11を爪連結部31及びシャンク体2に対して自由に揺動自在として岩礁43から爪本体11を離脱して、アンカー本体1を引き上げても、爪本体11は爪連結部31に対して自動的に元に復帰するので、アンカー本体1を引き上げた後に、元の状態に戻すための作業を全くする必要がない。そのため、船首での身を乗りだしての作業が不要となって、安全性を一層向上させることができる。
Further, in the middle of pulling up the anchor
As a result, the anchor
請求項5に記載のボート用二爪アンカーによれば、前記第2のナット41は、前記コイルバネ40のバネ圧の調整用としているので、把駐力の大きさに応じたり、また船の大きさに応じて把駐力を調整する場合には、コイルバネ40のバネ圧を調整する第2のナット41の位置を調整することで、容易に行なうことができるものである。
According to the two-claw anchor for a boat according to claim 5, since the
請求項6に記載のボート用二爪アンカーによれば、前記連結部材15と爪連結部31とを、所定以上の力が加わった時に切断するピン50にて連結させているので、アンカー本体1が岩礁43に根掛かりして、アンカー本体1を引き上げていくと、ピン50の軸方向と直交する方向に力が加わり、この力が所定以上になるとピン50が切断されることになる。ピン50が切断されると、爪連結部31のバネ保持部42にてコイルバネ40を軸方向の矢印ロの方向に力が加わり、これによりコイルバネ40は矢印ロの方向に縮められていく(図21参照)。
このことは、爪本体11、連結部材15及びバネ固定棒34に対して爪連結部31及びシャンク体2が上方に移動していくものであり、爪連結部31及びシャンク体2が所定以上引き上げられると、爪連結部31内に位置して爪本体11に連結されている連結部材15、シャックル24が露出して、爪本体11が爪連結部31に対して自由となって揺動自在となる。
According to the two-claw anchor for a boat according to
This means that the
よって、バネ固定棒34の先端に対して自由に回動自在となった爪本体11は岩礁43からの離脱が行なわれ、アンカー本体1をそのまま引き上げることができ、容易にアンカー本体1を回収することができる。
また、岩礁43から離脱したアンカー本体1を引き上げる途中においては、コイルバネ40のバネ圧にてバネ固定棒34に対して爪連結部31及びシャックル24を爪本体11側に付勢する力が働くので、爪連結部31内にシャックル24及び連結部材15の一部を格納していきながら、爪連結部31の先端面が爪本体11の第1のナット23の端面に当接して、爪本体11が爪連結部31に対して元に位置に自動的に復帰することになる。
Therefore, the
Further, in the middle of pulling up the anchor
これにより、アンカー本体1が岩礁43に根掛かりしていて、爪本体11を爪連結部31及びシャンク体2に対して自由に回動自在として岩礁43から爪本体11を離脱して、アンカー本体1を引き上げても、爪本体11は爪連結部31に対して自動的に元に復帰するので、アンカー本体1を引き上げた後に、元の状態に戻すための作業を全くする必要がない。そのため、船首での身を乗りだしての作業が不要となって、安全性を一層向上させることができる。
As a result, the anchor
また、海底が砂地や泥などの場合において、第1、第2の実施形態のようにピン50を設けていない場合では、コイルバネ10、40のバネ力が弱い場合、アンカー本体1の爪14を海底に根掛かりさせようとしても、爪本体11がシャンク体2に対して曲がってしまい、爪14を海底に引っ掛けることができない場合がある。
しかしながら、ピン50を設けていることで、該ピン50を切断する力が加わらない以上は、爪本体11はシャンク体2側に対して曲がらずにアンカー本体1自体の姿勢を維持しているので、アンカー本体1の爪14を海底に確実に引っ掛けることができる。
When the seabed is sandy or mud and the
However, since the
請求項7に記載のボート用二爪アンカーによれば、前記ピン50の強度は、該ピン50の材質の強弱にてつけているので、把駐力を変える場合には、把駐力に応じた材質のピン50を用いるだけで、把駐力を適宜容易に変更することができる。
According to the two-claw anchor for a boat according to
請求項8に記載のボート用二爪アンカーによれば、前記連結具24の代わりに、前記バネ固定棒34と連結部材15とをボルト72などの軸棒により揺動自在に連結しているので、コイルバネ40が曲がる場合、該コイルバネ40の湾曲や復帰の動作を邪魔することがなく、爪本体11の岩礁からの離脱や、シャンク体2に対して爪本体11が元の状態に復帰させることができる。
According to the two-claw anchor for a boat according to claim 8, since the
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態を図面(図1〜図5)を参照して詳細に説明する。図1はアンカー本体1の斜視図を示し、図2(a)はアンカー本体1の平面図を、図2(b)は正面図を、図3はアンカー本体1の分解斜視図をそれぞれ示している。
(First embodiment)
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings (FIGS. 1 to 5). 1 is a perspective view of the
図1〜図3において、アンカー本体1の中心軸棒としてのシャンク体2は、円柱状若しくは円筒状(パイプ状)に形成されており、このシャンク体2の一端にはチェーンまたはロープと接続されるアンカーリンク3が形成されている。また、シャンク体2の他端には連結片4が形成されていて、この連結片4に連結用の穴5が穿孔されている。
さらに、シャンク体2の他端側の外周面にはネジ部6が螺刻されていて、このネジ部6にコイルバネ10の保持用のナット7が螺進自在に装着されている。
1 to 3, a
Further, a
略W字状とした爪本体11は、中心のセンターホール12を穿孔しているセンター部13と、このセンター部13の両側よりそれぞれ一体に延出形成されている略円弧状の一対の爪14とで構成されている。
この爪本体11をシャンク体2側に連結するための連結部材15は、円筒状または円柱状に形成されており、この連結部材15の外径は爪本体11のセンターホール12の内径より小さく設定されている。
The
The connecting
連結部材15の一端には穴16を穿孔した連結片17が一体的に形成されており、連結部材15の他端側にはネジ部20が形成されている。また、連結部材15の他端には該連結部材15の軸方向と直交する方向に軸方向を有する円筒状のストック保持部21が一体的に形成されていて、このストック保持部21に円筒状のストック22が圧入されることで、該ストック22がストック保持部21に強固に保持されるようになっている。
なお、ストック22はアンカー本体1の爪14が海底で横転しないようにする棒であり、材料としては木製、金属製、プラスティックなどである。
A connecting
The
次に、爪本体11とシャンク体2との連結方法について説明する。連結部材15を爪本体11のセンターホール12に挿通して、ナット23を連結部材15のネジ部20に螺着することで、連結部材15が爪本体11に固定される。
次に、シャックル24の一端側をシャンク体2の穴5に挿入すると共に、シャックル24の他端側を連結部材15の穴5に挿入し、調整部材25を螺進させることで、シャックル24の端部同士が連結され、これにより、このシャックル24にて爪本体11とシャンク体2とが揺動自在にそれぞれ連結されることになる。
Next, the connection method of the nail | claw
Next, one end side of the
シャックル24にて爪本体11とシャンク体2が鎖状に連結された後に、コイルバネ10をシャンク体2から入れ、さらにナット7をシャンク体2に入れてネジ部6に螺進させていくことで、コイルバネ10が圧縮される。
このコイルバネ10のバネ力(復帰力)により該コイルバネ10の先端が爪本体11を先端側に弾発付勢し、図2(a)に示すように、シャンク体2に対して爪本体11が直交した状態に保持されることになる。
After the
Due to the spring force (restoring force) of the
海底の岩礁にアンカー本体1の爪14が根掛かりした場合、通常はコイルバネ10のバネ力が把駐力となって、脱錨や走錨が起こらないようになっている。そして、アンカー本体1を引き上げる場合において、アンカー本体1が根掛かりしている場合でも、ロープをそのまま引き上げていくと、図4及び図5に示すように、コイルバネ10の付勢力以上の力がかかるとコイルバネ10自体が曲がり、爪14が岩礁から外れて、アンカー本体1を容易に回収することができる。
When the
アンカー本体1を引き上げていく途中で、コイルバネ10のバネ力によりコイルバネ10が軸方向に復帰し、爪本体11もシャンク体2に対して図2(a)に示すような元の状態に自動的に復帰することになる。
そのため、従来のようにアンカー本体1を引き上げた後に船首で身を乗りだして爪を元の状態に復帰させるという作業も必要がなく、安全性を一層向上させることができる。
While the
Therefore, there is no need for the work of lifting the anchor
なお、本実施形態ではアンカー本体1の把駐力の大小は、コイルバネ10自体の線径を適宜異ならせることで決めるようになっている。コイルバネ10の取り外しや装着は、ナット7を外したり、装着することで、容易に行なうことができる。このように、コイルバネ10をシャンク体2に着脱自在に装着する構成としているので、バネ力の異なるコイルバネ10を予め複数用意しておき、船の大きさなどに応じて、所望の把駐力のコイルバネ10を適宜アンカー本体1に装着することができるものである。
In the present embodiment, the magnitude of the holding force of the
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施形態を図6〜図15により説明する。なお、第1の実施形態と同様の機能を発揮する要素には同一の番号を付して説明していく。図6はアンカー本体1の斜視図を、図7はアンカー本体1の平面図をそれぞれ示し、また、図8はアンカー本体1の分解斜視図を、図9はアンカー本体1の断面図をそれぞれ示している。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS. In addition, the same number is attached | subjected and demonstrated to the element which exhibits the same function as 1st Embodiment. 6 is a perspective view of the
図8及び図9に示すように、シャンク体2は本実施形態ではパイプ状の物を用いており、アンカーリンク3とは反対側のシャンク体2の内周面にはネジ部30が螺刻されている。このシャンク体2のネジ部30に装着される爪連結部31は円筒状に形成されていて、両端は開口してある。
この連結部材15の細径部32の外周面には、上記シャンク体2のネジ部30と螺合するネジ部33が螺刻されている。
As shown in FIGS. 8 and 9, the
On the outer peripheral surface of the small-
シャンク体2内に配置されるバネ固定棒34は、円柱状または円筒状に形成されており、このバネ固定棒34の一端側の外周面にはネジ部35が螺刻されている。また、バネ固定棒34の他端面側にはシャックル24と揺動自在に連結される穴36を穿孔した連結片37が一体的に形成されている。
バネ固定棒34の外周にはコイルバネ40が装着されるようになっており、このコイルバネ40のバネ圧はシャンク体2のネジ部35に螺進自在に螺着されるナット41(請求項4、5の第2のナット(41)に対応)にて行なわれる。つまり、このナット41がコイルバネ40のバネ圧の調整用としている。
The
A
爪本体11と連結部材15とは先の実施形態と同様にして連結保持されるものであり、また、連結部材15とバネ固定棒34とは、図9に示すように両者をシャックル24にて鎖状で揺動自在に連結される。
図9はナット41をバネ固定棒34の端部に位置させた状態を示し、図10はナット41を螺進させていってバネ固定棒34のバネ圧を高くした状態を示している。
The
FIG. 9 shows a state where the
爪本体11側の連結部材15とバネ固定棒34とをシャックル24にて鎖状に連結して一連のものに構成し、その状態でバネ固定棒34を介して連結部材15を爪本体11側に装着させる。このとき、爪連結部31の先端面がナット23(請求項4の第1のナット(23)に対応)の端面まで位置させる。
次に、バネ固定棒34にコイルバネ40を装着すると共に、ナット41をバネ固定棒34のネジ部35に螺合して所望のバネ圧を得る位置まで螺進させていく。この状態でシャンク体2をバネ固定棒34を被せるようにしてシャンク体2のネジ部30と爪連結部31のネジ部33とを螺合していき、シャンク体2の先端面が爪連結部31の段部の端面に当接する付近まで螺合していく。
The connecting
Next, the
図11はかかる場合の拡大断面図を示し、コイルバネ40の先端面は爪連結部31の細径部32の先端面であるバネ保持部42に該コイルバネ40のバネ圧にて圧接して該コイルバネ40がバネ保持部42にて保持されている。なお、図10に示すように、コイルバネ40はナット41にて圧縮されていて、このバネ力にて付勢されている爪連結部31が爪本体11を付勢している。
これにより爪連結部31内にシャックル24、連結部材15の一部が位置し、爪本体11がバネ固定棒34及びシャンク体2に対して直交した状態となっている。
FIG. 11 shows an enlarged cross-sectional view in such a case, and the distal end surface of the
As a result, the
図12はアンカー本体1が岩礁43に根掛かりした状態を示しており、アンカー本体1のアンカーリンク3に接続したチェーン44を介してロープにて図中矢印イに示す方向に引き上げようとしている。アンカー本体1を引き上げていくと、爪連結部31のバネ保持部42にてコイルバネ40を軸方向の矢印ロの方向に力が加わり、これによりコイルバネ40は矢印ロの方向に縮められていく。
このことは、爪本体11、連結部材15及びバネ固定棒34に対して爪連結部31及びシャンク体2が上方に移動していくものであり、爪連結部31及びシャンク体2が所定以上引き上げられると、図13に示すように、爪連結部31内に位置して爪本体11に連結されている連結部材15、シャックル24が露出して、爪本体11が爪連結部31に対して自由となって揺動自在となる。この場合、爪本体11側とシャンク体2側とが互いに自由となって、お互いが揺動自在の関係となる。
FIG. 12 shows a state in which the anchor
This means that the
よって、バネ固定棒34の先端に対して自由に揺動自在となった爪本体11は岩礁43からの離脱が行なわれ、アンカー本体1をそのまま引き上げることができる。なお、図14は船の位置を動かしてアンカー本体1を引き上げる場合を示しており、所定以上の力でもって引き上げることで、爪本体11の連結部材15がバネ固定棒34に対して自由となって、爪本体11の爪14が岩礁43から離脱するものであり、容易にアンカー本体1を回収することができる。
Therefore, the
また、岩礁43から離脱したアンカー本体1を引き上げる途中においては、図15に示すように、コイルバネ40のバネ圧にてバネ固定棒34に対して爪連結部31及びシャックル24を爪本体11側に付勢する力が働くので、爪連結部31内にシャックル24及び連結部材15の一部を格納していきながら、爪連結部31の先端面が爪本体11のナット23の端面に当接して、爪本体11が爪連結部31に対して元に位置に自動的に復帰することになる。
Further, in the middle of pulling up the anchor
これにより、アンカー本体1が岩礁43に根掛かりしていて、爪本体11を爪連結部31及びシャンク体2に対して自由に揺動自在として岩礁43から爪本体11を離脱して、アンカー本体1を引き上げても、爪本体11は爪連結部31に対して自動的に元に復帰するので、アンカー本体1を引き上げた後に、元の状態に戻すための作業を全くする必要がない。そのため、船首での身を乗りだしての作業が不要となって、安全性を一層向上させることができる。
As a result, the anchor
なお、把駐力の大きさに応じたり、また船の大きさに応じて把駐力を調整する場合には、コイルバネ40のバネ圧を調整するナット41の位置を調整することで、容易に行なうことができるものである。
In addition, when adjusting the holding force according to the magnitude of the holding force or according to the size of the ship, the position of the
また、従来では、アンカー本体1が岩礁に根掛かりした場合で、アンカー本体1を岩礁から離脱させることができない場合では、ロープを切断してアンカー本体1を引き上げず、海底に残したままにしておいたが、本発明の第1、第2の実施形態では、すべてアンカー本体1を容易に回収することができるので、海底にアンカー本体1を放棄するということはない。そのため、自然環境を害することもなく、また、新たにアンカー本体1を購入して再度装着する必要もなく、結果としてアンカー本体1を安価に提供することができるものである。
Further, conventionally, when the anchor
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施形態を図16〜図24により説明する。なお、本実施形態のアンカー本体1の構成は前記第2の実施形態とほぼ同じであり、所定以上の力(アンカー本体1の引き上げ力)が加わった時に切断されるピンを爪連結部31に追加したものである。
したがって、この実施形態は第2の実施形態に対してピンを追加した構成のみが異なるものであり、第2の実施形態と同じ機能を発揮する要素には同一の番号を付して詳細な説明は省略し、要旨の部分について詳細に説明していく。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment will be described with reference to FIGS. The structure of the
Accordingly, this embodiment is different from the second embodiment only in the configuration in which a pin is added, and elements that perform the same functions as those of the second embodiment are denoted by the same reference numerals and are described in detail. Will be omitted, and the summary will be described in detail.
図16〜図19に示すように、爪本体11側の連結部材15と爪連結部31とをピン50にて連結したものであり、爪連結部31の両側にピン50を圧入させる穴51をそれぞれ穿孔している。また、爪連結部31内に位置する連結部材15の両側にもピン50を圧入させる穴52をそれぞれ穿孔している。
このピン50は、ある引っ張り力を超えると、爪連結部31と海底の岩礁によって固定されている爪本体11の爪14との間の引っ張り合いで切断されるものであり、その強度は、材質によって強弱をつけるものである。ピン50の材料としては、合成樹脂製や金属製を用いる。なお、ピン50の材料を合成樹脂製とした場合、合成樹脂の種類に応じて強度が異なるものを予め複数用意しておくことで、把駐力に応じたアンカー本体1を提供することができる。もちろん、金属製の場合にでも、材料の種類を変えることで、複数種類の強度を持たせたピン50を用意することができる。
As shown in FIGS. 16 to 19, the connecting
When the
なお、本実施形態では、爪本体11が爪連結部31及びシャンク体2に対して自由となるのは、ピン50が切断された場合であるので、図19や図20に示すようにコイルバネ40のバネ圧を調整するナット41にて把駐力が決定されるものではない。
しかし、ナット41の位置を調整することで、コイルバネ40にバネ圧を付与して爪連結部31を爪本体11側に弾発付勢して、爪連結部31を爪本体11側に当接させる必要があり、そのため、コイルバネ40やナット41は必要である。また、アンカー本体1を引き上げる際に、爪本体11を爪連結部31やシャンク体2に対して自動的に元の状態も復帰させるためにもコイルバネ40及びナット41は必要である。
In the present embodiment, the
However, by adjusting the position of the
図21はアンカー本体1が岩礁43に根掛かりした状態を示しており、アンカー本体1のアンカーリンク3に接続したチェーン44を介してロープにて図中矢印イに示す方向に引き上げようとしている。アンカー本体1を引き上げていくと、ピン50の軸方向と直交する方向に力が加わり、この力が所定以上になるとピン50が切断されることになる。
ピン50が切断されると、爪連結部31のバネ保持部42にてコイルバネ40を軸方向の矢印ロの方向に力が加わり、これによりコイルバネ40は矢印ロの方向に縮められていく。
FIG. 21 shows a state in which the anchor
When the
このことは、第2の実施形態と同様に、爪本体11、連結部材15及びバネ固定棒34に対して爪連結部31及びシャンク体2が上方に移動していくものであり、爪連結部31及びシャンク体2が所定以上引き上げられると、図22に示すように、爪連結部31内に位置して爪本体11に連結されている連結部材15、シャックル24が露出して、爪本体11が爪連結部31に対して自由となって揺動自在となる。
As in the second embodiment, this means that the
よって、バネ固定棒34の先端に対して自由に揺動自在となった爪本体11は岩礁43からの離脱が行なわれ、アンカー本体1をそのまま引き上げることができる。なお、図23は船の位置を動かしてアンカー本体1を引き上げる場合を示しており、所定以上の力でもって引き上げることで、爪本体11の連結部材15がバネ固定棒34に対して自由となって、爪本体11の爪14が岩礁43から離脱するものであり、容易にアンカー本体1を回収することができる。
Therefore, the
また、岩礁43から離脱したアンカー本体1を引き上げる途中においては、図24に示すように、コイルバネ40のバネ圧にてバネ固定棒34に対して爪連結部31及びシャックル24を爪本体11側に付勢する力が働くので、爪連結部31内にシャックル24及び連結部材15の一部を格納していきながら、爪連結部31の先端面が爪本体11のナット23の端面に当接して、爪本体11が爪連結部31に対して元に位置に自動的に復帰することになる。
In the middle of pulling up the anchor
これにより、アンカー本体1が岩礁43に根掛かりしていて、爪本体11を爪連結部31及びシャンク体2に対して自由に揺動自在として岩礁43から爪本体11を離脱して、アンカー本体1を引き上げても、爪本体11は爪連結部31に対して自動的に元に復帰するので、アンカー本体1を引き上げた後に、元の状態に戻すための作業を全くする必要がない。そのため、船首での身を乗りだしての作業が不要となって、安全性を一層向上させることができる。
As a result, the anchor
また、海底が砂地や泥などの場合において、第1、第2の実施形態のようにピン50を設けていない場合では、コイルバネ10、40のバネ力が弱い場合、アンカー本体1の爪14を海底に根掛かりさせようとしても、爪本体11がシャンク体2に対して曲がってしまい、爪14を海底に引っ掛けることができない場合がある。
しかしながら、本実施形態では、ピン50を設けていることで、該ピン50を切断する力が加わらない以上は、爪本体11はシャンク体2側に対して曲がらずにアンカー本体1自体の姿勢を維持しているので、アンカー本体1の爪14を海底に確実に引っ掛けることができる。
When the seabed is sandy or mud and the
However, in this embodiment, since the
なお、この実施形態では、ピン50を切断してアンカー本体1を引き上げるので、第1、第2の実施形態とは異なり、切断したピン50を海底に放棄することになるが、ピン50自体は小さなものであり、そのため、アンカー本体1全体を放棄していた従来とは異なり、環境に与える影響は小さいものとなる。
In this embodiment, since the
ここで、アンカー本体1を引き上げた後に、新たなピン50を爪連結部31と連結部材15に圧入して、ピン50により爪連結部31と連結部材15とを連結するようにしている。
Here, after the anchor
(第4の実施の形態)
上記第1の実施形態において、爪本体11の連結部材15とシャンク体2とはシャックル24にてそれぞれ揺動自在に連結していたが、連結部材15とシャンク体2とを連結するのにシャックル24に限られるものではない。
すなわち、図25に示すように、シャンク体2の端部の上下より舌片状の連結片60、61を一体に突設し、一方の連結片60にはボルト62を挿通させる挿通孔63を穿孔し、他方の連結片61には該ボルト62のネジ部と螺合するネジ穴64を設けている。
(Fourth embodiment)
In the first embodiment, the connecting
That is, as shown in FIG. 25, tongue-like connecting
また、連結部材15には上下の連結片60、61の間に位置させる接続片65が一体に形成されており、この接続片65には長手方向に沿って長穴66が穿設されている。そして、連結部材15の接続片65をシャンク体2の連結片60、61の間に配置して、ボルト62を連結片60の挿通孔63、接続片65の長穴66に挿通し、さらにボルト62のネジ部を連結片61のネジ穴64に螺合する。
The connecting
これにより、連結部材15の接続片65の長穴66にボルト62が挿通し、連結部材15つまり爪本体11が長穴66の長手方向に沿って移動自在となると共に、ボルト62を軸として連結部材15(爪本体11)がシャンク体2に対して揺動自在となる。図25(a)の矢印イが揺動方向を示している。なお、図25ではコイルバネ10は図示省略している。
As a result, the bolt 62 is inserted into the
本実施形態において、海底の岩礁にアンカー本体1の爪14が根掛かりした場合、ロープにてアンカー本体1をそのまま引き上げていくと、コイルバネ10の付勢力以上の力がかかるとコイルバネ10自体が曲がると共に、爪本体11も揺動することで、爪14が岩礁から外れて、アンカー本体1を容易に回収することができる。
また、アンカー本体1を引き上げていく途中で、コイルバネ10のバネ力によりコイルバネ10が軸方向に復帰し、爪本体11もシャンク体2に対して元の状態に自動的に復帰することになる。そのため、従来のようにアンカー本体1を引き上げた後に船首で身を乗りだして爪を元の状態に復帰させるという作業も必要がなく、安全性を一層向上させることができる。
In this embodiment, when the
In the middle of pulling up the
なお、本実施形態では、シャンク体2側に一対の連結片60、61を設け、連結部材15側に長穴66を有する接続片65を設けた場合について説明したが、連結部材15側に一対の連結片60、61を設け、シャンク体2側に長穴66を有するを接続片65を設けるようにしても良い。
また、連結部材15の揺動軸をボルト62としているが、ボルト62の代わりにピン状の部材で連結部材15とシャンク体2とを揺動自在に連結するようにしても良い。
In the present embodiment, the pair of connecting
Further, although the swing shaft of the connecting
本実施形態では、シャックル24の代わりに、ボルト62などの軸棒を軸として連結部材15を揺動自在に連結しているので、コイルバネ10が曲がる場合、該コイルバネ10の湾曲や復帰の動作を邪魔することがなく、爪本体11の岩礁からの離脱や、シャンク体2に対して爪本体11が元の状態に復帰させることができる。
In this embodiment, instead of the
(第5の実施の形態)
上記第2、第3の実施形態において、爪本体11の連結部材15とバネ固定棒34とはシャックル24にてそれぞれ揺動自在に連結していたが、第4の実施形態と同様に連結部材15とバネ固定棒34とを連結するのにシャックル24に限られるものではない。
すなわち、図26に示すように、バネ固定棒34の端部の上下より舌片状の連結片70、71を一体に突設し、一方の連結片70にはボルト72を挿通させる挿通孔73を穿孔し、他方の連結片71には該ボルト72のネジ部と螺合するネジ穴74を設けている。
(Fifth embodiment)
In the second and third embodiments, the connecting
That is, as shown in FIG. 26, tongue-like connecting
また、連結部材15の構成は第4の実施形態と同様である。連結部材15の接続片65を連結片70、71の間に配置して、ボルト72をバネ固定棒34の連結片70の挿通孔73、接続片65の長穴66に挿通し、さらにボルト72のネジ部を連結片71のネジ穴74に螺合する。
これにより、連結部材15の接続片65の長穴66にボルト72が挿通し、連結部材15つまり爪本体11が長穴66の長手方向に沿って移動自在となると共に、ボルト72を軸として連結部材15(爪本体11)がバネ固定棒34に対して揺動自在となる。図26(a)の矢印イが揺動方向を示している。なお、図26ではコイルバネ40は図示省略している。
Moreover, the structure of the
Thereby, the
本実施形態でのバネ固定棒34に対しての連結部材15の揺動動作は第4の実施形態と同様なので、説明は省略する。
Since the swinging motion of the connecting
なお、本実施形態では、バネ固定棒34側に一対の連結片70、71を設け、連結部材15側に長穴66を有する接続片65を設けた場合について説明したが、連結部材15側に一対の連結片70、71を設け、バネ固定棒34側に長穴66を有するを接続片65を設けるようにしても良い。
また、連結部材15の揺動軸をボルト72としているが、ボルト72の代わりにピン状の部材で連結部材15とバネ固定棒34とを揺動自在に連結するようにしても良い。
In this embodiment, the case where the pair of connecting
Further, although the swing shaft of the connecting
本実施形態では、シャックル24の代わりに、ボルト72などの軸棒を軸として連結部材15を揺動自在に連結しているので、コイルバネ40が曲がる場合、該コイルバネ40の湾曲や復帰の動作を邪魔することがなく、爪本体11の岩礁からの離脱や、シャンク体2に対して爪本体11が元の状態に復帰させることができる。
In this embodiment, instead of the
1 アンカー本体
3 アンカーリンク
6 ネジ部
7 ナット
10 コイルバネ
11 爪本体
12 センターホール
14 爪
15 連結部材
21 ストック保持部
22 ストック
23 ナット
24 シャックル(連結具)
30 ネジ部
31 爪連結部
34 バネ固定棒
35 ネジ部
40 コイルバネ
41 ナット
50 ピン
62 ボルト
72 ボルト
DESCRIPTION OF
30
Claims (8)
左右に爪(14)をそれぞれ設けた略W字状の爪本体(11)と、
先端側にストック(22)を保持するストック保持部(21)を有し、基部側を前記爪本体(11)の中央部に穿孔されているセンターホール(12)を挿通してナット(23)にて爪本体(11)に固定される連結部材(15)と、
前記シャンク体(2)の他端と一端側が揺動自在に連結され、前記連結部材(15)の基部側と他端側が揺動自在に連結される連結具(24)と、
前記シャンク体(2)の一端側から挿入されて前記連結具(24)を覆うようにして該シャンク体(2)に装着されるコイルバネ(10)と、
前記シャンク体(2)のネジ部(6)に螺合して前記コイルバネ(10)を爪本体(11)側に弾発付勢させるナット(7)と
でアンカー本体(1)を構成していることを特徴とするボート用二爪アンカー。 A rod-shaped shank body (2) having an anchor link (3) to which a chain or a rope is connected on one end side and a threaded portion (6) on the other end side;
A substantially W-shaped nail body (11) provided with nails (14) on the left and right,
It has a stock holding part (21) for holding the stock (22) on the distal end side, and a nut (23) is inserted through a center hole (12) drilled in the central part of the claw body (11) on the base side. A connecting member (15) fixed to the nail body (11) at
A connector (24) in which the other end and one end side of the shank body (2) are swingably connected, and a base part side and the other end side of the connecting member (15) are swingably connected;
A coil spring (10) which is inserted from one end of the shank body (2) and is attached to the shank body (2) so as to cover the connector (24);
An anchor body (1) is constituted by a nut (7) that is screwed into the threaded portion (6) of the shank body (2) and elastically biases the coil spring (10) toward the claw body (11). A two-claw anchor for boats.
一端側が前記シャンク体(2)内に挿入されて前記ネジ部(30)に螺着され該シャンク体(2)の他端側に位置する円筒状の爪連結部(31)と、
一端側にネジ部(35)を有して前記シャンク体(2)内に配置されると共に、他端側は前記爪連結部(31)内に位置するバネ固定棒(34)と、
左右に爪(14)をそれぞれ設けた略W字状の爪本体(11)と、
先端側にストック(22)を保持するストック保持部(21)を有し、基部側を前記爪本体(11)の中央部に穿孔されているセンターホール(12)を挿通して第1のナット(23)にて爪本体(11)に固定される連結部材(15)と、
前記バネ固定棒(34)の他端と一端側が揺動自在に連結され、前記連結部材(15)の基部側と他端側が揺動自在に連結される連結具(24)と、
前記バネ固定棒(34)の外周面側に配置されるコイルバネ(40)と、
前記バネ固定棒(34)のネジ部(35)に螺合し、前記コイルバネ(40)の先端にて前記爪連結部(31)の端面を弾発付勢して該爪連結部(31)の他端の端面を前記第1のナット(23)の端面に付勢させる第2のナット(41)と
でアンカー本体(1)を構成していることを特徴とするボート用二爪アンカー。 A cylindrical shank body (2) provided with an anchor link (3) to which a chain or a rope is connected on one end side, and provided with a screw portion (30) on the inner peripheral surface on the other end side;
One end said shank member (2) in a cylindrical claw coupling portion you located at the other end of the threaded to the shank body to the threaded portion is inserted (30) (2) and (31),
A screw fixing part (34) having a screw part (35) on one end side and being arranged in the shank body (2), the other end side being located in the claw coupling part (31);
A substantially W-shaped nail body (11) provided with nails (14) on the left and right,
A first nut having a stock holding part (21) for holding a stock (22) on the distal end side and passing through a center hole (12) drilled in the central part of the claw body (11) on the base side. A connecting member (15) fixed to the nail body (11) at (23);
A connector (24) in which the other end and one end of the spring fixing rod (34) are swingably connected, and a base side and the other end of the connecting member (15) are swingably connected;
A coil spring (40) disposed on the outer peripheral surface side of the spring fixing rod (34);
The claw coupling portion (31) is screwed into the screw portion (35) of the spring fixing rod (34), and the end surface of the claw coupling portion (31) is elastically urged at the tip of the coil spring (40). A two-claw anchor for a boat characterized in that an anchor body (1) is constituted by a second nut (41) for urging the end surface of the other end of the first nut (23) against the end surface of the first nut (23).
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