JP4426269B2 - 携帯電話機、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の携帯電話機は、上側筐体及び下側筐体とをヒンジにより折り畳み自在に結合しており、ヒンジから離れた箇所にマイクを備えると共に、前記上側筐体の外面における前記ヒンジ近傍に副スピーカーを備えることにより、折り畳んだ状態のままの通話を可能としている。
これを実現するには、薄型化、良好なデザイン、レイアウト等の制約を考慮して、骨伝導スピーカーを折り畳み携帯電話機の蓋部分の折り畳み状態で表面となる面側に搭載し、通話に用いる操作キーを折り畳み状態で押下できる位置に配置する必要が生じている。
当該骨伝導スピーカーを用いることにより、ユーザは騒音下においても明瞭に音を聞くことができる。
本発明のプログラムは、閉蓋状態で使用する骨伝導スピーカー及び操作キーを搭載する折り畳み式の携帯電話機で用いられるプログラムであって、閉蓋状態か開蓋状態かを検出する検出ステップと、前記骨伝導スピーカーの動作の可否を示す動作情報を取得する取得ステップと、前記動作情報に基づき前記骨伝導スピーカーの動作可否状態を切り替える切替ステップと、閉蓋状態を検出中に着呼があった場合、前記動作情報が動作可を示していれば前記操作キーによる入力を有効な入力として扱い、前記動作情報が動作不可を示していれば前記操作キーによる入力を無効な入力として扱う制御ステップとの各ステップをコンピュータに実行させる。
<1.構成>
図1は、折り畳まれて閉じられた状態(閉状態)の折り畳み式の携帯電話機1の外観を示す斜視図である。
携帯電話機1は、筐体10と蓋11とが蝶番部12によって連結し、筐体10と蓋11とは電気的に接続されている。
背面LCD(Liquid Crystal Display)13は、液晶ディスプレイであり、図1に示すように、蓋11の背面に配置され、携帯電話機1に対する着呼があった場合などに、相手先の電話番号を示す情報等を表示する。
背面操作キー15は、利用者が操作を行うためのキーパッドであり、本実施形態では、1個のキーで構成しているが、複数のキーで構成してもよい。
背面操作キー15には、1つのキーに複数の機能が割り当てられている。
背面操作キー15を用いる方法としては、例えば、前記閉状態で通話を行っていないときに携帯電話機1に対し着呼があった場合、ユーザは、背面操作キー15を前記短押し、前記長押しを問わず押下すると、発呼元との通話が開始される。
閉状態で通話を行っているときに携帯電話機1に対し着呼があった場合、ユーザが背面操作キー15を長押しすると、現在通話中の呼との通話を切断し、当該着呼に対応する発呼元について通話可能状態にする。
その他、背面操作キー15が押下されたときの動作については、後述する。
切欠部16は、利用者が発した音声を筐体10に備えるマイクに伝えられるように、筐体10に設けられた切り欠きである。
図2は、前記開状態の携帯電話機1の外観を示す斜視図である。
拡声スピーカー18は、蓋11に設けられ、受信した音声をユーザに伝えるスピーカーである。
表面LCD20は、蓋11の前記表面に設けられ、発呼先及び発呼元の電話番号、携帯電話機1に関するバッテリの充電状態、現在時刻等の表示を行うための液晶ディスプレイである。
表面操作キー群22は、携帯電話機1が開状態である場合に、ユーザが、操作指示を行うためのキー群であり、電話番号等を入力するための0から9までの数字を示すテンキーや、通話開始キーや、通話終了キー等を含み、さらに、表面LCD20に表示される電話番号リストや、骨伝導スピーカー14の機能を有効にするか無効にするかを選択するための表示などの各種一覧表示のうちの1項目を選択するのに用いる選択用キー等も含む。
通信部51は、制御部52の指示に従いアンテナ17を介して、前記基地局と通話のための無線通信を行い、受信した信号については復調した結果である音声信号を、信号処理部54に出力し、信号処理部54に入力された入力音声は、変調されて前記基地局に対し出力される。
制御部52は、開閉状態検出部21が出力した前記開閉情報を記憶部53に記憶させる。
また、制御部52は、表面操作キー群22が含むキーが押下された場合には、当該押下されたキーに従い動作する。
(a)制御部52が、前記テンキーが押下されたと判定した場合、指示された数字を発呼すべき電話番号として取得し、通話開始キーが押下されることにより、通信部51に対し、当該電話番号に対する発呼開始指示をし、通話終了キーが押下されることにより、通信部51に対し通話終了指示をする。
(b)記憶部53が予め記憶している1以上の電話番号を、表面LCD20に一覧表示させ、ユーザに、前記選択用キーを用いて当該複数の電話番号から1の電話番号を選択するよう促し、選択された電話番号に対し発呼するよう通信部51を制御する。
(c)記憶部53に予め記憶している1以上の電話番号を、表面LCD20に表示させ、ユーザに、前記選択用キーを用いて当該表示された複数の電話番号から1の電話番号をデフォルト通話先電話番号選択するよう促し、選択されたデフォルト通話先電話番号が前記複数の電話番号のいずれであるかを、記憶部53に記憶させる。
(d)通話中に着呼した場合、再度の通話開始キー押下検出により、いわゆるキャッチホンの動作と同様に、通信部51に対し、呼を切り替えるよう指示して呼を切り替えさせる。
(e)骨伝導スピーカー14を有効にするか無効にするかをユーザに選択させるための画面を表示し、ユーザに、前記選択用キーを用いて有効と無効との何れかを選択するよう促し、ここで選択された結果を骨伝導スピーカー使用情報として、記憶部53に記憶させる。
(f)前記骨伝導スピーカー使用情報に基づき、信号処理部54に対し、骨伝導スピーカー14及び拡声スピーカーのいずれに音声を出力すべきか、表面操作キー群22中の音量選択キーにより指示された音量で音声を出力するよう指示する。
信号処理部54は、前記利用者が通話している場合、通信部51から受信した音声信号を、増幅処理を施した後、制御部52の指示に基づき、骨伝導スピーカー14及び拡声スピーカー18の何れかに出力し、また、マイク19が集音した入力音声を増幅処理し、通信部51、アンテナ17を介して、前記基地局に送信する。
<2.動作>
携帯電話機1において、表面操作キー群22を使用する通話等に関しては、本発明の本質ではなく、他の携帯電話機等の動作と同等であるので、背面操作キー15を使用する場合のみの動作について説明する。
制御部52は、着呼の有無を検出しており、通信部51は、着呼があった場合に制御部52に通知する(S101)。
制御部52は、着呼がなかった場合(S101:NO)、着呼があるまでS101を繰り返し、着呼があった場合(S101:YES)、蓋11が閉じているか否かを判定する(S102)。
制御部52は、背面操作キー15の入力がない場合(S103:NO)、背面操作キー15の入力があるまで、S103を繰り返し、背面操作キー15の入力があった場合(S103:YES)、前記骨伝導スピーカー使用情報に基づき骨伝導スピーカー14が有効であるか否かを判定する(S104)。
S105で通話を開始した後、制御部52は、背面操作キー15の操作の入力が有るか否かを検出する(S106)。 背面操作キー15の操作がない場合(S106:NO)、S106を繰り返す。
長押しであった場合(S107:YES)、通信部51は、制御部52の指示に従いアクティブな呼を切断し(S108)、長押しでなかった場合(S107:NO)、通信部51は現在アクティブな呼の他に呼があるか否かを判定する(S111)。
<3.その他の変形例>
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。
以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
(2)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
10 筐体
11 蓋
12 蝶番部
13 背面LCD
14 骨伝導スピーカー
15 背面操作キー
16 切欠部
17 アンテナ
18 拡声スピーカー
19 マイク
20 表面LCD
21 開閉状態検出部
22 表面操作キー群
51 通信部
52 制御部
53 記憶部
54 信号処理部
Claims (3)
- 閉蓋状態で使用する、骨伝導スピーカー及び前記骨伝導スピーカーを用いた通話に係る操作キーを搭載する折り畳み式の携帯電話機であって、
閉蓋状態か開蓋状態かを検出する検出手段と、
前記骨伝導スピーカーの動作の可否を示す動作情報を取得する取得手段と、
前記動作情報に基づき前記骨伝導スピーカーの動作可否状態を切り替える切替手段と、
閉蓋状態を検出中に着呼があった場合、前記動作情報が動作可を示していれば前記操作キーによる入力を有効な入力として扱い、前記動作情報が動作不可を示していれば前記操作キーによる入力を無効な入力として扱い、開蓋状態を検出中には、前記操作キーによる入力を無効な入力として扱う制御手段と
を備えることを特徴とする携帯電話機。 - 閉蓋状態で使用する骨伝導スピーカー及び前記骨伝導スピーカーを用いた通話に係る操作キーを搭載する折り畳み式の携帯電話機で用いられる制御方法であって、
閉蓋状態か開蓋状態かを検出する検出ステップと、
前記骨伝導スピーカーの動作の可否を示す動作情報を取得する取得ステップと、
前記動作情報に基づき前記骨伝導スピーカーの動作可否状態を切り替える切替ステップと、
閉蓋状態を検出中に着呼があった場合、前記動作情報が動作可を示していれば前記操作キーによる入力を有効な入力として扱い、前記動作情報が動作不可を示していれば前記操作キーによる入力を無効な入力として扱い、開蓋状態を検出中には、前記操作キーによる入力を無効な入力として扱う制御ステップと
を含むことを特徴とする制御方法。 - 閉蓋状態で使用する骨伝導スピーカー及び前記骨伝導スピーカーを用いた通話に係る操作キーを搭載する折り畳み式の携帯電話機で用いられるプログラムであって、
閉蓋状態か開蓋状態かを検出する検出ステップと、
前記骨伝導スピーカーの動作の可否を示す動作情報を取得する取得ステップと、
前記動作情報に基づき前記骨伝導スピーカーの動作可否状態を切り替える切替ステップと、
閉蓋状態を検出中に着呼があった場合、前記動作情報が動作可を示していれば前記操作キーによる入力を有効な入力として扱い、前記動作情報が動作不可を示していれば前記操作キーによる入力を無効な入力として扱い、開蓋状態を検出中には、前記操作キーによる入力を無効な入力として扱う制御ステップと
の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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