JP4422471B2 - 発電機用制御装置及び誘導型発電機の始動方法 - Google Patents
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Description
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、誘導型発電機の始動時の制御技術として、誘導型発電機の回転子がタービン等の外力で回転しているとき、誘導型発電機の固定子に過大な電流が流れないようにすることである。
本発明の目的は、上記課題点を解決し、誘導型発電機を安全に始動することができる制御技術の提供にある。
図1〜図4は、本発明の実施形態の説明図である。図1は、本発明の実施形態としての発電機用制御装置の構成図、図2は、図1の発電機用制御装置と誘導型発電機との間で授受される電流の特性例図、図3は、図1の発電機用制御装置の動作説明図、図4は、図1の発電機用制御装置と誘導型発電機との間で授受される電流の、図2と異なる条件下での特性例図である。
図3において、
(1)制御用コンピュータ101の指示により始動準備動作を開始する(ステップS301)。このとき、誘導型発電機103の回転子は水車用タービン104による外力で回転駆動されているものとする。
(2)制御用コンピュータ101は、第1のインバータ121から誘導型発電機103に供給する回転磁界発生用交流電力の周波数fを、電動機動作領域において設定周波数fmaxに設定する(ステップS302)。該設定周波数fmaxは予めメモリ等に記憶したものを読み出してもよい。
(3)制御用コンピュータ101は、第1のインバータ121を制御し、誘導型発電機103に供給する回転磁界発生用交流電力の電圧Vを、定常時よりも下げた値であってかつ周波数fとの比が一定となるV2とする(ステップS303)。
(4)上記周波数fを減少させながら、図2の電流特性BすなわちV2/f=c2(一定)に従って、電圧V2を誘導型発電機103の固定子コイルに印加する(ステップS304)。
(5)回転磁界発生用交流電力の電流iの絶対値を電流検出部106で検出する(ステップS305)。
(6)制御用コンピュータ101は、上記検出した電流iの絶対値を、検出動作の中で前回検出した電流の絶対値と比較し、今回の検出電流の絶対値が前回の検出電流の絶対値に対し増加しているか否かを判別する(ステップS306)。
(7)上記判別の結果、上記今回の検出電流iの絶対値が、前回の検出電流の絶対値に対し増加している場合は、既に周波数fが、誘導型発電機103の回転子の回転周波数f0すなわち電流最小周波数を超えて減少しているとして、制御用コンピュータ101は、その時の周波数fに超過減少周波数分△fを加算して電流最小周波数を求める(ステップS308)。
(8)上記求めた電流最小周波数において、制御用コンピュータ101は、第1のインバータ121を制御し、誘導型発電機103に供給する回転磁界発生用交流電力の電圧Vを上げる(ステップS309)。
(9)誘導型発電機103の始動準備を終了する(ステップS310)。以降、上記求めた電流最小周波数を起点に発電機動作領域での発電機動作を開始する。
(10)上記ステップS306における判別の結果、検出電流iの絶対値が前回の検出電流の絶対値に対し増加していない場合は、回転磁界発生用交流電力の電流は減少途上にあり、周波数fはまだ電流最小周波数(誘導型発電機103の回転子の回転周波数f0)に達していないとして、制御用コンピュータ101は、第1のインバータ121を制御し、回転磁界発生用交流電力の周波数fをさらに△fだけ減少させ、上記ステップS303の動作に戻る(ステップS307)。
101…制御用コンピュータ、
102…制御部、
103…誘導型発電機、
104…水車用タービン、
105…交流電源系、
106…電流検出部、
121…第1のインバータ、
122…平滑用コンデンサ、
123…第2のインバータ。
Claims (5)
- 誘導型発電機を励磁して発電させ回生電力として交流電源系側に供給する発電機用制御装置であって、
外力により上記誘導型発電機の回転子が回転駆動されている状態で該誘導型発電機の固定子コイルに回転磁界発生用交流電力を供給するとともに、該回転子の回転により該固定子コイルに発生した交流電力を該誘導型発電機から受電して直流電力に変換し再び交流電力に変換し該交流電力を回生電力として上記交流電源系側に出力するインバータと、
上記インバータを制御し、該インバータから上記誘導型発電機側に出力される上記回転磁界発生用交流電力の周波数値及び電圧値を制御する制御用コンピュータと、
を備え、
上記誘導型発電機の始動時に、上記制御用コンピュータが、上記インバータから出力される上記回転磁界発生用交流電力の出力電圧値及び周波数値を制御し、該出力電圧値を定常時よりも下げた状態で該周波数値を減少させ、上記インバータから上記誘導型発電機に通電される電流が略最小となる周波数を求める構成としたことを特徴とする発電機用制御装置。 - 誘導型発電機を励磁して発電させ回生電力として交流電源系側に供給する発電機用制御装置であって、
外力により上記誘導型発電機の回転子が回転駆動されている状態で該誘導型発電機の固定子コイルに回転磁界発生用交流電力を供給するとともに、該回転子の回転により該固定子コイルに発生した交流電力を直流電力に変換し出力する第1のインバータと、
上記直流電力を平滑化する平滑化手段と、
上記平滑化された直流電力を交流電力に変換し該交流電力を回生電力として上記交流電源系側に出力する第2のインバータと、
上記第1のインバータと上記誘導型発電機との間の通電電流を検出する電流検出手段と、
予め設定されたプログラムに基づき上記第1のインバータを制御し、該第1のインバータから上記誘導型発電機側に出力される上記回転磁界発生用交流電力の周波数値及び電圧値を制御する制御用コンピュータと、
を備え、
上記誘導型発電機の始動時に、上記制御用コンピュータが、上記第1のインバータから出力される上記回転磁界発生用交流電力の出力電圧値及び周波数値を制御し、該出力電圧値を定常時よりも下げた状態で該周波数値を減少させ上記電流検出手段で検出される上記通電電流の電流レベルが略最小となる周波数値を求め、該求めた周波数値において上記出力電圧値を上げる構成としたことを特徴とする発電機用制御装置。 - 上記制御用コンピュータは、上記回転磁界発生用交流電力の周波数を減少させるとき、該回転磁界発生用交流電力の出力電圧値と周波数値の比が略一定となるように上記第1のインバータを制御する請求項2に記載の発電機用制御装置。
- 制御用コンピュータによりインバータを制御し、該インバータから誘導型発電機に供給される回転磁界発生用交流電力を制御する誘導型発電機の始動方法であって、
上記制御用コンピュータが、上記インバータから出力される回転磁界発生用交流電力の出力電圧値を定常時よりも下げた状態で該回転磁界発生用交流電力の周波数値を減少させる第1のステップと、
上記制御用コンピュータが、上記回転磁界発生用交流電力の電流のレベルが略最小となる周波数値を求める第2のステップと、
上記制御用コンピュータが、上記回転磁界発生用交流電力の出力電圧値を上げるとともに周波数値をさらに減少させる第3のステップと、
を備えたことを特徴とする誘導型発電機の始動方法。 - 上記第1のステップでは、上記回転磁界発生用交流電力における出力電圧値と周波数値の比が略一定とされる請求項4に記載の誘導型発電機の始動方法。
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