JP4408024B2 - ナビゲーション装置並びに該装置用プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、目的地までの経路を探索し探索された経路の案内を行うナビゲーション装置並びに該装置用プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ナビゲーション装置では、地点設定により目的地までの経路を探索してその探索した経路の案内を行うが、探索経路では、道路の種別や幅員、目的地まで走行する最短距離、最短時間、高速道路優先、渋滞道路回避その他ユーザの好みの選択に応じた各種探索条件に従って最適とされる推奨経路が算出される。そのために、それぞれの条件に応じて探索コストの設定、変更がなされる。
【0003】
一般に、探索コストとしては、高速道路、国道、幹線道路、地方道路と、ランクが下がるにしたがって大きくなり、また、幅員が広い道路から狭い道路へ、車線数の多い道路から1車線道路へと大きくなり、通常、これら探索コストにより、さらには探索条件の選択、設定により探索コストを適宜変更して目的地までの経路に沿って演算することにより、各経路の中から最小コストの経路が推奨経路とされる。
【0004】
また、道路の種別や幅員によって、5.5m未満の狭い細街路を経路探索の対象としないようにしたり(例えば、特許文献1参照)、道路種別に応じた重み係数により経路を探索することにより(例えば、特許文献2参照)、ユーザの要求により近い案内経路の探索ができるような工夫がされている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−304560号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2000−337909号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ナビゲーション装置に使用される道路データは、高速道路、国道、県道、地方幹線道路などの道路種別、道路属性、交差点の有無その他の一定のルールにしたがって探索コストが設定されるようになっているため、しばしば実際の走りやすさでは異なる道路が同じ評価で探索される場合がある。例えば国道であっても、実際には県道よりも幅員が狭かったり、交差点や信号機が多く走りにくく、むしろより走りやすい県道があるにもかかわらず、推奨経路には国道が入ってしまうこともある。また、幅員の広い道路の経路が探索されても、交差点が多く右左折が多いと、やはり走りにくい経路となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するものであって、高架道路などの走りやすい道路を判定して経路を探索できるようにするものである。
【0009】
そのために請求項1に係る発明は、目的地までの経路を探索し探索された経路の案内を行うナビゲーション装置において、交差点及び道路データを格納する記憶手段と、前記記憶手段に格納された交差点及び道路データに基づき高架道路を含む走りやすい道路を快速道路として判定する快速道路判定手段と、前記記憶手段に格納された交差点及び道路データ及び前記快速道路判定手段により判定された快速道路に基づき探索コストを設定して目的地までの経路を探索する経路探索手段とを備え、前記快速道路判定手段は、分岐点と該分岐点から所定の距離にあるそれぞれの道路上の点とを結ぶ線のなす角度が所定値以内の狭角分岐点を検出し、前記狭角分岐点を出入口分岐点として距離が所定値以上ある高架道路を前記快速道路として判定することを特徴とするものである。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、前記快速道路判定手段は、少なくとも県道以上で経路案内の信号機間の平均道路長が所定値以上の道路で、かつ交差点間の平均道路長が所定値以上の道路を前記走りやすい快速道路として判定することを特徴とするものである。
【0013】
請求項3に係る発明は、請求項2記載のナビゲーション装置において、前記快速道路判定手段は、上下線分離道路又は中央分離帯のある道路を前記走りやすい快速道路として判定することを特徴とするものである。
【0014】
請求項4に係る発明は、請求項2記載のナビゲーション装置において、前記快速道路判定手段は、平均片側車線数が所定値以上の道路を前記走りやすい快速道路として判定することを特徴とするものである。
【0015】
請求項5に係る発明は、目的地までの経路を探索し探索された経路の案内を行うナビゲーション装置用プログラムであって、分岐点と該分岐点から所定の距離にあるそれぞれの道路上の点とを結ぶ線のなす角度が20°以内か否かを判断して狭角分岐点を検出し、前記狭角分岐点を出入口分岐点として距離が所定値以上ある高架道路を快速道路として判定し、前記快速道路に判定された道路に所定の探索コストを設定して目的地までの経路を探索する処理をコンピュータに実行させるためのナビゲーション装置用プログラムである。
【0016】
請求項8に係る発明は、請求項7に記載のナビゲーション装置用プログラムを記録したことを特徴とするナビゲーション装置用記録媒体である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係るナビゲーション装置の実施の形態を示す図であり、経路案内に関する情報を入力する入力装置1、自車両の現在位置に関する情報を検出する現在位置検出装置2、経路の算出に必要なナビゲーション用データおよび案内に必要な表示案内データ、ナビゲーション用プログラム等が記憶されている情報記憶装置3、経路探索処理や経路案内に必要な表示案内処理を行うと共にシステム全体の制御を行う中央処理装置4、ナビゲーションに必要なデータを蓄積し、運転者の要求により通信回線を介して提供される情報センターや、予め地図データや目的地データなどの運転者固有のデータが記憶されている電子手帳などの情報源との間でデータのやりとりを行う情報送受信装置5、経路案内に関する情報を出力する出力装置6から構成したものである。まず、それぞれの構成について説明する。
【0018】
入力装置1は、目的地を入力したり、運転者が必要な時に案内情報を音声および/または画面により出力できるように、運転者の意志によりナビゲーション処理を中央処理装置4に指示する機能を有するものであり、その機能を実現するための手段として、目的地を電話番号や地図上の座標などにて入力したり、経路案内をリクエストしたりするタッチスイッチや操作スイッチを有する。勿論、リモートコントローラ等の入力装置でもよい。ここで、音声入力を可能にするための音声認識装置やICカードや磁気カードに記録されたデータを読み取るための記録カード読み取り装置を付加することもできる。
【0019】
情報送受信装置5は、交通情報取得手段であるVICS(道路交通情報システム;Vehicle Information & Communication Sistem)受信装置やデータ送受信装置から構成される。VICSは、道路交通情報をリアルタイムでFM多重(文字放送)、電波ビーコン、光ビーコンによって車両に伝送するもので、FM多重は広いエリアにわたり粗い情報を伝送し、電波ビーコン及び光ビーコンの情報は、ビーコンを中心として半径10km程度以内の狭いエリアの詳細な情報であって、車両がビーコンを通過すると受信できるようになっている。VICS送信データは、各道路毎に付けられたリンク番号に対して、渋滞度(例えば、通行不可、渋滞、混雑、交通量多い、平常などの混雑の度合い)、渋滞先頭位置、渋滞長、通行規制(工事情報、通行止めなど)、旅行時間(所定速度での所要時間)から構成されている。また、データ送受信装置は、例えば携帯電話やパソコンであり、運転者の要求により交通情報センター(例えばATIS)との間でナビゲーションに必要な情報のやりとりを行うものである。
【0020】
出力装置6は、運転者が必要な時に案内情報を音声および/または画面により出力したり、中央処理装置4により処理されたデータなどをプリント出力する機能を備えており、その機能を実現するための手段として、入力データを画面表示したり、運転者のリクエストに応じ自動的に経路案内を画面で表示するディスプレイ、中央処理装置4で処理したデータや情報記憶装置3に格納されたデータをプリント出力するプリンタおよび経路案内を音声で出力するスピーカなどを備えている。
【0021】
ディスプレイは、カラーCRTやカラー液晶表示器により構成されており、中央処理装置4が処理する地図データや案内データに基づく経路設定画面、区間図画面、交差点図画面などナビゲーションに必要なすべての画面をカラー表示出力すると共に、本画面に経路案内の設定および経路案内中の案内や画面の切り換え操作を行うためのボタンが表示される。特に、通過交差点名などの通過交差点情報は、随時、区間図画面にポップアップでカラー表示される。このディスプレイは、例えば運転席近傍のインストルメントパネル内に設けられており、運転者は区間図を見ることにより自車両の現在位置を確認し、またこれからの経路についての情報を得ることができる。
【0022】
現在位置検出装置2は、車両の現在位置に関する情報を検出する装置であり、例えば地磁気センサなどで構成される絶対方位センサ、ステアリングセンサ、ジャイロなどで構成される相対方位センサ、車輪の回転数から走行距離を検出する距離センサ、衛星航法システム(GPS)を利用したGPS受信装置を備えている。
【0023】
情報記憶装置3は、ナビゲーション用のプログラム及びデータを記憶した外部記憶装置で、例えばCD−ROMなどの記録媒体である。プログラムは、地図描画部、経路探索部、経路案内部、現在位置計算部、目的地設定操作制御部等からなりナビゲーションの信号出力処理を行うアプリケーション部及びOS部等で構成され、ここに、経路探索などの処理を行うためのプログラムや経路案内に必要な表示出力制御、音声案内に必要な音声出力制御を行うためのプログラム及びそれに必要なデータ、さらには経路案内及び地図表示に必要な表示情報データが格納されている。また、データは、経路案内に必要な地図データ(道路地図、住宅地図、建造物形状地図等)、交差点データ、ノードデータ、道路データ、写真データ、登録地点データ、目的地点データ、案内道路データ、形状データ、案内データ、行き先データ、行き先方向データ、詳細目的地データ、目的地読みデータ、電話番号データ、住所データ、ランドマークデータ、その他のデータのファイルからなりナビゲーション装置に必要なすべてのデータが記憶されている。
【0024】
中央処理装置4は、種々の演算処理を実行するCPU、重要な情報(例えば経路探索や経路案内を実行するプログラムや条件設定を行うデータ、各種パラメータのデータなど)を不揮発的に記憶するための書き換え可能なROM(書き換え可能な不揮発性記憶手段)であるフラッシュメモリ(例えば電気的に消去可能なEEPROM:Electrically Erasable and Programable ROM) 、フラッシュメモリのプログラムチェック、更新処理を行うためのプログラム(プログラム読み込み手段)を格納した不揮発性記憶手段であるROM、運転者の操作により任意の地点の情報を登録するメモリ地点、学習機能により蓄積される頻度情報、各種検出手段の誤差修正情報などの個人別に記憶される情報を、一時的(揮発的)に格納する読み書き自在な揮発性記憶手段であるRAM(例えば、一時的に記憶した情報を電気的に保持できるSRAM:Static RAM)を備えている。さらには、ディスプレイへの画面表示に使用する画像データが記憶された画像メモリ、CPUからの表示出力制御信号に基づいて画像メモリから画像データを取り出し、画像処理を施してディスプレイに出力する画像プロセッサ、CPUからの音声出力制御信号に基づいて情報記憶装置3から読み出した音声、フレーズ、1つにまとまった文章、音等を合成してアナログ信号に変換してスピーカに出力する音声プロセッサなどを備えている。
【0025】
なお、ナビゲーション用のプログラム及びデータは、情報送受信装置5を介して外部から読み込むようなシステムとしてもよい。このように情報送受信装置5を介して必要なナビゲーション用のプログラム及びデータを外部から読み込むようにすることにより、CD−ROMに代えてDVDなどの記録媒体を情報記憶装置3に用いて必要なプログラムや最新のデータを適宜更新して格納できるようにすることができ、また、情報記憶装置3を省き直接中央処理装置4のフラッシュメモリやRAMに格納することもできる。
【0026】
次に、動作及び使用される道路案内データなどの構成例を説明する。図2は本実施形態に係るナビゲーション装置のシステム全体の流れを説明するための図、図3は道路案内データ等の構成例を示す図である。上記実施形態に係るナビゲーション装置では、中央処理装置4のCPUにより経路案内システムのプログラムが起動されると、図2に示すようにまず現在位置検出装置2により現在位置を検出し現在位置を中心としてその周辺地図を表示し(ステップS1)、次に、電話番号や住所、施設名称、メモリ地点等を用いて目的地を設定する(ステップS2)。そして、現在位置から目的地までの経路探索を行う(ステップS3)。経路が決まると、現在位置検出装置2による現在位置追跡を行いながら、目的地に到着するまで経路案内・表示を繰り返し行う(ステップS4)。
【0027】
案内道路データファイルは、図3(A)に示すように、経路探索により探索された経路の道路数nのそれぞれに対して、道路番号、長さ、道路属性データ、形状データのアドレス、サイズおよび案内データのアドレス、サイズの各データからなり、経路探索により求められ経路案内を行うために必要なデータとして格納される。
【0028】
形状データは、図3(B)に示すように、各道路を複数のノード(節)で分割したとき、ノード数mのそれぞれに対して東経、北緯からなる座標データを有している。案内データは、図3(C)に示すように、交差点(または分岐点)名称、注意点データ、道路名称データ、道路名称音声データのアドレス、サイズおよび行き先データのアドレス、サイズの各データからなる。
【0029】
行き先データは、図3(D)に示すように、行き先道路番号、行き先名称、行き先名称音声データのアドレス、サイズおよび行き先方向データ、走行案内データからなる。行き先データのうち、行き先方向データは、図3(E)に示すように、無効(行き先方向データを使用しない)、不要(案内しない)、直進、右方向、斜め右方向、右に戻る方向、左方向、斜め左方向、左に戻る方向の情報を示すデータである。
【0030】
道路番号は、分岐点間の道路毎に方向(往路、復路)別に設定されている。道路属性データは、道路案内補助情報データであり、例えば車線数の情報を示すデータである。道路名称データは、高速道路、都市高速道路、有料道路、一般道(国道、県道、その他)の道路種別の情報と高速道路、都市高速道路、有料道路について本線か取付道かを示す情報のデータであり、道路種別データとさらに各道路種別毎での個別番号データである種別内番号から構成される。
【0031】
図4は快速道路の判定処理を説明するための図、図5は高架道路、形状の判定処理を説明するための図である。本実施形態に係るナビゲーション装置では、図2により説明した上記ステップS3の経路探索を行う処理において、交差点及び道路データに基づき走りやすい道路を快速道路として判定し探索コストを設定して目的地までの経路を探索し、快速道路の判定では、狭角分岐点を検出して高架道路を抽出し快速道路とすることにより、高架道路の情報を持たなくても高架道路を快速道路として目的地までの経路に優先的に含まれるようにする。
【0032】
その快速道路の判定処理は、例えば図4に示すようにまず、同一路線の道路を抽出し(ステップS11)、条件1で道路毎に判定を行って道路を抽出する(ステップS12)。ここで、条件1は、快速道路の候補となる道路かどうかを判定するものであり、同一路線の道路が、例えば県道以上か、経路案内の信号機間の平均道路長が所定値以上(例えば1km以上)か、3差路以上の交差点間の平均道路長が所定値以上(例えば150m以上)か、上下線分離道路又は中央分離帯のある道路か、平均片側車線数が所定値以上(例えば1.5以上)か、連続する高架道路であるかのいずれかである。
【0033】
次に、条件2に該当するか否かを判定し(ステップS13)、該当すればその道路を抽出し、該当しなければ隣接グループの結合を行う。(ステップS14)。ここで、条件2は、快速道路の判定条件であり、同一路線の道路が、少なくとも県道以上で、経路案内の信号機間の平均道路長が所定値以上で、かつ3差路以上の交差点間の平均道路長が所定値以上であること、さらに上下線分離道路又は中央分離帯のある道路又は平均片側車線数が所定値以上である場合に該当すると判定される。また、属性情報として高架の情報を有する場合にも、県道以上で、高架道路である場合に該当すると判定される。
【0034】
ステップS13の処理において条件2に該当しない隣接グループの結合に対して、再度条件2に該当するか否かを判定し(ステップS15)、該当すればその道路を抽出し、該当しなければさらに両端を繰り返し延長し(ステップS16)、3たび条件2に該当するか否かを判定する(ステップS17)。ステップS17の判定処理でも該当しなければ、快速道路としない(ステップS20)。
【0035】
また、上記処理とは別に、高架の情報を持たない高架道路を判定し抽出するため、出入口とする狭角分岐点(交差点)を検出することにより高架道路の抽出を行う(ステップS18)。狭角分岐点の角度に基づき高架形状の判定を行い(ステップS19)、高架形状と判定された高架道路を快速道路として抽出し、そうでない道路は快速道路としない。すなわち、ステップS18では、2つの連続する分岐点が出入口分岐点となる狭角分岐点、その間が高架道路と仮定として抽出され、ステップS19では、狭角分岐点の角度により快速道路の対象となりうる高架道路か否かの判定を行っていることになる。
【0036】
基本的に高架道路は、出入口分岐点間に3差路以上の分岐点が存在しない道路列であり、したがって、高架道路の場合には、連続する2つの分岐点が高架出入口分岐点として検出される。高架出入口分岐点は、図5(A)に示すようなパターンの3差路で、1つの狭角(20°以内)が存在する分岐点であり、また、図5(B)に示すようなパターンの4差路で、2つの狭角(20°以内)が存在する分岐点である。なお、このときの狭角は、図5(C)に示すように、分岐点とノードより形状に沿って所定距離、例えば30mを越えた最初の形状補間点とを結ぶ線(図示点線)を求めてこれらのなす角度で判定される。つまり、分岐点とその分岐点から所定の距離の各道路上の点とを結ぶ線(図示点線)のなす角度が20°以内の場合に狭角分岐点とする。
【0037】
上記ステップS13、S15、S17、S19の各処理により抽出された快速道路は、短距離区間を削除するために距離を求め(ステップS21)、その距離が2km以上の区間か否かを判定し(ステップS22)、2km以上の区間にならなければ快速道路とはせず(ステップS20)、2km以上の区間になる場合に、つまり、2km以上接続する道路を最終的に快速道路とする(ステップS23)。
【0038】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記実施の形態では、快速道路となる道路として少なくとも県道以上の条件を設定したが、地域によっては、県道以下の農道や地方道路であっても幅員が広い道路やカーブの少ない道路なども新たに敷設されており、このような道路を幅員やカーブの有無・数により抽出できるように条件を変えてもよいことはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、高架道路、信号機の少ない道路、大きい交差点の通過する道路、上下線分離道路、中央分離帯のある道路、片側車線数の多い道路など走りやすい道路を快速道路として、経路を探索しやすくすることができ、走りやすい道路による経路を案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るナビゲーション装置の実施の形態を示す図である。
【図2】 本実施形態に係るナビゲーション装置のシステム全体の流れを説明するための図である。
【図3】 道路案内データ等の構成例を示す図である。
【図4】 快速道路の判定処理を説明するための図である。
【図5】 高架道路、形状の判定処理を説明するための図である。
【符号の説明】
1…入力装置、2…現在位置検出装置、3…情報記憶装置、4…中央処理装置、5…情報送受信装置、6…出力装置
Claims (6)
- 目的地までの経路を探索し探索された経路の案内を行うナビゲーション装置において、
交差点及び道路データを格納する記憶手段と、
前記記憶手段に格納された交差点及び道路データに基づき高架道路を含む走りやすい道路を快速道路として判定する快速道路判定手段と、
前記記憶手段に格納された交差点及び道路データ及び前記快速道路判定手段により判定された快速道路に基づき探索コストを設定して目的地までの経路を探索する経路探索手段とを備え、前記快速道路判定手段は、分岐点と該分岐点から所定の距離にあるそれぞれの道路上の点とを結ぶ線のなす角度が所定値以内の狭角分岐点を検出し、前記狭角分岐点を出入口分岐点として距離が所定値以上ある高架道路を前記快速道路として判定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記快速道路判定手段は、少なくとも県道以上で経路案内の信号機間の平均道路長が所定値以上の道路で、かつ交差点間の平均道路長が所定値以上の同一路線の道路を前記走りやすい快速道路として判定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
- 前記快速道路判定手段は、上下線分離道路又は中央分離帯のある道路を前記走りやすい快速道路として判定することを特徴とする請求項2記載のナビゲーション装置。
- 前記快速道路判定手段は、平均片側車線数が所定値以上の道路を前記走りやすい快速道路として判定することを特徴とする請求項2記載のナビゲーション装置。
- 目的地までの経路を探索し探索された経路の案内を行うナビゲーション装置用プログラムであって、
分岐点と該分岐点から所定の距離にあるそれぞれの道路上の点とを結ぶ線のなす角度が20°以内か否かを判断して狭角分岐点を検出し、
前記狭角分岐点を出入口分岐点として距離が所定値以上ある高架道路を快速道路として判定し、
前記快速道路に判定された道路に所定の探索コストを設定して目的地までの経路を探索する
処理をコンピュータに実行させるためのナビゲーション装置用プログラム。 - 請求項5に記載のナビゲーション装置用プログラムを記録したことを特徴とするナビゲーション装置用記録媒体。
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