JP4405757B2

JP4405757B2 - Airbag device

Info

Publication number: JP4405757B2
Application number: JP2003188978A
Authority: JP
Inventors: 勝弘時田
Original assignee: Nihon Plast Co Ltd
Current assignee: Nihon Plast Co Ltd
Priority date: 2003-06-30
Filing date: 2003-06-30
Publication date: 2010-01-27
Anticipated expiration: 2023-06-30
Also published as: JP2005022485A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車の座席の側部に備えられるエアバッグ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、例えば、自動車の衝突時に乗員を衝撃から保護するため、インフレータから噴射したガスをエアバッグに導入して膨張展開させるエアバッグ装置が用いられている。そして、この種のエアバッグ装置として、座席の側部に収納され、側面衝突などの衝撃を受けた際に乗員の側方に展開し、乗員の側部を保護するサイドエアバッグ装置が知られている(例えば、特許文献１参照。)。
【０００３】
一方、自動車の座席には、種々の機能が備えられ、例えば、乗員の腰部を支えるランバーサポート装置が備えられている。そして、このランバーサポート装置は、両側方向を軸方向としてシートのサイドフレームに回動可能に支持されるクランク状のロッドを備え、このロッドに、腰部を支える支持体が取り付けられている(例えば、特許文献２参照。)。
【０００４】
【特許文献１】
特開平１０−１７５５００号公報 (第１頁図３−４)
【０００５】
【特許文献２】
特開２００３−１２５８９１号公報 (第１頁図１)
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のように、種々の機能を備えたシートについては、例えば、側面衝突の際にシートが横方向からの荷重を受けた際に、ランバーサポート装置のロッドがエアバッグ装置の動作に干渉しないように、エアバッグ装置の取付位置が制限され、あるいは、ロッドの突出を防止する別個の部材を設けると、製造コストが上昇する問題を有している。
【０００７】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、取付位置の自由度が高いとともに、製造コストが低減されるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載のエアバッグ装置は、車両の座席の背部の側部に備えられ、前記座席の背部には乗員の腰部を支持するランバーサポート装置のロッドを内蔵したエアバッグ装置であって、ガスが導入されて膨張展開するエアバッグと、このエアバッグにガスを供給するインフレータと、前記座席に取り付けられる座席取付部及び前記ロッドの先端部となる突部と前記エアバッグ及び前記インフレータの少なくとも一方との間に配置され、前記突部に対向する対向部を設けた取付具とを具備したものである。
【０００９】
そして、この構成では、乗員の腰部を支持するランバーサポート装置のロッドが内蔵された座席の背部の側部に備えられたエアバッグ装置について、衝撃を受けた際に、インフレータからガスを供給してエアバッグが膨張展開し、座席の乗員を保護する。衝撃により座席が変形などした場合にも対向部がロッドの先端部となる突部を受け止め、突部がエアバッグ及びインフレータに干渉することを抑制し、エアバッグの円滑な膨張展開が確保される。エアバッグ装置を座席に内蔵されたランバーサポート装置のロッドの先端部となる突部に対向して配置することが可能になり、エアバッグ装置の配置の自由度が向上し、エアバッグ装置とランバーサポート装置とを備えた車両の座席が容易に構成される。対向部は、座席に取り付けられる座席取付部を備えた取付具に設けたため、部品点数の増加が無く、製造コストが抑制される。
【００１０】
請求項２記載のエアバッグ装置は、請求項１記載のエアバッグ装置において、取付具は、座席取付部及び対向部を設けた基板部を備え、前記対向部は、突部に対向して凹設されたものである。
【００１１】
そして、この構成では、取付具の構造が簡略化され、製造コストが低減される。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【００１３】
図１及び２において、10は被取付部材である自動車の座席(シート)であり、この座席10は、乗員が着席する座部と、この座部の後部から角度調整可能に立設された背部(シートバック)12と、この背部12の上部に取り付けられたヘッドレストとなどを備えている。なお、この座席10は、右ハンドルの車両の運転席、すなわち車室15の前席右側の座席10であり、この座席10の右側には、側壁部を構成するドアのドアトリム及びセンターピラーのガーニッシュなどが、座席10と所定の間隔を介して配置されている。なお、以下、前後、上下、及び左右などの方向は、この自動車の車室15を基準とし、車室15の前方を前方、車室15の後方を後方、車室15から外側(ここでは右方)に向かう方向を外方、この外方の反対方向(ここでは左方)を内方、上下方向を所定方向としての上下方向として説明する。なお、ここで、背部12は、通常若干傾斜した状態で設けられるが、垂直に立設されたものとして説明する。
【００１４】
そして、座席10の背部12は、芯材(シートフレーム)を構成する金属製のバックフレーム21を軟質のウレタン22で覆い、さらに、このウレタン22を天然皮革、人工皮革、あるいは布、ビニールなどのシート状の表皮23で覆って構成されている。
【００１５】
また、この背部12には、ランバーサポート装置25が備えられている。このランバーサポート装置25は、両側方向を長手方向として座席10に支持された部品としてのロッド26と、このロッド26に取り付けられた支持体27と、ロッド26を回動させる操作レバー28となどを備えている。そして、ロッド26は、中間部分26aがクランク状に屈曲され、この中間部分26aに取り付けられた支持体27が、ロッド26の回動に伴い進退するようになっている。
【００１６】
そして、バックフレーム21の外方に位置し、ウレタン22及び表皮23に囲まれた状態で、収納部29が設けられ、この収納部29に、エアバッグ30を備えたエアバッグ装置31が構成されている。そして、このエアバッグ装置31は、側面衝突などの衝撃を受けた際に、座席10に着座した乗員と側壁部を構成するドアトリム及びセンターピラーのガーニッシュとの間に面状に膨張展開して、乗員の腰部及び胸部を保護する側突用エアバッグ装置であるサイドエアバッグ装置を構成している。
【００１７】
そして、このエアバッグ装置31は、袋状のエアバッグ30と、このエアバッグ30にガスを供給するインフレータ33と、このインフレータ33を保持するリテーナ34と、これら部材を覆うカバー材35と、取付具としての第１の取付金具36と、第２の取付金具37となどを備えている。
【００１８】
そして、エアバッグ30は、例えば腰部から胸部までを保護するもので、１枚あるいは複数枚の織布である基布を糸で縫合して、側面視四角形状あるいは側面視略Ｌ字状などの略密閉された扁平な袋状に形成され、カバー材35に所定の形状に折り畳んで収納されている。
【００１９】
また、インフレータ33は、略円柱状の本体部を有し、本体部の内部に充填した推進薬を反応させて、一端部の周面に設けたガス噴射口から高温高圧のガスを噴射するいわゆるパイロ式インフレータ、あるいは、圧縮したガスを貯留したハイブリッド式インフレータなどから構成されている。
【００２０】
また、リテーナ34は、金属板あるいは樹脂などにて、インフレータ33の本体部の外形寸法より内径寸法が大きい略筒状に形成されている。そして、このリテーナ34の前面部には、ガス噴射口が形成されているとともに、内方の側面部には、一対のスタッドボルト38が溶接などして固定されている。そして、これらインフレータ33及びリテーナ34によりガス噴射手段が構成され、インフレータ33をリテーナ34の内側に固定した状態で、インフレータ33のガス噴射口とリテーナ34のガス噴射口とが直接対向せず、インフレータ33のガス噴射口から噴射されたガスは冷却及び拡散などされてリテーナ34のガス噴射口から噴射される。
【００２１】
また、カバー材35は、後端部をヒンジ部として開口する樹脂製のケース体あるいは開裂可能な布製の袋体として形成されている。
【００２２】
そして、第１の取付金具36は、１枚の金属板にて形成された金属製のカバー固定プレートであり、図３などに示すように、平板状をなす基板部41を備え、この基板部41は、座席取付基部42と、この座席取付基部42の下端部から前側に傾斜するように延設された対向基部43とが一体に形成され、側面視略くの字状に形成されている。そして、座席取付基部42には、座席への取付点でありインフレータ33固定用のボルト挿通孔である円孔状の座席取付部としての座席取付孔44が形成されている。一方、対向基部43には、外側に向かって絞り加工により円形状に凹設されたしぼり部である対向部46が形成されている。
【００２３】
また、第２の取付金具37は、１枚の金属板にて形成された金属製のカバー固定プレートであり、平板状をなす座席取付基部である基板部51を備え、この基板部51に、座席への取付点でありインフレータ33固定用のボルト挿通孔である円孔状の座席取付孔54が形成されている。
【００２４】
そして、このエアバッグ装置31は、インフレータ33を保持したリテーナ34のスタッドボルト38，38を、エアバッグ30及びカバー材35に形成した図示しない取付孔を挿通させ、取付金具36，37の座席取付孔44，54に挿入し、さらに、外側からバックフレーム21に挿通させ内側からナット57を螺合して締め付けることにより、エアバッグ装置(エアバッグモジュール)31の全体がバックフレーム21に支持されている。
【００２５】
そして、この状態で、第１の取付金具36の対向部46が、直接、あるいはウレタン22など何らかの部材を介して、ランバーサポート装置25のロッド26と、このロッド26の突部としての先端部26bに対向している。
【００２６】
さらに、座席10の背部12には、収納部29に沿って、上下方向に延びる開裂部58が設けられている。そして、この開裂部58では、ウレタン22及び表皮23は薄肉あるいは縫着部などとしてそれぞれ他の部分より脆弱に形成され、エアバッグ30の展開時に破断して突出口を形成するようになっている。
【００２７】
次に、エアバッグ装置31の動作を説明する。
【００２８】
まず、図２及び図４に示す起動前の状態から、車両が側面衝突などの衝撃を受けると、制御装置によりインフレータ33が起動し、ガス噴射口からガスを噴射する。このガスは、例えばインフレータ33とリテーナ34との間に沿って流れ、リテーナ34のガス噴射口から前方に噴射され、エアバッグ30に供給される。そして、エアバッグ30が膨張展開する圧力により、開裂部58を開裂させて突出口を形成し、この突出口から、乗員の側方、すなわち乗員とドアトリムとの間にエアバッグ30が膨張展開して、乗員の腰部や胸部などを拘束して保護する。
【００２９】
さらに、側面衝突などの衝撃により、例えば図４及び図５に示すように、矢印Ｆに示す横方向の荷重が加わり、座席10の背部12が横方向に潰れるように変形し、ランバーサポート装置25のロッド26の先端部26bが相対的にエアバッグ装置31側に突出する方向に移動する場合があるが、この場合にも、エアバッグ装置31の第１の取付金具36に設けた対向部46がロッド26の先端部26bに当接して受け止め、エアバッグ30やインフレータ33への干渉を抑制し、エアバッグ30の円滑な展開を確保できる。
【００３０】
このように、本実施の形態によれば、座席10の側部に設けたサイドエアバッグ装置であるエアバッグ装置31について、エアバッグ装置31を座席10のバックフレーム21に取り付ける金具を構成する第１の取付金具36に対向部46を設けたため、車両側方からの衝突時に、座席10に設けた部品が変形しても、ランバーサポート装置25のロッド26からエアバッグ30を保護し、エアバッグ30を安定して円滑に展開させることができる。
【００３１】
そこで、ランバーサポート装置25のロッド26に対向してエアバッグ装置31を配置でき、すなわち、ランバーサポート装置25のロッド26の取付位置と、エアバッグ装置31との取付位置が重なっても良く、エアバッグ装置31あるいはランバーサポート装置25などの部品の配置の自由度を向上することができ、エアバッグ機能とランバーサポート機能などの種々の機能を備えた座席10を容易に提供できる。
【００３２】
また、エアバッグ装置31を座席に取り付ける金具である第１の取付金具36を保護を目的とする部位まで延長拡大して対向基部43を形成し、この対向基部43のロッド26が当接する位置に対向部46を一体に設けたため、部品点数の増加もなく、構造も簡略で、専用の部品を設ける構成に比べて、製造コストを低減できる。
【００３３】
さらに、ロッド26の先端部26bが当接すると想定される範囲である対向部46は、凹部としたため、当接したロッド26の先端部26bを当接した状態で確実に保持し、平板状の第１の取付金具36によるロッド26の抑制効果を向上できる。
【００３４】
なお、取付具の形状、及び取付具である第１の取付金具36の延設部である対向基部43や対向部46の形状は、上記の実施の形態に限られず、対向する部品の突部や保護を要する部位に応じて適宜設定できる。例えば、図６に示すように、対向基部43及び保護エリアでありしぼり部である対向部46を矩形状に広く形成することもできる。また、図７に示すように、座席取付孔44に対し、車両の前方向に向かって対向基部43を拡大するように延設し、この対向基部43に対向部46を設けることもできる。さらに、例えば図８に示すように、対向部46は凹設せずに平坦に形成することもできる。あるいは、対向部を囲んで、部品の突部側に向かい円環状などの突条を形成することもできる。
【００３５】
また、上記の各実施の形態において、第１の取付金具36は、第２の取付金具37とは別体としたが、これら取付金具36，37を一体に形成し、部品点数を削減することもできる。
【００３６】
【発明の効果】
請求項１記載のエアバッグ装置によれば、乗員の腰部を支持するランバーサポート装置のロッドが内蔵された座席の背部の側部に備えられたエアバッグ装置について、衝撃により座席が変形などした場合にも対向部がロッドの先端部となる突部を受け止め、突部がエアバッグ及びインフレータに干渉することを抑制し、エアバッグの円滑な膨張展開を確保できる。エアバッグ装置を座席に内蔵されたランバーサポート装置のロッドの先端部となる突部に対向して配置することが可能になり、エアバッグ装置の配置の自由度を向上でき、エアバッグ装置とランバーサポート装置とを備えた車両の座席が容易に構成できる。対向部は、座席に取り付けられる座席取付部を備えた取付具に設けたため、部品点数の増加が無く、製造コストを抑制できる。
【００３７】
請求項２記載のエアバッグ装置によれば、請求項１記載の効果に加え、取付具の構造が簡略化され、製造コストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を示す座席に取り付けた状態の側方からみた説明図である。
【図２】同上エアバッグ装置の座席に取り付けた状態を模式的に示す断面図である。
【図３】同上エアバッグ装置の取付具の説明図である。
(a)は側面図
(b)は(a)のＩ−Ｉ断面図
【図４】同上エアバッグ装置の作動前の状態を模式的に示す正面から見た説明図である。
【図５】同上エアバッグ装置が作動した状態を模式的に示す説明図である。
(a)は正面から見た状態
(b)は(a)の一部を拡大した状態
【図６】本発明のエアバッグ装置の他の実施の形態を示す側方からみた説明図である。
【図７】本発明のエアバッグ装置のさらに他の実施の形態を示す側方からみた説明図である。
【図８】本発明のエアバッグ装置のさらに他の実施の形態を示す側方からみた説明図である。
【符号の説明】
10 座席
12 背部
25 ランバーサポート装置
26 部品としてのロッド
26b 突部としての先端部
30 エアバッグ
31 エアバッグ装置
33 インフレータ
36 取付具としての第１の取付金具
41 基板部
44 座席取付部としての座席取付孔
46 対向部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an airbag device provided in a side portion of a seat of an automobile, for example.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, for example, in order to protect an occupant from an impact at the time of an automobile collision, an airbag device that introduces gas injected from an inflator into an airbag and inflates and deploys the airbag device is used. Further, as this type of airbag device, a side airbag device is known that is housed in a side portion of a seat and deploys to the side of the occupant when receiving an impact such as a side collision and protects the occupant side. (For example, see Patent Document 1).
[0003]
On the other hand, the seat of an automobile is provided with various functions, for example, a lumbar support device that supports the waist of a passenger. The lumbar support device includes a crank-shaped rod that is rotatably supported on the side frame of the seat with both side directions as axial directions, and a support body that supports the waist is attached to the rod (for example, (See Patent Document 2).
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-175500 (Page 1 Fig. 3-4)
[0005]
[Patent Document 2]
JP 2003-125891 A (first page, FIG. 1)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
As for the seat having various functions as in the conventional case, for example, when the seat receives a load from the lateral direction in a side collision, the rod of the lumbar support device does not interfere with the operation of the airbag device. As described above, when the mounting position of the airbag device is limited or a separate member for preventing the rod from protruding is provided, there is a problem that the manufacturing cost increases.
[0007]
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide an airbag device that has a high degree of freedom in the attachment position and can reduce manufacturing costs.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
Airbag apparatus according to claim 1 is provided in the side of the back of a vehicle seat, the back of the seat to a airbags device incorporating a rod of lumbar support device for supporting an occupant lumbar, An airbag that inflates and deploys when gas is introduced; an inflator that supplies gas to the airbag; a seat mounting portion that is attached to the seat ; a projection that is a tip of the rod; and at least the airbag and the inflator And a fixture provided with a facing portion that is disposed between and facing the protruding portion.
[0009]
And in this configuration, when the airbag device provided on the side portion of the back portion of the seat in which the rod of the lumbar support device for supporting the occupant's waist is incorporated , gas is supplied from the inflator when receiving an impact. The airbag is inflated and deployed to protect the seat occupant. Even when the seat is deformed due to an impact, the opposing portion receives the protruding portion that becomes the tip of the rod, and the protruding portion is prevented from interfering with the airbag and the inflator, so that the airbag is smoothly inflated and deployed. . It is possible to arrange so as to face the projections formed of a rod of the distal end portion of the lumbar support device incorporated an airbag device in the seat, and improves the degree of freedom of arrangement of the airbag apparatus, the airbag apparatus and the lumbar A vehicle seat with a support device is easily constructed. Since the facing portion is provided in a fixture having a seat mounting portion that is mounted on the seat, the number of parts is not increased, and the manufacturing cost is suppressed.
[0010]
The airbag device according to claim 2 is the airbag device according to claim 1, wherein the fixture includes a base plate portion provided with a seat mounting portion and a facing portion, and the facing portion is recessed facing the protrusion. It was established.
[0011]
And in this structure, the structure of a fixture is simplified and manufacturing cost is reduced .
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of an airbag device of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0013]
In FIGS. 1 and 2, reference numeral 10 denotes a seat of an automobile which is a member to be attached. The seat 10 includes a seat portion on which an occupant is seated and a back portion erected so that the angle can be adjusted from the rear portion of the seat portion. (Seat back) 12 and a headrest attached to the upper portion of the back portion 12 are provided. The seat 10 is a driver seat of a right-hand drive vehicle, that is, a seat 10 on the right side of the front seat of the passenger compartment 15. Are arranged with a predetermined distance from the seat 10. In the following, directions such as front and rear, up and down, and left and right are based on the compartment 15 of this automobile, the front of the compartment 15 is the front, the rear of the compartment 15 is the rear, In the following description, the direction toward the direction is outward, the opposite direction (leftward in this case) is inward, and the vertical direction is a vertical direction. Here, the back portion 12 is usually provided in a slightly inclined state, but will be described as being vertically erected.
[0014]
The back portion 12 of the seat 10 covers a metal back frame 21 constituting a core material (seat frame) with a soft urethane 22, and the urethane 22 is made of natural leather, artificial leather, cloth, vinyl or the like. It is configured to be covered with a sheet-like skin 23.
[0015]
Further, the back portion 12 is provided with a lumbar support device 25. This lumbar support device 25 includes a rod 26 as a component supported by the seat 10 with both sides extending in the longitudinal direction, a support 27 attached to the rod 26, an operation lever 28 for rotating the rod 26, and the like. I have. In the rod 26, the intermediate portion 26a is bent in a crank shape, and the support 27 attached to the intermediate portion 26a advances and retreats as the rod 26 rotates.
[0016]
A storage portion 29 is provided outside the back frame 21 and surrounded by the urethane 22 and the skin 23, and an airbag device 31 including an airbag 30 is configured in the storage portion 29. ing. Then, when the airbag device 31 receives an impact such as a side collision, the airbag device 31 is inflated and deployed in a plane between the occupant seated on the seat 10 and the door trim and the garnish of the center pillar constituting the side wall, The side airbag apparatus which is an airbag apparatus for side collision which protects a passenger | crew's waist | hip | lumbar part and a chest is comprised.
[0017]
The airbag device 31 includes a bag-shaped airbag 30, an inflator 33 that supplies gas to the airbag 30, a retainer 34 that holds the inflator 33, a cover member 35 that covers these members, and an attachment A first mounting bracket 36 as a tool, a second mounting bracket 37, and the like are provided.
[0018]
The airbag 30 protects, for example, from the waist to the chest. The airbag 30 is stitched with one or more woven fabrics with a thread, and has a rectangular shape in side view or a substantially L shape in side view. It is formed in a substantially sealed flat bag shape, and is stored in the cover member 35 by being folded into a predetermined shape.
[0019]
The inflator 33 has a substantially cylindrical main body, and reacts with a propellant filled in the main body so as to inject high-temperature and high-pressure gas from a gas injection port provided on the peripheral surface of one end. A pyro type inflator or a hybrid type inflator storing compressed gas is used.
[0020]
Further, the retainer 34 is formed in a substantially cylindrical shape having a larger inner diameter than the outer dimension of the main body portion of the inflator 33 by a metal plate or resin. A gas injection port is formed in the front surface portion of the retainer 34, and a pair of stud bolts 38 is fixed to the inner side surface portion by welding or the like. The inflator 33 and the retainer 34 constitute a gas injection means. With the inflator 33 fixed inside the retainer 34, the gas injection port of the inflator 33 and the gas injection port of the retainer 34 do not directly face each other. The gas injected from the gas injection port 33 is cooled and diffused and injected from the gas injection port of the retainer 34.
[0021]
The cover member 35 is formed as a resin case body that opens with the rear end portion as a hinge portion or a tearable cloth bag body.
[0022]
The first mounting bracket 36 is a metal cover fixing plate formed of a single metal plate, and includes a flat plate-like substrate portion 41 as shown in FIG. In 41, a seat mounting base 42 and an opposing base 43 extending so as to incline forward from the lower end of the seat mounting base 42 are integrally formed, and are formed in a substantially U shape in a side view. . The seat mounting base portion 42 is formed with a seat mounting hole 44 as a circular seat mounting portion which is a bolt insertion hole for fixing the inflator 33 as a mounting point to the seat. On the other hand, the opposed base portion 43 is formed with a facing portion 46 that is a squeezed portion recessed in a circular shape by drawing toward the outside.
[0023]
The second mounting bracket 37 is a metal cover fixing plate formed of a single metal plate, and includes a base plate portion 51 that is a flat seat mounting base. A circular seat mounting hole 54, which is a mounting point to the seat and is a bolt insertion hole for fixing the inflator 33, is formed.
[0024]
The airbag device 31 is configured such that the stud bolts 38 and 38 of the retainer 34 holding the inflator 33 are inserted through mounting holes (not shown) formed in the airbag 30 and the cover material 35 to attach the mounting brackets 36 and 37 to the seat. The entire airbag device (airbag module) 31 is supported by the back frame 21 by being inserted into the holes 44 and 54, and further inserted into the back frame 21 from the outside and screwed and tightened with the nut 57 from the inside. Yes.
[0025]
In this state, the opposing portion 46 of the first mounting bracket 36 is directly or via some member such as urethane 22 with the rod 26 of the lumbar support device 25 and the tip portion 26b as a protrusion of the rod 26. Opposite to.
[0026]
Further, the back portion 12 of the seat 10 is provided with a cleaving portion 58 extending in the vertical direction along the storage portion 29. In the cleavage portion 58, the urethane 22 and the skin 23 are formed to be weaker than other portions as thin or sewn portions, and are broken when the airbag 30 is deployed to form a protruding opening. .
[0027]
Next, the operation of the airbag device 31 will be described.
[0028]
First, when the vehicle receives an impact such as a side collision from the state before activation shown in FIGS. 2 and 4, the inflator 33 is activated by the control device and injects gas from the gas injection port. This gas flows, for example, between the inflator 33 and the retainer 34, is jetted forward from the gas ejection port of the retainer 34, and is supplied to the airbag 30. Then, by the pressure at which the airbag 30 is inflated and deployed, the cleavage portion 58 is cleaved to form a projecting port, and the airbag 30 is inflated and deployed from the projecting side to the side of the occupant, that is, between the occupant and the door trim. To restrain and protect the occupant's waist and chest.
[0029]
Further, due to an impact such as a side collision, for example, as shown in FIGS. 4 and 5, a lateral load indicated by an arrow F is applied, and the back portion 12 of the seat 10 is deformed so as to be crushed in the lateral direction. In some cases, the distal end portion 26b of the rod 26 moves relatively in a direction protruding toward the airbag device 31. In this case as well, the opposing portion 46 provided on the first mounting bracket 36 of the airbag device 31 is used. However, the contact with the distal end portion 26b of the rod 26 is received, the interference with the airbag 30 and the inflator 33 is suppressed, and the smooth deployment of the airbag 30 can be ensured.
[0030]
As described above, according to the present embodiment, the airbag apparatus 31 that is a side airbag apparatus provided on the side portion of the seat 10 is configured to constitute a bracket that attaches the airbag apparatus 31 to the back frame 21 of the seat 10. 1 is provided with the opposing portion 46, so that the airbag 30 is protected from the rod 26 of the lumbar support device 25 even if the components provided on the seat 10 are deformed in the event of a collision from the side of the vehicle. 30 can be deployed stably and smoothly.
[0031]
Therefore, the airbag device 31 can be disposed opposite to the rod 26 of the lumbar support device 25, that is, the mounting position of the rod 26 of the lumbar support device 25 and the mounting position of the airbag device 31 may overlap. The degree of freedom of arrangement of parts such as the bag device 31 or the lumbar support device 25 can be improved, and the seat 10 having various functions such as an airbag function and a lumbar support function can be easily provided.
[0032]
Further, the first mounting bracket 36 which is a bracket for mounting the airbag device 31 to the seat is extended and enlarged to a portion intended for protection to form the opposing base 43, and the rod 26 of the opposing base 43 is in a position where it abuts. Since the facing portion 46 is integrally provided, the number of parts is not increased, the structure is simple, and the manufacturing cost can be reduced as compared with a configuration in which dedicated parts are provided.
[0033]
Further, since the facing portion 46, which is a range where the tip end portion 26b of the rod 26 is supposed to come into contact, is a concave portion, the tip end portion 26b of the contacted rod 26 is securely held in a contacted state, and is flat. The suppression effect of the rod 26 by the first mounting bracket 36 can be improved .
[0034]
Note that the shape of the fixture and the shape of the opposed base 43 and the opposed portion 46, which are extended portions of the first fixture 36 that is the fixture, are not limited to the above-described embodiment, and the protrusions of the opposed components And can be set as appropriate according to the site requiring protection. For example, as shown in FIG. 6, the opposing base 43 and the opposing part 46, which is a protective area and a squeezed part, can be widely formed in a rectangular shape. In addition, as shown in FIG. 7, it is possible to extend the facing base portion 43 toward the front direction of the vehicle with respect to the seat mounting hole 44 and to provide the facing portion 46 on the facing base portion 43. Further, for example, as shown in FIG. 8, the facing portion 46 can be formed flat without being recessed. Alternatively, a ring-shaped protrusion or the like can be formed so as to surround the facing portion and face the protruding portion side of the component.
[0035]
In each of the above embodiments, the first mounting bracket 36 is separate from the second mounting bracket 37. However, the mounting brackets 36 and 37 are integrally formed to reduce the number of parts. You can also.
[0036]
【The invention's effect】
According to the airbag device of claim 1, when the seat is deformed due to an impact with respect to the airbag device provided on the side of the back portion of the seat in which the rod of the lumbar support device that supports the lumbar portion of the occupant is incorporated. In addition, the opposing portion receives the protruding portion that becomes the tip of the rod, and the protruding portion can be prevented from interfering with the airbag and the inflator, so that the airbag can be smoothly inflated and deployed. It is possible to arrange the airbag device so as to be opposed to the protrusion that is the tip of the rod of the lumbar support device built in the seat, and the degree of freedom of arrangement of the airbag device can be improved. A vehicle seat equipped with a support device can be easily configured. Since the facing portion is provided in a fixture having a seat mounting portion that is mounted on the seat, there is no increase in the number of parts, and the manufacturing cost can be suppressed.
[0037]
According to the airbag device of the second aspect, in addition to the effect of the first aspect, the structure of the fixture is simplified and the manufacturing cost is reduced .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view seen from the side of a state in which the airbag device according to an embodiment of the present invention is attached to a seat.
FIG. 2 is a cross-sectional view schematically showing a state where the airbag apparatus is attached to a seat.
FIG. 3 is an explanatory view of a fixture of the airbag device.
(a) is a side view
(b) is a cross-sectional view taken along the line II of (a). FIG. 4 is an explanatory view seen from the front schematically showing the state of the airbag device before operation.
FIG. 5 is an explanatory view schematically showing a state in which the airbag apparatus is activated.
(a) as seen from the front
(b) is an enlarged view of a part of (a). FIG. 6 is an explanatory view seen from the side showing another embodiment of the airbag apparatus of the present invention.
FIG. 7 is an explanatory view seen from the side showing still another embodiment of the airbag apparatus of the present invention.
FIG. 8 is an explanatory view seen from the side showing still another embodiment of the airbag apparatus of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 seats
12 back
25 Lumber support device
26 Rod as part
26b Tip as protrusion
30 airbags
31 Airbag device
33 Inflator
36 1st mounting bracket as mounting tool
41 Board section
44 Seat mounting hole as seat mounting part
46 Opposite part

Claims

Provided on the side of the back seat of vehicles, the back of the seat and an air bag device including a rod of lumbar support device for supporting an occupant lumbar,
An airbag that is inflated and deployed by introducing gas;
An inflator for supplying gas to the airbag;
A seat mounting portion attached to the seat and a mounting portion provided between at least one of the airbag and the inflator and a facing portion facing the protruding portion;
Features and to Rue airbag apparatus by comprising a.

The airbag device according to claim 1, wherein the fixture includes a base plate portion provided with a seat mounting portion and a facing portion, and the facing portion is recessed to face the protrusion.