JP4403686B2 - Image forming apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を採用した画像形成装置等に関し、より詳しくは、像坦持体を帯電する帯電器を備えた画像形成装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタや複写機、ファクシミリ等の画像形成装置では、カラー画像を高速且つ高画質に形成することを目的として、所謂フルカラーのタンデム機が提案されている。このタンデム機の代表的なものとしては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニットを互いに並列的に配置し、これらの各画像形成ユニットにて順次形成されるイエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナー像を、中間転写ベルト上に一旦、多重に一次転写した後、この中間転写ベルトから転写紙上に一括して二次転写し、この転写紙上に形成されたトナー像を定着することによって、フルカラーや白黒(モノクロ)の画像を形成するものが挙げられる。
【0003】
図15は、かかるタンデム機の一例を示した図である。この図15に示す画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各々色の異なるトナー像を形成する4つの画像形成ユニット300Y,300M,300C,300Kを備え、これらの画像形成ユニット300Y,300M,300C,300Kは、水平方向に沿って一定間隔を隔て、並列的に配置されている。この画像形成ユニット300Y,300M,300C,300Kは、形成するトナー像の色が異なる他は、ほぼ同様な構成を備えており、感光体ドラム301の表面を帯電装置302によって一様に帯電した後、露光装置303によって感光体ドラム301の表面に画像露光を施し、各色の画像情報に応じた静電潜像を形成している。この感光体ドラム301の表面に形成された静電潜像は、対応する色の現像装置304により顕像化されてトナー像となり、このトナー像は、一次転写用の帯電器305によって中間転写ベルト306上に、順次、多重に転写される。また、感光体ドラム301の表面に残留したトナーはクリーニング装置307によって除去され、次の画像形成工程に備える。
【0004】
中間転写ベルト306は、駆動ローラを含む複数本のローラ308、309、310、311、312によって、感光体ドラム301の回転速度と等しい速度で循環駆動される。この中間転写ベルト306上に多重に転写されたイエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナー像は、この中間転写ベルト306の下方に設けられた二次転写位置(ローラ311の位置)において、中間転写ベルト306の表面と接触する二次転写ロール313により、この二次転写位置に所定のタイミングで給紙される転写用紙314上に一括して転写される。その後、この転写用紙314は、定着装置(図示せず)まで搬送され、この定着装置によって熱および圧力で定着処理を受けることで、カラーや白黒の画像が形成される。
【0005】
ここで、感光体ドラム301の表面を帯電させる帯電装置302としては、従来、コロナ帯電装置によって放電する非接触型が広く用いられてきたが、オゾンの発生を低減し消費電力を削減するために、近年、接触型が注目されている。この接触型では、被帯電体である感光体ドラム301に、例えば帯電ローラや帯電ブラシ等の帯電部材を当接させ、所定の帯電バイアスを印加して感光体ドラム301の像担持体面を所定の極性、電位に帯電させている。
【0006】
このとき、接触型帯電部材が像担持体から浮いてしまうと、放電ができなくなり、帯電が均一化されず、画質欠陥となってしまうことから、例えば、接触型帯電部材をバネ材等によって加圧し、像担持体に押し付ける構成が採用されている。しかしながら、常時、押し付けられている部分、即ち、接触型帯電部材が像担持体に接触する部分は、変形が生じ易い。特に、接触型帯電部材としてゴム材料からなる帯電ロールを採用した場合には、このゴムが歪んで(変形して)像担持体に密着することになる。特に、長い間、画像形成装置を放置させた場合等には、接触型帯電部材は、変形状態を長期間に亘って強いられることとなり、変形した部分(歪んだ部分)が像担持体から浮いてしまい、充分な放電ができなくなる。その結果、放電が不均一となり、帯電不良を起こし、画質欠陥となってしまう。
【0007】
この接触型の帯電部材を用いる従来技術として、帯電ローラが永久変形した場合にブラシを用いた帯電の初期電位の不安定を防止するため、プロセスユニットが新品である場合に1分程度の帯電動作をイニシャライズ動作として実行するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、帯電ローラの歪みを減少させるために、帯電ローラの圧力を解除する機構を備えた技術が存在する(例えば、特許文献2参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−92752号公報(第5−6頁、図5)
【特許文献2】
特開2000−315002号公報(第10−11頁、図2)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、接触型帯電部材が感光体ドラム301等の像担持体に接触させて帯電させる場合、発生する帯電ローラの歪みを回避する為に、上述した特許文献1では、像担持体の表面に対して画像形成プロセス前に所定時間帯電させることから、初期動作以外の状態にてこの技術を応用すると、帯電時間が長くなり、像担持体の磨耗が激しくなってしまう。また、上述した特許文献2のように圧力を解除する機構(リトラクト機構)を設けると、構成が複雑となりコストアップとなる。
【0010】
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、接触型帯電部材の圧縮歪みによる画質ディフェクトを軽減することにある。
また他の目的は、像坦持体に帯電部材が押圧接触する構成をとる画像形成装置にて、長い間、画像形成を実行せずに像坦持体等が停止、放置された後であっても、画質ディフェクトを軽減した状態の画像形成を可能とすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的のもと、本発明では、画像形成の実行に先立ってそれまでの停止状態・放置状態に応じて、接触型帯電部材の接触部分を像坦持体から一定時間解放することで、接触型帯電部材の接触歪みに起因する画質ディフェクトを軽減している。即ち、本発明が適用される画像形成装置は、画像形成に際して像を担持する像担持体と、この像担持体に対して所定の圧力にて接触し、例えば像担持体の回動に従動して回動する帯電ロールで構成されて像坦持体を帯電する帯電部材と、像担持体を用いた画像形成の停止時刻に関する情報を格納する、例えば、像担持体と帯電部材とを含んで構成されるプロセスカートリッジに設けられる不揮発性メモリ等からなるメモリと、この像担持体の回動を制御する制御回路とを備え、この制御回路は、画像形成の実行に先立ってそれまでの停止状態を把握し、把握された停止状態に基づき画像形成の実行に先立って像担持体を所定時間、回動させることを特徴としている。より詳しくは、この制御回路は、装置本体が置かれた温度を把握し、把握された温度に基づいて像担持体の回動条件を決定することを特徴としている。
【0012】
他の観点から捉えると、本発明は、像担持体に接触してこの像担持体を帯電する接触帯電器を用いて画像形成処理を実行する画像形成装置であって、最後の画像形成処理の実行からの放置時間に関する情報を取得する放置時間情報取得手段と、取得された放置時間に関する情報に基づき、実際の画像形成処理を行なう前に像担持体を空回転させる空回転時間を算出する空回転時間算出手段と、算出された空回転時間に基づいて像担持体を空回転させる回転手段と、空回転の後、所定の画像形成条件によって実際の画像形成処理を実行する画像形成処理実行手段とを含む。ここで、この画像形成処理実行手段による画像形成条件は、接触帯電器に印加される交流電圧の周波数および/または交流電圧制御方法に関する条件であることを特徴とすれば、画像ディフェクト軽減を更に強化することができる点で好ましい。
【0013】
更に本発明は、所定の押圧力にて押圧されて像担持体に接触して帯電する帯電器を用いて画像を形成する画像形成装置の制御方法であって、画像形成装置の放置状態に関する情報を取得し、取得された放置状態に関する情報に基づいて、帯電器の歪み量を減少させる処理を実行し、この処理の実行後、実際の画像形成処理を実行することを特徴としている。この帯電器の歪み量を減少させる処理は、像担持体に対する帯電器の接触位置を変える処理であること、より具体的には、例えば、帯電器がロール部材で像坦持体に従動して回動するのであれば、像坦持体を回転させてロール部材の接触位置を変えるように構成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示した図であり、所謂タンデム型のデジタルカラープリンタを示している。図1に示す画像形成装置は、本体1に、各色の階調データに対応して画像形成を行なう画像プロセス系10、記録用紙(シート)を搬送するシート搬送系40、例えばパーソナルコンピュータや画像読み取り装置等に接続され、受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理系であるIPS(Image Processing System)50とを備えている。
【0015】
画像プロセス系10は、水平方向に一定の間隔を置いて並列的に配置される、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K、この画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト21上に多重転写させる転写ユニット20、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kに対してレーザ光を照射する光学系ユニットであるROS(Raster Output Scanner)30を備えている。また本体1には、転写ユニット20によって二次転写された記録用紙(シート)上の画像を、熱および圧力を用いて記録用紙に定着させる定着器29を備えている。更に、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kに対して各色のトナーを供給するためのトナーカートリッジ19Y,19M,19C,19Kが設けられている。
【0016】
転写ユニット20は、中間転写体である中間転写ベルト21を駆動するドライブロール22、中間転写ベルト21に一定のテンションを付与するテンションロール23、重畳された各色のトナー像を記録用紙に二次転写するためのバックアップロール24、中間転写ベルト21上に存在する残留トナー等を除去するクリーニング装置25を備えている。中間転写ベルト21は、このドライブロール22とテンションロール23およびバックアップロール24との間に一定のテンションで掛け回されており、定速性に優れた専用の駆動モータ(図示せず)によって回転駆動されるドライブロール22により、矢印方向に所定の速度で循環駆動される。この中間転写ベルト21は、例えば、チャージアップを起こさないベルト素材(ゴムまたは樹脂)にて抵抗調整されたものが使用されている。クリーニング装置25は、クリーニングブラシ25aおよびクリーニングブレード25bを備えており、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト21の表面から残留トナーや紙粉等を除去して、次の画像形成プロセスに備えるように構成されている。
【0017】
ROS30は、図示しない半導体レーザ、変調器の他、半導体レーザから出射されたレーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)を偏向走査するポリゴンミラー31を備えている。図1に示す例では、ROS30は、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの下方に備えられることから、トナー等の落下による汚損の危険性を有している。そこで、ROS30は、各構成部材を密閉するための直方体状のフレーム32を設け、レーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)が通過するガラス製のウィンドウ33をこのフレーム32の上方に設けて、走査露光と共にシールド効果を高めるように構成されている。
【0018】
シート搬送系40は、画像が記録される記録用紙(シート)を積載して供給する給紙装置41、給紙装置41から記録用紙を取り上げて供給するナジャーロール42、ナジャーロール42から供給された記録用紙を1枚ずつ分離して搬送するフィードロール43、フィードロール43により1枚ずつに分離された記録用紙を画像転写部に向けて搬送する搬送路44を備えている。また、搬送路44を介して搬送された記録用紙に対し、二次転写位置に向けてタイミングを合わせて搬送するレジストロール45、二次転写位置に設けられバックアップロール24に圧接して記録用紙上に画像を二次転写する二次転写ロール46を備えている。更に、定着器29によってトナー画像が定着された記録用紙を本体1の機外に排出する排出ロール47、排出ロール47によって排出された記録用紙を積載する排出トレイ48を有する。また、定着器29によって定着された記録用紙を反転させて両面記録を可能とする両面用搬送ユニット49を備えている。
【0019】
次に、図1に示す画像形成装置の動作について説明する。図示しない原稿読み取り装置によって読み取られた原稿の色材反射光像や、図示しないパーソナルコンピュータ等にて形成された色材画像データは、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の各8ビットの反射率データとしてIPS50に入力される。IPS50では、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の各種画像編集等の所定の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の色材階調データに変換され、ROS30に出力される。
【0020】
ROS30では、入力された色材階調データに応じて、半導体レーザ(図示せず)から出射されたレーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)を、f−θレンズ(図示せず)を介してポリゴンミラー31に出射している。ポリゴンミラー31では、入射されたレーザ光を各色の階調データに応じて変調し、偏向走査して、図示しない結像レンズおよび複数枚のミラーを介して画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12に照射している。画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12では、帯電された表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kにて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。
【0021】
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12上に形成されたトナー像は、中間転写体である中間転写ベルト21上に多重転写される。このとき、黒色のトナー像を形成する黒の画像形成ユニット11Kは、中間転写ベルト21の移動方向の最下流側に設けられ、黒色のトナー像は、中間転写ベルト21に対して最後に一次転写される。
【0022】
一方、シート搬送系40では、画像形成のタイミングに合わせてナジャーロール42が回転し、給紙装置41から所定サイズの記録用紙が供給される。フィードロール43により1枚ずつ分離された記録用紙は、搬送路44を経てレジストロール45に搬送され、一旦、停止される。その後、トナー像が形成された中間転写ベルト21の移動タイミングに合わせてレジストロール45が回転し、記録用紙は、バックアップロール24および二次転写ロール46によって形成される二次転写位置に搬送される。二次転写位置にて下方から上方に向けて搬送される記録用紙には、圧接力および所定の電界を用いて、4色が多重されているトナー像が副走査方向に順次、転写される。そして、各色のトナー像が転写された記録用紙は、定着器29によって熱および圧力で定着処理を受けた後、排出ロール47によって本体1の上部に設けられた排出トレイ48に排出される。尚、排出トレイ48にそのまま排出せずに、図示しない切り替えゲートによって搬送方向を切り替え、定着器29によって定着された記録用紙を両面用搬送ユニット49によって反転させることもできる。この反転された記録用紙をレジストロール45に搬送した後、前述と同様な流れによって、印刷されていない他の面について画像を形成することで、記録用紙の両面に画像を形成することが可能となる。
【0023】
次に、画像プロセス系10における画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kについて詳述する。
図2は、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの構成を説明するための図であり、ここでは、イエロー(Y)の画像形成ユニット11Yとマゼンタ(M)の画像形成ユニット11Mとが示されている。他の画像形成ユニット11C,11Kもほぼ同様に構成されている。
【0024】
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kは、トナー像を担持させる像担持体としての感光体ドラム12、帯電部材である帯電ロール13aを用いて感光体ドラム12を帯電させる帯電器13、帯電器13によって帯電され、ROS30からのレーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)によって感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像ロール14aによって現像する現像器14、中間転写ベルト21を挟んで感光体ドラム12に対向して設けられ、感光体ドラム12上に現像されたトナー像を中間転写ベルト21上に転写する一次転写ロール15、転写後に感光体ドラム12上に残った残留トナーを除去するクリーニング装置16を備えている。
【0025】
次に、カートリッジについて説明する。
図3は、本実施の形態におけるプロセスカートリッジを説明するための図である。本実施の形態では、各色ごとに、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12、帯電器13、およびクリーニング装置16を一体化し、プロセスカートリッジ60を形成している。画像形成装置の本体1からこのプロセスカートリッジ60だけを取り外し、また、プロセスカートリッジ60だけを本体1に対して取り付け可能とし、ユーザによる交換を可能としている。これらのプロセスカートリッジ60は、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの間で差し替えて用いることもできる。
【0026】
図4は、プロセスカートリッジを他の方向から見た斜視図である。この各プロセスカートリッジ60には、不揮発性メモリ61が搭載されている。この不揮発性メモリ61には、例えば、感光体ドラム12の回転数、高圧電圧印加時間、プリント枚数など、所定の画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kにて、そのプロセスカートリッジ60が装着された際の、各々のカートリッジ使用履歴情報が格納されている。各々のプロセスカートリッジ60に夫々不揮発性メモリ61が搭載されていることにより、プロセスカートリッジ60が異なる画像形成ユニットで用いられた場合であっても、トータルとしての自らの使用履歴情報を、プロセスカートリッジ60自らが保存することができる。その結果、プロセスカートリッジ60毎に、例えば、正しい寿命を判断することができる。
【0027】
次に、帯電器13について詳細に説明する。
図5は、本実施の形態が適用される帯電器13を示した図である。この帯電器13は、感光体ドラム12(図1参照)の表面に接触してこの感光体ドラム12の表面を所定の電位に帯電する接触型帯電部材としての帯電ロール13aと、この帯電ロール13aを収容するハウジング51とを備えている。なお、帯電ロール13aの両端には金属製のシャフト13bが取り付けられている。本実施の形態において、帯電ロール13aは、例えばカーボンを分散させたスチレンブタジエンゴムからなる基層と、例えば過塩素酸リチウム等のイオン導電体を分散させたポリウレタンゴムからなる表層等で構成される。また、ハウジング51には、帯電ロール13aの一側面を覆う側壁部の長手方向両端部に一体的に設けられて帯電ロール13aのシャフト13bを回転自在に支持する軸受け部53、クリーニングブラシ59を保持すると共に帯電ロール13aの下端面を覆う底壁部を兼ねるクリーナ54が備えられている。このクリーニングブラシ59は、帯電ロール13aの表面に当接して帯電ロール13aを直接清掃する機能を有している。
【0028】
なお、軸受け部53には、帯電ロール13aのシャフト13bを回転自在に支持する軸受け(図示せず)が感光体ドラム12(図1参照)と接離する方向に移動自在に取り付けられている。また、この軸受けは、軸受け部53に取り付けられたコイルスプリング56によって感光体ドラム12と接近する方向に付勢されており、このコイルスプリング56を介して帯電ロール13aに対し所定のバイアス電圧が印加されるようになっている。本実施の形態では、帯電ロール13aを回転駆動する駆動機構は特に設けられておらず、帯電ロール13aが接触する感光体ドラム12の回転に伴って従動回転するように構成されている。コイルスプリング56によるバネ圧は、片側で500gf程度、シャフト13bの両側のバネ圧で1kgf程度であり、かかる押圧力によって帯電ロール13aは感光体ドラム12に押し付けられる。
【0029】
次に、画像形成装置における駆動制御について説明する。
図6は、本実施の形態が適用される画像形成装置の駆動制御を説明するための図である。IPS50により画像処理がなされた画像信号に基づき、制御回路100のCPU(図示せず)は、ROM(図示せず)に記憶されたプログラムに従って処理を実行する。制御回路100は、駆動系として、二次転写ロール46や定着器29、シート搬送系40、黒の画像形成ユニット11Kにおける現像器14(14K)等を駆動させるメインモータ101、転写ユニット20の中間転写ベルト21等を駆動する中間転写体駆動モータ102、黒の画像形成ユニット11Kを除くカラー用の画像形成ユニット11Y,11M,11Cにおける感光体ドラム12(12Y,12M,12K)を駆動する感光体駆動モータ103、黒の画像形成ユニット11Kにおける感光体ドラム12(12K)を駆動する黒用感光体駆動モータ104、黒の画像形成ユニット11Kを除くカラー用の画像形成ユニット11Y,11M,11Cにおける現像器14(14Y,14M,14C)を駆動する現像器駆動モータ105を制御している。また、制御回路100は、メインモータ101に連結されシート搬送系40の駆動を切り替えるクラッチ111、およびメインモータ101に連結され黒の画像形成ユニット11Kにおける現像器14(14K)を切り替えるクラッチ112を制御している。制御回路100は、これらの各種モータ、クラッチの動作を制御することで、画像形成装置における各箇所のタイミングを図り、前述した動作によって記録用紙に対する画像形成を可能としている。
【0030】
図7は、駆動制御を除く画像形成装置の制御を説明するための図である。制御回路100は、高圧ユニット(HVPS:High Voltage Power Supply)120を制御しており、この高圧ユニット120は、帯電器13(13Y,13M,13C,13K)に対して帯電バイアスを印加している。尚、ここでは、高圧ユニット120から現像器14に印加される現像バイアス等の説明は省略している。また、本体1の内部であって画像プロセス系10の近傍には、この画像プロセス系10の温度や湿度などの環境条件を検知する環境センサ130が設けられている。更に、制御回路100は、自らまたは外部に時計131を備え、現在の時刻を把握することができる。
【0031】
また更に、制御回路100は、各々の画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kを構成するプロセスカートリッジ60に搭載された不揮発性メモリ61(61Y,61M,61C,61K)に接続されている。また、画像形成装置の本体1に設けられている本体メモリ140に接続されている。この不揮発性メモリ61(61Y,61M,61C,61K)には、前述のように各々のプロセスカートリッジ60における過去の使用実績に関する情報(履歴情報等)が格納されている。また本体メモリ140には、PV(Page Volume)カウンタによって計数された記録用紙のプリント枚数や、サイクルカウンタによって計数された感光体ドラム12の回転数等の情報と共に、画像形成装置における本体1の電源がOFFからONになったとき、または省電力モードから復帰したときからの使用に関する情報(使用情報)等が格納されている。制御回路100では、不揮発性メモリ61(61Y,61M,61C,61K)および本体メモリ140から得られた各情報に基づいて高圧ユニット120等に対する制御が実行されると共に、制御回路100からの指示に基づいて不揮発性メモリ61(61Y,61M,61C,61K)の履歴情報等が更新される。尚、この不揮発性メモリ61(61Y,61M,61C,61K)に格納される履歴情報としては、製造年月日はもちろん、画像形成処理がなされた時間情報や、この画像処理がなされた時点における温度、湿度情報等の環境情報等も含めて記憶させることができる。
【0032】
制御回路100は、高圧ユニット120を制御し、DC電圧成分の他、振動成分(交流成分)を含むAC電圧成分を重畳させて帯電器13(13Y,13M,13C,13K)に帯電バイアスを印加している。DC電圧としては、例えば、定電圧制御として−750Vが印加される。AC電圧としては、サイン(sin)波の波形で、プロセススピード104mm/sec(フルカラーモードのとき)にて、周波数f=820Hz、定電流制御時の実効電流値は1.2mAとなるように制御される。このとき、帯電器13(13Y,13M,13C,13K)の抵抗値が環境によって変化することから、おおよその電圧値は、通常環境(常温時)にて、ピーク間電圧Vpp=1.8kVpp、低温低湿時(温度10℃、湿度15%)で2.2kVpp、高温高湿時(温度28℃、湿度85%)で1.6kVppとなる。
【0033】
次に、本実施の形態における帯電ロール13aに生じる圧縮永久歪みと、横スジ対策について説明する。
図8(a),(b)は、歪み前と歪み後の帯電ロール13aの状態を説明するための図である。ここでは、歪み状態における説明の便宜上、図2とは位置関係が異なっており、帯電ロール13aが上方から感光体ドラム12に押圧している。図8(a)に示すように、帯電ロール13aは、感光体ドラム12に対して所定の押圧力によって押し付けられている。そのために、押し付けられている部分はゴムが変形して感光体ドラム12に密着する。特に、帯電ロール13aを形成するゴム材に対して長い間の変形状態を強いると、図8(b)に示すような歪みが帯電ロール13aのゴム材に生じる。
【0034】
この図8(a)に示すように、長い間放置された状態から帯電ロール13aを再び回転させて帯電させようとすると、変形した(歪んだ)部分の放電が不均一となり、記録用紙の送り方向に直交する方向(主走査方向)に亘る横スジ上の線が、記録用紙の送り方向(副走査方向)に濃淡の横スジとなって現れる。この横スジは、帯電ロール13aの周長ピッチに合わせて、周期的に副走査方向に現れる。発生する横スジ状のディフェクトは、歪み量が大きい程、濃淡差が出やすく、横スジのグレードが悪くなる。この関係を図9に示す。図9は、歪み量と横スジとの関係を示した図であり、横軸に歪み量(μm)を、縦軸に横スジ(Grade)のレベルをとっている。図9に示すように、歪み量と横スジのディフェクトとは、破線で示すような相関関係があり、歪み量が大きい程、横スジが悪化する傾向にあることが解る。
【0035】
そこで、かかるディフェクトの発生現象について、発明者により鋭意検討した結果、歪み量は放置時間と放置環境に左右されること、即ち、放置時間と放置環境によってディフェクトの発生現象が影響されることを見出すに至った。
図10は、放置期間と横スジとの関係を示した図である。ここでは、横軸に放置期間(日)を示し、縦軸に横スジのグレード(Grade)を示しており、低温(10℃)、常温(22℃)、高温(28℃)の3条件の下、所定の放置時間の後に実際に画像を形成し、横スジの発生を観測した。尚、放置期間が長くなる程、歪み量が増大し、ある一定時間放置されると、歪み量が飽和すること、また、歪み量は放置される環境に左右され、高温になる程、悪化する傾向にあることが発明者によって観測されている。但し、ここでは放置期間と歪み量との関係については説明を省略する。図10に示すように、横スジの発生は放置期間が長いほど大きくなり、放置されている雰囲気の温度が高いほど大きくなることが解る。また、10日程度で飽和し、低温の環境下では横スジの発生がほとんど見られないことが理解できる。
【0036】
その一方で、帯電ロール13aの歪み量は、一度開放されると今度は回復に向かう。完全に元通りに戻すことは難しいが、スジ状のディフェクトについては肉眼で見えなくなる位に回復させることはできる。
図11は、感光体ドラム12(帯電ロール13a)の回転時間と横スジとの関係を示した図である。横軸は感光体ドラム12(帯電ロール13a)の回転時間(分)を示し、縦軸には横スジのグレード(Grade)を示しており、常温(22℃)、高温(28℃)の2条件についての結果が示されている。放置時間が長くなり、歪み量の大きさが大きくなる程、回復時間を多く必要とするが、図11に示すように、最大5分程度の回転を実施することで、横スジは許容レベル以下となり、ほとんど目立たなくなる。プロセススピードが104mm/secの場合、A4サイズの記録紙を100枚程度プリントすることでほとんど回復する。
【0037】
そこで、本実施の形態では、画像形成装置の本体1がスタート(開始)すると、まず、プロセスカートリッジ60毎に備えつけられている不揮発性メモリ61(61Y,61M,61C,61K)から、前回の感光体停止時刻(最後に動作した時刻等である場合もある)が呼び出される。またプロセスカートリッジ60が新品である場合には、製造された日時が呼び出される。そして、呼び出された日時に関する情報と現在時刻とを比較して停止時間が算出され、また、そのときの環境条件や、停止した際の環境条件等を勘案して、空回転の時間が決定される。例えば、10日以上停止されていた場合や、30℃以上等の高温で保管されていたものと判断された場合には、歪み量が大きくなっているものと判断され、例えば5分間の空回転が行なわれる。このようにして、決定された時間に基づき、感光体ドラム12を空回転させた後に画像形成処理を行なうことで、横スジ発生等の画質ディフェクトを軽減することができる。
【0038】
図12は、制御回路100にて実行される処理を示したフローチャートである。制御回路100は、画像形成処理に先立って、先ず、前回の停止時刻に関する情報を各プロセスカートリッジ60の不揮発性メモリ61(61Y,61M,61C,61K)から読み出す(ステップ201)。また、環境センサ130から温度を計測する(ステップ202)。そして、現在の時刻と読み出された前回の停止時刻から、停止時間を算出する(ステップ203)。これらの計測、算出の結果に基づいて、空回転が必要であるか否かが判断される(ステップ204)。例えば、停止時刻が非常に短い場合や、低温環境下にて停止期間が所定期間よりも短い場合等、条件によって空回転を行なうか否かが判断される。空回転が必要ではない場合には、そのままステップ207へ移行し、空回転が必要である場合には、ステップ205へ移行する。尚、ステップ201にて、各プロセスカートリッジ60の不揮発性メモリ61から前回の停止時刻に関する情報を読み出すように説明したが、例えば、装置の本体1に設けられる本体メモリ140から読み出すように構成しても構わない。但し、新品のカートリッジに関する情報の読み出しは、本体メモリ140とは別に各プロセスカートリッジ60の不揮発性メモリ61から行なうことが必要となる。
【0039】
ステップ205では、空回転の時間が算出される。例えば、停止時間をTとすると、0日<T<10日の場合には空回転時間を0.3分×T、T≧10日の場合には空回転時間を3分とする等、停止時間を用いて空回転時間を決定している。
【0040】
また、装置の置かれた環境によって、空回転の時間を決定することもできる。図13は、停止時間に対する空回転の時間を説明するための図である。横軸に停止時間(日)を示し、縦軸に空回転時間(分)が示されている。図13では、温度条件によって停止時間に対する空回転時間が異なることが示されている。例えば、温度tが17℃≦t<22℃を基準とし、温度がこの基準から高いか低いかによって補正がかけられる。図13に示す例では、温度tが12℃≦t<17℃で縦軸切片を下方にずらし、温度tが22℃≦t<30℃、および30℃≦tで、夫々縦軸切片を上方へずらしていく。温度が12℃以下であれば、空回転を行なわない。
【0041】
更に、例えば高画質モード(高解像度モード、画質優先モード)が選択された場合は、通常モード時よりも横スジが目立ち易くなることから、更に空回転時間を延長して目立たなくするように構成することもできる。また、かかる高画質モードの対策としては、後述する周波数、定電圧制御の実行も有効である。
【0042】
以上のようにして算出された空回転時間に基づき、感光体駆動モータ103、黒用感光体駆動モータ104を動作させて感光体ドラム12を回転させ、帯電ロール13aを回転させて、空回転を実施する(ステップ206)。その後、通常の画像形成処理を実行し(ステップ207)、予定数の画像形成処理を終了後、感光体駆動モータ103、黒用感光体駆動モータ104を停止して、感光体ドラム12を停止させる(ステップ208)。このとき、停止時の状態を把握し、把握された各種情報を履歴情報として不揮発性メモリ61(61Y,61M,61C,61K)に格納して(ステップ209)、処理を終了する。このように、本実施の形態では、機械が止まった時点から、再度、動き出すまでの時間を測ることで、予測される歪みに応じた空回転を実施し、画質ディフェクトの発生を抑制している。
【0043】
一方、歪んだ帯電ロール13aを用いた場合であっても、空回転以外に、または、この空回転に加えて実行することで、画質ディフェクトを抑制する他の方法がある。
図14(a),(b)は、他の制御方法による横スジの抑制を説明するための図である。図14(a)は交流電圧の周波数と横スジ発生との関係を示しており、横軸は交流電圧の周波数を、縦軸は横スジ(Grade)のレベルを示している。発明者による鋭意検討の結果、帯電ロール13aに歪みが発生している場合に、交流電圧の周波数が820Hzと低い場合には、横スジ発生が顕著に現れるが、交流電圧の周波数が1500Hzと高い場合には、横スジ発生が抑制される点を見出した。また、図14(b)は帯電ロール13aに印加するバイアスの種類と横スジ発生との関係を示しており、横軸は定電流制御、低電圧制御の違いを、縦軸は横スジ(Grade)のレベルを示している。通常、帯電ロール13aに印加する交流電流は定電流制御を行なっているが、図14(b)から明らかなように、帯電ロール13aに歪みが発生している場合には、定電圧制御にすると歪み部分の電圧変動が抑えられ、横スジが見え難くなることが解る。
【0044】
かかる結果を受けて、上述した空回転による画像形成条件に加え、交流電圧の周波数を高くすることや、定電圧制御を採用する等の画像形成条件を任意に選択することも可能である。交流電圧の周波数を高くすると騒音が大きくなり、また感光体ドラム12の寿命が短くなる問題や、定電圧制御を長期間続けると、帯電ロール13aの抵抗変動や微小の傷による微小リーク(黒点)の発生の問題があるが、ある限定された範囲内での使用であれば有効である。例えば、歪みが大きい場合に10枚〜100枚程度の間、周波数を高くしたり、10枚〜100枚程度の間、定電圧出力を選択する等である。前述のように、例えば高画質モード(高解像度モード、画質優先モード)が選択された場合などでは特に有効である。
【0045】
以上、詳述したように、本実施の形態によれば、機械が止まった時点から再度動きだすまでの時間を測定し、他の環境条件等も加味して、歪み量の大きさを予測している。このとき、停止した時点の日時をメモリに記憶させ、再度動き出したときの日時を差し引けば、どのくらい止まっていたかが解り、歪みの大きさもどの位か予測できる。新しく製造された場合には、当然、製造された日時が止まった日時であり、帯電ロール13aのニップを開始した日時となる。
【0046】
また、環境温度によって歪みの大きさが変わるが、例えば、止まった時点の温度もメモリに記憶させ、再度、動きだしたときの温度を計測し、どちらか高い温度の場合には高い温度で放置された可能性が高いとすることができる。通常、機械の中に入った状態にて稼動していない場合が多いことから、機内温度が高いと予想される。新しいカートリッジの場合は、温度予測が難しいが、その場合には常温で保管され、しかも保管期間が長くなるので、歪みも大きいと予想できる。また、帯電ロール13aの抵抗値を測定すれば(ある特定の電圧を印加して電流を測定して算出する)、温度が高いことは予測できる。
【0047】
歪み量がある程度予測できたら、画像形成前に空回転を施す対策を実行する。予想される歪みの大きさによって、1分〜5分程度行なうことが好ましい。また、帯電ロール13aに印加する周波数を高くしたり、印加する交流電圧を定電圧制御にする等の対策を更に加えることで、画質ディフェクトをより軽減することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、接触型帯電部材の圧縮歪みによる画質ディフェクトを軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示した図である。
【図2】 画像形成ユニットの構成を説明するための図である。
【図3】 本実施の形態におけるプロセスカートリッジを説明するための図である。
【図4】 プロセスカートリッジを他の方向から見た斜視図である。
【図5】 本実施の形態が適用される帯電器を説明するための図である。
【図6】 本実施の形態が適用される画像形成装置の駆動制御を説明するための図である。
【図7】 駆動制御を除く画像形成装置の制御を説明するための図である。
【図8】 (a),(b)は、歪み前と歪み後の帯電ロールの状態を説明するための図である。
【図9】 歪み量と横スジとの関係を示した図である。
【図10】 放置期間と横スジとの関係を示した図である。
【図11】 感光体ドラム(帯電ロール)の回転時間と横スジとの関係を示した図である。
【図12】 制御回路にて実行される処理を示したフローチャートである。
【図13】 停止時間に対する空回転の時間を説明するための図である。
【図14】 (a),(b)は、他の制御方法による横スジの抑制を説明するための図である。
【図15】 従来技術としてタンデム機の一例を示した図である。
【符号の説明】
1…本体、10…画像プロセス系、11Y,11M,11C,11K…画像形成ユニット、12…感光体ドラム、13…帯電器、13a…帯電ロール、13b…シャフト、14…現像器、14a…現像ロール、15…一次転写ロール、16…クリーニング装置、20…転写ユニット、21…中間転写ベルト、30…ROS、40…シート搬送系、50…IPS(Image Processing System)、51…ハウジング、56…コイルスプリング、60…プロセスカートリッジ、61…不揮発性メモリ、100…制御回路、120…高圧ユニット、130…環境センサ、140…本体メモリ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image forming apparatus that employs an electrophotographic system, and more particularly to an image forming apparatus that includes a charger that charges an image carrier.
[0002]
[Prior art]
In recent years, so-called full-color tandem machines have been proposed in image forming apparatuses such as printers, copiers, and facsimile machines for the purpose of forming color images at high speed and high image quality. As a typical tandem machine, four image forming units of yellow (Y), magenta (M), cyan (C), and black (K) are arranged in parallel with each other, and each of these image forming units. The toner images of yellow, magenta, cyan, and black that are sequentially formed in
[0003]
FIG. 15 is a diagram showing an example of such a tandem machine. The image forming apparatus shown in FIG. 15 includes four
[0004]
The
[0005]
Here, as the
[0006]
At this time, if the contact-type charging member floats from the image carrier, the discharge cannot be performed, and the charge is not uniformized, resulting in image quality defects. For example, the contact-type charging member is added by a spring material or the like. A configuration is adopted in which the pressure is pressed against the image carrier. However, the portion that is always pressed, that is, the portion where the contact-type charging member contacts the image carrier is likely to be deformed. In particular, when a charging roll made of a rubber material is employed as the contact-type charging member, the rubber is distorted (deformed) and comes into close contact with the image carrier. In particular, when the image forming apparatus is left unattended for a long time, the contact-type charging member is forced to be deformed over a long period of time, and the deformed portion (distorted portion) is lifted from the image carrier. As a result, sufficient discharge cannot be performed. As a result, the discharge becomes non-uniform, causing charging failure, resulting in image quality defects.
[0007]
As a prior art using this contact-type charging member, in order to prevent instability of the initial potential of charging using a brush when the charging roller is permanently deformed, the charging operation takes about 1 minute when the process unit is new. Is executed as an initialization operation (see, for example, Patent Document 1). In addition, there is a technique including a mechanism for releasing the pressure of the charging roller in order to reduce the distortion of the charging roller (see, for example, Patent Document 2).
[0008]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-92752 (page 5-6, FIG. 5)
[Patent Document 2]
JP 2000-31002 A (page 10-11, FIG. 2)
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in order to avoid the distortion of the charging roller when the contact-type charging member is brought into contact with the image carrier such as the
[0010]
The present invention has been made to solve the technical problems as described above, and an object of the present invention is to reduce image quality defects due to compressive strain of a contact-type charging member.
Another object of the present invention is to use an image forming apparatus configured such that the charging member is pressed against the image carrier after the image carrier is stopped and left without performing image formation for a long time. However, it is possible to form an image with reduced image quality defects.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
For this purpose, in the present invention, the contact portion of the contact-type charging member is released from the image carrier for a certain period of time in accordance with the previous stopped state or neglected state prior to execution of image formation. The image quality defect due to the contact distortion of the mold charging member is reduced. That is, an image forming apparatus to which the present invention is applied contacts an image carrier that carries an image at the time of image formation with the image carrier at a predetermined pressure, for example, following the rotation of the image carrier. A charging member configured to rotate the charging roller to charge the image carrier, and information related to a stop time of image formation using the image carrier, for example, including an image carrier and a charging member A non-volatile memory provided in the process cartridge, and a control circuit for controlling the rotation of the image carrier. The control circuit is in a stopped state before execution of image formation. And the image carrier is rotated for a predetermined time prior to the execution of image formation based on the grasped state. More specifically, this control circuit is characterized by grasping the temperature at which the apparatus main body is placed and determining the rotation condition of the image carrier based on the grasped temperature.
[0012]
From another point of view, the present invention is an image forming apparatus that performs an image forming process using a contact charger that contacts and charges the image carrier, An idle time information acquisition unit that acquires information on the idle time from the execution, and an idle time for calculating the idle rotation time for idly rotating the image carrier before performing the actual image forming process based on the acquired information on the idle time. Rotation time calculating means, rotating means for idly rotating the image carrier based on the calculated idling time, and image forming process executing means for executing actual image forming processing according to predetermined image forming conditions after idling. Including. Here, if the image forming conditions by the image forming processing execution means are conditions relating to the frequency of the AC voltage applied to the contact charger and / or the AC voltage control method, image defect reduction is further enhanced. It is preferable in that it can be performed.
[0013]
Furthermore, the present invention relates to a method for controlling an image forming apparatus that forms an image using a charger that is charged by being pressed with a predetermined pressing force and in contact with the image carrier. And a process of reducing the amount of distortion of the charger is executed based on the acquired information on the leaving state, and an actual image forming process is executed after this process is executed. The process of reducing the distortion amount of the charger is a process of changing the contact position of the charger with respect to the image carrier. More specifically, for example, the charger is driven by the image carrier with a roll member. If it rotates, it can comprise so that an image carrier may be rotated and the contact position of a roll member may be changed.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a diagram showing the overall configuration of an image forming apparatus to which this embodiment is applied, and shows a so-called tandem type digital color printer. An image forming apparatus shown in FIG. 1 includes an
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
In addition to a semiconductor laser and a modulator (not shown), the
[0018]
The
[0019]
Next, the operation of the image forming apparatus shown in FIG. 1 will be described. A color material reflected light image of a document read by a document reading device (not shown) and color material image data formed by a personal computer (not shown) are, for example, R (red), G (green), and B (blue). Each 8-bit reflectance data is input to the
[0020]
In the
[0021]
The toner images formed on the
[0022]
On the other hand, in the
[0023]
Next, the
FIG. 2 is a diagram for explaining the configuration of the
[0024]
The
[0025]
Next, the cartridge will be described.
FIG. 3 is a diagram for explaining the process cartridge in the present embodiment. In the present embodiment, the
[0026]
FIG. 4 is a perspective view of the process cartridge as viewed from another direction. Each
[0027]
Next, the
FIG. 5 is a diagram illustrating a
[0028]
Note that a bearing (not shown) that rotatably supports the
[0029]
Next, drive control in the image forming apparatus will be described.
FIG. 6 is a diagram for explaining drive control of the image forming apparatus to which the exemplary embodiment is applied. Based on the image signal subjected to the image processing by the
[0030]
FIG. 7 is a diagram for explaining control of the image forming apparatus excluding drive control. The
[0031]
Furthermore, the
[0032]
The
[0033]
Next, compression permanent distortion generated in the charging
FIGS. 8A and 8B are diagrams for explaining the state of the charging
[0034]
As shown in FIG. 8 (a), if the charging
[0035]
Thus, as a result of intensive studies by the inventors on the occurrence phenomenon of such defects, it is found that the distortion amount depends on the leaving time and the leaving environment, that is, the defect occurrence phenomenon is influenced by the leaving time and the leaving environment. It came to.
FIG. 10 is a diagram showing the relationship between the leaving period and the horizontal stripe. Here, the horizontal axis indicates the standing period (days), and the vertical axis indicates the horizontal streak grade (Grade). The three conditions of low temperature (10 ° C), normal temperature (22 ° C), and high temperature (28 ° C) are shown. Below, an image was actually formed after a predetermined standing time, and the occurrence of horizontal streaks was observed. Note that the amount of distortion increases as the standing period increases, and the amount of distortion saturates when left for a certain period of time, and the amount of distortion depends on the environment in which it is left, and worsens as the temperature rises. The trend has been observed by the inventors. However, the description of the relationship between the leaving period and the distortion amount is omitted here. As shown in FIG. 10, it can be seen that the occurrence of horizontal streaks increases as the standing period increases, and increases as the temperature of the left atmosphere increases. In addition, it can be understood that the generation of horizontal streaks is hardly observed in a low temperature environment that is saturated in about 10 days.
[0036]
On the other hand, once the amount of distortion of the charging
FIG. 11 is a diagram showing the relationship between the rotation time of the photosensitive drum 12 (charging
[0037]
Therefore, in the present embodiment, when the
[0038]
FIG. 12 is a flowchart showing processing executed by the
[0039]
In step 205, the idling time is calculated. For example, assuming that the stop time is T, the idling time is set to 0.3 minutes × T when 0 day <T <10 days, and the idling time is set to 3 minutes when T ≧ 10 days. The idling time is determined using the time.
[0040]
The idling time can also be determined according to the environment in which the apparatus is placed. FIG. 13 is a diagram for explaining the idling time with respect to the stop time. The horizontal axis indicates the stop time (days), and the vertical axis indicates the idling time (minutes). FIG. 13 shows that the idling time relative to the stop time varies depending on the temperature condition. For example, the temperature t is based on 17 ° C. ≦ t <22 ° C., and correction is applied depending on whether the temperature is higher or lower than this reference. In the example shown in FIG. 13, the vertical axis intercept is shifted downward when the temperature t is 12 ° C. ≦ t <17 ° C., and the vertical axis intercept is upward when the temperature t is 22 ° C. ≦ t <30 ° C. and 30 ° C ≦ t, respectively. I will shift. If the temperature is 12 ° C. or lower, idling is not performed.
[0041]
Furthermore, for example, when a high image quality mode (high resolution mode, image quality priority mode) is selected, horizontal stripes are more noticeable than in the normal mode, so the idle rotation time is further extended to make it less noticeable. You can also In addition, execution of frequency and constant voltage control, which will be described later, is also effective as a countermeasure for the high image quality mode.
[0042]
Based on the idling time calculated as described above, the
[0043]
On the other hand, even when the distorted charging
FIGS. 14A and 14B are diagrams for explaining the suppression of horizontal stripes by other control methods. FIG. 14A shows the relationship between the frequency of the AC voltage and the occurrence of horizontal stripes. The horizontal axis shows the frequency of the AC voltage, and the vertical axis shows the level of the horizontal stripe. As a result of intensive studies by the inventor, when the charging
[0044]
In response to this result, in addition to the above-described image forming condition by idling, it is possible to arbitrarily select an image forming condition such as increasing the frequency of the alternating voltage or adopting constant voltage control. Increasing the frequency of the AC voltage increases noise and shortens the life of the
[0045]
As described above in detail, according to the present embodiment, the time from when the machine stops until it starts to move again is measured, and the amount of distortion is predicted in consideration of other environmental conditions and the like. Yes. At this time, if the date and time when the motion stopped is stored in the memory, and the date and time when the motion is started again is subtracted, it can be understood how long the motion has stopped, and the amount of distortion can be predicted. In the case of a new manufacture, the date of manufacture is naturally the date and time when the nip of the charging
[0046]
In addition, although the magnitude of distortion changes depending on the environmental temperature, for example, the temperature at the time of stopping is also stored in the memory, the temperature when it starts moving again is measured, and if it is higher, it is left at a higher temperature. It is possible that the possibility is high. Usually, the machine temperature is expected to be high because it is often not operating in the machine. In the case of a new cartridge, it is difficult to predict the temperature, but in that case, it is stored at room temperature and the storage period becomes longer, so that it can be predicted that the distortion is also large. Moreover, if the resistance value of the charging
[0047]
If the amount of distortion can be predicted to some extent, a countermeasure for performing idling is performed before image formation. It is preferable to carry out for about 1 to 5 minutes depending on the expected magnitude of distortion. Further, it is possible to further reduce image quality defects by increasing the frequency applied to the charging
[0048]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to reduce the image quality defect due to the compressive strain of the contact-type charging member.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an overall configuration of an image forming apparatus to which the exemplary embodiment is applied.
FIG. 2 is a diagram for explaining a configuration of an image forming unit.
FIG. 3 is a diagram for explaining a process cartridge according to the present embodiment.
FIG. 4 is a perspective view of a process cartridge as viewed from another direction.
FIG. 5 is a diagram for explaining a charger to which the exemplary embodiment is applied.
FIG. 6 is a diagram for describing drive control of an image forming apparatus to which the exemplary embodiment is applied.
FIG. 7 is a diagram for explaining control of the image forming apparatus excluding drive control.
FIGS. 8A and 8B are diagrams for explaining the state of the charging roll before and after distortion. FIG.
FIG. 9 is a diagram showing the relationship between the amount of distortion and horizontal stripes.
FIG. 10 is a diagram showing a relationship between a leaving period and a horizontal stripe.
FIG. 11 is a diagram illustrating a relationship between a rotation time of a photosensitive drum (charging roll) and a horizontal stripe.
FIG. 12 is a flowchart showing processing executed by a control circuit.
FIG. 13 is a diagram for explaining the idling time with respect to the stop time.
FIGS. 14A and 14B are diagrams for explaining the suppression of lateral stripes by other control methods. FIGS.
FIG. 15 is a diagram showing an example of a tandem machine as a conventional technique.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記像担持体に対して所定の圧力にて接触し、当該像担持体の回転に従動して回転し、当該像担持体を帯電する帯電部材と、
前記像担持体の回転を制御する制御回路とを備え、
前記制御回路は、画像形成の実行に先立ってそれまでの停止時間を把握し、把握された当該停止時間に基づき、前記帯電部材の歪み量を減少させるために前記像担持体を回転させる算出回転時間として、利用者の操作により通常モードが選択された場合は、第1の算出回転時間を算出し、利用者の操作により当該通常モードよりも画像形成処理における解像度を高くする高画質モードが選択された場合は、当該第1の算出回転時間よりも長い第2の算出回転時間を算出し、当該画像形成の実行に先立って当該像担持体を当該算出回転時間の間、回転させることを特徴とする画像形成装置。An image carrier for carrying an image during image formation;
A charging member that contacts the image carrier at a predetermined pressure, rotates following the rotation of the image carrier, and charges the image carrier;
A control circuit for controlling the rotation of the image carrier,
Prior to execution of image formation, the control circuit grasps the stop time until then, and based on the grasped stop time, the control circuit rotates the image carrier to reduce the amount of distortion of the charging member. If the normal mode is selected by the user's operation as the time , the first calculation rotation time is calculated, and the user's operation selects the high image quality mode in which the resolution in the image forming process is higher than the normal mode. If it is determined , a second calculated rotation time longer than the first calculated rotation time is calculated, and the image carrier is rotated during the calculated rotation time prior to execution of the image formation. An image forming apparatus.
最後の画像形成処理の実行からの放置時間に関する情報を取得する放置時間情報取得手段と、
前記放置時間情報取得手段により取得された前記放置時間に関する情報に基づき、実際の画像形成処理を行なう前に前記像担持体を空回転させる、前記接触帯電器の歪み量を減少させる長さの空回転時間として、利用者の操作により通常モードが選択された場合は、第1の空回転時間を算出し、利用者の操作により当該通常モードよりも画像形成処理における解像度を高くする高画質モードが選択された場合は、当該第1の空回転時間よりも長い第2の空回転時間を算出する空回転時間算出手段と、
前記空回転時間算出手段により算出された前記空回転時間に基づいて前記像担持体を空回転させる回転手段と
を含む画像形成装置。An image forming apparatus that charges an image carrier in contact with the image carrier and executes an image forming process using a contact charger that rotates in accordance with the rotation of the image carrier.
A neglect time information acquisition means for acquiring information related to the neglect time since the last image formation processing;
Based on the information about the leaving time acquired by the leaving time information acquisition unit, the image carrier is idled before performing the actual image forming process, and the length of the empty space that reduces the distortion amount of the contact charger is reduced. When the normal mode is selected by the user's operation as the rotation time , the first idle rotation time is calculated, and the high image quality mode for increasing the resolution in the image forming process by the user's operation is higher than the normal mode. If you are selected, and the idling time calculation means for calculating the idling time long second than the first idling time,
An image forming apparatus comprising: a rotating unit that idles the image carrier based on the idling time calculated by the idling time calculating unit.
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