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JP4400794B2 - 食品素材に対する襞成形方法およびその装置 - Google Patents

食品素材に対する襞成形方法およびその装置 Download PDF

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JP4400794B2 JP2005226302A JP2005226302A JP4400794B2 JP 4400794 B2 JP4400794 B2 JP 4400794B2 JP 2005226302 A JP2005226302 A JP 2005226302A JP 2005226302 A JP2005226302 A JP 2005226302A JP 4400794 B2 JP4400794 B2 JP 4400794B2
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Description

本発明は、例えば饅頭やパン類等の上部が概ね球面状の食品素材の上部表面に複数の襞を成形する方法及び装置に関する。
従来、外皮材で内包材を被覆した包被食品の上部表面に複数の襞を成形する手段として種々の装置が提案されている。例えば、複数のシャッター片を備えた包被切断装置において、外皮材で内包材を被覆した二重構造の棒状食品から包被食品を切断すると同時に各シャッター片の下面に立設した成形板により包被食品の上部表面に複数の襞を成形する襞成形装置がある(例えば特許文献1)。
また、複数のシャッター片を備えた包被装置において、シート状の外皮材で内包材を包み込むようにして外皮材の周縁部を封着して包被食品を成形すると同時に各シャッター片の下面に設けた突起により包被食品の上部表面に複数の襞を成形する襞成形装置がある(例えば特許文献2)。
さらに、上部が概ね球面状の饅頭などの食品素材の上部表面に複数の襞を成形する手段として、例えば、先端が生地のひねり方向に湾曲している成形板の複数個を略放射状に沿って往復動するように設けた装置がある(例えば特許文献3)。
また、放射状に配列された複数の襞成形板としての襞付けプレートを饅頭の上方より中心に向かって集合し、その後、外方に向かって分散するように揺動可能に設けた襞成形装置がある(例えば特許文献4)。
特許第2983964号公報 特許第3587465号公報 特公平3−72268号公報 特開2005−87137号公報
しかし、特許文献1および特許文献2に開示された襞成形装置では、包被食品を成形すると同時にシャッター片の下面に備えた襞成形板で包被食品の上部表面に複数の襞模様を成形するため、包被食品を蒸成などした最終製品の頂部において外皮材が花びら様に切り開いてしまい外観を悪くする場合があった。また、この裂傷を回避するために襞成形板をシャッター片の先端から離して設けた場合には、最終製品の頂部に略平坦部分が形成されてしまい外観を悪くするという問題があった。
また、特許文献3に開示された襞成形装置では、食品素材の上方に上下動および回動可能な小径シャフトを設け、該小径シャフトが食品素材の頂部に触れて回転することによりひねり状の襞を成形していた。しかしながら、前記小径シャフトが食品素材の上方より降下して食品素材を押し下げることにより、食品素材および最終製品の高さが低く変形してしまい食品素材が偏平な印象を受ける外観となってしまうという問題があった。
また、特許文献4に開示された襞成形装置では、襞成形板を食品素材に圧入するため襞模様は襞成形板の厚みに応じた細溝状に形成され、さらに、襞成形板を押し下げるようにして食品素材に圧入するため食品素材の高さが低くなってしまうという問題があった。そこで、食品素材の搬送路の上面に2本の無端状ベルトを反対方向に回転するよう対向して設け、襞模様が形成された食品素材を搬送しながら前記ベルトにより挟圧して食品素材の襞模様の周辺部分をねじるようにして螺旋状に形成するとともに食品素材の高さを高く整形する整形装置を備えている。しかしながら、細溝状に成形された圧入部分は最終製品では薄らいでしまい襞模様が不明確になるという問題があった。また、該整形装置は、襞成形装置と別に設けなければならず装置全体が複雑になるという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決するものであり、例えば饅頭やパン類等の上部が概ね球面状の食品素材の上部表面に複数の襞を成形する際に、食品素材や最終製品の頂部の裂傷を防止でき、また、食品素材および最終製品の高さが低く変形することを抑制可能な、さらには、偏りの少ない襞模様が成形可能な襞成形方法およびその装置を提供するものである。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、第一の発明は、上部が概ね球面状の食品素材の上部表面に複数の襞を成形するための襞成形方法において、シャッターを備えた包被装置により前記食品素材を成形し、前記包被装置の下方に設けられた受け台に前記食品素材を載置した後、該載置位置において前記包被装置の下方に固定して設けられた複数の襞成形板を前記食品素材の中心側に向かって接近するよう水平方向に移動し、前記食品素材の表面生地を襞成形板の内側面に沿って寄せ集め、さらに、隣同士の襞成形板で寄せ集められた前記表面生地を挟むようにして隆起させて襞を成形することを特徴とする食品素材に対する襞成形方法である。
また、第二の発明は、上部が概ね球面状の食品素材の上部表面に複数の襞を成形するための襞成形方法において、食品素材の上部表面に複数の襞を形成するための襞成形板を、前記食品素材の中心側に向かって接近するよう水平方向に揺動し、前記食品素材の表面生地を襞成形板の内側面に沿って寄せ集め、さらに、隣同士の襞成形板で寄せ集められた前記表面生地を挟むようにして隆起させて襞を成形することを特徴とする食品素材に対する襞成形方法である。
また、第三の発明は、上部が概ね球面状の食品素材の上部表面に複数の襞を成形するための襞成形装置において、前記食品素材を成形するシャッターを備えた上下動可能な包被装置とその下方に備えた上下動可能な受け台との間で、前記襞成形装置を前記包被装置の下方に固定して設け、さらに、包被装置のシャッターの開閉動作を駆動する駆動装置と前記襞成形装置に備えた襞成形板を往復動する駆動装置を設け、前記各駆動装置の駆動を各々制御する制御装置を設けたことを特徴とする食品素材に対する襞成形装置である。
また、第四の発明は、上部が概ね球面状の食品素材の上部表面に複数の襞を成形するための襞成形装置において、ベースプレート上の円周上に複数の回動軸を等間隔に垂設し、先端側に襞成形板を備えた複数の襞成形部材を前記各回動軸が中心となるよう揺動自在に設け、前記襞成形部材は、前記円周の中心軸に向かって襞成形板が揺動する時に食品素材の表面生地を襞成形板の内側面に沿って寄せ集め、さらに、隣同士の襞成形板で寄せ集められた前記表面生地を挟むようにして隆起させて襞を成形する構成であることを特徴とする食品素材に対する襞成形装置である。
本発明によれば、従来のごとく食品素材を包被成形すると同時に食品素材の上部表面に襞模様を成形するものでなく、包被成形された食品素材に襞を成形するものであるから、食品素材や最終製品の頂部が裂傷することを抑制できる。
また、従来のごとく襞成形板を押し下げるようにして食品素材に圧入して食品素材の上部表面に襞模様を成形するものでなく、襞成形板を水平方向から往復動して食品素材の上部表面に襞模様を成形するものであるから、食品素材を押しつぶして食品素材の高さが低く変形することが防止でき食品素材が腰高な印象を受ける外観とすることが可能となる。
また、従来のごとく包被装置とは別の位置に設けた襞成形装置まで食品素材を搬送し、位置決めしてから襞を成形するものでなく、食品素材を成形する包被装置の下方において食品素材を搬送することなくその載置位置にて襞を成形するものであるから、位置決め手段を別途設けることなく心出しが可能となり、偏りの少ない綺麗な襞模様を成形することができる。
さらに、従来のごとく上部が概ね球面状の食品素材の上部表面に溝を形成することにより襞模様を成形するものでなく、複数の襞成形板を前記食品素材の中心側に向かって接近するよう水平方向に揺動可能に設けることにより食品素材の表面生地を襞成形板の内側面に沿って寄せ集め、さらに、隣同士の襞成形板で食品生地を挟むようにして隆起させて襞模様を成形するものであるから、食品素材の上部表面に、そして最終製品に残る襞模様を効果的に成形できる。
以下、本発明の実施の形態に係る襞成形装置1について図面に基づき説明する。図1は、襞成形装置1を備えた包餡機4の概要を示す正面図である。図2は、図1に示された略A−A矢視による襞成形装置1の概要を示す上面図である。図3は、図2に示された略B−B断面矢視による襞成形装置1の概要を示す正面図である。図4乃至図7は、襞成形装置1により食品素材の上部表面に襞模様を成形する工程を経時的に示す説明図である。
図1に示すごとく襞成形装置1は、包餡機4に着脱可能に固定して設けている。包餡機4は、生地供給部5、重合ノズル6、包被切断部7、搬送部8、制御部9を備えている。生地供給部5は、食品生地としての外皮材WAと内包材WBを重合ノズル6に各々供給する外皮材供給部5Aと内包材供給部5Bを備えている。重合ノズル6は、生地供給部5から供給される外皮材WAで内包材WBを同心状に被覆した棒状の食品WDを連続的に押し出す押出口61を備えている。包被切断部7は、複数(3枚以上)のシャッター71および該シャッター71を駆動するため連動連結したモータなどの駆動装置を備えており、シャッター71が形成する開口部72を閉塞することにより、開口部72を通過する前記棒状食品WDから内包材WBを外皮材WAで包被した食品素材WEを切断する装置である。搬送部8は、包被切断部7および襞成形装置1の下方に設けられている。そして、無端状のベルト81を間欠駆動可能に備え、該ベルト81の内側下面に受け台83を上下動可能に備えており、前記食品素材WEを載置し、下流側(図1において左側)へ搬送する搬送コンベアである。制御部9は、上記各部の駆動を制御するものであり、上記各部の設定値を入力および表示する操作表示部91と前記設定値などに基づいて上記各部の駆動を制御する制御装置部93を備えている。包餡機4の構成は、概ね上記の通りであり、公知の装置でよいので詳細な説明は省略する。
図1乃至図3を参照して襞成形装置1について説明する。襞成形装置1は、包餡機4の包被切断部7の下方に配置し、包被切断部7の下面に固設したブラケット21Aと襞成形装置1の下面から立設したブラケット21Bを連結して着脱可能に設けている。襞成形装置1は、上下装置としての包被切断部7と連結することにより上下動可能に設けられている。襞成形装置1は、ベースプレート25を備え、その中央部に透孔26を備えている。そして、透孔26とほぼ同心の円周S1上に12個の取付孔27を等間隔に備え、該取付孔27に各回動軸28を立設している。また、襞成形部材11は、襞成形板12、屈曲部材13、揺動部材14を備えている。さらに、揺動部材14は、管状部材15とその側面に取付部材16および腕部材17をそれらが鈍角を成す位置に備えている。そして、屈曲部材13の一端側(先端側)と襞成形板12を着脱可能に連結し、屈曲部材13の他端側(後端側)と揺動部材14の取付部材16を着脱可能に連結して襞成形部材11を一体的に設けている。そして、前記回動軸28に襞成形部材11の管状部材15を嵌挿し、該襞成形部材11が抜け出さぬよう回動軸28の上端部に皿座金22を固定している。このようにして襞成形部材11を回動軸28に揺動自在に設けている。尚、ここでは、前記円周S1の中心Cを通る鉛直線を襞成形装置1の中心軸CLとする。
さらに、回動軸28の外側には、前記円周S1と同心に環状の摺動部材29を設けている。前記摺動部材29は、円形の段部29Aを備えており、この段部29Aに環状の回動部材31を回動自在に摺動するよう設けている。回動部材31の上面には、12個の摺動ピン32を前記円周S1と同心をなす円周S2上に等間隔で立設している。摺動ピン32は、前記襞成形部材11の揺動部材14に固設された腕部材17に備えられた長孔18に移動可能に嵌入している。
また、回動部材31は揺動アーム33と連結し、さらに、揺動アーム33は駆動装置としてのエアーシリンダ34に備えられたピストンロッド35にロッドエンド36を介して連結している。また、エアーシリンダ34は、ベースプレート25の下面に取り付けられたブラケット21Bから立設した支持部材37に揺動自在に支持している。
襞成形装置1は概ね上記のように構成され、襞成形装置1の中心軸CLが重合ノズル6の押出口61の中心及び包被切断部7のシャッター71が形成する開口72の中心とほぼ一致するように包被切断部7の下方に取り付けられている。また、襞成形板12は、前記シャッター71の下面と僅かな間隙を設けて配置している。
次に、襞成形部材11が水平方向に揺動する機構について説明する。襞成形部材11は、エアーシリンダ34のピストンロッド35が往復動作するに伴い水平方向に揺動する。詳述すると、図2に示したごとくピストンロッド35がエアーシリンダ34から進出動作すると回動部材31と共に摺動ピン32が右回転する。そして、各々の摺動ピン32と係合した各々の襞成形部材11が各々の回動軸28を中心として一斉に揺動し、襞成形部材11の先端側に備えられた襞成形板12が互いに接近して中心軸CL付近に集合する。その後、ピストンロッド35がエアーシリンダ34内に退入動作すると回動部材31と共に摺動ピン32が左回転して襞成形部材11が前記集合時とは反対方向に揺動し、襞成形板12が中心から外側に向かって離反する。
本実施例においては、襞成形部材11は、板状の部材として設けており、その刃先部12bを図3に示すごとく正面矢視では凸状に設け、図2に示すごとく上面矢視では鋭角に設けている。襞成形部材11は、前記刃先部12bを境として内側に面する内側面12cとその反対側に外側面12dを備えている。そして、刃先部12bの最も中心軸CL側に突出した部分を先端部12aとして直線状に備えている。
従来の襞成形装置においては、襞成形板12が中心軸CLで接するよう集合することにより最終製品の頂部が花びら様に切り開いてしまい外観を悪くする場合があった。そこで、本実施例においては、このような問題が発生するのを防止するため襞成形板12が中心軸CL付近に集合した際に、襞成形板12の先端部12aが中心軸CLで一致するのではなく中心軸CLから僅かに離れて配置するよう設けている。図2を参照するに、襞成形部材11に備えた襞成形板12の先端部12aと襞成形部材11の回動中心である回動軸28の中心との距離、つまり、襞成形部材11の揺動半径RYを回動軸28が立設する前記円周S1の半径RBより長く設けている。
また、襞成形板12は、その襞成形板12が取り付けられた回動軸28から2つ隣の回転軸28(図2においては右回り方向)と中心Cとを結ぶ半径線RLの付近に略平行に配置している。そして、襞成形板12の内側面12cが中心軸CLの周りに略12角形の空間領域を形成している(図6参照)。また、襞成形板12の材質は、食品生地、つまり外皮材WAとの粘着を抑制するためにポリアセタールや高分子ポリエチレンなどの樹脂材や表面に4フッ化エチレンなどが塗布されたアルミニウムなど適宜選択できる。
前述の通り、襞成形装置1および包餡機4は、制御部9に入力されたデータに基づき駆動するよう制御されている。包餡機4に関する制御方法については公知のものでよくここでは詳細な説明は省略するが、例えば本出願人が既に出願した特許第3471726号公報や特開2004−208524号公報に記載された実施形態に基づく装置である。襞成形装置1に設けられたエアーシリンダ34は、公知の電磁弁を制御して駆動するよう設けている。
次に、襞成形装置1が食品素材WEの上部表面に襞模様が形成される工程について図4乃至図7を用いて説明する。各図(a)は上面図であり、各図(b)は正面図である。なお、各図(a)においては、襞成形板12と食品素材WEのみ示した。本実施例においては、前述のごとく襞成形装置1の中心軸CLが重合ノズル6の押出口61の中心及びシャッター71が形成する開口72の中心とほぼ一致するように取り付けられているので食品素材WEの位置決め手段を別途設ける必要がない。なお、図4乃至図7で示す状態においてはベルト81は停止している。
まず、図4は、襞成形板12が互いに離反して食品素材WEを囲んでいる状態を示している。この時、包被切断部7に備えられたシャッター71の閉動作により開口72内に押し出された棒状食品WDから食品素材WEが包被切断され、搬送ベルト81を介した受け台83上に載置される。包被切断部7は公知の装置でよく、例えば本出願人が既に出願した特公平5−53453号公報、特公平5−43332号公報、特許第2729898号公報、特許第3009140号公報に記載された実施形態に基づく装置である。シャッター71は、襞成形部材11の個数に関係なく3枚以上であれば何枚であっても包被切断可能であるが、上面矢視において略円形に成形するために6枚で構成することが好ましい。なお、図4乃至図7の工程においては、襞成形装置1、包被切断部7、受け台83は同調して降下し、必要に応じて包被切断部7と受け台83との間隔が徐々に広がるよう設けている。
図5は、シャッター71が開動作を開始して開口72を拡大するよう移動するとともに、襞成形装置1の襞成形板12が中心軸CLに向かって揺動を開始し、襞成形板12の刃先部12bの一部が食品素材WEに接触した状態を示している。襞成形板12は、刃先部12bが食品素材WEに圧入するように入り込むとともに、食品素材WEの表面生地を内側面12cで水平方向に削り取り寄せ集めるようにしながら移動する。襞成形板12に削り取られた表面生地は、襞成形板12の内側面12cに沿った状態で徐々に隆起する。
図6は、襞成形板12が中心軸CL付近に集合した状態を示している。襞成形板12は、図5で示した状態からさらに水平方向に揺動し、襞成形板12の内側面12cに沿って寄せ集められ隆起した表面生地を隣接する襞成形板12の外側面12dとの間で挟むようにして12本の襞模様を成形する。また、襞成形板12が水平方向から中心軸CLに向かって移動することにより外皮材WAが中央に向かって寄せ集められるので食品素材WEの頂部が高くなるよう変形する。したがって、食品素材WEは腰高な形状に成形される。
図7は、襞成形板12が中心軸CL付近から離反した状態である。前述の通り中心軸CL付近に集合した襞成形板12は、略12角形の空間領域を形成している。従って、この12本の襞は、前記空間領域内に挟まれた表面生地から連続した、半径方向に対して傾きのある放射状の凸部となって成形される。そして、隣接する凸部の間には、襞成形板12によって表面生地が削りとられた凹部が成形される。
この後、襞成形装置1および包被切断部7は上昇して上方で待機する。また、襞模様が形成された食品素材WEは、受け台83の降下とともに降下した後、搬送ベルト81により下流側(図1においては左側)に搬送される。そして、受け台83も上昇し図4に示す状態に戻る。これらの工程を繰り返すことにより、連続して食品素材WEの上部表面に襞模様を成形する。食品素材WEの頂部には裂傷もなく、さらには、腰高な食品素材に成形される。
このようにして食品素材WEを搬送することなく食品素材WEの上部表面に襞成形を行うことにより、襞成形装置1に対する食品素材の位置ずれがなく、偏りの少ない綺麗な襞模様を成形することができる。また、該襞模様は明確な隆起部分を呈するものとなる。さらに、後工程における発酵工程後や蒸成工程後においても食品素材の上部表面に襞模様が明確に残るものである。
本発明の実施の形態に係る襞成形装置1の説明は、概ね上記のとおりであるが、これに限定されるものでなく、特許請求の範囲を逸脱しない構成において各種変更可能である。例えば、襞成形板12の刃先部12aの形状は凸状の曲線状のものばかりでなく、凹状の曲線や下方に向かって屈曲部材13側に傾斜した直線状のものであってもよい。さらには、襞成形板12が平板的なものでなく曲面状の部材であってもよい。これらの形状の変更により様々な襞模様が成形できる。また、襞成形板12の取り付け位置、つまり、半径線RLに対する取り付け角度を変更してもよい。この変更により食品素材WEに対する襞成形板12の移動軌跡が変化し、内側面12cに沿った表面生地の寄せ集め方が変化して様々な襞模様が成形できる。
また、上記実施例においては、最終製品の頂部が花びら様に開くことを防止するために、襞成形板12の揺動半径RYを襞成形部材11が配列された円周半径RBより長く設け、先端部12aが中心軸CLと一致しないよう設けていた。しかし、頂部が花びら様に開くことを防止するためには、揺動半径RYを円周半径RBより短く設けたり、あるいは、揺動半径RYを円周半径RBと等しく設けた場合であってもその先端部12aが中心軸CLに達する前に揺動を停止するよう、例えば、エアーシリンダ34に螺合したロッドエンド36の螺合位置を調節して襞成形部材11の揺動位置を調整して設ければよい。このような場合においても、食品素材WEの上部表面に綺麗な襞模様が成形可能であり、腰高な食品素材WEを成形することが可能である。
また、例えば、上記実施例においては襞成形装置1の襞成形部材11を揺動自在に設けたが、図8に示したように襞成形部材11を直線的に往復動するよう設けてもよい。(a)乃至(c)は食品素材WEの上部表面に襞模様を形成する工程を示す説明図である。襞成形板12の内側面12cは襞成形部材11の往復軌道に対し僅かに傾斜して設けている。従って、襞成形板12が中心軸CLに向かって互いに接近するよう水平方向に移動する際、食品素材の上部表面を前記内側面12cに沿って寄せ集めるようにして隆起することが可能となり、食品素材WEの上部表面に綺麗な襞模様が成形でき、さらには、腰高な食品素材WEを成形することができる。
また、食品素材WEとしての包被食品は、外皮材で内包材を被覆した二重構造の棒状食品を連続的に押し出す包餡機4に限らず、例えば連続した帯状生地を搬送する搬送コンベア上で二重構造の棒状食品に巻き上げ、該棒状食品を前記搬送コンベアの下流端より垂下して包被切断装置の開口部に供給するようにしてもよい。また、前記二重構造の棒状食品から包被切断した包被食品に限らず、シート状の外皮材で内包材を包み込むようにして外皮材の周縁部を封着して成形した包被食品であってもよく、外皮材を封着した後に襞を成形するものであるので食品素材WEの頂部が花びら様に開いてしまうことを防止できる。
また、食品素材WEは、内包材WBを備えない外皮材WAのみにより成形された、例えばパン生地などの食品であってもよく、食品素材の上部表面に綺麗な襞模様が成形できる。
本発明の実施の形態に係る襞成形装置1を備えた包餡機4の概要を示す正面図である。 図1に示された略A−A断面矢視による襞成形装置1の概要を示す上面図である。 図2に示された略B−B断面矢視による襞成形装置1の概要を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る襞成形装置1が食品素材WEの上部表面に襞模様を形成する工程を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る襞成形装置1が食品素材WEの上部表面に襞模様を形成する工程を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る襞成形装置1が食品素材WEの上部表面に襞模様を形成する工程を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る襞成形装置1が食品素材WEの上部表面に襞模様を形成する工程を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るその他の襞成形装置1について食品素材WEの上部表面に襞模様を形成する工程を示す説明図である。
符号の説明
1 襞成形装置
11 襞成形部材
12 襞成形板
13 屈曲部材
14 揺動部材
25 ベースプレート
28 回動軸
29 摺動部材
31 回動部材
32 摺動ピン
4 包餡機
5 生地供給部
6 重合ノズル
7 包被切断部
71 シャッター
8 搬送部
83 受け台
9 制御部
C 中心
S1 円周
WE 食品素材

Claims (4)

  1. 上部が概ね球面状の食品素材の上部表面に複数の襞を成形するための襞成形方法において、シャッターを備えた包被装置により前記食品素材を成形し、前記包被装置の下方に設けられた受け台に前記食品素材を載置した後、該載置位置において前記包被装置の下方に固定して設けられた複数の襞成形板を前記食品素材の中心側に向かって接近するよう水平方向に移動し、前記食品素材の表面生地を襞成形板の内側面に沿って寄せ集め、さらに、隣同士の襞成形板で寄せ集められた前記表面生地を挟むようにして隆起させて襞を成形することを特徴とする食品素材に対する襞成形方法。
  2. 上部が概ね球面状の食品素材の上部表面に複数の襞を成形するための襞成形方法において、食品素材の上部表面に複数の襞を形成するための襞成形板を、前記食品素材の中心側に向かって接近するよう水平方向に揺動し、前記食品素材の表面生地を襞成形板の内側面に沿って寄せ集め、さらに、隣同士の襞成形板で寄せ集められた前記表面生地を挟むようにして隆起させて襞を成形することを特徴とする食品素材に対する襞成形方法。
  3. 上部が概ね球面状の食品素材の上部表面に複数の襞を成形するための襞成形装置において、前記食品素材を成形するシャッターを備えた上下動可能な包被装置とその下方に備えた上下動可能な受け台との間で、前記襞成形装置を前記包被装置の下方に固定して設け、さらに、包被装置のシャッターの開閉動作を駆動する駆動装置と前記襞成形装置に備えた襞成形板を往復動する駆動装置を設け、前記各駆動装置の駆動を各々制御する制御装置を設けたことを特徴とする食品素材に対する襞成形装置。
  4. 上部が概ね球面状の食品素材の上部表面に複数の襞を成形するための襞成形装置において、ベースプレート上の円周上に複数の回動軸を等間隔に垂設し、先端側に襞成形板を備えた複数の襞成形部材を前記各回動軸が中心となるよう揺動自在に設け、前記襞成形部材は、前記円周の中心軸に向かって襞成形板が揺動する時に食品素材の表面生地を襞成形板の内側面に沿って寄せ集め、さらに、隣同士の襞成形板で寄せ集められた前記表面生地を挟むようにして隆起させて襞を成形する構成であることを特徴とする食品素材に対する襞成形装置。
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