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JP4494423B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置に関し、特に、高周波信号をスイッチングする複数のFETを有する半導体装置に関する。
近年、高周波信号を扱う携帯電話端末向けなどに、電界効果型トランジスタ(FET)で構成するRFスイッチが用いられている。特許文献1には、2つの入出力端子の間に直列に複数のFETが接続されたスイッチが開示されている。特許文献1の図6には、オフ状態のスイッチに大電力の信号が印加された場合にFETがオンしてしまうことを防止するため、入出力端子の間に直列に接続された複数のFETのうち入出力端子に直接接続されるFETのゲート幅を広くしFETの浮遊容量を大きくする構成が開示されている。
特開2005−348206号公報
スイッチを構成する複数のFETのうち、初段のFETに印加される振幅が最も大きい。そこで、初段のFETのゲート幅を大きくすることにより、オン時の線形性を向上させることができる。しかしながら、初段のFETのゲート幅を大きくするとオフ時の遮断特性を確保することが難しくなる。
本発明は、上記課題に鑑み、オン時の線形性を確保し、かつオフ時の遮断特性の劣化を抑制することを目的とする。
本発明は、端子と、前記端子の間に接続された第1FETと、前記第1FETの後段に接続された第2FETと、前記第2FETに接続された別の端子とを備えるスイッチを具備し、前記第1FETのゲート幅は、前記第2FETのゲート幅より広く、かつ、前記第1FETのソース電極およびドレイン電極の前記ゲート幅と直角方向の長さの合計は、前記第2FETのソース電極およびドレイン電極の前記ゲート幅と直角方向の長さの合計より短いことを特徴とする半導体装置である。本発明によれば、第1FETのゲート幅が第2FETに比べ大きいため、線形性が高く、スイッチの信号劣化が抑制される。つまり、オン時の線形性を確保することができる。また、第1FETのソース電極およびドレイン電極のゲート幅と直角方向の長さの合計が第2FETに比べ小さいため、ソース電極およびドレイン電極の総面積が小さくなり、ソース電極−ドレイン電極間のオフ容量の増大を抑制することができる。よって、オフ時の遮断特性の劣化を抑制することができる。
上記構成において前記第1FETのソース電極およびドレイン電極の両方の前記ゲート幅と直角方向の長さは、それぞれ、前記第2FETのソース電極およびドレイン電極の前記ゲート幅と直角方向の長さより短い構成とすることができる。この構成によれば、オン時の線形性を確保し、かつオフ時の遮断特性の劣化を一層抑制することができる。
上記構成において、前記第2FETと前記別の端子の間に、前記第2FETのゲート幅より広いゲート幅を有し、かつ、ソース電極およびドレイン電極の前記ゲート幅と直角方向の長さの合計が、前記第2FETのソース電極およびドレイン電極の前記ゲート幅の直角方向の長さの合計より短いFETを設ける構成とすることができる。この構成によれば、複数の端子のいずれの端子から高周波信号が入力する場合もオン時の線形性を確保し、かつオフ時の遮断特性の劣化を抑制することができる。
上記構成において、前記第1FETおよび第2FETは、それぞれ1つのゲート電極、ソース電極およびドレイン電極からなる複数の単FETが並列に接続されており、前記第1FETにおける前記複数の単FETのうち少なくと1つの単FETにおいて、前記ソース電極および前記ドレイン電極の前記ゲート幅と直角方向の長さの合計は、前記第2FETにおける前記ソース電極および前記ドレイン電極の前記ゲート幅と直角方向の長さの合計よりも短い構成とすることができる。この構成によれば、マルチフィンガ構造のFETを有するスイッチにおいてもオン時の線形性を確保し、かつオフ時の遮断特性の劣化を抑制することができる。
上記構成において、前記スイッチは複数設けられており、複数の前記スイッチを構成する前記複数のFETのうち、前記スイッチが共通に接続された共通端子に接続するFETは前記第1FETである構成とすることができる。この構成によれば、共通端子より信号が入力される場合に、各スイッチの遮断特性を確保することができる。
本発明によれば、第1FETのゲート幅が第2FETに比べ大きいため、線形性が高く、オン時の線形性を確保することができる。また、第1FETのソース電極およびドレイン電極のゲート幅と直角方向の長さの合計が第2FETに比べ小さいため、オフ容量の増大を抑制することができる。よって、オフ時の遮断特性の劣化を抑制することができる。
まず、本発明の原理について説明する。図1はFETを用いたSPDT(Single Pole Double Throw)スイッチ回路の回路図である。
図1を参照に、アンテナ端子ANTに2つのスイッチ10および20が接続されている。アンテナ端子ANTと2つのスイッチ10および20とが接続されるノードN1は抵抗R0を介し接地されている。スイッチ10はFET11から15および抵抗R11からR15を有している。各FET11から15はソースとドレインが接続し、ノードN1と端子T1との間にFET11から15が直列に接続されている。各FET11から15のゲートはそれぞれ抵抗R11からR15を介し制御端子Tc1に接続されている。スイッチ20もFET21から25および抵抗R21からR25を有しており、スイッチ10と同様にノードN1、端子T2および制御端子Tc2との間に接続されている。
図1のスイッチ回路は制御端子Tc1およびTc2に印加される制御電圧に応じ、スイッチ10を構成するFET11から15およびスイッチ20を構成するFET21から25はオンオフする。つまり、高周波信号をスイッチする。例えば、Tc2に正電圧が印加されると、FET21から25のゲートに順方向の電流が流れるため、ノードN1はR0とFET21から25のゲート順方向電流とで規定される正の電位となる。このとき、FET21からFET25のゲートはノードN1に対し正の電位となり、FET21から25はオンする。一方、Tc1にはFET11から15がオフするような電圧が印加される。つまりノードN1に対し負の電圧が印加される。これにより、スイッチ10および20は高周波信号を遮断するオフ状態または高周波信号を通過させるオン状態となる。
図2は、図1のスイッチ回路のスイッチ10をオフ状態とし、スイッチ20をオン状態とした場合の等価回路である。図2を参照に、スイッチ10の各FET11から15は容量C1からC5として等価的に表される。スイッチ20の各FET21から25は抵抗R1からR5として等価的に表される。このときの容量C1からC5の容量値がオフ容量Coffであり、抵抗R1からR5の抵抗値がオン抵抗Ronである。
図3(a)は図1および図2のオン状態のスイッチ20内の中段のFET22から24のドレインI−V特性を示す。太線で示した領域はドレイン電流Idsがドレイン電圧Vdsに対し1/Ronの傾きで直線的に振舞う線形領域である。高周波信号の振幅は線形領域内である。一方、図3(b)は高周波信号が最初に入力するFET21のドレインI−V特性を示す図である。FET21から25に高周波信号が入力されると、FET21から25それぞれを通過する度に、FETのオン抵抗の分だけ信号の振幅が小さくなる。すなわち、信号が印加する入力端子に近いFETほど大きな振幅の信号が印加される。このため、初段のFET21には、図3(a)に比べ、高電力の高周波信号が加わる。これにより、FET21では、高周波信号の振幅が線形領域を越えてしまう。よって、線形性が悪化し、歪が大きくなる。
そこで、大きな振幅の信号が印加されるFET21のゲート幅を他のFET22から25のゲート幅より大きくする。この構成により、FET21による線形性の劣化を抑制することができる。しかしながら、この構成では、スイッチ20のオフ時の遮断特性が劣化することがわかった。すなわち、FET21のゲート幅を大きくすると、FET21のソース電極およびドレイン電極の総面積が大きくなる。これにより、FET21のソース−ドレイン容量(Cds)が大きくなってしまう。FET21のCdsが大きいと、ソース−ドレイン間のインピーダンスが小さくなり、FET21による高周波信号の遮断特性が劣化してしまう。
図4(a)はFETのオン抵抗Ronの等価回路を示す図である。半導体層30上にソース電極32、ドレイン電極34およびゲート電極36が設けられている。ソース電極32およびドレイン電極34の電極長はLである。ソース電極32またはドレイン電極34と半導体層30との接触抵抗をRc、ソース電極32とドレイン電極34との間の半導体層30の抵抗をRdsとする。このとき、オン抵抗Ronは数式1で表される。
Figure 0004494423
図4(b)はFETのオフ容量Coffの等価回路である。ソース電極32とドレイン電極34との間の容量をCds、ソース電極32とゲート電極36との間の容量をCgs、ドレイン電極34とゲート電極36との間の容量をCgdとする、このとき、オフ容量Coffは、数式2で表される。
Figure 0004494423
図5は、ソース電極32およびドレイン電極34の電極長L(ゲート幅に直角方向の長さ)に対するオン抵抗Ronおよびオフ容量Coffを測定した結果である。CoffはCgs、CgdおよびCdsを測定し数式2より求めている。測定したFETは、AlGaAs(砒化アルミニウムガリウム)を電子供給層、InGaAs(砒化インジウムガリウム)をチャネル層としたHEMT(High Electron Mobility Transistor)である。
図5を参照に、オン抵抗Ronは電極長Lが短くなると大きくなる。一方、オフ容量Coffは電極長が長くなると大きくなる。このように、電極長を短くするとオフ容量Coffを削減することができる。このようなオン抵抗およびオフ抵抗の電極長L依存性に着目し、オフ状態における遮断特性の劣化の抑制することが可能な本発明の実施例について以下に説明する。
実施例1に係る半導体装置は、図1のスイッチ10においては、FET11および15(第1FET)とその他のFET12から14(第2FET)の電極長Lおよびゲート幅Wを変えている。
図6(a)は、FET11および15の平面図である。ソース電極33、ゲート電極36、ドレイン電極35が複数配置されるマルチフィンガ構造を有している。ゲート電極36は全てゲートバスバー38に接続されている。ソース電極33およびドレイン電極35の電極長をL1、1フィンガ当たりのゲート幅をW1とする。
図6(b)は、FET12から14の平面図である。ソース電極32およびドレイン電極34は図6(a)のソース電極33およびドレイン電極35に比べ電極長L2が長い。一方、1フィンガ当たりのゲート幅W2は図6(a)のW1より狭い。
FET11および15の電極長L1を3.2μm、トータルゲート幅(ゲート幅W1×ゲートフィンガー数)を3250μmとする。このときのオン抵抗およびオフ容量を図5を基に計算すると以下となる。
Ron=2.12(Ωmm)/3.25(mm)=0.65Ω
Coff=0.252(pF/mm)×3.25(mm)=0.82pF
一方、FET12から14の電極長L2を5.0μm、トータルゲート幅(ゲート幅W2×ゲートフィンガー数)を3000μmとする。このときのオン抵抗およびオフ容量を図5を基に計算すると以下となる。
Ron=2.09(Ωmm)/3.0(mm)=0.70Ω
Coff=0.274(pF/mm)×3.0(mm)=0.82pF
以上より、FET11および15においては、FET12から14に比較し、オフ容量はFET12から14と同程度である。一方、オン抵抗Ronは約6.4%小さくすることができる。
実施例1においては、図1のように、スイッチ10は、複数の端子(アンテナ端子ANTおよび端子T1)の間に接続された複数のFET11から15を備えている。図6(a)および図6(b)のように、複数のFET11から15のうちアンテナ端子ANTおよび端子T1に接続されたFET11および15(第1FET)のゲート幅W1は、FET11および15(第1FET)の後段に接続されたFET12から14(第2FET)のゲート幅W2より広い。また、FET11および15のソース電極33およびドレイン電極35の電極長L1(ゲート幅W1と直角方向の長さ)の合計(L1+L1)は、FET12から14のソース電極32およびドレイン電極34の電極長L2の合計(L2+L2)より短い。
実施例1によれば、図3(a)および図3(b)で説明したように、FET11および15のゲート幅をFET12から14より広くすることにより、最も電力が印加される初段のFET11および15のオン抵抗Ronを小さくしドレインI−V特性の線形領域の幅を拡大することができる。よって、歪み等の非線形効果を抑制することができる。一方、中段のFET12から14には初段のFET11および15ほど大きな電力が印加されない。よって、FET12から14の線形領域はFET11および15ほど広くなくてもよい。そこで、広い線形領域が求められる初段のFET11および15のゲート幅を広くし、線形領域が広くなくともよい中段のFET12から14のゲート幅を狭くする。これにより、スイッチ10の線形性を確保することができる。また、中段FET12から13のサイズを小さくできる。よって、チップサイズの縮小が可能となる。
また、FET11および15の電極長L1の合計(L1+L1)をFET12から14の電極長L2の合計(L2+L2)より短くする。FET11および15のソース電極33およびドレイン電極35の単位ゲート幅当たりの総面積は、FET12から14より小さくなる。これにより、FET11および15の単位ゲート幅あたりのオフ容量をFET12から14に比べ小さくすることができる。したがって、最も電圧が印加されオフ容量が小さいことが要求される初段のFET11および15のオフ容量を小さくすることができる。よって、スイッチ10の遮断特性を改善することができる。一方、挿入損失はFET11から15のオン抵抗の和に関係する。そこで、オフ容量の削減が初段のFET11および15ほど求められない中段のFET12から14については電極長L2の合計を大きくし、オン抵抗を削減する。これにより、FET11から15のオン抵抗の和を低くすることができる。よって、スイッチ10の挿入損失を抑制することができる。
なお、特許文献1の図6において、FET101、104、105および108のゲート幅が他のFETのゲート幅より大きい目的は、大振幅の信号によりFETがオンすることを防止するため、FETの浮遊容量を大きくものである。よって、実施例1とは目的が異なる。さらに、実施例1では、FET11および15のソース電極33およびドレイン電極35の電極長L1をFET12から14のソース電極32およびドレイン電極34より小さくすることにより、遮断特性を改善することができる。
FET11および15のゲート幅はFET12から14のゲート幅より広くなくともよい。この場合、実施例1のようなスイッチ10の歪み特性の改善効果は小さいが、オフ容量の低減が求められる初段のFET11および15のオフ容量を低減し、オフ容量の低減が比較的求められない中段のFET12から14のオン抵抗を低減することができる。
高周波信号がスイッチ10の端子T1およびアンテナ端子ANT(2つの入出力端子)の両方から入力される可能性のある場合は、電極長L1を短くしゲート幅W1を広くするFET(第1FET)は、実施例1のように、端子T1およびアンテナ端子ANTの両方に直接接続されたFET11および15とすることが好ましい。
また、高周波信号が端子T1およびアンテナ端子ANTの一方から入力する場合は、電極長L1を短くしゲート幅W1を広くするFETは、初段のFETとなるFET11またはFET15とすることができる。このように、電極長L1を短くするまたはゲート幅W1を広くするFET(第1FET)は2つの入出力端子(複数の端子)の少なくとも一方に接続されていればよい。
さらに、実施例1においては、FET11および15におけるソース電極33およびドレイン電極35の電極長L1は同じであるが、ソース電極33とドレイン電極35との電極長を異ならせてもよい。この場合もソース電極33およびドレイン電極35の電極長の合計をFET12から14より小さくすれば上記効果を奏する。しかしながら、上記効果を一層奏するためには、FET11および15のソース電極33およびドレイン電極35の両方の電極長L1を、それぞれFET12から14のソース電極32およびドレイン電極34の電極長L2より短くすることが好ましい。
実施例1のように、スイッチ10および20を構成する各FET11から15は、それぞれ1つのゲート電極、ソース電極およびドレイン電極からなる複数の単FETが並列に接続されているマルチゲート構造である。マルチゲート構造の場合、FET11および15における複数の単FETのうち少なくとも1つの単FETの前記ソース電極33およびドレイン電極35の電極長の合計を、FET11から13におけるソース電極32およびドレイン電極34の電極長の合計よりも短くすればよい。これにより、オン時の線形性を確保し、かつオフ時の遮断特性の劣化を抑制することができる。しかしながら、上記効果を一層奏するためには、FET11および15の複数のソース電極33およびドレイン電極35の全てが、FET12から14のソース電極32およびドレイン電極34の電極長L2より短いことが好ましい。
一方、FET11および15並びにFET12から14は、それぞれ図7(a)および図7(b)のようにゲート電極36を挟むソース電極33、32およびドレイン電極35、34を有する場合、すなわちシングルフィンガ構造でもよい。
実施例1においては、FET11および15のゲート幅をFET12から14より広くするため、1つのフィンガー当たりのゲート幅W1をFET12から14のW2より広くしている。1つのフィンガー当たりのゲート幅は、FET11および15とFET12から14とで同じとし、FET11および15のフィンガー数をFET12から14より多くすることにより、初段FET11および15のゲート幅を広くしてもよい。
さらに、図1の複数のスイッチ10および20を構成するFET21から15およびFET21から25のうち、スイッチ10および20が共通に接続されたアンテナ端子ANT(共通端子)に接続するFET11および21はゲート幅W1が大きく、電極長L1が小さい第1FETとすることができる。これにより、アンテナ端子ANTより高周波信号が入力される場合に、各スイッチ10および20の遮断特性を確保することができる。
図8を用い実施例2に係るスイッチ回路40について説明する。実施例8はデコーダ44とSP6T(Single Pole 6 Throw)42を有し、アンテナ端子ANTを受信端子Rx1からR4および送信端子Tx1およびTx2のうちいずれかの端子に接続する回路である。
図9はSP6T42のブロック図である。SP6T42は、スイッチ51から56を有している。アンテナ端子ANTと受信端子Rx1からRx4並びに送信端子Tx1およびTx2のそれぞれの端子との間にスイッチ51から56がそれぞれ接続されている。スイッチ51から56にはデコーダ44からの制御信号がそれぞれ制御端子Tc1からTc6に入力される。
図10はスイッチ54の回路図である。複数のFET61から66が送信端子Tx1とアンテナ端子ANTとの間に直列に接続されている。FET61から66のゲートはそれぞれ抵抗R31からR36を介し制御端子Tc4に接続されている。FET61から66は制御端子Tc4に入力される制御信号に応じスイッチする。スイッチ51から53、55および56も同様に複数のFETで構成されている。
図8のデコーダ44は、制御端子CTL1からCTL3の信号に基づき、図9の制御端子Tc1からTc6に制御信号を出力する。デコーダ44からの制御信号によりスイッチ51から56のいずれかがオン状態となる。これにより、受信端子Rx1からRx4および送信端子Tx1およびT2のうちいずれかの端子とアンテナ端子ANTとが接続される。
図10を参照に、高周波信号は送信端子Tx1より入力される。よって、スイッチ54の最も送信端子Tx1側のFET61を実施例1のFET11および15と同じ電極長L1およびゲート幅W1とし、その他の5つのFET62から66を実施例1のFET12から14と同じ電極長L2およびゲート幅W2とする。
これにより、最も大きな高周波電力が印加される最も送信端子Tx1側のFET61におけるドレインI−V特性の線形領域を広げることができる。よって、歪み特性を改善することができる。さらに、実施例1と同様にオフ時の遮断特性を改善することができる。
実施例2のように、アンテナ端子ANT(共通端子)にFETで構成された複数のスイッチ51から56が接続さているスイッチの少なくとも1つのスイッチを、初段FET61の電極長が中段FET62から66の電極長より短くすることができる。アンテナ端子ANTに複数のスイッチが接続されているスイッチ回路においては、オフ状態のスイッチの遮断特性が良ければ、オフ状態のスイッチを介した信号の漏れが抑制される。よって、オン状態のスイッチの信号劣化(非線形性)を抑制させることができる。実施例2においては、各スイッチのオフ状態において遮断特性の劣化を一層抑制することができる。
実施例1および実施例2において、FETはHEMTの例であったが、Si(シリコン)あるいはGaAs(砒化ガリウム)を用いたバルクチャネルのFETであってもよい。
以上、発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1はSPDTスイッチ回路の回路図である。 図2はSPDTスイッチ回路の等価回路図である。 図3(a)および図3(b)はスイッチを構成するFETのドレインI−V特性を示す図である。 図4(a)および図4(b)はスイッチを構成するFETの等価回路を示す断面模式図である。 図5はFETの電極長に対するオン抵抗およびオフ容量を示した図である。 図6(a)は実施例1に係るスイッチの初段FETの平面図、図6(b)は実施例1に係るスイッチの中段FETの平面図、である。 図7(a)および図7(b)はシングルフィンガFETの例である。 図8は実施例2に係るスイッチ回路のブロック図である。 図9は実施例2のSP6Tのブロック図である。 図10は実施例2のスイッチ54の回路図である。
符号の説明
10、20 スイッチ
11、15 第1FET
12、13、14 第2FET
32、33 ソース電極
34、35 ドレイン電極
36 ゲート電極
ANT アンテナ端子
T1、T2 端子

Claims (5)

  1. 端子と、
    前記端子に接続された第1FETと、
    前記第1FETの後段に接続された第2FETと、
    前記第2FETに接続された別の端子とを備えるスイッチを具備し、
    前記第1FETのゲート幅は、前記第2FETのゲート幅より広く、かつ、前記第1FETのソース電極およびドレイン電極の前記ゲート幅と直角方向の長さの合計は、前記第2FETのソース電極およびドレイン電極の前記ゲート幅と直角方向の長さの合計より短いことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1FETのソース電極およびドレイン電極の両方の前記ゲート幅と直角方向の長さは、それぞれ、前記第2FETのソース電極およびドレイン電極の前記ゲート幅と直角方向の長さより短いことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第2FETと前記別の端子の間に、
    前記第2FETのゲート幅より広いゲート幅を有し、かつ、ソース電極およびドレイン電極の前記ゲート幅と直角方向の長さの合計が、前記第2FETのソース電極およびドレイン電極の前記ゲート幅の直角方向の長さの合計より短いFETを設けることを特徴とする請求項記載の半導体装置。
  4. 前記第1FETおよび第2FETは、それぞれ1つのゲート電極、ソース電極およびドレイン電極からなる複数の単FETが並列に接続されており、
    前記第1FETにおける前記複数の単FETのうち少なくと1つの単FETにおいて、前記ソース電極および前記ドレイン電極の前記ゲート幅と直角方向の長さの合計は、前記第2FETにおける前記ソース電極および前記ドレイン電極の前記ゲート幅と直角方向の長さの合計よりも短いことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の半導体装置。
  5. 前記スイッチは複数設けられており、複数の前記スイッチを構成する前記複数のFETのうち、前記スイッチが共通に接続された共通端子に接続するFETは前記第1FETであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
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