JP4494030B2 - ワイヤーハーネス製造用支持具 - Google Patents
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Description
このワイヤーハーネスは、図8に示すように配索冶具100を用いて、車両に配索する状態に製造されている。
次に、保持した電線束105にテープ106を巻き付けることで、車両に配索可能なワイヤーハーネス107を製造する。
ところで、この支持具102は、基部にねじ部(図示せず)を備え、ねじ部の上端にナット109を固定し、ねじ部を配索板101の取付孔(図示せず)に差し込み、配索板101から突出したねじ部にナット(図示せず)を締め付けることで、配索板101に支持具102を取り付ける。
よって、一対の支持具102を近接して取り付ける際に、ナット109同士が干渉しないように、一対の支持具102の間隔をある程度広く確保する必要がある。
電線束105の一部108を電線束105から湾曲状に分岐すると、電線束105の一部108を電線束105から直角に分岐した場合と比較して、余分な長さが必要になる。
支持具110の受け部111に、一対の支え棒112を平面視で略V字状に設け、これらの支え棒112間で電線束113の一部114を分岐する。
支持具110の受け部111に一対の支え棒112を設けることで、一対の支え棒112間の間隔L2を、電線束113の一部114の直径D2に合わせて小さく抑えることができる。
これにより、電線束113の一部114を電線束113から略直角に分岐することが可能になる。
この状態で、電線束113や電線束113の一部114にテープ116を巻き付けることで、車両に配索可能なワイヤーハーネスを製造する。
加えて、図10に示すように、一対の支え棒112の幅W1が小さいので、電線束113から分岐した電線束113の一部114を所望の方向に向けることが難しく、電線束113の一部114が湾曲状に撓んでしまう。
前記配索板に立設される支軸と、前記支軸の先端に設けられて前記電線束の一部を載置可能な載置部と、前記載置部の一端部から立ち上がる第1ガイド部材と、前記載置部の他端部から立ち上がる一対の第2ガイド部材とを備えるワイヤーハーネス製造用支持具であって、
前記各第2ガイド部材が略帯状であるとともに、互いの表面が対向するように配置され、前記各第2ガイド部材の基端部間に架け渡されて前記電線束の一部を載置可能な底部が設けられていることを特徴としている。
これにより、載置部に電線束を載置したままの状態で、電線束にテープを巻き付けることが可能になり、ワイヤーハーネスを手間をかけないで製造できる。
よって、一対の第2ガイド部材の表面で、電線束から分岐した電線束の一部を所定方向に案内する。これにより、一対の第2ガイド部材の表面で、電線束の一部を所定方向に案内することが可能になり、一部の電線束の方向性を確保できる。
これにより、電線束の一部を底部で確実に支持し、かつ電線束の一部を底部で所定方向に確実に案内できる。
ワイヤーハーネス製造用支持具10によれば、図3に示すように、多数の電線14Aを束ねた電線束14にテープ31を巻き付けることによりワイヤーハーネス32を製作するに当たって、電線束14を配索板11から所定高さに支持できる。
載置部16は、他端部19が支軸12の先端13に連結されるとともに、支軸12に対して略直角に設けられている。この載置部16は、配索板11に対して平行に配置される。
第1ガイド部材18は、載置部16に対して略直角に立設されている。これにより、第1ガイド部材18と載置部16とで略L字形の部材を形成する。
これにより、ワイヤーハーネス製造用支持具10をロックナット23とナット26とで配索板11に取り付ける。
一対の第2ガイド部材21は、略帯状であるとともに、互いの表面21Aが対向するように配置されている。
一対の第2ガイド部材21の間隔L3は、図4に示すように、電線束14の一部15の直径D3より僅かに大きく設定されている。
図2に示すように、第2ガイド部材21を一定の幅W2で帯状に形成することで、幅W2を大きく確保し、厚さTを薄く抑えることが可能になる。
ここで、幅W2と厚さTとの関係は、一例として幅W2:厚さT=5:1であるが、これに限定するものではない。
また、第2ガイド部材21は、先端部34が凸状の湾曲状に形成されている。これにより、電線束14の一部15を、各第2ガイド部材21の先端部34から一対の第2ガイド部材21に差し込む際に、電線束14の一部15が各第2ガイド部材21の先端部34に引っかかることを防ぐ。
よって、電線束14の一部15を各第2ガイド部材21間に円滑に差し込むことが可能になる。
よって、底部28に電線束14の一部15(図3参照)を載置して、底部28で確実に支持することが可能になり、電線束14の一部15を確実に所定方向に案内できる。
図3においては、電線束14を分岐させないで支持する位置には、通常の支持具35を使用し、電線束14の一部15を分岐する位置にワイヤーハーネス製造用支持具10を使用する例について説明するが、電線束15を分岐させないで支持する位置においても、ワイヤーハーネス製造用支持具10を使用してもよい。
この状態で、支持具35のU字状支持部36に多数本の電線14Aを束ねた電線束14としてセットする。
差し込んだ電線束14の一部15を、一対の第2ガイド部材21間に渡した底部28に載せる。これにより、電線束14の一部15を電線束14から分岐した状態に保持する。
この状態で、電線束14、および電線束14の一部15にテープ31を巻き付けることで、車両(図示せず)に配索可能なワイヤーハーネス32を製造する。
よって、電線束14の一部15を電線束14から分岐する際に、一対の第2ガイド部材21で電線束14の一部15を確実に支えることができる。
さらに、一対の第2ガイド部材21は、載置部16に対して平行に配置されている。この載置部16に、電線束14が直交するように載置され、電速束14の一部15が電速束14に対して略直角に分岐される。
よって、一対の第2ガイド部材21の厚さTが、電線束14の長手方向に張り出すだけなので、一対の第2ガイド部材21が電線束14の長手方向に張り出す量を小さく抑える。
これにより、載置部16に電線束14を載置したままの状態で、電線束14にテープ31(図3参照)を巻き付けることが可能になり、ワイヤーハーネス32(図3参照)を手間をかけないで製造できる。
これにより、一対の第2ガイド部材21の表面21Aで、電線束14から分岐した電線束14の一部15(図3参照)を所定方向に案内することにより、電線束14の一部15の方向性を確保できる。
図5に示す第2実施形態のワイヤーハーネス製造用支持具40は、載置部16の一端部17から立ち上がる第1ガイド部材41の高さH3が一対の第2ガイド部材21の高さH2より低く抑えられた点で第1実施形態のワイヤーハーネス製造用支持具10と異なるだけでその他の構成は第1実施形態と同様である。
加えて、第2実施形態のワイヤーハーネス製造用支持具40によれば、第1ガイド部材41の高さH3を、一対の第2ガイド部材21の高さH2より低く抑えることで、ワイヤーハーネス製造用支持具40で保持した電線束14にテープ31(図3参照)を巻き付ける際に、第1ガイド部材41が邪魔になることがない。
よって、電線束14にテープ31を手間をかけないで簡単に巻き付けることができる。
第3実施形態のワイヤーハーネス製造用支持具50によれば、第1実施形態のワイヤーハーネス製造用支持具10と同様の効果を得ることができ、加えて、電速束14の一部15を、電速束14に対して所定角θだけ傾斜させた状態で分岐できる。
第4実施形態のワイヤーハーネス製造用支持具60によれば、第1実施形態のワイヤーハーネス製造用支持具10と同様の効果を得ることができる。
11 配索板
12 支軸
13 支軸の先端
14A 電線
14 電線束
15 電線束の一部
16 載置部
17 載置部の一端部
18 第1ガイド部材
19 載置部の他端部
21 第2ガイド部材
21A 表面
27 第2ガイド部材の基端部
28 底部
31 テープ
32 ワイヤーハーネス
Claims (1)
- 多数の電線を束ねた電線束にテープ巻きすることによりワイヤーハーネスを製作するに当たって、前記電線束を配索板から所定高さに支持するために、
前記配索板に立設される支軸と、前記支軸の先端に設けられて前記電線束の一部を載置可能な載置部と、前記載置部の一端部から立ち上がる第1ガイド部材と、前記載置部の他端部から立ち上がる一対の第2ガイド部材とを備えるワイヤーハーネス製造用支持具であって、
前記各第2ガイド部材が略帯状であるとともに、互いの表面が対向するように配置され、前記各第2ガイド部材の基端部間に架け渡されて前記電線束の一部を載置可能な底部が設けられていることを特徴とするワイヤーハーネス製造用支持具。
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JP2004030770A JP4494030B2 (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | ワイヤーハーネス製造用支持具 |
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JP2005222852A JP2005222852A (ja) | 2005-08-18 |
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JPH0869721A (ja) * | 1994-08-30 | 1996-03-12 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤーハーネスの組立用支持具およびこれに使用される支持具用アダプタ |
JP2002298671A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハーネス用電線保持具および該保持具を用いた分岐部の組立方法 |
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