JP4494029B2 - ブレーキ装置 - Google Patents
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Description
この制動力を精度よく制御を行うために、推力機構の発生推力を検出してフィードバック制御を行い、制動指示信号の目標推力値に対する推力フィードバック値の偏差により、アクチュエータへの駆動量(供給電流)を決定する技術が提案されている。
請求項4に係る発明は、アクチュエータにより駆動されディスクロータにブレーキパッドを押圧する推力機構を有するキャリパと、該推力機構が発生する推力を検出する推力検出手段と、該推力検出手段が検出する推力値をA−D変換して検出値を出力するA−D変換器と、前記推力検出手段のドリフト量を検出するドリフト量検出手段を有し、制動指示信号に応じた制動力を発生させるべく、前記制動指示信号から目標推力値を割り出し、該目標推力値と前記A−D変換器から出力される出力値を前記ドリフト量検出手段で検出したドリフト量により修正した値との偏差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御手段とからなるブレーキ装置において、前記アクチュエータは電動モータであって、該電動モータの回転位置を検出する位置検出器を有し、前記制御手段は、前記目標推力値に対する目標回転位置データを割り出し、該目標回転位置データと前記位置検出器による回転位置とから位置フィードバック制御手段を有し、前記ドリフト量検出手段により検出されるドリフト量が所定量よりも大きいときには、前記位置フィードバック制御手段により前記電動モータの駆動を制御することを特徴とする。
本発明の一実施形態のブレーキ装置を図面を参照しつつ以下に説明する。
図1に示すように、本実施形態のブレーキ装置は電動キャリパ1を有する電動ディスクブレーキ装置である。このブレーキ装置は、電動キャリパ1と、車両の車輪(図示せず)とともに回転するディスクロータ11と、ディスクロータ11の軸線方向における両側に配置されるとともにディスクロータ11に接触する一対のブレーキパッド12、12と、車両の非回転の取付部13に固定されるとともに一対のブレーキパッド12、12をディスクロータ11の軸線方向に移動可能に支持し、これら一対のブレーキパッド12、12を介して入力される制動トルクを受けるキャリア14とを有している。電動キャリパ1は、キャリア14にディスクロータ11の軸線方向に移動可能に支持されるとともに、内蔵された電動モータ(アクチュエータ)15を駆動することによりブレーキパッド12、12を両側から挟持してディスクロータ11に接触させて車両に制動力を発生するようになっている。
以下、より詳細に説明する。
推力センサ38は図4に示すように、ピストン37がブレーキパッド12を介してディスクロータ11を押圧したときに発生するピストン37の推力に応じて推力値を出力する。
温度ドリフトが発生していない通常状態では、推力センサ38はラインAのように出力を検出する。しかしながら、推力センサ38に温度ドリフトが発生すると、その出力ラインは変動する。すなわち、温度ドリフトが上側に発生した場合には、出力ラインはラインB、ラインC…のように変動する。温度ドリフトが下側に発生した場合には、出力ラインはラインD、ラインE…のように変動する。このとき、推力センサ38の出力値はA−D変換器84に入力され、A−D変換器84からはVmax以上の出力値は出力されないようになっている。推力センサ38からVmax以上の出力値が出力された場合には、後述するドリフト量による推力制限を行う。
推力センサ38のドリフト量の検出について図3を用いて説明する。図3はピストン位置と推力との関係を示すグラフ図である。同図に示すように、ピストン14を移動させても推力が変化しなくなる点P0時の推力が基準Pcからのドリフト量と検出することができる。
ドリフト量に応じた推力制限について図3及び図4を用いて説明する。図4に示すように、コントローラ22に取り込める推力センサ38の出力の範囲はVminからVmaxのとき、推力センサ38のドリフト量が上限値と下限値の範囲内であるならば、コントローラ22は正しい推力を検出することができる。
そして、同図に示すように、推力センサ出力の上限値Vmaxは、推力センサ38において許容できる温度ドリフトの範囲(ラインB〜ラインC)での測定可能な推力(この場合はFmax)に対応して設定されている。しかしながら、推力センサ38のドリフト量がこの範囲を超えてしまう場合(例えば、ラインC)が起こりうる。この場合には、図5に示すように、推力センサ38の出力が上限値Fmax以下の範囲に出力範囲を限定することで、上限値Fmaxに対応する推力(この場合はF1)までは正常な場合と同様に検出することができ、それ以降については、マップ70が変更されて、Fmax以下の推力(この場合はF1)を目標推力として推力制限が行われる。
なお、上述の実施の形態では、ドリフト量に応じて推力制限を行う場合について説明したが、これに限らず、推力センサ38の上限値に達したとき推力制限を行うようにしてもよい。
また、上述したステップS3の制限された発生推力に目標推力を制限すると、ピストン37のアクチュエータへの負担を確実に低減できる点で好ましい。また、さらに好ましくは、一の車輪に設けられたアクチュエータへの推力制限を行ったときに、温度ドリフトの発生していない他の車輪のアクチュエータに対する目標推力を増大させるようにしてもよい。この場合には、車両全体に対する制動力を確保することができる。また、ドリフト量に応じて推力制限を設けずに、推力センサ38が正常に検出できない領域(Vmax以上)は位置フィードバックを用いて制御してもよい。
11…ディスクロータ
12…ブレーキパッド
14…ピストン
15…モータ
19…ペダル
20…ペダルセンサ
22…コントローラ
36…回転−直動変換機構
37…ピストン
38…推力センサ
Claims (4)
- アクチュエータにより駆動されディスクロータにブレーキパッドを押圧する推力機構を有するキャリパと、
該推力機構が発生する推力を検出する推力検出手段と、
該推力検出手段が検出する推力値をA−D変換して検出値を出力するA−D変換器と、前記推力検出手段のドリフト量を検出するドリフト量検出手段を有し、制動指示信号に応じた制動力を発生させるべく、前記制動指示信号から目標推力値を割り出し、該目標推力値と前記A−D変換器から出力される出力値を前記ドリフト量検出手段で検出したドリフト量により修正した値との偏差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御手段とからなるブレーキ装置において、
前記制御手段は、前記A−D変換器から出力される出力値が前記A−D変換器の変換範囲の上限値に達したときに、前記アクチュエータの駆動を制限することを特徴とするブレーキ装置。 - アクチュエータにより駆動されディスクロータにブレーキパッドを押圧する推力機構を有するキャリパと、
該推力機構が発生する推力を検出する推力検出手段と、
該推力検出手段が検出する推力値をA−D変換して検出値を出力するA−D変換器と、前記推力検出手段のドリフト量を検出するドリフト量検出手段を有し、制動指示信号に応じた制動力を発生させるべく、前記制動指示信号から目標推力値を割り出し、該目標推力値と前記A−D変換器から出力される出力値を前記ドリフト量検出手段で検出したドリフト量により修正した値との偏差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御手段とからなるブレーキ装置において、
前記制御手段は、前記ドリフト量検出手段により検出されるドリフト量が所定量よりも大きいときに、前記アクチュエータの駆動を制限することを特徴とするブレーキ装置。 - アクチュエータにより駆動されディスクロータにブレーキパッドを押圧する推力機構を有するキャリパと、
該推力機構が発生する推力を検出する推力検出手段と、
該推力検出手段が検出する推力値をA−D変換して検出値を出力するA−D変換器と、前記推力検出手段のドリフト量を検出するドリフト量検出手段を有し、制動指示信号に応じた制動力を発生させるべく、前記制動指示信号から目標推力値を割り出し、該目標推力値と前記A−D変換器から出力される出力値を前記ドリフト量検出手段で検出したドリフト量により修正した値との偏差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御手段とからなるブレーキ装置において、
前記アクチュエータは電動モータであって、該電動モータの回転位置を検出する位置検出器を有し、前記制御手段は、前記目標推力値に対する目標回転位置データを割り出し、該目標回転位置データと前記位置検出器による回転位置とから位置フィードバック制御手段を有し、A−D変換器から出力される出力値が前記A−D変換器の変換範囲の上限値に達したときには、前記位置フィードバック制御手段により前記電動モータの駆動を制御することを特徴とするブレーキ装置。 - アクチュエータにより駆動されディスクロータにブレーキパッドを押圧する推力機構を有するキャリパと、
該推力機構が発生する推力を検出する推力検出手段と、
該推力検出手段が検出する推力値をA−D変換して検出値を出力するA−D変換器と、前記推力検出手段のドリフト量を検出するドリフト量検出手段を有し、制動指示信号に応じた制動力を発生させるべく、前記制動指示信号から目標推力値を割り出し、該目標推力値と前記A−D変換器から出力される出力値を前記ドリフト量検出手段で検出したドリフト量により修正した値との偏差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御手段とからなるブレーキ装置において、
前記アクチュエータは電動モータであって、該電動モータの回転位置を検出する位置検出器を有し、前記制御手段は、前記目標推力値に対する目標回転位置データを割り出し、該目標回転位置データと前記位置検出器による回転位置とから位置フィードバック制御手段を有し、前記ドリフト量検出手段により検出されるドリフト量が所定量よりも大きいときには、前記位置フィードバック制御手段により前記電動モータの駆動を制御することを特徴とするブレーキ装置。
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JPS608148A (ja) * | 1983-05-12 | 1985-01-17 | ウエステイングハウス・ブレイク・アンド・シグナル・カムパニ−・リミテツド | 電気式作動装置 |
JP2000018294A (ja) * | 1998-07-02 | 2000-01-18 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 車両用ブレーキ装置 |
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JP2001080496A (ja) * | 1999-09-17 | 2001-03-27 | Nissan Motor Co Ltd | 電動ブレーキ装置 |
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