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JP4491882B2 - Microscope using deep ultraviolet light as light source - Google Patents

Microscope using deep ultraviolet light as light source Download PDF

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JP4491882B2
JP4491882B2 JP2000000818A JP2000000818A JP4491882B2 JP 4491882 B2 JP4491882 B2 JP 4491882B2 JP 2000000818 A JP2000000818 A JP 2000000818A JP 2000000818 A JP2000000818 A JP 2000000818A JP 4491882 B2 JP4491882 B2 JP 4491882B2
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Japan
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damage
observation
microscope
measurement
deep ultraviolet
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克美 荻野
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Nikon Corp
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、深紫外光を光源とする顕微鏡に関し、特に、深紫外光が試料に与える損傷を制限できる顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
顕微鏡により試料の微細構造を観察する場合、その解像力δは、
δ=λ/2NA …… (1)
で表わされる。ここに、λは顕微鏡の照明光の波長であり、NAは対物レンズの開口数である。(1)式に示されるように、顕微鏡の解像力δを上げるには、照明光の波長λを短くするか、対物レンズの開口数NAを大きくすればよい。
【0003】
観察対象が細胞等の生体試料の場合は、照明光の波長λを紫外域以下にまで短くすると、光化学反応等により生体試料そのものが損傷してしまう。このため、照明光の波長λを短くすることはあまり得策ではなく、一般に、対物レンズの開口数NAを大きくして解像力δを上げることが行われる。
【0004】
一方、観察対象が材料等の無機物で、大幅な解像力δの向上を図る必要がある場合は、対物レンズの開口数NAを大きくするとともに照明光の波長λを短くすることが行われる。
【0005】
例えば、半導体ウエハ等を観察する分野では、集積回路に代表される微細構造のスケールは縮小の一途をたどっており、半導体プロセスにおいてライン&スペースと呼称される微細構造の繰り返し周期構造は、0.25μm を下回るような領域に突入している。
【0006】
このような微細構造を観察するために、近年、波長λが300nm 以下の深紫外光を照明光とした顕微鏡が使用され、例えば、光源としてNd-YAGレーザの4倍高調波であるλ=266nm の深紫外光を連続発振させるレーザを使用し、かつNA=0.9 程度の高開口数の対物レンズを使用して、0.10μm 程度の解像力δを得ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、照明光の波長λを深紫外化することにより解像力δは大幅に向上するが、同時に深紫外光による試料の損傷という問題も無視することができなくなる。すなわち、材料等の無機物は、生体試料に比べて深紫外光による損傷が少ないが、例えば、観察対象が半導体ウエハ上のレジストパターンであり、かつレジストの露光波長と顕微鏡の照明光の波長が接近している場合は、観察に費やされた照明光の光量が大きいと、観察期間中のレジストパターンの損傷を無視することができない。
【0008】
特に、共焦点型レーザ走査顕微鏡の場合には、微小面積にレーザ光が収束されるために、試料に照射される単位面積当たりのエネルギーが大きくなり、試料が受ける損傷の度合いが大きくなる。
【0009】
そこで、本発明の目的は、深紫外を光源とした顕微鏡において、深紫外光による試料の損傷を制限することができる顕微鏡を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、観察対象に深紫外光を照射して観察データを取得する顕微鏡において、該観察対象の所定の位置に設けられたパターンの線幅を測定し、該パターンの線幅が所定の制限値に達した場合に、該観察対象への深紫外光の照射を停止する制御部を有することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、観察対象の所定の位置に設けられたパターンの線幅が所定の制限値に達した場合に、観察対象への深紫外光の照射を停止するので、観察対象が制限値以上に損傷を受けることを防止することができる。
【0012】
また、上記の発明の好ましい態様として、前記制御部は、前記パターンの線幅が所定の制限値に達した場合に、前記観察データと前記パターンの線幅データとを表示し、オペレータに観察を継続するか否かを問い合わせることを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、パターンの線幅が所定の制限値に達した場合に、オペレータに観察を継続するか否かを問い合わせるので、観察中に誤って損傷が進行してしまうことを防止することができる。
【0014】
また、上記の発明の好ましい態様として、前記制御部は、取得したデータを送信可能な外部装置に接続されており、前記パターンの線幅が所定の制限値に達した場合に、前記観察データと前記パターンの線幅データとを該外部装置に送信することを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、測定が完了していない試料に関する情報を、次の工程で活用することができるので、検査工程の信頼性を向上させることができる。
【0016】
更に、上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、観察対象に深紫外光を照射して観察データを取得する顕微鏡において、該観察対象に深紫外光を照射することにより発生する損傷の進行速度を、該観察対象の所定の位置に設けられたパターンの線幅を測定することによって求め、該損傷の進行速度が所定の進行速度になるように、該観察対象に照射する深紫外光の強度を調整する制御部を有することを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、試料の損傷の進行速度をモニタしながら、照明光の光量を調整するので、観察範囲内に複数の測定個所があり、その測定にかなりの時間を必要とする場合に、損傷制限値を越さずにすべての測定個所を測定することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態による共焦点型レーザ走査顕微鏡の構成図である。共焦点型レーザ走査顕微鏡は、共焦点の位置に微小開口を置くことにより、凹凸のある試料のピントの合った面の画像だけを抜き出し、いわゆる光学的断層像を形成することができる。
【0020】
図1の共焦点型レーザ走査顕微鏡において、深紫外レーザ101 から出射されたレーザ光102 は、シャッタ103 を通過し、減光フィルタ切換ユニット104 内の減光フィルタにて適正な光量に調整される。そして、ミラー121 、122 で反射され、ビームエキスパンダ105 にてビーム径が拡大されて、対物レンズ110 の瞳径を満たすビーム径の光束106 になる。
【0021】
光束106 は、ビームスプリッタ107 を透過した後、可動ミラー123 、124 を有する2次元スキャナユニット108 にて互いに直角な方向に二次元的に走査される。そして、ミラー125 で反射され、リレーレンズ109 を経て対物レンズ110 で集光されて、試料111 上に微小スポット光112 として結像される。
【0022】
微小スポット光112は、試料111 上を2次元的に走査され、試料111の表面で反射する。反射光は、対物レンズ110 、リレーレンズ109 、ミラー125 、2次元スキャナユニット108 を通過し、ビームスプリッタ107で反射されて静止光ビーム113 となる。
【0023】
静止光ビーム113 は、集光レンズ114 によって集光され、ピンホール115 を通り抜けた光のみが検出器116 にて光電変換される。検出器116 の出力信号は、画像処理装置117 にて画像信号に変換され、試料111 の画像が画像ディスプレイ118 に映し出される。
【0024】
共焦点型レーザ走査顕微鏡は、ピンホール115 によってピントはずれの光がほとんど排除されるので、試料111 に凹凸がある場合は、試料111 の所定の高さにピントの合った、いわゆる光学的断層像を鮮明に観察することができる。
【0025】
制御部119 は、画像処理装置117の制御を行うと共に、深紫外光による試料111の損傷を制限するために、試料111 の損傷が所定の制限値に達した場合に、シャッタ103 を閉じて深紫外光の照射を停止し、試料111 が制限値以上に損傷されることを防止する。
【0026】
また、減光フィルタ切換ユニット104 により深紫外光の光量を制御し、試料111 の損傷の進行速度を調整する。これにより、測定個所が多く測定に時間がかかる場合であっても、損傷が制限値に達する前にすべての測定個所の測定が完了できる測定時間を確保することができる。なお、共焦点型レーザ走査顕微鏡は、高画質を保証するために除振台120 の上に置かれる。
【0027】
図2は、本発明の実施の形態における一括照明型顕微鏡の構成図である。一括照明型顕微鏡は、試料全体に均一な深紫外光を照射するので、スポット光を照射する共焦点型レーザ走査顕微鏡に比べ、深紫外光による試料の損傷を少なくすることができる。なお、一括照明型顕微鏡は、ケーラー照明型顕微鏡とも呼ばれる。
【0028】
図2の一括照明型顕微鏡において、深紫外レーザ201 から出射されたレーザ光202 は、シャッタ203 を通過し、減光フィルタ切換ユニット204 内の減光フィルタにて適正な光量に調整される。そして、ミラー219 、220 で反射され、ビームエキスパンダ205 にてビーム径が拡大され、対物レンズ209 の瞳径を満たすビーム径の光束206 となる。
【0029】
光束206 は、リレーレンズ207 を通過後、ビームスプリッタ208 にて反射され、対物レンズ209 により均一な照明光211 (実線)となって、試料210 上に照射される。試料210 からの反射光212 (破線)は、対物レンズ209及びビームスプリッタ208 を透過し、第2対物レンズ213 によってCCD(Charge Coupled Device) カメラ214 上に結像される。CCD カメラ214 上の像は、光電変換された後、画像処理装置215 にて画像信号に変換され、画像ディスプレイ216 に映し出される。
【0030】
制御部217 は、共焦点型レーザ走査顕微鏡の場合と同様に、試料210の損傷が所定の制限値に達した場合に、シャッタ203 を閉じて試料210へ照射される深紫外光を遮断し、試料が制限値以上に損傷されることを防止する。また、減光フィルタ切換ユニット204 により深紫外光の光量を制御し、損傷が制限値に達するまでの時間を調整する。一括照明型顕微鏡も、高画質を保証するために除振台218 の上に置かれる。
【0031】
次に、本発明の実施の形態における第1の測定フローチャートを図3に従って説明する。本実施の形態の顕微鏡で試料を観察するには、まず、試料の特定の観察範囲を画像ディスプレイに表示する(ステップS1)。
【0032】
図4は、顕微鏡で観察する試料および観察範囲の説明図である。ここでは、試料として半導体ウエハ301上のレジストパターンを観察する場合を示す。半導体ウエハ301には回路パターンに対応するレジストパターンが形成されるが、図4では説明のために、3種類の線幅を有するレジストパターン(黒線)を示す。
【0033】
半導体ウエハ301には、生産工程においてレジストパターンが所定の線幅に形成されているかを検査するため、通常、複数の測定個所305,306,307,308,309が設定される。また、照明光によるレジストパターンの損傷をモニタするため、少なくとも一カ所、損傷モニタ個所303が設けられる。
【0034】
従って、顕微鏡では、測定個所305,306,307,308,309及び損傷モニタ個所303を含む範囲を観察範囲302とし、この観察範囲302を画像ディスプレイに表示してレジストパターンの幅を測定する。なお、測定個所が観察範囲302以外の場所に設定されている場合は、顕微鏡の観察範囲302をその測定個所に移動して観察を行う。
【0035】
このように観察範囲302には複数の測定個所があるが、それぞれの測定個所は、ナノメータ単位の超微細のパターン等である為に、微小な凹凸があっても対物レンズに対する焦点距離が異なってしまうことが多い。このため、測定する特定の測定個所毎に焦点を合わせ(ステップS2)、その測定個所のレジストパターンの幅を測定する(ステップS3)。
【0036】
ここで、観察範囲302内 のレジストパターンの幅 を測定する方法の一例を示す。図5は、図4に示した観察範囲302内 の1本の水平走査線304 に沿った画像信号強度のグラフである。
【0037】
即ち、縦軸は、画像信号強度をパーセント表示しており、例えば、画像信号強度を8ビットの256階調にデジタル変換した場合は、画像信号強度0を0%、画像信号強度255を100%とする。また、横軸は、画像の水平走査線304に沿った座標、即ちサンプリング画素位置である。
【0038】
図5において、画像信号強度が低い部分(約5%)が、レジストパターンの幅に対応する。従って、画像信号強度に所定のしきい値402 (図5では50%)を設定し、画像信号強度のグラフ401 との交点403,404 を求めれば、その交点に対応する横軸の位置405,406 を読むことができる。この横軸の位置405,406の間隔407 がレジストパターンの幅303 に相当する。
【0039】
このようにレジストパターンにフォーカス合せ動作等(測定前の準備動作)を行い、その幅を測定する場合、共焦点型レーザ走査顕微鏡では、観察範囲302を深紫外レーザのスポット光で走査し、一括照明型顕微鏡では、観察範囲302全体に一様な深紫外レーザ光を照射する。従って、観察範囲302内のレジストパターンは、フォーカス合せ動作及び測定動作において、観察時間の経過とともに深紫外レーザ光により損傷を受け、その幅が減少する。
【0040】
そこで、測定個所のレジストパターンの幅を測定するごとに、損傷モニタ個所303のレジストパターンにフォーカスを合わせてその幅を測定し(ステップS4)、損傷モニタ個所303のレジストパターンの幅が予め設定された制限値に達したか否かを判断する(ステップS5)。
【0041】
この場合、損傷モニタ個所303のレジストパターンの幅が制限値に達していない場合(No)は、すべての測定個所を測定したか否かを判断し(ステップS6)、すべての測定個所を測定していない場合(No)は、ステップS2に移行して新たな測定個所に焦点を合わせ、その観察範囲302における測定を継続する(ステップS3-S6)。
【0042】
一方、ステップS6でその観察範囲302のすべての測定個所を測定したと判断した場合(Yes)は、半導体ウエハ301に設けられたすべての観察範囲を観察したか否かを判断する(ステップS7)。この場合に、すべての観察範囲を観察していない場合(No)は、ステップS1に移行して新たな観察範囲の観察を開始するが(ステップS2-S6)、すべての観察範囲を観察している場合(Yes)は、照明光を遮断し(ステップS8)、観察を終了する。
【0043】
一方、ステップS5において、損傷モニタ個所303のレジストパターンの幅が損傷制限値に達していると判断した場合(Yes)は、測定が終了したレジストパターンの幅のデータと、損傷モニタ個所303の損傷度合を表示し(ステップS9)、オペレータに測定を継続するか否かの判断を求める(ステップS10)。
【0044】
この場合、オペレータが測定を継続すると決定した場合(Yes)は、ステップS6に移行し、その観察範囲302での測定を継続するが、測定を継続しないと決定した場合(No)は、測定が終了したレジストパターンの幅のデータと損傷度合を示すデータを次の検査工程等に伝達し(ステップS11)、ステップS7に移行して他の観察範囲に移行する。なお、すべての測定個所の測定が完了していない半導体ウエハ301の処理は、次の検査工程のオペレータの判断に委ねられる。
【0045】
このように本実施の形態の顕微鏡では、観察範囲のレジストパターンの幅を測定するたびに、損傷モニタ個所303のレジストパターンの幅を測定する。そして、損傷モニタ個所303のレジストパターンの幅が、あらかじめ制御部内に記憶された制限値、例えば、損傷前の値の90%に達したときに、試料への深紫外レーザ光の照射を停止する。
【0046】
従って、試料の観察中に損傷が進み、本来良品であるべき試料を不良品にしてしまうことを防止することができる。また、測定が完了していない試料に関する情報が次の工程に伝達されるので、検査工程の信頼性を向上させることができる。
【0047】
この場合、深紫外レーザ光を遮断する直前の画像は記憶されており、深紫外レーザ光を遮断した後は、記憶した画像を繰り返し表示する。このため試料の観察に支障をきたすことはない。
【0048】
なお、上記の実施の形態例では、観察範囲302内の損傷モニタ個所303を1ケ所としたが、損傷モニタ個所を複数とし、その測定値の平均をとることにより測定精度を向上させてもよい。また、測定個所を1回測定するたびに損傷モニタ個所303の線幅を測定したが、所定の測定時間、例えば10秒ごとに損傷モニタ個所303の線幅を測定してもよい。
【0049】
次に、本発明の実施の形態の第2の測定フローチャートを図6に従って説明する。本実施の形態では、試料の損傷の進行速度をモニタしながら、照明光の光量を調整する。本実施の形態によれば、観察範囲内に複数の測定個所があり、その測定にかなりの時間を必要とする場合に、損傷制限値を越さずにすべての測定個所を測定することができる。
【0050】
本実施の形態では、測定に先立ち、観察範囲内の複数の測定個所を測定するのに要する測定時間と、予め設定した損傷制限値とから仮想損傷速度を求める(ステップS21)。
【0051】
図7により仮想損傷速度について説明する。ここでは、第1の測定方法の場合と同様に、図4に示した観察範囲302内 の5個所の測定個所305,306,307,308,309を測定する場合について説明する。この場合、観察範囲302におけるすべての測定を完了するのに、例えば1分程度の測定時間が必要であり、また、試料の損傷が測定前の30%まで許容されると仮定する。
【0052】
図7の縦軸は、損傷前の値に対する百分率で表した試料の損傷度合であり、横軸は測定時間である。図7において、5個所の測定個所を測定するのに必要な測定時間503(例えば1分)と損傷制限値30%から点509を求め、点509と原点を結ぶ。この点509と原点を結ぶ直線(図7では点線で示す。)が、仮想損傷直線501である。また、仮想損傷直線501の傾きが仮想損傷速度である。
【0053】
次に、第1の測定方法の場合と同様に、観察範囲302を画像ディスプレイに表示し(ステップS22)、測定個所に焦点を合わせる(ステップS23)。また、測定個所の幅を測定し(ステップS24)、損傷モニタ個所303にフォーカスを合わせてその幅を測定する(ステップS25)。
【0054】
次に、本実施の形態では、1個所の測定個所の測定にかかった時間と損傷モニタ個所303の幅から、実際に損傷が進行する速度である実測損傷速度を計算し(ステップS26)、実測損傷速度と仮想損傷速度を比較する(ステップS27)。
【0055】
この場合、実測損傷速度が仮想損傷速度にほぼ等しい場合(Yes)は、照明光の強度は適切であり、試料の損傷が制限値に達する前に、すべての測定個所の測定が完了すると考えられる。従って、第1の測定方法の場合と同様に、すべての測定個所の幅を測定したか否かを判断し(ステップS29)、更に、すべての観察範囲を観察したか否かを判断して(ステップS30)測定を継続する。また、すべての観察範囲の観察を終了した場合は、照明光を遮断する(ステップS31)。
【0056】
一方、ステップS27で実測損傷速度が仮想損傷速度と等しくないと判断された場合(No)は、減光フィルタにより照明光の強度を調整する(ステップS28)。即ち、実測損傷速度が仮想損傷速度より大きい場合は、照明光の強度が強すぎる場合であり、試料の損傷が損傷制限値に達するまでに、すべての測定個所の幅を測定することができない。従って、この場合は照明光の強度を低下させる。
【0057】
一方、実測損傷速度が仮想損傷速度より小さい場合は、照明光の強度が弱すぎる場合であり、画像信号強度のSN比が低下し、必要とする測定精度を確保することができない。従って、この場合は照明光の強度を強める。
【0058】
この場合の試料における損傷度合の変化を図7により説明する。1回目の測定終了時刻505における損傷モニタ個所303の損傷度合を計算し、点510をプロットする。この場合、原点と点510を結ぶ直線の傾きが実測損傷速度である。1回目の測定では、実測損傷速度が仮想損傷速度より大きく、このままの照明光の強度では、損傷制限値に達する前にすべての測定個所の測定を完了することができない。従って、減光フィルタを調整して照明光の強度を低下させる。
【0059】
次に、2回目の測定終了時刻506における損傷モニタ個所303の損傷度合を計算し、点511をプロットする。この場合は、点510と点511を結ぶ直線の傾きが実測損傷速度である。2回目の測定時の実測損傷速度は1回目より低下しており、点511は仮想損傷直線501に近づいている。
【0060】
このように本実施の形態では、それぞれの測定個所を測定するごとに損傷モニタ個所303の幅を測定して損傷速度を計算し、実測損傷曲線504 をプロットする。そして、この実測損傷曲線504が仮想損傷直線501 に近づくように減光フィルタを調整するので、損傷制限値を超えずに、すべての測定個所の測定を完了させることができる。
【0061】
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
【0062】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、観察対象の所定の位置に設けられたパターンの線幅が所定の制限値に達した場合に、観察対象への深紫外光の照射を停止するので、観察対象が制限値以上に損傷を受けることを防止することができる。
【0063】
また、本発明によれば、試料の損傷の進行速度をモニタしながら、照明光の光量を調整するので、観察範囲内に複数の測定個所があり、その測定にかなりの時間を必要とする場合に、損傷制限値を越さずにすべての測定個所を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1 】本発明の実施の形態の共焦点型レーザ走査顕微鏡の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態の一括照明型顕微鏡の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態の第1の測定フローチャートである。
【図4】観察する試料および観察範囲の説明図である。
【図5】画像信号強度による幅測定の説明図である。
【図6】本発明の実施の形態の第2の測定フローチャートである。
【図7】試料の損傷度合の説明図である。
【符号の説明】
101 、201 深紫外レーザ
103 、203 シャッタ
104 、204 減光フィルタ切換ユニット
105 、205 ビームエキスパンダ
107 、208 ビームスプリッタ
108 2次元スキャナユニット
109 、207 リレーレンズ
110 、209 対物レンズ
111 、210 試料
115 ピンホール
116 、214 検出器
117 、215 画像処理装置
118 、216 画像ディスプレイ
119 、217 制御部
120 、218 除振台
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a microscope using deep ultraviolet light as a light source, and more particularly to a microscope capable of limiting damage to samples by deep ultraviolet light.
[0002]
[Prior art]
When observing the microstructure of a sample with a microscope, the resolving power δ is
δ = λ / 2NA (1)
It is represented by Here, λ is the wavelength of the illumination light of the microscope, and NA is the numerical aperture of the objective lens. As shown in the equation (1), in order to increase the resolving power δ of the microscope, the wavelength λ of the illumination light may be shortened or the numerical aperture NA of the objective lens may be increased.
[0003]
When the observation target is a biological sample such as a cell, if the wavelength λ of the illumination light is shortened to the ultraviolet region or less, the biological sample itself is damaged by a photochemical reaction or the like. For this reason, shortening the wavelength λ of the illumination light is not very advantageous, and generally, the numerical aperture NA of the objective lens is increased to increase the resolving power δ.
[0004]
On the other hand, when the observation target is an inorganic substance such as a material and it is necessary to greatly improve the resolution δ, the numerical aperture NA of the objective lens is increased and the wavelength λ of the illumination light is shortened.
[0005]
For example, in the field of observing a semiconductor wafer or the like, the scale of a fine structure typified by an integrated circuit is steadily shrinking, and a repeat structure of a fine structure called a line & space in a semiconductor process is 0.25 μm. It has entered an area that is less than.
[0006]
In order to observe such a fine structure, in recent years, a microscope using deep ultraviolet light having a wavelength λ of 300 nm or less as illumination light is used. For example, λ = 266 nm which is a fourth harmonic of an Nd-YAG laser as a light source. Using a laser that continuously oscillates deep ultraviolet light and using an objective lens with a high numerical aperture of NA = 0.9, a resolution δ of about 0.10 μm is obtained.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Thus, the resolution δ is greatly improved by making the wavelength λ of the illumination light deep ultraviolet, but at the same time, the problem of sample damage due to deep ultraviolet light cannot be ignored. That is, inorganic materials such as materials are less damaged by deep ultraviolet light than biological samples. For example, the observation target is a resist pattern on a semiconductor wafer, and the exposure wavelength of the resist is close to the wavelength of the illumination light of the microscope. In this case, if the amount of illumination light used for observation is large, damage to the resist pattern during the observation period cannot be ignored.
[0008]
In particular, in the case of a confocal laser scanning microscope, the laser light is focused on a very small area, so that the energy per unit area irradiated on the sample increases and the degree of damage to the sample increases.
[0009]
Therefore, an object of the present invention is to provide a microscope capable of limiting damage to a sample due to deep ultraviolet light in a microscope using deep ultraviolet as a light source.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, one aspect of the present invention relates to a line width of a pattern provided at a predetermined position of an observation target in a microscope that acquires observation data by irradiating the observation target with deep ultraviolet light. When the line width of the pattern reaches a predetermined limit value, a control unit is provided that stops irradiation of the deep ultraviolet light onto the observation target.
[0011]
According to the present invention, when the line width of the pattern provided at a predetermined position of the observation target reaches a predetermined limit value, irradiation of the deep ultraviolet light to the observation target is stopped. It is possible to prevent damage as described above.
[0012]
As a preferred aspect of the above invention, when the line width of the pattern reaches a predetermined limit value, the control unit displays the observation data and the line width data of the pattern, and makes an observation to the operator. It is characterized by inquiring whether to continue.
[0013]
According to the present invention, when the line width of the pattern reaches a predetermined limit value, the operator is inquired about whether or not to continue the observation, so that it is possible to prevent accidental damage during the observation. Can do.
[0014]
Further, as a preferred aspect of the above invention, the control unit is connected to an external device capable of transmitting the acquired data, and when the line width of the pattern reaches a predetermined limit value, The line width data of the pattern is transmitted to the external device.
[0015]
According to the present invention, since information on a sample that has not been measured can be used in the next process, the reliability of the inspection process can be improved.
[0016]
Furthermore, in order to achieve the above object, another aspect of the present invention is generated by irradiating the observation target with deep ultraviolet light in a microscope that acquires observation data by irradiating the observation target with deep ultraviolet light. The progress speed of damage to be obtained is obtained by measuring the line width of the pattern provided at a predetermined position of the observation target, and the observation target is irradiated so that the progress speed of the damage becomes a predetermined progress speed. It has a control part which adjusts the intensity of deep ultraviolet light.
[0017]
According to the present invention, the amount of illumination light is adjusted while monitoring the progress of damage to the sample.There are a plurality of measurement points in the observation range, and when a considerable time is required for the measurement, All measurement points can be measured without exceeding the damage limit value.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. However, such an embodiment does not limit the technical scope of the present invention.
[0019]
FIG. 1 is a configuration diagram of a confocal laser scanning microscope according to an embodiment of the present invention. The confocal laser scanning microscope can form a so-called optical tomographic image by extracting only the image of the in-focus surface of the uneven sample by placing a minute aperture at the confocal position.
[0020]
In the confocal laser scanning microscope of FIG. 1, the laser light 102 emitted from the deep ultraviolet laser 101 passes through the shutter 103 and is adjusted to an appropriate light quantity by the neutral density filter in the neutral density filter switching unit 104. . Then, the light is reflected by the mirrors 121 and 122, and the beam diameter is expanded by the beam expander 105, so that the light beam 106 has a beam diameter that satisfies the pupil diameter of the objective lens 110.
[0021]
After passing through the beam splitter 107, the light beam 106 is two-dimensionally scanned in a direction perpendicular to each other by a two-dimensional scanner unit 108 having movable mirrors 123 and 124. Then, it is reflected by the mirror 125, passes through the relay lens 109, is collected by the objective lens 110, and forms an image as the minute spot light 112 on the sample 111.
[0022]
The minute spot light 112 is two-dimensionally scanned on the sample 111 and reflected by the surface of the sample 111. The reflected light passes through the objective lens 110, the relay lens 109, the mirror 125, and the two-dimensional scanner unit 108, and is reflected by the beam splitter 107 to become a stationary light beam 113.
[0023]
The stationary light beam 113 is condensed by the condenser lens 114, and only the light passing through the pinhole 115 is photoelectrically converted by the detector 116. The output signal of the detector 116 is converted into an image signal by the image processing device 117, and the image of the sample 111 is displayed on the image display 118.
[0024]
In the confocal laser scanning microscope, the pinhole 115 almost eliminates out-of-focus light. Therefore, if the sample 111 has irregularities, a so-called optical tomogram in which the sample 111 is in focus at a predetermined height is used. Can be observed clearly.
[0025]
The control unit 119 controls the image processing device 117 and closes the shutter 103 to close the depth when the damage to the sample 111 reaches a predetermined limit value in order to limit the damage to the sample 111 due to deep ultraviolet light. The irradiation of ultraviolet light is stopped to prevent the sample 111 from being damaged beyond the limit value.
[0026]
Further, the amount of deep ultraviolet light is controlled by the neutral density filter switching unit 104 to adjust the progress speed of damage to the sample 111. As a result, even when there are many measurement locations and it takes a long time to measure, it is possible to secure a measurement time during which the measurement at all the measurement locations can be completed before the damage reaches the limit value. The confocal laser scanning microscope is placed on the vibration isolation table 120 in order to guarantee high image quality.
[0027]
FIG. 2 is a configuration diagram of the collective illumination microscope according to the embodiment of the present invention. Since the collective illumination microscope irradiates the entire sample with uniform deep ultraviolet light, damage to the sample due to deep ultraviolet light can be reduced compared to a confocal laser scanning microscope that irradiates spot light. The collective illumination microscope is also called a Koehler illumination microscope.
[0028]
In the collective illumination microscope of FIG. 2, the laser light 202 emitted from the deep ultraviolet laser 201 passes through the shutter 203 and is adjusted to an appropriate amount of light by the neutral density filter in the neutral density filter switching unit 204. Then, the light is reflected by the mirrors 219 and 220, and the beam diameter is expanded by the beam expander 205, so that the light beam 206 has a beam diameter that satisfies the pupil diameter of the objective lens 209.
[0029]
The light beam 206 passes through the relay lens 207, is reflected by the beam splitter 208, and is irradiated onto the sample 210 as uniform illumination light 211 (solid line) by the objective lens 209. The reflected light 212 (broken line) from the sample 210 passes through the objective lens 209 and the beam splitter 208 and forms an image on a CCD (Charge Coupled Device) camera 214 by the second objective lens 213. The image on the CCD camera 214 is photoelectrically converted, converted into an image signal by the image processing device 215, and displayed on the image display 216.
[0030]
As in the case of the confocal laser scanning microscope, the control unit 217 closes the shutter 203 when the damage of the sample 210 reaches a predetermined limit value, and blocks the deep ultraviolet light irradiated on the sample 210. Prevent the sample from being damaged beyond the limit. Further, the amount of deep ultraviolet light is controlled by the neutral density filter switching unit 204 to adjust the time until the damage reaches the limit value. A batch illumination microscope is also placed on the vibration isolation table 218 to guarantee high image quality.
[0031]
Next, a first measurement flowchart in the embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In order to observe the sample with the microscope of the present embodiment, first, a specific observation range of the sample is displayed on the image display (step S1).
[0032]
FIG. 4 is an explanatory diagram of a sample observed with a microscope and an observation range. Here, a case where a resist pattern on the semiconductor wafer 301 is observed as a sample is shown. Although a resist pattern corresponding to the circuit pattern is formed on the semiconductor wafer 301, FIG. 4 shows resist patterns (black lines) having three types of line widths for explanation.
[0033]
In order to inspect whether or not the resist pattern is formed with a predetermined line width in the production process on the semiconductor wafer 301, a plurality of measurement points 305, 306, 307, 308, and 309 are usually set. Also, at least one damage monitor location 303 is provided to monitor damage to the resist pattern due to illumination light.
[0034]
Therefore, in the microscope, the range including the measurement locations 305, 306, 307, 308, 309 and the damage monitor location 303 is set as the observation range 302, and this observation range 302 is displayed on the image display to measure the width of the resist pattern. When the measurement location is set at a location other than the observation range 302, the observation range 302 of the microscope is moved to the measurement location for observation.
[0035]
As described above, there are a plurality of measurement points in the observation range 302, but each measurement point is an ultra-fine pattern in nanometer units, and therefore the focal length with respect to the objective lens is different even if there are minute irregularities. It often ends up. For this reason, focusing is performed for each specific measurement location to be measured (step S2), and the width of the resist pattern at that measurement location is measured (step S3).
[0036]
Here, an example of a method for measuring the width of the resist pattern in the observation range 302 is shown. FIG. 5 is a graph of the image signal intensity along one horizontal scanning line 304 in the observation range 302 shown in FIG.
[0037]
That is, the vertical axis indicates the image signal intensity as a percentage. For example, when the image signal intensity is digitally converted to 256 bits of 8 bits, the image signal intensity 0 is 0% and the image signal intensity 255 is 100%. And The horizontal axis represents the coordinates along the horizontal scanning line 304 of the image, that is, the sampling pixel position.
[0038]
In FIG. 5, the low image signal intensity portion (about 5%) corresponds to the width of the resist pattern. Therefore, if a predetermined threshold value 402 (50% in FIG. 5) is set for the image signal intensity and the intersection points 403 and 404 with the image signal intensity graph 401 are obtained, the horizontal axis positions 405 and 406 corresponding to the intersection points are read. Can do. The interval 407 between the horizontal axis positions 405 and 406 corresponds to the width 303 of the resist pattern.
[0039]
In this way, when the focus adjustment operation (preparation operation before measurement) is performed on the resist pattern and the width thereof is measured, the confocal laser scanning microscope scans the observation range 302 with the spot light of the deep ultraviolet laser, and collects them all at once. In the illumination microscope, the entire observation range 302 is irradiated with uniform deep ultraviolet laser light. Therefore, the resist pattern in the observation range 302 is damaged by the deep ultraviolet laser beam with the passage of the observation time in the focusing operation and the measurement operation, and the width thereof is reduced.
[0040]
Therefore, every time the width of the resist pattern at the measurement location is measured, the resist pattern at the damage monitor location 303 is focused and the width is measured (step S4), and the width of the resist pattern at the damage monitor location 303 is preset. It is determined whether or not the limit value has been reached (step S5).
[0041]
In this case, if the width of the resist pattern at the damage monitor location 303 has not reached the limit value (No), it is determined whether or not all measurement locations have been measured (step S6), and all measurement locations are measured. If not (No), the process proceeds to step S2 to focus on a new measurement location, and the measurement in the observation range 302 is continued (step S3-S6).
[0042]
On the other hand, if it is determined in step S6 that all the measurement points in the observation range 302 have been measured (Yes), it is determined whether or not all the observation ranges provided on the semiconductor wafer 301 have been observed (step S7). . In this case, when not observing the entire observation range (No), the process proceeds to step S1 to start observation of a new observation range (step S2-S6). If yes (Yes), the illumination light is blocked (step S8), and the observation is terminated.
[0043]
On the other hand, if it is determined in step S5 that the width of the resist pattern at the damage monitor location 303 has reached the damage limit value (Yes), the data of the width of the resist pattern that has been measured and the damage at the damage monitor location 303 The degree is displayed (step S9) and the operator is asked to determine whether or not to continue the measurement (step S10).
[0044]
In this case, when the operator decides to continue the measurement (Yes), the process proceeds to step S6, and the measurement in the observation range 302 is continued, but when the measurement is decided not to be continued (No), the measurement is performed. The completed resist pattern width data and data indicating the degree of damage are transmitted to the next inspection process or the like (step S11), and the process proceeds to step S7 to another observation range. It should be noted that the processing of the semiconductor wafer 301 for which measurement at all measurement points has not been completed is left to the operator's judgment in the next inspection process.
[0045]
As described above, in the microscope according to the present embodiment, whenever the width of the resist pattern in the observation range is measured, the width of the resist pattern at the damage monitor portion 303 is measured. When the width of the resist pattern at the damage monitor point 303 reaches a limit value stored in the control unit in advance, for example, 90% of the value before damage, the irradiation of the sample with the deep ultraviolet laser light is stopped. .
[0046]
Therefore, it can be prevented that damage proceeds during the observation of the sample and the sample that should be a good product becomes a defective product. In addition, since information about a sample that has not been measured is transmitted to the next process, the reliability of the inspection process can be improved.
[0047]
In this case, the image immediately before blocking the deep ultraviolet laser light is stored, and after the deep ultraviolet laser light is blocked, the stored image is repeatedly displayed. For this reason, the sample observation is not hindered.
[0048]
In the above embodiment, the damage monitor location 303 in the observation range 302 is one location. However, the measurement accuracy may be improved by taking a plurality of damage monitor locations and averaging the measured values. . Further, the line width of the damage monitor location 303 is measured every time the measurement location is measured, but the line width of the damage monitor location 303 may be measured every predetermined measurement time, for example, every 10 seconds.
[0049]
Next, a second measurement flowchart according to the embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the present embodiment, the amount of illumination light is adjusted while monitoring the progress rate of sample damage. According to the present embodiment, when there are a plurality of measurement points within the observation range and a considerable time is required for the measurement, all the measurement points can be measured without exceeding the damage limit value. .
[0050]
In the present embodiment, prior to the measurement, the virtual damage rate is obtained from the measurement time required to measure a plurality of measurement points in the observation range and a preset damage limit value (step S21).
[0051]
The virtual damage speed will be described with reference to FIG. Here, as in the case of the first measurement method, the case where five measurement locations 305, 306, 307, 308, and 309 within the observation range 302 shown in FIG. 4 are measured will be described. In this case, it is assumed that a measurement time of, for example, about 1 minute is required to complete all the measurements in the observation range 302, and that damage to the sample is allowed up to 30% before the measurement.
[0052]
The vertical axis in FIG. 7 is the degree of damage of the sample expressed as a percentage of the value before damage, and the horizontal axis is the measurement time. In FIG. 7, a point 509 is obtained from a measurement time 503 (for example, 1 minute) required to measure five measurement points and a damage limit value of 30%, and the point 509 and the origin are connected. A straight line connecting the point 509 and the origin (indicated by a dotted line in FIG. 7) is a virtual damage straight line 501. The inclination of the virtual damage straight line 501 is the virtual damage speed.
[0053]
Next, as in the case of the first measurement method, the observation range 302 is displayed on the image display (step S22), and the measurement point is focused (step S23). Further, the width of the measurement location is measured (step S24), and the width is measured by focusing on the damage monitor location 303 (step S25).
[0054]
Next, in the present embodiment, an actually measured damage speed, which is the speed at which damage actually proceeds, is calculated from the time taken for measurement at one measurement point and the width of the damage monitor point 303 (step S26). The damage rate is compared with the virtual damage rate (step S27).
[0055]
In this case, if the measured damage rate is approximately equal to the virtual damage rate (Yes), it is considered that the intensity of the illumination light is appropriate and the measurement at all measurement points is completed before the sample damage reaches the limit value. . Accordingly, as in the case of the first measurement method, it is determined whether or not the widths of all the measurement points have been measured (step S29), and further, it is determined whether or not all the observation ranges have been observed ( Step S30) Continue the measurement. Further, when the observation of the entire observation range is finished, the illumination light is blocked (step S31).
[0056]
On the other hand, when it is determined in step S27 that the actually measured damage speed is not equal to the virtual damage speed (No), the intensity of the illumination light is adjusted by the neutral density filter (step S28). That is, when the actually measured damage speed is larger than the virtual damage speed, the intensity of the illumination light is too strong, and the widths of all measurement points cannot be measured until the damage of the sample reaches the damage limit value. Therefore, in this case, the intensity of the illumination light is reduced.
[0057]
On the other hand, when the actually measured damage speed is smaller than the virtual damage speed, the intensity of the illumination light is too weak, the SN ratio of the image signal intensity is lowered, and the required measurement accuracy cannot be ensured. Therefore, in this case, the intensity of the illumination light is increased.
[0058]
A change in the degree of damage in the sample in this case will be described with reference to FIG. The degree of damage at the damage monitor location 303 at the first measurement end time 505 is calculated, and a point 510 is plotted. In this case, the slope of the straight line connecting the origin and the point 510 is the actually measured damage speed. In the first measurement, the actually measured damage speed is larger than the virtual damage speed, and the measurement of all measurement points cannot be completed before reaching the damage limit value with the illumination light intensity as it is. Therefore, the intensity of illumination light is reduced by adjusting the neutral density filter.
[0059]
Next, the degree of damage at the damage monitor location 303 at the second measurement end time 506 is calculated, and a point 511 is plotted. In this case, the slope of the straight line connecting points 510 and 511 is the actually measured damage speed. The actually measured damage speed at the time of the second measurement is lower than the first time, and the point 511 approaches the virtual damage straight line 501.
[0060]
As described above, in this embodiment, every time each measurement location is measured, the width of the damage monitor location 303 is measured to calculate the damage rate, and the actually measured damage curve 504 is plotted. Then, since the dark filter is adjusted so that the actually measured damage curve 504 approaches the virtual damage straight line 501, the measurement at all the measurement points can be completed without exceeding the damage limit value.
[0061]
The protection scope of the present invention is not limited to the above-described embodiment, but covers the invention described in the claims and equivalents thereof.
[0062]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when the line width of the pattern provided at a predetermined position of the observation target reaches a predetermined limit value, the irradiation of the deep ultraviolet light to the observation target is stopped. It is possible to prevent damage beyond the limit value.
[0063]
In addition, according to the present invention, the amount of illumination light is adjusted while monitoring the progress rate of damage to the sample. Therefore, there are a plurality of measurement points in the observation range, and a considerable time is required for the measurement. In addition, all measurement points can be measured without exceeding the damage limit value.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a confocal laser scanning microscope according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram of a collective illumination microscope according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a first measurement flowchart according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory diagram of a sample to be observed and an observation range.
FIG. 5 is an explanatory diagram of width measurement based on image signal intensity.
FIG. 6 is a second measurement flowchart according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is an explanatory diagram of a damage degree of a sample.
[Explanation of symbols]
101, 201 deep ultraviolet laser
103, 203 Shutter
104, 204 Neutral filter switching unit
105, 205 beam expander
107, 208 Beam splitter
108 2D scanner unit
109, 207 relay lens
110, 209 objective lens
111 and 210 samples
115 pinhole
116, 214 detector
117 and 215 Image processing equipment
118, 216 image display
119, 217 Controller
120, 218 vibration isolation table

Claims (4)

観察対象に深紫外光を照射して観察データを取得する顕微鏡において、
該観察対象の所定の位置に設けられたパターンの線幅を測定し、該パターンの線幅が所定の制限値に達した場合に、該観察対象への深紫外光の照射を停止する制御部を有することを特徴とする顕微鏡。
In a microscope that acquires observation data by irradiating the observation object with deep ultraviolet light,
A control unit that measures the line width of a pattern provided at a predetermined position of the observation target and stops irradiation of the deep ultraviolet light to the observation target when the line width of the pattern reaches a predetermined limit value A microscope characterized by comprising:
請求項1において、
前記制御部は、前記パターンの線幅が所定の制限値に達した場合に、前記観察データと前記パターンの線幅データとを表示し、オペレータに観察を継続するか否かを問い合わせることを特徴とする顕微鏡。
In claim 1,
When the line width of the pattern reaches a predetermined limit value, the control unit displays the observation data and the line width data of the pattern, and asks an operator whether to continue observation. A microscope.
請求項1において、
前記制御部は、取得したデータを送信可能な外部装置に接続されており、前記パターンの線幅が所定の制限値に達した場合に、前記観察データと前記パターンの線幅データとを該外部装置に送信することを特徴とする顕微鏡。
In claim 1,
The control unit is connected to an external device capable of transmitting acquired data, and when the line width of the pattern reaches a predetermined limit value, the observation data and the line width data of the pattern are transmitted to the external device. A microscope characterized by being transmitted to an apparatus.
観察対象に深紫外光を照射して観察データを所得する顕微鏡において、
該観察対象に深紫外光を照射することにより発生する損傷の進行速度を、該観察対象の所定の位置に設けられたパターンの線幅を測定することによって求め、該損傷の進行速度が所定の進行速度になるように、該観察対象に照射する深紫外光の強度を調整する制御部を有することを特徴とする顕微鏡。
In a microscope that obtains observation data by irradiating the observation object with deep ultraviolet light,
The progress speed of damage caused by irradiating the observation object with deep ultraviolet light is determined by measuring the line width of the pattern provided at a predetermined position of the observation object. A microscope comprising a control unit that adjusts the intensity of deep ultraviolet light applied to the observation target so that the traveling speed is reached.
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