JP4485612B2 - Radiation measurement equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は放射線測定装置に関し、特に、放射線異常を表す新しい指標値を提供可能な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
放射線測定装置としては、各種の装置が知られている。例えば、表面汚染測定用の放射線測定装置は、表面汚染計とも呼ばれているが、かかる装置を利用して、フロア上の放射性物質や体表面上の放射線物質が測定される。フロア上の汚染の有無を判定する場合、放射線検出を行う可搬型検出器がフロア面に近づけられつつ、フロア面と並行に水平移動される。そのような移動中において、放射線の線量(計数値)をモニタすれば、汚染物質の有無やその存在位置を特定可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、検出器に入射するバックグランド放射線の数は刻々と変化しており、特に汚染量が少ないような場合、計数値の変動の中から汚染ピークを特定するのは難しく、知識と経験が必要である。
【0004】
また、放射線測定装置は、一般に時間軸方向に計数値を平滑化する回路を備えており、その時定数を適切に設定すれば効率的な汚染の探索が可能であるが、その時定数の設定も経験によるところが大きい。あまり時定数を長く設定すると、バックグランドの変動の影響を軽減できるが測定の応答性が劣化し、汚染個所の特定が困難となる。その一方、あまり時定数を短く設定すると、応答性が高まる結果、計数値が大きく変動し、汚染ピークを見落とす可能性がある。
【0005】
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、バックグランド放射線による計数値の統計的な変動の中で汚染による異常計数値を簡単にかつ精度よく特定できるようにすることにある。
【0006】
本発明の他の目的は、測定結果の計数値の異常が汚染等の放射線によるものであるか装置故障によるものであるかを弁別し、測定結果の信頼性を高めることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、放射線を検出する検出部と、放射線の計数値を平均化し、基準平均値を演算する基準平均値演算手段と、前記基準平均値を利用して計数値発生確率を表す所定の確率関数を定義し、その確率関数に従って、順次測定される各計数値ごとに確率を演算する確率演算手段と、前記演算された確率又はそれに相当する値として、汚染である度合いを表す確率情報をユーザーに出力する出力手段と、を含み、表面汚染測定前に、前記基準平均値が標準的なバックグランド測定によって取得され、表面汚染測定時に、汚染の特定を行う表面に対して前記検出部を近接させつつそれが移動され、前記表面汚染測定時に、前記出力手段から出力される前記確率情報により汚染箇所を特定可能である、ことを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、基準平均値を利用して確率関数が定義され、その確率関数に計数値を与えて確率を演算することができる。その確率は、当該計数値が生じる可能性を表すものであり、確率の大きさ如何によって正常か異常かの度合いを求めることができる。
【0009】
望ましくは、前記所定の確率関数はポアソン分布に相当する関数であり、前記基準平均値によって前記ポアソン分布の中心が定められる。単位時間当たりの放射線計数値がポアソン分布に従うこと自体は公知であるが、その事実を前提として、各計数値ごとにポアソン分布に従う確率が演算される。ポアソン分布の中心は、基準平均値によって定義される。
【0010】
例えば、図4に示すように、ある基準平均値λによってポアソン分布が定義され、各計数値kに対しては確率P(k)が決定される。ここで、kが基準平均値λよりも大きくかつkによる確率P(k)の値が小さければ、kは他のポアソン分布に従った値である可能性が高くなり、具体的には汚染による平均値λ’によるポアソン分布P’(k)に従った値である可能性が高くなる。このため、計数値kの確率P(k)を何らかの手法で表せば、測定者に汚染の存在確率を表すことができる。
【0011】
望ましくは、前記基準平均値は標準的なバックグランド測定によって取得される。あるいは、前記基準平均値は、測定の開始時に取得される。あるいは、前記基準平均値は、測定中の所定タイミングで取得される。基準平均値は汚染が生じない標準的な環境下で取得されるのが望ましく(例えば電源投入時)、また、必要に応じて更新されてもよい。
【0012】
望ましくは、前記基準平均値を求めるための平均期間を測定条件に応じて可変設定する手段を含む。この構成によれば、バックグランドの大きさに応じて平均期間を調整できる。その結果、確率演算精度を高めることが可能となる。
【0013】
また望ましくは、前記計数値は、所定の積算期間内の積算値であり、前記積算期間を測定条件に応じて可変設定するための手段を含む。確率演算に利用される計数値は、単位時間ごとに求められた計数値(計数率)そのものであってもよいが、複数の単位時間にわたって積算された積算値あるいはその平均値を利用してもよい。特に、積算期間を可変設定できれば応答性を良好にしたり、演算精度を良好にしたりすることができる。また望ましくは、前記出力手段は、異常確率又は正常確率を出力する。
【0014】
(2)本発明は、放射線を検出する検出部と、放射線の計数値を平均化し、基準平均値を演算する基準平均値演算手段と、前記基準平均値を利用して計数値発生確率を表す所定の確率関数を定義し、その確率関数に従って、順次測定される各計数値ごとに確率を演算する確率演算手段と、前記演算された確率に従って異常解析を行う異常解析手段と、を含み、更に以下の構成を含むことを特徴とする。
【0015】
望ましくは、前記異常解析手段は、前記基準平均値と前記各計数値とを比較する比較器と、前記比較器の比較結果と、前記演算された確率と、に基づいて異常解析を行う解析器と、を含む。
【0016】
望ましくは、前記解析器は、前記基準平均値よりも前記計数値が低く、かつ、前記演算された確率が故障判定値以下である場合に、装置故障を判定する。
【0017】
望ましくは、前記解析器は、前記基準平均値よりも前記計数値が高く、かつ、前記演算された確率が汚染判定値以下である場合に、放射性物質による汚染を判定する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1には、本発明に係る放射線測定装置の好適な実施形態が示されており、図1はその全体構成を示すブロック図である。
【0021】
図1において、検出器10は、放射線(例えばγ線)を検出する装置であり、例えば検出器10として半導体型検出器やシンチレーション型検出器が利用される。もちろん他のタイプの検出器を利用してもよく、またγ線以外の他の放射線の検出を行う場合にも本発明を適用可能である。検出器10は、装置本体に対して例えばケーブルなどによって接続され、それ自体可搬型であってもよい。
【0022】
信号処理回路12は、検出器10から出力される検出信号に対して所定の信号処理を実行する回路である。例えば信号処理回路は増幅器を含む。また必要に応じて波高弁別器やカウンタなどの回路を設けてもよい。A/D変換器14は、信号処理回路12から出力される検出信号をデジタル信号に変換する回路である。図1において、A/D変換器14から出力されるデータがnで表されており、このnは単位時間当たりの計数値(計数率)に相当している。
【0023】
メモリ18には各時刻の計数値nが順次格納される。メモリ18は望ましくはリングバッファのような構造を有し、最新の計数値から一定期間内における過去の各計数値を格納するものである。メモリ18には例えば図2に示すような一連のデータが格納される。
【0024】
ここで、図2に示すデータについて説明すると、メモリ18内には各時刻ごとの計数値nが格納される。ここで、Δtは単位測定時間を表しており、例えばそのΔtは1秒である。Tは基準平均値を取得するための平均期間を表しており、例えばその平均期間Tは1分間である。その平均期間T内において、後述のように基準平均値λが取得される。tは積算期間を表しており、確率を求める現在の計数値を含んでそれより過去の1又は複数の計数値を積算するための期間を表すものである。例えば、その積算期間tは3Δtである。
【0025】
図1に戻って、基準平均値演算部20は、平均期間設定部22によって設定される平均期間内において各計数値nを積算してその値を(T/t)で割ることにより平均化する手段である。ここで、平均期間Tは入力部26によってユーザー設定される。すなわち、平均期間Tは可変設定可能である。リセット回路24は、所定タイミングにおいて再度平均期間を設定して基準平均値を取り込むためのトリガを発生する回路である。例えば、装置の電源投入値において基準平均値が取り込まれ、あるいはユーザーが明示的に入力を行った場合に基準平均値が取り込まれる。いずれにしても、汚染が生じていないような状態すなわち標準的な状態において基準平均値を取り込むのが望ましい。メモリ28には、演算された基準平均値λが格納される。
【0026】
積算部30は、図2に示したように積算期間t内において計数値nを積算して積算値としての計数値kを求める回路である。その計数値kは積算期間内における平均値であってもよい。その場合には、平均期間T内における積算値が(T/Δt)で割られて基準平均値λが算出される。すなわち、λとkの時間単位を合わせる必要がある。確率演算部32は、基準平均値λによって特定される確率関数(ポアソン分布)に計数値kを代入することにより当該計数値kが発生する確率P(k)を演算する回路である。図2には、各計数値kと確率P(k)との関係が示されている。ちなみに、積算部30における積算期間tは入力部26により可変設定可能である。
【0027】
表示処理部36は、求められた確率P(k)に対して所定の処理を行って、その処理によって得られた値を表示部38に出力する回路である。この場合、表示部38には、例えばその確率P(k)がそのまま表示され、あるいはP(k)×100(%)が表示される。あるいは、基準平均値λから計数値kが変位していない割合を表すP(k)/P(λ)を表示してもよい。あるいは、異常確率として{1−P(k)}×100(%)を表示してもよい。あるいは、基準平均値λからの計数値kの変位割合を表す1−P(k)/P(λ)を表示してもよい。
【0028】
解析部34は、例えば図3に示すような判定基準に基づいて、計数値kの大きさと確率P(k)の大きさとから現状解析を行うための回路である。例えば、確率が所定値よりも大きい場合には正常と判定され、それよりも小さい場合には異常可能性ありと判定される。また、計数値が基準平均値よりも大きくかつ確率P(k)が小さいような場合には、汚染の可能性が高いと判定される。さらに、計数値kが基準平均値λよりも小さくかつ確率P(k)が一定値よりも小さいような場合、装置の故障などが考えられるため、故障などの可能性ありと判定される。故障以外の可能性としては、例えば装置がシールドルーム内に存在しているような場合が考えられる。
【0029】
なお、表示部38に表示を行う代わりに、例えば各色のランプ表示等によって測定結果を表すようにしてもよい。またスピーカーなどによって所定の音を発生させるようにしてもよい。さらに、既存の放射線測定装置と図1に示したような装置と組み合わせてもよく、その場合において例えば一般的に求められる計数率や線量率に対してさらに確率の重み付けなどを行った値を表示するようにしてもよい。
【0030】
確率演算部32において、確率を各時刻で演算するのが大きな負担となるような場合、例えば基準平均値λが確定した時点において、取りうる範囲内における各確率P(k)をあらかじめ計算しておき、実際に測定を行っている場合には測定値kから既に演算された確率の値を決定するようにしてもよい。
【0031】
ちなみに、確率を計算する場合において、λやkがある程度大きくなると、e-λ,λk,k!がそれぞれ桁溢れしてしまうという場合が考えられる。そこで、λが決定した時点において、とりうる範囲の各kについてP(k)をあらかじめ計算しておくのが望ましい。例えば以下のような範囲内で確率を計算してもよい。
【0032】
【数1】
この場合、e-λ/kを求め、その後、以下の計算を順次実行してもよい。
【0033】
【数2】
上記の演算によれば、各項の値が安定するため、桁溢れといった問題を未然に回避することが可能である。このような演算を利用してあらかじめ各確率の値を記憶しておいて、各時刻で測定されたkに基づいてP(k)を読み出すようにしてもよい。また、あらかじめ各確率を取るkを逆算しておいて、kの値から直接的に確率を求めるようにしてもよい。さらに、取りうる全ての組み合わせについてテーブルを構成し、それをROMなどに格納してもよい。
【0034】
図1に示した実施形態によって、例えばフロア上に生じた放射性汚染を特定する場合、まず電源投入後において基準平均値が求められ、その後検出器10をフロア面に対して近接させつつゆっくりと様々な方向へ移動させる。この場合、汚染が生じていれば、表示部38に表示される確率が大きく変動するため、それをもって汚染箇所を特定可能である。この場合において、検出器10のスキャニング速度との関係から確率演算の応答性を適宜設定すればよい。例えば、平均期間Tや積算期間tを適宜設定する。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、バックグラウンド放射線による計数値の統計的な変動の中で、汚染による異常計数値を簡単にかつ精度良く特定できる。また、本発明によれば、測定結果の計数値の異常が、汚染等の放射線によるものであるか装置故障によるものであるかを弁別し、測定結果の信用性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る放射線測定装置の好適な実施形態を示すブロック図である。
【図2】 各時刻で取得される計数値を表す図である。
【図3】 解析部における判定条件を示す図である。
【図4】 ポアソン分布を示す概念図である。
【符号の説明】
10 検出器、14 A/D変換器、16 演算処理部、18 メモリ、20基準平均値演算部、22 平均期間設定部、28 メモリ、30 積算部、32 確率演算部、34 解析部、36 表示処理部、38 表示部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a radiation measuring apparatus, and more particularly to an apparatus capable of providing a new index value representing a radiation abnormality.
[0002]
[Prior art]
Various apparatuses are known as radiation measuring apparatuses. For example, a radiation measurement device for measuring surface contamination is also called a surface contamination meter, and the radioactive material on the floor and the radiation material on the body surface are measured using such a device. When determining the presence or absence of contamination on the floor, the portable detector for detecting radiation is moved horizontally in parallel with the floor surface while being brought close to the floor surface. During such movement, if the radiation dose (count value) is monitored, the presence or absence of contaminants and their location can be identified.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the number of background radiation incident on the detector changes every moment, especially when the amount of contamination is small, and it is difficult to identify the contamination peak among the fluctuations in the count value, and knowledge and experience are required. It is.
[0004]
In addition, radiation measuring devices are generally equipped with a circuit that smoothes the count value in the time axis direction, and if the time constant is set appropriately, an efficient contamination search is possible. However, setting the time constant is also experienced. The place by is big. If the time constant is set too long, the influence of the background fluctuation can be reduced, but the response of the measurement deteriorates, and it becomes difficult to identify the contaminated part. On the other hand, if the time constant is set too short, the responsiveness increases, and as a result, the count value fluctuates greatly and the contamination peak may be overlooked.
[0005]
The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and an object thereof is to make it possible to easily and accurately identify an abnormal count value due to contamination among statistical fluctuations of a count value due to background radiation. There is.
[0006]
Another object of the present invention is to discriminate whether an abnormality in a count value of a measurement result is due to radiation such as contamination or a device failure, and to improve the reliability of the measurement result.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
(1) The present invention represents a count value occurrence probability using a detection unit for detecting radiation, a reference average value calculating means for calculating a reference average value by averaging the radiation count values, and the reference average value. A probability calculating means for defining a predetermined probability function and calculating a probability for each count value sequentially measured according to the probability function, and a probability representing the degree of contamination as the calculated probability or a value corresponding thereto. seen including output means for outputting information to a user, a prior surface contamination measurement, the reference average value is obtained by standard background measurements, when surface contamination measurements, the relative surface to perform certain contamination It is characterized in that it is possible to specify a contamination location by the probability information output from the output means at the time of the surface contamination measurement while the detection portion is moved close to it .
[0008]
According to the above configuration, the probability function is defined using the reference average value, and the probability can be calculated by giving the count value to the probability function. The probability represents the possibility that the count value is generated, and the degree of normality or abnormality can be determined depending on the magnitude of the probability.
[0009]
Preferably, the predetermined probability function is a function corresponding to a Poisson distribution, and a center of the Poisson distribution is determined by the reference average value. Although it is well known that the radiation count value per unit time follows a Poisson distribution, on the premise of this fact, the probability of following the Poisson distribution is calculated for each count value. The center of the Poisson distribution is defined by the reference mean value.
[0010]
For example, as shown in FIG. 4, a Poisson distribution is defined by a certain reference average value λ, and a probability P (k) is determined for each count value k. Here, if k is larger than the reference average value λ and the value of the probability P (k) by k is small, there is a high possibility that k is a value according to another Poisson distribution, specifically due to contamination. There is a high possibility that the average value λ ′ is a value according to the Poisson distribution P ′ (k). For this reason, if the probability P (k) of the count value k is expressed by any method, the presence probability of contamination can be expressed to the measurer.
[0011]
Preferably, the reference average value is obtained by standard background measurements. Alternatively, the reference average value is acquired at the start of measurement. Alternatively, the reference average value is acquired at a predetermined timing during measurement. The reference average value is desirably acquired in a standard environment in which no contamination occurs (for example, when the power is turned on), and may be updated as necessary.
[0012]
Preferably, it includes means for variably setting an average period for obtaining the reference average value according to measurement conditions. According to this configuration, the average period can be adjusted according to the size of the background. As a result, the probability calculation accuracy can be increased.
[0013]
Preferably, the count value is an integrated value within a predetermined integration period, and includes means for variably setting the integration period according to measurement conditions. The count value used for the probability calculation may be the count value (count rate) obtained for each unit time itself, or an integrated value integrated over a plurality of unit times or an average value thereof may be used. Good. In particular, if the integration period can be variably set, the responsiveness can be improved and the calculation accuracy can be improved. Preferably, the output means outputs an abnormality probability or a normal probability.
[0014]
(2) The present invention represents a count value occurrence probability using a detection unit for detecting radiation, a reference average value calculating means for calculating a reference average value by averaging the radiation count values, and the reference average value. It defines the predetermined probability function, according to the probability function, seen including a probability calculation means for calculating a probability for each count value, and a abnormality analysis means for performing abnormality analysis in accordance with the computed probability of being measured sequentially, Furthermore, the following configuration is included .
[0015]
Preferably, the abnormality analysis means includes a comparator that compares the reference average value and the respective count values, an analyzer that performs an abnormality analysis based on a comparison result of the comparator, and the calculated probability. And including.
[0016]
Preferably, the analyzer determines a device failure when the count value is lower than the reference average value and the calculated probability is equal to or less than a failure determination value.
[0017]
Preferably, the analyzer determines contamination by radioactive material when the count value is higher than the reference average value and the calculated probability is equal to or less than a contamination determination value.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of the invention will be described with reference to the drawings.
[0020]
FIG. 1 shows a preferred embodiment of a radiation measuring apparatus according to the present invention, and FIG. 1 is a block diagram showing the overall configuration thereof.
[0021]
In FIG. 1, a
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
Here, the data shown in FIG. 2 will be described. The
[0025]
Returning to FIG. 1, the reference average
[0026]
As shown in FIG. 2, the
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
Instead of displaying on the
[0030]
When it is a heavy burden to calculate the probability at each time in the
[0031]
Incidentally, in the case of calculating the probability, if λ or k becomes large to some extent, e − λ, λ k , k! It can be considered that each overflows digits. Therefore, it is desirable to calculate P (k) in advance for each k in the possible range when λ is determined. For example, the probability may be calculated within the following range.
[0032]
[Expression 1]
In this case, e − λ / k may be obtained, and then the following calculations may be executed sequentially.
[0033]
[Expression 2]
According to the above calculation, since the value of each term is stable, it is possible to avoid a problem such as overflow. The value of each probability may be stored in advance using such an operation, and P (k) may be read based on k measured at each time. Alternatively, k that takes each probability may be calculated in advance, and the probability may be obtained directly from the value of k. Further, a table may be configured for all possible combinations and stored in a ROM or the like.
[0034]
When the radioactive contamination generated on the floor, for example, is specified by the embodiment shown in FIG. 1, first, a reference average value is obtained after the power is turned on, and thereafter, the
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to easily and accurately specify an abnormal count value due to contamination in a statistical variation of a count value due to background radiation. In addition, according to the present invention, it is possible to discriminate whether the abnormality in the count value of the measurement result is due to radiation such as contamination or the failure of the apparatus, thereby improving the reliability of the measurement result.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a preferred embodiment of a radiation measuring apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating a count value acquired at each time.
FIG. 3 is a diagram illustrating determination conditions in an analysis unit.
FIG. 4 is a conceptual diagram showing a Poisson distribution.
[Explanation of symbols]
10 detectors, 14 A / D converters, 16 calculation processing units, 18 memories, 20 reference average value calculation units, 22 average period setting units, 28 memories, 30 integration units, 32 probability calculation units, 34 analysis units, 36 displays Processing unit, 38 display unit.
Claims (5)
放射線を検出する検出部と、
放射線の計数値を平均化し、基準平均値を演算する基準平均値演算手段と、
前記基準平均値を利用して、汚染が生じていない状態での計数値発生確率を表す所定の確率関数を定義し、その確率関数に従って、順次測定される各計数値ごとに確率を演算する確率演算手段と、
前記演算された確率又はそれに相当する値として、汚染である度合いを表す確率情報をユーザーに出力する出力手段と、
を含み、
表面汚染測定前に、前記基準平均値が標準的なバックグランド測定によって取得され、
表面汚染測定時に、汚染の特定を行う表面に対して前記検出部を近接させつつそれが移動され、
前記表面汚染測定時に、前記出力手段から出力される前記確率情報により汚染箇所を特定可能である、
ことを特徴とする放射線測定装置。 A portable radiation measurement device,
A detector for detecting radiation;
A reference average value calculating means for averaging the count value of the radiation and calculating the reference average value;
Probability of calculating a probability for each count value measured sequentially according to the probability function by defining a predetermined probability function representing the probability of occurrence of a count value in a state where no contamination has occurred using the reference average value Computing means;
Output means for outputting probability information representing the degree of contamination to the user as the calculated probability or a value corresponding thereto;
Including
Before the surface contamination measurement, the reference average value is obtained by standard background measurement,
At the time of surface contamination measurement, it is moved while bringing the detection unit close to the surface on which the contamination is specified,
At the time of the surface contamination measurement, it is possible to identify the contamination location by the probability information output from the output means,
A radiation measuring apparatus characterized by that.
前記所定の確率関数はポアソン分布に相当する関数であり、
前記基準平均値によって前記ポアソン分布の中心が定められることを特徴とする放射線測定装置。The apparatus of claim 1.
The predetermined probability function is a function corresponding to a Poisson distribution,
The radiation measuring apparatus characterized in that the center of the Poisson distribution is determined by the reference average value.
前記基準平均値を求めるための平均期間を測定条件に応じて可変設定する手段を含むことを特徴とする放射線測定装置。The apparatus of claim 1.
A radiation measurement apparatus comprising: means for variably setting an average period for obtaining the reference average value according to measurement conditions.
前記計数値は、所定の積算期間内の積算値であり、前記積算期間を測定条件に応じて可変設定するための手段を含むことを特徴とする放射線測定装置。The apparatus of claim 1.
The count value is an integrated value within a predetermined integration period, and includes a means for variably setting the integration period according to measurement conditions.
放射線を検出する検出部と、
放射線の計数値を平均化し、基準平均値を演算する基準平均値演算手段と、
前記基準平均値を利用して、汚染が生じていない状態での計数値発生確率を表す所定の確率関数を定義し、その確率関数に従って、順次測定される各計数値ごとに確率を演算する確率演算手段と、
前記演算された確率に従って異常解析を行う異常解析手段と、
を含み、
表面汚染測定前に、前記基準平均値が標準的なバックグランド測定によって取得され、
表面汚染測定時に、汚染の特定を行う表面に対して前記検出部を近接させつつそれが移動され、その際に前記異常解析が行われ、
前記異常解析手段は、
前記基準平均値と前記各計数値とを比較する比較器と、
前記比較器の比較結果と、前記演算された確率と、に基づいて異常解析を行う解析器と、
を含み、
前記解析器は、前記基準平均値よりも前記計数値が低く、かつ、前記演算された確率が故障判定値以下である場合に、装置故障を判定し、また、前記解析器は、前記基準平均値よりも前記計数値が高く、かつ、前記演算された確率が汚染判定値以下である場合に、放射性物質による汚染を判定する、
ことを特徴とする放射線測定装置。 A portable radiation measurement device,
A detector for detecting radiation;
A reference average value calculating means for averaging the count value of the radiation and calculating the reference average value;
Probability of calculating a probability for each count value measured sequentially according to the probability function by defining a predetermined probability function representing the probability of occurrence of a count value in a state where no contamination has occurred using the reference average value Computing means;
An anomaly analysis means for performing an anomaly analysis according to the calculated probability;
Including
Before the surface contamination measurement, the reference average value is obtained by standard background measurement,
At the time of surface contamination measurement, it is moved while bringing the detection unit close to the surface on which the contamination is specified, and the abnormality analysis is performed at that time,
The abnormality analysis means includes
A comparator for comparing the reference average value and the respective count values;
An analyzer that performs an abnormality analysis based on the comparison result of the comparator and the calculated probability;
Including
The analyzer determines a device failure when the count value is lower than the reference average value and the calculated probability is equal to or less than a failure determination value, and the analyzer determines the reference average value. If the count value is higher than the value and the calculated probability is less than or equal to the contamination determination value, determine contamination by radioactive material,
A radiation measuring apparatus characterized by that.
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