JP4482190B2 - Polyamide resin composition - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はポリアミド樹脂の黄変を防止するとともに、種々の形態で使用することができるポリアミド樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、耐黄変性に優れ、ペレット、フィルム、繊維、粉体および水性分散液等、種々の形態で使用することができるポリアミド樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリアミド樹脂は、強度、耐熱性、耐衝撃性、耐溶剤性、接着性、ガスバリヤー性および耐摩耗性等に優れた材料として衣料、包装、成型品等、多くの産業分野で広く利用されている。具体的には、ペレット、フィルム、繊維、粉体および水性分散液等の形態で、水性インキ、繊維処理剤、繊維目止め剤、紙処理剤、鋼板表面処理剤、表面改質剤および芯地接着剤等として用いられている。
【0003】
一般にポリアミド樹脂は、末端アミノ基に起因した黄変が発生し易いという問題点を有しており、従来から、ポリアミド樹脂の黄変防止方法として種々の提案がなされている。例えば、ポリアミド繊維の末端アミノ基にアルキル基を結合させる方法(特公昭55−47150号公報)、ポリアミド系繊維の末端アミノ基を酸無水物で処理する方法(特開平8−60541号公報)、ポリアミド繊維の末端アミノ基をアルデヒド類で処理する方法(特開平11−50379号公報)等が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記先行技術に開示された方法を実施しても、その黄変防止効果は、必ずしも満足すべきものとはいえず、また、染色前のポリアミド繊維の黄変を防止することを主たる目的としているため、粉体、水性分散液等、他の形態で使用されるポリアミド樹脂に適用することは困難である。そこで、本発明は、比較的簡単な操作で、ポリアミド樹脂の黄変を効果的に防止するとともに、ペレット、フィルム、繊維、粉体および水性分散液等の種々の形態で使用可能な、ポリアミド樹脂組成物を提供することを、その課題とする。
【0005】
【発明の開示】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0006】
すなわち、本発明によれば、ポリアミド樹脂およびアンモニウム化合物を含む、ポリアミド樹脂組成物が提供される。本発明のポリアミド樹脂組成物においては、ポリアミド樹脂99.99〜50重量部およびアンモニウム化合物0.01〜50重量部からなる混合物を含むことが好ましい。さらに好ましくは、ポリアミド樹脂99.9〜70重量部およびアンモニウム化合物0.1〜30重量部からなる混合物を用いる。前記ポリアミド樹脂組成物において、アンモニウム化合物の混合割合が0.01重量部未満では、用いたポリアミド樹脂の耐黄変性に十分な効果が見られない。また、50重量部より多いとポリアミド樹脂本来の性能を阻害するおそれがあり好ましくない。
【0007】
本発明のポリアミド樹脂組成物を用いた場合、従来、公知の黄変防止剤により処理した場合に比べて、ポリアミド樹脂の耐黄変性は、後記実施例に示すように優れたものとなる。また、その黄変防止処理も、ポリアミド樹脂とアンモニウム化合物を単に混合する、あるいは、加熱下に混合するという比較的、簡単な操作により行なうことができる(この点も後述の実施例にて説明)。その後に、種々の形態として用いればよいため、経済的に有利に各種の使用分野に、耐黄変性に優れたポリアミド樹脂組成物を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられるポリアミド樹脂は、公知の方法により製造したものが用いられる。例えば、ジアミンとジカルボン酸またはω−アミノ−ω’カルボン酸との重縮合、環状ラクタムの開環重合等の方法により製造したポリアミド樹脂が、挙げられる。ここで重縮合または開環重合の際に重合調節剤として、ジカルボン酸またはモノカルボン酸を用いることができる。
【0009】
前記ポリアミド樹脂の製造に用いられるジアミンの具体例としては、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、1,7−ジアミノヘプタン、1,8−ジアミノオクタン、1,9−ジアミノノナン、1,10−ジアミノデカン、フェニレンジアミンおよびメタキシリレンジアミン等が挙げられる。
【0010】
前記ポリアミド樹脂の製造に用いられるジカルボン酸の具体例としては、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ノナンジカルボン酸、デカンジカルボン酸、テトラデカンジカルボン酸、オクタデカンジカルボン酸、フマル酸、フタル酸、キシリレンジカルボン酸およびダイマー酸(リノール酸やオレイン酸を主成分とする不飽和脂肪酸より合成される炭素数36の不飽和ジカルボン酸)等が挙げられる。
【0011】
前記ポリアミド樹脂の製造に用いられるω−アミノ−ω′カルボン酸の具体例としては、6−アミノカプロン酸、7−アミノヘプタン酸、9−アミノノナン酸、11−アミノウンデカン酸および12−アミノドデカン酸等が挙げられる。
【0012】
前記ポリアミド樹脂の製造に用いられる環状ラクタムの具体例としては、ε−カプロラクタム、ω−エナントラクタムおよびω−ラウリルラクタム等が挙げられる。
【0013】
前記重合調節剤として用いられるジカルボン酸の具体例としては、前記、ポリアミド樹脂の製造に用いられるジカルボン酸と同様に、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ノナンジカルボン酸、デカンジカルボン酸、テトラデカンジカルボン酸、オクタデカンジカルボン酸、フマル酸、フタル酸、キシリレンジカルボン酸およびダイマー酸等が挙げられる。また、モノカルボン酸の具体例としては、カプロン酸、ヘプタン酸、ノナン酸、ウンデカン酸およびドデカン酸等が挙げられる。
【0014】
本発明においては、前記の方法により得られるポリアミド樹脂の中、特に−[NH(CH2)5CO]−、−[NH(CH2)6NHCO(CH2)4CO]−、−[NH(CH2)6NHCO(CH2)8CO]−、−[NH(CH2)10CO]−、−[NH(CH2)11CO]−および−[NH(CH2)2NHCO−D−CO]−(式中Dは炭素数34の不飽和炭化水素を示す)からなる群より選ばれた少なくとも1種を構造単位とするポリアミド樹脂が好ましく用いられる。
【0015】
それらの具体例としては6−ナイロン、66−ナイロン、610−ナイロン、11−ナイロン、12−ナイロン、6/66共重合ナイロン、6/610共重合ナイロン、6/11共重合ナイロン、6/12共重合ナイロン、6/66/11共重合ナイロン、6/66/12共重合ナイロン、6/66/11/12共重合ナイロン、6/66/610/11/12共重合ナイロンおよびダイマー酸系ポリアミド樹脂等が挙げられる。これらの重合体または共重合体は、単独であっても2種以上の混合物であってもよい。
【0016】
本発明のポリアミド樹脂組成物に用いられるアンモニウム化合物としては、特に限定されないが、例えば、硫酸エステルのアンモニウム塩、カルボン酸のアンモニウム塩、スルホン酸のアンモニウム塩、リン酸エステルのアンモニウム塩および無機アンモニウム塩等が挙げられる。
【0017】
前記硫酸エステルのアンモニウム塩の具体例としては、ラウリル硫酸アンモニウム、オレイル硫酸アンモニウム、2−エチルへキシル硫酸アンモニウム、イソステアリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸アンモニウム塩;ロート油アンモニウム塩、トルコ赤油アンモニウム塩等の硫酸化油アンモニウム塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル硫酸アンモニウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸アンモニウム塩;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸アンモニウム等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩;モノラウリン酸グリセリル硫酸アンモニウム等のモノ脂肪酸グリセリル硫酸アンモニウム塩;およびラウリルエタノールアマイド硫酸アンモニウム等の脂肪酸アルキロールアマイド硫酸アンモニウム塩等が挙げられる。
【0018】
前記カルボン酸のアンモニウム塩の具体例としては、ラウリン酸アンモニウム、オレイン酸アンモニウム、ステアリン酸アンモニウム等の脂肪酸アンモニウム塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸アンモニウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸アンモニウム塩;N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンアンモニウム、N−ラウロイル−N−メチルグリシンアンモニウム等のN−アシルアミノ酸アンモニウム塩;エチレン−アクリル酸共重合体アンモニウム塩、エチレン−メタクリル酸共重合体アンモニウム塩等のエチレン−α、β−不飽和カルボン酸共重合体アンモニウム塩;その他、スチレン−無水マレイン酸共重合体アンモニウム塩、イソブチレン−無水マレイン酸アンモニウム塩、ポリアクリル酸アンモニウム塩、ポリアクリル酸−アクリルエステル共重合体アンモニウム塩、カルボキシメチルセルロースアンモニウム塩、アルギン酸アンモニウム塩およびメチルビニルエーテル無水マレイン酸アンモニウム塩等が挙げられる。
【0019】
前記スルホン酸のアンモニウム塩の具体例としては、ドデシルベンゼンスルホン酸アンモニウム等のアルキルベンゼンスルホン酸アンモニウム塩;ジイソプロピルナフタレンスルホン酸アンモニウム等のアルキルナフタレンスルホン酸アンモニウム塩;ナフタレンスルホン酸アンモニウムのホルマリン縮合物、メラミンスルホン酸アンモニウムのホルマリン縮合物等のスルホン酸アンモニウムのホルマリン縮合物;ジ−2−エチルへキシルスルホコハク酸アンモニウム、ジラウリルスルホコハク酸アンモニウム等のジアルキルスルホコハク酸エステルアンモニウム塩;ラウリルスルホ酢酸アンモニウム等のアルキルスルホ酢酸アンモニウム塩;テトラデセンスルホン酸アンモニウム等のα−オレフィンスルホン酸アンモニウム塩;およびN−ラウリルメチルタウリンアンモニウム等のN−アシルメチルタウリンアンモニウム塩等が挙げられる。
【0020】
前記リン酸エステルのアンモニウム塩の具体例としては、ラウリルエーテルリン酸エステルアンモニウム等のアルキルエーテルリン酸エステルアンモニウム塩;およびラウリルリン酸エステルアンモニウム等のアルキルリン酸エステルのアンモニウム塩等が挙げられる。
【0021】
前記無機アンモニウム塩としては、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、尿素、塩化アンモニウム、リン酸一水素アンモニウム、リン酸二水素アンモニウムおよびアンモニア等が挙げられる。
【0022】
前記アンモニウム化合物の中、硫酸エステルのアンモニウム塩が好ましく用いられる。硫酸エステルのアンモニウム塩としては、アルキル硫酸アンモニウム塩、例えば、ラウリル硫酸アンモニウムが好適に用いられ、また、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸アンモニウム塩、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウムが好適に用いられる。
【0023】
さらに、前記アンモニウム化合物の中、カルボン酸のアンモニウム塩が好ましく用いられる。カルボン酸のアンモニウム塩としては、エチレン−α、β−不飽和カルボン酸共重合体アンモニウム塩、例えば、エチレン−アクリル酸共重合体アンモニウム塩が好適に用いられる。なお、前記したアンモニウム化合物は、単独あるいは2種以上混合して用いてもよい。
【0024】
本発明のポリアミド樹脂組成物の製造方法としては、特に限定されず、例えば(1)ポリアミド樹脂とアンモニウム化合物とを溶融混合して、ポリアミド樹脂組成物のペレット、フィルムおよび繊維等として得る方法、(2)ポリアミド樹脂粉体とアンモニウム化合物をブレンダやミキサ等で混合して、ポリアミド樹脂組成物の粉体として得る方法、(3)ポリアミド樹脂水性分散液とアンモニウム化合物の水溶液を混合し、ポリアミド樹脂組成物の水性分散液として得る方法、(4)ポリアミド樹脂とアンモニウム化合物とを溶融混合して得られたポリアミド樹脂組成物を水性分散媒中に分散させて、水性分散液とする方法等が挙げられる。
【0025】
前記(1)の方法においては、ポリアミド樹脂とアンモニウム化合物とをニーダ等の混和手段を用い、前記ポリアミド樹脂の融点以上の温度で溶融混合し、その後、押出成型、溶融紡糸等の適当な手段によりペレット、フィルムおよび繊維等、所望の形状とすればよい。
【0026】
前記(2)の方法により、ポリアミド樹脂粉体とアンモニウム化合物をブレンダやミキサ等で混合して本発明のポリアミド樹脂組成物とする場合、このポリアミド樹脂粉体の粒子径は、中位粒子径で、0.1〜1000μm、好ましくは、0.1〜500μmとされる。また、このようにして粉体とされた本発明のポリアミド樹脂組成物を、さらに、押出成型等の手段によりペレット、フィルムおよび繊維等の形態とすることもできる。
【0027】
前記(2)の方法において用いられるポリアミド樹脂粉体は、公知の方法により製造することができる。例えば、(A)ポリアミド樹脂を、機械粉砕法、冷凍粉砕法、湿式粉砕法およびガラスビーズ、スチールビーズ、セラミックビーズ等の媒体存在下に湿式粉砕を行なう方法、(B)ポリアミド樹脂を有機溶剤に溶解したのち再沈殿により製造する方法等が挙げられる。
【0028】
前記(3)の方法において用いられるポリアミド樹脂水性分散液は公知の方法により製造することができる。例えば、(a)ポリアミド樹脂を加熱下、界面活性剤、分散剤等を溶解した水性分散媒中に、撹拌等の手段により強制分散させて製造する方法、(b)水不溶性の有機溶剤に溶解したポリアミド樹脂溶液を、水性分散媒中で界面活性剤とともに、高剪断力で攪拌乳化した後、有機溶剤を除去する、いわゆる後乳化法により製造する方法、(c)ポリアミド樹脂の末端カルボン酸を塩基を用いて自己乳化させて製造する方法、(d)既述した方法により得られたポリアミド樹脂粉体を水性分散媒中に分散させて製造する方法等が挙げられる。上記の方法により得られたポリアミド樹脂水性分散液と、アンモニウム化合物の水溶液と、を混合し、本発明のポリアミド樹脂組成物を水性分散液として得ることができる。
【0029】
前記、ポリアミド樹脂組成物水性分散液の安定性は、分散されたポリアミド樹脂粒子の粒子径に依存しており、粒子の重量平均粒子径は0.1〜1000μmが好ましく、さらに好ましくは0.1〜500μmである。また、前記水性分散液中の樹脂濃度は、1〜70重量%とされることが好ましい。樹脂濃度が1重量%未満の場合は、水分が多すぎて使用上不都合である。逆に70重量%を越えると、水性分散液の粘度が高くなり取り扱いが困難となる。
【0030】
前記(4)の方法において、ポリアミド樹脂とアンモニウム化合物とを溶融混合して得られた本発明のポリアミド樹脂組成物を水性分散媒中に分散させる方法としては、水不溶性の有機溶剤に溶解した前記ポリアミド樹脂組成物を、水性分散媒中で界面活性剤とともに、高剪断力で攪拌乳化した後、有機溶剤を除去する方法、前記ポリアミド樹脂組成物を粉体とし、この粉体を水性分散媒中に分散する方法等、前記(3)で用いられた方法を援用することができる。このようにして得られたポリアミド樹脂組成物水性分散液中の粒子の重量平均粒子径は0.1〜1000μmが好ましく、さらに好ましくは0.1〜500μmである。また、前記水性分散液中の樹脂濃度は、1〜70重量%とされることが好ましい。
【0031】
前記した、本発明のポリアミド樹脂組成物水性分散液において、ポリアミド樹脂を分散させる水性分散媒は、一般に通常の水道水や脱イオン水であるが、例えば水性分散液の安定性をより高めることを目的として、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロース等の水溶性樹脂を添加して粘度を調整した水が用いられてもよい。前記水性分散媒は、本発明の目的を阻害しない範囲において前記成分の他に、消泡剤、粘度調整剤、防かび剤等を含んでもよい。また必要に応じて、酸化防止剤、脂肪酸アミド、ワックス、シリコーンオイル等のスリッピング性改良剤、界面活性剤等が配合されていてもよい。
【0032】
本発明のポリアミド樹脂組成物は優れた耐黄変性を有するため、例えばフィルム、繊維等の成型品、粉体塗料や水性分散液として水性インキ、繊維処理剤、繊維目止め剤、紙処理剤、鋼板表面処理剤、表面改質剤および芯地接着用等の多くの分野に使用することができる。
【0033】
【実施例】
以下に、実施例および比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、実施例および比較例で得られたポリアミド樹脂組成物の耐黄変性の評価については下記の方法で行った。
【0034】
(耐黄変性の評価方法)
白色の木綿布(約3×5cm)に、ポリアミド樹脂組成物を粉体としてそのまま散布、または水性分散液としたものを塗布し、ついで、100℃で2時間加熱乾燥を行い、ポリアミド樹脂組成物で処理された木綿布を得た。得られた木綿布とIMPREGNATED TEST PAPER(Yellowing Test Kit:James H.Heal & C0.Ltd)を重ねて、2枚のスライドグラスの間に挟み込んだ。スライドグラスの周囲をアルミホイルで包み、乾燥機中で、60℃、3時間保持して加熱処理を行なった。加熱処理後、木綿布の色差(L*、a*、b*)を測色色差計(日本電色工業製、Z−1001DP型)を用いて反射法で求め、下記式より白色度を求めた。
【0035】
【数1】
【0036】
【実施例1】
ポリアミド樹脂95.24重量部とアンモニウム化合物4.76重量部からなる混合物を含むポリアミド樹脂組成物水性分散液の耐黄変性の評価を行なった。すなわち、マグネティックスターラを備えた500cm3容のビーカーに、ポリアミド樹脂の粉体(6/66/12共重合ナイロン、中位粒子径200μm)60g、界面活性剤としてポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル1gおよび水59gを仕込み、攪拌下に分散を行いポリアミド樹脂水性分散液を得た。得られたポリアミド樹脂水性分散液の樹脂濃度は50重量%であった。このポリアミド樹脂水性分散液40g(ポリアミド樹脂として95.24重量部)と、別途、調製した25重量%のラウリル硫酸アンモニウム水溶液4.0g(ラウリル硫酸アンモニウムとして4.76重量部)とを混合し、ポリアミド樹脂組成物の水性分散液を得た。得られたポリアミド樹脂組成物の水性分散液の耐黄変性を、前記の評価方法に従い評価した。得られた結果を表1に示す。
【0037】
【実施例2】
ポリアミド樹脂93.02重量部とアンモニウム化合物6.98重量部からなる混合物を含むポリアミド樹脂組成物水性分散液の耐黄変性の評価を行なった。すなわち、実施例1において、25重量%のラウリル硫酸アンモニウム水溶液4.0gの代わりに、25重量%のポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム水溶液6.0g(6.98重量部)を用いた以外は実施例1と同様にしてポリアミド樹脂組成物の水性分散液を得た。このポリアミド樹脂組成物の水性分散液の耐黄変性を、前記の評価方法に従い評価した。得られた結果を表1に示す。
【0038】
【実施例3】
ポリアミド樹脂86.96重量部とアンモニウム化合物13.04重量部からなる混合物を含むポリアミド樹脂組成物水性分散液を用いて、耐黄変性の評価を行なった。すなわち、実施例1において、25重量%のラウリル硫酸アンモニウム水溶液4.0gの代わりに、25重量%のエチレン−アクリル酸共重合体のアンモニウム塩水溶液12.0g(13.04重量部)を用いた以外は実施例1と同様にしてポリアミド樹脂組成物の水性分散液を得た。このポリアミド樹脂組成物の水性分散液の耐黄変性を、前記の評価方法に従い評価した。得られた結果を表1に示す。
【0039】
【実施例4】
ポリアミド樹脂97.56重量部とアンモニウム化合物2.44重量部からなる混合物を含むポリアミド樹脂組成物水性分散液を用いて、耐黄変性の評価を行なった。すなわち、直径50mmのタービン型撹拌羽根を備えた内径110mm、高さ250mm、内容積1.5dm3の耐圧オートクレーブ(加熱用ジャケット付)に、ポリアミド樹脂(6/66/12共重合ナイロン)120g、水179.6gおよび水酸化ナトリウム0.4gを仕込み密閉した。撹拌機を始動し、回転数500rpmで攪拌しながら、ジャケット部に加熱油を循環することにより、オートクレーブ内部を150℃まで昇温した。内部温度を150℃に保ちながら、30分間撹拌し、その後、50℃まで冷却して、オートクレーブよりポリアミド樹脂水性分散液を取り出した。得られたポリアミド樹脂水性分散液の樹脂濃度は40重量%であり、重量平均粒子径はレーザ回折式粒度分布測定装置(島津製作所株式会社製SALD2000)で測定したところ0.6μmであった。得られたポリアミド樹脂水性分散液75g(97.56重量部)と、別途、調製した25重量%のラウリル硫酸アンモニウム水溶液3.0g(2.44重量部)とを混合し、ポリアミド樹脂組成物の水性分散液を得た。このポリアミド樹脂組成物の水性分散液の耐黄変性を前記した評価方法に従い評価した。得られた結果を表1に示す。
【0040】
【実施例5】
ポリアミド樹脂96.77重量部とアンモニウム化合物3.23重量部からなる混合物を含むポリアミド樹脂組成物水性分散液を用いて、耐黄変性の評価を行なった。すなわち、実施例4において25重量%のラウリル硫酸アンモニウム水溶液3.0gの代わりに、25重量%のポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウムの水溶液4.0g(3.23重量部)を用いた以外は実施例4と同様にしてポリアミド樹脂組成物の水性分散液を得た。このポリアミド樹脂組成物の水性分散液の耐黄変性を前記した評価方法に従い評価した。得られた結果を表1に示す。
【0041】
【実施例6】
ポリアミド樹脂99.01重量部とアンモニウム化合物0.99重量部からなる混合物を含むポリアミド樹脂組成物の粉体を用いて、耐黄変性の評価を行なった。すなわち、20dm3のヘンシェルミキサにポリアミド樹脂の粉体(6/66/12共重合ナイロン、中位粒子径200μm)2.0kg(99.01重量部)および25重量%ラウリル硫酸アンモニウム水溶液80g(0.99重量部)を仕込み、回転数1000rpmで5分間、攪拌混合した。得られた混合物を80℃で5時間乾燥してポリアミド樹脂組成物の粉体を得た。このポリアミド樹脂組成物の粉体の耐黄変性を前記した評価方法に従い評価した。得られた結果を表1に示す。上記の方法によって得られた、本発明のポリアミド樹脂組成物の粉体を押出成形、溶融紡糸等の適当な手段により、耐黄変性に優れたペレット、フィルム、繊維等の形状とすることができる。
【0042】
【比較例1】
実施例1において25重量%のラウリル硫酸アンモニウム水溶液4.0gを用いない以外は実施例1と同様にしてポリアミド樹脂水性分散液を得た。このポリアミド樹脂水性分散液の耐黄変性を前記した評価方法に従い評価した。得られた結果を表1に示す。
【0043】
【比較例2】
実施例4において25重量%のラウリル硫酸アンモニウム水溶液3.0gを用いない以外は実施例4と同様にしてポリアミド樹脂水性分散液を得た。このポリアミド樹脂水性分散液の耐黄変性を前記した評価方法に従い評価した。得られた結果を表1に示す。
【0044】
【比較例3】
実施例1において25重量%のラウリル硫酸アンモニウム水溶液4.0gの代わりに、公知の黄変防止剤であるラウリル硫酸エステルナトリウム1.0gを用いた以外は実施例1と同様にしてポリアミド樹脂組成物の水性分散液を得た。このポリアミド樹脂組成物の水性分散液の耐黄変性を前記した評価方法に従い評価した。得られた結果を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
表1から、本発明のポリアミド樹脂組成物において用いられる、ラウリル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム等、硫酸エステルのアンモニウム塩;エチレン−アクリル酸共重合体のアンモニウム塩等、カルボン酸のアンモニウム塩の黄変防止効果が優れていることが明らかである。
【0047】
【発明の効果】
前記、実施例で示したように、本発明のポリアミド樹脂組成物は、表1における実施例1と比較例3の白色度の比較から、公知の黄変防止剤を用いた場合と比べて、明らかに耐黄変性に優れていることがわかる。また、実施例1〜6に示すように、本発明のポリアミド樹脂組成物は、各成分物質を単に混合、撹拌、加熱等の簡単な操作のみ調製できるので、コスト的にも有利である。さらに本発明のポリアミド樹脂組成物は、実施例1〜5に示すように水性分散液としてばかりでなく、実施例6に示すように粉体の形態でも使用可能であるため、この粉体に基づいてペレットやフィルム等が調製できる。従って、本発明のポリアミド樹脂組成物は、耐黄変性に優れるとともに、種々の形態で使用可能であるため、成型品、衣料、包装材料等の種々の産業分野に応用できる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a polyamide resin composition that can prevent yellowing of a polyamide resin and can be used in various forms. More specifically, the present invention relates to a polyamide resin composition that is excellent in yellowing resistance and can be used in various forms such as pellets, films, fibers, powders, and aqueous dispersions.
[0002]
[Prior art]
Polyamide resins are widely used in many industrial fields such as clothing, packaging and molded products as materials with excellent strength, heat resistance, impact resistance, solvent resistance, adhesion, gas barrier properties, and wear resistance. Yes. Specifically, in the form of pellets, films, fibers, powders and aqueous dispersions, water-based inks, fiber treatment agents, fiber sealants, paper treatment agents, steel sheet surface treatment agents, surface modifiers and interlinings It is used as an adhesive.
[0003]
Generally, polyamide resins have a problem that yellowing due to terminal amino groups is likely to occur, and various proposals have conventionally been made as methods for preventing yellowing of polyamide resins. For example, a method of bonding an alkyl group to a terminal amino group of a polyamide fiber (Japanese Patent Publication No. 55-47150), a method of treating a terminal amino group of a polyamide fiber with an acid anhydride (Japanese Patent Laid-Open No. Hei 8-60541), Examples thereof include a method of treating terminal amino groups of polyamide fibers with aldehydes (Japanese Patent Laid-Open No. 11-50379).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, even if the method disclosed in the prior art is carried out, the yellowing prevention effect is not necessarily satisfactory, and the main purpose is to prevent yellowing of the polyamide fiber before dyeing. Therefore, it is difficult to apply to polyamide resins used in other forms such as powder and aqueous dispersion. Therefore, the present invention effectively prevents the yellowing of the polyamide resin by a relatively simple operation and can be used in various forms such as pellets, films, fibers, powders and aqueous dispersions. It is an object of the present invention to provide a composition.
[0005]
DISCLOSURE OF THE INVENTION
In order to solve the above problems, the present invention takes the following technical means.
[0006]
That is, according to this invention, the polyamide resin composition containing a polyamide resin and an ammonium compound is provided. In the polyamide resin composition of this invention, it is preferable to contain the mixture which consists of 99.99-50 weight part of polyamide resins, and 0.01-50 weight part of ammonium compounds. More preferably, a mixture comprising 99.9 to 70 parts by weight of a polyamide resin and 0.1 to 30 parts by weight of an ammonium compound is used. In the polyamide resin composition, when the mixing ratio of the ammonium compound is less than 0.01 parts by weight, a sufficient effect for yellowing resistance of the used polyamide resin is not observed. On the other hand, if it is more than 50 parts by weight, the inherent performance of the polyamide resin may be impaired, which is not preferable.
[0007]
When the polyamide resin composition of the present invention is used, the yellowing resistance of the polyamide resin is excellent as shown in the examples described later, compared to the case where it is conventionally treated with a known yellowing inhibitor. Further, the yellowing prevention treatment can also be performed by a relatively simple operation of simply mixing the polyamide resin and the ammonium compound or mixing under heating (this point will also be described in the examples below). . After that, since it may be used in various forms, a polyamide resin composition excellent in yellowing resistance can be provided economically advantageously in various fields of use.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As the polyamide resin used in the present invention, those produced by a known method are used. Examples thereof include polyamide resins produced by methods such as polycondensation of diamines with dicarboxylic acids or ω-amino-ω ′ carboxylic acids, and ring-opening polymerization of cyclic lactams. Here, dicarboxylic acid or monocarboxylic acid can be used as a polymerization regulator in the polycondensation or ring-opening polymerization.
[0009]
Specific examples of the diamine used for the production of the polyamide resin include ethylenediamine, trimethylenediamine, tetramethylenediamine, pentamethylenediamine, hexamethylenediamine, 1,7-diaminoheptane, 1,8-diaminooctane, 1,9. -Diaminononane, 1,10-diaminodecane, phenylenediamine, metaxylylenediamine and the like.
[0010]
Specific examples of the dicarboxylic acid used for producing the polyamide resin include glutaric acid, adipic acid, pimelic acid, suberic acid, azelaic acid, sebacic acid, nonanedicarboxylic acid, decanedicarboxylic acid, tetradecanedicarboxylic acid, octadecanedicarboxylic acid, And fumaric acid, phthalic acid, xylylene dicarboxylic acid and dimer acid (unsaturated dicarboxylic acid having 36 carbon atoms synthesized from unsaturated fatty acid mainly composed of linoleic acid and oleic acid).
[0011]
Specific examples of the ω-amino-ω ′ carboxylic acid used in the production of the polyamide resin include 6-aminocaproic acid, 7-aminoheptanoic acid, 9-aminononanoic acid, 11-aminoundecanoic acid and 12-aminododecanoic acid. Is mentioned.
[0012]
Specific examples of the cyclic lactam used for the production of the polyamide resin include ε-caprolactam, ω-enantolactam, and ω-lauryl lactam.
[0013]
Specific examples of the dicarboxylic acid used as the polymerization regulator include glutaric acid, adipic acid, pimelic acid, suberic acid, azelaic acid, sebacic acid, and nonanedicarboxylic acid, as well as the dicarboxylic acid used in the production of the polyamide resin. Examples include acid, decanedicarboxylic acid, tetradecanedicarboxylic acid, octadecanedicarboxylic acid, fumaric acid, phthalic acid, xylylene dicarboxylic acid, and dimer acid. Specific examples of the monocarboxylic acid include caproic acid, heptanoic acid, nonanoic acid, undecanoic acid, and dodecanoic acid.
[0014]
In the present invention, among the polyamide resins obtained by the above method, in particular, — [NH (CH 2 ) 5 CO] —, — [NH (CH 2 ) 6 NHCO (CH 2 ) 4 CO] —, — [NH (CH 2) 6 NHCO (CH 2) 8 CO] -, - [NH (CH 2) 10 CO] -, - [NH (CH 2) 11 CO] - and - [NH (CH 2) 2 NHCO-D A polyamide resin having at least one selected from the group consisting of —CO] — (wherein D represents an unsaturated hydrocarbon having 34 carbon atoms) as a structural unit is preferably used.
[0015]
Specific examples thereof include 6-nylon, 66-nylon, 610-nylon, 11-nylon, 12-nylon, 6/66 copolymer nylon, 6/610 copolymer nylon, 6/11 copolymer nylon, 6/12. Copolymer nylon, 6/66/11 copolymer nylon, 6/66/12 copolymer nylon, 6/66/11/12 copolymer nylon, 6/66/610/11/12 copolymer nylon and dimer acid polyamide Examples thereof include resins. These polymers or copolymers may be used alone or as a mixture of two or more.
[0016]
The ammonium compound used in the polyamide resin composition of the present invention is not particularly limited. For example, ammonium salt of sulfate ester, ammonium salt of carboxylic acid, ammonium salt of sulfonic acid, ammonium salt of phosphate ester and inorganic ammonium salt Etc.
[0017]
Specific examples of the ammonium salt of the sulfate ester include ammonium lauryl sulfate, ammonium oleyl sulfate, ammonium 2-ethylhexyl sulfate, ammonium sulfate such as isostearyl sulfate; ammonium sulfated oil such as funnel oil ammonium salt and Turkish red oil ammonium salt. Salts; polyoxyethylene alkyl ether ether ammonium sulfates such as polyoxyethylene lauryl ether ammonium sulfate and polyoxyethylene isostearyl ether ammonium sulfate; polyoxyethylene alkyl phenyl ether ammonium ammonium salts such as polyoxyethylene nonylphenyl ether ammonium sulfate; ammonium lauryl monolaurate, etc. Mono-fatty acid glyceryl sulfate ammonium salt; and lauryl eta Fatty alkylol amide ammonium salts such as Ruamaido ammonium sulfate.
[0018]
Specific examples of the ammonium salt of the carboxylic acid include fatty acid ammonium salts such as ammonium laurate, ammonium oleate, and ammonium stearate; polyoxyethylene alkyl ether carboxylic acid ammonium salts such as polyoxyethylene lauryl ether ammonium acetate; N- N-acylamino acid ammonium salts such as lauroyl-N-methyl-β-alanine ammonium, N-lauroyl-N-methylglycine ammonium; ethylene-acrylic acid copolymer ammonium salt, ethylene-methacrylic acid copolymer ammonium salt, etc. Ethylene-α, β-unsaturated carboxylic acid copolymer ammonium salt; other styrene-maleic anhydride copolymer ammonium salt, isobutylene-maleic anhydride ammonium salt, polyacrylic acid ammonium Umushio, polyacrylic acid - acrylic ester copolymer ammonium salt, carboxymethyl cellulose ammonium salt, alginic acid ammonium salt, and methyl vinyl ether-maleic anhydride ammonium salt and the like.
[0019]
Specific examples of the ammonium salt of sulfonic acid include alkylbenzene sulfonic acid ammonium salt such as ammonium dodecylbenzene sulfonate; alkyl naphthalene sulfonic acid ammonium salt such as ammonium diisopropylnaphthalene sulfonate; formalin condensate of ammonium naphthalene sulfonate, melamine sulfone Formalin condensate of ammonium sulfonate such as formalin condensate of ammonium acid; ammonium dialkylsulfosuccinate such as ammonium di-2-ethylhexylsulfosuccinate and ammonium dilaurylsulfosuccinate; alkylsulfoacetic acid such as ammonium laurylsulfoacetate An ammonium salt; an α-olefin sulfonic acid ammonium salt such as ammonium tetradecene sulfonate; and N- Uril N- acylmethyltaurine ammonium salts such as methyl taurine ammonium.
[0020]
Specific examples of the ammonium salt of the phosphate ester include alkyl ether phosphate ammonium salts such as ammonium lauryl ether phosphate; and ammonium salts of alkyl phosphate esters such as lauryl phosphate ammonium.
[0021]
Examples of the inorganic ammonium salt include ammonium sulfate, ammonium acetate, ammonium hydrogen carbonate, urea, ammonium chloride, ammonium monohydrogen phosphate, ammonium dihydrogen phosphate, and ammonia.
[0022]
Of the ammonium compounds, ammonium sulfate salts are preferably used. As the ammonium salt of the sulfate ester, an alkyl sulfate ammonium salt such as ammonium lauryl sulfate is preferably used, and a polyoxyethylene alkyl ether ammonium sulfate salt such as polyoxyethylene lauryl ether ammonium sulfate is preferably used.
[0023]
Furthermore, among the ammonium compounds, ammonium salts of carboxylic acids are preferably used. As an ammonium salt of carboxylic acid, ethylene-α, β-unsaturated carboxylic acid copolymer ammonium salt, for example, ethylene-acrylic acid copolymer ammonium salt is preferably used. In addition, you may use the above-mentioned ammonium compound individually or in mixture of 2 or more types.
[0024]
The method for producing the polyamide resin composition of the present invention is not particularly limited. For example, (1) a method of melt-mixing a polyamide resin and an ammonium compound to obtain polyamide resin composition pellets, films, fibers, and the like, 2) A method in which a polyamide resin powder and an ammonium compound are mixed with a blender or a mixer to obtain a powder of a polyamide resin composition, (3) A polyamide resin aqueous dispersion and an aqueous solution of an ammonium compound are mixed to obtain a polyamide resin composition And (4) a method in which a polyamide resin composition obtained by melt-mixing a polyamide resin and an ammonium compound is dispersed in an aqueous dispersion medium to obtain an aqueous dispersion. .
[0025]
In the method (1), the polyamide resin and the ammonium compound are melted and mixed at a temperature equal to or higher than the melting point of the polyamide resin by using a kneading means such as a kneader, and thereafter, by an appropriate means such as extrusion molding or melt spinning. What is necessary is just to make it a desired shape, such as a pellet, a film, and a fiber.
[0026]
When the polyamide resin powder and the ammonium compound are mixed with a blender or a mixer by the method (2) to obtain the polyamide resin composition of the present invention, the particle diameter of the polyamide resin powder is the median particle diameter. 0.1 to 1000 μm, preferably 0.1 to 500 μm. In addition, the polyamide resin composition of the present invention, which has been made into a powder in this way, can be further formed into pellets, films, fibers, and the like by means such as extrusion molding.
[0027]
The polyamide resin powder used in the method (2) can be produced by a known method. For example, (A) a polyamide pulverization method, a mechanical pulverization method, a freeze pulverization method, a wet pulverization method, and a method of performing wet pulverization in the presence of a medium such as glass beads, steel beads, ceramic beads, For example, a method of producing by reprecipitation after dissolution.
[0028]
The aqueous polyamide resin dispersion used in the method (3) can be produced by a known method. For example, (a) a method in which a polyamide resin is heated and forcibly dispersed in an aqueous dispersion medium in which a surfactant, a dispersant, etc. are dissolved by means such as stirring, and (b) dissolved in a water-insoluble organic solvent. The obtained polyamide resin solution is stirred and emulsified with a surfactant in an aqueous dispersion medium with a high shearing force, and then the organic solvent is removed. A method of producing by a so-called post-emulsification method, (c) a terminal carboxylic acid of the polyamide resin Examples thereof include a method for producing by self-emulsification using a base, and (d) a method for producing by dispersing a polyamide resin powder obtained by the above-described method in an aqueous dispersion medium. The polyamide resin aqueous dispersion obtained by the above method and an aqueous solution of an ammonium compound can be mixed to obtain the polyamide resin composition of the present invention as an aqueous dispersion.
[0029]
The stability of the aqueous dispersion of polyamide resin composition depends on the particle diameter of the dispersed polyamide resin particles, and the weight average particle diameter of the particles is preferably 0.1 to 1000 μm, more preferably 0.1. ˜500 μm. The resin concentration in the aqueous dispersion is preferably 1 to 70% by weight. When the resin concentration is less than 1% by weight, there is too much moisture, which is inconvenient in use. On the other hand, if it exceeds 70% by weight, the viscosity of the aqueous dispersion becomes high and handling becomes difficult.
[0030]
In the method of (4), the method of dispersing the polyamide resin composition of the present invention obtained by melt-mixing the polyamide resin and the ammonium compound in the aqueous dispersion medium includes the above-described method of dissolving in a water-insoluble organic solvent. A method of removing an organic solvent after stirring and emulsifying a polyamide resin composition together with a surfactant in an aqueous dispersion medium with a high shearing force, and using the polyamide resin composition as a powder. The method used in the above (3), such as a method of dispersing in the above, can be used. The weight average particle diameter of the particles in the polyamide resin composition aqueous dispersion thus obtained is preferably 0.1 to 1000 μm, more preferably 0.1 to 500 μm. The resin concentration in the aqueous dispersion is preferably 1 to 70% by weight.
[0031]
In the aqueous dispersion of the polyamide resin composition of the present invention described above, the aqueous dispersion medium in which the polyamide resin is dispersed is generally normal tap water or deionized water. For example, the stability of the aqueous dispersion can be further improved. For the purpose, water whose viscosity is adjusted by adding a water-soluble resin such as polyglycerin fatty acid ester, polyvinyl alcohol, sodium polyacrylate, carboxymethylcellulose, and hydroxyethylcellulose may be used. The aqueous dispersion medium may contain an antifoaming agent, a viscosity adjusting agent, an antifungal agent and the like in addition to the above components as long as the object of the present invention is not impaired. If necessary, an antioxidant, a fatty acid amide, a wax, a slipping improver such as silicone oil, a surfactant, and the like may be blended.
[0032]
Since the polyamide resin composition of the present invention has excellent yellowing resistance, for example, water-based inks, fiber treatment agents, fiber sealants, paper treatment agents as molded products such as films and fibers, powder paints and aqueous dispersions, It can be used in many fields such as steel sheet surface treatment agents, surface modifiers, and interlining adhesives.
[0033]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples and comparative examples, but the present invention is not limited to these examples. In addition, about the yellowing resistance evaluation of the polyamide resin composition obtained by the Example and the comparative example, it performed by the following method.
[0034]
(Evaluation method for yellowing resistance)
A polyamide resin composition is applied to a white cotton cloth (about 3 × 5 cm) as it is by spraying the polyamide resin composition as a powder or applying an aqueous dispersion, followed by heating and drying at 100 ° C. for 2 hours. A cotton fabric treated with was obtained. The obtained cotton cloth and IMPREGNATED TEST PAPER (Yellowing Test Kit: James H. Heal & C0. Ltd) were overlapped and sandwiched between two slide glasses. The periphery of the slide glass was wrapped with aluminum foil, and was heated in a dryer at 60 ° C. for 3 hours. After heat treatment, the color difference (L * , a * , b * ) of the cotton cloth is obtained by a reflection method using a colorimetric colorimeter (manufactured by Nippon Denshoku Industries Co., Ltd., Z-1001DP type), and the whiteness is obtained from the following formula. It was.
[0035]
[Expression 1]
[0036]
[Example 1]
The yellowing resistance of a polyamide resin composition aqueous dispersion containing a mixture of 95.24 parts by weight of a polyamide resin and 4.76 parts by weight of an ammonium compound was evaluated. That is, in a 500 cm 3 beaker equipped with a magnetic stirrer, polyamide resin powder (6/66/12 copolymer nylon, medium particle diameter 200 μm) 60 g, polyoxyethylene nonylphenyl ether 1 g as a surfactant and water 59 g was charged and dispersed with stirring to obtain an aqueous polyamide resin dispersion. The resulting polyamide resin aqueous dispersion had a resin concentration of 50% by weight. 40 g of this polyamide resin aqueous dispersion (95.24 parts by weight as a polyamide resin) and 4.0 g of separately prepared 25% by weight ammonium lauryl sulfate aqueous solution (4.76 parts by weight as ammonium lauryl sulfate) were mixed to obtain a polyamide resin. An aqueous dispersion of the composition was obtained. The yellowing resistance of the aqueous dispersion of the obtained polyamide resin composition was evaluated according to the evaluation method described above. The obtained results are shown in Table 1.
[0037]
[Example 2]
The yellowing resistance of a polyamide resin composition aqueous dispersion containing a mixture composed of 93.02 parts by weight of a polyamide resin and 6.98 parts by weight of an ammonium compound was evaluated. That is, in Example 1, Example 1 except that 6.0 g (6.98 parts by weight) of 25 wt% aqueous solution of polyoxyethylene lauryl ether ammonium sulfate was used instead of 4.0 g of 25 wt% aqueous solution of ammonium lauryl sulfate. In the same manner, an aqueous dispersion of a polyamide resin composition was obtained. The yellowing resistance of the aqueous dispersion of this polyamide resin composition was evaluated according to the evaluation method described above. The obtained results are shown in Table 1.
[0038]
[Example 3]
Yellowing resistance was evaluated using an aqueous dispersion of a polyamide resin composition containing a mixture of 86.96 parts by weight of a polyamide resin and 13.04 parts by weight of an ammonium compound. That is, in Example 1, 12.0 g (13.04 parts by weight) of an ammonium salt aqueous solution of 25 wt% ethylene-acrylic acid copolymer was used instead of 4.0 g of 25 wt% ammonium lauryl sulfate aqueous solution. Obtained an aqueous dispersion of a polyamide resin composition in the same manner as in Example 1. The yellowing resistance of the aqueous dispersion of this polyamide resin composition was evaluated according to the evaluation method described above. The obtained results are shown in Table 1.
[0039]
[Example 4]
Yellowing resistance was evaluated using an aqueous dispersion of a polyamide resin composition containing a mixture of 97.56 parts by weight of polyamide resin and 2.44 parts by weight of an ammonium compound. Specifically, a pressure-resistant autoclave (with a heating jacket) having an inner diameter of 110 mm, a height of 250 mm, and an internal volume of 1.5 dm 3 equipped with a turbine-type stirring blade having a diameter of 50 mm, 120 g of polyamide resin (6/66/12 copolymer nylon), 179.6 g of water and 0.4 g of sodium hydroxide were charged and sealed. The inside of the autoclave was heated up to 150 ° C. by starting the stirrer and circulating heating oil through the jacket while stirring at a rotation speed of 500 rpm. While maintaining the internal temperature at 150 ° C., the mixture was stirred for 30 minutes, then cooled to 50 ° C., and the aqueous polyamide resin dispersion was taken out from the autoclave. The obtained polyamide resin aqueous dispersion had a resin concentration of 40% by weight, and the weight average particle size was 0.6 μm as measured by a laser diffraction particle size distribution analyzer (SALD2000 manufactured by Shimadzu Corporation). And obtained polyamide resin aqueous dispersion 75 g (97.56 parts), separately, and a prepared 25% by weight of lauryl ammonium sulfate aqueous solution 3.0 g (2.44 parts by weight) were mixed, the polyamide resin composition An aqueous dispersion of the product was obtained. The yellowing resistance of the aqueous dispersion of this polyamide resin composition was evaluated according to the evaluation method described above. The obtained results are shown in Table 1.
[0040]
[Example 5]
Yellowing resistance was evaluated using an aqueous dispersion of a polyamide resin composition containing a mixture of 96.77 parts by weight of a polyamide resin and 3.23 parts by weight of an ammonium compound. That is, Example 4 except that 4.0 g (3.23 parts by weight) of an aqueous solution of 25 wt% ammonium polyoxyethylene lauryl ether sulfate was used instead of 3.0 g of 25 wt% aqueous ammonium lauryl sulfate in Example 4. In the same manner, an aqueous dispersion of a polyamide resin composition was obtained. The yellowing resistance of the aqueous dispersion of this polyamide resin composition was evaluated according to the evaluation method described above. The obtained results are shown in Table 1.
[0041]
[Example 6]
The yellowing resistance was evaluated using a powder of a polyamide resin composition containing a mixture of 99.01 parts by weight of a polyamide resin and 0.99 parts by weight of an ammonium compound. That is, the powder (6/66/12 copolymer nylon, median particle size 200 [mu] m) of the polyamide resin into a Henschel mixer of 20 dm 3 2.0 kg (99.01 parts by weight) and 25% by weight of an ammonium lauryl sulfate aqueous solution 80 g (0. 99 parts by weight), and the mixture was stirred and mixed at 1000 rpm for 5 minutes. The obtained mixture was dried at 80 ° C. for 5 hours to obtain a polyamide resin composition powder. The yellowing resistance of the powder of this polyamide resin composition was evaluated according to the evaluation method described above. The obtained results are shown in Table 1. The powder of the polyamide resin composition of the present invention obtained by the above method can be formed into pellets, films, fibers, etc. having excellent yellowing resistance by suitable means such as extrusion molding and melt spinning. .
[0042]
[Comparative Example 1]
An aqueous polyamide resin dispersion was obtained in the same manner as in Example 1 except that 4.0 g of 25% by weight ammonium lauryl sulfate aqueous solution was not used. The yellowing resistance of this aqueous polyamide resin dispersion was evaluated according to the evaluation method described above. The obtained results are shown in Table 1.
[0043]
[Comparative Example 2]
An aqueous polyamide resin dispersion was obtained in the same manner as in Example 4 except that 3.0 g of a 25 wt% aqueous solution of ammonium lauryl sulfate was not used in Example 4. The yellowing resistance of this aqueous polyamide resin dispersion was evaluated according to the evaluation method described above. The obtained results are shown in Table 1.
[0044]
[Comparative Example 3]
A polyamide resin composition was prepared in the same manner as in Example 1 except that 1.0 g of sodium lauryl sulfate, which is a known yellowing inhibitor, was used instead of 4.0 g of the 25 wt% aqueous solution of ammonium lauryl sulfate in Example 1. An aqueous dispersion was obtained. The yellowing resistance of the aqueous dispersion of this polyamide resin composition was evaluated according to the evaluation method described above. The obtained results are shown in Table 1.
[0045]
[Table 1]
[0046]
From Table 1, ammonium lauryl sulfate, polyoxyethylene lauryl ether ammonium sulfate and the like used in the polyamide resin composition of the present invention, sulfate ammonium salt; ethylene-acrylic acid copolymer ammonium salt and the like carboxylic acid ammonium salt It is clear that the yellowing prevention effect is excellent.
[0047]
【The invention's effect】
As shown in the above examples, the polyamide resin composition of the present invention is compared with the case where a known yellowing inhibitor is used from the comparison of the whiteness of Example 1 and Comparative Example 3 in Table 1. Clearly, it is excellent in yellowing resistance. In addition, as shown in Examples 1 to 6, the polyamide resin composition of the present invention is advantageous in terms of cost because each component substance can be prepared only by simple operations such as mixing, stirring and heating. Furthermore, since the polyamide resin composition of the present invention can be used not only as an aqueous dispersion as shown in Examples 1 to 5 but also in the form of powder as shown in Example 6, it is based on this powder. Pellets and films can be prepared. Therefore, since the polyamide resin composition of the present invention is excellent in yellowing resistance and can be used in various forms, it can be applied to various industrial fields such as molded articles, clothing, and packaging materials.
Claims (3)
前記アンモニウム化合物は、エチレン−α,β−不飽和カルボン酸共重合体アンモニウム塩である、ポリアミド樹脂組成物。Containing a polyamide resin and an ammonium compound,
The ammonium compound, e styrene-.alpha., a β- unsaturated carboxylic acid copolymer ammonium salt, a polyamide resin composition.
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