JP4479270B2 - ワイヤ放電加工用電極線の製造方法 - Google Patents
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(2)電極線を高い生産性で製造できる。
心材2として直径が4.0mmのCu−0.19重量%Sn−0.2重量%In合金線を用い、厚さ0.2mm、幅13mmのZnテープを縦添えし、その上に厚さ0.50mmのCu−Znテープ(Cu−35重量%Zn)を縦添えし、突き合わせ部を溶接して直径が5.4mmの被覆線材1を形成する。この被覆線材1に加工度60%の冷間伸線加工を施した後、600℃×2時間の熱処理を施してCu−45重量%Zn拡散層6を形成して電極線5を形成する。この電極線5に加工度65%の冷間伸線加工を施した後、450℃×1時間の熱処理を施す。最後に、この電極線5を複数の伸線ダイスに通して加工度90%で縮径加工を施し、線径が0.25mmの電極線を製造する。
心材2として直径が4.0mmのCu−0.16重量%Zr合金線を用いる。その他は実施例1と同様にして線径が0.25mmの電極線を製造する。
心材2として直径が4.0mmのCu−10重量%Zn合金線を用いる。その他は実施例1と同様にして線径が0.25mmの電極線を製造する。
心材2として直径が4.0mmのCu−0.3重量%Sn合金線を用いる。その他は実施例1と同様にして線径が0.25mmの電極線を製造する。
心材2として直径が4.0mmのCu−0.19重量%Sn−0.2重量%In合金線を用い、厚さ0.2mm、幅13mmのZnテープを縦添えし、その上に厚さ0.50mmのCu−Znテープ(Cu−35重量%Zn)を縦添えし、突き合わせ部を溶接して直径が5.4mmの被覆線材1を形成する。この被覆線材1に加工度60%の冷間伸線加工を施した後、400℃×4時間の熱処理を施してCu−45Zn拡散層6を形成して電極線5を形成する。この電極線5に加工度65%の冷間伸線加工を施した後、450℃×1時間の熱処理を施す。最後に、この電極線5を複数の伸線ダイスに通して加工度90%で縮径加工を施し、線径が0.25mmの電極線を製造する。
心材2として直径が4.0mmのCu−0.19重量%Sn−0.2重量%In合金線を用い、厚さ0.2mm、幅13mmのZnテープを縦添えし、その上に厚さ0.50mmのCu−Znテープ(Cu−35重量%Zn)を縦添えし、突き合わせ部を溶接して直径が5.4mmの被覆線材1を形成する。この被覆線材1に加工度60%の冷間伸線加工を施した後、600℃×0.5時間の熱処理を施してCu−45Zn拡散層6を形成して電極線5を形成する。この電極線5に加工度65%の冷間伸線加工を施した後、450℃×1時間の熱処理を施す。最後に、この電極線5を複数の伸線ダイスに通して加工度90%で縮径加工を施し、線径が0.25mmの電極線を製造する。
心材2として直径が4.0mmのCu−0.19重量%Sn−0.2重量%In合金線を用い、厚さ0.2mm、幅13mmのZnテープを縦添えし、その上に厚さ0.50mmのCu−Znテープ(Cu−35重量%Zn)を縦添えし、突き合わせ部を溶接して直径が5.4mmの被覆線材1を形成する。この被覆線材1に加工度60%の冷間伸線加工を施した後、600℃×6時間の熱処理を施してCu−45Zn拡散層6を形成して電極線5を形成する。この電極線5に加工度65%の冷間伸線加工を施した後、450℃×1時間の熱処理を施す。最後に、この電極線5を複数の伸線ダイスに通して加工度90%で縮径加工を施し、線径が0.25mmの電極線を製造する。
心材2として直径が4.0mmのCu−0.19重量%Sn−0.2重量%In合金線を用い、厚さ0.2mm、幅13mmのZnテープを縦添えし、その上に厚さ0.50mmのCu−Znテープ(Cu−35重量%Zn)を縦添えし、突き合わせ部を溶接して直径が5.4mmの被覆線材1を形成する。この被覆線材1に加工度60%の冷間伸線加工を施した後、800℃×4時間の熱処理を施してCu−45Zn拡散層6を形成して電極線5を形成する。この電極線5に加工度65%の冷間伸線加工を施した後、450℃×1時間の熱処理を施す。最後に、この電極線5を複数の伸線ダイスに通して加工度90%で縮径加工を施し、線径が0.25mmの電極線を製造する。
心材2として直径が4.0mmのCu−0.19重量%Sn−0.2重量%In合金線を用い、厚さ0.2mm、幅13mmのZnテープを縦添えし、その上に厚さ0.50mmのCu−Znテープ(Cu−35重量%Zn)を縦添えし、突き合わせ部を溶接して直径が5.4mmの被覆線材1を形成する。この被覆線材1に加工度60%の冷間伸線加工を施した後、600℃×2時間の熱処理を施してCu−45Zn拡散層6を形成して電極線5を形成する。この電極線5に加工度40%の冷間伸線加工を施した後、450℃×1時間の熱処理を施す。最後に、この電極線5を複数の伸線ダイスに通して加工度90%で縮径加工を施し、線径が0.25mmの電極線を製造する。
心材2として直径が4.0mmのCu−0.19重量%Sn−0.2重量%In合金線を用い、厚さ0.2mm、幅13mmのZnテープを縦添えし、その上に厚さ0.50mmのCu−Znテープ(Cu−35重量%Zn)を縦添えし、突き合わせ部を溶接して直径が5.4mmの被覆線材1を形成する。この被覆線材1に加工度60%の冷間伸線加工を施した後、600℃×2時間の熱処理を施してCu−45Zn拡散層6を形成して電極線5を形成する。この電極線5に加工度90%の冷間伸線加工を施した後、450℃×1時間の熱処理を施す。最後に、この電極線5を複数の伸線ダイスに通して加工度90%で縮径加工を施し、線径が0.25mmの電極線を製造する。
心材2として直径が4.0mmのCu−0.19重量%Sn−0.2重量%In合金線を用い、厚さ0.2mm、幅13mmのZnテープを縦添えし、その上に厚さ0.50mmのCu−Znテープ(Cu−35重量%Zn)を縦添えし、突き合わせ部を溶接して直径が5.4mmの被覆線材1を形成する。この被覆線材1に加工度60%の冷間伸線加工を施した後、600℃×2時間の熱処理を施してCu−45Zn拡散層6を形成して電極線5を形成する。この電極線5に加工度65%の冷間伸線加工を施した後、300℃×1時間の熱処理を施す。最後に、この電極線5を複数の伸線ダイスに通して加工度90%で縮径加工を施し、線径が0.25mmの電極線を製造する。
心材2として直径が4.0mmのCu−0.19重量%Sn−0.2重量%In合金線を用い、厚さ0.2mm、幅13mmのZnテープを縦添えし、その上に厚さ0.50mmのCu−Znテープ(Cu−35重量%Zn)を縦添えし、突き合わせ部を溶接して直径が5.4mmの被覆線材1を形成する。この被覆線材1に加工度60%の冷間伸線加工を施した後、600℃×2時間の熱処理を施してCu−45Zn拡散層6を形成して電極線5を形成する。この電極線5に加工度65%の冷間伸線加工を施した後、600℃×1時間の熱処理を施す。最後に、この電極線5を複数の伸線ダイスに通して加工度90%で縮径加工を施し、線径が0.25mmの電極線を製造する。
心材2として直径が4.0mmのCu−0.19重量%Sn−0.2重量%In合金線を用い、厚さ0.2mm、幅13mmのZnテープを縦添えし、その上に厚さ0.50mmのCu−Znテープ(Cu−35重量%Zn)を縦添えし、突き合わせ部を溶接して直径が5.4mmの被覆線材1を形成する。この被覆線材1に加工度60%の冷間伸線加工を施した後、600℃×2時間の熱処理を施してCu−45Zn拡散層6を形成して電極線5を形成する。この電極線5に加工度65%の冷間伸線加工を施した後、450℃×1時間の熱処理を施す。最後に、この電極線5を複数の伸線ダイスに通して加工度65%で縮径加工を施し、線径が0.25mmの電極線を製造する。
心材2として直径が4.0mmのCu−0.19重量%Sn−0.2重量%In合金線を用い、厚さ0.2mm、幅13mmのZnテープを縦添えし、その上に厚さ0.50mmのCu−Znテープ(Cu−35重量%Zn)を縦添えし、突き合わせ部を溶接して直径が5.4mmの被覆線材1を形成する。この被覆線材1に加工度60%の冷間伸線加工を施した後、600℃×2時間の熱処理を施してCu−45Zn拡散層6を形成して電極線5を形成する。この電極線5に加工度65%の冷間伸線加工を施した後、450℃×1時間の熱処理を施す。最後に、この電極線5を複数の伸線ダイスに通して加工度99%で縮径加工を施し、線径が0.25mmの電極線を製造する。
Cu−35Zn合金線のみからなり、線径が0.25mmの電極線を製造する。
2 伸線
3 Zn層
4 Cu−Zn層
5 電極線
6 Cu−Zn拡散層
Claims (7)
- Cu又はCu合金からなる心材の外周にZn層を被覆する第1被覆ステップと、このZn層の外周に低Zn濃度のCu−Zn層を被覆して被覆線材を形成する第2被覆ステップと、この被覆線材を縮径加工する第1縮径ステップと、この被覆線材に500〜700℃で1〜5時間の熱処理を施すことで前記Zn層中のZnを前記Cu−Zn層に拡散させて高Zn濃度のCu−Zn拡散層を形成する第1熱処理ステップと、この被覆線材を縮径加工する第2縮径ステップと、熱処理後の被覆線材に450℃で0.5〜2時間の熱処理を施すことで被覆線材を軟化させる第2熱処理ステップと、この被覆線材を縮径加工することにより、被覆線材に所望の引っ張り強さを与える第3縮径ステップとを有することを特徴とするワイヤ放電加工用電極線の製造方法。
- 第1縮径ステップは、Cu−Zn層の加工度が50〜80%となるように縮径加工を行うことを特徴とする請求項1記載のワイヤ放電加工用電極線の製造方法。
- 第2縮径ステップは、Cu−Zn拡散層の加工度が50〜80%となるように縮径加工を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤ放電加工用電極線の製造方法。
- 第3縮径ステップは、Cu−Zn拡散層の加工度が70〜98%となるように縮径加工を行うことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のワイヤ放電加工用電極線の製造方法。
- 第1被覆ステップは、前記心材の外周にZnテープを縦添えすることによりZn層を被覆し、第2被覆ステップは、前記Zn層の外周にCu−Znテープを縦添えすることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のワイヤ放電加工用電極線の製造方法。
- 前記心材は、Cu−0.10〜0.70重量%In合金であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のワイヤ放電加工用電極線の製造方法。
- 第1熱処理ステップは、当該熱処理後にCu−Zn拡散層におけるZn濃度が38〜50重量%であることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載のワイヤ放電加工用電極線の製造方法。
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