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JP4476215B2 - マダニ取り具 - Google Patents

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JP4476215B2 JP2005359260A JP2005359260A JP4476215B2 JP 4476215 B2 JP4476215 B2 JP 4476215B2 JP 2005359260 A JP2005359260 A JP 2005359260A JP 2005359260 A JP2005359260 A JP 2005359260A JP 4476215 B2 JP4476215 B2 JP 4476215B2
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Description

本発明は、ペット等の動物に咬着したマダニを除去するマダニ取り具に関する。
犬や猫などの動物にマダニが寄生すると、例えば、バベシア症などの感染病や、貧血の原因となるので、マダニを除去する必要がある。従来、マダニを除去する場合には、手やピンセットで摘むことにより、マダニの胴体部を挟持し、動物から引き離していた。
しかし、マダニが動物に寄生する場合、動物の皮膚を顎体部で強固に挟んで咬着しており、マダニを除去する際に、手やピンセットで摘む方法では、マダニ全体を確実に保持することができず、マダニの体の一部が動物に咬着したまま残存することがあり、その咬着部分から化膿するおそれがあった。
一方、マダニを確実に保持するために強く挟持すると、胴体部を圧迫することによりマダニ体内に寄生する病原菌が吸血した血液やマダニの体液と共に咬着部分から動物の体内へ流入し、動物が病原菌に感染するおそれがあった。また、マダニが潰れて、吸血した血液がマダニの体内から漏出することがあった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、衛生的かつ確実にマダニを除去することができるマダニ取り具の提供を目的とする。
本発明の前記目的は、先端にそれぞれ収容部を有する一対の挟持部材を備え、前記収容部は、それぞれ開口周縁に当接面を有する半球状のカップ部材からなり、前記当接面同士が当接することにより、内部に保持空間が形成されるマダニ取り具により達成される。
また、前記収容部の先端側における前記当接面の幅は、0.1〜0.9mmであることが好ましい。
また、前記一対の挟持部材は、基端部においてピンセット状に連結されていることが好ましい。
本発明のマダニ取り具によれば、衛生的かつ確実にマダニを除去することができる。
以下、本発明の実態形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るマダニ取り具1の平面図、図2は、このマダニ取り具1の横断面図、図3は、このマダニ取り具1の要部を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、マダニ取り具1は、先端にそれぞれ収容部4、4を有する一対の挟持部材2、2を備えている。マダニ取り具1の材質としては、例えば、鉄、アルミニウム、銅、チタンやそれらの合金、鋼、真鍮、ゴム、プラスチック、セラミックス、竹などが挙げられ、これらの材質を組み合わせた複合材質としてもよい。
一対の挟持部材2、2は、弾性を有する細長い板状の部材が収容部4、4の反対側に備えられた基端部3から二股に分岐するように重ねられ、基端部3においてピンセット状に連結されており、両者を接近させるように押圧するときに互いに離れる方向へ弾発力が得られるように構成されている。本実施形態では、一対の挟持部材2、2は、2つの板状部材を重ねることにより構成されているが、細長い板状の部材を中央部で折り返すことにより、一体的に形成されていてもよい。
また、挟持部材2、2は、長手方向中央部の表面側に、突状の滑り止め13を複数有する把持部12を備えている。滑り止め13の形状は、本実施形態では長方形状であるが、把持部12を把持した際に滑りを防止することができるのであれば、特に限定されるものではなく、また、挟持部材2、2を凸状の金型で押圧することにより、凹状に成型したものであってもよい。
収容部4、4は、それぞれ開口周縁に当接面15、15を有する半球状のカップ部材からなり、当接面15、15同士が当接することにより、内部に保持空間が形成される。ここで、「半球状」とは、表面が滑らかな曲面形状であればよく、半円球形状や半楕円球形状のいずれも含まれる。収容部4、4は、半楕円球形状の場合には、楕円の長径が挟持部材2、2の長手方向に沿うように構成されていることが好ましい。収容部4、4の径及び深さは、飽血して肥大したマダニを潰さずに保持空間に確実に保持することができ、かつ、実用的に使用できるのであれば、特に限定はされないが、収容部4、4が半楕円球形状の場合には、長径は、7.5mm〜16mmが好ましく、9.0mm〜14mmがより好ましい。また、短経は、7.5mm〜14mmが好ましく、8.0mm〜12mmがより好ましい。また、深さは、2.5mm〜6.0mmが好ましく、3.0mm〜5.0mmがより好ましい。
挟持部材2、2は、可撓性を有しており、押圧することにより当接面15、15同士を互いに当接させる際に先端側から当接するように、若干湾曲している。
次に、以上のように構成されたマダニ取り具1を用いてマダニを除去する方法を説明する。
マダニが動物の皮膚に咬着している状態において、把持部12を押圧して収容部4、4を互いに近接させることにより、収容部4、4間にマダニを保持する。この時、マダニの顎体部が収容部4、4の先端側における当接面15、15間に挟持され、胴体部が収容部4、4間に形成された保持空間に保持される。そして、マダニを保持した状態で、動物から引き離すことによりマダニを除去する。
本実施形態のマダニ取り具1によれば、収容部4、4が半球状であるので、動物の皮膚に対するマダニ取り具1の方向に拘わらず、動物の皮膚を傷付けずにマダニを確実に除去することができる。また、収容部4、4が当接面15、15を互いに当接させて保持空間を形成するように構成されており、マダニをその保持空間に保持するので、当接面15、15によりマダニの顎体部を確実に挟持できる一方、マダニの胴体部を圧迫しないため、マダニを潰すことなく確実に保持することができ、マダニの体液や吸血した血液を圧迫により漏出させることなく、衛生的にマダニを除去することができる。
また、一対の挟持部材2、2は、ピンセット状に連結されているので、把持部12の押圧力を緩めることにより、弾発力で互いに離れて、保持しているマダニを落下させることができ、マダニを手で触ることなく容易に除去することができる。マダニ取り具1のバネ圧は、弾発力があれば特に限定されるものではないが、使用者の精神的及び肉体的な疲労度の軽減の観点から、0.3〜0.6kgfが好ましい。ここで、マダニ取り具1のバネ圧は、マダニ取り具1を平面上に載置し、図2の矢示Fで示すように、一方の挟持部材2を他方の挟持部材2に接近させるように挟持部材2の中央部を押圧してゆき、収容部4、4の先端部が互いに接触したときに挟持部材2を押圧する力で表される。
本実施形態の収容部4、4において、先端側の当接面15の幅が狭すぎると、マダニを当接面15、15で挟持した時に切断してしまい、マダニの一部が動物の皮膚に咬着したまま残存することがある。一方、幅が広すぎると、マダニの胴部を圧迫して潰してしまい、衛生的に除去できなくなるおそれがある。したがって、収容部4の先端側における当接面15の幅は、後述する実施例から、0.1〜0.9mmが好ましく、0.2〜0.7mmがより好ましく、0.3〜0.5mmが更に好ましい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の具体的な態様は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態では、一対の挟持部材2、2は、基端部3でピンセット状に連結されていたが、収容部4、4によりマダニを確実に保持することができるのであれば、その構成は特に限定されず、それぞれ別体であってもよく、あるいは、図4に示すように、基端部3、3にそれぞれ設けられた環状の把持部12、12を備え、回動軸16により回動可能に支持された構成であってもよい。このような構成によれば、把持部12、12に指を入れて互いに開くことにより、挟持部材2、2を回動させて収容部4、4を互いに開く。その後、把持部12、12を互いに閉じることにより、収容部4、4を互いに閉じ、収容部4、4間にマダニを保持する。
また、収容部4、4は、図6に示すように、表面にプラスチックなどの被膜20がコーティングされていてもよく、また、メッキ加工がされていてもよい。また、被膜20には、抗菌剤や殺虫剤が含まれていてもよい。
以下、実施例及び比較例を用いて、本発明を更に詳細に説明する。ただし、本発明が本実施形態に限定されるものではない。
実施例1
収容部4の先端側における当接面15の幅の好ましい範囲を確認するため、毛抜きの先端部の挟持面を用い、マダニの幼虫、若虫及び成虫について、それぞれ、図5の斜線部分で示すように、マダニの押圧面の幅Wを調整しながら、マダニを押圧する試験を行った。
飽血状態のマダニを用い、斜線で示す押圧面の一端(図5では右端)をマダニの口器に一致させた状態で、紙面に垂直な方向へ押圧した。これをマダニが潰れるまで押圧面の幅Wを広くして繰り返した。
Figure 0004476215
その結果、表1に示すように、マダニの幼虫については、押圧面の幅Wを1.00mmにしたときに潰れて、体液や吸血した血液が漏出した。一方、若虫及び成虫については、押圧面の幅Wを1.00mmにしても潰れなかった。また、マダニの幼虫は、押圧面の幅Wを0.70mmにしても潰れなかった。
この結果から、マダニを潰さず衛生的に除去するためには、収容部4の先端側における当接面15の幅は、0.90mm以下が好ましく、0.70mm以下がより好ましいことが確認できた。
実施例2
図1に示すマダニ取り具1(実施例)及び一般的なピンセット(比較例)を用いて、3名の試験者により、動物の皮膚に咬着したマダニを除去した。
マダニ取り具1は、収容部4の長径、短径及び深さが、それぞれ、10.3mm、8.5mm、3.1mmであり、先端側における当接面15の幅が0.2mmのものとした。
また、ピンセットは、先端部分の幅が2.0mmのものを用いた。
また、マダニは、幼虫、若虫及び成虫の各発育段階のものを用いた。試験に用いたマダニの全長、幅及び高さを、未吸血と飽血の別でそれぞれ表2に示す。図5に示すように、全長Lは、マダニの口器先端から胴体部末端までの長さであり、幅Bは、マダニの体軸と直角な方向の長さであり、高さは、マダニを地面に置いたときの地面から頂部までの長さである。
Figure 0004476215
各試験者とも各発育段階のマダニについて、実施例及び比較例により、それぞれ5回の反復試験を行い、除去時間、操作回数及び落下率を測定した。ここで、除去時間は、マダニを除去するのに要した時間であり、操作回数は、マダニの除去を試みた回数であり、落下率は、マダニを除去した後に誤って落とした割合である。除去時間及び操作回数は、全試験(計45回)の平均値を求めた。
Figure 0004476215
その結果、表3に示すように、マダニ取り具1(実施例)は、除去時間、操作回数及び落下率共に、ピンセット(比較例)より低い値を示しており、マダニを容易かつ確実に除去できることが確認できた。
本発明の一実施形態に係るマダニ取り具の平面図である。 図1に示すマダニ取り具の横断面図である。 図1に示すマダニ取り具の要部を示す斜視図である。 他の実施形態に係るマダニ取り具の側面図である。 マダニの押圧試験を説明するための図である。 他の実施形態に係るマダニ取り具の要部を示す横断面図である。
符号の説明
1 マダニ取り具
2 挟持部材
3 基端部
4 収容部
12 把持部
13 滑り止め
15 当接面
16 回動軸
20 被膜

Claims (3)

  1. 先端にそれぞれ収容部を有する一対の挟持部材を備え、
    前記収容部は、それぞれ開口周縁に当接面を有する半球状のカップ部材からなり、前記当接面同士が当接することにより、内部に保持空間が形成されるマダニ取り具。
  2. 前記収容部の先端側における前記当接面の幅は、0.1〜0.9mmである請求項1に記載のマダニ取り具。
  3. 前記一対の挟持部材は、基端部においてピンセット状に連結されている請求項1又は2に記載のマダニ取り具。
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