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JP4473777B2 - 米飯の無菌化炊飯装置 - Google Patents

米飯の無菌化炊飯装置 Download PDF

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Description

本発明は、包装容器内で米飯を無菌化状態に炊飯し、最終的には同容器を密封して商品化する装置に関する。
下記特許文献3には、包装容器内で米飯を無菌化状態に炊飯する装置を開示する。当該装置は、ベルトコンベヤによって等間隔で運搬する包装容器に、洗浄米と水とを順次供給すると共に、一時的に前記各容器に小穴の開いた蓋を被せたあと、前記容器を前記コンベヤでもって順次蒸気炊飯器内に搬入して前記洗浄米を炊き上げ、そのあと前記蓋を取り除いて前記各容器をクーリングルームに送り込み、該クーリングルーム内の真空脱気室において同容器にカバーフイルムを被せると共に、各容器に真空を作用させ、続いて前記容器内に不活性ガスを作用させたあと各容器を前記フイルムで密封する構成である。しかし当該装置の場合、炊飯器内において米飯に直接蒸気が作用するのを避けるために、前記容器に前記蓋或いはフイルムを被せて炊飯し、その後これら仮蓋を取り除いて新しいカバーフイルムを再び被せるという不経済さがある。
この点、下記の特許文献2に開示する装置は、ベルトコンベヤによって等間隔で運搬する包装容器に、洗浄米と水とを順次供給したあと、前記各容器にカバーフイルムを仮シールし、当該容器を前記コンベヤでもって順次蒸気炊飯器内に搬入して前記洗浄米を炊き上げ、そのあと前記カバーフイルムを付けたまま前記各容器をクーリングルームに送り込み、該クーリングルーム内の真空脱気室において同容器と前記カバーフイルムとの隙間から同容器内に真空を作用させ、続いて同容器内に不活性ガスを作用させて各容器を前記フイルムで密封する構成である。従って当該装置の場合は仮蓋を使用するという不経済が排除されるが、前記容器とカバーフイルムとは仮シールで繋がり、その間には僅かな隙間しか存在しないから、容器内に不活性ガスが流入しにくいという問題がある。このため開示する実施例では、前記カバーフイルムに吸い付く吸盤で同カバーフイルムを上下動させ、かかるフイルムの上下動による容器の呼吸作用、つまり同容器内部の容積変化により前記容器を囲むガス室内の不活性ガスを同容器内に吸入しようとしている。しかし前記容器周りのガスは前記容器の呼吸により、吸入、吐出を繰り返すだけでガスの置換率は上がらない欠点がある。
一方下記の特許文献1には、合成樹脂シートに等間隔に成形した各トレイの間にそれぞれ通気孔を形成し、この通気孔を通じて前記トレイ内の真空と、前記トレイへのガス供給を行う装置を開示する。しかし当該装置に使用するトレイのように連続しているものは、前記シートに形成した前記吸気孔と型材に形成した真空吸引孔及びガスノズルとは一致しやすいが、米飯炊飯器に使用するトレイは、前記特許文献3に開示するように前記炊飯器内で各トレイを蛇行運搬させて同炊飯器の設置スペースを少なくするために、各トレイは分離したものを使用するから、それに形成した通気孔は真空ポートやガスノズルとが不一致になることが必然であり、また前記特許文献1の通気孔を通してトレイ内の空気を真空ポンプにより吸引する場合、その吸引力から生ずる差圧によりカバーフイルムが前記吸引孔を塞ぐという問題があり、使用不的確である。
特開平04−018224号公報 特願2002−176939公報 特開平07−111866号公報
本発明は、前記特許文献1に開示される潜望鏡型のガスノズルを、米飯炊飯器と併用するガス置換装置で使用可能にするために、米飯を収容する窪み部分とその周囲のフランジとで形成するトレイにおける、前記窪み部分を隔てる一側の前記フランジに舌状の切り目を形成し、前記トレイに被さるカバーフイルムにおいては、前記窪み部分を隔てる前記一側フランジの対岸フランジの上域に相当する部分に排気孔を開口し、これらトレイとカバーフイルムとで構成する包装体を、耐圧チヤンバー内でガス置換する装置であって、
前記耐圧チャンバーを、前記トレイの窪み部分を収容可能な凹部を上面に形成しかつ同凹部内にデッキプレートを配置する下箱と、同下箱の上域の上箱とにより構成する一方、前記デッキプレートの上面が前記包装体の運搬軌道と同じ高さになるように、同デッキプレートを脚棒を介して下方の機台面に支えると共に、前記運搬軌道から前記デッキプレート上に搬入する前記包装体を、その周り4辺から接近する壁材で取り囲み、前記下箱でのガスノズル配置位置に、前記フランジにおける舌状切り目を一致させる位置決め機構と、
第1動力機でもって前記脚棒に沿って前記下箱を上動させる一方、第2動力機でもって前記下箱に向けて前記上箱を下降させ、これら両箱により前記トレイ周りにおいて前記フランジとカバーフイルムとを気密に挟持すると共に、前記両箱内の空気排除により、前記カバーフイルムの排気孔を通して前記窪み部分の空気を排除し、続いて前記ガスノズルにより前記舌状切り目を押し開いて、前記窪み部分の真空域に不活性ガスを噴出し、そのあと前記舌状切り目及び前記排気孔それぞれの内側において前記フランジとカバーフイルムとを、前記上箱内部のシール盤の下降により溶着する機構とにより構成する。
炊飯器内に搬入するのに適する大きさに分離したトレイ包装体は、下箱内のデッキプレートを、前記包装体の運搬軌道と同じ高さで設置することにより、前記下箱への搬入が可能になり、また前記デッキプレートの周りに、前記包装体を、その周り4辺から接近する壁材で取り囲む位置決め機構を設置したので、前記下箱でのガスノズル配置位置に、前記フランジにおける舌状切り目を一致させることができる。
この結果、第1動力機でもって前記脚棒に沿って前記下箱を上動させる一方、第2動力機でもって前記下箱に向けて前記上箱を下降させ、これら両箱により前記トレイ周りにおいて前記フランジとカバーフイルムとを気密に挟持すると共に、前記両箱内の空気排除により、前記カバーフイルムの排気孔を通して前記窪み部分の空気を排除し、続いて前記ガスノズルにより前記舌状切り目を押し開いて、前記窪み部分の真空域に不活性ガスを噴出できる。この空気排除の場合、空気をカバーフイルムの排気孔を通して行うので、上記特許文献1のように排気孔をフイルムが塞ぐようなことはなく、またガスノズルは舌状片を介してカバーフイルムを押し上げるので、直接、前記ノズルによりフイルムを突き破る、という現象を解消する効果がある。
図2に平面を表した機構は、両側一対のエンドレスチェンに配置した各クランプ25で帯状の合成樹脂製のシート26を挟持し、前記各チェン24の回転によって断続的に移動する前記シート26を成形型の上に運び込み、同成形型における真空吸引によって前記シートに縦4列の窪み部分27を等間隔に形成する。なお前記の窪み部分27の立体は図3に示すごとくであり、この窪み部分27と、その周囲の平たいフランジ28とによりトレイ30を形成する。
図2においてチェン24が運搬する前記シート26を、その運搬方向に向けて横2列ごとに切断29し、窪み部分が8個単位の集合体トレイ30を形成する。なお図3に示す矢印31は前記トレイ30の運搬方向であり、この場合、成形機構は2横列の窪み部分27の前後においてフランジ28に、舌状の切れ目32を順次形成する。なおかかる切れ目32を形成する場合、図2におけるチェンホイル34の回転で作動するパルス発生器35からのパルスをコントローラ36で読み取り、かかるパルス数によって作動する前記の成形機構により、前記の舌状切れ目32をフランジの規定位置に形成するようにコントロールが図られる。
図5におけるクーリンルーム49内を運搬される各トレイ30の窪み部分には洗浄米と水とが供給され、さらに、すでに説明したように上部のカット刃47と、下部の受け台48とにより、前記シートは縦2列単位のトレイとしてカットされるが、前記各トレイは両側のエンドレスチェンの各クランプで支持するので分離することなく運ばれ、その前域において上部から帯状カバーフイルム38の供給を受け、そのあと炊飯機50内に搬入される。
また図5において、前記フイルムの搬送軌道に設置したパンチング機構39は、図3に示すように窪み部分27の2横列中間部において、前記カバーフルム38に直列3箇所に、切り目を交差させた排気孔40(図4も参照)を形成する。この場合、薄いカバーフイルム38は僅かな外力で延伸して前記の排気孔40が、2横列の窪み部分の中間からずれるのを防止するために、図2におけるパルス発生器35からの発信パルスと、図5に設置した検出器41によるフイルムのレジマーク検出信号とから、フイルム引き出しロール42によるフイルムの送り量を微調整するコントロール機構を設置する。
図5における上下のシールバー45、46は、図2に示すように4縦列の各窪み部分27それぞれの両側を、5縦列に仮シール47を行う。図4では前記仮シール47を連続シールとして図示しているが、この仮シールはフイルム38のカール現象を防ぐ目的であるから、点状の断続シールであっても特に差し支えはない。なおこの仮シールとは、このシール部分を再び取り除くという意味をものではなく、最終目的としてこのシールは実質的なシール目的を果たすものでないという意味のものである。
図6のごとく前記の炊飯器50は、内部で前記トレイ30を受け取る多数の籠51が上下に蛇行して動き、炊飯器における小さなスペースの中で、噴出蒸気熱により効率的に、トレイ30内の米飯を炊飯する。従って図6においてトレイ30は炊飯器50内に搬入する前に、エンドレスチェンから分離して個々に切り離しが行われている。この場合、図4の各仮シール47の両端から発生蒸気を噴出させる。
図1では、前記の炊飯器から解放されかつトレイ30とそれに被さるカバーフイルム38とで構成する包装体10を、運搬軌道となる搬入コンベヤ13により、機台面14に脚棒15を介して支えるデッキプレート16上に運び込んだあと、耐圧チャンバー内でガス置換を行う装置を示している。すなわちねじ棒17の回転で下降する架材18に設置するアクチュエータ19は、前記デップレート16上の前記包装体の周りに下降し、前記各アクチュエータ19によりそれぞれ壁材20を前記トレイに向けて押し出したあと、下箱21と上箱22とからなる耐圧チヤンバーを封鎖する。
より詳しくは図7に示すごとく、上端にデッキプレート16を固定しかつ下端を機台面に固定する脚棒15は、その中間に供えるピストン53を、下箱21に固定したシリンダー54が囲繞して第1動力機55を構成する。前記第1動力機は、前記ピストン53の下室56に流体圧力を加えることにより、図示のごとく下箱21及び前記デッキプレート16それぞれの上面が面一になるので、トレイ30の前記デッキプレート16への搬入が可能となる。
前記とは対称的に、ピストン53の上室に流体圧力を作用させ、前記下箱21を上昇させることにより、同下箱21に形成した凹部57内に、前記トレイの窪み部分27及び前記デッキプレート16が収納される。ただ複数単位で分離した各トレイ30中心と、下箱21の中心とにはずれが生じた場合、トレイ30の前記凹部57への収納が不完全となる。そこで壁板60は下記のごとく前記トレイ30の位置を補正する。
すなわち図1においてすでに説明したように、デッキプレート16上にトレイ30が搬入されると、ねじ棒17の回転で架材18に設置した壁材20は前記トレイ30の高さまで下降する。図8に示すように4本の前記壁材60は、前記トレイ30を四方から取り囲み、アクチュエータ19の動力で前記各4本の壁材60をそれぞれ規定量61だけ押し込むので、正方形または長方形に形成されるトレイ30は、その捩れを修正される。この結果、図7において下箱21に配置する複数の各ガスノズル62の上部に、図8それぞれの舌状の切れ目32が一致することになるのである。
図1に示した前後一対の壁材20は、トレイ30の搬送軌道に位置する関係上、前記トレイの通過に対応して上域に退避する必要がある。この点、その両横一対の壁材を上下に変位させることは任意であり、構成に当たってはかかる条件を考慮する。
前記のごとく図1において壁材20をトレイに向けて押し出すとき、アクチュエータ19への供給流体に脈圧を付与して壁材60を小刻みに前後動させるか、或いはデッキプレート16或いは下箱21に設置したバイブレータ(図示省略)でトレイ30に振動を加えることにより、前記トレイ30の捩れ修正に当たりデッキプレート16との摩擦が軽減するから、前記修正をより正確に行える点で望ましい。
図9のごとくトレイ30とカバーフイルム38とからなる包装体が、下箱21の凹部57内に収容されると、第2動力機(図示省略)は上箱22を、前記下箱に向けて下降させ、図10のごとく前記包装体の周縁を気密に挟圧する。要するに図11及び12のごとく、2個の窪み部分27を1単位として1個の包装体を形成している場合、トレイ及びカバーフイルムの周縁を上下両箱の周縁で挟圧70して2個の窪み部分27を囲繞する。
そしてそのあと図9における真空ポンプ65が前記カバーフイルム38の上域空気を吸引することにより、前記カバーフイルム38が形成する排気孔40からトレイ内部空気排除を行ない(図11の矢印参照)、さらに図10のごとくガスノズル62によって、トレイの舌状切れ目32と一体にカバーフイルム38を押し上げ、トレイの窪み部分27に不活性ガスを噴出(図12の矢印参照)する。複数またはそれ以上の交差する切り目で形成する前記の排気孔40は、米飯にこの孔の抜きかすを混入させないという効果を狙ったものである。
図9おいて窪み部分30内の空気を真空ポンプ65で吸引したあと、ガスノズル62から前記窪み部分30内に不活性ガスを噴射する場合、真空ライン66における流量に、絞り弁67の抵抗を加えることにより、必要以上のガス流出がなくなると共に、ガスの置換効率の向上を期待できる。
図9において上箱22の上面に設置した流体シリンダー68により、同箱内部のシール盤69を下降させる。図10に示すごとく前記シール盤69はその周縁に、パイプヒータ70を内臓する連続的な金属帯71を備えており、この金属帯71がトレイ30を押し付けることにより、図13に示すように各窪み部分27の周縁に沿ってフランジ28に規定幅のシール72を行い、このシールでもって前記窪み部分27を密封し、そのあと搬送軌道におけるトリミング機構によって前記シール72の周りを打ち抜き、図14の、周縁のフランジ28部分を密封した1単位のトレイ包装体80を独立的に形成するのである。
図1の構成はすでに説明したように、デッキプレート16を、脚棒15を介して機台面14に固定し、第1動力機54でもって下箱21を上下させる構造であったが、異なる実施例としては、前記下箱21を、トレイ30の運搬軌道13と同じ高さで機台面14に固定し、デッキプレート16上に搬入するトレイ30の捩れを、周囲から接近する壁材20で修正したあと、前記デッキプレート16を第1動力機で下降して前記トレイ30を前記下箱21の凹部内に収容する一方、第2動力機で上箱22を下降して前記トレイ周縁を挟持する構成が考えられ、かかる構成でもって前記実施例1と同効果を伴うガス置換を実施できるのである。
図15は、包装体の周り4辺から接近する壁材を、一対のL字型材75により形成し、トレイ30の対角コーナ外側から同トレイ中心76に向けてこれら両L字型材75を接近させて、下箱のガスノズル配置位置に、フランジにおける舌状切り目を一致させる構成である。
装置の側面簡略図 トレイ成形機構の平面図 トレイの斜視図 前図の平面図 カバーフイルム被覆機構の側面図 炊飯器の部分側面図 下箱の部分断面図 位置決め機構の平面図 耐圧チヤンバーの部分断面図 全図の部分拡大図 トレイの平面図 トレイの平面図 トレイの平面図 分離したトレイの平面図 位置決め機構の平面図
符号の説明
10‥‥包装体
13‥‥運搬軌道
15‥‥脚棒
16‥‥デッハプレート
20‥‥壁材
21‥‥下箱
22‥‥上箱
27‥‥窪み部分
28‥‥フランジ
30‥‥トレイ
32‥‥舌状の切れ目
38‥‥カバーフイルム
40‥‥排気孔
54‥‥第1動力機
57‥‥凹部
62‥‥ガスノズル
66‥‥真空ライン
67‥‥絞り弁
72‥‥L字型材

Claims (6)

  1. 米飯を収容する窪み部分とその周囲のフランジからなるトレイにおいて、前記窪み部分を隔てる一側の前記フランジに舌状の切り目を形成し、前記トレイに被さるカバーフイルムにおいては、前記窪み部分を隔てる前記一側フランジの対岸フランジの上域に相当する部分に排気孔を開口し、これらトレイとカバーフイルムとで構成する包装体を、耐圧チヤンバー内でガス置換する装置であって、当該装置は、
    前記トレイの窪み部分を収容する凹部を上面に形成する下箱と、同下箱の上域の上箱とにより前記耐圧チャンバーを形成し、前記凹部内に配置したデッキプレートの上面が前記包装体の運搬軌道と同じ高さになるように、同デッキプレートを脚棒を介して下方の機台面に支えると共に、前記運搬軌道から前記デッキプレート上に搬入する前記包装体の配置位置を、その周り4辺から取り囲んで接近する壁材で修正して、前記下箱でのガスノズル配置位置に、前記フランジにおける舌状切り目を一致させる位置決め機構と、
    第1動力機でもって前記脚棒に沿って前記下箱を上動させる一方、第2動力機でもって前記下箱に向けて前記上箱を下降させ、これら両箱により前記トレイ周りにおいて前記フランジとカバーフイルムとを気密に挟持すると共に、前記両箱内の空気排除により、前記カバーフイルムにおける前記排気孔を通して前記窪み部分の空気を排除する一方、前記ガスノズルにより前記舌状切り目を押し開いて、前記窪み部分に不活性ガスを噴出する機構とにより構成する。
  2. 米飯を収容する窪み部分とその周囲のフランジとで形成するトレイにおける、前記窪み部分を隔てる一側の前記フランジに舌状の切り目を形成し、前記トレイに被さるカバーフイルムにおいては、前記窪み部分を隔てる前記一側フランジの対岸フランジの上域に相当する部分に排気孔を開口し、これらトレイとカバーフイルムとで構成する包装体を、耐圧チヤンバー内でガス置換する装置であって、当該装置は、
    前記トレイの窪み部分を収容する凹部を上面に形成する下箱と、同下箱の上域の上箱とにより前記耐圧チャンバーを形成し、前記下箱の上面が前記包装体の運搬軌道と同じ高さになるように同下箱を下方の機台面に支えると共に、前記運搬軌道から前記凹部内に配置したデッキプレート上に搬入する前記包装体の配置位置を、その周り4辺から取り囲んで接近する壁材で修正して、前記下箱でのガスノズル配置位置に、前記フランジにおける舌状切り目を一致させる位置決め機構と、
    前記包装体を載置する前記デッキプレートを第1動力機でもって前記下箱の凹部内に下降収容する一方、第2動力機でもって前記下箱に向けて前記上箱を下降させ、これら両箱により前記トレイ周りにおいて前記フランジとカバーフイルムとを気密に挟持すると共に、前記両箱内の空気排除により、前記カバーフイルムにおける前記排気孔を通して前記窪み部分の空気を排除する一方、前記ガスノズルにより前記舌状切り目を押し開いて、前記窪み部分に不活性ガスを噴出する機構とにより構成する。
  3. 包装体の周り4辺から接近する壁材を、一対のL字型材により形成し、トレイの対角コーナ外側から同トレイ中心に向けてこれら両L字型材を接近させて、下箱のガスノズル配置位置に、フランジにおける舌状切り目を一致させる請求項1又は2に記載の装置。
  4. 包装体の周り4辺に壁材を接近させるとき、前記壁材又は前記包装体に振動を作用させるようにした請求項1又は2に記載の装置。
  5. 上箱の空気排除用の真空ラインに絞り弁を併設し、トレイ窪み部分へのガス充填時、前記絞り弁を通して空気排除を行なうようにした請求項1又は2に記載の装置。
  6. カバーフイルムの排気孔を、複数またはそれ以上の交差する切れ目により形成した請求項1又は2に記載の装置。
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